JPH06274530A - 構文解析結果表示方式 - Google Patents

構文解析結果表示方式

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JPH06274530A
JPH06274530A JP5084047A JP8404793A JPH06274530A JP H06274530 A JPH06274530 A JP H06274530A JP 5084047 A JP5084047 A JP 5084047A JP 8404793 A JP8404793 A JP 8404793A JP H06274530 A JPH06274530 A JP H06274530A
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Japan
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hierarchical
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JP5084047A
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Masayuki Kameda
雅之 亀田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構文解析結果を表示する際に原文の順序を保
存しつつ、原文との対応関係を把握しやすく、長文に対
しても表示効率がよく、さらに、人間がトップダウン的
な理解の仕方をとる場合にも、構文解析結果を理解しや
すい構文解析結果表示方式を提供する。 【構成】 構文解析結果として構成要素間の階層構造を
表示する構文解析結果表示方式において、各構成要素の
下位構造を再帰的に括弧対内に置くことをもって表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構文解析結果の表示方
式、例えば、構文解析処理を含み、人間の解析結果の確
認あるいは変更を目的に、その結果を提示する機構を有
することが有効な自然言語処理装置、たとえば、機械翻
訳システムや文理解支援装置などに応用して好適な構文
解析結果表示方式に関する。
【0002】
【従来の技術】自然言語文の構文解析処理を含む装置で
は、構文解析結果の妥当性の判断を求める際に、構文解
析結果を表示することが有効である。また、文の理解を
助けるために、構文解析結果を表示することが有効であ
る。その最も単純な表示方法としては、たとえば、原
文、「指定された相手に指定された時刻にメッセージを
届けること」について、図21に示すような係り受け関
係、図22に示すような構文解析木、あるいは、図23
に示すような意味ネットワーク表現等の方法がある。
【0003】自然言語には、本来、文法や論理のみによ
ったのでは正しい判断ができないような、不明瞭さがあ
り、そのため、装置のみによる完全な処理は極めて困難
で、多くの場合、何らかの形での人間による決定又は校
正を必要とする。例えば、機械翻訳における校正には、
翻訳前の原文に対して行われるプレエディットと、翻訳
処理の中間で行なわれるインタエディットと、生成され
た翻訳に対して行なわれるポストエディットがある。
【0004】インタエディットの一種として、構文解析
が終了した段階で構文解析結果を校正する方法があり、
この方法は、装置の構文解析能力の向上が著しい最近の
装置では、比較的少い校正量で良好な結果をもたらすも
のと期待されている。また、この方法は、原語について
の知識さえあれば校正ができる点でも有利である。この
方法の実現のために、解析結果を解析木の形状で表示し
て校正する方式が既に提案されている。しかし、解析木
による表示は、構文の階層構成を全体的に容易に把握で
きる利点はあるものの、画面上で広い場所を必要とし、
そのため、画面に入りきらないことがあり、また、複数
行にわたる長文の場合には、全体を一度で見ることがで
きない点において、不便であり、校正の能率も良くない
という欠点がある(特開昭61−278970号公報参
照)。
【0005】上述のごとき欠点を解決するために、例え
ば、特開昭61−278970号公報において、「自然
言語処理装置における構文解析結果の表示及び校正のた
めの制御方法」が提案されている。この公報のものは、
構文解析の少くとも1つの段階における解析結果として
の各ノード(例えば、句、節)を、テキスト上の識別表
現(例えば、アンダーライン)として表示することによ
って、解析木表示が必要とする広いスペースを不要に
し、かつ、表示される構文解析結果の段階を操作者の要
求に応じて変更することによって、種々の段階での構文
解析結果が必要に応じて表示されるようにしている。
【0006】図21〜図23の表示方法は、直感的に構
造を把握しやすいが、例えば、特開昭61−27897
0号公報中でも指摘しているように、複数行にわたる長
文になると、左右の表示幅の制限によって、わかりやす
い表示ができなくなってしまう。この他、図22の解析
木表示は、構文的な中間ノードが多数入り込んでいて、
複雑になってしまったり、図23の意味ネットワーク表
現では、原文との順序関係が把握しにくいといった問題
がある。さらに、こうした図表現、特に、図22,図2
3では表現上の配置が非常に難しい。前記特開昭61−
278970号公報に記載されている方法では、上に示
した長文の問題及び広い表示範囲が必要であるという問
題に対し、文テキスト上に文の階層構造の一つの階層に
おけるノードを、図24,25に示すように、アンダー
ライン等の識別表現を用いて表示するようにしている。
【0007】図21〜図23に示す表示では、文節ごと
のノードまで表示しているため、人間がトップダウン的
な理解の仕方をとる場合に、細部(末端)のノードが妨
げになるという問題がある。また、細部の階層まで追わ
なくてはならないという問題がある。この問題に対し、
前記特開昭61−278970号公報に示されている方
法では、表示する階層のレベルを変更したり(図24:
ボトムアップシフト、トップダウンシフト)、同時に複
数の階層を表示する(図25:複数本のアンダーライ
ン)ことで、細部の階層にとらわれないで追うことがで
きる。しかし、この方法では、広い領域は必要ないが、
アンダーライン1行では、一つの階層断面しか表示でき
ない。
【0008】この点を解決するために、例えば、特開平
4−3484645号公報において、「構文解析結果表
示方式」が提案されている。この特開平4−34846
4号公報に記載された方式では、長文でも効率的に構文
解析結果を表示するために、例えば、原文「米電信電話
会社が、画期的な解析法の特許を出願し、米国では既に
三件の特許が成立していることが明らかになった。」に
ついて、図26に示すような依存構造の表示方式を提案
している。この表示により、原文の順序を保存し、原文
との対応関係を把握しやすく、長文に対しても、表示効
率の良い方式を示した。さらに、前記特開平4−348
464号公報において、人間がトップダウン的な理解の
仕方をとる場合に、細部(末端)のノードが妨げになら
ないように、図27に示すように、階層の深さにより下
位構造を表示しない表示方式、即ち、階層深さ2の階層
表示を示した。しかし、図27のような表示では、階層
の深さ2の構成要素以下の階層を示すことはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたもので、構文解析結果を表示す
る際に、原文の順序を保存しつつ、原文との対応関係を
把握しやすく、長文に対しても表示効率がよく、さら
に、人間がトップダウン的な理解の仕方をとる場合に
も、構文解析結果を理解しやすい構文解析結果表示方式
を提供することにある。特に、請求項5,6の発明は、
前記特開平4−348464号公報に記載の階層表示に
おいて、細部の階層を示せないという欠点を補うことに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、自然言語文の構文解析結果としての自然
言語文の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果
表示方式において、(1)各構成要素の下位構造を再帰
的に括弧対内に置くことをもって表示する階層表示手段
を有すること、或いは、(2)前記各構成要素の同一階
層の複数の下位構造を並べて括弧対内に表示する階層表
示手段を有すること、或いは、(3)前記構成要素の指
定を受け付ける構成要素指示受付手段、および、前記構
成要素指示受付手段により指定された構成要素より下位
の構造内の構成要素の表示を抑止あるいは代替する階層
手段を有すること、或いは、(4)前記階層構造におけ
る階層の深さの指定を受け付ける深さ指示受付手段、お
よび前記深さ指示受付手段により指定された深さの構成
要素より下位の構造内の構成要素の表示を抑止あるいは
代替する前記階層表示手段を有することを特徴とし、或
いは、(5)構成要素間の階層関係を木構造で表示する
木構造表示手段、前記(1)乃至(4)のいずれか1記
載の前記階層表示手段(前記(3)記載の前記階層表示
手段については、前記構成要素指示受付手段、前記
(4)記載の前記階層表示手段については、前記深さ指
示受付手段)、および、構成要素の指定を受け付ける構
成要素指示受付手段2を有し、前記木構造表示手段にお
いて、前記構成要素指示受付手段2により指示された構
成要素以下の構造を前記階層表示手段により表示するこ
と、或いは、(6)構成要素間の階層関係を木構造で表
示する木構造表示手段、および、前記(1)乃至(4)
のいずれか1記載の前記階層表示手段(請求項3記載の
前記階層表示手段については、前記構成要素指示受付手
段、前記(4)記載の前記階層表示手段については、前
記深さ指示受付手段)、および、階層構造における階層
の深さの指定を受け付ける深さ指示受付手段2を有し、
前記木構造表示手段において、前記深さ指示受付手段2
により深さの構成要素以下の構造を前記階層表示手段に
より表示することを特徴としたものである。
【0011】
【作用】自然言語文の構文解析結果としての自然言語文
の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果表示方
式において、(1)各構成要素の下位構造を再帰的に括
弧対内に置く階層表示手段、或いは、(2)前記各構成
要素の同一階層の複数の下位構造を並べて括弧対内に表
示する階層表示手段、を有することにより、構文解析結
果の表示として構文構造を示す。更には、(3)前記構
成要素の指定を受け付ける構成要素指示受付手段により
指定された構成要素より下位の構造内の構成要素の表示
を抑止あるいは代替する階層表示手段、或いは、(4)
前記階層構造における階層の深さの指定を受け付ける深
さ指示受付手段により指定された深さの構成要素より下
位の構造内の構成要素の表示を抑止あるいは代替する階
層表示手段により、指定された構成要素の下位の構造を
目立たなくする。更には、前記構成要素間の階層関係を
木構造で表示する木構造表示手段において、(5)構成
要素指示受付手段2により指示された構成要素以下の構
造を前記(1)から(4)記載の階層表示手段により表
示すること、或いは、(6)前記深さ指示受付手段2に
より指示された深さの構成要素以下の構造を前記(1)
から(4)記載の階層表示手段により表示することによ
り、木構造表示に加え、指示された構成要素の下位の構
成を目立たなくする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を日本語例文を取り上
げて説明する。図11は、前記日本語例文、すなわち、
「日本語のように単語間に切れ目を置かない膠着言語の
文の処理において、形態素解析は、第一の関門であ
る。」を示す図で、この例文に対して、構文解析結果と
しては、日本語の文節間の係り受け関係の階層構造を例
にし、上記例文について表1のような文節間の係り受け
関係の一覧が得られたとする。なお、以下では、簡単の
ために文節間の関係名は省略する。
【0013】
【表1】
【0014】表1の各データは、文節番号、文節表記、
修飾先文節番号、の形式となっている。これを基に、前
記特開平4−348464号公報中の説明によれば、図
12,図13に示すような木構造表示を得ることができ
る。ここでは、構成要素としては、文節が単位となる。
また、木構造表示における階層の深さとは、構造におけ
る最上位部であるヘッドの構成要素を階層の深さ0とし
た時の各構成要素の木構造における深さであり、「処理
において、」、「形態素解析は、」や「関門」は1、
「文の」は2、「日本語のように」や「単語間に」は5
となる。
【0015】図1は、請求項1記載の発明を説明するた
めの表示例で、図示のように、各構成要素の下位構造を
再帰的に括弧内に置く。すなわち、前記例文のヘッドの
構成要素「である」の下位構造「日本語のような単語間
に切れ目を置かない膠着言語の文の処理において、」、
「形態素解析は、」及び「第一の関門」は、各々括弧内
におかれ、さらに、各下位構造のヘッドの構成要素の下
位構造が再帰的に括弧内に置かれる。「第一の関門」で
は、ヘッド「関門」の下位構造「第一の」が括弧内に置
かれ、「日本語のように単語間に切れ目を置かない膠着
言語の文の処理において、」では、ヘッド「処理におい
て」の下位構造「日本語のように単語間に切れ目を置か
ない膠着言語の文の」が括弧内に置かれ、以下も再帰的
に下位構造が括弧内に置かれていく。図1は、括弧対と
して、“〔”,“〕”を用いた表示例である。
【0016】図2は、請求項2に記載の発明を説明する
ための表示例で、前記請求項1の発明では、構成要素に
並列する複数の下位構造があった場合、各々括弧内に置
くが、この請求項2の発明では、並列する複数の下位構
造は、括弧内に並べる。前記例文のヘッド「である」の
3つの並列する下位構造「日本語のような単語間に切れ
目を置かない膠着言語の文の処理において、」、「形態
素解析は、」及び「第一の関門」は、一つの括弧内に並
べる。部分構造「日本語のように単語間に切れ目を置か
ない」においても、ヘッド「置かない」の3つの並列す
る下位構造「日本語のように」、「単語間に」及び「切
れ目を」は、一つの括弧内に並べる。図2は、下位構造
を並べる際に、区切りとして、“|”を用いた表示例で
ある。
【0017】図3,図4は、請求項3に記載の発明を説
明するための表示例で、請求項1あるいは2に記載の発
明の表示に対し、さらに、指定した構成要素より下位の
構造の構成要素の表示を抑止あるいは代替する。たとえ
ば、構成要素のうち、「膠着言語」と「関門」を指定し
たとすると、その下位構造「日本語のように単語間に切
れ目を置かない」と「第一の」の表示が、抑止あるいは
代替される。抑止あるいは代替表示の方法は、さまざま
考えられるが、たとえば、図3は、構成要素を“..”
によって抑止表示した表示例、図4は、縮小文字で代替
表示した表示例である。
【0018】図5,図6は、請求項4に記載の発明を説
明するための表示例で、請求項1あるいは2に記載の発
明の表示に対し、さらに、指定した階層の深さより下位
の構造の構成要素の表示を抑止あるいは代替する。たと
えば、階層の深さとして、“1”を指定したとすると、
階層の深さ1の構成要素「処理において、」、「形態素
解析は、」及び「関門」より下位構造の「日本語のよう
に単語間に切れ目を置かない膠着言語の文の」と「第一
の」の表示が、抑止あるいは代替される。請求項4の発
明では、請求項3の構成要素の指定の代わりに、構成要
素の階層の深さを指定するようにしたものである。な
お、図5は、構成要素を、“..”によって抑止表示し
た表示例、図6は縮小文字によって代替表示した表示例
である。
【0019】図7,図8は、請求項5に記載の発明を説
明するための表示例で、この発明では、木構造表示にお
いて、指定された構成要素より下位の構造については、
木構造表示ではなく、前述の請求項1〜4に記載の階層
表示を行うものである。図7は、木構造表示において、
構成要素「文の」及び「関門」を指定し、各々の構成要
素より下位の構造を請求項2に記載階層表示により表示
した表示例である。図8は、図7の階層表示において、
構成要素「膠着言語の」と「関門」を指定し、請求項3
に記載の階層表示を行ない、“..”により抑止した表
示例である。
【0020】図9,図10は、請求項6に記載の発明を
説明するための表示例で、この発明は、木構造表示にお
いて、指定された階層の深さより下位の構造について
は、木構造表示ではなく、請求項1〜4に記載の階層表
示を行うものである。これは、前記特開平4−3484
64号公報における図13の木構造と類似するが、指定
された深さより下位の構造が、図13のようにべた表示
ではなく、階層表示となっている点が異なる。図9は、
木構造表示における階層の深さを1とし、請求項2に記
載の階層表示による表示例である。図10は、階層表示
における階層の深さを1として請求項4(図5)の階層
表示による表示例を示す。
【0021】以下に、上記の構成解析結果の表示を実現
するための方法を説明する。表1に文節間の係り受け構
文解析結果の例を示したが、以下において、各構成要素
のデータは、一般には、番号、表記断片、修飾先番号の
ような形式をとることとする。
【0022】(1)請求項1の発明について、ヘッドの
構成要素データの番号をnとしたときの処理‘処理1
(n)’を以下に示す。前記処理‘処理1(n)’の返
却値を表示することで、図1の表示を行うことができ
る。 〔処理1(n)〕作業域(n)を初期化した後、構成要
素データを番号1から順次一つづつ取り出し、構成要素
データの番号がnならば、その表記断片を、構成要素デ
ータの修飾先番号がnならば、該修飾先番号nの構成要
素データの番号iについて‘処理1(i)’の返却値を
“〔”,“〕”で囲んだ値を作業域(n)に追加し、最
後に作業域(n)を返却する。
【0023】以下、請求項1の発明について、図1の表
示が得られる過程を示す。たとえば、前記例文において
構成要素データの番号11をヘッドとする場合は、‘処
理1(11)’により行う。‘処理1(11)’では、
作業域(11)を初期化した後、構成要素データを番号
1から順に取り出していくと、番号7の時に、その修飾
先番号が11なので、‘処理1(7)’の返却値
を“〔”と“〕”で囲んだ値を作業域(11)に追加す
る。‘処理1(7)’では、作業域(7)を初期化した
後、構成要素データを番号1から順に取り出していく
と、番号6の時に、その修飾先番号が7なので、‘処理
1(6)’の返却値を“〔”と“〕”で囲んだ値を作業
域(7)に追加する。
【0024】‘処理1(6)’では、作業域(6)を初
期化した後、構成要素データを番号1から順に取り出し
ていくと、番号5の時に、その修飾先番号が6なので、
‘処理1(5)’の返却値を“〔”と“〕”で囲んだ値
を作業域(6)に追加する。‘処理1(5)’では、作
業域(5)を初期化した後、構成要素データを番号1か
ら順に取り出していくと、番号4の時に、その修飾先番
号が5なので、‘処理1(4)’の返却値を“〔”
と“〕”で囲んだ値を作業域(5)に追加する。‘処理
1(4)’では、作業域(4)を初期化した後、構成要
素データを番号1から順に取り出していくと、番号1の
時に、その修飾先番号が4なので、‘処理1(1)’の
返却値を“〔”と“〕”で囲んだ値を作業域(4)に追
加する。
【0025】‘処理1(1)’では、作業域(1)を初
期化した後、構成要素データを番号1から順に取り出し
ていくと、番号1の時に、自身の番号なので、その表記
断片“日本語のように”を作業域(1)に追加する。以
下、‘処理1(1)’では、番号1を修飾先番号とする
構成要素データはないので、“日本語のように”という
値を返却する。これにより、‘処理1(4)’では、
“〔日本語のように〕”を作業域(4)に追加する。
【0026】さらに、‘処理1(4)’では、番号2の
時に、その修飾先番号が4なので、‘処理1(2)’の
返却値を“〔”と“〕”で囲んだ値を作業域(4)に追
加する。‘処理1(2)’では、‘処理1(1)’と同
様に、“単語間に”を返却し、“〔単語間に〕”を作業
域(4)に追加する。さらに、‘処理1(4)’では、
番号3の時に、その修飾先番号が4なので、‘処理1
(3)’の返却値を“〔”と“〕”で囲んだ値を作業域
(4)に追加する。‘処理1(3)’では、‘処理1
(1)’と同様に、“切れ目を”を返却し、“〔切れ目
を〕”を作業域(4)に追加する。さらに、‘処理1
(4)’では、番号4の時に、自身の番号なので、その
表記断片“置かない”を作業域(4)に追加する。以
下、‘処理1(4)’では、番号4を修飾先番号とする
構成要素データはないので、作業域(4)の“〔日本語
のように〕〔単語間に〕〔切れ目を〕置かない”という
値を返却する。
【0027】これにより、‘処理1(5)’では、
“〔〔日本語のように〕〔単語間に〕〔切れ目を〕置か
ない〕”作業域(5)に追加する。さらに、‘処理1
(5)’では、番号4を修飾先番号とする構成要素デー
タはないので、作業域(4)の“〔〔日本語のように〕
〔単語間に〕〔切れ目を〕置かない〕膠着言語の”とい
う値を返却する。以下、同様にして、‘処理1(11)
では’、番号7の時に、“〔〔〔〔〔日本語のように〕
〔単語間に〕〔切れ目を〕置かない〕膠着言語の〕文
の〕処理において〕”を作業域(7)に追加する。
【0028】さらに、‘処理1(11)’では、番号8
の時に、その修飾先番号が11なので、‘処理1
(8)’の返却値を“〔”と“〕”で囲んだ値を作業域
(11)に追加する。‘処理1(8)’では、“形態素
解析は、”を返却し、“〔形態素解析は、〕”を作業域
(11)に追加する。さらに、‘処理1(11)’で
は、番号10の時に、その修飾先番号が11なので、
‘処理1(10)’の返却値を“〔”と“〕”で囲んだ
値を作業域(11)に追加する。‘処理1(10)’で
は、作業域(10)を初期化した後、構成要素データを
番号1から順に取り出していくと、番号9の時に、その
修飾先番号が10なので、‘処理1(9)’の返却値を
“〔”と“〕”で囲んだ値を作業域(10)に追加す
る。‘処理1(9)’では、“第一の”を返却し、
“〔第一の〕”を作業域(9)に追加する。
【0029】さらに、‘処理1(10)’では、番号1
0の時に自身の番号なので、その表記断片“関門”を作
業域(10)に追加する。以下、‘処理1(10)’で
は、番号10を修飾先番号とする構成要素データはない
ので、作業域(10)の“〔第一の〕関門”という値を
返却する。これにより、‘処理1(11)’では、
“〔〔第一の〕関門〕”を作業域(11)に追加する。
さらに、‘処理1(11)’では、番号11の時、自身
の番号なので、その表記断片“である”を作業域(1
1)に追加する。以下、‘処理1(11)’では、番号
11を修飾先番号とする構成要素データはないので、図
1に示すような作業域(11)の値を返却する。
【0030】(2)請求項2の発明について、並列する
複数の下位構造を、“|”を区切りとして並べる場合を
示す。前記(1)記載の例では、図14に示すように、
前記処理‘処理1(n)’の返却値の文字列
中、“〕〔”の文字列を“|”で置換することで、直ち
に得ることができる。
【0031】(3)請求項3の発明について、指定され
た構成要素、すなわち、指定された構成要素より下位の
構造内の構成要素の表示を抑止あるいは代替することを
目的として指定された構成要素の番号のリストがLで与
えられたとして、ヘッドの構成要素の番号をnとしたと
きの処理‘処理1X(n,L)’を以下に示す。該処理
‘処理1X(n,L)’の返却値、あるいは、その文字
列の“〕〔”を“|”で置換した値を表示することで、
請求項3の発明の表示を行うことができる。なお、構成
要素が指定されない場合は、前記番号リストLは空を与
える。
【0032】〔処理1X(n,L)〕前記番号リストL
が空の場合は、‘処理1(n)’の返却値を返却する。
前記番号リストLが空でない場合は、作業域(n)を初
期した後、構成要素データを番号1から順次一つづつ取
り出し、構成要素データの番号がnならば、Lが非負か
否かで、表記断片か表記断片の抑止あるいは代替表現値
を、構成要素データの修飾先番号がnならば、該修飾先
番号がnの構成要素データの番号iについて、‘処理1
X(i,L1)’の返却値を“〔”,“〕”で囲んだ値
を、作業域(n)に追加し、最後に作業域(n)を返却
する。ただし、上記L1は、nが前記番号リストL中に
含まれている、あるいは、Lが“−1”か否かで、“−
1”かLとする。ここで、上記“表記断片の抑止あるい
は代替表現値”とは、“..”表示や表現断片の縮小表
示などである。
【0033】以下、請求項3の説明について、図3ある
いは図4の表示が得られる過程を示す。たとえば、「膠
着言語の」と「関門」の構成要素を指定したとすると、
前記番号リストは、“〔5,10〕”となり、‘処理1
X(11,〔5,10〕)’を実行することになる。処
理自体は、‘処理1(11)’の場合とほとんど変わら
ないが、‘処理1X(5,〔5,10〕)’では、‘処
理1X(4,−1)’が実行され、以下、‘処理1X
(1,−1)’,‘処理1X(2,−1)’,‘処理1
X(3,−1)’が実行されるため、番号1,2,3,
4の表記断片部分は、その抑止あるいは代替表現値に代
わる。また、‘処理1X(10,〔5,10〕)’で
も、‘処理1X(9,−1)’が実行されるため、番号
9の表記断片部分は、その抑止あるいは代替表現値に代
わる。したがって、図3あるいは図4に示すような表示
となる。ただし、図3あるいは図4では、前記(2)記
載の“|”により並べた場合の例を示す。
【0034】(4)請求項4の発明について、指定され
た階層の深さ、すなわち、指定された階層の深さの構成
要素より下位の構造内の構成要素の表示を抑止あるいは
代替することを目的として指定された階層の深さが与え
られたとして、ヘッドの構成要素の番号をn、前記指定
された階層の深さをDとしたときの処理‘処理1Y
(n,D)’を以下に示す。まず、準備として、構文解
析結果の各構成要素データに関し、ヘッドからの階層の
深さを求める。このための処理‘処理A’およびその関
連処理‘処理A1(i)’および‘処理A2(j)’を
以下に示す。
【0035】〔処理A〕構成要素データを順次一つづつ
取り出し、階層の深さが未設定の場合は、該番号iにつ
いて下記に示す処理1‘処理A1(i)’を行なう。 〔処理A1(i)〕番号iの構成要素データについて、
該構成要素データの修飾先番号が未設定の場合は、
“0”を、該構成要素データの修飾先番号が設定されて
いる場合は、修飾先番号jについて、下記に示す処理
‘処理2A(j)’の返却値に1加算した値を階層の深
さとして設定し、また、返却する。 〔処理A2(j)〕番号jの構成要素データについて、
該構成要素データの階層の深さが設定されている場合
は、その値を、該構成要素データの階層の深さが未設定
の場合は、前記処理‘処理A1(j)’の返却値を返却
する。
【0036】以下、前記例文における処理‘処理A’の
過程を示す。たとえば、‘処理A’で、構成要素データ
を番号1から順に取り出すとすると、まず、‘処理A1
(1)’を実行する。‘処理A1(1)’では、番号1
のデータの修飾先番号が4となっているので、‘処理A
2(4)’の返却値に1加えた値を番号1の階層の深さ
とし、その値を返却する。‘処理A2(4)’では、番
号4のデータの階層の深さが未設定なので、‘処理A1
(4)’を実行し、その返却値をそのまま返却する。
‘処理A1(4)’では、番号4のデータの修飾先番号
が5となっているので、‘処理A2(5)’の返却値に
1加えた値を番号1の階層の深さとし、その値を返却す
る。
【0037】‘処理A2(5)’では、番号5のデータ
の階層の深さが未設定なので、‘処理A1(5)’を実
行し、その返却値をそのまま返却する。‘処理A1
(5)’では、番号5のデータの修飾先番号が6となっ
ているので、‘処理A2(6)’の返却値に1加えた値
を番号1の階層の深さとし、その値を返却する。‘処理
A2(6)’では、番号6のデータの階層の深さが未設
定なので、‘処理A1(6)’を実行し、その返却値を
そのまま返却する。‘処理A1(6)’では、番号6の
データの修飾先番号が7となっているので、‘処理A2
(7)’の返却値に1加えた値を番号1の階層の深さと
し、その値を返却する。
【0038】‘処理A2(7)’では、番号7のデータ
の階層の深さが未設定なので、‘処理A1(7)’を実
行し、その返却値をそのまま返却する。‘処理A1
(7)’では、番号7のデータの修飾先番号が11とな
っているので、‘処理A2(11)’の返却値に1加え
た値を番号1の階層の深さとし、その値を返却する。
‘処理A2(11)’では、番号11のデータの階層の
深さが未設定なので、‘処理A1(11)’を実行し、
その返却値をそのまま返却する。‘処理A1(11)’
では、番号11のデータの修飾先番号が未設定なので、
0を階層の深さとし、その値0を返却値に1加えた値を
番号1の階層の深さとし、その値を返却する。したがっ
て、‘処理A2(11)’は0を返却する。
【0039】これにより、‘処理A1(7)’では、
‘処理A2(11)’の返却値0に1を加えた1を階層
の深さとし、その返却値1を受けて、‘処理A2
(7)’が1を返却する。これにより、‘処理A1
(6)’では、‘処理A2(7)’の返却値1に1を加
えた2を階層の深さとし、その返却値2を受けて、‘処
理A2(6)’が2を返却する。これにより、‘処理A
1(5)’では、‘処理A2(6)’の返却値2に1を
加えた3を階層の深さとし、その返却値3を受けて、
‘処理A2(5)’が3を返却する。
【0040】これにより、‘処理A1(4)’では、
‘処理A2(5)’の返却値3に1を加えた4を階層の
深さとし、その返却値4を受けて、‘処理A2(4)’
が4を返却する。これにより、‘処理A1(1)’で
は、‘処理A2(4)’の返却値4に1を加えた5を階
層の深さとする。以下により、階層の深さを構成要素デ
ータの第4欄に設定するとすれば、次のようなデータと
なる。
【0041】
【表2】
【0042】次に、構成要素データの番号2を取り出
し、‘処理A1(2)’を実行する。‘処理A1
(2)’では、番号2のデータの修飾先番号が4となっ
ているので、‘処理A2(4)’の返却値に1加えた値
を番号1の階層の深さとするが、‘処理A2(4)’で
は、番号4のデータの階層の深さが既に4と設定されて
いるので、4を返却し、したがって、‘処理A1
(2)’は、それに1を加えた5を階層の深さとして設
定する。これにより、番号2のデータが次のように更新
される。
【0043】
【表3】
【0044】次に、前記指定された階層の深さDが与え
られ、ヘッドの構成要素の番号をnとしたときの処理
‘処理1Y(n,D)’を以下に示す。前記処理‘処理
1Y(n,D)’の返却値、あるいは、その文字列中の
“〕〔”を“|”で置換した値を表示することで、請求
項4の表示を行うことができる。なお、階層の深さが指
定されない場合は、前記指定された階層の深さDは空を
与える。
【0045】〔処理1Y(n,D)〕前記階層の深さD
が空の場合は、‘処理1(n)’の返却値を返却する。
前記階層の深さDが空でない場合は、作業域(n)を初
期化した後、構成要素データを番号1から順次一つづつ
取り出し、該構成要素データの番号がnならば、Dが非
負か否かで、表記断片の抑止あるいは代替表現値を、該
構成要素データの修飾先番号がnならば、該修飾先番号
がnの構成要素データの番号iについて‘処理1Y
(i,D1)’の返却値を“〔”,“〕”で囲んだ値
を、作業域(n)に追加し、最後に作業域(n)を返却
する。ただし、上記D1は、上記番号がiの構成要素デ
ータの階層の深さがDか否かで、Dか“−1”とする。
ここでも、前記(3)同様、上記“表記断片の抑止ある
いは代替表現値”とは、“..”表示や表現断片の縮小
表示などである。
【0046】以下、請求項4の発明について、図5ある
いは図6の表示が得られる過程を示す。たとえば、階層
の深さとして、“1”を指定したとすると、‘処理1Y
(11,1)’を実行することになる。処理自体は、
‘処理1(11)’の場合とほとんど変わらないが、
‘処理1Y(7,1)’では、‘処理1Y(6,−
1)’が実行され、以下、‘処理1Y(5,−1)’が
実行され、以下、‘処理1Y(4,−1)’が実行さ
れ、さらに、‘処理1Y(1,−1)’,‘処理1Y
(2,−1)’,‘処理1Y(3,−1)’が実行され
るため、番号1,2,3,4,5,6の表記断片部分
は、その抑止あるいは代替表現値に代わる。また、‘処
理1Y(10,1)’でも、‘処理1Y(9,−1)’
が実行されるため、番号9の表記断片部分は、その抑止
あるいは代替表現値に代わる。従って、図5あるいは図
6に示すような表示となる。ただし、前記(2)記載の
“|”により並べた場合の例を示す。
【0047】(5)次に、請求項5の発明についての実
施例を説明するに当り、まず、その概要を述べる。請求
項5の発明では、木構造表示をベースにして、請求項1
〜4記載の階層表示を部分的に用いる。そのため、 まず、木構造表示の処理をする準備として階層の深さ
が付加された構文解析結果の各構成要素データ表3に、
最も前方及び最も後方から直接修飾する構成要素番号を
さらに付加するための処理‘処理B’を示す。 次に、前記木構造表示の処理‘処理2’を示す。 次に、前記木構造において、指示された構成要素以下
の構造を前記請求項1〜4記載の階層表示手段により表
示するための処理、すなわち、‘処理2X(L)’およ
び、その関連処理を示すこととする。
【0048】まず、前記記載の準備としての処理‘処
理B’を以下に示す。 〔処理B〕構成要素データを番号1から順次一つづつ取
り出し番号Nの構成要素データの修飾先番号Mが空の場
合は、何もしない。該修飾先番号Mが空でない場合は、
番号Nが該修飾先番号Mより小で、番号Mの構成要素デ
ータの最も前方の修飾先番号が未設定の場合は、該番号
Mの構成要素データの最も前方の修飾元番号にNを設定
し、番号Nが該修飾先番号Mより大で、番号Nの構成要
素データの最も後方の修飾元番号が未設定の場合は、番
号Mの構成要素データの最も後方の修飾元番号にNを設
定する。ただし、上記において、最も前方あるいは最も
後方の修飾元番号が設定されている場合は、何もしな
い。
【0049】以下、前記例文においける処理‘処理B’
の過程を示す。たとえば、‘処理B’で、構成要素デー
タを番号1から取り出すとすると、まず、番号1は、そ
の修飾先番号4より小で、番号4の構成要素の最も前方
の修飾元番号は、未設定なので、番号4の構成要素の最
も前方の修飾元番号に1を設定する。次に、番号2は、
その修飾先番号4より小だが、番号4の構成要素の最も
前方の修飾元番号は、設定済みなので、何もしない。同
様に、番号3の場合も何もしない。次に、番号4は、そ
の修飾先番号5より小で、番号5の構成要素の最も前方
の修飾元番号は、未設定なので、番号5の構成要素の最
も前方の修飾元番号に4を設定する。以降、同様にする
と、次のようなデータが得られる。ただし、最も前方の
修飾元番号を第5欄、最も後方の修飾元番号を第6欄に
設定することとする。また、該当する修飾元がない場合
は、空を設定するものとする。
【0050】
【表4】
【0051】なお、日本語の文節間の係り受けでは、後
方修飾しかないので、表4のように、最も後方の修飾元
は存在しない。
【0052】以上、修飾元の範囲を得る準備を示した。
次に、前記記載の木構造表示の処理‘処理2’を示
す。 〔処理2〕最大の階層の深さN分の欄配列〔1〕〜
〔N〕を“ ”(空白)で初期化した後、構成要素デ
ータを順次一つづつ取り出し、次の手順により処理を行
う。 手順1.構成要素データの階層の深さdに対し、欄配列
〔1〕〜〔d−1〕を順次に出力する。ただし、dが
“1”の場合は何も出力しない。 手順2.該構成要素データの番号が該構成要素データの
修飾先番号より小か大かで、次の処理を行う。 1.小の場合 欄配列〔d〕が“┃”でなければ、“┏”を出力し、欄
配列〔d〕に“┃” を設定する。欄配列〔d〕が
“┃”ならば、“┣”を出力する。 2.大の場合 最も後方の修飾元番号より小ならば、“┣”を出力し、
欄配列〔d〕に“┃”を設定する。最も後方の修飾元番
号と同じならば、“┗”を出力し、欄配列〔d〕に
“ ”を設定する。 手順3.該構成要素データの表記断片を出力する。 手順4.さらに、欄配列〔d+1〕〜〔N〕を“ ”
で再初期化する。 ただし、上記手順において、dが“0”の場合は、手順
1,2は、行わない。
【0053】以下、請求項5の発明について、図19の
表示が得られる過程を示す。たとえば、上記表4のデー
タにおいては、欄配列の初期化の後、番号1の構成要素
データから順に取り出し、その階層の深さは5なので、
最初の4つの欄配列(4つの空白)を出力する。番号1
は、その修飾番号4より小で、欄配列〔5〕は、空白な
ので、“┏”を出力し、欄配列〔5〕に“┃”を設定す
る。さらに、表記断片“日本語のように”を出力する。
以上により、1行目の表示が、図15に示すように得ら
れる。次の番号2の構成要素データでは、その階層の深
さは5なので、最初の4つの欄配列(4つの空白)を出
力する。番号2は、その修飾番号4より小で、欄配列
〔5〕は“┃”なので、“┣”を出力する。さらに、表
記断片“単語間に”を出力する。また、番号3の構成要
素データも同様に処理される。以上により、3行目まで
の表示が、図16に示すように得られる。
【0054】次に、番号4の構成要素データでは、その
階層の深さは4なので、最初の3つの欄配列(3つの空
白)を出力する。番号4は、その修飾番号5より小で、
欄配列〔4〕は、空白なので、“┏”を出力し、欄配列
〔4〕に“┃”を設定する。さらに、表記断片“置かな
い”を出力し、欄配列〔5〕は、空白を設定する。以上
により、4行目の表示が得られ、以下同様に、5,6行
目の表示が得られる。以上により、図17に示すよう
に、6行目までの表示が得られる。
【0055】次の番号7の構成要素データでは、その階
層の深さは1なので、最初に欄配列は何も出力しない。
番号7は、その修飾番号11より小で、欄配列〔1〕
は、空白なので、“┏”を出力し、欄配列〔1〕に
“┃”を設定する。さらに、表記断片“処理におい
て、”を出力し、欄配列〔2〕〜〔5〕は、空白を設定
する。以上により、7行目の表示が得られる。また、番
号8の構成要素データでは、同様だが、欄配列〔1〕
が、“┃”なので、“┣”を出力し、“形態素解析
は、”を出力し、図18に示すようになる。
【0056】さらに、番号9の構成要素データでは、そ
の階層の深さは2なので、最初に欄配列〔1〕の“┃”
を出力する。番号9は、その修飾番号10より小で、欄
配列〔2〕は、空白なので、“┏”を出力し、欄配列
〔2〕に“┃”を設定する。さらに、表記断片“第一
の”を出力し、欄配列〔3〕〜〔5〕は、空白を設定す
る。以上により、9行目の表示が得られる。番号10に
よる10行目は、8行目と同様に得られ、番号11によ
る11行目は、その表記断片“である”を直ちに出力
し、最終的に図19に示すような全体の木構造を得るこ
とができる。
【0057】次に、前記記載の木構造において、前記
階層表示手段により表示するための処理、すなわち、
‘処理2X(L)’およびその関連処理について以下に
示す。前記木構造において、指示された構成要素以下の
構造を階層表示手段により表示するための構成要素を指
定する。ここでは、前記指定された構成要素の番号のリ
ストがLで与えられたとする。
【0058】〔処理2X(L)〕最大の階層の深さN分
の欄配列〔1〕〜〔N〕を、“ ”(空白)で初期化
した後、構成要素データを順次一つづつ取り出し、各構
成要素データの番号iについて、下記に示す処理‘処理
3X(i,L)’が“0”の場合は、次の手順により処
理を行い、“1”の場合は、何も出力しない。 手順1.構成要素データの階層の深さdに対し、欄配列
〔1〕〜〔d−1〕を順次に出力する。ただし、dが
“1”の場合は何も出力しない。 手順2.該構成要素データの番号が該構成要素データの
修飾先番号より小か大かで、次の処理を行う。 1.小の場合 欄配列〔d〕が“┃”でなければ、“┏”を出力し、欄
配列〔d〕に“┃” を設定する。欄配列〔d〕が
“┃”ならば、“┣”を出力する。 2.大の場合 最も後方の修飾元番号より小ならば、“┣”を出力し、
欄配列〔d〕に“┃”を設定する。最も後方の修飾元番
号と同じならば、“┗”を出力し、欄配列〔d〕に
“ ”を設定する。
【0059】手順3.前記処理‘処理1(i)’の返却
値を出力する。 手順4.さらに、欄配列〔d+1〕〜〔N〕を“ ”
で再初期化する。 ただし、上記手順において、dが“0”の場合は、手順
1,2は、行わない。 〔処理3X(i,L)〕番号iの構成要素データの修飾
先番号jに応じて、jが空あるいはiに等しければ、
“0”を、jが前記番号リストL中にあれば、“1”
を、さもなくば、‘処理3X(j,L)’の返却値を返
却する。‘処理3X(i,L)’は、第1引数の番号の
構成要素の上位に番号リストL中の番号の構成要素であ
るか否かを調べる処理である。
【0060】以下、請求項5の発明について、図7〜図
8あるいは図20の表示が得られる過程を示す。たとえ
ば、「文の」と「関門」の構成要素を指定したとする
と、番号リストは、“〔6,10〕”となり、‘処理2
X(〔6,10〕)’を実行することになる。最初の番
号1から5までは、‘処理3X(i〔6,10〕)’が
“1”であるので、何も出力されない。番号6で、‘処
理3X(6,〔6,10〕)’が“0”であるので、は
じめて出力される。‘処理2’の場合の番号6の場合と
ほぼ同様であるが、表記断片の代わりに、‘処理1
(6)’の返却値“〔〔〔日本語のように|単語間に|
切れ目を〕置かない〕膠着言語の〕”文のが出力され
る。
【0061】番号7,8は、‘処理3X(i,〔6,1
0〕)’が“0”であるので、‘処理1(7)’,‘処
理1(8)’が‘処理2’と同様に出力される。番号9
は、‘処理3X(9,〔6,10〕)’が“1”である
ので、何も出力されない。番号10で、‘処理3X(1
0,〔6,10〕)’が“0”であるので、出力され
る。‘処理2’の場合の番号10の場合とほぼ同様であ
るが、表記断片の代わりに、‘処理1(10)’の返却
値“〔第一の〕関門”が出力される。番号11は、‘処
理3X(11,〔6,10〕)’が“0”であるので、
‘処理1(11)’が、‘処理2’と同様に出力され
る。以上により、図25に示すような表示が得られる。
なお、‘処理1’の返却値の“〕〔”を“|”に置換し
た例を示す。
【0062】また、階層表示において、請求項3記載の
ように構成要素を指定した場合は、前記指定された構成
要素の番号のリストをL0として、上記‘処理2X
(L)’の代わりに、‘処理2XX(L,L0)’として、
前記手順3記載の処理‘処理1(i)’の代わりに、前記
(3)記載の処理‘処理1X(i,L0)’で処理する。
この場合の例として、上記の例に加え、階層表示におい
て、前記指定された構成要素として「膠着言語の」と
「関門」を指定したとすれば、L0は、“〔5,1
0〕”となり、表示は、図8に示すようになる。なお、
図8は、“..”による抑止表示の例を示す。
【0063】さらに、階層表示において、請求項4記載
のように階層の深さを指定した場合は、前記指定された
階層の深さをD0として、上記‘処理2X(L)’の代
わりに、‘処理2XY(L,D0)’として、前記手順
3記載の処理‘処理1(i)’の代わりに番号iの構成
要素の階層の深さXに対し、前記(4)記載の処理‘処
理1Y(i,X+D0)’で処理する。この場合の例と
して、上記の例に加え、階層表示において、階層の深さ
“1”を指定したとすれば、表示は、図20に示すよう
になる。なお、図20は、“..”による抑止表示の例
を示す。
【0064】(6)前記木構造において、指示された階
層の深さの構成要素(以下の構造を階層表示手段により
表示するための処理、すなわち、‘処理2Y(L)’お
よびその関連処理を以下に示す) ここでは、前記指定された階層の深さがDで与えられた
としたときの処理‘処理2Y(L)’の手順を示す。
【0065】〔処理2Y(D)〕最大の階層の深さN分
の欄配列〔1〕〜〔N〕を“ ”(空白)で初期化した
後、構成要素データを順次一つづつ取り出し、番号iに
ついて、‘処理3Y(i,D)’が“0”の場合は、次の
手順により処理を行い、“1”の場合は何も出力しな
い。 手順1.構成要素データの階層の深さdに対し、欄配列
〔1〕〜〔d−1〕を順次に出力する。 手順2.該構成要素データの番号が構成要素データの修
飾先番号より小か大かで、次の処理を行う。 1.小の場合 欄配列〔d〕が“┃”でなければ、“┏”を出力し、欄
配列〔d〕に“┃”を設定する。欄配列〔d〕が“┃”
ならば、“┣”を出力する。 2.大の場合 最も後方の修飾元番号より小ならば、“┣”を出力し、
欄配列〔d〕に“┃”を設定する。最も後方の修飾元番
号と同じならば、“┗”を出力し、欄配列〔d〕に
“ ”を設定する。
【0066】手順3.前記(1)記載の処理‘処理1
(i)’の返却値を出力する。 手順4.さらに、欄配列〔d+1〕〜〔N〕を“ ”
で再初期化する。 ただし、上記手順において、dが“0”の場合は、手順
1,2は、行わない。〔処理3Y(i,D)〕番号iの
階層の深さdに応じて、dがDより大ならば、“1”
を、さもなくば、“0”を返却する。‘処理3Y(i,
D)’は、第1引数の番号の構成要素の階層の深さが、
指定された階層の深さDより深いか否かを調べる処理で
ある。
【0067】以下、請求項6の発明について、図12あ
るいは図13の表示が得られる過程を示す。処理自体
は、前記(5)記載の処理とほとんど同様である。たと
えば、階層の深さ“1”を指定すれば、図12に示すよ
うな表示が得られる。この他、前記(5)記載で示した
のと同様に、‘処理1’の代わりに、‘処理1X’や
‘処理1Y’を用いることで、図13に示すような表示
等も得ることができる。以上、実施例として、日本語の
文節間の係り受け解析結果を用いたが、係り受けでは、
後方修飾しかないという性質を利用して、各請求項の処
理は、より効率化できるが、ここでは、それらは示さな
い。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1,2の発明においては、構文解析結果の
表示として構文構造を示すことができ、原文と同じ1次
元表示なので、長文でも表示スペースの問題なく表示す
ることができる。 (2)請求項2の発明では、同一階層の構造が見やすく
なるという効果も期待できる。 (3)請求項3,4の発明では、請求項1,2の効果に
加え、下位構造を目立たなくすることで、構文解析結果
の骨格部分がわかりやすく表示できる。 (4)請求項5,6の発明では、構文解析結果としてわ
かりやすい木構造表示に加え、下位構造については、請
求項1〜4の1次元表示により、構文解析結果の骨格部
分がわかりやすく表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による構文解析結果表示方式の一実施
例を説明するための表示例を示す図である。
【図2】 請求項2の発明の表示例を示す図である。
【図3】 構成要素抑止表示を用いた請求項3の発明の
表示例を示す図である。
【図4】 構成要素代替表示を用いた請求項3の発明の
表示例を示す図である。
【図5】 構成要素抑止表示を用いた請求項4の発明の
表示例を示す図である。
【図6】 構成要素代替表示を用いた請求項4の発明の
表示例を示す図である。
【図7】 請求項2による階層表示を用いた請求項5の
発明の表示例を示す図である。
【図8】 請求項3の発明による階層表示を用いた請求
項5の発明の表示例を示す図である。
【図9】 請求項2の発明による階層表示を用いた請求
項6の発明の表示例を示す図である。
【図10】 請求項4の発明による階層表示を用いた請
求項6の発明の表示例を示す図である。
【図11】 日本語原文を示す図である。
【図12】 係り受け木構造表示の表示例を示す図であ
る。
【図13】 階層の深さ1の係り受け木構造表示の表示
例を示す図である。
【図14】 請求項2の発明について処理の過程を示す
図である。
【図15】 請求項5の発明について処理の過程を説明
するための図である。
【図16】 請求項5の発明について処理の過程を説明
するための図である。
【図17】 請求項5の発明について処理の過程を説明
するための図である。
【図18】 請求項5の発明について処理の過程を説明
するための図である。
【図19】 請求項5の発明について処理の過程を説明
するための図である。
【図20】 請求項4の発明による階層表示を用いた請
求項5の発明の表示例を示す図である。
【図21】 係り受け関係を示す図である。
【図22】 構文解析木を示す図である。
【図23】 意味ネットワーク表現を示す図である。
【図24】 アンダーラインによる階層断面図を示す図
である。
【図25】 アンダーラインによる他の階層断面図を示
す図である。
【図26】 依存構造図を示す図である。
【図27】 階層の深さ2の階層表示を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然言語文の構文解析結果としての自然
    言語文の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果
    表示方式において、各構成要素の下位構造を再帰的に括
    弧対内に置くことをもって表示する階層表示手段を有す
    ることを特徴とする構文解析結果表示方式。
  2. 【請求項2】 自然言語文の構文解析結果としての自然
    言語文の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果
    表示方式において、前記各構成要素の同一階層の複数の
    下位構造を並べて括弧対内に表示する階層表示手段を有
    することを特徴とする構文解析結果表示方式。
  3. 【請求項3】 自然言語文の構文解析結果としての自然
    言語文の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果
    表示方式において、前記構成要素の指定を受け付ける構
    成要素指示受付手段、および、前記構成要素指示受付手
    段により指定された構成要素より下位の構造内の構成要
    素の表示を抑止あるいは代替する階層表示手段を有する
    ことを特徴とする構文解析結果表示方式。
  4. 【請求項4】 自然言語文の構文解析結果としての自然
    言語文の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果
    表示方式において、前記階層構造における階層の深さの
    指定を受け付ける深さ指示受付手段、および、前記深さ
    指示受付手段により指定された深さの構成要素より下位
    の構造内の構成要素の表示を抑止あるいは代替する階層
    表示手段を有することを特徴とする構文解析結果表示方
    式。
  5. 【請求項5】 自然言語文の構文解析結果としての自然
    言語文の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果
    表示方式において、構成要素間の階層関係を木構造で表
    示する木構造表示手段、請求項1乃至4のいずれか1項
    記載の前記階層表示手段(請求項3記載の階層表示手段
    については、前記構成要素指示受付手段、請求項4記載
    の階層表示手段については、前記深さ指示受付手段)、
    および、構成要素の指定を受け付ける構成要素指示受付
    手段を有し、前記木構造表示手段は、前記構成要素指示
    受付手段により指示された構成要素以下の構造を前記階
    層表示手段により表示することを特徴とする構文解析結
    果表示方式。
  6. 【請求項6】 自然言語文の構文解析結果としての自然
    言語文の構成要素間の階層構造を表示する構文解析結果
    表示方式において、構成要素間の階層関係を木構造で表
    示する木構造表示手段、請求項1乃至4のいずれか1項
    記載の前記階層表示手段(請求項3記載の階層表示手段
    については、前記構成要素指示受付手段、請求項4記載
    の階層表示手段については、前記深さ指示受付手段)、
    および、階層構造における階層の深さの指定を受け付け
    る深さ指示受付手段を有し、前記木構造表示手段は、前
    記深さ指示受付手段により深さの構成要素以下の構造を
    前記階層表示手段により表示することを特徴とする構文
    解析結果表示方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6625608B1 (en) 1999-08-24 2003-09-23 International Business Machines Corporation Method and apparatus for displaying natural language structure
JP2014219833A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 株式会社リコー 文書読解支援装置、文書読解支援システムおよびプログラム
JP2020531957A (ja) * 2017-08-17 2020-11-05 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 領域特化字句駆動型プレパーサ

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