JPH06272015A - フィルム積層用アルミニウム板の製造方法 - Google Patents
フィルム積層用アルミニウム板の製造方法Info
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- JPH06272015A JPH06272015A JP8121393A JP8121393A JPH06272015A JP H06272015 A JPH06272015 A JP H06272015A JP 8121393 A JP8121393 A JP 8121393A JP 8121393 A JP8121393 A JP 8121393A JP H06272015 A JPH06272015 A JP H06272015A
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- oxide film
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルミニウム板の表面を鉱酸または有機酸ま
たはその混酸、あるいはアルカリ性溶液、あるいは40
〜100℃の水で洗浄し、その後大気中で250〜65
0℃の温度範囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の
厚さが20オングストローム以上であるフィルム積層用
アルミニウム板の製造方法。 【効果】 フィルムの密着性が向上して成型性に優れ
た、容器、コンデンサーケース材、炊飯ジャー等に好適
なフィルム積層用アルミニウム板を得る。
たはその混酸、あるいはアルカリ性溶液、あるいは40
〜100℃の水で洗浄し、その後大気中で250〜65
0℃の温度範囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の
厚さが20オングストローム以上であるフィルム積層用
アルミニウム板の製造方法。 【効果】 フィルムの密着性が向上して成型性に優れ
た、容器、コンデンサーケース材、炊飯ジャー等に好適
なフィルム積層用アルミニウム板を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器、コンデンサ−ケ−
ス材、炊飯ジャ−内釜等の深絞り成型を伴う用途に適す
るフィルム積層用アルミニウム板に関する。なお、本発
明においては「アルミニウム」とは純アルミニウムなら
びにアルミニウム合金を意味し、また「アルミニウム
板」とは純アルミニウム板ならびにアルミニウム合金板
を意味するものである。
ス材、炊飯ジャ−内釜等の深絞り成型を伴う用途に適す
るフィルム積層用アルミニウム板に関する。なお、本発
明においては「アルミニウム」とは純アルミニウムなら
びにアルミニウム合金を意味し、また「アルミニウム
板」とは純アルミニウム板ならびにアルミニウム合金板
を意味するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器、コンデンサ−ケ−ス材、炊
飯ジャ−内釜等に用いられるフィルム積層アルミニウム
板の製造は、一般に鋳造、圧延により作成したアルミニ
ウム板を、深絞り成形性を向上させるために炉内で焼鈍
して軟化処理を施してO材とし、その後樹脂フィルムを
積層することにより行われている。このように酸素を含
む雰囲気中で焼鈍することによりアルミニウム板表面に
酸化皮膜が生成されるが、この酸化皮膜はフィルムとの
密着性を向上させる優れた性能を発揮するため、フィル
ム積層用アルミニウム板としては酸化皮膜の有無、状態
等の良否は重要な要素となっている。
飯ジャ−内釜等に用いられるフィルム積層アルミニウム
板の製造は、一般に鋳造、圧延により作成したアルミニ
ウム板を、深絞り成形性を向上させるために炉内で焼鈍
して軟化処理を施してO材とし、その後樹脂フィルムを
積層することにより行われている。このように酸素を含
む雰囲気中で焼鈍することによりアルミニウム板表面に
酸化皮膜が生成されるが、この酸化皮膜はフィルムとの
密着性を向上させる優れた性能を発揮するため、フィル
ム積層用アルミニウム板としては酸化皮膜の有無、状態
等の良否は重要な要素となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来は上記の軟化処
理の焼鈍において圧延板をそのまま炉内で焼鈍している
ために圧延板表面に付着している圧延油・金属粉等の汚
れが焼鈍中に焼き付き、それが外観不良や密着性不良等
の不具合を生じる場合が多かった。この圧延油や金属粉
等の焼き付けを除去するために、焼鈍後に酸洗浄・アル
カリ洗浄・湯洗等の洗浄処理を行うことが行われるが、
焼鈍中に生成した酸化皮膜までも除去されてしまい、そ
の結果フィルムとの密着性が低下するという問題があっ
た。この失われた酸化皮膜を補うために、洗浄後にさら
に機械的粗面化処理、陽極酸化処理、水和酸化処理、電
解処理等を行う場合があるが、工程が増えまたコストが
増加するという問題があった。また、圧延後に酸化皮膜
を設けた後に焼鈍を施すことも行われており、例えば特
開昭63−143290号公報記載の発明は、冷間圧延
板を機械的に粗面化後、陽極酸化または水和酸化処理で
皮膜量≦50mg/dm2 とする処理を施し、その後、
加熱調質した表面に合成樹脂皮膜を形成するものであ
る。また特開昭63−126728号公報記載の発明
は、アルミニウム板表面に水和酸化皮膜層を設け、その
表面に熱可塑性フッ素樹脂層を形成後、4フッ化エチレ
ン樹脂フィルムを形成させるものである。このようなア
ルミニウム板を圧延した後に陽極酸化等の処理で表面に
酸化皮膜等を設け、その後加熱処理してアルミニウム板
を調質し、その後に合成樹脂皮膜を形成するものでは圧
延後の酸化皮膜等を設ける処理が複雑であり、また処理
時間が長いためにコストが増加するという問題があっ
た。
理の焼鈍において圧延板をそのまま炉内で焼鈍している
ために圧延板表面に付着している圧延油・金属粉等の汚
れが焼鈍中に焼き付き、それが外観不良や密着性不良等
の不具合を生じる場合が多かった。この圧延油や金属粉
等の焼き付けを除去するために、焼鈍後に酸洗浄・アル
カリ洗浄・湯洗等の洗浄処理を行うことが行われるが、
焼鈍中に生成した酸化皮膜までも除去されてしまい、そ
の結果フィルムとの密着性が低下するという問題があっ
た。この失われた酸化皮膜を補うために、洗浄後にさら
に機械的粗面化処理、陽極酸化処理、水和酸化処理、電
解処理等を行う場合があるが、工程が増えまたコストが
増加するという問題があった。また、圧延後に酸化皮膜
を設けた後に焼鈍を施すことも行われており、例えば特
開昭63−143290号公報記載の発明は、冷間圧延
板を機械的に粗面化後、陽極酸化または水和酸化処理で
皮膜量≦50mg/dm2 とする処理を施し、その後、
加熱調質した表面に合成樹脂皮膜を形成するものであ
る。また特開昭63−126728号公報記載の発明
は、アルミニウム板表面に水和酸化皮膜層を設け、その
表面に熱可塑性フッ素樹脂層を形成後、4フッ化エチレ
ン樹脂フィルムを形成させるものである。このようなア
ルミニウム板を圧延した後に陽極酸化等の処理で表面に
酸化皮膜等を設け、その後加熱処理してアルミニウム板
を調質し、その後に合成樹脂皮膜を形成するものでは圧
延後の酸化皮膜等を設ける処理が複雑であり、また処理
時間が長いためにコストが増加するという問題があっ
た。
【0004】本発明は、焼鈍前後にアルミニウム板表面
に酸化皮膜を設ける等の処理を必要とせず、O材を作製
するうえで必須の工程である焼鈍工程においてアルミニ
ウム板表面に形成される酸化皮膜を有効に利用すること
により、外観不良が無く、フィルムとの密着性に優れた
アルミニウム板を低コストで得ることを目的としたもの
である。
に酸化皮膜を設ける等の処理を必要とせず、O材を作製
するうえで必須の工程である焼鈍工程においてアルミニ
ウム板表面に形成される酸化皮膜を有効に利用すること
により、外観不良が無く、フィルムとの密着性に優れた
アルミニウム板を低コストで得ることを目的としたもの
である。
【0005】
【問題を解決するための手段】発明者らは上記問題を解
決するために素材の成分組成、機械的ないし表面特性な
らびに製造方法について鋭意研究努力の結果、本発明を
為すに至った。すなわち本発明は、
決するために素材の成分組成、機械的ないし表面特性な
らびに製造方法について鋭意研究努力の結果、本発明を
為すに至った。すなわち本発明は、
【0006】アルミニウム板の表面を洗浄し、その後大
気中で250〜650℃の温度範囲で2時間以上焼鈍
し、表面の酸化皮膜の厚さが20オングストローム以上
であることを特徴とするフィルム積層用アルミニウム板
の製造方法であり、
気中で250〜650℃の温度範囲で2時間以上焼鈍
し、表面の酸化皮膜の厚さが20オングストローム以上
であることを特徴とするフィルム積層用アルミニウム板
の製造方法であり、
【0007】アルミニウム板の表面を鉱酸または有機酸
またはその混酸で洗浄し、その後大気中で250〜65
0℃の温度範囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の
厚さが20オングストローム以上であることを特徴とす
るフィルム積層用アルミニウム板の製造方法であり、
またはその混酸で洗浄し、その後大気中で250〜65
0℃の温度範囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の
厚さが20オングストローム以上であることを特徴とす
るフィルム積層用アルミニウム板の製造方法であり、
【0008】アルミニウム板の表面をアルカリ性溶液で
洗浄し、その後大気中で250〜650℃の温度範囲で
2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の厚さが20オング
ストローム以上であることを特徴とするフィルム積層用
アルミニウム板の製造方法であり、
洗浄し、その後大気中で250〜650℃の温度範囲で
2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の厚さが20オング
ストローム以上であることを特徴とするフィルム積層用
アルミニウム板の製造方法であり、
【0009】アルミニウム板の表面を40〜100℃の
水で洗浄し、その後大気中で250〜650℃の温度範
囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の厚さが20オ
ングストローム以上であることを特徴とするフィルム積
層用アルミニウム板の製造方法である。
水で洗浄し、その後大気中で250〜650℃の温度範
囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の厚さが20オ
ングストローム以上であることを特徴とするフィルム積
層用アルミニウム板の製造方法である。
【0010】以上のように、本発明は焼鈍に先だってあ
らかじめアルミニウム板を洗浄し表面に付着している圧
延油、金属粉等の汚れを除去し、その後焼鈍することに
よりアルミニウム板全面に清浄で均一な酸化皮膜を形成
させる製造方法である。
らかじめアルミニウム板を洗浄し表面に付着している圧
延油、金属粉等の汚れを除去し、その後焼鈍することに
よりアルミニウム板全面に清浄で均一な酸化皮膜を形成
させる製造方法である。
【0011】洗浄方法としては、1)酸性水溶液による
洗浄、2)アルカリ性水溶液による洗浄、3)湯洗によ
る洗浄が上げられる。各々について以下順次説明する。
洗浄、2)アルカリ性水溶液による洗浄、3)湯洗によ
る洗浄が上げられる。各々について以下順次説明する。
【0012】1)酸性水溶液による洗浄としては、硫
酸、リン酸、硝酸、塩酸等の鉱酸、またはスルホン酸等
の有機酸の内の1種またはその混酸の水溶液中に浸漬洗
浄またはスプレ−洗浄した後、水洗する。酸濃度、浴
温、時間はライン速度、汚れの程度等から適宜選択すれ
ば良いが、酸濃度としては1〜60wt%程度、浴温と
しては常温〜90℃程度、洗浄時間としては1秒〜数分
程度が良い。特に生産性、装置のライニング等を考慮す
ると、濃度=2〜30wt%、浴温=30〜80℃、時
間は2〜30秒程度が好ましい。また、さらに洗浄力を
上げるために、上記酸性水溶液中にHLBが約8〜14
程度のポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テルの
ような界面活性剤、EDTAのようなキレ−ト剤を添加
しても良い。
酸、リン酸、硝酸、塩酸等の鉱酸、またはスルホン酸等
の有機酸の内の1種またはその混酸の水溶液中に浸漬洗
浄またはスプレ−洗浄した後、水洗する。酸濃度、浴
温、時間はライン速度、汚れの程度等から適宜選択すれ
ば良いが、酸濃度としては1〜60wt%程度、浴温と
しては常温〜90℃程度、洗浄時間としては1秒〜数分
程度が良い。特に生産性、装置のライニング等を考慮す
ると、濃度=2〜30wt%、浴温=30〜80℃、時
間は2〜30秒程度が好ましい。また、さらに洗浄力を
上げるために、上記酸性水溶液中にHLBが約8〜14
程度のポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テルの
ような界面活性剤、EDTAのようなキレ−ト剤を添加
しても良い。
【0013】2)アルカリ性溶液による洗浄としては、
苛性ソ−ダ、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、リン酸3ナトリウム等のリン酸塩、炭酸ナトリウム
等の炭酸塩等の内の1種または2種以上の混合物の水溶
液中に浸漬洗浄またはスプレ−洗浄した後、水洗する。
アルカリ濃度、浴温、時間はライン速度、汚れの程度等
から適宜選択すれば良いが、アルカリ濃度としては1〜
50wt%程度、浴温としては常温〜90℃程度、洗浄
時間としては1秒〜数分程度で良い。特に生産性、装置
のライニング等を考慮すると、濃度=2〜30wt%、
浴温=30〜80℃、時間は2〜30秒程度が好まし
い。さらに洗浄力を上げるために、上記アルカリ性水溶
液中にHLBが約8〜14程度のポリオキシエチレンア
ルキルエ−テルのような界面活性剤、グルコン酸ナトリ
ウム等のキレ−ト剤を添加しても良い。また、アルカリ
性水溶液で洗浄した後さらに、1)に記載したような酸
性水溶液による洗浄をおこなっても良い。
苛性ソ−ダ、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、リン酸3ナトリウム等のリン酸塩、炭酸ナトリウム
等の炭酸塩等の内の1種または2種以上の混合物の水溶
液中に浸漬洗浄またはスプレ−洗浄した後、水洗する。
アルカリ濃度、浴温、時間はライン速度、汚れの程度等
から適宜選択すれば良いが、アルカリ濃度としては1〜
50wt%程度、浴温としては常温〜90℃程度、洗浄
時間としては1秒〜数分程度で良い。特に生産性、装置
のライニング等を考慮すると、濃度=2〜30wt%、
浴温=30〜80℃、時間は2〜30秒程度が好まし
い。さらに洗浄力を上げるために、上記アルカリ性水溶
液中にHLBが約8〜14程度のポリオキシエチレンア
ルキルエ−テルのような界面活性剤、グルコン酸ナトリ
ウム等のキレ−ト剤を添加しても良い。また、アルカリ
性水溶液で洗浄した後さらに、1)に記載したような酸
性水溶液による洗浄をおこなっても良い。
【0014】3)湯洗による洗浄としては、水道水、工
業用水、軟水、純水等で浸漬洗浄またはスプレ−洗浄す
る。水温、洗浄時間はライン速度、汚れの程度等から適
宜選択すれば良いが、水温としては40〜90℃程度、
洗浄時間としては1秒〜数分程度で良い。生産性、装置
のライニング等を考慮すると、浴温=50〜80℃、時
間は2〜60秒程度が好ましい。さらに洗浄力を上げる
ために、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムのよう
な界面活性剤、EDTA・2Na等のキレ−ト剤を添加
しても良い。ただし、この場合は湯洗後、これらを含ま
ない水または湯で洗浄することが好ましい。
業用水、軟水、純水等で浸漬洗浄またはスプレ−洗浄す
る。水温、洗浄時間はライン速度、汚れの程度等から適
宜選択すれば良いが、水温としては40〜90℃程度、
洗浄時間としては1秒〜数分程度で良い。生産性、装置
のライニング等を考慮すると、浴温=50〜80℃、時
間は2〜60秒程度が好ましい。さらに洗浄力を上げる
ために、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムのよう
な界面活性剤、EDTA・2Na等のキレ−ト剤を添加
しても良い。ただし、この場合は湯洗後、これらを含ま
ない水または湯で洗浄することが好ましい。
【0015】洗浄後の焼鈍は、焼鈍温度は250〜65
0℃、好ましくは350〜550℃程度が良く、また焼
鈍時間は積層するフィルムとの十分な密着性を満たす程
度に酸化皮膜が生成されれば良く、適宜選択すれば良い
が2〜30時間の間が好ましい。
0℃、好ましくは350〜550℃程度が良く、また焼
鈍時間は積層するフィルムとの十分な密着性を満たす程
度に酸化皮膜が生成されれば良く、適宜選択すれば良い
が2〜30時間の間が好ましい。
【0016】積層するフィルムとしては、ポリエチレン
テレフタレ−ト等のポリエステルフィルム、ポリアクリ
ル酸、メタクリル酸等のアクリル樹脂フィルム、ナイロ
ン等のポリアミド・ポリアミノフィルム、4フッ化エチ
レン等のフッソ樹脂フィルム、ビスフェノ−ルA型等の
エポキシ樹脂フィルム等が上げられる。また、ウレタン
系、アクリレ−ト系、エポキシ系、オレフィン系等の糊
を塗布してあっても良い。
テレフタレ−ト等のポリエステルフィルム、ポリアクリ
ル酸、メタクリル酸等のアクリル樹脂フィルム、ナイロ
ン等のポリアミド・ポリアミノフィルム、4フッ化エチ
レン等のフッソ樹脂フィルム、ビスフェノ−ルA型等の
エポキシ樹脂フィルム等が上げられる。また、ウレタン
系、アクリレ−ト系、エポキシ系、オレフィン系等の糊
を塗布してあっても良い。
【0017】積層フィルムの熱圧着条件は、同一材質で
あってもフィルムの特質により大きく変わるので特定で
きないが、一般的には圧力=1〜10kg/cm2、温
度=50〜350℃、時間=1〜20分程度が良い。
あってもフィルムの特質により大きく変わるので特定で
きないが、一般的には圧力=1〜10kg/cm2、温
度=50〜350℃、時間=1〜20分程度が良い。
【0018】
【作用】アルミニウム板を酸素を含む雰囲気中で焼鈍す
ることにより酸化皮膜がアルミニウム表面に形成され
る。この酸化皮膜の構造は焼鈍温度により変化するが、
250℃以上の高温で焼鈍するとγ−アルミナのような
活性を有する酸化皮膜が生成し、この皮膜は積層された
ポリマ−フィルムの官能基との結合力が高く、したがっ
て高い密着性を発揮する。しかし、アルミニウム板表面
に圧延油等が付着している場合には圧延油の焼き付き等
によりポリマ−フィルムとの結合を阻害するだけでな
く、アルミニウム表面への酸素の拡散−酸化皮膜形成そ
のものを阻害し、このため部分的に非常に薄いかあるい
は隙間だらけの酸化皮膜が形成され、密着力が低下す
る。しかも、このアルミニウム板表面の圧延油成分の一
部は600℃を越えても残留するものがあるので通常行
われている焼鈍温度(250〜550℃)程度では除去
できないばかりか、アルミニウム合金系の中には融点が
600℃以下のものも多く、従って事実上焼鈍中に除去
することは不可能である。これに対し、本発明のように
焼鈍に先立ち洗浄して圧延油、金属粉等を除去し、その
後焼鈍を施すことにより、アルミニウム表面への酸素拡
散が阻害されることがなくなり、よって酸化皮膜の形成
が促進され板の全面が均一の酸化皮膜で覆われその結果
高い密着力を得ることができる。
ることにより酸化皮膜がアルミニウム表面に形成され
る。この酸化皮膜の構造は焼鈍温度により変化するが、
250℃以上の高温で焼鈍するとγ−アルミナのような
活性を有する酸化皮膜が生成し、この皮膜は積層された
ポリマ−フィルムの官能基との結合力が高く、したがっ
て高い密着性を発揮する。しかし、アルミニウム板表面
に圧延油等が付着している場合には圧延油の焼き付き等
によりポリマ−フィルムとの結合を阻害するだけでな
く、アルミニウム表面への酸素の拡散−酸化皮膜形成そ
のものを阻害し、このため部分的に非常に薄いかあるい
は隙間だらけの酸化皮膜が形成され、密着力が低下す
る。しかも、このアルミニウム板表面の圧延油成分の一
部は600℃を越えても残留するものがあるので通常行
われている焼鈍温度(250〜550℃)程度では除去
できないばかりか、アルミニウム合金系の中には融点が
600℃以下のものも多く、従って事実上焼鈍中に除去
することは不可能である。これに対し、本発明のように
焼鈍に先立ち洗浄して圧延油、金属粉等を除去し、その
後焼鈍を施すことにより、アルミニウム表面への酸素拡
散が阻害されることがなくなり、よって酸化皮膜の形成
が促進され板の全面が均一の酸化皮膜で覆われその結果
高い密着力を得ることができる。
【0019】焼鈍に先立つ洗浄の方法としては上述した
ように酸性水溶液による洗浄、アルカリ性水溶液による
洗浄、温水による洗浄のいずれを用いても良いが、各々
については以下のような特質があり、どの方法を採用す
るかはアルミニウム板の汚れの程度、設備費用等を勘案
して決定すれば良い。
ように酸性水溶液による洗浄、アルカリ性水溶液による
洗浄、温水による洗浄のいずれを用いても良いが、各々
については以下のような特質があり、どの方法を採用す
るかはアルミニウム板の汚れの程度、設備費用等を勘案
して決定すれば良い。
【0020】酸性水溶液による洗浄は、洗浄力は中程度
であるが、アルカリ洗浄と異なりスマットが付きにく
い。但し装置は耐酸性のライニングまたは材料を必要と
し、ミスト飛散に対する処置も必要であり、処理装置設
置費用は割高となる。アルカリ水溶液による洗浄は、洗
浄力が強く、油分をケン化する作用を持つので効率的で
ある。ただしスマットが付き易くこれが接着性に悪影響
を及ぼす場合がある。温水による洗浄は、簡単な設備で
も良く、低コストである。また環境汚染や廃液処理、作
業環境の点でも有利である。ただし洗浄力は3種の洗浄
方法のうちで最も弱い。
であるが、アルカリ洗浄と異なりスマットが付きにく
い。但し装置は耐酸性のライニングまたは材料を必要と
し、ミスト飛散に対する処置も必要であり、処理装置設
置費用は割高となる。アルカリ水溶液による洗浄は、洗
浄力が強く、油分をケン化する作用を持つので効率的で
ある。ただしスマットが付き易くこれが接着性に悪影響
を及ぼす場合がある。温水による洗浄は、簡単な設備で
も良く、低コストである。また環境汚染や廃液処理、作
業環境の点でも有利である。ただし洗浄力は3種の洗浄
方法のうちで最も弱い。
【0021】焼鈍温度は250℃未満では表面の酸化皮
膜の生成が不充分であり、一方650℃を超えるとアル
ミニウム板の融点近傍となるため板の軟化が激しくなり
あるいは部分溶融が始まり、製造上問題となる。従って
焼鈍温度は250〜650℃とする。その範囲内でも特
に酸化物の生成が均一にかつ速やかに進行し、また板の
軟化等の問題の無い350〜550℃の温度範囲が特に
好ましい。また焼鈍時間は積層するフィルムとの十分な
密着性を満たす程度に酸化皮膜が生成されれば良く、適
宜選択すれば良いが2〜30時間の間が好ましい。2時
間未満では一般に酸化物の生成が不充分となり好ましく
なく、また30時間を超えて焼鈍を行っても酸化物の生
成は飽和してしまい、単にエネルギーを消費するのみで
酸化物はそれ以上生成しないため無駄である。従って2
〜30時間が好ましい。なお積層するフィルムの材質に
よりアルミニウム地肌との密着性、酸化皮膜との密着性
が異なり、従って必要とする酸化皮膜厚さは異なる。こ
のため上記温度範囲、時間範囲内で適宜選択することが
望ましい。
膜の生成が不充分であり、一方650℃を超えるとアル
ミニウム板の融点近傍となるため板の軟化が激しくなり
あるいは部分溶融が始まり、製造上問題となる。従って
焼鈍温度は250〜650℃とする。その範囲内でも特
に酸化物の生成が均一にかつ速やかに進行し、また板の
軟化等の問題の無い350〜550℃の温度範囲が特に
好ましい。また焼鈍時間は積層するフィルムとの十分な
密着性を満たす程度に酸化皮膜が生成されれば良く、適
宜選択すれば良いが2〜30時間の間が好ましい。2時
間未満では一般に酸化物の生成が不充分となり好ましく
なく、また30時間を超えて焼鈍を行っても酸化物の生
成は飽和してしまい、単にエネルギーを消費するのみで
酸化物はそれ以上生成しないため無駄である。従って2
〜30時間が好ましい。なお積層するフィルムの材質に
よりアルミニウム地肌との密着性、酸化皮膜との密着性
が異なり、従って必要とする酸化皮膜厚さは異なる。こ
のため上記温度範囲、時間範囲内で適宜選択することが
望ましい。
【0022】焼鈍条件が高温短時間保持の条件の場合、
CAL(連続焼鈍炉)などを用いることになる。しか
し、本発明の用途である容器、コンデンサーケース材、
炊飯ジャー内釜等においてはフィルム積層用アルミニウ
ム板の板厚は薄いものが多く用いられており、特にコン
デンサーケースにおいては板厚は0.3mmあるいはそ
れ以下と薄く、また合金の種類も合金元素の少ない10
00系が多く、さらに質別も軟質化してO材とすること
が多い。このように合金の種類、質別ともに軟質のもの
でしかも板厚が薄いことから、CAL(連続焼鈍炉)の
ように張力をかけて通板しながら焼鈍する方法では軟化
のための撓み変形、それによる炉内壁との擦り疵あるい
は張力が強すぎることによる板切れなどの問題が発生す
る。本発明においては、焼鈍条件として250〜650
℃で2時間以上とすることによりCAL(連続焼鈍炉)
を用いなくとも良く、通常のバッチ炉により焼鈍を行う
ことができることから、上記のような軟質材をCALで
焼鈍する際の撓み、擦り傷、板切れなどの発生が無く、
従って今後さらに板厚の薄いものが要求された場合でも
なんら問題無く製造することが可能である。
CAL(連続焼鈍炉)などを用いることになる。しか
し、本発明の用途である容器、コンデンサーケース材、
炊飯ジャー内釜等においてはフィルム積層用アルミニウ
ム板の板厚は薄いものが多く用いられており、特にコン
デンサーケースにおいては板厚は0.3mmあるいはそ
れ以下と薄く、また合金の種類も合金元素の少ない10
00系が多く、さらに質別も軟質化してO材とすること
が多い。このように合金の種類、質別ともに軟質のもの
でしかも板厚が薄いことから、CAL(連続焼鈍炉)の
ように張力をかけて通板しながら焼鈍する方法では軟化
のための撓み変形、それによる炉内壁との擦り疵あるい
は張力が強すぎることによる板切れなどの問題が発生す
る。本発明においては、焼鈍条件として250〜650
℃で2時間以上とすることによりCAL(連続焼鈍炉)
を用いなくとも良く、通常のバッチ炉により焼鈍を行う
ことができることから、上記のような軟質材をCALで
焼鈍する際の撓み、擦り傷、板切れなどの発生が無く、
従って今後さらに板厚の薄いものが要求された場合でも
なんら問題無く製造することが可能である。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0024】
【表1】
【0025】(実施例1)JIS1100アルミニウム
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを表1
に掲げる条件の酸水溶液により洗浄した後、大気中にて
500℃で8時間焼鈍してO材とした。この時得られた
供試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その後、この板に
厚さ30μmのフッ素系樹脂フィルムを圧力=7kg/
cm2 、温度=300℃、時間=10分の条件で熱圧着
し積層板を作製した。この積層板を総シゴキ率40%で
成型し、直径5mm、高さ11mmの円筒容器とした。
この円筒容器をトリミング後、125℃(沸点)で保持
したパ−クロルエチレン中に15分浸漬し切り口の皮膜
付着状況を観察したところ、いずれも樹脂皮膜の剥離が
無く、良好であった。
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを表1
に掲げる条件の酸水溶液により洗浄した後、大気中にて
500℃で8時間焼鈍してO材とした。この時得られた
供試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その後、この板に
厚さ30μmのフッ素系樹脂フィルムを圧力=7kg/
cm2 、温度=300℃、時間=10分の条件で熱圧着
し積層板を作製した。この積層板を総シゴキ率40%で
成型し、直径5mm、高さ11mmの円筒容器とした。
この円筒容器をトリミング後、125℃(沸点)で保持
したパ−クロルエチレン中に15分浸漬し切り口の皮膜
付着状況を観察したところ、いずれも樹脂皮膜の剥離が
無く、良好であった。
【0026】(実施例2)JIS1100アルミニウム
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを表1
に掲げる条件のアルカリ性水溶液により洗浄した後、大
気中にて450℃で3時間焼鈍しO材とした。この時得
られた供試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その後、こ
の板に厚さ30μmのナイロン系樹脂フィルムを圧力=
5kg/cm2 、温度=230℃、時間=10分の条件
で熱圧着し積層板を作製した。この積層板を総シゴキ率
40%で成型し、直径5mm、高さ11mmの円筒容器
とした。この円筒容器をトリミング後、125℃(沸
点)で保持したパ−クロルエチレン中に15分浸漬し切
り口の皮膜付着状況を観察したところ、いずれも樹脂皮
膜の剥離が無く、良好であった。
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを表1
に掲げる条件のアルカリ性水溶液により洗浄した後、大
気中にて450℃で3時間焼鈍しO材とした。この時得
られた供試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その後、こ
の板に厚さ30μmのナイロン系樹脂フィルムを圧力=
5kg/cm2 、温度=230℃、時間=10分の条件
で熱圧着し積層板を作製した。この積層板を総シゴキ率
40%で成型し、直径5mm、高さ11mmの円筒容器
とした。この円筒容器をトリミング後、125℃(沸
点)で保持したパ−クロルエチレン中に15分浸漬し切
り口の皮膜付着状況を観察したところ、いずれも樹脂皮
膜の剥離が無く、良好であった。
【0027】(実施例3)JIS1100アルミニウム
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを、表
1に掲げる条件の湯洗により洗浄した後、大気中にて3
50℃で16時間焼鈍しO材とした。この時得られた供
試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その後、この板に厚
さ30μmのPET系樹脂フィルムを熱圧着し積層板を
作製した。この積層板を総シゴキ率40%で成型し、直
径5mm、高さ11mmの円筒容器とした。この円筒容
器をトリミング後、125℃(沸点)で保持したパ−ク
ロルエチレン中に15分浸漬し、切り口の皮膜付着状況
を観察したところ、いずれも樹脂皮膜の剥離が無く、良
好であった。
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを、表
1に掲げる条件の湯洗により洗浄した後、大気中にて3
50℃で16時間焼鈍しO材とした。この時得られた供
試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その後、この板に厚
さ30μmのPET系樹脂フィルムを熱圧着し積層板を
作製した。この積層板を総シゴキ率40%で成型し、直
径5mm、高さ11mmの円筒容器とした。この円筒容
器をトリミング後、125℃(沸点)で保持したパ−ク
ロルエチレン中に15分浸漬し、切り口の皮膜付着状況
を観察したところ、いずれも樹脂皮膜の剥離が無く、良
好であった。
【0028】(比較例1)JIS1100アルミニウム
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを、洗
浄せずにそのまま大気中にて500℃8時間、450℃
3時間、350℃16時間の焼鈍を施しO材とした。こ
の時得られた供試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その
後、これらの板にそれぞれ厚さ30μmのフッ素系、ナ
イロン系、PET系の樹脂フィルムを実施例と同様の条
件で積層し積層板を作製した。この積層板を総シゴキ率
40%で成型し、直径5mm、高さ11mmの円筒容器
とした。この円筒容器をトリミング後、125℃(沸
点)で保持したパ−クロルエチレン中に15分浸漬し、
切り口の皮膜付着状況を観察したところ、いずれも樹脂
皮膜が剥離した。
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを、洗
浄せずにそのまま大気中にて500℃8時間、450℃
3時間、350℃16時間の焼鈍を施しO材とした。こ
の時得られた供試材の酸化皮膜厚さを表1に示す。その
後、これらの板にそれぞれ厚さ30μmのフッ素系、ナ
イロン系、PET系の樹脂フィルムを実施例と同様の条
件で積層し積層板を作製した。この積層板を総シゴキ率
40%で成型し、直径5mm、高さ11mmの円筒容器
とした。この円筒容器をトリミング後、125℃(沸
点)で保持したパ−クロルエチレン中に15分浸漬し、
切り口の皮膜付着状況を観察したところ、いずれも樹脂
皮膜が剥離した。
【0029】(比較例2)JIS1100アルミニウム
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを、表
1に掲げる条件で洗浄した後、大気中にて250℃30
分の焼鈍を施しO材とした。この時得られた供試材の酸
化皮膜厚さを表1に示す。その後、これらの板にそれぞ
れ厚さ30μmのフッ素系、ナイロン系、PET系の樹
脂フィルムを実施例と同様の条件で積層し積層板を作製
した。この積層板を総シゴキ率40%で成型し、直径5
mm、高さ11mmの円筒容器とした。この円筒容器を
トリミング後、125℃(沸点)で保持したパ−クロル
エチレン中に15分浸漬し、切り口の皮膜付着状況を観
察したところ、いずれも樹脂皮膜が剥離した。
板を冷間圧延して0.3mmtの板材とし、これを、表
1に掲げる条件で洗浄した後、大気中にて250℃30
分の焼鈍を施しO材とした。この時得られた供試材の酸
化皮膜厚さを表1に示す。その後、これらの板にそれぞ
れ厚さ30μmのフッ素系、ナイロン系、PET系の樹
脂フィルムを実施例と同様の条件で積層し積層板を作製
した。この積層板を総シゴキ率40%で成型し、直径5
mm、高さ11mmの円筒容器とした。この円筒容器を
トリミング後、125℃(沸点)で保持したパ−クロル
エチレン中に15分浸漬し、切り口の皮膜付着状況を観
察したところ、いずれも樹脂皮膜が剥離した。
【0030】
【効果】本発明によれば、焼鈍に先立ちアルミニウム板
表面を酸洗浄またはアルカリ洗浄または湯洗した後、該
アルミニウム材をO材とするために必須の250℃以上
の焼鈍工程を施すことにより、フィルムとの密着性の良
い酸化皮膜をアルミニウム板表面にムラ無く均一に形成
することができ、従ってフィルムの密着性が向上して成
型性に優れた、容器、コンデンサーケース材、炊飯ジャ
ー等に好適なフィルム積層用アルミニウム板を得ること
ができる。また焼鈍中に形成される酸化皮膜を有効に利
用できるため、焼鈍後に電解処理や粗面化処理といった
表面処理をあらためて行う必要が無いので全体として工
程が簡略になり生産性が向上する。また焼鈍条件として
バッチ炉を用いることができるためアルミニウム板に余
分な張力をかけることがなく、従って板厚の薄い場合で
も支障無く製造することができる。
表面を酸洗浄またはアルカリ洗浄または湯洗した後、該
アルミニウム材をO材とするために必須の250℃以上
の焼鈍工程を施すことにより、フィルムとの密着性の良
い酸化皮膜をアルミニウム板表面にムラ無く均一に形成
することができ、従ってフィルムの密着性が向上して成
型性に優れた、容器、コンデンサーケース材、炊飯ジャ
ー等に好適なフィルム積層用アルミニウム板を得ること
ができる。また焼鈍中に形成される酸化皮膜を有効に利
用できるため、焼鈍後に電解処理や粗面化処理といった
表面処理をあらためて行う必要が無いので全体として工
程が簡略になり生産性が向上する。また焼鈍条件として
バッチ炉を用いることができるためアルミニウム板に余
分な張力をかけることがなく、従って板厚の薄い場合で
も支障無く製造することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 アルミニウム板の表面を洗浄し、その後
大気中で250〜650℃の温度範囲で2時間以上焼鈍
し、表面の酸化皮膜の厚さが20オングストローム以上
であることを特徴とするフィルム積層用アルミニウム板
の製造方法。 - 【請求項2】 アルミニウム板の表面を鉱酸または有機
酸またはその混酸で洗浄し、その後大気中で250〜6
50℃の温度範囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜
の厚さが20オングストローム以上であることを特徴と
するフィルム積層用アルミニウム板の製造方法。 - 【請求項3】 アルミニウム板の表面をアルカリ性溶液
で洗浄し、その後大気中で250〜650℃の温度範囲
で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の厚さが20オン
グストローム以上であることを特徴とするフィルム積層
用アルミニウム板の製造方法。 - 【請求項4】 アルミニウム板の表面を40〜100℃
の水で洗浄し、その後大気中で250〜650℃の温度
範囲で2時間以上焼鈍し、表面の酸化皮膜の厚さが20
オングストローム以上であることを特徴とするフィルム
積層用アルミニウム板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121393A JPH06272015A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | フィルム積層用アルミニウム板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121393A JPH06272015A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | フィルム積層用アルミニウム板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06272015A true JPH06272015A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13740211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8121393A Pending JPH06272015A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | フィルム積層用アルミニウム板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06272015A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6099953A (en) * | 1996-03-27 | 2000-08-08 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Thermoplastic resin-coated aluminum alloy plate, and process and apparatus for producing the same |
| US6238783B1 (en) | 1996-03-27 | 2001-05-29 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Thermoplastic resin coated aluminum alloy sheet, and method and apparatus for production thereof |
| US6475597B2 (en) | 1996-02-23 | 2002-11-05 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Thermoplastic resin-coated aluminum alloy plate and method and apparatus for manufacturing the same |
| US7507297B2 (en) | 2002-05-20 | 2009-03-24 | Panasonic Corporation | Cleaning method and cleaning apparatus |
| JP2009068073A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Jfe Steel Kk | 鋼板の縦型酸洗装置 |
| JP2010265551A (ja) * | 2003-06-03 | 2010-11-25 | Showa Denko Kk | 電解コンデンサ電極用アルミニウム材の製造方法、電解コンデンサ電極用アルミニウム材、電解コンデンサ用電極材の製造方法およびアルミニウム電解コンデンサ |
| JP2010275637A (ja) * | 2003-06-03 | 2010-12-09 | Showa Denko Kk | 電解コンデンサ電極用アルミニウム材の製造方法、電解コンデンサ電極用アルミニウム材、電解コンデンサ用電極材の製造方法およびアルミニウム電解コンデンサ |
| KR102077537B1 (ko) * | 2019-10-14 | 2020-02-14 | 주식회사 에이엘텍 | 이차전지용 알루미늄 파우치 필름 세척 장치, 이를 이용한 이차전지용 알루미늄 파우치 필름 세척 방법 및 이를 이용하여 세척된 알루미늄 파우치 필름 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP8121393A patent/JPH06272015A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6475597B2 (en) | 1996-02-23 | 2002-11-05 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Thermoplastic resin-coated aluminum alloy plate and method and apparatus for manufacturing the same |
| US6099953A (en) * | 1996-03-27 | 2000-08-08 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Thermoplastic resin-coated aluminum alloy plate, and process and apparatus for producing the same |
| US6238783B1 (en) | 1996-03-27 | 2001-05-29 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Thermoplastic resin coated aluminum alloy sheet, and method and apparatus for production thereof |
| DE19781671B4 (de) * | 1996-03-27 | 2008-11-06 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Mit thermoplastischem Harz beschichtetes Aluminiumlegierungsblech |
| DE19782310B4 (de) * | 1996-03-27 | 2009-09-24 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Verfahren zur Herstellung eines mit thermoplastischem Harz beschichteten Aluminiumlegierungsblechs |
| US7507297B2 (en) | 2002-05-20 | 2009-03-24 | Panasonic Corporation | Cleaning method and cleaning apparatus |
| JP2010265551A (ja) * | 2003-06-03 | 2010-11-25 | Showa Denko Kk | 電解コンデンサ電極用アルミニウム材の製造方法、電解コンデンサ電極用アルミニウム材、電解コンデンサ用電極材の製造方法およびアルミニウム電解コンデンサ |
| JP2010275637A (ja) * | 2003-06-03 | 2010-12-09 | Showa Denko Kk | 電解コンデンサ電極用アルミニウム材の製造方法、電解コンデンサ電極用アルミニウム材、電解コンデンサ用電極材の製造方法およびアルミニウム電解コンデンサ |
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| KR102077537B1 (ko) * | 2019-10-14 | 2020-02-14 | 주식회사 에이엘텍 | 이차전지용 알루미늄 파우치 필름 세척 장치, 이를 이용한 이차전지용 알루미늄 파우치 필름 세척 방법 및 이를 이용하여 세척된 알루미늄 파우치 필름 |
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