JPH0627321B2 - セラミツクコ−テイング刃物の製造方法 - Google Patents
セラミツクコ−テイング刃物の製造方法Info
- Publication number
- JPH0627321B2 JPH0627321B2 JP4221487A JP4221487A JPH0627321B2 JP H0627321 B2 JPH0627321 B2 JP H0627321B2 JP 4221487 A JP4221487 A JP 4221487A JP 4221487 A JP4221487 A JP 4221487A JP H0627321 B2 JPH0627321 B2 JP H0627321B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- film
- ceramic coating
- knife
- base
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、刃部が形成された平板状の刃物基体の刃部に
窒化物または炭化物の皮膜を形成せしめることを特徴と
するセラミックコーテイング刃物の製造方法に関する。
窒化物または炭化物の皮膜を形成せしめることを特徴と
するセラミックコーテイング刃物の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来より、包丁,ナイフ及び鋏には炭素鋼又はステンレ
ス製の刃物が用いられてきたが、炭素鋼は錆が生じ易
く、又耐蝕性の高いステンレスは刃先が柔らかく繰り返
し使用すると刃先が摩耗することによって切れ味が低下
するという欠点があった。そこで近年になって、電気カ
ミソリや鋏等の刃物類にイオンプレーテイング法によっ
て窒化チタンなどの皮膜を形成することが検討され、例
えば特開昭60−227790号公報に記載のように、鋏の動刃
又は静刃の全表面に窒化チタン等のチタン化合物の超硬
皮膜をイオンプレーテイング法によって形成せしめるこ
とが提案されており、上述したステンレス製刃物等の欠
点を有しないものとして注目されてきた。
ス製の刃物が用いられてきたが、炭素鋼は錆が生じ易
く、又耐蝕性の高いステンレスは刃先が柔らかく繰り返
し使用すると刃先が摩耗することによって切れ味が低下
するという欠点があった。そこで近年になって、電気カ
ミソリや鋏等の刃物類にイオンプレーテイング法によっ
て窒化チタンなどの皮膜を形成することが検討され、例
えば特開昭60−227790号公報に記載のように、鋏の動刃
又は静刃の全表面に窒化チタン等のチタン化合物の超硬
皮膜をイオンプレーテイング法によって形成せしめるこ
とが提案されており、上述したステンレス製刃物等の欠
点を有しないものとして注目されてきた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、電気カミソリや鋏等の刃物類にイオンプ
レーテイグ法によって超硬皮膜を形成する場合は、真空
槽内の材料取付台に刃物基体を互いに離して取付け、刃
物基体の全表面に皮膜を形成する手段をとるので、この
ような方法を刃部が形成された平板状の包丁やナイフ等
の刃物基体に適用しても、刃物基体の全表面に被膜が形
成されるから、切れ味の持続性に影響を与える部分が刃
部にしかない包丁やナイフ等の刃物では刃部以外に皮膜
を形成することは無駄であり、また、真空槽内の限られ
た空間に刃物基体に互いに離して取付けるので、材料取
付台に取付ける刃物基体の数量は限定されるという欠点
がある。
レーテイグ法によって超硬皮膜を形成する場合は、真空
槽内の材料取付台に刃物基体を互いに離して取付け、刃
物基体の全表面に皮膜を形成する手段をとるので、この
ような方法を刃部が形成された平板状の包丁やナイフ等
の刃物基体に適用しても、刃物基体の全表面に被膜が形
成されるから、切れ味の持続性に影響を与える部分が刃
部にしかない包丁やナイフ等の刃物では刃部以外に皮膜
を形成することは無駄であり、また、真空槽内の限られ
た空間に刃物基体に互いに離して取付けるので、材料取
付台に取付ける刃物基体の数量は限定されるという欠点
がある。
本発明の目的は叙上の従来のセラミックコーテイング刃
物の製造方法の欠点を解消し、刃部のみに高硬度で耐摩
耗性の優れた皮膜を形成せしめ且つ反応性イオンプレー
テイング法により多量に被覆処理可能なセラミックコー
テイング刃物の製造方法を提供することにある。
物の製造方法の欠点を解消し、刃部のみに高硬度で耐摩
耗性の優れた皮膜を形成せしめ且つ反応性イオンプレー
テイング法により多量に被覆処理可能なセラミックコー
テイング刃物の製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のセラミックコーテイング刃物の製造方法は、刃
部が形成された平板状の刃物基体の複数枚を、各々の刃
先が面一となるように重ね合わせた状態で刃物取付台に
装着し、活性ガスを含む雰囲気中で、前記刃物の刃先を
金属蒸発源に向け、イオンプレーテイング法によって刃
物基体の刃部の表面に窒化物または炭化物の皮膜を形成
せしめることにある。
部が形成された平板状の刃物基体の複数枚を、各々の刃
先が面一となるように重ね合わせた状態で刃物取付台に
装着し、活性ガスを含む雰囲気中で、前記刃物の刃先を
金属蒸発源に向け、イオンプレーテイング法によって刃
物基体の刃部の表面に窒化物または炭化物の皮膜を形成
せしめることにある。
(作用) 本発明は上記した構成により、金属蒸着源から発生する
金属イオンと活性ガスとの反応により生成される窒化物
又は炭化物は、刃部が形成された平板状の刃物基体の互
いに重なり合う部分には皮膜は形成されることがなく、
刃部並びに刃先の付近にのみ窒化物または炭化物の皮膜
が形成されることになり、高硬度性及び耐摩耗性を必要
としない部分に迄被膜が形成されることがない、また、
平板状の刃物基体を重ね合せると、材料取付台に多量の
刃物基体を取付けることができ、限られた空間の真空槽
内のバッチ処理能力が増大する。
金属イオンと活性ガスとの反応により生成される窒化物
又は炭化物は、刃部が形成された平板状の刃物基体の互
いに重なり合う部分には皮膜は形成されることがなく、
刃部並びに刃先の付近にのみ窒化物または炭化物の皮膜
が形成されることになり、高硬度性及び耐摩耗性を必要
としない部分に迄被膜が形成されることがない、また、
平板状の刃物基体を重ね合せると、材料取付台に多量の
刃物基体を取付けることができ、限られた空間の真空槽
内のバッチ処理能力が増大する。
(実施例) 以下、本発明のセラミックコーテイング刃物の製造方法
の一例を図面と共に説明する。
の一例を図面と共に説明する。
第1図に本発明の方法を実施するイオンプレーテイング
装置の概略を示す。真空槽1内において負の電圧が印加
されるカソード2には刃部32が形成された平板状の刃物
基体3 が複数枚重ね合わせた状態で材料取付台4 を介し
て取付けされており、これら刃物基体3 ・・の各々の刃
先31がカソード2の下方の設置された金属蒸発源5 に向
けられており、金属蒸発源5 から蒸発するチタン,クロ
ムまたはタンタル等の蒸発物が刃先31に向けて照射する
ようになっている。真空槽1内には管6 を通して窒素ガ
ス(N2)またはC2H2等の活性ガスを導入するようになっ
ている。
装置の概略を示す。真空槽1内において負の電圧が印加
されるカソード2には刃部32が形成された平板状の刃物
基体3 が複数枚重ね合わせた状態で材料取付台4 を介し
て取付けされており、これら刃物基体3 ・・の各々の刃
先31がカソード2の下方の設置された金属蒸発源5 に向
けられており、金属蒸発源5 から蒸発するチタン,クロ
ムまたはタンタル等の蒸発物が刃先31に向けて照射する
ようになっている。真空槽1内には管6 を通して窒素ガ
ス(N2)またはC2H2等の活性ガスを導入するようになっ
ている。
第2図には、材料取付台4 に取付けされる刃物基体3 と
してステンレス鋼からなる包丁の刃物基体を用いた例を
示し、刃物基体3 は平板状の片縁が尖縁となされた刃先
31を有する刃部32を形成してなり予め超音波洗浄で予備
洗浄処理されたもので、刃物基体3 を複数枚重ね合わせ
ると共に、各々の刃先31が面一となるように揃え、第1
図に示すような材料取付台4 に刃先31を金属蒸発源5 に
向けて柄部33の柄取付孔34,34に水平に並設された軸4
1,41 を挿通し装着する。
してステンレス鋼からなる包丁の刃物基体を用いた例を
示し、刃物基体3 は平板状の片縁が尖縁となされた刃先
31を有する刃部32を形成してなり予め超音波洗浄で予備
洗浄処理されたもので、刃物基体3 を複数枚重ね合わせ
ると共に、各々の刃先31が面一となるように揃え、第1
図に示すような材料取付台4 に刃先31を金属蒸発源5 に
向けて柄部33の柄取付孔34,34に水平に並設された軸4
1,41 を挿通し装着する。
7 は各刃物基体3 の柄部33間に介挿して刃物基体同志の
間隔を設けるようにしたスペーサーであり、その厚さt
は適宜の寸法のものが用いられる。
間隔を設けるようにしたスペーサーであり、その厚さt
は適宜の寸法のものが用いられる。
そして、上記の複数枚重ね合わされた包丁の刃物基体3
は次のようにしてイオンプレーテング法により窒化物ま
たは炭化物の皮膜が形成される。
は次のようにしてイオンプレーテング法により窒化物ま
たは炭化物の皮膜が形成される。
即ち、まず刃物基体3 は金属蒸発源5 から蒸発する金属
イオンが拡散照射する角度θが20度となる範囲に所定
の数量の刃物基体3 ・・を材料取付台4 に装着し、然る
後、真空槽1 内で約2X10-5Torrまで減圧した雰囲気にお
いて金属蒸発源5 より発生するチタンイオンにより刃物
基体3 の表面はイオンクリーニング処理がなされ、次い
で真空槽1 内に導入ガスとして窒素ガスを弁61を開くこ
とにより管6 を通して導入する。次に、槽内を約2X10-5
Torrに減圧した状態で刃物基体3 に200 〜500Vの電圧を
印加してチタンイオンと窒素ガスイオンを発生させ、刃
物基体1 の刃部32の表面上に窒化チタンを電気的に吸引
させて析出し蒸着を行う。
イオンが拡散照射する角度θが20度となる範囲に所定
の数量の刃物基体3 ・・を材料取付台4 に装着し、然る
後、真空槽1 内で約2X10-5Torrまで減圧した雰囲気にお
いて金属蒸発源5 より発生するチタンイオンにより刃物
基体3 の表面はイオンクリーニング処理がなされ、次い
で真空槽1 内に導入ガスとして窒素ガスを弁61を開くこ
とにより管6 を通して導入する。次に、槽内を約2X10-5
Torrに減圧した状態で刃物基体3 に200 〜500Vの電圧を
印加してチタンイオンと窒素ガスイオンを発生させ、刃
物基体1 の刃部32の表面上に窒化チタンを電気的に吸引
させて析出し蒸着を行う。
尚、上記例では導入ガスとして窒素ガスを用い、又、蒸
発源金属としてチタンを用い窒化物を生成したが、導入
ガスとしてC2H2を用いてももよいし、又、蒸発源金属と
してクロムやタンタル等の金属を用いてもよい。この場
合、チタンを含むこれら金属イオンはC2H2と反応して炭
化物を形成する。又、金属蒸発源5 から蒸発する金属イ
オンが拡散照射する角度θを20度となる範囲に設定し
所定の数量の刃物基体3 ・・を材料取付台4 に装着した
が、特にこれに限定されるものではなく45度を越えな
い範囲であればよい。45度を越える範囲では、材料取
付台4 に装着した両側付近の刃物基体3 は皮膜形成が不
充分である。
発源金属としてチタンを用い窒化物を生成したが、導入
ガスとしてC2H2を用いてももよいし、又、蒸発源金属と
してクロムやタンタル等の金属を用いてもよい。この場
合、チタンを含むこれら金属イオンはC2H2と反応して炭
化物を形成する。又、金属蒸発源5 から蒸発する金属イ
オンが拡散照射する角度θを20度となる範囲に設定し
所定の数量の刃物基体3 ・・を材料取付台4 に装着した
が、特にこれに限定されるものではなく45度を越えな
い範囲であればよい。45度を越える範囲では、材料取
付台4 に装着した両側付近の刃物基体3 は皮膜形成が不
充分である。
このようにしてイオンプレーテイング法により被覆形成
されたセラミックコーテイングの包丁は、第3図に示す
ように刃部32のうち刃先31並びに刃先31の付近にのみ黄
金色の窒化物で被覆された皮膜35を形成し、該皮膜35は
高硬度で耐摩耗性の優れたものであり、刃先の研磨加工
を必要としないものである。
されたセラミックコーテイングの包丁は、第3図に示す
ように刃部32のうち刃先31並びに刃先31の付近にのみ黄
金色の窒化物で被覆された皮膜35を形成し、該皮膜35は
高硬度で耐摩耗性の優れたものであり、刃先の研磨加工
を必要としないものである。
被覆巾の寸法Lはスペーサー7の厚みtを変化させるこ
とにより適宜選択することが可能である。第4図は一例
として柄部32の厚みが2mm の刃物基体3 を用いた場合の
スペーサー厚みtと被覆巾Lの関係を示すグラフであ
り、スペーサー7の厚みを0mm〜5.0 mmの範囲で変化さ
せると、被覆巾の寸法が5.0mm 〜15mmの範囲で変化し得
ることを示している。
とにより適宜選択することが可能である。第4図は一例
として柄部32の厚みが2mm の刃物基体3 を用いた場合の
スペーサー厚みtと被覆巾Lの関係を示すグラフであ
り、スペーサー7の厚みを0mm〜5.0 mmの範囲で変化さ
せると、被覆巾の寸法が5.0mm 〜15mmの範囲で変化し得
ることを示している。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、刃部が形成された平板状の刃物
基体を複数枚重ね合わせると共に、各々の刃先が面一と
なるように揃えた状態で刃物取付台に装着するので、限
られた真空槽内に数多くの刃物基体を入れることがで
き、バッチ当たりの被覆処理量が増加して生産コストが
逓減する。又、刃先並びに刃先の付近にのみ窒化物また
は炭化物の皮膜を形成することが可能となり、無駄な皮
膜形成を防止するのでコストが逓減され、高硬度で耐摩
耗性に優れ切れ味を損なうことないセラミックコーテイ
ング刃物が得られる。
基体を複数枚重ね合わせると共に、各々の刃先が面一と
なるように揃えた状態で刃物取付台に装着するので、限
られた真空槽内に数多くの刃物基体を入れることがで
き、バッチ当たりの被覆処理量が増加して生産コストが
逓減する。又、刃先並びに刃先の付近にのみ窒化物また
は炭化物の皮膜を形成することが可能となり、無駄な皮
膜形成を防止するのでコストが逓減され、高硬度で耐摩
耗性に優れ切れ味を損なうことないセラミックコーテイ
ング刃物が得られる。
第1図は本発明を実施するためのイオンプレーテイング
装置の概略図、第2図は包丁の刃物基体を複数枚重ね合
わせた状態を示す斜視図、第3図は皮膜が形成された包
丁の正面図、第4図はスペーサー厚み(t)と被覆巾
(L)の関係を示すグラフである。 符合の説明 3 ……刃物基体、31……刃先、32……刃部、35……皮
膜、4 ……材料取付台、5 ……金属蒸発源、7 ……スペ
ーサー
装置の概略図、第2図は包丁の刃物基体を複数枚重ね合
わせた状態を示す斜視図、第3図は皮膜が形成された包
丁の正面図、第4図はスペーサー厚み(t)と被覆巾
(L)の関係を示すグラフである。 符合の説明 3 ……刃物基体、31……刃先、32……刃部、35……皮
膜、4 ……材料取付台、5 ……金属蒸発源、7 ……スペ
ーサー
Claims (1)
- 【請求項1】刃部が形成された平板状の刃物基体の複数
枚を、各々の刃先が面一となるように重ね合わせた状態
で刃物取付台に装着し、活性ガスを含む雰囲気中で、前
記刃物の刃先を金属蒸発源に向け、イオンプレーテイン
グ法によって刃物基体の刃部の表面に窒化物または炭化
物の皮膜を形成せしめることを特徴とするセラミックコ
ーテイング刃物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4221487A JPH0627321B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | セラミツクコ−テイング刃物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4221487A JPH0627321B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | セラミツクコ−テイング刃物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63210266A JPS63210266A (ja) | 1988-08-31 |
| JPH0627321B2 true JPH0627321B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=12629784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4221487A Expired - Lifetime JPH0627321B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | セラミツクコ−テイング刃物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627321B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004052515B4 (de) * | 2004-10-22 | 2019-01-03 | Aesculap Ag | Chirurgische Schere und Verfahren zum Herstellen einer chirurgischen Schere |
-
1987
- 1987-02-24 JP JP4221487A patent/JPH0627321B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63210266A (ja) | 1988-08-31 |
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