JPH06271446A - しわ改善剤 - Google Patents

しわ改善剤

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JPH06271446A
JPH06271446A JP6059993A JP6059993A JPH06271446A JP H06271446 A JPH06271446 A JP H06271446A JP 6059993 A JP6059993 A JP 6059993A JP 6059993 A JP6059993 A JP 6059993A JP H06271446 A JPH06271446 A JP H06271446A
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吉則 武馬
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Hiroshi Kusuoku
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Yukihiro Ohashi
幸浩 大橋
Akira Kawamata
章 川俣
Genji Imokawa
玄爾 芋川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(1) 【化1】 で表わされるスフィンゴシン類縁体を有効成分とするし
わ改善剤。 【効果】 優れたしわの発生抑制、消滅作用を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はしわ改善剤に関し、更に
詳しくはしわの発生抑制及び消滅作用に優れるしわ改善
剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
健康で美しい肌を保つことが、老若男女を問わず、重大
な関心事となっている。ところが、肌は、温湿度、紫外
線、化粧品、加齢、疾病、ストレス、食習慣等により微
妙な影響を受け、そのため、肌の諸機能(生体からの水
分等の損失を防ぎ、体温の恒常的維持を司どる機能、外
界からの物理的・化学的刺激及び種々の細菌からの身体
保護機能、皮膚の弾力性を保持し、表面形態を決定する
機能等)の減退、肌の老化など、種々のトラブルが発生
する。
【0003】これらのうち、真皮のトラブルの1つであ
るしわは、加齢や太陽光線による皮膚の老化により発生
する。すなわち、真皮の繊維組織を作る細胞は太陽光線
への露出や年齢の増加とともに小さくかつ少なくなり、
特にコラーゲン繊維が大きく失われ、真皮の退化、皮下
脂肪組織の減少などにより皮膚が老化し、これが主にし
わ、弛緩及び弾力性損失の原因となる。従来、このよう
な老化作用によるしわを抑制したり、治療したりするた
めに、種々の組成物や方法が提案されている(特開昭6
2−185005号公報、特開昭62−502546号
公報、特開平2−72157号公報、特開平2−288
822号公報等)。
【0004】しかし、これらはいずれも、未だ満足のい
くしわ改善効果を示すものではなかった。
【0005】そこで、しわの発生を抑制し、かつ消滅せ
しめる作用に優れる物質の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、後述する特定のスフィンゴ
シン類縁体がしわの発生抑制及び消滅に著効を示すこと
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、下記一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】で表わされるスフィンゴシン類縁体を有効
成分とするしわ改善剤を提供するものである。
【0010】本発明に用いられる一般式(1)のスフィ
ンゴシン類縁体の一部の化合物は、特表平1−5011
98号公報等に示されるとおり、プロテインキナーゼC
阻害等の生理活性が知られている。しかしながら、スフ
ィンゴシン類がしわを改善できることは全く知られてい
なかった。
【0011】一般式(1)中、Rで示される炭化水素基
は、飽和でも不飽和のものでもよく、その具体例として
は1−ペンタデセニル、ペンタデシル、1−ヒドロキシ
ペンタデシル、1−ヘプタデセニル、ヘプタデシル、1
−ヒドロキシヘプタデシル、メチル、エチル、1−ノネ
ニル、1−ウンデセニル、1−トリデセニル、1−ノナ
デセニル、11−ヒドロキシヘプタデシル、13−ヒド
ロキシノナデセニル、9−メチルヘキサデシル、11−
メチルオクタデセニル等の基が挙げられる。
【0012】スフィンゴシン類縁体(1)には、四種の
立体異性体(D−エリトロ体、D−トレオ体、L−エリ
トロ体及びL−トレオ体)が存在するが、本発明のしわ
改善剤にはこれらのいずれをも使用することができ、ま
た、これらを任意に組合せ使用することもできる。
【0013】本発明に使用されるスフィンゴシン類縁体
(1)のうち、天然に存在するものは、それらが含まれ
るリン脂質・セラミド等を適当な組織(例えば牛脳)か
ら抽出し、加水分解後有機溶媒で抽出することにより得
られる。
【0014】また、スフィンゴシン類縁体(1)は、ジ
ャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイア
ティ(J.Am.Chem.Soc.)95巻4098
頁(1973年)、ジャーナル・オブ・リピド・リサー
チ(J.Lipid Res.)19巻250頁(19
78年)、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahe
dron Lett.)29巻239頁(1988
年)、テトラヘドロン(Tetrahedron)42
巻5961頁(1986年)等に記載の方法により合成
できる。また、これらのN−メチル体、N,N−ジメチ
ル体及びN,N,N−トリメチル体については、これら
のスフィンゴシン類をバイオケミストリー(Bioch
emistry)7巻2192頁(1968年)等に記
載の方法を用いてN−メチル化することにより合成でき
る。
【0015】本発明のしわ改善剤は、内服、外用その他
いずれの方法によっても投与可能であり、また有効成分
として、前記スフィンゴシン類縁体(1)の他に通常使
用される抗炎症剤、ビタミン類等を必要に応じ適宜配合
できる。
【0016】本発明のしわ改善剤は皮膚外用剤として適
用するのが好ましい。皮膚外用剤は、薬用皮膚外用剤、
化粧料等の種々の使用形態をとることができる。
【0017】薬用皮膚外用剤としては、例えば、薬効成
分を含有する各種の軟膏剤が挙げられる。軟膏剤として
は、油性基剤をベースとするもの、油/水、水/油型の
乳化系基剤をベースとするもののいずれであってもよ
い。上記油性基剤としては、特に制限はなく、例えば、
植物油、動物油、合成油、脂肪酸、及び天然又は合成の
グリセライド等が挙げられる。また、上記薬効成分とし
ては、特に制限はなく、例えば、鎮痛消炎剤、鎮痛剤、
殺菌消毒剤、収斂剤、皮膚軟化剤、ホルモン剤等を必要
に応じて適宜使用することができる。
【0018】また、化粧料として使用する場合は、化粧
料成分として一般に使用されている油分、保湿剤、美白
剤、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート剤、pH調整
剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料等を任意に組み合わせ
て配合することができる。化粧料としては、種々の用途
及び形態、例えば、水/油、油/水型乳化化粧料、クリ
ーム、化粧乳液、化粧水、油性化粧料、パック剤、ファ
ンデーション等として用いることができる。これらの皮
膚外用剤は、常用の方法により上記種々の形態のものに
調製することができる。
【0019】前記スフィンゴシン類縁体(1)のしわ改
善剤への配合量は、特に制限されないが、通常乳化系の
皮膚外用剤の場合には全組成量の0.0001〜5重量
%(以下、「%」で示す)であり、特に0.001〜1
%が好ましい。また、スクワラン等の液状炭化水素を基
剤とする油性の皮膚外用剤の場合では0.001〜10
%であり、特に0.005〜2%が好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明のしわ改善剤は優れたしわの発生
抑制及び消滅作用を示すものであり、しかも人体に対し
副作用のないものである。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0022】実施例1 UVB照射によりヘアレスマウスに生成したしわへのア
ミン誘導体の作用:ヘアレスマウス(HR/ICR,実
験開始時9週齢)に、東芝健康線用ランプ20SEを6
本使用してUVB光を週3回照射した。エネルギー量は
TOKYOOPTICAL 社製のUV−Radiom
eter UVR−305/365Dを用いて測定し
た。1回の照射量は1MED以下とし、0.28mW/cm
2 のエネルギー量で65mJとした。照射期間は20週間
で、ヘアレスマウス背部にしわが形成されていることを
確認した後、8匹ずつの群に分け、表1に示すスフィン
ゴシン類縁体(1a)、(1b)のそれぞれのエタノー
ル溶液(0.025%)を80μl ずつ週5回、6週間
塗布し続けた。コントロールとしてエタノールのみを8
0μl ずつサンプル同様に塗布した。
【0023】
【表1】
【0024】塗布終了後、しわの度合を肉眼により、下
記の基準(しわ指数)で評価した。結果を表2に示す。
【0025】(しわ指数評価基準) 1:しわが完全に消滅。 2:しわがあるのかないのかわからない。 3:しわが少しある。 4:しわが非常にある。
【0026】
【表2】
【0027】表2の結果から明らかなように、スフィン
ゴシン類縁体(1a)、(1b)をそれぞれを塗布する
ことにより、ヘアレスマウス背部に生成したしわを消滅
させることができた。
【0028】更に、しわの詳細を解析するため、各マウ
スについて、ハイドロフィリックエクザフレックス親水
性ビニルシリコーン印象材を用いて、皮膚のレプリカを
直径1cm2 の大きさで3ケ所から採取した。このレプリ
カを水平状態にして30度方向から光を照射し、しわに
よってできる陰の割合を画像解析装置を用いて面積率と
して求めた。結果を表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】表3の結果から明らかなように、スフィン
ゴシン類縁体(1a)、(1b)を塗布することにより
ヘアレスマウス背部に生成したしわを消滅させることが
できる。
【0031】実施例2 以下に組成を示すW/Oクリームを下記製造方法により
得た。
【0032】
【表4】 (組成) (重量%) (1)スフィンゴシン(1a) 0.01 (2)コレステロール 0.5 (3)コレステロールイソステアレート 1.0 (4)ポリエーテル変性シリコーン 1.5 (5)環状シリコーン 20.0 (6)メチルフェニルポリシロキサン 2.0 (7)メチルポリシロキサン 2.0 (8)硫酸マグネシウム 0.5 (9)55%エタノール 5.0 (10)カルボキシメチルキチン (一丸ファルコス社製,キチンリキッドHV) 0.5 (11)精製水 バランス
【0033】(製造方法)(1)〜(7)を80℃に加
温して溶解し、これに(8)〜(11)を加えて均一に
混合し、W/Oクリームを調製した。
【0034】実施例3 以下に組成を示すO/Wクリームを下記製造方法により
得た。
【0035】
【表5】 (組成) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0 (2)モノステアリン酸ソルビタン 0.5 (3)ステアロイルメチルタウリンナトリウム 0.5 (4)セトステアリルアルコール 2.0 (5)ステアリン酸 1.8 (6)ジヒドロスフィンゴシン(1b) 0.1 (7)コレステロール 1.5 (8)コレステリルイソステアレート 1.0 (9)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 8.0 (10)メチルポリシロキサン 5.0 (11)グリセリン 5.0 (12)精製水 バランス
【0036】(製造方法)(1)〜(10)を80℃に
加温して溶解し、これに(11)〜(12)を加えて均
一に混合し、O/Wクリームを調製した。
【0037】実施例4 以下に組成を示すサンスクリーンクリームを下記製造方
法により得た。
【0038】
【表6】 (組成) (重量%) (1)スフィンゴシン(1a) 0.2 (2)シリコン被覆酸化亜鉛 7.0 (3)p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 3.0 (4)コレステリルイソステアレート 1.0 (5)ポリエーテル変性シリコーン 2.0 (6)メチルポリシロキサン 5.0 (7)環状シリコーン 15.0 (8)硫酸マグネシウム 1.0 (9)グリセリン 5.0 (10)精製水 バランス
【0039】(製造方法)(1)〜(7)を80℃に加
温して溶解し、これに(8)〜(10)を加えて均一に
混合し、保湿サンスクリーンクリームを調製した。
【0040】実施例5 以下に組成を示すパック剤を下記製造方法により得た。
【0041】
【表7】 (組成) (重量%) (1)スフィンゴシン(1a) 0.05 (2)白色ワセリン バランス (3)コレステリルイソステアレート 3.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)グリセリルエーテル 1.0 (6)グリセリン 10.0
【0042】(製造方法)(1)〜(6)を80℃に加
温して溶解した後冷却し、軟膏を調製した。
【0043】実施例6 以下に組成を示すパック剤を下記製造方法により得た。
【表8】 (組成) (重量%) (1)スフィンゴシン(1a) 0.005 (2)ポリビニルアルコール 15.0 (3)カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 (4)プロピレングリコール 3.0 (5)エタノール 8.0 (6)精製水 バランス (7)香料 0.5 (8)防腐剤、酸化剤 適量
【0044】(製造方法)(1)〜(8)を70℃に加
温して溶解した後冷却し、パック剤を製造した。
【0045】実施例2〜6で調製した本発明のしわ改善
剤を有効成分とする皮膚外用剤(実施例2〜6)は、優
れたしわの発生抑制及び消滅作用を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 幸浩 栃木県宇都宮市越戸町30−19 (72)発明者 川俣 章 栃木県宇都宮市花房3丁目1−17−707 (72)発明者 芋川 玄爾 栃木県宇都宮市氷室町1022−89

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 で表わされるスフィンゴシン類縁体を有効成分とするし
    わ改善剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007001907A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Kao Corp 化粧料
EP1803439A2 (en) 2001-03-06 2007-07-04 Kao Corporation Composition for external application containing a diamide derivative
US7648714B2 (en) 2004-08-05 2010-01-19 Kao Corporation Food for skin moisture retention
JP2010095499A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Unitika Ltd コラーゲン産生促進剤

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