JPH0627680B2 - タイヤ騒音シミュレート方法及びシミュレータ - Google Patents

タイヤ騒音シミュレート方法及びシミュレータ

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JPH0627680B2
JPH0627680B2 JP2272718A JP27271890A JPH0627680B2 JP H0627680 B2 JPH0627680 B2 JP H0627680B2 JP 2272718 A JP2272718 A JP 2272718A JP 27271890 A JP27271890 A JP 27271890A JP H0627680 B2 JPH0627680 B2 JP H0627680B2
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contour
edge
tire
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tread
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0318Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • B60C99/006Computer aided tyre design or simulation

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイイ騒音シミュレート方法及びシミュレータ
に係り、特に忠実度が高いタイヤ騒音を発生することが
できるタイヤ騒音シミュレート方法及びタイヤ騒音シミ
ュレータに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
本発明の基礎になったタイヤ騒音シミュレート方法が特
開昭63−229344号公報及び特開平1−2508
31号公報に記載されている。この方法では、トレッド
の負荷支持部(いわゆる、陸部)と溝部とが区別できる
ようにトレッド平面を座標系上で多数のマトリックス要
素として表し、トレッドの路面との接触部(フットプリ
ント)の前縁の輪郭または後縁の輪郭を数式で定める。
そして、各マトリックス要素を音源として各マトリック
ス要素から発生する音の波形を決定し、フットプリント
の前縁部の輪郭または後縁部の輪郭に沿って音の波形を
積算し、この積算値をタイヤ周方向に沿ってさらに積算
し、積算値に基づいて可聴音を発生させてタイヤ騒音を
シミュレートするものである。
タイヤ騒音は、トレッドの負荷支持部が路面と接触する
とき及び路面と接触している負荷支持部が路面から離れ
るときに、負荷支持部が路面と接触するときの負荷支持
部の路面と接触する部位及び負荷支持部が路面から離れ
るときの負荷支持部の路面から離れる部位が加振源とな
って、トレッドゴムを振動させ、トレッドゴムの振動が
サイドウォールに伝達されて発生する。しかしながら、
従来のシミュレート方法では、実際に音源となる部位を
特定することなく負荷支持部の全面にわたって音源の仮
定しフットプリントの前縁部の輪郭および後縁部の輪郭
のいずれか一方に沿って音の波形を積算している。この
ため、実際の音源から発生する音を合成することがでな
いと共に発生する音の位相を考慮した合成ができないた
め、忠実度の高い音をシュミレートすることができな
い、という問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、実際
のタイヤ騒音の発生部位に近似した部位を音源として位
相を考慮して音波の合成をすることにより忠実度の非常
に高いタイヤ騒音を発生することができるタイヤ騒音シ
ミュレート方法及びシミュレータを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明のタイヤ騒音シミュレ
ート方法は、トレツドに複数の負荷支持部を有するタイ
ヤが回転するときに発生する騒音をシミュレートするタ
イヤ騒音シミュレート方法であって、負荷支持部のエッ
ジでかつタイヤが回転するときに最初に路面と接触する
側のエッジである踏込側エッジと、負荷支持部のエッジ
でかつタイヤが回転するときに最後に路面と接触する側
のエッジである蹴出側エッジとが区別できるようにトレ
ッドを表すと共に、トレッドの路面との接触部の輪郭で
かつタイヤが回転するときにタイヤ路面と接触していな
い部分が路面と接触する側の輪郭である接触部前縁の輪
郭と、トレッドの路面との接触部の輪郭でかつタイヤが
回転するときにタイヤの路面と接触している部分が路面
から離れる側の輪郭である接触部後縁の輪郭とを定め、
接触部前縁の輪郭及び接触部後縁の輪郭がトレッドの周
方向に移動するように接触部前縁の輪郭及び接触部後縁
の輪郭とトレッドとを相対移動させたときに、踏込側エ
ッジの単位時間に接触部前縁の輪郭と交る部分と蹴出側
エッジの単位時間に接触部後縁の輪郭と交る部分とを音
源として各音源から発生する音の波形を位相を考慮して
定め、定められた音の波形をトレッド全面にわたって積
算し、積算された波形に基づいて可聴音を発生させるこ
とにより上記課題を解決するものである。
また、本発明のタイヤ騒音シミュレータは、トレツドに
複数の負荷支持部を有するタイヤが回転するときに発生
する騒音をシミュレートするタイヤ騒音シミュレート装
置であって、負荷支持部のエッジでかつタイヤが回転す
るときに最初に路面と接触する側のエッジである踏込側
エッジと、負荷支持部のエッジでかつタイヤが回転する
ときに最後に路面と接触する側のエッジである蹴出側エ
ッジとが区別できるようにトレッドをデジタルデータで
表すデータ処理手段と、トレッドの路面との接触部の輪
郭でかつタイヤが回転するときにタイヤの路面と接触し
ていない部分が路面と接触する側の輪郭である接触部前
縁の輪郭と、トレッドの路面との接触部の輪郭でかつタ
イヤが回転するときにタイヤの路面と接触している部分
が路面から離れる側の輪郭である接触部後縁の輪郭とを
定める輪郭決定手段と、接触部前縁の輪郭及び接触部後
縁の輪郭がトレッドの周方向に移動するように接触部前
縁の輪郭及び接触部後縁の輪郭のトレッドとを相対移動
させたときに、踏込側エッジの単位時間に接触部前縁の
輪郭と交る部分と蹴出側エッジの単位時間に接触部後縁
の輪郭と交る部分とを演算する演算手段と、演算手段で
演算された各部分を音源として各音源から発生する音の
波形を位相を考慮して決定する波形決定手段と、決定さ
れた音の波形をトレッド全面にわたって積算する積算手
段と、積算された波形に基づいて可聴音を発生する音発
生手段とを設けることにより上記課題を解決するもので
ある。
〔作用〕
回転しているタイヤの騒音は、負荷支持部が踏面と接触
するとき及び路面と接触している負荷支持部が路面から
離れるときに発生するため、本発明では、タイヤ騒音の
音源となる部位は、負荷支持部のエッジでかつタイヤが
回転するときに最初に路面と接触する側のエッジである
踏込側エッジと、負荷支持部のエッジでかつタイヤが回
転するときに最後の路面と接触する側のエッジである蹴
出側エッジに存在すると仮定とする。このため、本発明
ではこの踏込側エッジと蹴出側エッジとが区別できるよ
うにトレッドを表す。また、トレッドの路面との接触部
(フットプリント)の輪郭でかつタイヤが回転するとき
にタイヤの路面と接触していない部分が路面と接触する
側の輪郭である接触部前縁の輪郭と、この接触部前縁の
輪郭に対して逆側に位置する接触部後縁の輪郭とを定め
る。そして、接触部前縁の輪郭及び接触部後縁の輪郭が
タイヤの周方向に移動するように、接触部前縁の輪郭及
び接触部後縁の輪郭とトレッドとを相対移動させ、踏込
側エッッジの単位時間の接触部前縁の輪郭と交わる部分
と蹴出側エッジの単位時間に接触部後縁の輪郭と交わる
部分とを音源とする。次に、各音源から発生する音の波
形を位相を考慮して定められ、定めらた音の波形をトレ
ッド全面にわたって積算する。本発明では踏込側エッジ
と蹴出側エッジとに音源となる部位が存在すると仮定し
ているため、タイヤ騒音の発生部位を特定することがで
き、従って各音源から発生する音の位相差を考慮して音
の合成をすることができる。そして、積算された波形に
基づいて可聴音を発生させる。各音源の振動は、負荷支
持部からトレッドゴムを介してサイドウォールに伝達さ
れて減衰するが、このときの振動が空気中を伝播してタ
イヤ騒音として観測者に聴取される。従って、音の波形
は、タイヤの音の伝達特性を考慮して減衰波形で定める
のがよい。
本発明のタイヤ騒音シミュレータでは、データ処理手段
によって踏込側エッジと蹴出側エッジとが区別できるよ
うにトレッドをデジタルデータで表す。この場合には、
2次元の座標で表すのがシミュレートを行う上で好まし
い。輪郭決定手段は、接触部前縁の輪郭と接触部後縁の
輪郭とを決定する。この輪郭は、タイヤ径、タイヤに作
用する荷重等のタイヤに関するデータを用いて演算して
もよく、実際に接触部の輪郭を測定して決定してもよ
く、更に接触部の輪郭を光学的に測定して決定してもよ
い。演算手段は、接触部前縁の輪郭及び接触部後縁の輪
郭とトレッドとを上記のように相対移動させたときに、
踏込側エッジの単位時間に接触部前縁の輪郭と交わる部
分と蹴出側エッジの単位時間に接触部後縁の輪郭と交わ
る部分とを演算し、波形決定手段は演算部で演算された
各部分を音源として各音源から発生する音の波形を位相
を考慮して決定する。積算手段は、決定された音の波形
をトレッド全面にわたって積算し、音発生手段は積算さ
れた波形に基づいて可聴音を発生する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、トレッドの負荷支
持部の踏込側エッジと蹴出側エッジとに音源が存在する
として位相を考慮した音の波形を合成してタイヤ騒音を
発生させるため、忠実度の高いタイヤ騒音を発生させる
ことができる、という効果が得られる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例のタイヤシミュレータのブロッ
ク図を示すものである。このシミュレータは、シミュレ
ーションを行なうパーソナルコンピュータ10を備えて
いる。パーソナルコンピュータ10には、インタフェー
ス12、ローパスフィルタ及びアンプを備えた信号処理
回路14を介してタイヤ騒音を聴取するためのヘッドホ
ン16が接続されている。また、パーソナルコンピュー
タ10は、アダブタ18を介してCADによりタイヤの
トレッドパターン等を設計するためのタイヤ設計システ
ムのホストコンピュータに接続されている。
次に、本実施例のシミュレーションの原理を説明する。
第3図(3)はxy平面上に表されたトレッドパターン
の平面図を示し、第3図(4)は、タイヤをタイヤ回転
軸と垂直な平面で切断した、タイヤの路面との接触部
(フットプリント)の近傍を示す断面図である。ここで
は、x軸をタイヤの周方向にとり、y軸をタイヤの回転
軸と平行な方向にとっている。本実施例では、トレッド
の負荷支持部24の踏込側エッジ28及び蹴出側エッジ
30とが区別できるようにトレッドパターンを第3図
(3)に示すxy平面上に2次元のデジタルデータで表
す。この踏込側エッジ28は、負荷支持部24のエッジ
でかつタイヤが回転するとき最初に路面と接触する側の
エッジ、すなわち最初に路面と離れる側のエッジであ
る。また、蹴出側エッジ30は、負荷支持部24のエッ
ジでかつタイヤが回転するときに最後に路面と接触する
側のエッジ、すなわち最後に路面から離れる側のエッジ
である。なお、26は溝部である。また、フットプリン
ト22の前縁の輪郭40、すなわちフットプリントの輪
郭でかつタイヤが回転するときにタイヤの路面と接触し
ていない部分が路面と接触する側の輪郭と、フットプリ
ントの後縁の輪郭42、すなわちフットプリントの輪郭
でかつタイヤが回転するときにタイヤの路面と接触して
いる部分が路面から離れる側の輪郭とをxy平面上の関
数f(x)、f(x)で表す。これらの関数は、フ
ットプリントの輪郭の測定、フットプリントの輪郭の演
算等によって定めることができる。
実際のタイヤが転動していく状態を表すために、フット
プリント22をx軸に沿ってタイヤの速度(タイヤが転
動するときの水平方向の移動速度)に応じて単位距離Δ
lずつ正方向に移動させる。第4図は、フットプリント
の前縁の輪郭40とフットプリントの後縁の輪郭42と
交った負荷支持部を拡大して示す図であり、実線で示す
i番目のフットプリントが単位距離Δl移動して一点鎖
線で示すi+1番目の位置に移動した状態を示してい
る。このフットプリントは、単位距離Δlを単位時間Δ
Tで移動する。負荷支持部24の踏込側エッジ28が、
単位時間ΔT内にフットプリント前縁の輪郭40と交わ
った交差部位をLi1、Li2、Li3、・・・(一般式で、
ik)と表す。なお、1、2、3、・・・(=k)は踏
込側エッジ28のフットプリントの前縁の輪郭と交わっ
た交差部位に対して、y軸の正方向に順に付けた番号で
ある。また、負荷支持部24の蹴出側エッジ30の単位
時間ΔT内にフットプリントの後縁の輪郭42と交わっ
た交差部位をTi1、Ti2、Ti3、・・・(一般式で、T
ij)と表す。なお、1、2、3、・・・(=j)は、蹴
出側エッジ30のフットプリントの後縁の輪郭42の交
わった交差部位に対して、y軸方向に順に付た番号を表
す。また、交差部位Li1、Li2、Li3、・・・、Lik
・・のフットプリント前縁の輪郭40への投影長さをA
i1、Ai2、Ai3、・・・(一般式で、Aik)と表し、交
差部位Ti1、Ti2、Ti3、・・・、Tij・・・のフット
プリント後縁の輪郭への投影長さをBi1、Bi2、Bi3
・・・(一般式で、Bik)と表す。交差部位Likの各々
から発生する音の波形を一般式で、下記の(1)式のよう
にfikで表し、交差部位Tijの各々から発生する音の波
形を下記の(2)式に示すようにfijで表す。
ik=Aikexp[−at]sinbt…(1) fij=BiJexp[−ct]sin(dt−φ)…(2) ただし、 Aik:踏込側エッジの交差部位の音の波形の音圧レベル
(ピークからピークまでの値、すなわち振幅の2倍)。
この音圧レベルは衝撃力に対応する。
ij:蹴出側エッジの交差部位の音の波形の音圧レベル a :踏込側エッジの交差部位の音の減衰係数 c :蹴出側エッジの交差部位の音の減衰係数 b :踏込側エッジの交差部位の音の周波数 d :蹴出側エッジの交差部位の音の周波数 φ :踏込側エッジの交差部位から発生する音に対する
蹴出側エッジの交差部位から発生する音の位相差 この音圧レベルAik、Bijは負荷支持部の剛性及びトレ
ッドゴムの物性等によって定まり、減衰係数a、c及び
周波数b、dはトレッドゴムの物性及びタイヤの伝達特
性によって定まり、位相差φはフットプリントの長さと
タイヤの移動速度とで定まる踏込側エッジで発生する音
と蹴出側エッジで発生する音との発生時間差(第3図
(4)のΔt)で定まるが、上記音圧レベル、減衰係
数、周波数及び位相差は実験によって定めるのが好まし
く、例えば、a=3.316×103 、b=6.24×
103 である。そして、上記(1)、(2)式で定まる音の波
形をxy平面上に表わされたトレッド全面にわたって合
成し、合成値に基づいて可聴音を発生させる。
次に第1図を参照して上記原理によってタイヤ騒音シュ
ミュレーションを行うパーソナルコンピュータ10のル
ーチンを説明する。ステップ100においてアダプタ1
8を介してホストコンピュータから入力されてRAMに
記憶されているデータ及びパーソナルコンピュータ10
のキーボードから入力されたデータを取込む。このデー
タとしては、タイヤ周長(タイヤが転動しているときの
平均半径×2π)、タイヤ移動速度(タイヤが転動する
ときの水平方向の速度)、踏込側エッジ28及び蹴出側
エッジ30のxy座標上の位置を示すデータ、フットプ
リント22の前縁の輪郭を表す関数y=f(x)、フ
ットプリント22の後縁の輪郭を表す関数y=f
(x)等である。なお、関数f(x)、f(x)
は演算で求めてもよい。次のステップ102では以下に
示す(3)、(4)式に従ってサンプリング回数Nを演算す
る。
タイヤ1回転の時間= タイヤ周長/タイヤ移動速度…(3) N=タイヤ1回転の時間/ΔT…(4) なお、ΔTはサンプリング時間であり、システムが取り
扱うことできる入力信号に含まれる周波数成分の最大値
は、サンプリング周波数の半分を超えることができない
(ナイキストの定理)ので、このサンプリング時間はナ
イキストの定理を考慮して定められており、例えば50
μsec である。
次のステップ104では、負荷支持部24の各々の踏込
側エッジ28とフットプリント前縁の輪郭を表す関数f
(x)との交点座標を求めるとともに、負荷支持部2
4の各々の蹴出側エッジ30とフットプリント後縁の輪
郭を表す関数f(x)との交点座標を求める。第4図
には、この状態でのフットプリントの位置をi番目の位
置で表してある。次のステップ106では、ΔT時間経
過後のフットプリントの位置(第4図i+1番目の位
置、すなわちフットプリントが単位距離Δl移動した位
置)を求め、ΔT時間経過後の踏込側エッジ28のフッ
トプリント前縁の輪郭との交点及び蹴出側エッジ30と
フットプリント後縁の輪郭との交点を求める。次のステ
ップ108では、踏込側エッジ28の交点間の距離すな
わち交差部位Li1、Li2、Li3、・・・、Lik・・・の
長さを求めるとともに、蹴出側エッジ30の交点間の距
離、すなわち交差部位Ti1、Ti2、Ti3、・・・Tij
・・・の長さを求める。次のステップ110では、交差
部位Li1、Li2、Li3、・・・Lik、・・・の長さのフ
ットプリント前縁の輪郭に対する投影長さAi1、Ai2
i3、・・・Aik、・・・を求めるとともに、交差部位
i1、Ti2、Ti3、・・・Tij、・・・の長さのフット
プリント後縁の輪郭への投影長さBi1、Bi2、Bi3、・
・・Bij、・・・を求める。次のステップ112では、
ステップ110で演算された投影長さAi1、Ai2
i3、・・・Aik、・・・、Bi1、Bi2、Bi3、・・・
ij、・・・を上記(1)、(2)式に代入することにより踏
込側エッジ28上の音源及び蹴出側エッジ30上の音源
から発生する音の波形を決定する。ステップ114で
は、フットプリント前縁の輪郭に沿って各踏込側エッジ
28から発生される音を以下の(5)式にしたがって積算
するとともに、フットプリント後縁の輪郭に沿って各蹴
出側エッジ30から発生する音の波形を以下の(6)式に
したがって積算する(第3図(2))。なお、下記の式
ではフットプリントの前縁の輪郭に沿って発生する音、
フットプリントの後縁の輪郭に沿って発生する音は同相
としたが、各音源の観測点までの距離に応じた位相差を
加えてもよく、位相差φを音源毎に定めてもよい。
この積算値fLi、fTiはステップ116においてパーソ
ナルコンピュータ10のRAMに記憶される。次のステ
ップ118では積算値fLi、fTiをそれぞれN回演算し
たか否かを判断することによりタイヤ1周分の演算が終
了したか否かを判断し、タイヤ1周分の演算が終了して
いないときには、ステップ106に戻ってフットプリン
トをさらに単位距離Δl(ΔT時間に移動する距離)移
動させて上記のステップ106からステップ116を繰
り返すことにより積算値をそれぞれ求める。
ステップ118でタイヤ1周分の演算が終了したと判断
されたときには、ステップ120において以下の式にし
たがって積算値fLi、fTiをタイヤ1周分にわたって演
算することによりトレッド全面にわたる波形の総和fを
演算する(第3図(1))。
ステップ122において上記(7)式で演算されたトレッ
ド全面にわたる波形の総和fをアナログ信号に変換し、
ステップ124においてこのアナログ信号をインターフ
ェース12を介して出力するとともにパーソナルコンピ
ュータ10のCRTに表示する。ステップ126でタイ
ヤデータの変更無しと判断され、かつシミュレーション
が終了していないと判断されたときには、このステップ
124を繰り返してアナログ信号の出力と波形の表示と
を連続して行なう。アナログ信号は信号処理回路14の
ローパスフィルタによって高周波(例えば、1×104
Hz以上)の周波数成分がカットされるとともにアンプで
増幅されてヘッドホン16から可聴音として放音され
る。ここで、高周波数成分をカットするローパスフィル
タを用いるのは、タイヤ騒音の周波数帯域は0〜2×1
3 Hz程度であり、1×104 Hz以上の高周波数成分は
不要であるからである。
ヘッドホン16でタイヤ騒音を聴取した結果、タイヤ騒
音の評価が悪い場合には、パーソナルコンピュータ10
のキーボードを操作してホストコンピュータにアクセス
することにより、トレッドパターンの変更等を行なう。
また、タイヤ移動速度の相違によるタイヤ騒音の相違を
聴取したいときにはタイヤ移動速度の変更、タイヤの大
きさによるタイヤ騒音の変化を聴取したいときにはタイ
ヤ周長の変更、タイヤに作用する荷重によるタイヤ騒音
の変化を聴取したいときにはフットプリントの形状の変
更等を行なう。この結果、ステップ126においてタイ
ヤデータの変更有りと判断され、ステップ100に戻っ
て上記のステップを繰返すことにより変更されたタイヤ
データに対応するタイヤ騒音の聴取が可能となる。
上記のタイヤ騒音シミュレータを使用して実際にシミュ
レーションを行った結果を第5図、第6図に示す。第5
図の例は、ピッチ数60個 3ピッチ 配列3山 ピッ
チ比 08:1:1.2 (ピッチ長比26.4mm:3
3mm:39.6mm)で定まる、正方形の負荷支持部を多
数備えたトレッドパターンを第5図(1)に示すように
205/60 R15の大きさのスムースタイヤに加工
し、タイヤ移動速度100km/hで台上試験を行った結
果を示すものである。第5図(2)はフットプリント前
縁側の輪郭直下40cmの位置に測定マイクロホンを配置
してタイヤ騒音を測定したときのタイヤ騒音の周波数特
性を示すものであり、第5図(3)は本実施例によりシ
ミュレーションを行ったときのタイヤ騒音の周波数特性
を示すものであり、周波数特性は0〜3kHzの範囲で良
く対応している。特にピッチ間隔で定まるパターン次数
成分の対応もよい。
ピッチ数61個 3ピッチ 配列3山 ピッチ比0.8
5:1:1.15(ピッチ長比27.3mm:32.1m
m:37.0mm)のトレッドパターンを205/60
R15の大きさのスムースタイヤに加工し、タイヤ移動
速度60kmで台上騒音試験を行った結果を第6図に示
す。第6図(1)はトレッドパターンの形状を示すもの
であり、第6図(2)、(4)は本実施例のシミュレー
ションによるタイヤ騒音の時系列波形と周波数特性とを
示すものであり、第6図(3)、(5)は上記と同じ位
置にマイクロホンを配置して実測したときの時系列波形
と周波数特性とを示すものである。第6図から理解され
るように、実測値とシミュレーションでの時系列波形は
よく対応している。また実際にシミュレーションの音を
聴取した感じも実測したタイヤ生の音にたいへん近似し
ており、温質評価として充分な合成音が得られた。な
お、上記第5図、第6図の実験では両方ともタイヤ内圧
2.0kg/cm2 荷重400kgであった。
以上説明したように本実施例によれば、全てのサイズ、
トレッドパターン、速度におけるタイヤ騒音の予測評価
が可能になる。
なお、上記では音の波形をフットプリントの輪郭に沿っ
て積算した後タイヤ周方向にさらに積算して総和を求め
る例について説明したが、タイヤ1周分の音の波形を演
算した後タイヤ周方向に積算し、その積算値をフットプ
リントの輪郭方向にさらに積算して総和を求めるように
してもよく、音の波形を一度に積算して総和を求めるよ
うにしてもよい。また、トレッドパターンを2次元で表
したが3次元で表してもよく、トレッドパターンを表す
データから踏込側エッジ及び蹴出側エッジを表すデータ
のみを取出してシミュレーションを行なうようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のタイヤ騒音シミュレーション
のルーチンを示す流れ図、第2図は上記実施例のタイヤ
騒音シミュレータのブロック図、第3図(1)〜(4)
は音の波形の総和を求める方法を説明するための線図、
第4図はフットプリントの前後縁部と負荷支持部の各エ
ッジとの交点部分を拡大して示す模式図、第5図(1)
〜(3)は実騒音とシミュレーションの結果とを比較し
て示す線図、第6図(1)〜(5)は他のトレッドパタ
ーンにおける実騒音とシミュレーションした結果とを比
較して示す線図である。 24……負荷支持部、 28……踏込側エッジ、 30……蹴出側エッジ、 40……フットプリントの前縁の輪郭、 42……フットプリントの後縁の輪郭。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレツドに複数の負荷支持部を有するタイ
    ヤが回転するときに発生する騒音をシミュレートするタ
    イヤ騒音シミュレート方法であって、負荷支持部のエッ
    ジでかつタイヤが回転するときに最初に路面と接触する
    側のエッジである踏込側エッジと、負荷支持部のエッジ
    でかつタイヤが回転するときに最後に路面と接触する側
    のエッジである蹴出側エッジとが区別できるようにトレ
    ッドを表すと共に、トレッドの路面との接触部の輪郭で
    かつタイヤが回転するときにタイヤの路面と接触してい
    ない部分が路面と接触する側の輪郭である接触部前縁の
    輪郭と、トレッドの路面との接触部の輪郭でかつタイヤ
    が回転するときにタイヤの路面と接触している部分が路
    面から離れる側の輪郭である接触部後縁の輪郭とを定
    め、接触部前縁の輪郭及び接触部後縁の輪郭がトレッド
    の周方向に移動するように接触部前縁の輪郭及び接触部
    後縁の輪郭とトレッドとを相対移動させたときに、踏込
    側エッジの単位時間に接触部前縁の輪郭と交る部分と蹴
    出側エッジの単位時間に接触部後縁の輪郭と交る部分と
    を音源として各音源から発生する音の波形を位相を考慮
    して定め、定められた音の波形をトレッド全面にわたっ
    て積算し、積算された波形に基づいて可聴音を発生させ
    るタイヤ騒音シミュレート方法。
  2. 【請求項2】トレツドに複数の負荷支持部を有するタイ
    ヤが回転するときに発生する騒音をシミュレートするタ
    イヤ騒音シミュレータであって、 負荷支持部のエッジでかつタイヤが回転するときに最初
    に路面と接触する側のエッジである踏込側エッジと、負
    荷支持部のエッジでかつタイヤが回転するときに最後に
    路面と接触する側のエッジである蹴出側エッジとが区別
    できるようにトレッドをデジタルデータで表すデータ処
    理手段と、 トレッドの路面との接触部の輪郭でかつタイヤが回転す
    るときにタイヤの路面と接触していない部分が路面と接
    触する側の輪郭である接触部前縁の輪郭と、トレッドの
    路面との接触部の輪郭でかつタイヤが回転するときにタ
    イヤの路面と接触している部分が路面から離れる側の輪
    郭である接触部後縁の輪郭とを定める輪郭決定手段と、 接触部前縁の輪郭及び接触部後縁の輪郭がトレッドの周
    方向に移動するように接触部前縁の輪郭及び接触部後縁
    の輪郭とトレッドとを相対移動させたときに、踏込側エ
    ッジの単位時間に接触部前縁の輪郭と交る部分と蹴出側
    エッジの単位時間に接触部後縁の輪郭と交る部分とを演
    算する演算手段と、 演算手段で演算された各部分を音源として各音源から発
    生する音の波形を位相を考慮して決定する波形決定手段
    と、 決定された音の波形をトレッド全面にわたって積算する
    積算手段と、 積算された波形に基づいて可聴音を発生する音発生手段
    と、 を備えたタイヤ騒音シミュレータ。
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