JPH0627089U - 3次元半導体力覚センサー - Google Patents

3次元半導体力覚センサー

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JPH0627089U
JPH0627089U JP6347592U JP6347592U JPH0627089U JP H0627089 U JPH0627089 U JP H0627089U JP 6347592 U JP6347592 U JP 6347592U JP 6347592 U JP6347592 U JP 6347592U JP H0627089 U JPH0627089 U JP H0627089U
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diaphragm
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用目的に応じたX,Y,Z方向の許容荷重
バランスを有した3次元半導体力覚センサーを、設計が
容易で、小型で、製造コストも高くならずに提供するこ
とを目的とする。 【構成】 拡散型歪ゲージを形成したセンサーチップ2
を起歪体1のダイアフラム1aに接合してなる3次元半導
体力覚センサーにおいて、前記センサーチップ2と前記
ダイアフラム1aとの接合部に略ドーナツ状をした空間部
8を設け、前記センサーチップ2と前記ダイアフラム1a
とが、中心部と外周付近部でのみ接合するようにしたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動化製造装置やロボットの物品把握部で把握力の自動設定等に使 用する力覚センサーの入力装置に関し、特に拡散型歪ゲージを形成したセンサー チップを起歪体上に接合した3次元半導体力覚センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】
先ず、本考案の対象とする従来の3次元半導体力覚センサーについての概略を 図3により説明する。1は円板状の起歪体、1aはダイアフラム、2は起歪体1 の歪み量を検出するための半導体歪ゲージのセンサーチップである。3はFPC 、4はセンサーチップ2とFPC3とを接続するリード線、5はカバー、6は検 出軸である。
【0003】 起歪体1の検出軸6に外力を加えると起歪体1が変形する。即ち、起歪体1の 中心部、即ち検出軸6の周辺は図に示すように薄くして剛性が低くなるようにし た環状のダイアフラム1aが形成されており、その上にセンサーチップ2を隙間の ないように接合してあり、中心部が変形すると、その変形に応じてセンサーチッ プ2が歪むようになっている。これは、歪みの量が変化すると電気抵抗率が変化 する現象(ピエゾ抵抗の効果という)を利用して歪み量の変化を検出するもので ある。
【0004】 この様な構造であるので、検出軸6に同じ荷重を加えると、図4に示す如くX ,Y方向の変化量に比べZ方向の変化量は極端に少ない。これはZ方向の感度が 低く、許容荷重が大きいことを意味する。そのため各方向からの許容荷重を示す と、楕円形状になってしまい、Z方向の許容荷重は大きく、X,Y方向の許容荷 重は少ないというアンバランスな状態となっている。
【0005】 特に検出軸6の長さLが長くなればなる程、X,Y方向とZ方向の許容荷重の 差が大きくなってしまう。そこで、検出軸6の直径を太くしたり、起歪体1のダ イアフラム1aの厚さを薄くしたりしてもX,Y方向とZ方向の許容荷重のアン バランスを解消することはできなかった。
【0006】 又、3次元半導体力覚センサーの組み立てに際してカバー5を起歪体1に取り 付ける場合、取り付け面が平らでなかったりすると、起歪体1が変形し、半導体 歪みゲージに歪みが発生してしまい、検出軸6に外力が加わっているかのように 作用する。そこで、この半導体歪みゲージは使用前に、組み立てにより半導体歪 みゲージに発生した歪みの量を検出し、この値によって力覚センサーの表示装置 を0に調整してから使用しなければならなかった。
【0007】 そこで、これら許容荷重のアンバランスを解消するために、図5に示す半導体 歪みゲージのように起歪体1のダイアフラム1aを、検出軸6側を厚く、外周部 が薄いテーパー状にする方法も提案されたが、許容荷重のアンバランスの問題は 完全に解消することはできなかった。
【0008】 また、許容荷重バランスが極端に違うと、以下のような問題が発生する。 例えば、Z方向の許容荷重が500gf,X方向とY方向の許容モーメントが70gf-cm という許容荷重バランス(約7:1)を持った3次元半導体力覚センサーの場合 を考える。図6に示すように検出軸6の中心軸心からX方向に0.001cm 離れた位 置T=0.001cm にZ方向の荷重A=500gf を加えたとすると、Z軸は500gf に相 当する力を出し、X軸は 500gf×0.001cm =0.5gf-cmに相当する出力を出すこと になる。
【0009】 ここでX軸の出力は、X軸の許容モーメントに対して0.5/70, 即ち約0.071 % であるから、X軸の出力が出ないようにZ軸方向に500gf の荷重を加えるために は、更に精度良く検出軸6の中心に合わせる必要があることがわかる。
【0010】 即ち、70gf-cm のモーメントにするには、70gf-cm =500gf ×0.14cmであるこ とから、検出軸6の中心軸線から0.14cm 離れた位置に荷重A= 500gfの荷重を 加えれば、X軸方向の許容モーメント(70gf-cm )と同じになる。従って荷重A を加える範囲は極めて狭いことがわかる。
【0011】 このような特徴を持った従来の3次元半導体力覚センサーも、使用目的によっ ては例外的に利点となる場合もあるが、一般的には、正確な位置に荷重を加えな ければ歪み量の正確な検出ができず、センサーの検査精度が低下したり、誤って 中心軸線から大きく外れた位置に荷重を掛けると、X,Y軸方向に発生するモー メントが許容モーメントを超えてしまって機器を破損させることもあったりして 、問題があった。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
上記の問題を解決するためには、使用目的に応じて許容荷重バランスを自由に 設定できる構成が必要である。本考案は、使用目的に応じたX,Y,Z方向の許 容荷重バランスを有した3次元半導体力覚センサーを、設計が容易で、小型で、 製造コストも高くならずに提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点に鑑み、拡散型歪ゲージを形成したセンサーチップを起 歪体のダイアフラムに接合してなる3次元半導体力覚センサーにおいて、前記セ ンサーチップと前記ダイアフラムとの接合部に略ドーナツ状をした空間部を設け 、前記センサーチップと前記ダイアフラムとが、中心部と外周付近部でのみ接合 するようにしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
上述のように本考案によれば、Z方向に対するX,Y方向の許容荷重の比は、 センサーチップ2とダイアフラム1aの厚さと上記略ドーナツ状をした空間部の 外径寸法と内径寸法を変えて設計することで任意に選択でき、更に、X,Y方向 の許容荷重はセンサーチップ2とダイアフラム1aとの間の間隙を変えることで 任意の数値に変更することができる。
【0015】
【実施例】
本考案による1実施例を図1,図2に基づき説明する。図1は、本考案による 3次元半導体力覚センサーの断面を示し、図2は図1のα─α方向の断面図であ る。1は円板状の起歪体、1aはダイアフラム、2は起歪体1が変形したときの 歪み量を検出するための半導体歪ゲージのセンサーチップである。
【0016】 3はセンサーチップ2と図示しない抵抗率変化検出回路とを接続する端子とし てのFPC(Flexible Print Circuit)、4はセンサーチップ2とFPC3とを 接続するリード線、5はセンサーチップ2を起歪体1に接合後にセンサーチップ 2の中心部を保護するために取り付けたカバー、5aはカバー5に設けられた孔で あって、外気に連通している。6は検出軸、6aは検出軸6を取り付けるためのネ ジ部である。
【0017】 7は起歪体1のダイアフラム1aの内部側から外部側に向けて水平状に貫通した 通気孔で外気に連通している。8はセンサーチップ2とダイアフラム1a間に設 けられた略ドーナツ状の空間部であって、この空間部8は前記通気孔7と、カバ ー5に設けられた穴5aを経て外気に連通している。尚、図中、eとfはそれぞれ 略ドーナツ状をした空間部8の外径寸法と内径寸法である。
【0018】 本考案は、上述のような構成であるから、Z方向の許容荷重は、センサーチッ プ2と起歪体1のダイアフラム1aの厚さと、空間部8の外径寸法eと内径寸法 fとによって決定される。又、X,Y方向の許容荷重はセンサーチップ2とダイ アフラム1aの間隔を変えることでZ方向の定格荷重を変化させずに任意の数値 に変更することが出来る。従って、Z方向に対するX,Y方向の許容荷重の比を 、必要に応じて選択して、容易に3次元半導体力覚センサーを設計することが出 来る。
【0019】
【考案の効果】
上述のように本考案によれば、センサーチップとダイアフラムの厚さと略ドー ナツ状をした空間部の外径寸法と内径寸法を変更することにより、Z方向に対す るX,Y方向の許容荷重の比を任意の数値に設計することができる。更に、セン サーチップとダイアフラムとの間の間隙を変えることでZ方向の定格荷重を変化 させずにX,Y方向の許容荷重を任意の数値に設計変更することが可能となる。
【0020】 即ち、ダイアフラムとセンサーチップとの間に設ける空間部の形状、大きさを 変えることでZ方向に対するX,Y方向の許容荷重の比を必要に応じて選択して 、極めて容易に適度な感度バランスを持った3次元半導体力覚センサーを設計で きる。しかも、起歪体に空間部を設けることによるコスト上昇は殆どなく、3次 元半導体力覚センサーのサイズも従来と同じである。
【0021】 更にダイアフラムに接した空気が密閉されておらずに外気と連通しているので 、気圧の変化による影響が全く無く、感度良好な力覚センサーを実現することが 可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による3次元半導体力覚センサーの1実
施例の断面図である。
【図2】図1のαーα方向の断面図である。
【図3】従来の力覚センサーの断面図である。
【図4】従来の力覚センサーのおける許容荷重分布方向
を示す説明図である。
【図5】従来の別の力覚センサーの断面図である。
【図6】従来の力覚センサーにおける許容荷重の説明図
である。
【符号の説明】
1 起歪体 1a ダイアフラム 2 センサーチップ 3 FPC 4 リード線 5 カバー 5a 孔 6 検出軸 7 通気孔 8 空間部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散型歪ゲージを形成したセンサーチッ
    プを起歪体のダイアフラムに接合してなる3次元半導体
    力覚センサーにおいて、前記センサーチップと前記ダイ
    アフラムとの接合部に空間部を設けたことを特徴とする
    3次元半導体力覚センサー。
  2. 【請求項2】 前記空間部は通気孔を介して外気と連通
    していることを特徴とする請求項1に記載の3次元半導
    体力覚センサー。
JP1992063475U 1992-09-10 1992-09-10 3次元半導体力覚センサー Expired - Lifetime JP2587646Y2 (ja)

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JPH0627089U true JPH0627089U (ja) 1994-04-12
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051625A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Honda Motor Co Ltd 力覚センサ
JP2010025736A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Honda Motor Co Ltd 力覚センサ
JP2017166847A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 トヨタ自動車株式会社 力センサの設計方法
JP2023538725A (ja) * 2020-10-28 2023-09-11 グリー エレクトリック アプライアンシーズ インク オブ ズーハイ 歪みセンサ及びロボット

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