JPH06272068A - 電解槽 - Google Patents
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- JPH06272068A JPH06272068A JP5063899A JP6389993A JPH06272068A JP H06272068 A JPH06272068 A JP H06272068A JP 5063899 A JP5063899 A JP 5063899A JP 6389993 A JP6389993 A JP 6389993A JP H06272068 A JPH06272068 A JP H06272068A
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水素ガスの漏洩を確実に防止して、高価な材
料を用いることなく、安価に製造することができ、さら
に、装置の小型化を図ることのできる電解槽を提供す
る。 【構成】 内部に電極17,18を配設するとともに、
上部に所定の海水を導入する海水導入口11および下部
に電解処理後の電解液を排出する電解液排出口12を配
設してなる電解槽10の内部に、ほぼU字状を有し、一
端部が前記電解槽10の内部上方の水素ガス滞留部分に
開口するとともに、他端部が電解槽10の内部を貫通し
て前記電解液排出口12部分に開口する水素ガス排出管
20を配設したことを特徴とする。
料を用いることなく、安価に製造することができ、さら
に、装置の小型化を図ることのできる電解槽を提供す
る。 【構成】 内部に電極17,18を配設するとともに、
上部に所定の海水を導入する海水導入口11および下部
に電解処理後の電解液を排出する電解液排出口12を配
設してなる電解槽10の内部に、ほぼU字状を有し、一
端部が前記電解槽10の内部上方の水素ガス滞留部分に
開口するとともに、他端部が電解槽10の内部を貫通し
て前記電解液排出口12部分に開口する水素ガス排出管
20を配設したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解槽に係り、特に冷却
水を上部から下部に流下させながら電極に通電すること
により、冷却水を電解してこの電極を溶出させるて電解
液として所定の冷却部に送る電解槽に関する。
水を上部から下部に流下させながら電極に通電すること
により、冷却水を電解してこの電極を溶出させるて電解
液として所定の冷却部に送る電解槽に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、復水器等においては、この復水
器内に設けられた冷却管の内部に冷却水としての海水を
循環させることにより、前記復水器の冷却を行なうよう
になっているが、このような冷却管は、通常、金属によ
り形成されているので、前記海水を導通させることによ
り、前記冷却管の内面が腐食されてしまうという問題が
ある。
器内に設けられた冷却管の内部に冷却水としての海水を
循環させることにより、前記復水器の冷却を行なうよう
になっているが、このような冷却管は、通常、金属によ
り形成されているので、前記海水を導通させることによ
り、前記冷却管の内面が腐食されてしまうという問題が
ある。
【0003】そのため、従来から、海中から海水を取水
する配管の中途部から、この海水の一部を電解槽に循環
させ、この電解槽の内部で前記海水を電解して陽極とし
ての鉄電極を電解溶出させることにより、前記海水を電
解液とし、この電解液を前記冷却管に導通させて前記冷
却管の内面に酸化鉄皮膜を形成させることにより、前記
冷却管の腐食を防止する電解防食手段が多く用いられて
いる。
する配管の中途部から、この海水の一部を電解槽に循環
させ、この電解槽の内部で前記海水を電解して陽極とし
ての鉄電極を電解溶出させることにより、前記海水を電
解液とし、この電解液を前記冷却管に導通させて前記冷
却管の内面に酸化鉄皮膜を形成させることにより、前記
冷却管の腐食を防止する電解防食手段が多く用いられて
いる。
【0004】この場合において、前記電解槽の内部に海
水を循環させる場合、従来から、前記電解槽の下部から
海水を導入し、上部から排出させる構造のものがある。
水を循環させる場合、従来から、前記電解槽の下部から
海水を導入し、上部から排出させる構造のものがある。
【0005】しかし、このような海水を電解槽の下部か
ら上部に循環させる方式では、電解槽の内部下方に鉄電
極の電解による溶出の進行に伴って生成する溶解スライ
ムや酸化鉄の脱落スケール等が蓄積され、これにより、
前記各電極が短絡したり、海水の流入が不能になったり
するという問題がある。
ら上部に循環させる方式では、電解槽の内部下方に鉄電
極の電解による溶出の進行に伴って生成する溶解スライ
ムや酸化鉄の脱落スケール等が蓄積され、これにより、
前記各電極が短絡したり、海水の流入が不能になったり
するという問題がある。
【0006】そのため、従来から、電解槽の上部から下
部に海水を導通させる方式が考えられてきたが、この場
合は、電解槽の内部において、電極の陰極により水素の
発生反応が生じ、電解槽の内部における海水の流下速度
によっては、前記内部に発生した水素ガスが、海水の流
れ方向に逆らって電解槽の上部に貯留することがあっ
た。
部に海水を導通させる方式が考えられてきたが、この場
合は、電解槽の内部において、電極の陰極により水素の
発生反応が生じ、電解槽の内部における海水の流下速度
によっては、前記内部に発生した水素ガスが、海水の流
れ方向に逆らって電解槽の上部に貯留することがあっ
た。
【0007】このような問題点を解決するようにしたも
のが、従来から、特公昭60−10110号公報に開示
されている。
のが、従来から、特公昭60−10110号公報に開示
されている。
【0008】図3はこのような従来の電解防食装置を示
したもので、先端部に海水取入口1が形成された海水導
入管2がその海水取入口1が海水3中に位置するように
配設されており、この海水導入管2には、前記海水取入
口1から海水3を汲み上げるための海水ポンプ4が接続
されている。この海水ポンプ4には、主管5が接続され
ており、この主管5には、この主管5を介して供給され
る海水により所定の冷却を行なう復水器6が接続されて
いる。
したもので、先端部に海水取入口1が形成された海水導
入管2がその海水取入口1が海水3中に位置するように
配設されており、この海水導入管2には、前記海水取入
口1から海水3を汲み上げるための海水ポンプ4が接続
されている。この海水ポンプ4には、主管5が接続され
ており、この主管5には、この主管5を介して供給され
る海水により所定の冷却を行なう復水器6が接続されて
いる。
【0009】また、前記主管5の中途部には、分岐管7
が主管5から分岐されて接続されており、この分岐管7
の中途部には、前記主管5を通る海水の一部を分岐管7
側に取出す循環ポンプ8が介設されている。前記分岐管
7は、途中ストレーナ9を介して電解槽10の上部に形
成された海水導入口11に接続されており、この電解槽
10の下部に形成された電解液排出口12には、先端部
が前記主管5の復水器6の近傍に接続された電解液排出
管13が接続されている。
が主管5から分岐されて接続されており、この分岐管7
の中途部には、前記主管5を通る海水の一部を分岐管7
側に取出す循環ポンプ8が介設されている。前記分岐管
7は、途中ストレーナ9を介して電解槽10の上部に形
成された海水導入口11に接続されており、この電解槽
10の下部に形成された電解液排出口12には、先端部
が前記主管5の復水器6の近傍に接続された電解液排出
管13が接続されている。
【0010】さらに、前記電解槽10の上部には、水素
ガス排出管14が接続されており、この水素ガス排出管
14の先端部は、前記電解液排出管13の中途部に接続
されている。
ガス排出管14が接続されており、この水素ガス排出管
14の先端部は、前記電解液排出管13の中途部に接続
されている。
【0011】前記従来の電解防食装置においては、海水
ポンプ4を駆動させることにより、海水取入口1から海
水導入管2に海水3を汲み上げ、この海水3のほとんど
は、主管5を通って復水器6に供給され、前記主管5を
通る海水3の一部は、循環ポンプ8の駆動により分岐管
7に送られ、ストレーナを介して電解槽10に導入され
る。
ポンプ4を駆動させることにより、海水取入口1から海
水導入管2に海水3を汲み上げ、この海水3のほとんど
は、主管5を通って復水器6に供給され、前記主管5を
通る海水3の一部は、循環ポンプ8の駆動により分岐管
7に送られ、ストレーナを介して電解槽10に導入され
る。
【0012】この電解槽10に導入された海水3は、電
解槽10の内部に設けられた図示しない鉄電極間を流下
する間に電解されて鉄イオンを含んだ電解液となり、こ
の電解液は、電解槽10の電解液排出口12から電解液
排出管13を介して主管5に戻されるようになってい
る。
解槽10の内部に設けられた図示しない鉄電極間を流下
する間に電解されて鉄イオンを含んだ電解液となり、こ
の電解液は、電解槽10の電解液排出口12から電解液
排出管13を介して主管5に戻されるようになってい
る。
【0013】一方、前記電解槽10内において、海水3
の流れ方向に逆らって上昇した水素ガスは、前記水素ガ
ス排出管14から海水3とともに排出され、この水素ガ
スと海水3との混合液は、そのまま還流されて電解液排
出管13に注入され、これら水素ガスを含有した海水3
は、主管5から復水器6を経て海中に排出されるように
なっている。
の流れ方向に逆らって上昇した水素ガスは、前記水素ガ
ス排出管14から海水3とともに排出され、この水素ガ
スと海水3との混合液は、そのまま還流されて電解液排
出管13に注入され、これら水素ガスを含有した海水3
は、主管5から復水器6を経て海中に排出されるように
なっている。
【0014】これにより、電解槽10の上部に水素ガス
が滞留してしまうことを防止することができるものであ
る。
が滞留してしまうことを防止することができるものであ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の水
素ガス還流手段においては、水素ガス排出管14が電解
槽10とは別個の配管として形成されているので、水素
ガス排出管14に破損が生じた場合に、水素ガスが外部
に漏洩してしまい、極めて危険であるという問題を有し
ており、これを防止するためには、前記水素ガス排出管
14を高い強度を有する高価な材料により形成する必要
があり、部材コストが高くなってしまい、安価に製造す
ることができなくなってしまうという問題を有してい
る。
素ガス還流手段においては、水素ガス排出管14が電解
槽10とは別個の配管として形成されているので、水素
ガス排出管14に破損が生じた場合に、水素ガスが外部
に漏洩してしまい、極めて危険であるという問題を有し
ており、これを防止するためには、前記水素ガス排出管
14を高い強度を有する高価な材料により形成する必要
があり、部材コストが高くなってしまい、安価に製造す
ることができなくなってしまうという問題を有してい
る。
【0016】また、前記水素ガス排出管14が電解槽1
0とは別個の配管として形成されているので、この水素
ガス排出管14の配管スペースが必要となり、装置の小
型化を図ることができないという問題を有している。
0とは別個の配管として形成されているので、この水素
ガス排出管14の配管スペースが必要となり、装置の小
型化を図ることができないという問題を有している。
【0017】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、水素ガスの漏洩を確実に防止して、高価な材料を用
いることなく、安価に製造することができ、さらに、装
置の小型化を図ることのできる電解槽を提供することを
目的とするものである。
で、水素ガスの漏洩を確実に防止して、高価な材料を用
いることなく、安価に製造することができ、さらに、装
置の小型化を図ることのできる電解槽を提供することを
目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る電解槽は、内部に電極を配設するととも
に、上部に所定の冷却水を導入する導入口および下部に
電解処理後の電解液を排出する排出口を配設し、前記上
部の導入口から導入される冷却水を下方に流下させなが
ら前記電極に通電することにより、前記冷却水を電解し
て前記電極を溶出させて電解液として前記下部の排出口
から排出して所定の冷却部に送る電解槽において、この
電解槽の内部にその上部に滞留する水素ガス部分と前記
排出口部分とを連通して前記排出口からの電解液の排出
により前記水素ガスを吸引排出する水素ガス排出管を配
設したことを特徴とするものである。
本発明に係る電解槽は、内部に電極を配設するととも
に、上部に所定の冷却水を導入する導入口および下部に
電解処理後の電解液を排出する排出口を配設し、前記上
部の導入口から導入される冷却水を下方に流下させなが
ら前記電極に通電することにより、前記冷却水を電解し
て前記電極を溶出させて電解液として前記下部の排出口
から排出して所定の冷却部に送る電解槽において、この
電解槽の内部にその上部に滞留する水素ガス部分と前記
排出口部分とを連通して前記排出口からの電解液の排出
により前記水素ガスを吸引排出する水素ガス排出管を配
設したことを特徴とするものである。
【0019】また、好ましくは、前記水素ガス排出管
を、ほぼU字状を有し、一端部が前記電解槽の内部上方
に開口するとともに、他端部が電解槽の内部を貫通して
前記排出口部分に開口するように形成するものであり、
また、前記水素ガス排出管を、電解槽の内部上方から下
方に延在する直線状に形成し、前記水素ガス排出管の上
部に水素ガス滞留部に開口するガス流入口を形成したこ
とを特徴とするものである。
を、ほぼU字状を有し、一端部が前記電解槽の内部上方
に開口するとともに、他端部が電解槽の内部を貫通して
前記排出口部分に開口するように形成するものであり、
また、前記水素ガス排出管を、電解槽の内部上方から下
方に延在する直線状に形成し、前記水素ガス排出管の上
部に水素ガス滞留部に開口するガス流入口を形成したこ
とを特徴とするものである。
【0020】
【作用】本発明によれば、電解槽の上部の導入口から導
入される冷却水を下方に流下させながら内部の電極に通
電することにより電解して、前記電極を溶出させて前記
冷却水を電解液として下部の排出口から排出して所定の
冷却部に送るものであり、これにより、前記冷却部の内
面の海洋生物の付着防止および腐食防止を図ることがで
きるものである。また、電解槽の内部に水素ガス排出管
を配設するようにしているので、水素ガス排出管からの
水素ガスの漏洩を確実に防止することができ、その結
果、水素ガス排出管を高強度の高価な材料を用いる必要
がなく、安価に製造することができ、さらに、水素ガス
排出管が電解槽と一体に形成されているので、従来のよ
うに、水素ガスの配管スペースが不要となり、装置の小
型化を図ることができるものである。
入される冷却水を下方に流下させながら内部の電極に通
電することにより電解して、前記電極を溶出させて前記
冷却水を電解液として下部の排出口から排出して所定の
冷却部に送るものであり、これにより、前記冷却部の内
面の海洋生物の付着防止および腐食防止を図ることがで
きるものである。また、電解槽の内部に水素ガス排出管
を配設するようにしているので、水素ガス排出管からの
水素ガスの漏洩を確実に防止することができ、その結
果、水素ガス排出管を高強度の高価な材料を用いる必要
がなく、安価に製造することができ、さらに、水素ガス
排出管が電解槽と一体に形成されているので、従来のよ
うに、水素ガスの配管スペースが不要となり、装置の小
型化を図ることができるものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2を参
照して説明する。
照して説明する。
【0022】図1は本発明に係る電解槽の一実施例を示
したもので、内面をゴムライニングしたほぼ円筒形状を
有する電解槽10の上部には、開口15が形成されてお
り、この電解槽10の開口15部分には、この開口15
を閉塞するための蓋部材16が取付けられている。この
蓋部材16には、前記電解槽10の内部下方に延在する
銅電極17および鉄電極18がそれぞれ配設されてお
り、前記各電極17,18の上端部には、これら各電極
17,18に電流を通電するための端子19が形成され
ている。そして、前記各電極17,18を陽極としてこ
れら各端子19に直流電流を通電すると、前記銅電極1
7が銅イオンとして、また、前記鉄電極18が鉄イオン
として溶出されることになる。
したもので、内面をゴムライニングしたほぼ円筒形状を
有する電解槽10の上部には、開口15が形成されてお
り、この電解槽10の開口15部分には、この開口15
を閉塞するための蓋部材16が取付けられている。この
蓋部材16には、前記電解槽10の内部下方に延在する
銅電極17および鉄電極18がそれぞれ配設されてお
り、前記各電極17,18の上端部には、これら各電極
17,18に電流を通電するための端子19が形成され
ている。そして、前記各電極17,18を陽極としてこ
れら各端子19に直流電流を通電すると、前記銅電極1
7が銅イオンとして、また、前記鉄電極18が鉄イオン
として溶出されることになる。
【0023】また、前記電解槽10の上部側面には、冷
却水としての海水を復水器6の冷却管に送る主管(図示
せず)から分岐して取出された一部の海水を導入するた
めの海水導入口11が形成されており、前記電解槽10
の下部中央部には、電解処理後の電解液を前記主管の中
途部に導入するための電解液排出口12が形成されてい
る。
却水としての海水を復水器6の冷却管に送る主管(図示
せず)から分岐して取出された一部の海水を導入するた
めの海水導入口11が形成されており、前記電解槽10
の下部中央部には、電解処理後の電解液を前記主管の中
途部に導入するための電解液排出口12が形成されてい
る。
【0024】さらに、前記電解槽10の蓋部材16に
は、ほぼU字状を有する水素ガス排出管20が取付けら
れており、この水素ガス排出管20の一端部は、前記電
解槽10の内部上方に開口15するガス流入口21とさ
れるとともに、その他端部は、前記電解液排出口12の
内側に位置するガス流出口22とされている。
は、ほぼU字状を有する水素ガス排出管20が取付けら
れており、この水素ガス排出管20の一端部は、前記電
解槽10の内部上方に開口15するガス流入口21とさ
れるとともに、その他端部は、前記電解液排出口12の
内側に位置するガス流出口22とされている。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
【0026】本実施例においては、まず、復水器の冷却
管に送る主管から取出された一部の海水を海水導入口1
1から電解槽10の内部に導入させる。
管に送る主管から取出された一部の海水を海水導入口1
1から電解槽10の内部に導入させる。
【0027】そして、図示しない陰極と前記各電極1
7,18を陽極として各端子19を介して直流電流を通
電することにより、前記銅電極17を銅イオンとして、
前記鉄電極18を鉄イオンとして溶出させる。これによ
り、前記鉄イオンが海水中の溶在酸素と結合して酸化さ
れ、この酸化鉄コロイドが前記銅イオンを吸着すること
により、前記電解槽10に導入された海水が所定の電解
液とされる。
7,18を陽極として各端子19を介して直流電流を通
電することにより、前記銅電極17を銅イオンとして、
前記鉄電極18を鉄イオンとして溶出させる。これによ
り、前記鉄イオンが海水中の溶在酸素と結合して酸化さ
れ、この酸化鉄コロイドが前記銅イオンを吸着すること
により、前記電解槽10に導入された海水が所定の電解
液とされる。
【0028】そして、この電解液は、電解液排出口12
を介して主管に戻されて、復水器の冷却水配管に導通さ
れ、これにより、前記冷却水配管の内面に反応生成物が
皮膜として付着し、前記銅イオンにより海洋生物の付着
が防止されるとともに、酸化鉄により強固な酸化皮膜が
形成されて、冷却水配管の腐食が防止されるようになっ
ている。
を介して主管に戻されて、復水器の冷却水配管に導通さ
れ、これにより、前記冷却水配管の内面に反応生成物が
皮膜として付着し、前記銅イオンにより海洋生物の付着
が防止されるとともに、酸化鉄により強固な酸化皮膜が
形成されて、冷却水配管の腐食が防止されるようになっ
ている。
【0029】一方、電解処理により生じた水素ガスは、
海水の流下に逆らって電解槽10の上部に滞留される
が、この水素ガスは、ベルヌイの法則により、水素ガス
排出管20のガス流入口21から流入されて水素ガス排
出管20の内部を通り、ガス流出口22から電解液排出
口12部分に排出され、前記電解液とともに、主管に戻
される。
海水の流下に逆らって電解槽10の上部に滞留される
が、この水素ガスは、ベルヌイの法則により、水素ガス
排出管20のガス流入口21から流入されて水素ガス排
出管20の内部を通り、ガス流出口22から電解液排出
口12部分に排出され、前記電解液とともに、主管に戻
される。
【0030】したがって、本実施例においては、水素ガ
ス排出管20をほぼU字状に形成し、その大部分を電解
槽10の内部に配設するようにしているので、水素ガス
排出管20からの水素ガスの漏洩を防止するために水素
ガス排出管20を高強度の高価な材料を用いる必要がな
く、材料コストを低減させることができ、安価に製造す
ることができる。また、水素ガス排出管20が電解槽1
0と一体に形成されているので、従来のように、水素ガ
スの配管を別個に設ける必要がなく、この配管スペース
が不要となり、著しく装置の小型化を図ることができ
る。
ス排出管20をほぼU字状に形成し、その大部分を電解
槽10の内部に配設するようにしているので、水素ガス
排出管20からの水素ガスの漏洩を防止するために水素
ガス排出管20を高強度の高価な材料を用いる必要がな
く、材料コストを低減させることができ、安価に製造す
ることができる。また、水素ガス排出管20が電解槽1
0と一体に形成されているので、従来のように、水素ガ
スの配管を別個に設ける必要がなく、この配管スペース
が不要となり、著しく装置の小型化を図ることができ
る。
【0031】また、図2は本発明の他の実施例を示した
もので、本実施例においても前記実施例と同様に、上部
側面に海水導入口11が形成されるとともに、下部中央
部に電解液排出口12が形成された電解槽10の上部に
は、電解槽10の開口15を閉塞するための蓋部材16
が取付けられており、この蓋部材16には、前記電解槽
10の内部下方に延在し上端部に端子19が形成された
銅電極17および鉄電極18がそれぞれ配設されてい
る。
もので、本実施例においても前記実施例と同様に、上部
側面に海水導入口11が形成されるとともに、下部中央
部に電解液排出口12が形成された電解槽10の上部に
は、電解槽10の開口15を閉塞するための蓋部材16
が取付けられており、この蓋部材16には、前記電解槽
10の内部下方に延在し上端部に端子19が形成された
銅電極17および鉄電極18がそれぞれ配設されてい
る。
【0032】また、本実施例においては、前記電解槽1
0の蓋部材16のほぼ中央部下面には、下端部が前記電
解液排出口12の内部に挿入されるガス流出口22とさ
れた直線状の水素ガス排出管20が取付けられており、
この水素ガス排出管20の上部位置には、前記電解槽1
0の内部上方に滞留する水素ガスを取入れるガス流入口
21が穿設されている。
0の蓋部材16のほぼ中央部下面には、下端部が前記電
解液排出口12の内部に挿入されるガス流出口22とさ
れた直線状の水素ガス排出管20が取付けられており、
この水素ガス排出管20の上部位置には、前記電解槽1
0の内部上方に滞留する水素ガスを取入れるガス流入口
21が穿設されている。
【0033】本実施例においても、所定の海水を海水導
入口11から電解槽10の内部に導入させながら、前記
各電極17,18に直流電流を通電することにより、前
記海水を電解処理して電解液とし、この電解液は、電解
液排出口12を介して主管に戻されて、復水器の冷却水
配管に導通されるようになっている。
入口11から電解槽10の内部に導入させながら、前記
各電極17,18に直流電流を通電することにより、前
記海水を電解処理して電解液とし、この電解液は、電解
液排出口12を介して主管に戻されて、復水器の冷却水
配管に導通されるようになっている。
【0034】一方、電解槽10の上部に滞留された生じ
た水素ガスは、ベルヌイの法則により、水素ガス排出管
20のガス流入口21から流入されて水素ガス排出管2
0の内部を通り、ガス流出口22から電解液排出口12
部分に排出され、前記電解液とともに、主管に戻される
ようになっている。
た水素ガスは、ベルヌイの法則により、水素ガス排出管
20のガス流入口21から流入されて水素ガス排出管2
0の内部を通り、ガス流出口22から電解液排出口12
部分に排出され、前記電解液とともに、主管に戻される
ようになっている。
【0035】したがって、本実施例においても前記実施
例のものと同様に、直線状の水素ガス排出管20を電解
槽10の内部に配設するようにしているので、水素ガス
排出管20からの水素ガスの漏洩を確実に防止すること
ができ、材料コストを低減させることができ、安価に製
造することができる。また、水素ガス排出管20が電解
槽10と一体に形成されているので、従来のように、水
素ガスの配管スペースが不要となり、著しく装置の小型
化を図ることができる。
例のものと同様に、直線状の水素ガス排出管20を電解
槽10の内部に配設するようにしているので、水素ガス
排出管20からの水素ガスの漏洩を確実に防止すること
ができ、材料コストを低減させることができ、安価に製
造することができる。また、水素ガス排出管20が電解
槽10と一体に形成されているので、従来のように、水
素ガスの配管スペースが不要となり、著しく装置の小型
化を図ることができる。
【0036】なお、本発明は前記実施例のものに限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々変更することがで
きるものである。
れるものではなく、必要に応じて種々変更することがで
きるものである。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る電解槽
は、内部に滞留水素ガス部分と排出口部分とを連通して
水素ガスを吸引排出する水素ガス排出管を配設するよう
にしたので、水素ガス排出管からの水素ガスの漏洩を確
実に防止することができ、その結果、水素ガス排出管を
高強度の高価な材料を用いる必要がなく、材料コストを
低減させることができ、安価に製造することができる。
また、水素ガス排出管が電解槽と一体に形成されている
ので、従来のように、水素ガスの配管を別個に設ける必
要がなく、この配管スペースが不要となり、著しく装置
の小型化を図ることができる等の効果を奏する。
は、内部に滞留水素ガス部分と排出口部分とを連通して
水素ガスを吸引排出する水素ガス排出管を配設するよう
にしたので、水素ガス排出管からの水素ガスの漏洩を確
実に防止することができ、その結果、水素ガス排出管を
高強度の高価な材料を用いる必要がなく、材料コストを
低減させることができ、安価に製造することができる。
また、水素ガス排出管が電解槽と一体に形成されている
ので、従来のように、水素ガスの配管を別個に設ける必
要がなく、この配管スペースが不要となり、著しく装置
の小型化を図ることができる等の効果を奏する。
【図1】本発明に係る電解槽の一実施例を示す縦断面図
【図2】本発明に係る電解槽の他の実施例を示す縦断面
図
図
【図3】従来の電解防食装置を示す概略構成図
10 電解槽 11 海水導入口 12 電解液排出口 15 開口 16 蓋部材 17 銅電極 18 鉄電極 19 端子 20 水素ガス排出管 21 ガス流入口 22 ガス流出口
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に電極を配設するとともに、上部に
所定の冷却水を導入する導入口および下部に電解処理後
の電解液を排出する排出口を配設し、前記上部の導入口
から導入される冷却水を下方に流下させながら前記電極
に通電することにより、前記冷却水を電解して前記電極
を溶出させて電解液として前記下部の排出口から排出し
て所定の冷却部に送る電解槽において、この電解槽の内
部にその上部に滞留する水素ガス部分と前記排出口部分
とを連通して前記排出口からの電解液の排出により前記
水素ガスを吸引排出する水素ガス排出管を配設したこと
を特徴とする電解槽。 - 【請求項2】 前記水素ガス排出管を、ほぼU字状を有
し、一端部が前記電解槽の内部上方に開口するととも
に、他端部が電解槽の内部を貫通して前記排出口部分に
開口するように形成したことを特徴とする請求項1に記
載の電解槽。 - 【請求項3】 前記水素ガス排出管を、電解槽の内部上
方から下方に延在する直線状に形成し、前記水素ガス排
出管の上部に水素ガス滞留部に開口するガス流入口を形
成したことを特徴とする請求項1に記載の電解槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5063899A JP2662163B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 電解槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5063899A JP2662163B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 電解槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06272068A true JPH06272068A (ja) | 1994-09-27 |
| JP2662163B2 JP2662163B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13242623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5063899A Expired - Fee Related JP2662163B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 電解槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2662163B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015529740A (ja) * | 2012-06-29 | 2015-10-08 | オーストラリアン バイオリファイニング プロプライエタリー リミテッド | 金属塩溶液から塩酸を生成又は回収するための方法及び装置 |
| JP2015206060A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 水素ガス発生システム |
| JP7769178B1 (ja) * | 2025-03-05 | 2025-11-13 | Make Medical株式会社 | 水素酸素発生装置 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP5063899A patent/JP2662163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015529740A (ja) * | 2012-06-29 | 2015-10-08 | オーストラリアン バイオリファイニング プロプライエタリー リミテッド | 金属塩溶液から塩酸を生成又は回収するための方法及び装置 |
| US10221491B2 (en) | 2012-06-29 | 2019-03-05 | Australian Biorefining Pty Ltd | Process and apparatus for generating or recovering hydrochloric acid from metal salt solutions |
| JP2015206060A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 水素ガス発生システム |
| JP7769178B1 (ja) * | 2025-03-05 | 2025-11-13 | Make Medical株式会社 | 水素酸素発生装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2662163B2 (ja) | 1997-10-08 |
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Legal Events
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