JPH06272114A - 繊維集合体の製造方法 - Google Patents

繊維集合体の製造方法

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JPH06272114A
JPH06272114A JP5061908A JP6190893A JPH06272114A JP H06272114 A JPH06272114 A JP H06272114A JP 5061908 A JP5061908 A JP 5061908A JP 6190893 A JP6190893 A JP 6190893A JP H06272114 A JPH06272114 A JP H06272114A
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JP
Japan
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polyamide
fiber
polyester
composite
fibers
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Application number
JP5061908A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kitawaki
秀亮 北脇
Toshimasa Kuroda
俊正 黒田
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポリアミドとポリエステルからなる複合紡糸繊
維を長時間安定して製造し、しかも該複合繊維を繊維集
合体となしてポリエステルを溶解除去した後も十分な強
度を有する、実質的にポリアミド繊維からなる繊維集合
体を製造する方法を提供すること。 【構成】複合紡糸繊維を繊維集合体となした後一方の成
分を溶解除去し、実質的にポリアミド繊維からなる繊維
集合体を製造するに際し、該複合繊維中のポリアミドの
含有率αを30〜55重量%となし、且つ該複合繊維の紡糸
温度で且つ剪断速度100sec-1下における溶融粘度が下記
(1) または (2) 式の関係を満足するポリアミドおよ
びポリエステルを用いる。 (1)30 ≦α<40のとき、2000≦MVT 且つMVN /M
T ≧0.18 (2)40 ≦α≦55のとき、2000≦MVT 且つMVN /M
T ≧0.1 ×α−3.82 (ここで、αは複合繊維中のポリアミドの含有率〔重量
%〕、MVN およびMN T は、それぞれポリアミドおよ
びポリエステルの溶融粘度〔ポイズ〕を表わす)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維集合体の製造方法
に関し、さらに詳しくはポリアミドとポリエステルから
なる混合紡糸繊維を繊維集合体となした後ポリエステル
成分を溶解除去し、実質的にポリアミド繊維からなる繊
維集合体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非相溶性の2種以上のポリマーから複合
紡糸繊維を形成し、その後少なくとも1種のポリマーを
除去することにより、極細繊維あるいは網目状繊維を得
る方法はよく知られている(例えば、特公昭44-21167号
公報など)。しかしながら、該方法をポリアミドとポリ
エステルからなる複合繊維に適用する場合には、溶融紡
糸時の安定性が悪く、長時間安定して紡糸できないばか
りでなく、得られた極細繊維の強度が低いという問題を
有していた。
【0003】このような問題を解決するため、相互配列
型複合繊維からポリアミド極細繊維を製造する方法も検
討されているが、該方法では設備が複雑となり、コスト
の高いものになってしまうという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の有する問題点を解消し、ポリアミドとポリエ
ステルからなる複合紡糸繊維を長時間安定して製造し、
しかも該複合繊維を繊維集合体となして複合繊維中のポ
リエステルを溶解除去した後も十分な強度を有する、実
質的にポリアミド繊維からなる繊維集合体を製造する方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するために鋭意検討した結果、複合紡糸繊維を構成
するポリアミドとポリエステルに、ある特定の溶融粘度
を有するものを使用することにより、上記目的が達成で
きることを究明した。
【0006】かくして、本発明によれば、ポリアミドと
ポリエステルからなる複合紡糸繊維を繊維集合体となし
た後ポリエステル成分を溶解除去し、実質的にポリアミ
ド繊維からなる繊維集合体を製造するに際し、該複合繊
維中のポリアミドの含有率αを30〜55重量%となし、且
つ該複合繊維の紡糸温度で且つ剪断速度100sec-1下にお
ける溶融粘度が下記 (1) または (2) 式の関係を満足
するポリアミドおよびポリエステルを用いることを特徴
とする繊維集合体の製造方法が提供される。 (1)30 ≦α<40のとき、2000≦MVT 且つMVN /M
T ≧0.18 (2)40 ≦α≦55のとき、2000≦MVT 且つMVN /M
T ≧0.1 ×α−3.82 (ここで、αは複合繊維中のポリアミドの含有率〔重量
%〕、MVN およびMN T は、それぞれポリアミドおよ
びポリエステルの溶融粘度〔ポイズ〕を表わす)
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いるポリアミドとしては、ナイロン6 、ナイロン66、
ナイロン610 、ナイロン46、ナイロン12およびその変性
体などが挙げられ、これらのうちの1種あるいは2種以
上を選ぶことができる。
【0008】また、ポリエステルとしては、テレフタル
酸を主たる酸成分とし、炭素数2〜6のアルキレングリ
コール、即ちエチレングリコール、トリメチレングリコ
ール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリ
コールおよびヘキサメチレングリコールから選ばれた少
なくとも1種のグリコールを主たるグリコール成分とす
るポリエステルあるいはこれらを変性したポリエステル
類が挙げられる。
【0009】本発明に用いる複合繊維中のポリアミドの
含有率αは30〜55重量%であることが必要である。ポリ
アミドの含有率αが30%未満の場合には得られる繊維集
合体の強度が著しく低くなる。一方、含有率αが55%を
越える場合には、繊度の小さい繊維が得られなくなる。
【0010】本発明で使用するポリエステルの、紡糸温
度下、剪断速度100sec-1下における溶融粘度MVT は、
2000ポイズ以上必要である。2000ポイズ未満では曳糸性
が悪く、繊度斑の大きいものしか得られないが、あまり
高すぎても紡糸が困難となるので5000ポイズ以下程度に
留めることが好ましい。
【0011】さらに、ポリアミドとポリエステルの溶融
粘度比(MVN /MVT )は下記式を満足する必要があ
る。 30≦α<40のとき MVN /MVT ≧0.18 40≦α≦55のとき MVN /MVT ≧0.1 ×α−3.82 MVN /MVT が上記の値より小さい場合には、ポリア
ミド極細繊維を得るのに好適な海島構造が形成されな
い。
【0012】本発明で用いる複合繊維を製造するに際し
ては、上記ポリアミドとポリエステルを予めチップブレ
ンドした後、通常の溶融紡糸装置に供給する方法、溶融
紡糸装置に別々のフィーダーから供給し、ルーダー中で
混合する方法などが採用でき、混合に際しては、必要に
応じて任意の添加剤、例えば帯電防止剤、顔料、熱安定
剤、難燃剤、艶消剤等を添加することもできる。
【0013】通常の紡糸・延伸を行なって巻き取られた
複合繊維糸条は次いで織編物、不織布などの繊維集合体
に成形された後、アルカリ水溶液でポリエステル成分を
除去される。
【0014】ここで、使用するアルカリ水溶液は、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンモニ
ウムハイドロオキサイド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等の水溶液を挙げることができ、中でも水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムが特に好ましく使用できる。ま
た、アルカリ水溶液の濃度および温度は、使用するアル
カリ化合物の種類により異なるが、 0.1〜30重量%、50
〜100 ℃の範囲が好ましい。
【0015】得られた繊維集合体は、該集合体を構成す
るポリアミド極細繊維の太さが 0.001〜0.1 デニールの
範囲にあり、所々で融着した網目状繊維束や多数の筋状
溝を有する繊維からなり、独特の風合と優れた力学的特
性を有している。
【0016】
【作用】本発明は以上の構成を採っているので以下の作
用を奏する。2種以上のポリマーからなる複合紡糸繊維
の海成分を除去し、十分な強度を有する極細繊維あるい
は網目状繊維を安定して得るには、島成分を均一に分散
させることが必要である。
【0017】本発明では、ポリアミドとポリエステルの
溶融粘度を、島成分であるポリアミドの含有率に応じて
変化させることにより、島成分の均一分散と紡糸の安定
化を両立させている。
【0018】即ち、ポリアミドの含有率が少ない(30〜
40重量%)場合には、ポリアミドの溶融粘度が低くても
容易に島成分として均一分散するが、ポリアミドの含有
率の増加(40〜55重量%)に伴って分散が起こりにくく
なり、極細繊維が得られなくなるので、溶融粘度を相対
的に高めてやる必要がある。
【0019】特に、ポリアミドの含有率が50%を越える
ような場合、即ち島成分が海成分よりも多くなるような
場合には、ポリアミドの溶融粘度をポリエステルのそれ
よりも高めることが必要である。
【0020】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中の%は重量%を表わす。
【0021】
【実施例1、2および比較例1、2】溶融温度 280℃、
剪断速度100sec-1下で測定した溶融粘度が500 ポイズの
ナイロン6 と溶融粘度が2000ポイズのポリエチレンテレ
フタレートを、ナイロンの含有率αが20、30、40、50%
になるようにチップブレンドした後、紡糸孔数36個の溶
融紡糸装置に供給し、口金温度 280℃、巻取り速度1000
m/分で紡糸し、次いで85℃に加熱したホットローラーを
用いて 3倍に延伸し、単繊維繊度が2.5 デニールの複合
紡糸繊維を得た。
【0022】この複合繊維を20Gの筒編地となし、10%
の水酸化ナトリウム水溶液を用いて100℃、1時間アル
カリ減量し、ポリエチレンテレフタレートをほぼ完全に
溶出除去した。得られた編地のうち、αが30、40%のも
のは独特のソフトな風合と十分な強度を有していた。ま
た、αが20%のものは強度が低く、一方50%のものは極
細繊維が得られなかった。結果を表1に示す。
【0023】
【実施例3】実施例1において、溶融粘度が4800ポイズ
のナイロン6 と溶融粘度が2800ポイズのポリエチレンテ
レフタレートを用い、αを55%とした以外は実施例1と
同様に実施した。結果を表1に示す。
【0024】
【比較例3】実施例3において、ポリエチレンテレフタ
レートの溶融粘度を 600ポイズとしαを60%とした以外
は実施例3と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ポリアミドとポリエス
テルからなる複合紡糸繊維を長時間安定して製造するこ
とができ、しかも該複合繊維を繊維集合体となしてポリ
エステルを溶解除去した後も十分な強度を有し、所々で
融着した網目状繊維束や多数の筋状溝を有する繊維から
なる、独特の風合を呈する繊維集合体が製造できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミドとポリエステルからなる複合
    紡糸繊維を繊維集合体となした後ポリエステル成分を溶
    解除去し、実質的にポリアミド繊維からなる繊維集合体
    を製造するに際し、該複合繊維中のポリアミドの含有率
    αを30〜55重量%となし、且つ該複合繊維の紡糸温度で
    且つ剪断速度100sec-1下における溶融粘度が下記 (1)
    または (2) 式の関係を満足するポリアミドおよびポリ
    エステルを用いることを特徴とする繊維集合体の製造方
    法。 (1)30 ≦α<40のとき、2000≦MVT 且つMVN /M
    T ≧0.18 (2)40 ≦α≦55のとき、2000≦MVT 且つMVN /M
    T ≧0.1 ×α−3.82 (ここで、αは複合繊維中のポリアミドの含有率〔重量
    %〕、MVN およびMN T は、それぞれポリアミドおよ
    びポリエステルの溶融粘度〔ポイズ〕を表わす)
JP5061908A 1993-03-22 1993-03-22 繊維集合体の製造方法 Pending JPH06272114A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200459A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Toray Ind Inc ペレット
WO2007018165A1 (ja) 2005-08-10 2007-02-15 Toray Industries, Inc. スポンジ状構造体および粉末、ならびにそれらの製造方法
EP2006051A2 (en) 2004-04-21 2008-12-24 Toray Industries, Inc. Abrasive cloth and method for producing nanofiber structure
US8460790B2 (en) 2002-10-23 2013-06-11 Toray Industries, Inc. Nanofiber aggregate, polymer alloy fiber, hybrid fiber, fibrous structures, and processes for production of them
US8501642B2 (en) 2004-02-19 2013-08-06 Toray Industries, Inc. Nano-fiber compound solutions, emulsions and gels, production method thereof, Nano-fiber synthetic papers, and production method thereof
EP2899305A1 (en) 2014-01-27 2015-07-29 Glo-one Co., Ltd. Method of manufacturing biodegradable non-woven web and apparatus therefor

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JP2005200459A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Toray Ind Inc ペレット
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WO2007018165A1 (ja) 2005-08-10 2007-02-15 Toray Industries, Inc. スポンジ状構造体および粉末、ならびにそれらの製造方法
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