JPH06274925A - ビーム分離光学素子および光ピックアップ - Google Patents
ビーム分離光学素子および光ピックアップInfo
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- JPH06274925A JPH06274925A JP5064328A JP6432893A JPH06274925A JP H06274925 A JPH06274925 A JP H06274925A JP 5064328 A JP5064328 A JP 5064328A JP 6432893 A JP6432893 A JP 6432893A JP H06274925 A JPH06274925 A JP H06274925A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】超解像効果を実現しつつビーム偏向素子やビー
ム整形光学素子として利用できる、構造簡単で新規なビ
ーム分離光学素子および、この素子を用いた光ピックア
ップを実現する。 【構成】所定の厚さで透明な平行平板10Aの片面の一
部に、境界部が直線状の反射膜10Bを形成し、他方の
面に反射面10Cを形成してなり、分割すべきレーザー
光束Lに対して所定の角度傾けて配備される。入射する
レーザー光束Lの半分を上記片面の反射膜10Bにより
直線状の境界部Pを境として反射させ、平行平板10A
内に入射した他の半分のレーザー光束を他方の面に形成
された反射面10Cにより反射させて、片面側から射出
させ、互いに平行な2レーザー光束L2,L3に分離す
る。
ム整形光学素子として利用できる、構造簡単で新規なビ
ーム分離光学素子および、この素子を用いた光ピックア
ップを実現する。 【構成】所定の厚さで透明な平行平板10Aの片面の一
部に、境界部が直線状の反射膜10Bを形成し、他方の
面に反射面10Cを形成してなり、分割すべきレーザー
光束Lに対して所定の角度傾けて配備される。入射する
レーザー光束Lの半分を上記片面の反射膜10Bにより
直線状の境界部Pを境として反射させ、平行平板10A
内に入射した他の半分のレーザー光束を他方の面に形成
された反射面10Cにより反射させて、片面側から射出
させ、互いに平行な2レーザー光束L2,L3に分離す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビーム分離光学素子お
よび光ピックアップに関する。
よび光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー光束を記録媒体上に光スポット
として集光させ、記録媒体に対して情報の書き込みを行
ったり、あるいは記録媒体に記録されている情報を再生
したりする光ピックアップは種々の方式のものが広く知
られている。
として集光させ、記録媒体に対して情報の書き込みを行
ったり、あるいは記録媒体に記録されている情報を再生
したりする光ピックアップは種々の方式のものが広く知
られている。
【0003】光ピックアップにより書き込み・再生され
る情報の記録密度を高めるため、光スポット径を小さく
することが意図され、その1方法として「超解像効果」
を利用する方法が提案されている(米国特許第5025
438号明細書)。
る情報の記録密度を高めるため、光スポット径を小さく
することが意図され、その1方法として「超解像効果」
を利用する方法が提案されている(米国特許第5025
438号明細書)。
【0004】即ち、平行なレーザー光束を2分割し、得
られる2つの光束を同一の対物レンズで同一位置に集光
させる。このとき、集光位置において各レーザー光束の
位相が揃っている(位相整合がとれていると言う)と、
形成される光スポットは、レーザー光束を分割せずに上
記対物レンズで集光させたときよりもスポット径が小さ
いものになる。これを超解像効果と呼ぶ。
られる2つの光束を同一の対物レンズで同一位置に集光
させる。このとき、集光位置において各レーザー光束の
位相が揃っている(位相整合がとれていると言う)と、
形成される光スポットは、レーザー光束を分割せずに上
記対物レンズで集光させたときよりもスポット径が小さ
いものになる。これを超解像効果と呼ぶ。
【0005】超解像効果を利用するために、レーザー光
束を2分割する「ビーム分離光学素子」としては上記米
国特許明細書に開示されたものが知られているが、光量
の損失を伴わないものは何れも可成大型であるため、光
ピックアップをコンパクト化する際の障害になり、また
屈折を利用してビーム分離を行うので素子に極めて高い
精度が要求される。
束を2分割する「ビーム分離光学素子」としては上記米
国特許明細書に開示されたものが知られているが、光量
の損失を伴わないものは何れも可成大型であるため、光
ピックアップをコンパクト化する際の障害になり、また
屈折を利用してビーム分離を行うので素子に極めて高い
精度が要求される。
【0006】光ピックアップにおいて光源として一般に
用いられている半導体レーザーは、その放射するレーザ
ー光束のファーフィールドパターンが楕円形であるた
め、このレーザー光束をそのまま光スポットとして集光
させると光スポット形状も楕円形となる。光スポット形
状は「円形もしくは円形に近い楕円形」が好ましく、こ
のような好ましい光スポット形状を得るため、光ピック
アップには通常「ビーム整形プリズム」が用いられ、屈
折を利用してレーザー光束の光束断面を円形もしくは円
形に近い楕円形状に「ビーム整形」している。
用いられている半導体レーザーは、その放射するレーザ
ー光束のファーフィールドパターンが楕円形であるた
め、このレーザー光束をそのまま光スポットとして集光
させると光スポット形状も楕円形となる。光スポット形
状は「円形もしくは円形に近い楕円形」が好ましく、こ
のような好ましい光スポット形状を得るため、光ピック
アップには通常「ビーム整形プリズム」が用いられ、屈
折を利用してレーザー光束の光束断面を円形もしくは円
形に近い楕円形状に「ビーム整形」している。
【0007】ビーム整形プリズムは、レーザー光束の光
路を屈折により屈曲させるため、とかく他の光学素子と
の位置調整が面倒であり、屈折による収差の発生がある
等、種々の問題がある。
路を屈折により屈曲させるため、とかく他の光学素子と
の位置調整が面倒であり、屈折による収差の発生がある
等、種々の問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、超解像効果を実現し
つつビーム偏向素子やビーム整形光学素子として利用で
きる、構造簡単で新規なビーム分離光学素子および、こ
の素子を用いた光ピックアップの提供を目的とする。
情に鑑みてなされたものであって、超解像効果を実現し
つつビーム偏向素子やビーム整形光学素子として利用で
きる、構造簡単で新規なビーム分離光学素子および、こ
の素子を用いた光ピックアップの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1,2記載のビー
ム分離光学素子は「平行なレーザー光束を、光束光軸近
傍で2分割し、互いに平行な平行2光束とする光学素
子」である。
ム分離光学素子は「平行なレーザー光束を、光束光軸近
傍で2分割し、互いに平行な平行2光束とする光学素
子」である。
【0010】請求項1記載のビーム分離光学素子は「所
定の厚さで透明な平行平板の片面の一部に、境界部が直
線状の反射膜を形成し、他方の面に反射面を形成してな
り、分割すべきレーザー光束に対して所定の角度傾けて
配備され、入射するレーザー光束の半分を上記片面の反
射膜により直線状の境界部を境として反射させ、平行平
板内に入射した他の半分のレーザー光束を上記他方の面
に形成された反射面により反射させて、上記片面側から
射出させる」ように構成される。
定の厚さで透明な平行平板の片面の一部に、境界部が直
線状の反射膜を形成し、他方の面に反射面を形成してな
り、分割すべきレーザー光束に対して所定の角度傾けて
配備され、入射するレーザー光束の半分を上記片面の反
射膜により直線状の境界部を境として反射させ、平行平
板内に入射した他の半分のレーザー光束を上記他方の面
に形成された反射面により反射させて、上記片面側から
射出させる」ように構成される。
【0011】請求項2記載のビーム分離光学素子は、
「直角プリズムの稜線部を、底面から所定の距離のとこ
ろで上記底面に平行に面取りし、面取りにより形成され
た平面に反射膜、上記底面に反射面を形成してなり、分
割すべきレーザー光束に対して所定の角度傾けて配備さ
れ、入射するレーザー光束の半分を上記面取りにより形
成された平面の反射膜によりプリズム面との直線状の境
界部を境として反射させ、上記プリズム面からプリズム
内に入射した他の半分のレーザー光束を上記底面に形成
された反射面により反射させ、他方のプリズム面から射
出させる」ように構成される。
「直角プリズムの稜線部を、底面から所定の距離のとこ
ろで上記底面に平行に面取りし、面取りにより形成され
た平面に反射膜、上記底面に反射面を形成してなり、分
割すべきレーザー光束に対して所定の角度傾けて配備さ
れ、入射するレーザー光束の半分を上記面取りにより形
成された平面の反射膜によりプリズム面との直線状の境
界部を境として反射させ、上記プリズム面からプリズム
内に入射した他の半分のレーザー光束を上記底面に形成
された反射面により反射させ、他方のプリズム面から射
出させる」ように構成される。
【0012】請求項3記載のビーム分離光学素子は「平
行なレーザー光束を2分割し、互いに平行な平行2光束
とする光学素子」であって、「所定の厚さを持ち、互い
に平行な面の一方を入射面、他方を反射面として形成さ
れ、上記反射面に対して45度傾いた射出面を有する透
明板と、上記入射面に斜面を接合された直角プリズムと
を有し、分割すべきレーザー光束が上記直角プリズムの
プリズム面に直交して入射するように配備され、上記入
射面がハーフミラー面に形成され、入射面を透過したレ
ーザー光束を上記反射面により反射させて上記射出面か
ら射出させる」ように構成される。
行なレーザー光束を2分割し、互いに平行な平行2光束
とする光学素子」であって、「所定の厚さを持ち、互い
に平行な面の一方を入射面、他方を反射面として形成さ
れ、上記反射面に対して45度傾いた射出面を有する透
明板と、上記入射面に斜面を接合された直角プリズムと
を有し、分割すべきレーザー光束が上記直角プリズムの
プリズム面に直交して入射するように配備され、上記入
射面がハーフミラー面に形成され、入射面を透過したレ
ーザー光束を上記反射面により反射させて上記射出面か
ら射出させる」ように構成される。
【0013】請求項1〜3記載のビーム分離光学素子に
おいて、透明な平行平板や透明板の厚さが「所定の厚
さ」であること、プリズムの稜線部が「底面から所定の
距離」のところで面取りされること、各ビーム分離光学
素子は分割すべきレーザー光束に対して「所定の角」傾
けて配備されることは、これら「厚さ」や「角」が、分
離されたレーザー光束が「位相整合のとれた」ものとな
るように設定されることを意味する。
おいて、透明な平行平板や透明板の厚さが「所定の厚
さ」であること、プリズムの稜線部が「底面から所定の
距離」のところで面取りされること、各ビーム分離光学
素子は分割すべきレーザー光束に対して「所定の角」傾
けて配備されることは、これら「厚さ」や「角」が、分
離されたレーザー光束が「位相整合のとれた」ものとな
るように設定されることを意味する。
【0014】また、上記請求項1〜3記載のビーム分離
光学素子において、反射膜は文字通り膜構造の反射体で
あるが、「反射面」は反射膜および、平行平板や透明
板、プリズムの全反射面を含む。
光学素子において、反射膜は文字通り膜構造の反射体で
あるが、「反射面」は反射膜および、平行平板や透明
板、プリズムの全反射面を含む。
【0015】請求項1または2または3記載のビーム分
離光学素子は、ビーム整形光学素子もしくはビーム偏向
素子として用いることができる。請求項4記載の光ピッ
クアップでは、上記ビーム分離光学素子がビーム整形光
学素子および/またはビーム偏向素子として用いられ
る。「ビーム偏向素子」は、平行なレーザー光束の進行
方向を90度偏向させるための光学素子であり、例えば
分離型の光ピックアップ(光源部と信号処理部とを固定
し、対物レンズをトラッキング方向へ可動にした光ピッ
クアップ)では、対物レンズと一体化して用いられる。
離光学素子は、ビーム整形光学素子もしくはビーム偏向
素子として用いることができる。請求項4記載の光ピッ
クアップでは、上記ビーム分離光学素子がビーム整形光
学素子および/またはビーム偏向素子として用いられ
る。「ビーム偏向素子」は、平行なレーザー光束の進行
方向を90度偏向させるための光学素子であり、例えば
分離型の光ピックアップ(光源部と信号処理部とを固定
し、対物レンズをトラッキング方向へ可動にした光ピッ
クアップ)では、対物レンズと一体化して用いられる。
【0016】
【作用】上記のように、この発明のビーム分離光学素子
は2つの反射面(反射膜・全反射面・ハーフミラー面を
含む)を持ち、各反射面は互いに平行である。平行なレ
ーザー光束は、その半分が一方の反射面に反射され、他
の半分が他方の反射面に反射される。
は2つの反射面(反射膜・全反射面・ハーフミラー面を
含む)を持ち、各反射面は互いに平行である。平行なレ
ーザー光束は、その半分が一方の反射面に反射され、他
の半分が他方の反射面に反射される。
【0017】
【実施例】図1は請求項1記載のビーム分離光学素子の
1実施例を示している。ビーム分離光学素子10は前述
した「分離型の光ピックアップ」におけるビーム偏向素
子として用いられている。
1実施例を示している。ビーム分離光学素子10は前述
した「分離型の光ピックアップ」におけるビーム偏向素
子として用いられている。
【0018】ビーム分離光学素子10は、所定の厚さを
持った透明な平行平板10Aの片側の面に反射膜10
B、他方の面に反射膜10Cを形成されており、分割さ
れるべき平行なレーザー光束Lの進行方向に対し、所定
の角、即ち45度傾いて配置される。反射膜10Bの符
号Pで示す部分は反射膜10Bの「境界部」で、図面に
直交する方向へ直線状である。
持った透明な平行平板10Aの片側の面に反射膜10
B、他方の面に反射膜10Cを形成されており、分割さ
れるべき平行なレーザー光束Lの進行方向に対し、所定
の角、即ち45度傾いて配置される。反射膜10Bの符
号Pで示す部分は反射膜10Bの「境界部」で、図面に
直交する方向へ直線状である。
【0019】レーザー光束Lを、その光軸(光束中心
線)が上記境界部Pに合致するようにしてビーム分離光
学素子10に入射させると、レーザー光束Lの下半分が
反射膜10Bにより直線状の境界部Pを境として反射さ
れる。レーザー光束の残りの半分は平行平板10A内に
入射し、他方の面に形成された反射膜10Cにより反射
され、反射面10Bが形成された側の面の、反射面10
Bの形成されていない部分から射出する。
線)が上記境界部Pに合致するようにしてビーム分離光
学素子10に入射させると、レーザー光束Lの下半分が
反射膜10Bにより直線状の境界部Pを境として反射さ
れる。レーザー光束の残りの半分は平行平板10A内に
入射し、他方の面に形成された反射膜10Cにより反射
され、反射面10Bが形成された側の面の、反射面10
Bの形成されていない部分から射出する。
【0020】このようにして、互いに平行に分離した2
つの平行レーザー光束L2,L3が得られる。これらを
対物レンズ100で集光させることにより光スポットが
得られる。レーザー光束L2,L3の集光部においてレ
ーザー光束L2,L3の位相整合が取れていると、超解
像効果により「レーザー光束Lを直接対物レンズ100
で集光させて得られる光スポット」よりも、スポット径
の小さい光スポットを得ることができる。
つの平行レーザー光束L2,L3が得られる。これらを
対物レンズ100で集光させることにより光スポットが
得られる。レーザー光束L2,L3の集光部においてレ
ーザー光束L2,L3の位相整合が取れていると、超解
像効果により「レーザー光束Lを直接対物レンズ100
で集光させて得られる光スポット」よりも、スポット径
の小さい光スポットを得ることができる。
【0021】位相整合を実現するには、平行平板10A
の屈折率に応じ、分離された2つのレーザー光束L2,
L3の光路差がレーザー光の波長の整数倍となるよう
に、平行平板10Aの厚さを設定すればよい。
の屈折率に応じ、分離された2つのレーザー光束L2,
L3の光路差がレーザー光の波長の整数倍となるよう
に、平行平板10Aの厚さを設定すればよい。
【0022】反射膜10Cは必要な部分にのみ形成して
もよいし平行平板の一方の面全体に形成してもよい。平
行平板10Aを屈折率の大きい素材で形成すれば、反射
膜10Cを設ける変わりに、この他方の面を反射面と
し、その全反射を利用することができる。
もよいし平行平板の一方の面全体に形成してもよい。平
行平板10Aを屈折率の大きい素材で形成すれば、反射
膜10Cを設ける変わりに、この他方の面を反射面と
し、その全反射を利用することができる。
【0023】図2は請求項2記載のビーム分離光学素子
の1実施例を示している。ビーム分離光学素子20は前
述した「分離型の光ピックアップ」におけるビーム偏向
素子として用いられている。
の1実施例を示している。ビーム分離光学素子20は前
述した「分離型の光ピックアップ」におけるビーム偏向
素子として用いられている。
【0024】ビーム分離光学素子20の本体20Aは
「直角プリズムの稜線部を、底面から所定の距離のとこ
ろで上記底面に平行に面取りした」ものである。面取り
により形成された平面には反射膜20B、底面には反射
膜20Cが形成されている。
「直角プリズムの稜線部を、底面から所定の距離のとこ
ろで上記底面に平行に面取りした」ものである。面取り
により形成された平面には反射膜20B、底面には反射
膜20Cが形成されている。
【0025】ビーム分離光学素子20は、上記反射膜2
0B,20Cが、入射する平行なレーザー光束Lに対し
て45度傾くように配備される。レーザー光束Lを、そ
の光軸が「反射膜20Bとプリズム面20aとの境界部
に合致する」ようにしてビーム分離光学素子20に入射
させると、レーザー光束Lの半分は反射膜20Bにより
プリズム面20aとの直線状の境界部を境として反射さ
れる。プリズム面20aからプリズム20A(上記本
体)内に入射した他の半分のレーザー光束は底面に形成
された反射膜20Cにより反射され、他方のプリズム面
20bから射出する。
0B,20Cが、入射する平行なレーザー光束Lに対し
て45度傾くように配備される。レーザー光束Lを、そ
の光軸が「反射膜20Bとプリズム面20aとの境界部
に合致する」ようにしてビーム分離光学素子20に入射
させると、レーザー光束Lの半分は反射膜20Bにより
プリズム面20aとの直線状の境界部を境として反射さ
れる。プリズム面20aからプリズム20A(上記本
体)内に入射した他の半分のレーザー光束は底面に形成
された反射膜20Cにより反射され、他方のプリズム面
20bから射出する。
【0026】このようにして、互いに平行に分離した2
つの平行レーザー光束L2,L3が得られる。これらを
対物レンズ100で集光させることにより光スポットが
得られる。レーザー光束L2,L3の集光部において、
レーザー光束L2,L3の位相整合が取れていると、超
解像効果により「レーザー光束Lを直接対物レンズ10
0で集光させて得られる光スポット」よりも、スポット
径の小さい光スポットを得ることができる。
つの平行レーザー光束L2,L3が得られる。これらを
対物レンズ100で集光させることにより光スポットが
得られる。レーザー光束L2,L3の集光部において、
レーザー光束L2,L3の位相整合が取れていると、超
解像効果により「レーザー光束Lを直接対物レンズ10
0で集光させて得られる光スポット」よりも、スポット
径の小さい光スポットを得ることができる。
【0027】位相整合を実現するには、プリズム20A
の屈折率に応じ、分離された2つのレーザー光束L2,
L3の光路差がレーザー光の波長の整数倍となるよう
に、反射膜20B,20Cの間隔、即ちプリズム20A
の、底面と面取りにより形成された平面との間の距離を
設定すればよい。
の屈折率に応じ、分離された2つのレーザー光束L2,
L3の光路差がレーザー光の波長の整数倍となるよう
に、反射膜20B,20Cの間隔、即ちプリズム20A
の、底面と面取りにより形成された平面との間の距離を
設定すればよい。
【0028】プリズム20Aとして屈折率の大きい素材
のものを用いれば、反射膜20Cを設けるかわりに底面
自体を反射面とし、底面の全反射により反射を行うこと
ができる。底面に反射膜20Cを設ける場合、プリズム
20Aと、破線で示す直角プリズム22により反射膜2
0Cを挾んで、反射膜20Cを保護するようにしてもよ
い。
のものを用いれば、反射膜20Cを設けるかわりに底面
自体を反射面とし、底面の全反射により反射を行うこと
ができる。底面に反射膜20Cを設ける場合、プリズム
20Aと、破線で示す直角プリズム22により反射膜2
0Cを挾んで、反射膜20Cを保護するようにしてもよ
い。
【0029】図3は請求項3記載のビーム分離光学素子
の1実施例を示している。ビーム分離光学素子30は前
述した「分離型の光ピックアップ」におけるビーム偏向
素子として用いられている。
の1実施例を示している。ビーム分離光学素子30は前
述した「分離型の光ピックアップ」におけるビーム偏向
素子として用いられている。
【0030】ビーム分離光学素子30は、透明板31と
直角プリズム32とを接合してなり、接合面はハーフミ
ラー面HFに形成されている。透明板31は所定の厚さ
を持ち、互いに平行な面の一方を入射面、他方を反射面
31bとして形成され、反射面31bに対して45度傾
いた射出面31aを有する。直角プリズム32はその斜
面を透明板31の入射面に接合され、分割すべき平行な
レーザー光束Lが直角プリズム32のプリズム面32a
に直交して入射するように配備される。
直角プリズム32とを接合してなり、接合面はハーフミ
ラー面HFに形成されている。透明板31は所定の厚さ
を持ち、互いに平行な面の一方を入射面、他方を反射面
31bとして形成され、反射面31bに対して45度傾
いた射出面31aを有する。直角プリズム32はその斜
面を透明板31の入射面に接合され、分割すべき平行な
レーザー光束Lが直角プリズム32のプリズム面32a
に直交して入射するように配備される。
【0031】レーザー光束Lをプリズム面32aから上
記の如く入射させると、レーザー光束の一部はハーフミ
ラー面HFで反射され、プリズム面32bから平行レー
ザー光束L3として射出する。ハーフミラー面HFを透
過した成分は透明板31の反射面31bにより全反射さ
れ、射出面31aから平行レーザー光束L2として射出
する。
記の如く入射させると、レーザー光束の一部はハーフミ
ラー面HFで反射され、プリズム面32bから平行レー
ザー光束L3として射出する。ハーフミラー面HFを透
過した成分は透明板31の反射面31bにより全反射さ
れ、射出面31aから平行レーザー光束L2として射出
する。
【0032】このようにして、互いに平行に分離した2
つの平行レーザー光束L2,L3が得られる。これらを
対物レンズ100で集光させることにより光スポットが
得られる。レーザー光束L2,L3の集光部においてレ
ーザー光束L2,L3の位相整合が取れていると、超解
像効果により「レーザー光束Lを直接対物レンズ100
で集光させて得られる光スポット」よりも、スポット径
の小さい光スポットを得ることができる。
つの平行レーザー光束L2,L3が得られる。これらを
対物レンズ100で集光させることにより光スポットが
得られる。レーザー光束L2,L3の集光部においてレ
ーザー光束L2,L3の位相整合が取れていると、超解
像効果により「レーザー光束Lを直接対物レンズ100
で集光させて得られる光スポット」よりも、スポット径
の小さい光スポットを得ることができる。
【0033】位相整合を実現するには、透明板31,プ
リズム32の屈折率に応じ、分離された2つのレーザー
光束L2,L3の光路差がレーザー光の波長の整数倍と
なるように、透明板31の厚さを設定すればよい。
リズム32の屈折率に応じ、分離された2つのレーザー
光束L2,L3の光路差がレーザー光の波長の整数倍と
なるように、透明板31の厚さを設定すればよい。
【0034】この例では透明板31の反射面31bによ
る反射は全反射を利用しているが、この面に反射膜を形
成してもよく、その場合には、透明板31と破線で示す
直角プリズム33により反射膜を挾み、反射膜を保護す
るようにしてもよい。
る反射は全反射を利用しているが、この面に反射膜を形
成してもよく、その場合には、透明板31と破線で示す
直角プリズム33により反射膜を挾み、反射膜を保護す
るようにしてもよい。
【0035】図4は図1に示す型のビーム分離光学素子
10を、ビーム整形光学素子として用いた光ピックアッ
プを略示している。光ピックアップ自体はすでに良く知
られているので構造を概念的に描いている。
10を、ビーム整形光学素子として用いた光ピックアッ
プを略示している。光ピックアップ自体はすでに良く知
られているので構造を概念的に描いている。
【0036】半導体レーザー1からのレーザー光束はコ
リメートレンズ3により平行光束化され、ビーム分離光
学素子10と偏向プリズム5を介してビームスプリッタ
ー7に入射し、ビームスプリッター7を透過すると対物
レンズ9により記録媒体の記録面13上に光スポットと
して集光する。記録面13からの反射光は対物レンズ9
を介してビームスプリッター7へ戻り、ビームスプリッ
ター7により反射された成分が集光レンズ15により光
センサー17に導かれる。
リメートレンズ3により平行光束化され、ビーム分離光
学素子10と偏向プリズム5を介してビームスプリッタ
ー7に入射し、ビームスプリッター7を透過すると対物
レンズ9により記録媒体の記録面13上に光スポットと
して集光する。記録面13からの反射光は対物レンズ9
を介してビームスプリッター7へ戻り、ビームスプリッ
ター7により反射された成分が集光レンズ15により光
センサー17に導かれる。
【0037】ビーム分離光学素子10は、ビーム整形光
学素子として用いられる。コリメートレンズ3から射出
した平行なレーザー光束の光束断面は、図の符号Aで示
す位置では楕円形状であるが、ビーム分離光学素子10
により分離された後は、例えば位置Bにおける様に、位
置Aにおける楕円形状が、光軸近傍の位置で短軸方向へ
2分割され、全体として円形状に近い形状となる。
学素子として用いられる。コリメートレンズ3から射出
した平行なレーザー光束の光束断面は、図の符号Aで示
す位置では楕円形状であるが、ビーム分離光学素子10
により分離された後は、例えば位置Bにおける様に、位
置Aにおける楕円形状が、光軸近傍の位置で短軸方向へ
2分割され、全体として円形状に近い形状となる。
【0038】従って、記録面13上には円形に近い光ス
ポットが得られる。ビーム分離光学素子10は、分離さ
せた2光束が位相整合のとれた状態となるように構成さ
れており、従って上記光スポットのスポット径は超解像
効果により極めて小さいものとなる。
ポットが得られる。ビーム分離光学素子10は、分離さ
せた2光束が位相整合のとれた状態となるように構成さ
れており、従って上記光スポットのスポット径は超解像
効果により極めて小さいものとなる。
【0039】図5は図4の光ピックアップの変形例を略
示している。
示している。
【0040】半導体レーザー1からのレーザー光束はコ
リメートレンズ3により平行光束化され、ビームスプリ
ッター7に入射し、ビームスプリッター7を透過すると
ビーム分離光学素子10により反射されつつ2ビームに
分離され、対物レンズ9により記録媒体の記録面13上
に光スポットとして集光する。記録面13からの反射光
は対物レンズ9とビーム分離光学素子10を介してビー
ムスプリッター7へ戻り、ビームスプリッター7により
反射された成分が集光レンズ15により光センサー17
に導かれる。
リメートレンズ3により平行光束化され、ビームスプリ
ッター7に入射し、ビームスプリッター7を透過すると
ビーム分離光学素子10により反射されつつ2ビームに
分離され、対物レンズ9により記録媒体の記録面13上
に光スポットとして集光する。記録面13からの反射光
は対物レンズ9とビーム分離光学素子10を介してビー
ムスプリッター7へ戻り、ビームスプリッター7により
反射された成分が集光レンズ15により光センサー17
に導かれる。
【0041】ビーム分離光学素子10は「ビーム整形光
学素子およびビーム偏向素子」として用いられる。コリ
メートレンズ3から射出した平行なレーザー光束の光束
断面は、図の符号Cで示す位置では楕円形状で図の上下
方向には光束径D1を持つが、ビーム分離光学素子10
により分離された後、例えば位置Dでは、位置Cにおけ
る楕円形状が光軸近傍の位置で短軸方向へ2分割され、
全体として円形状に近い形状となり、光束径はD2(>
D1)となる。
学素子およびビーム偏向素子」として用いられる。コリ
メートレンズ3から射出した平行なレーザー光束の光束
断面は、図の符号Cで示す位置では楕円形状で図の上下
方向には光束径D1を持つが、ビーム分離光学素子10
により分離された後、例えば位置Dでは、位置Cにおけ
る楕円形状が光軸近傍の位置で短軸方向へ2分割され、
全体として円形状に近い形状となり、光束径はD2(>
D1)となる。
【0042】従って、図4の実施例と同様に記録面13
上には円形に近い光スポットが得られる。勿論、ビーム
分離光学素子10は、分離させた2光束が位相整合のと
れた状態となるように構成されており、従って上記光ス
ポットのスポット径は超解像効果により極めて小さいも
のとなる。
上には円形に近い光スポットが得られる。勿論、ビーム
分離光学素子10は、分離させた2光束が位相整合のと
れた状態となるように構成されており、従って上記光ス
ポットのスポット径は超解像効果により極めて小さいも
のとなる。
【0043】図5の実施例では、ビーム分離光学素子1
0が対物レンズ9の直前に設けられており、半導体レー
ザー1からビーム分離光学素子10に到る光路部分で
は、図の上下方向を短軸方向とする扁平な光束形状であ
るので、半導体レーザー1からビーム分離光学素子10
に到る光路上の光学素子は、光束の扁平性に合わせて図
の上下方向のサイズを小さくできるので、光ピックアッ
プの薄型の構成が可能である。勿論、図5の光ピックア
ップは、対物レンズ9とビーム分離光学素子10を一体
として可動とし、他の部分を固定することにより、前述
の分離型光ピックアップとして構成できる。
0が対物レンズ9の直前に設けられており、半導体レー
ザー1からビーム分離光学素子10に到る光路部分で
は、図の上下方向を短軸方向とする扁平な光束形状であ
るので、半導体レーザー1からビーム分離光学素子10
に到る光路上の光学素子は、光束の扁平性に合わせて図
の上下方向のサイズを小さくできるので、光ピックアッ
プの薄型の構成が可能である。勿論、図5の光ピックア
ップは、対物レンズ9とビーム分離光学素子10を一体
として可動とし、他の部分を固定することにより、前述
の分離型光ピックアップとして構成できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
ビーム分離光学素子と光ピックアップを提供できる。こ
の発明のビーム分離光学素子は、前述のように互いに平
行な反射面により光束の分離を行うので、超解像効果を
実現するための位相整合に必要な分離精度を簡単に実現
でき、構成も簡素であるので小型且つ低コストで実現で
きる。従って、これらをビーム偏向素子あるいはビーム
整形光学素子として用いる光ピックアップは、小型且つ
低コストにて超解像効果による径の小さい光スポットを
実現できる。
ビーム分離光学素子と光ピックアップを提供できる。こ
の発明のビーム分離光学素子は、前述のように互いに平
行な反射面により光束の分離を行うので、超解像効果を
実現するための位相整合に必要な分離精度を簡単に実現
でき、構成も簡素であるので小型且つ低コストで実現で
きる。従って、これらをビーム偏向素子あるいはビーム
整形光学素子として用いる光ピックアップは、小型且つ
低コストにて超解像効果による径の小さい光スポットを
実現できる。
【図1】請求項1記載のビーム分離光学素子の1実施例
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図2】請求項2記載のビーム分離光学素子の1実施例
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図3】請求項3記載のビーム分離光学素子の1実施例
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図4】請求項4記載の光ピックアップの1実施例を説
明するための図である。
明するための図である。
【図5】請求項4記載の光ピックアップの変形実施例を
説明するための図である。
説明するための図である。
10 ビーム分離光学素子 10A 透明な平行平板 10B 反射膜 10C 反射面を構成する反射膜。 L 平行なレーザー光束 L2,L3 分割されたレーザー光束
Claims (4)
- 【請求項1】平行なレーザー光束を光束光軸近傍で2分
割し、互いに平行な平行2光束とする光学素子であっ
て、 所定の厚さで透明な平行平板の片面の一部に、境界部が
直線状の反射膜を形成し、他方の面に反射面を形成して
なり、分割すべきレーザー光束に対して所定の角度傾け
て配備され、 入射するレーザー光束の半分を上記片面の反射膜により
直線状の境界部を境として反射させ、上記平行平板内に
入射した他の半分のレーザー光束を上記他方の面に形成
された反射面により反射させて、上記片面側から射出さ
せるように構成されたビーム分離光学素子。 - 【請求項2】平行なレーザー光束を光束光軸近傍で2分
割し、互いに平行な平行2光束とする光学素子であっ
て、 直角プリズムの稜線部を、底面から所定の距離のところ
で上記底面に平行に面取りし、面取りにより形成された
平面に反射膜を、上記底面に反射面を形成してなり、分
割すべきレーザー光束に対して所定の角度傾けて配備さ
れ、 入射するレーザー光束の半分を上記面取りにより形成さ
れた平面の反射膜によりプリズム面との直線状の境界部
を境として反射させ、上記プリズム面からプリズム内に
入射した他の半分のレーザー光束を上記底面に形成され
た反射面により反射させ、他方のプリズム面から射出さ
せるように構成されたビーム分離光学素子。 - 【請求項3】平行なレーザー光束を2分割し、互いに平
行な平行2光束とする光学素子であって、 所定の厚さを持ち、互いに平行な面の一方を入射面、他
方を反射面として形成され、上記反射面に対して45度
傾いた射出面を有する透明板と、上記入射面に斜面を接
合された直角プリズムとを有し、分割すべきレーザー光
束が上記直角プリズムのプリズム面に直交して入射する
ように配備され、 上記入射面がハーフミラー面に形成され、入射面を透過
したレーザー光束を上記反射面により反射させて上記射
出面から射出させるように構成されたビーム分離光学素
子。 - 【請求項4】請求項1または2または3記載のビーム分
離光学素子を、ビーム整形光学素子および/またはビー
ム偏向素子として用いた光ピックアップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5064328A JPH06274925A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ビーム分離光学素子および光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5064328A JPH06274925A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ビーム分離光学素子および光ピックアップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06274925A true JPH06274925A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13255069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5064328A Pending JPH06274925A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ビーム分離光学素子および光ピックアップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06274925A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003507781A (ja) * | 1999-08-12 | 2003-02-25 | シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド | レーザ集束用開口部及び集束方法 |
| CN113770548A (zh) * | 2020-06-10 | 2021-12-10 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 激光加工系统、激光加工方法及获得椭圆形光斑的方法 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP5064328A patent/JPH06274925A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003507781A (ja) * | 1999-08-12 | 2003-02-25 | シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド | レーザ集束用開口部及び集束方法 |
| CN113770548A (zh) * | 2020-06-10 | 2021-12-10 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 激光加工系统、激光加工方法及获得椭圆形光斑的方法 |
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