JPH06273367A - 薄膜型ガスセンサ - Google Patents
薄膜型ガスセンサInfo
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- JPH06273367A JPH06273367A JP8407893A JP8407893A JPH06273367A JP H06273367 A JPH06273367 A JP H06273367A JP 8407893 A JP8407893 A JP 8407893A JP 8407893 A JP8407893 A JP 8407893A JP H06273367 A JPH06273367 A JP H06273367A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定した検知信号を与え、信頼性の高い薄膜
型ガスセンサを提供する。 【構成】 電気絶縁性の高い基板2と、基板2の一方の
面上に形成された一対の薄膜電極4、4と、少なくとも
一対の薄膜電極間に形成された電気絶縁層5と、一対の
薄膜電極4、4及び電気絶縁層5を覆うように形成され
たガス感応膜3と、基板2の他方の面上に形成されたヒ
ータ6とを有し、薄膜電極4と電気絶縁層5の厚みの差
が、ガス感応膜3の厚さの50%以下であることを特徴
とする薄膜型ガスセンサ1である。
型ガスセンサを提供する。 【構成】 電気絶縁性の高い基板2と、基板2の一方の
面上に形成された一対の薄膜電極4、4と、少なくとも
一対の薄膜電極間に形成された電気絶縁層5と、一対の
薄膜電極4、4及び電気絶縁層5を覆うように形成され
たガス感応膜3と、基板2の他方の面上に形成されたヒ
ータ6とを有し、薄膜電極4と電気絶縁層5の厚みの差
が、ガス感応膜3の厚さの50%以下であることを特徴
とする薄膜型ガスセンサ1である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜型ガスセンサに関
し、さらに詳しくは、安定した検知信号を与え、信頼性
の高い薄膜型ガスセンサに関する。
し、さらに詳しくは、安定した検知信号を与え、信頼性
の高い薄膜型ガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】酸化錫
はガスの吸着や表面反応により雰囲気ガス中の特定成分
の濃度に応じて導電率を変化させ、いわゆるn型の半導
体の特性を有する。これを利用し、半導体として酸化錫
を用いたガスセンサが開発され、ガス警報機の検知部に
使用されている。なお、酸化錫の他に、酸化亜鉛、酸化
鉄、酸化チタン、酸化タングステン、酸化インジウム等
の金属酸化物を半導体として用いたガスセンサも研究さ
れており、一部実用化されている。
はガスの吸着や表面反応により雰囲気ガス中の特定成分
の濃度に応じて導電率を変化させ、いわゆるn型の半導
体の特性を有する。これを利用し、半導体として酸化錫
を用いたガスセンサが開発され、ガス警報機の検知部に
使用されている。なお、酸化錫の他に、酸化亜鉛、酸化
鉄、酸化チタン、酸化タングステン、酸化インジウム等
の金属酸化物を半導体として用いたガスセンサも研究さ
れており、一部実用化されている。
【0003】金属酸化物からなる半導体を用いたガスセ
ンサに、バルク型センサと呼ばれるものがある。このタ
イプのセンサは、白金線等からなるコイル状のヒータの
周りに、金属酸化物からなる焼成体がバルク状に形成さ
れた構造を有する。バルク型センサは、一般には、共沈
法等により得られた金属酸化物の粉末を有機バインダー
と良く混練してペースト状とし、このペーストをコイル
ヒータの回り(或いはコイルヒータを通した絶縁管の回
り)に塗布し、その後、600℃程度の温度で焼成して
製造される。
ンサに、バルク型センサと呼ばれるものがある。このタ
イプのセンサは、白金線等からなるコイル状のヒータの
周りに、金属酸化物からなる焼成体がバルク状に形成さ
れた構造を有する。バルク型センサは、一般には、共沈
法等により得られた金属酸化物の粉末を有機バインダー
と良く混練してペースト状とし、このペーストをコイル
ヒータの回り(或いはコイルヒータを通した絶縁管の回
り)に塗布し、その後、600℃程度の温度で焼成して
製造される。
【0004】ところで、最近では空気清浄機などの家電
製品等にまでガスセンサが組み込まれるようになり、そ
のために、低消費電力型で高感度、かつ大量生産が可能
な構造を有するセンサが求められているが、上記のバル
ク型のセンサでは、コイルヒータを用いているために大
幅な小型化が困難である。また、ペースト塗布工程の自
動化が困難であるために、その製造においては基本的に
手作業に頼らざるを得ず、生産性が悪く、製品毎の性能
にバラツキが生じやすい。
製品等にまでガスセンサが組み込まれるようになり、そ
のために、低消費電力型で高感度、かつ大量生産が可能
な構造を有するセンサが求められているが、上記のバル
ク型のセンサでは、コイルヒータを用いているために大
幅な小型化が困難である。また、ペースト塗布工程の自
動化が困難であるために、その製造においては基本的に
手作業に頼らざるを得ず、生産性が悪く、製品毎の性能
にバラツキが生じやすい。
【0005】そこで、最近では、低消費電力化、高感度
化、高生産性等を達成するためにセンサを薄型化して小
型化することが試みられている。このような薄膜型のガ
スセンサは、構造上、対向電極式と熱線式とに大別され
る。
化、高生産性等を達成するためにセンサを薄型化して小
型化することが試みられている。このような薄膜型のガ
スセンサは、構造上、対向電極式と熱線式とに大別され
る。
【0006】対向電極式の薄膜型ガスセンサは、図4に
示すように基板2の一方の面に対向電極4、4を設け、
少なくともその電極間にSnO2 などのガス感応膜3を形
成したものである(ただし、図4に示す例では、ガス感
応膜は基板2の全面にわたって形成されている)が、こ
の種のセンサでは、感度を高めるために素子温度を300
〜500 ℃程度に加熱して用いるので、図5に示すよう
に、通常基板2の裏面にヒータ6を有する。
示すように基板2の一方の面に対向電極4、4を設け、
少なくともその電極間にSnO2 などのガス感応膜3を形
成したものである(ただし、図4に示す例では、ガス感
応膜は基板2の全面にわたって形成されている)が、こ
の種のセンサでは、感度を高めるために素子温度を300
〜500 ℃程度に加熱して用いるので、図5に示すよう
に、通常基板2の裏面にヒータ6を有する。
【0007】一方、熱線式センサは図6に示すように、
基板2の一方の面にヒータを兼ねた帯状の電極4aを設
け、この電極4aの形成部全体をガス感応膜3で覆う構
造となっている。
基板2の一方の面にヒータを兼ねた帯状の電極4aを設
け、この電極4aの形成部全体をガス感応膜3で覆う構
造となっている。
【0008】対向電極式及び熱線式の薄膜型ガスセンサ
は、バルク型のセンサよりも小型化でき、低消費電力化
が見込まれる。また、基板2上に設ける電極4(ヒータ
を兼ねた電極4aを含む)、ヒータ6、ガス感応膜3は
スパッタリング法、CVD法、蒸着法等の気相形成方法
により容易に形成することができるので、生産性の点に
おいても優れている。
は、バルク型のセンサよりも小型化でき、低消費電力化
が見込まれる。また、基板2上に設ける電極4(ヒータ
を兼ねた電極4aを含む)、ヒータ6、ガス感応膜3は
スパッタリング法、CVD法、蒸着法等の気相形成方法
により容易に形成することができるので、生産性の点に
おいても優れている。
【0009】しかしながら、対向電極式及び熱線式の従
来の薄膜型ガスセンサは、製品毎の検知出力にバラツキ
が大きいことがあり、又、長時間使用していくうちに出
力の変動が大きくなる等信頼性において劣り、現在のと
ころ汎用的なセンサとして実用化されていない。
来の薄膜型ガスセンサは、製品毎の検知出力にバラツキ
が大きいことがあり、又、長時間使用していくうちに出
力の変動が大きくなる等信頼性において劣り、現在のと
ころ汎用的なセンサとして実用化されていない。
【0010】従って本発明の目的は、信頼性の高い薄膜
型ガスセンサを提供することである。
型ガスセンサを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、薄膜電極とガス感応膜との接触具
合が不良であったり、薄膜電極に接触する部分において
ガス感応膜の厚さが一様でなかったりすると、ガスセン
サの特性が不安定になることを見いだした。電極はガス
感応膜と接触して電子のやり取りに直接関与する部分で
あるので、接触部(接触界面)の状態によりセンサ出力
の安定性が左右される。
の結果、本発明者は、薄膜電極とガス感応膜との接触具
合が不良であったり、薄膜電極に接触する部分において
ガス感応膜の厚さが一様でなかったりすると、ガスセン
サの特性が不安定になることを見いだした。電極はガス
感応膜と接触して電子のやり取りに直接関与する部分で
あるので、接触部(接触界面)の状態によりセンサ出力
の安定性が左右される。
【0012】特に、従来の薄膜型のガスセンサでは、図
7に模式的に示すように電極4の端部(図7の領域B)
においてガス感応膜3が薄く形成されやすく、また、ガ
ス感応膜3との接触状態も悪くなりやすい。ガス感応膜
3が図7に示すように形成されると、ガスセンサの出力
が不安定になる。なお、粒子流の方向性が強いスパッタ
リング法を用いてガス感応膜3を形成した場合に、図7
に示すような状態が生じやすい。
7に模式的に示すように電極4の端部(図7の領域B)
においてガス感応膜3が薄く形成されやすく、また、ガ
ス感応膜3との接触状態も悪くなりやすい。ガス感応膜
3が図7に示すように形成されると、ガスセンサの出力
が不安定になる。なお、粒子流の方向性が強いスパッタ
リング法を用いてガス感応膜3を形成した場合に、図7
に示すような状態が生じやすい。
【0013】薄膜型ガスセンサの特性を改良する方法を
見いだすために、本発明者らはまず、図4に示した対向
電極式のガスセンサにおいて、ガス感応膜3の厚さを15
00オングストロームに一定とし、電極4の厚さを1000〜
3000オングストロームに変化させた場合のガスセンサの
抵抗値Raの変化の状態を調べた。ここで、大気中でセ
ンサを400 ℃に加熱放置した場合のセンサの抵抗値の時
間的変化を見ている。結果は図8に示す通りであった。
見いだすために、本発明者らはまず、図4に示した対向
電極式のガスセンサにおいて、ガス感応膜3の厚さを15
00オングストロームに一定とし、電極4の厚さを1000〜
3000オングストロームに変化させた場合のガスセンサの
抵抗値Raの変化の状態を調べた。ここで、大気中でセ
ンサを400 ℃に加熱放置した場合のセンサの抵抗値の時
間的変化を見ている。結果は図8に示す通りであった。
【0014】図8からわかるように、電極が厚いほどR
aの変化率が大きくなる傾向にある。Raの変化率が大
きいと、検知対象ガスの濃度とガスセンサの出力との関
係が一定に定まらないので、正確なガス濃度の検知が行
えない。また、全体的な傾向として、電極が厚いほどガ
スセンサの抵抗が高抵抗側にシフトしていく。以上の結
果は、電極と基板とが形成する段差が大きいほど、電極
端部におけるガス感応膜の形成状態が不定となり、ガス
センサの特性が不安定になることを示唆している。
aの変化率が大きくなる傾向にある。Raの変化率が大
きいと、検知対象ガスの濃度とガスセンサの出力との関
係が一定に定まらないので、正確なガス濃度の検知が行
えない。また、全体的な傾向として、電極が厚いほどガ
スセンサの抵抗が高抵抗側にシフトしていく。以上の結
果は、電極と基板とが形成する段差が大きいほど、電極
端部におけるガス感応膜の形成状態が不定となり、ガス
センサの特性が不安定になることを示唆している。
【0015】図7に示すようなガス感応膜の形成状態を
回避するために電極4をさらに薄くしようすると、電極
が所々で途切れていわば島状となりやすく、良好なガス
センサとはならない。上述の通り、この種のガスセンサ
は通常300 〜500 ℃の作動温度で使用されるので、電極
4はこのような加熱に十分耐えうる厚さを有していなけ
ればならず、通常、1000オングストローム程度以上の厚
さが必要となる。
回避するために電極4をさらに薄くしようすると、電極
が所々で途切れていわば島状となりやすく、良好なガス
センサとはならない。上述の通り、この種のガスセンサ
は通常300 〜500 ℃の作動温度で使用されるので、電極
4はこのような加熱に十分耐えうる厚さを有していなけ
ればならず、通常、1000オングストローム程度以上の厚
さが必要となる。
【0016】一方、ガス感応膜3の厚さを大きくして、
図7の領域Bの部分に十分な厚さのガス感応膜を形成し
ようとすると、薄膜型のガスセンサが有する高感度及び
良好な応答性が得られなくなる。
図7の領域Bの部分に十分な厚さのガス感応膜を形成し
ようとすると、薄膜型のガスセンサが有する高感度及び
良好な応答性が得られなくなる。
【0017】以上を考慮し鋭意検討の結果、本発明者ら
は、少なくとも薄膜電極の周辺に薄膜電極とほぼ同じ厚
さの電気絶縁層を形成し、その上にガス感応膜を形成す
る構造とすれば、薄膜電極の端部においてガス感応膜の
厚さが不特定に変化したり、ガス感応膜と電極との接触
状態が悪くなることはなく、安定した出力を与えるガス
センサとすることができることを発見し、本発明を完成
した。
は、少なくとも薄膜電極の周辺に薄膜電極とほぼ同じ厚
さの電気絶縁層を形成し、その上にガス感応膜を形成す
る構造とすれば、薄膜電極の端部においてガス感応膜の
厚さが不特定に変化したり、ガス感応膜と電極との接触
状態が悪くなることはなく、安定した出力を与えるガス
センサとすることができることを発見し、本発明を完成
した。
【0018】すなわち、本発明の第一の薄膜型ガスセン
サは、(a) 電気絶縁性の高い基板と、(b) 前記基板の一
方の面上に形成された一対の薄膜電極と、(c) 少なくと
も前記一対の薄膜電極間に形成された電気絶縁層と、
(d) 前記一対の薄膜電極及び前記電気絶縁層を覆うよう
に形成されたガス感応膜と、(e) 前記基板の他方の面上
に形成されたヒータとを有し、前記の薄膜電極と前記電
気絶縁層の厚みの差が、前記ガス感応膜の厚さの50%
以下であることを特徴とする。
サは、(a) 電気絶縁性の高い基板と、(b) 前記基板の一
方の面上に形成された一対の薄膜電極と、(c) 少なくと
も前記一対の薄膜電極間に形成された電気絶縁層と、
(d) 前記一対の薄膜電極及び前記電気絶縁層を覆うよう
に形成されたガス感応膜と、(e) 前記基板の他方の面上
に形成されたヒータとを有し、前記の薄膜電極と前記電
気絶縁層の厚みの差が、前記ガス感応膜の厚さの50%
以下であることを特徴とする。
【0019】また、本発明の第二の薄膜型ガスセンサ
は、(a) 電気絶縁性の高い基板と、(b) 前記基板の一方
の面上に形成された帯状の薄膜電極と、(c) 少なくとも
前記薄膜電極の周辺に形成された電気絶縁層と、(d) 前
記薄膜電極及び前記電気絶縁層を覆うように形成された
ガス感応膜とを有し、前記薄膜電極は前記ガス感応膜を
加熱するためのヒータを兼ねており、前記薄膜電極と前
記電気絶縁層の厚みの差が、前記ガス感応膜の厚さの5
0%以下であることを特徴とする。
は、(a) 電気絶縁性の高い基板と、(b) 前記基板の一方
の面上に形成された帯状の薄膜電極と、(c) 少なくとも
前記薄膜電極の周辺に形成された電気絶縁層と、(d) 前
記薄膜電極及び前記電気絶縁層を覆うように形成された
ガス感応膜とを有し、前記薄膜電極は前記ガス感応膜を
加熱するためのヒータを兼ねており、前記薄膜電極と前
記電気絶縁層の厚みの差が、前記ガス感応膜の厚さの5
0%以下であることを特徴とする。
【0020】
【実施例及び作用】以下、添付図面を参照して本発明を
詳細に説明する。 (1)対向電極式ガスセンサ 図1は本発明の一実施例によるガスセンサを示す概略断
面図である。このガスセンサ1はいわゆる対向電極式の
ガスセンサであり、後述する電気絶縁層を有する以外
は、基本的に、先に図4及び図5に示したガスセンサ1
bと同様の構造を有する。
詳細に説明する。 (1)対向電極式ガスセンサ 図1は本発明の一実施例によるガスセンサを示す概略断
面図である。このガスセンサ1はいわゆる対向電極式の
ガスセンサであり、後述する電気絶縁層を有する以外
は、基本的に、先に図4及び図5に示したガスセンサ1
bと同様の構造を有する。
【0021】ガスセンサ1は、電気絶縁性の高い基板2
と、この基板2の一方の面に形成された一対の電極4、
4と、電極4が形成された面上の電極4の形成部位以外
の表面部分に形成された電気絶縁層5と、一対の電極
4、4、及び電気絶縁層5を覆うように形成された薄膜
状のガス感応膜3とを有する。また、一対の電極4、4
が形成された面の反対側の基板2の表面には、このガス
センサ1を所定の作動温度まで加熱するためのヒータ6
が形成されている。なお、本実施例では、ヒータ6は図
5に示すガスセンサ1bと同様に蛇行して形成されてい
るので、図1にはヒータ6は破断した状態に描かれてい
る。
と、この基板2の一方の面に形成された一対の電極4、
4と、電極4が形成された面上の電極4の形成部位以外
の表面部分に形成された電気絶縁層5と、一対の電極
4、4、及び電気絶縁層5を覆うように形成された薄膜
状のガス感応膜3とを有する。また、一対の電極4、4
が形成された面の反対側の基板2の表面には、このガス
センサ1を所定の作動温度まで加熱するためのヒータ6
が形成されている。なお、本実施例では、ヒータ6は図
5に示すガスセンサ1bと同様に蛇行して形成されてい
るので、図1にはヒータ6は破断した状態に描かれてい
る。
【0022】基板2は緻密でかつ電気絶縁性の高い材料
から形成されている。具体的には、アルミナやシリカ等
のセラミックスを用いることができる。基板2の厚さは
使用する材質により多少異なるが、ガスセンサの小型化
の点からはできるだけ薄いほうが好ましい。アルミナ材
を使用した場合では、約 200μmの厚さで十分である。
から形成されている。具体的には、アルミナやシリカ等
のセラミックスを用いることができる。基板2の厚さは
使用する材質により多少異なるが、ガスセンサの小型化
の点からはできるだけ薄いほうが好ましい。アルミナ材
を使用した場合では、約 200μmの厚さで十分である。
【0023】基板2上に設ける電極4、4は、Pt、Pd、
Ag、Rh、Ir等の金属、又はこれらの合金を用いるのが一
般的であるが、特にPt又はPt系合金を用いるのが長期安
定性の点からみて好ましい。電極は通常の気相成膜方法
で形成されるが、密着性、膜厚の均一性の点でスパッタ
リング法により形成するのが好ましい。電極4、4の厚
さは、500 〜5000オングストローム程度であるが、より
好ましくは1000〜3000オングストロームである。
Ag、Rh、Ir等の金属、又はこれらの合金を用いるのが一
般的であるが、特にPt又はPt系合金を用いるのが長期安
定性の点からみて好ましい。電極は通常の気相成膜方法
で形成されるが、密着性、膜厚の均一性の点でスパッタ
リング法により形成するのが好ましい。電極4、4の厚
さは、500 〜5000オングストローム程度であるが、より
好ましくは1000〜3000オングストロームである。
【0024】基板2の電極4の形成面において、電極形
成部位以外の表面には電気絶縁層5が形成されている。
この電気絶縁層5はアルミナやシリカ等電気絶縁性の高
い材料からなる。加熱時の膨張率等を考えると、基板2
と同一材料から形成するのが好ましい。なお、電気絶縁
層5は必ずしも基板2の全面(ただし電極4、4上は除
く)に形成されている必要はなく、少なくとも電極4、
4間に形成されていればよい。
成部位以外の表面には電気絶縁層5が形成されている。
この電気絶縁層5はアルミナやシリカ等電気絶縁性の高
い材料からなる。加熱時の膨張率等を考えると、基板2
と同一材料から形成するのが好ましい。なお、電気絶縁
層5は必ずしも基板2の全面(ただし電極4、4上は除
く)に形成されている必要はなく、少なくとも電極4、
4間に形成されていればよい。
【0025】電気絶縁層5の厚さは、基本的には電極4
と同程度であるのが好ましい。電気絶縁層5の厚さにつ
いては後述する。
と同程度であるのが好ましい。電気絶縁層5の厚さにつ
いては後述する。
【0026】ガス感応膜3は一対の電極4、4及び電気
絶縁層5を覆うように形成されている。ガス感応膜3を
形成する材料としては、酸化錫、酸化亜鉛、酸化鉄、酸
化チタン、酸化タングステン、酸化インジウム等の金属
酸化物が挙げられる。また、これらの金属酸化物にPt、
Pd、Re、Ir等の貴金属触媒、あるいは、WO3 、Sb
2 O5 、ZrO2 、Cr2 O3 等の酸化物を添加したものも
用いることができる。
絶縁層5を覆うように形成されている。ガス感応膜3を
形成する材料としては、酸化錫、酸化亜鉛、酸化鉄、酸
化チタン、酸化タングステン、酸化インジウム等の金属
酸化物が挙げられる。また、これらの金属酸化物にPt、
Pd、Re、Ir等の貴金属触媒、あるいは、WO3 、Sb
2 O5 、ZrO2 、Cr2 O3 等の酸化物を添加したものも
用いることができる。
【0027】ガス感応膜3は以下の理由で薄く形成する
のが好ましい。一般に、上述した金属酸化物からなるガ
ス感応材が所定の温度(センサ作動温度に当たる)に保
持されると、このガス感応材の表面に酸素が吸着し、こ
れがO2-イオンやO- イオンとして存在することにな
る。この時に、これらのイオンがガス感応材中の導電電
子をトラップしてガス感応材の導電性を低下させる。特
に、ガス感応材の表面近傍では導電性電子の濃度が小さ
い層(いわゆる空間電荷欠乏層)が生じ、ガス感応材の
抵抗が上昇した状態になる。
のが好ましい。一般に、上述した金属酸化物からなるガ
ス感応材が所定の温度(センサ作動温度に当たる)に保
持されると、このガス感応材の表面に酸素が吸着し、こ
れがO2-イオンやO- イオンとして存在することにな
る。この時に、これらのイオンがガス感応材中の導電電
子をトラップしてガス感応材の導電性を低下させる。特
に、ガス感応材の表面近傍では導電性電子の濃度が小さ
い層(いわゆる空間電荷欠乏層)が生じ、ガス感応材の
抵抗が上昇した状態になる。
【0028】このような状態にあるガス感応材に還元性
ガスが到達すると、O2-イオンやO- イオンは還元性ガ
スと反応し、これによりトラップされていた電子が再び
ガス感応材中に放出される。そしてこの放出された電子
はガス感応材の中を自由に動き回ることができるように
なり、ガス感応材の導電率は上昇する。この電圧の変動
を検知することでガスの検知ができるようになる。
ガスが到達すると、O2-イオンやO- イオンは還元性ガ
スと反応し、これによりトラップされていた電子が再び
ガス感応材中に放出される。そしてこの放出された電子
はガス感応材の中を自由に動き回ることができるように
なり、ガス感応材の導電率は上昇する。この電圧の変動
を検知することでガスの検知ができるようになる。
【0029】上述のガス検知機構そのものは、ガス感応
材がどのような形状であっても同様に当てはまる。すな
わち、同一の材料からなるガス感応材では、上述した空
間電荷欠乏層は同様に形成され、また、その電荷欠乏層
の深度もほぼ同等となる。したがって、ガス感応材を薄
くしたほうがガス感応材全体に対する空間電荷欠乏層の
占める割合は大きくなり、抵抗変化率は大きくなる。す
なわち、薄いガス感応膜のほうが厚いガス感応膜より大
きな感度を与える。
材がどのような形状であっても同様に当てはまる。すな
わち、同一の材料からなるガス感応材では、上述した空
間電荷欠乏層は同様に形成され、また、その電荷欠乏層
の深度もほぼ同等となる。したがって、ガス感応材を薄
くしたほうがガス感応材全体に対する空間電荷欠乏層の
占める割合は大きくなり、抵抗変化率は大きくなる。す
なわち、薄いガス感応膜のほうが厚いガス感応膜より大
きな感度を与える。
【0030】ガス感応膜3の厚さは10000 オングストロ
ーム以下であるのが一般的である。ガス感応膜3の厚さ
が10000 オングストロームを超すと、ガスセンサ1の感
度が低下する。上述の通り、膜厚を薄くするほど感度が
良好となるが、ガス感応膜3の厚さを500 オングストロ
ーム未満とすると膜のインピーダンスが大きくなりすぎ
るので、実用上からは500 オングストローム以上の膜厚
とするのが好ましい。より好ましくはガス感応膜3の厚
さを1000〜5000オングストロームとする。なお、ガスセ
ンサを各種機器やモジュールに組み込んで、検出信号を
取り出すには、実際上はガスセンサのインピーダンスを
1MΩ以下とするのが好ましく、このようなインピーダ
ンス値を有するようにガス感応膜3の厚さを設定する。
ーム以下であるのが一般的である。ガス感応膜3の厚さ
が10000 オングストロームを超すと、ガスセンサ1の感
度が低下する。上述の通り、膜厚を薄くするほど感度が
良好となるが、ガス感応膜3の厚さを500 オングストロ
ーム未満とすると膜のインピーダンスが大きくなりすぎ
るので、実用上からは500 オングストローム以上の膜厚
とするのが好ましい。より好ましくはガス感応膜3の厚
さを1000〜5000オングストロームとする。なお、ガスセ
ンサを各種機器やモジュールに組み込んで、検出信号を
取り出すには、実際上はガスセンサのインピーダンスを
1MΩ以下とするのが好ましく、このようなインピーダ
ンス値を有するようにガス感応膜3の厚さを設定する。
【0031】電極4と反対の面に形成されるヒータ6も
電極4と同様の材料、及び同様の方法で形成することが
できる。なお、ヒータ6は、ガスセンサ1を(具体的に
はガス感応膜3を)所望の作動温度に維持するために設
けられる。
電極4と同様の材料、及び同様の方法で形成することが
できる。なお、ヒータ6は、ガスセンサ1を(具体的に
はガス感応膜3を)所望の作動温度に維持するために設
けられる。
【0032】また、一対の電極4、4、及びヒータ6に
接続するリード線(図1には図示せず)としては、Pt線
等を用いることができる。各リード線は溶接等の手法に
より電極4又はヒータ6に取り付けることができる。
接続するリード線(図1には図示せず)としては、Pt線
等を用いることができる。各リード線は溶接等の手法に
より電極4又はヒータ6に取り付けることができる。
【0033】薄膜電極4、電気絶縁層5、及びガス感応
膜3の厚さについて説明する。図2は、図1に示すガス
センサ1の電極4の端部を拡大して模式的に示す部分断
面図であるが、本発明においては、電極4の厚さL4 と
電気絶縁層5の厚さL5 との差(L4 −L5 )がガス感
応膜3の厚さL3 の50%以下になるように、電気絶縁
層5の厚さL5 を設定する。すなわち、電極4と電気絶
縁層5とがなす段差をなるべく小さくし、電極4の角部
においてガス感応膜3が異常に薄くなったり、電極4と
ガス感応膜3の接触状態が悪くならないようにしてい
る。電極4と電気絶縁層5の厚さの差(L4 −L5 )が
ガス感応膜3の厚さL3 の50%を超すような大きさで
あると、電極4の角部においてガス感応膜3が薄くなっ
たり、また電極4とガス感応膜3との接触が悪くなり、
ガスセンサの出力が不安定になる。好ましくは、(L4
−L5 )をガス感応膜3の厚さL3 の40%以下とす
る。理想的には、電極4とガス感応膜3とは同一厚さと
する。
膜3の厚さについて説明する。図2は、図1に示すガス
センサ1の電極4の端部を拡大して模式的に示す部分断
面図であるが、本発明においては、電極4の厚さL4 と
電気絶縁層5の厚さL5 との差(L4 −L5 )がガス感
応膜3の厚さL3 の50%以下になるように、電気絶縁
層5の厚さL5 を設定する。すなわち、電極4と電気絶
縁層5とがなす段差をなるべく小さくし、電極4の角部
においてガス感応膜3が異常に薄くなったり、電極4と
ガス感応膜3の接触状態が悪くならないようにしてい
る。電極4と電気絶縁層5の厚さの差(L4 −L5 )が
ガス感応膜3の厚さL3 の50%を超すような大きさで
あると、電極4の角部においてガス感応膜3が薄くなっ
たり、また電極4とガス感応膜3との接触が悪くなり、
ガスセンサの出力が不安定になる。好ましくは、(L4
−L5 )をガス感応膜3の厚さL3 の40%以下とす
る。理想的には、電極4とガス感応膜3とは同一厚さと
する。
【0034】なお、図2に示す例においては、電極4の
ほうが電気絶縁層5より厚くなっているが、電気絶縁層
5のほうが電極4より厚い場合には、L5 −L4 がガス
感応膜3の厚さL3 の50%以下となるように電気絶縁
層5の厚さを設定する。
ほうが電気絶縁層5より厚くなっているが、電気絶縁層
5のほうが電極4より厚い場合には、L5 −L4 がガス
感応膜3の厚さL3 の50%以下となるように電気絶縁
層5の厚さを設定する。
【0035】(2)熱線式ガスセンサ 図3は本発明の別な実施例によるガスセンサを示す模式
断面図である。このガスセンサ1aは、基本的には先に
図6で示したような熱線式のガスセンサであるが、ヒー
タを兼用する電極4aの周辺部に電気絶縁層5が形成さ
れている点が異なる。すなわち、ガスセンサ1aは、電
気絶縁性の高い基板2と、この基板2の一方の面に形成
された蛇行する電極4aと、電極4aの周囲に形成され
た電気絶縁層5と、電極4a及び電気絶縁層5を覆うよ
うに形成された薄膜状のガス感応膜3とを有する。
断面図である。このガスセンサ1aは、基本的には先に
図6で示したような熱線式のガスセンサであるが、ヒー
タを兼用する電極4aの周辺部に電気絶縁層5が形成さ
れている点が異なる。すなわち、ガスセンサ1aは、電
気絶縁性の高い基板2と、この基板2の一方の面に形成
された蛇行する電極4aと、電極4aの周囲に形成され
た電気絶縁層5と、電極4a及び電気絶縁層5を覆うよ
うに形成された薄膜状のガス感応膜3とを有する。
【0036】基板2、電極4a、電気絶縁層5、及びガ
ス感応膜3は、ともに上述の対向電極式のガスセンサと
同様である。また、電極4a、電気絶縁層5、及びガス
感応膜3の厚さの関係も上述のガスセンサ1の場合と同
様とする。
ス感応膜3は、ともに上述の対向電極式のガスセンサと
同様である。また、電極4a、電気絶縁層5、及びガス
感応膜3の厚さの関係も上述のガスセンサ1の場合と同
様とする。
【0037】以上、添付図面を参照して本発明を説明し
たが、本発明はこれらに限定されず、本発明の思想を逸
脱しないかぎり種々の変更を施すことができる。
たが、本発明はこれらに限定されず、本発明の思想を逸
脱しないかぎり種々の変更を施すことができる。
【0038】具体的実施例に基づき、本発明をさらに詳
細に説明する。実施例1 2mm×2mm×0.25mmの厚さを有するアルミナ基板を用
い、以下の要領で図1に示す構造の対向電極式のガスセ
ンサを作製した。
細に説明する。実施例1 2mm×2mm×0.25mmの厚さを有するアルミナ基板を用
い、以下の要領で図1に示す構造の対向電極式のガスセ
ンサを作製した。
【0039】まず、基板の両面にRFスパッタリング法
により厚さ約2000オングストロームのPt薄膜を形成し
た。次に、レジスト層(レジストマスク)を基板の両面
のPt薄膜上に形成してエッチングを行い、一方の面に対
向電極パターンを、他方の面にヒータパターンを形成し
た。
により厚さ約2000オングストロームのPt薄膜を形成し
た。次に、レジスト層(レジストマスク)を基板の両面
のPt薄膜上に形成してエッチングを行い、一方の面に対
向電極パターンを、他方の面にヒータパターンを形成し
た。
【0040】レジストマスクを除去せずに、対向電極パ
ターン形成面に対してマグネトロン・スパッタリングを
行い、アルミナ膜(層)を形成した。アルミナ膜(層)
形成後、レジストマスクを除去して、電極が形成されて
いない表面部分にのみアルミナ層(電気絶縁層)を形成
したチップを得た。このチップを大気中、600℃で加
熱し、膜歪みの除去、及びアルミナ層の結晶性改善を行
った。
ターン形成面に対してマグネトロン・スパッタリングを
行い、アルミナ膜(層)を形成した。アルミナ膜(層)
形成後、レジストマスクを除去して、電極が形成されて
いない表面部分にのみアルミナ層(電気絶縁層)を形成
したチップを得た。このチップを大気中、600℃で加
熱し、膜歪みの除去、及びアルミナ層の結晶性改善を行
った。
【0041】電極4、4の厚さは約2000オングストロー
ムであり、電極の周辺部に形成されたアルミナからなる
電気絶縁層5の厚さは約1800オングストロームであっ
た。
ムであり、電極の周辺部に形成されたアルミナからなる
電気絶縁層5の厚さは約1800オングストロームであっ
た。
【0042】得られたチップの一対の対向電極4、4、
及びヒータ6に、それぞれ白金からなるリード線(いず
れも0.05mm径)を取り付けた。次に、対向電極及びアル
ミナ層の形成面上に、スパッタリングにより酸化錫から
なるガス感応膜3(厚さ500オングストローム)を形成
し、ガスセンサを得た。
及びヒータ6に、それぞれ白金からなるリード線(いず
れも0.05mm径)を取り付けた。次に、対向電極及びアル
ミナ層の形成面上に、スパッタリングにより酸化錫から
なるガス感応膜3(厚さ500オングストローム)を形成
し、ガスセンサを得た。
【0043】清浄エアー中でこのガスセンサのヒータ6
に通電し、ガスセンサを400 ℃に保ってセンサの抵抗値
Raの変化率(初期のセンサの抵抗値Raに対する比)
の時間的変化を測定した。結果を図9に示す。
に通電し、ガスセンサを400 ℃に保ってセンサの抵抗値
Raの変化率(初期のセンサの抵抗値Raに対する比)
の時間的変化を測定した。結果を図9に示す。
【0044】比較例1 対向電極4、4の周囲にアルミナ層を形成しない以外は
実施例1と同様にしてガスセンサを作製した。このガス
センサについて実施例1と同様にして抵抗値Raの変化
率の時間的変化を測定した。結果を図9に示す。
実施例1と同様にしてガスセンサを作製した。このガス
センサについて実施例1と同様にして抵抗値Raの変化
率の時間的変化を測定した。結果を図9に示す。
【0045】実施例2 実施例1の方法に準じて、電極4、4の厚さを1500〜25
00オングストロームとし、酸化錫からなるガス感応膜3
の厚さを1000オングストロームとし、電気絶縁層(アル
ミナ層)の厚さを0〜2000オングストロームに変化させ
た複数のガスセンサを作製した。得られた各ガスセンサ
のヒータに通電して400 ℃に500 時間保った後のセンサ
の抵抗値Raの変化率を測定した。結果を図10に示す。
ここで図10の横軸は、電極段差(電極4と電気絶縁層5
との厚さの差)のガス感応膜厚に対する割合を示してい
る。
00オングストロームとし、酸化錫からなるガス感応膜3
の厚さを1000オングストロームとし、電気絶縁層(アル
ミナ層)の厚さを0〜2000オングストロームに変化させ
た複数のガスセンサを作製した。得られた各ガスセンサ
のヒータに通電して400 ℃に500 時間保った後のセンサ
の抵抗値Raの変化率を測定した。結果を図10に示す。
ここで図10の横軸は、電極段差(電極4と電気絶縁層5
との厚さの差)のガス感応膜厚に対する割合を示してい
る。
【0046】図10からわかるように、電極4と電気絶縁
層5の段差(両者の厚みの差)がガス感応膜3の厚さの
50%以下であると、Raは安定した値を有する。
層5の段差(両者の厚みの差)がガス感応膜3の厚さの
50%以下であると、Raは安定した値を有する。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のガスセン
サでは、電極端部におけるガス感応膜が極端に薄くなっ
たりせず、電極とガス感応膜との接触状態が良好である
ので、安定したセンサ抵抗Raを有し、もって良好な検
知出力を与える。
サでは、電極端部におけるガス感応膜が極端に薄くなっ
たりせず、電極とガス感応膜との接触状態が良好である
ので、安定したセンサ抵抗Raを有し、もって良好な検
知出力を与える。
【0048】本発明のガスセンサでは、ガス感応膜を極
めて薄く形成することができるので、感度及び応答性も
良好である。
めて薄く形成することができるので、感度及び応答性も
良好である。
【図1】本発明の一実施例によるガスセンサを示す概略
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示すガスセンサの電極部付近のガス感応
膜の形成状態を模式的に示す部分拡大断面図である。
膜の形成状態を模式的に示す部分拡大断面図である。
【図3】本発明の別な実施例によるガスセンサを示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図4】対向電極式の薄膜型ガスセンサを示す一部破断
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図4に示すガスセンサの裏面を示す平面図であ
る。
る。
【図6】熱線式ガスセンサの一例を示す一部破断斜視図
である。
である。
【図7】従来の薄膜型ガスセンサの電極付近のガス感応
膜の形成状態を模式的に示す部分断面図である。
膜の形成状態を模式的に示す部分断面図である。
【図8】従来の対向電極式ガスセンサにおける電極の厚
さとガスセンサの抵抗値の変化の状態を示すグラフであ
る。
さとガスセンサの抵抗値の変化の状態を示すグラフであ
る。
【図9】実施例1及び比較例1におけるガスセンサの抵
抗値の変化の状態を示すグラフである。
抗値の変化の状態を示すグラフである。
【図10】電極段差とガス感応膜の厚さの比と、センサ
の抵抗の変化率との関係を示すグラフである。
の抵抗の変化率との関係を示すグラフである。
1、1a、1b ガスセンサ 2 電気絶縁性の高い基板 3 ガス感応膜 4 電極 5 電気絶縁層 6 ヒータ
Claims (3)
- 【請求項1】 (a) 電気絶縁性の高い基板と、(b) 前記
基板の一方の面上に形成された一対の薄膜電極と、(c)
少なくとも前記一対の薄膜電極間に形成された電気絶縁
層と、(d) 前記一対の薄膜電極及び前記電気絶縁層を覆
うように形成されたガス感応膜と、(e) 前記基板の他方
の面上に形成されたヒータとを有し、前記薄膜電極と前
記電気絶縁層の厚みの差が、前記ガス感応膜の厚さの5
0%以下であることを特徴とする薄膜型ガスセンサ。 - 【請求項2】 (a) 電気絶縁性の高い基板と、(b) 前記
基板の一方の面上に形成された帯状の薄膜電極と、(c)
少なくとも前記薄膜電極の周辺に形成された電気絶縁層
と、(d) 前記薄膜電極及び前記電気絶縁層を覆うように
形成されたガス感応膜とを有し、前記薄膜電極は前記ガ
ス感応膜を加熱するためのヒータを兼ねており、前記薄
膜電極と前記電気絶縁層の厚みの差が、前記ガス感応膜
の厚さの50%以下であることを特徴とする薄膜型ガス
センサ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガスセンサにお
いて、前記電気絶縁層は前記基板と同一の材料からなる
ことを特徴とする薄膜型ガスセンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8407893A JPH06273367A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 薄膜型ガスセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8407893A JPH06273367A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 薄膜型ガスセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06273367A true JPH06273367A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13820459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8407893A Pending JPH06273367A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 薄膜型ガスセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06273367A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002286673A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Denso Corp | ガスセンサ及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP8407893A patent/JPH06273367A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002286673A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Denso Corp | ガスセンサ及びその製造方法 |
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