JPH06270367A - 立体感のある化粧シートの製造方法 - Google Patents

立体感のある化粧シートの製造方法

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JPH06270367A
JPH06270367A JP5056913A JP5691393A JPH06270367A JP H06270367 A JPH06270367 A JP H06270367A JP 5056913 A JP5056913 A JP 5056913A JP 5691393 A JP5691393 A JP 5691393A JP H06270367 A JPH06270367 A JP H06270367A
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英二 日西
Katsunori Nishijima
克典 西島
Ryotaro Sato
亮太郎 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表面に絵柄印刷が施してあるのと同時に透明な
樹脂層を隔てて絵柄印刷が施されれいるような立体感の
ある化粧シートを、表面硬度や耐熱性等の表面性能をも
兼ね備えて効率よく製造する方法を提供すること。 【構成】基材シート1上に絵柄印刷を施し、この上に透
明な電子線硬化型樹脂13を塗布する一方、電子線照射
装置内の平滑ロール15上に電子線硬化型着色インキ1
6で絵柄印刷を施し、前記電子線硬化型樹脂の塗布面と
平滑ロールとを接触させ、基材シートの裏面より電子線
を照射することにより、前記電子線硬化型樹脂と電子線
硬化型着色インキを一体化して硬化させ、平滑ロールか
ら離型することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家具、住宅機器等に使用
される化粧板に用いる化粧シートの製造方法に関し、特
に立体感のある化粧シートを効率良く製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、立体感のある化粧シートとし
ては、表面の絵柄模様と基材シートに施された絵柄印刷
を透明な樹脂層を隔てて形成する方法があった。これら
の製造方法としては、例えば、塩化ビニル樹脂化粧フィ
ルムに見られる様に、基材フィルムへの絵柄印刷とその
上に接着した透明な塩化ビニル樹脂フィルムの表面側に
絵柄模様を形成したものが知られている。
【0003】しかしながらこの方法では一般的に、
(1)基材フィルムに印刷する工程、そのフィルムと透
明なフィルムとを接着する工程、その表面側に絵柄模様
を形成する工程の3工程が必要であり、必ずしも効率が
良いとは言えないこと、(2)それゆえ同一工程内での
実施が困難であり、そのために基材フィルムの絵柄印刷
と同調させての透明なフィルムの表面側への絵柄模様の
形成が容易にはできないこと、(3)表面が熱可塑性フ
ィルムであるため表面硬度が低く傷が付きやすいこと、
耐熱性が低いこと、などの問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、立体感があり、また表面硬度や耐熱性等
の表面性能をも兼ね備えた化粧シートを効率よく製造す
る方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するため、基材シート上に絵柄印刷を施し、この上に
透明な電子線硬化型樹脂を塗布する一方、電子線照射装
置内の平滑ロール上に電子線硬化型着色インキで絵柄印
刷を施し、前記電子線硬化型樹脂の塗布面と平滑ロール
とを接触させ、基材シートの裏面より電子線を照射する
ことにより、前記電子線硬化型樹脂と電子線硬化型着色
インキを一体化して硬化させ、平滑ロールから離型する
ことを特徴とする立体感のある化粧シートの製造方法を
提供する。
【0006】以下、図面に基づき本発明の方法について
詳細に説明する。本発明の製造方法により得られる化粧
シートの断面は、図1に示すように、基材シート1の上
に、絵柄印刷2が設けられ、この上に透明な電子線硬化
型樹脂の層3が形成され、更に透明な電子線硬化型樹脂
層3を隔てて、この表面に電子線硬化型着色インキ4の
絵柄印刷が形成されたものである。
【0007】本発明の製造方法は、その工程の一実施例
を図2に示すように、基材シート1に、単色ないし多色
の印刷装置11及び乾燥装置12(図2では多色の印刷
装置及び乾燥装置は省略)により絵柄印刷2を施した
後、その上から透明な電子線硬化型樹脂3を塗布装置1
3にて塗布する一方、電子線照射装置14内の表面の平
滑なロール15に電子線硬化型着色インキ4を印刷装置
16(オフセット方式)により絵柄模様で塗布し、基材
シート上の透明な電子線硬化型樹脂面と平滑なロールと
を接触させたままで、基材シートの裏面側より電子線を
照射することにより、透明な電子線硬化型樹脂3及び電
子線硬化型着色インキ4を硬化させた後、平滑ロールか
ら離型することにより、表面に絵柄模様が形成されると
共に、透明な樹脂層を隔てて絵柄模様が形成された立体
感のある化粧シート5を得る。
【0008】基材シート1としては、紙、プラスチック
フィルム、金属シートなどが使用可能であり、特に限定
されることはない。
【0009】基材シートへの絵柄印刷の印刷装置11と
しては、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリー
ン印刷法などの公知の印刷方法の印刷装置で良い。印刷
は単色でも多色でもかまわない。また絵柄印刷の他に、
基材シートの隠ぺい性を補うためのベタ印刷、基材シー
トへの密着性や目止めを考慮したアンカーや電子線硬化
型樹脂との密着性を考慮したシーラーなどのベタ印刷な
どは適宜選択してかまわない。
【0010】乾燥装置12としては、熱風乾燥、冷風乾
燥など適宜選択できる。
【0011】透明な電子線硬化型樹脂3としては、ウレ
タンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキ
シアクリレート、シリコンアクリレート等のアクリル酸
エステルオリゴマー等に、粘度や浸透性の調整をするた
めの単官能または多官能のモノマー、平滑ロールとの離
型性の向上や製品にすべり性を付与するためのワックス
等の離型剤や必要に応じてつや消し剤等を配合して粘度
を数10〜数100cpsに調整した電子線硬化型樹脂
が好ましい。
【0012】塗布装置13としては、グラビア法、グラ
ビアオフセット法、ロールコーター法などの公知の塗布
方法の塗布装置で良い。
【0013】表面の平滑なロール15は電子線照射装置
14内にあり、電子線硬化型樹脂やインキの離型性のた
めに、表面にクロムめっき等が施されている金属ロール
であることが望ましい。
【0014】電子線硬化型着色インキ4は、上記3と同
様なアクリル酸エステルオリゴマー、モノマー等に、着
色顔料または染料、必要に応じて分散剤や界面活性剤等
の添加剤やつや消し剤等を配合して粘度を数10〜数1
00cpsに調整した電子線硬化型着色インキが好まし
い。
【0015】印刷装置16としては、11と同様の公知
の方法が選択できるが、着色インキがゴムロールを経て
転移されるオフセット方式が最も好ましい。
【0016】電子線照射装置14より照射される電子線
の加速電圧は150〜250Kv、照射量は2〜10M
rad程度が良い。通常この処理は50〜150m/分
のライン速度で可能であるから極めて生産効率が高い。
【0017】以上の工程を同一ライン上で製造して、絵
柄印刷の印刷装置11の版と、平滑ロールへ塗布する絵
柄模様の印刷装置16の版とを連動させることにより、
表面の絵柄印刷と透明な樹脂層を隔てて同調した絵柄印
刷のある化粧シートを得ることが出来る。
【0018】
【作用】以上に示したように、本発明の製造方法によ
り、化粧シートの表面の絵柄模様と、基材シートに形成
された絵柄印刷とは、透明な電子線硬化型樹脂層を隔て
て形成されているために、照明光の角度の違いや、化粧
シートを見る角度により、表面の絵柄模様の陰影の差や
基材シート上の絵柄印刷との段差によって、奥行きのあ
る立体感が感じられる。
【0019】またこれらは基材シート上の絵柄印刷にパ
ール印刷やメタリック印刷、金属蒸着などの光輝性層を
形成することや、表面絵柄模様を白色を主体とした着色
インキを使用して更に陰影の差を設けることにより、著
しく効果が向上する。
【0020】また、例えば導管部を持つ木目模様の絵柄
で、導管部を表面の絵柄模様とし、基材シート上の絵柄
印刷を導管部を除いた絵柄として、導管部の絵柄模様と
導管部を除いた絵柄印刷を同調させることにより、透明
な電子線硬化型樹脂層を隔てているため、実際に導管部
は平滑であり、凹部を形成していないが、へこみがある
かのような凹凸をもった立体感が感じられる。
【0021】本発明の製造方法においては、表面の電子
線硬化型インキは、平滑ロール上に設けられ、基材シー
トの透明な電子線硬化型樹脂に接触した状態で、基材シ
ートの裏面より照射された電子線によって瞬時に硬化す
る為、その状態で化粧シートを平滑ロールから引き出す
と、電子線硬化性樹脂及び電子線硬化型インキは一体と
なって、平滑ロールから容易に離型される。
【0022】
【実施例】
<実施例1>基材シートとして坪量60g/m2 の化粧
紙用原紙を用い、これにパール印刷を含む石目調絵柄印
刷を施した後、粘度200cpsに調整した透明な電子
線硬化型樹脂(ダイセルUCB(株)製ポリエステルア
クリレートオリゴマー「エベクリル810」/トリアク
リレートモノマー「TMPTA」)を40g/m2 塗布
する一方、クロムメッキを施した平滑な金属ロールの表
面に電子線硬化型着色インキ(ダイセルUCB(株)製
ポリエステルアクリレート「エベクリル810」/ジア
クリレートモノマー「TRPGDA」/顔料/その他添
加剤)をグラビアオフセット方式で亀裂状の絵柄模様を
塗布した。
【0023】次に前記透明な電子線硬化型樹脂塗布面と
亀裂状の絵柄模様を塗布した金属ロールとを接触させた
後、基材シートの裏面より、加速電圧250Kv、5M
radの電子線を照射して電子線硬化型樹脂と電子線硬
化型着色インキを硬化させた後、金属ロールより離型さ
せて化粧シートを得た。
【0024】得られた化粧シートは、表面に亀裂状の絵
柄模様があり、透明な電子線硬化型樹脂層を隔てて、石
目調絵柄印刷が形成された、天然石に酷似した立体感を
持つ、意匠性の優れた化粧シートであった。
【0025】<実施例2>基材シートとして坪量30g
/m2 の化粧紙用原紙を用い、これに導管部を除いたオ
ーク調木目絵柄を印刷した後、同一工程内で、粘度30
0cpsに調整した電子線硬化型樹脂(東亞合成化学工
業(株)製ポリエステルアクリレート「M−8030」
/2官能特殊アクリレート「M−220」)を15g/
2 塗布する一方、表面を艶消し状に形成した金属ロー
ルにオーク調木目絵柄の版と連動させた導管部のみの絵
柄模様の版を使用して、電子線硬化型着色インキ(東亞
合成化学工業(株)製ポリエステルアクリレート「M−
8030」/2官能特殊アクリレート「M−220」/
顔料/その他添加剤)をグラビアオフセット方式で塗布
した。
【0026】次に前記透明な電子線硬化型樹脂塗布面と
導管部のみの絵柄模様を塗布した金属ロールとを接触さ
せた後、基材シートの裏面より、加速電圧250Kv、
3Mradの電子線を照射して電子線硬化型樹脂及び電
子線硬化型着色インキを硬化させた後、金属ロールより
離型させて化粧シートを得た。
【0027】得られた化粧シートは、表面に導管部の絵
柄模様が形成され、透明な電子線硬化型樹脂層を隔て
て、導管部を除いたオーク調木目絵柄とが同調して印刷
された極めて天然木に酷似した立体感を持つ、意匠性の
優れた化粧シートであった。
【0028】
【発明の効果】以上に示したように、本発明の製造方法
により、化粧シートの表面の絵柄模様と、基材シートに
形成された絵柄印刷とは、透明な電子線硬化型樹脂層を
隔てて形成されているために、照明光の角度の違いや、
化粧シートを見る角度により、表面の絵柄模様の陰影の
差や基材シート上の絵柄印刷との段差によって、奥行き
のある立体感が感じられる。 通常これらの処理は50
〜150m/分のライン速度で可能であるから極めて生
産効率が高い。そして、化粧シートは表面の透明な樹脂
層のみでなく、一体化して形成した表面の着色インキも
電子線硬化型着色インキであり、平滑な表面となってい
るため、硬度や、耐溶剤性、耐溶剤性、耐薬品性、耐摩
耗性、耐熱性などの性能が優れている。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化粧シートの断面の模式図であ
る。
【図2】本発明の化粧シートの製造方法の一実施例を示
した模式図である。
【符号の説明】
1…基材シート 2…絵柄印刷 3…透明な電子線硬化型樹脂 4…電子線硬化型着色インキ 5…化粧シート 11…印刷装置 12…乾燥装置 13…塗布装置 14…電子線照射装置 15…金属ロール 16…印刷装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/00 7639−4F B41M 3/06 D 8808−2H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シート上に絵柄印刷を施し、この上に
    透明な電子線硬化型樹脂を塗布する一方、電子線照射装
    置内の平滑ロール上に電子線硬化型着色インキで絵柄印
    刷を施し、前記電子線硬化型樹脂の塗布面と平滑ロール
    とを接触させ、基材シートの裏面より電子線を照射する
    ことにより、前記電子線硬化型樹脂と電子線硬化型着色
    インキを一体化して硬化させ、平滑ロールから離型する
    ことを特徴とする立体感のある化粧シートの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001232720A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Toppan Printing Co Ltd 木目化粧材
JP2007160722A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Itoki Corp 化粧ボード及びそれを用いた机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001232720A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Toppan Printing Co Ltd 木目化粧材
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