JPH0627765Y2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
- Publication number
- JPH0627765Y2 JPH0627765Y2 JP1988018523U JP1852388U JPH0627765Y2 JP H0627765 Y2 JPH0627765 Y2 JP H0627765Y2 JP 1988018523 U JP1988018523 U JP 1988018523U JP 1852388 U JP1852388 U JP 1852388U JP H0627765 Y2 JPH0627765 Y2 JP H0627765Y2
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- Japan
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- cylinder
- intake
- cam
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、4サイクル内燃機関、特に吸気弁および排
気弁が同一のカムシャフトにて開閉駆動される多気筒内
燃機関における動弁装置に関し、詳しくはそのバルブク
リアランス調整に関する。
気弁が同一のカムシャフトにて開閉駆動される多気筒内
燃機関における動弁装置に関し、詳しくはそのバルブク
リアランス調整に関する。
従来の技術 油圧式ゼロラッシュ機構を具備しない内燃機関の動弁装
置にあっては、経時的なバルブクリアランスの変化を修
正するために、シックネスゲージを用いた人為的なバル
ブクリアランス調整が必要である(昭和41年6月
(株)永岡書店発行の「ガソリン自動車の整備」等参
照)。
置にあっては、経時的なバルブクリアランスの変化を修
正するために、シックネスゲージを用いた人為的なバル
ブクリアランス調整が必要である(昭和41年6月
(株)永岡書店発行の「ガソリン自動車の整備」等参
照)。
このバルブクリアランス調整に際しては、クランク角位
置を適当な位置に保たなければならず、そのため、例え
ばクランクシャフト前端部等において、バルブクリアラ
ンス調整を行うべきクランク角位置を表示するバルブク
リアランス調整位置表示装置が設けられている。
置を適当な位置に保たなければならず、そのため、例え
ばクランクシャフト前端部等において、バルブクリアラ
ンス調整を行うべきクランク角位置を表示するバルブク
リアランス調整位置表示装置が設けられている。
第8,9図は従来の動弁装置におけるバルブクリアラン
ス調整位置表示装置の一例を示すもので、クランクシャ
フト前端に固着されたクランクプーリ21の外周縁に、
一方の指標として#1気筒の圧縮上死点を示す上死点位
置マーク22が設けられているとともに、タイミングベ
ルトカバー23等の固定部材側に、他方の指標としてタ
イミングインジケータ24が設けられている。すなわ
ち、上記上死点位置マーク22とタイミングインジケー
タ24とが合致した位置では、#1気筒が圧縮上死点に
あり、例えば4気筒機関の場合には、この点から更に3
60°クランクシャフトを回転させた位置で、#3気筒
が圧縮上死点となる。従来は、これらの両圧縮上死点が
バルブクリアランス調整位置として選択されているので
ある。
ス調整位置表示装置の一例を示すもので、クランクシャ
フト前端に固着されたクランクプーリ21の外周縁に、
一方の指標として#1気筒の圧縮上死点を示す上死点位
置マーク22が設けられているとともに、タイミングベ
ルトカバー23等の固定部材側に、他方の指標としてタ
イミングインジケータ24が設けられている。すなわ
ち、上記上死点位置マーク22とタイミングインジケー
タ24とが合致した位置では、#1気筒が圧縮上死点に
あり、例えば4気筒機関の場合には、この点から更に3
60°クランクシャフトを回転させた位置で、#3気筒
が圧縮上死点となる。従来は、これらの両圧縮上死点が
バルブクリアランス調整位置として選択されているので
ある。
具体的には、第10図に各吸・排気弁の調整位置を示し
た(吸気側はIN、排気側はEXと略記してある)よう
に、先ず上死点位置マーク22とタイミングインジケー
タ24とを合致させた状態において、#1気筒の吸気
弁,排気弁、#2気筒の吸気弁、#3気筒の排気弁につ
いてバルブクリアランス調整を行い、次いで、クランク
シャフトを360°回転させ、再び上死点位置マーク2
2とタイミングインジケータ24とを合致させた状態に
おいて、残りの#4気筒の吸気弁,吸気弁、#2気筒の
排気弁、#3気筒の吸気弁についてバルブクリアランス
調整を行うのである。
た(吸気側はIN、排気側はEXと略記してある)よう
に、先ず上死点位置マーク22とタイミングインジケー
タ24とを合致させた状態において、#1気筒の吸気
弁,排気弁、#2気筒の吸気弁、#3気筒の排気弁につ
いてバルブクリアランス調整を行い、次いで、クランク
シャフトを360°回転させ、再び上死点位置マーク2
2とタイミングインジケータ24とを合致させた状態に
おいて、残りの#4気筒の吸気弁,吸気弁、#2気筒の
排気弁、#3気筒の吸気弁についてバルブクリアランス
調整を行うのである。
尚、上記クランクプーリ21には上死点位置マーク22
から更に5°毎にプーリマーク25が付されているが、
これはタイミングライトなどにより#1気筒の点火時期
の点検,調整に利用される。
から更に5°毎にプーリマーク25が付されているが、
これはタイミングライトなどにより#1気筒の点火時期
の点検,調整に利用される。
また、各吸・排気弁をリフトさせる吸気弁用カム,排気
弁用カムのカムプロフィルには、開弁時,閉弁時の吸・
排気弁の急激な速度変化を防止するためにランプ部(緩
衝部)が設けられているが、吸気弁と排気弁とで上記ラ
ンプ部は同一の設計となっている。
弁用カムのカムプロフィルには、開弁時,閉弁時の吸・
排気弁の急激な速度変化を防止するためにランプ部(緩
衝部)が設けられているが、吸気弁と排気弁とで上記ラ
ンプ部は同一の設計となっている。
考案が解決しようとする問題点 ところで、上記吸気弁および排気弁は、通常一本のカム
シャフトによって開閉駆動されるが、第11図に示すよ
うに、吸気弁もしくは排気弁がリフトしている間には、
ロッカアーム26を介してバルブスプリング反力が矢印
Pのようにカムシャフト27に作用するため、該カムシ
ャフト27が矢印F方向に弾性変形する。また軸受部の
クリアランスもある。従って、仮に#2気筒の排気弁が
リフトしているとすると、これに隣接した同気筒の吸気
弁のバルブクリアランスは、排気弁がリフトしていない
ときよりも拡大してしまう。
シャフトによって開閉駆動されるが、第11図に示すよ
うに、吸気弁もしくは排気弁がリフトしている間には、
ロッカアーム26を介してバルブスプリング反力が矢印
Pのようにカムシャフト27に作用するため、該カムシ
ャフト27が矢印F方向に弾性変形する。また軸受部の
クリアランスもある。従って、仮に#2気筒の排気弁が
リフトしているとすると、これに隣接した同気筒の吸気
弁のバルブクリアランスは、排気弁がリフトしていない
ときよりも拡大してしまう。
そのため、上述した従来の例では、#1気筒と#4気筒
の吸・排気弁における実質的なバルブクリアランスは、
バルブオーバラップ前後において調整時(カムシャフト
27が弾性変形していない状態)に比較して拡大し、そ
れに伴ってバルブオーバラップ量が変化してしまう。し
かも、このカムシャフト27の弾性変形等に伴うバルブ
オーバラップ量の変化は、各気筒において必ずしも同一
でないため、気筒間でバルブオーバラップ量が不均一と
なる現象を招来し、アイドル不調等の原因となる。
の吸・排気弁における実質的なバルブクリアランスは、
バルブオーバラップ前後において調整時(カムシャフト
27が弾性変形していない状態)に比較して拡大し、そ
れに伴ってバルブオーバラップ量が変化してしまう。し
かも、このカムシャフト27の弾性変形等に伴うバルブ
オーバラップ量の変化は、各気筒において必ずしも同一
でないため、気筒間でバルブオーバラップ量が不均一と
なる現象を招来し、アイドル不調等の原因となる。
また上記のように一部気筒で実質的なバルブクリアラン
スが拡大する結果、動弁装置で発生する騒音いわゆるタ
ペット音が著しく大きくなるという欠点もある。
スが拡大する結果、動弁装置で発生する騒音いわゆるタ
ペット音が著しく大きくなるという欠点もある。
問題点を解決するための手段 そこで、この考案は、全気筒について排気弁,吸気弁の
一方がリフトしかつ他方が着座している期間内に、その
着座している弁のバルブクリアランスを調整するように
して、バルブオーバラップ付近での実質的なバルブクリ
アランスを均一化させ、かつこの結果、逆にバルブクリ
アランスが不均一となり易い排気弁開弁時については、
カムプロフィルのランプ部長さを延長してタペット音増
大を防止するようにしたものである。すなわち、この考
案に係る内燃期間の動弁装置は、吸気弁および排気弁が
同一のカムシャフトにて開閉駆動される多気筒内燃機関
の動弁装置において、各気筒毎に、排気弁がリフト状態
にある期間であって、バルブオーバラップ間に位置する
TDC前90〜200°CAの位置で所定のバルブクリ
アランスに調整されてなる吸気弁を有するとともに、各
気筒毎に、吸気弁がリフト状態にある期間であって、バ
ルブオーバラップ間に位置するTDC後90〜200°
CAの位置で所定のバルブクリアランスに調整されてな
る排気弁を有し、かつ排気弁用カムのカムプロフィルに
おける開弁側ランプ部期間が吸気弁用カムのカムプロフ
ィルにおける開弁側ランプ部期間よりも長く設定されて
いることを特徴としている。
一方がリフトしかつ他方が着座している期間内に、その
着座している弁のバルブクリアランスを調整するように
して、バルブオーバラップ付近での実質的なバルブクリ
アランスを均一化させ、かつこの結果、逆にバルブクリ
アランスが不均一となり易い排気弁開弁時については、
カムプロフィルのランプ部長さを延長してタペット音増
大を防止するようにしたものである。すなわち、この考
案に係る内燃期間の動弁装置は、吸気弁および排気弁が
同一のカムシャフトにて開閉駆動される多気筒内燃機関
の動弁装置において、各気筒毎に、排気弁がリフト状態
にある期間であって、バルブオーバラップ間に位置する
TDC前90〜200°CAの位置で所定のバルブクリ
アランスに調整されてなる吸気弁を有するとともに、各
気筒毎に、吸気弁がリフト状態にある期間であって、バ
ルブオーバラップ間に位置するTDC後90〜200°
CAの位置で所定のバルブクリアランスに調整されてな
る排気弁を有し、かつ排気弁用カムのカムプロフィルに
おける開弁側ランプ部期間が吸気弁用カムのカムプロフ
ィルにおける開弁側ランプ部期間よりも長く設定されて
いることを特徴としている。
作用 上記のようにバルブクリアランス調整時期を設定すれ
ば、カムシャフトに対しリフト中の弁からバルブスプリ
ング反力が加わった状態、つまりバルブオーバラップ前
後の実際の状況下に近い条件で所定のバルブクリアラン
スが与えられることになる。従って、実際の運転時に、
バルブオーバラップ前後でのバルブクリアランスが各気
筒で均一となり、適正な開閉時期ならびにバルブオーバ
ラップが確保される。
ば、カムシャフトに対しリフト中の弁からバルブスプリ
ング反力が加わった状態、つまりバルブオーバラップ前
後の実際の状況下に近い条件で所定のバルブクリアラン
スが与えられることになる。従って、実際の運転時に、
バルブオーバラップ前後でのバルブクリアランスが各気
筒で均一となり、適正な開閉時期ならびにバルブオーバ
ラップが確保される。
一方、排気弁の開弁時にはカムシャフトにバルブスプリ
ング反力が作用していないので、その際のバルブクリア
ランスは比較的不均一になり易い。しかし、排気弁用カ
ムの開弁側ランプ部期間を延長することにより、確実に
緩衝作用が得られ、タペット音の増大が防止される。
ング反力が作用していないので、その際のバルブクリア
ランスは比較的不均一になり易い。しかし、排気弁用カ
ムの開弁側ランプ部期間を延長することにより、確実に
緩衝作用が得られ、タペット音の増大が防止される。
実施例 以下、この考案の一実施例を直列4気筒機関を例にとっ
て説明する。初めに、この考案の動弁装置における吸・
排気弁のバルブクリアランス調整について説明する。
て説明する。初めに、この考案の動弁装置における吸・
排気弁のバルブクリアランス調整について説明する。
第2図は、バルブクリアランス調整のためにクランクシ
ャフト前端部に設けられたバルブクリアランス調整位置
表示装置を示している。
ャフト前端部に設けられたバルブクリアランス調整位置
表示装置を示している。
この実施例では、クランクシャフト前端に固着されたク
ランクプーリ1の外周縁に、一方の指標として各吸・排
気弁のバルブクリアランス調整位置を示す「#1EX」
「#3IN」等の複数の調整位置マーク2が付されてい
るとともに、タイミングベルトカバー等の固定部材側に
他方の指標としてタイミングインジケータ3が設けられ
ている。尚、上記クランクプーリ1には、更に上死点位
置マーク4(#1,#4気筒の上死点に対応する)と下
死点位置マーク5(#1,#4気筒の下死点に対応す
る)および点火時期調整のための複数のプーリマーク6
が付されている。
ランクプーリ1の外周縁に、一方の指標として各吸・排
気弁のバルブクリアランス調整位置を示す「#1EX」
「#3IN」等の複数の調整位置マーク2が付されてい
るとともに、タイミングベルトカバー等の固定部材側に
他方の指標としてタイミングインジケータ3が設けられ
ている。尚、上記クランクプーリ1には、更に上死点位
置マーク4(#1,#4気筒の上死点に対応する)と下
死点位置マーク5(#1,#4気筒の下死点に対応す
る)および点火時期調整のための複数のプーリマーク6
が付されている。
上記調整位置マーク2は、「#3IN,#2EX」、
「#1EX,#4IN」、「#3EX,#2I
N」、「#4EX,#1IN」の4種類があり、「
#3IN,#2EX」と「#3EX,#2IN」は上
死点位置マーク4と重なる位置に、残りの「#1E
X,#4IN」と「#4EX,#1IN」は下死点位
置マーク5と重なる位置にある。ここで、,等の数
字は、調整順番を表すもので、更に明確な指示をするた
めに、から、からのように円弧状に調整順指示
矢印7が付されている。尚、の調整位置マーク2に付
記されている「は#1O/L TOP」の表示は、こ
のの位置で#1気筒をオーバラップ上死点とすべきこ
とを示している。
「#1EX,#4IN」、「#3EX,#2I
N」、「#4EX,#1IN」の4種類があり、「
#3IN,#2EX」と「#3EX,#2IN」は上
死点位置マーク4と重なる位置に、残りの「#1E
X,#4IN」と「#4EX,#1IN」は下死点位
置マーク5と重なる位置にある。ここで、,等の数
字は、調整順番を表すもので、更に明確な指示をするた
めに、から、からのように円弧状に調整順指示
矢印7が付されている。尚、の調整位置マーク2に付
記されている「は#1O/L TOP」の表示は、こ
のの位置で#1気筒をオーバラップ上死点とすべきこ
とを示している。
上記のようなバルブクリアランス調整位置表示装置を用
いてバルブクリアランス調整を行うには、先ず「#3
IN,#2EX」がタイミングインジケータ3側でかつ
#1気筒がオーバラップ上死点(つまり#4気筒が圧縮
上死点となる)となるようにクランクシャフトを回転さ
せ、上死点位置マーク4をタイミングインジケータ3に
合致させる。この位置で、調整位置マーク2に表示され
た#3気筒吸気弁と#2気筒排気弁のバルブクリアラン
ス調整を行う。
いてバルブクリアランス調整を行うには、先ず「#3
IN,#2EX」がタイミングインジケータ3側でかつ
#1気筒がオーバラップ上死点(つまり#4気筒が圧縮
上死点となる)となるようにクランクシャフトを回転さ
せ、上死点位置マーク4をタイミングインジケータ3に
合致させる。この位置で、調整位置マーク2に表示され
た#3気筒吸気弁と#2気筒排気弁のバルブクリアラン
ス調整を行う。
次いで、クランクプーリ1を図の時計回り方向に180
°回転させ、下死点位置マーク5をタイミングインジケ
ータ3に合致させる。この位置で同様に「#1EX,
#4IN」と表示された各弁の調整を行う。次に、クラ
ンクプーリ1を更に180°回転させ、「#3EX,
#2IN」と表示された各弁の調整を行う。そして、更
にクランクプーリ1を180°回転させ「#4EX,
#1IN」と表示された各弁の調整を行えば、総ての弁
のバルブクリアランス調整が終了する。
°回転させ、下死点位置マーク5をタイミングインジケ
ータ3に合致させる。この位置で同様に「#1EX,
#4IN」と表示された各弁の調整を行う。次に、クラ
ンクプーリ1を更に180°回転させ、「#3EX,
#2IN」と表示された各弁の調整を行う。そして、更
にクランクプーリ1を180°回転させ「#4EX,
#1IN」と表示された各弁の調整を行えば、総ての弁
のバルブクリアランス調整が終了する。
従って、各弁のバルブクリアランス調整は、第1図にそ
れぞれイ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ,ト,チとして示すタイ
ミングで行われることになる。つまり、各吸気弁は、バ
ルブオーバラップのTDC前180°CAの位置で、各
排気弁はバルブオーバラップのTDC後180°CAの
位置で一律に調整される。従って、排気弁もしくは吸気
弁の一方がリフトしていてバルブスプリング反力がカム
シャフトに加わっている状態で、他方の弁のバルブクリ
アランスが調整されることになり、カムシャフトの弾性
変形やカムシャフト軸受部のクリアランス等の影響を排
除することができる。
れぞれイ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ,ト,チとして示すタイ
ミングで行われることになる。つまり、各吸気弁は、バ
ルブオーバラップのTDC前180°CAの位置で、各
排気弁はバルブオーバラップのTDC後180°CAの
位置で一律に調整される。従って、排気弁もしくは吸気
弁の一方がリフトしていてバルブスプリング反力がカム
シャフトに加わっている状態で、他方の弁のバルブクリ
アランスが調整されることになり、カムシャフトの弾性
変形やカムシャフト軸受部のクリアランス等の影響を排
除することができる。
上記のバルブクリアランス調整時期は、吸気弁もしくは
排気弁の一方がリフトしている期間であれば良く、従っ
て吸気弁については、TDC前90°〜200°CAの
ような範囲内で、排気弁についてはTDC後90〜20
0°CAの範囲内で設定することができる。尚、この範
囲は第1図に矢印でもって表してある。
排気弁の一方がリフトしている期間であれば良く、従っ
て吸気弁については、TDC前90°〜200°CAの
ような範囲内で、排気弁についてはTDC後90〜20
0°CAの範囲内で設定することができる。尚、この範
囲は第1図に矢印でもって表してある。
次に、この考案の動弁装置におけるカムプロフィルにつ
いて説明する。
いて説明する。
第3図は、同一気筒の吸気弁用カムおよび排気弁用カム
のカムプロフィルを示すカムリフト特性図である。この
カムリフト特性図に示すように、吸気弁用カムのベース
サークルからカムノーズ部の間を緩やかに連続させるよ
うに、開弁側および閉弁側のそれぞれにランプ部R1,R2
が設けられているが、その開弁側のランプ部R1は、高さ
が0.4mm、期間が40°CAに設定されている。ま
た、排気弁用カムのベースサークルからカムノーズ部の
間を緩やかに連続させるように、開弁側および閉弁側の
それぞれにランプ部R3,R4が設けられているが、その開
弁側のランプ部R3は、高さが0.5mm、期間が50°C
Aに設定されている。
のカムプロフィルを示すカムリフト特性図である。この
カムリフト特性図に示すように、吸気弁用カムのベース
サークルからカムノーズ部の間を緩やかに連続させるよ
うに、開弁側および閉弁側のそれぞれにランプ部R1,R2
が設けられているが、その開弁側のランプ部R1は、高さ
が0.4mm、期間が40°CAに設定されている。ま
た、排気弁用カムのベースサークルからカムノーズ部の
間を緩やかに連続させるように、開弁側および閉弁側の
それぞれにランプ部R3,R4が設けられているが、その開
弁側のランプ部R3は、高さが0.5mm、期間が50°C
Aに設定されている。
つまり、排気弁用カムの開弁側ランプ部R3は、吸気弁用
カムの開弁側ランプ部R1に比較して、高さならびに期間
が大きく設定されている。
カムの開弁側ランプ部R1に比較して、高さならびに期間
が大きく設定されている。
従って、上記実施例の動弁装置にあっては、上述のよう
にバルブクリアランスの調整を行うことにより、バルブ
スプリング反力がカムシャフトに作用しているバルブオ
ーバラップ前後での実質的なバルブクリアランスを、所
期の値に均一に保つことができる。そのため、排気弁の
閉時期ならびに吸気弁の開時期が正確に得られ、バルブ
オーバラップ量が各気筒で均一なものとなってアイドル
運転の安定性が向上する。
にバルブクリアランスの調整を行うことにより、バルブ
スプリング反力がカムシャフトに作用しているバルブオ
ーバラップ前後での実質的なバルブクリアランスを、所
期の値に均一に保つことができる。そのため、排気弁の
閉時期ならびに吸気弁の開時期が正確に得られ、バルブ
オーバラップ量が各気筒で均一なものとなってアイドル
運転の安定性が向上する。
一方、上記のようにバルブクリアランスを調整すると、
排気弁の開弁時にはカムシャフトにバルブスプリング反
力が作用していないので、バルブクリアランスが各気筒
で不均一になり易い。しかし、上記のように排気弁用カ
ムの開弁側ランプ部R3を吸気弁用カムの開弁側ランプ部
R1よりも長く設定することによって、バルブクリアラン
スが多少ばらついていたとしても確実な緩衝作用が得ら
れ、タペット音の増大を回避することができる。
排気弁の開弁時にはカムシャフトにバルブスプリング反
力が作用していないので、バルブクリアランスが各気筒
で不均一になり易い。しかし、上記のように排気弁用カ
ムの開弁側ランプ部R3を吸気弁用カムの開弁側ランプ部
R1よりも長く設定することによって、バルブクリアラン
スが多少ばらついていたとしても確実な緩衝作用が得ら
れ、タペット音の増大を回避することができる。
次に第4図および第5図に示す実施例は、クランクシャ
フトに同期して作動するディストリビュータ11を利用
してバルブクリアランス調整位置の表示を行うように構
成したものであり、ディストリビュータロータ12の側
面に、一方の指標となる指針13が突設されているとと
もに、該ロータ12に隣接して配置された角度板カバー
14に、他方の指標として第5図に詳示するような4つ
の調整位置マーク15が90°毎に表示されている。
尚、ディストリビュータロータ12は、クランク各72
0°で1回転するので、第5図の例では、バルブクリア
ランスの調整時期は、上述した第1図の例と全く同一と
なる。
フトに同期して作動するディストリビュータ11を利用
してバルブクリアランス調整位置の表示を行うように構
成したものであり、ディストリビュータロータ12の側
面に、一方の指標となる指針13が突設されているとと
もに、該ロータ12に隣接して配置された角度板カバー
14に、他方の指標として第5図に詳示するような4つ
の調整位置マーク15が90°毎に表示されている。
尚、ディストリビュータロータ12は、クランク各72
0°で1回転するので、第5図の例では、バルブクリア
ランスの調整時期は、上述した第1図の例と全く同一と
なる。
次に第6図および第7図に示す実施例は、同様にディス
トリビュータ11を利用したものであるが、ディストリ
ビュータロータ12と一体に回転する円筒状のドラム部
12aの外周面に、「#3IN,#2EX」、「#1E
X,#4IN」、「#3EX,#2IN」、「#4E
X,#1IN」の調整位置マーク15が90°毎に表示
されている。そして、上記ドラム部12aを収容したデ
ィストリビュータキャップ16の側面に、上記調整位置
マーク15と略等しい大きさの窓部17が形成されてい
る。尚、この窓部17には透明樹脂等のカバーが設けら
れている。
トリビュータ11を利用したものであるが、ディストリ
ビュータロータ12と一体に回転する円筒状のドラム部
12aの外周面に、「#3IN,#2EX」、「#1E
X,#4IN」、「#3EX,#2IN」、「#4E
X,#1IN」の調整位置マーク15が90°毎に表示
されている。そして、上記ドラム部12aを収容したデ
ィストリビュータキャップ16の側面に、上記調整位置
マーク15と略等しい大きさの窓部17が形成されてい
る。尚、この窓部17には透明樹脂等のカバーが設けら
れている。
この実施例では、上記窓部17を通してちょうど各調整
位置マーク15が見えた位置で、それぞれ表示された弁
のバルブクリアランス調整を行えば良い。従って、ディ
ストリビュータキャップ16を開かずにバルブクリアラ
ンス調整を行うことが可能であり、作業能率の向上が図
れる。
位置マーク15が見えた位置で、それぞれ表示された弁
のバルブクリアランス調整を行えば良い。従って、ディ
ストリビュータキャップ16を開かずにバルブクリアラ
ンス調整を行うことが可能であり、作業能率の向上が図
れる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機関
の動弁装置にあっては、機関の運転性に最も影響が大き
いバルブオーバラップ前後における実質的なバルブクリ
アランスを各気筒で均一に保つことができる。従って、
バルブオーバラップ量が各気筒で均一なものとなってア
イドル運転の安定性が向上する。
の動弁装置にあっては、機関の運転性に最も影響が大き
いバルブオーバラップ前後における実質的なバルブクリ
アランスを各気筒で均一に保つことができる。従って、
バルブオーバラップ量が各気筒で均一なものとなってア
イドル運転の安定性が向上する。
また排気弁用カムにおける開弁側ランプ部の期間を吸気
弁用カムよりも長く設定することによって、排気弁開弁
時のバルブクリアランスの不均一化に伴うタペット音の
増大を回避でき、全体として従来のものに比して動弁系
騒音の低減が図れる。
弁用カムよりも長く設定することによって、排気弁開弁
時のバルブクリアランスの不均一化に伴うタペット音の
増大を回避でき、全体として従来のものに比して動弁系
騒音の低減が図れる。
第1図はこの考案に係る動弁装置のバルブクリアランス
調整時期を示すタイムチャート、第2図はバルブクリア
ランス調整時期表示装置の一例を示すクランクプーリ部
分の正面図、第3図はこの考案に係る動弁装置のカムプ
ロフィルを示すカムリフト特性図、第4図はバルブクリ
アランス調整時期表示装置の他の例を示すディストリビ
ュータ内部の正面図、第5図はそのディストリビュータ
内の角度板カバーに付した調整位置マークを示す説明
図、第6図はバルブクリアランス調整時期表示装置の更
に異なる例を示すディストリビュータの外観斜視図、第
7図は同じくディストリビュータキャップを開いた状態
を示す外観斜視図、第8図は従来の動弁装置におけるバ
ルブクリアランス調整時期表示装置の一例を示す機関前
端部の斜視図、第9図はこの従来例のクランクプーリ部
分の正面図、第10図は従来のバルブクリアランス調整
時期を示すタイムチャート、第11図はカムリフト時の
バルブスプリング反力等の説明図である。 1……クランクプーリ、2……調整位置マーク、3……
タイミングインジケータ、4……上死点位置マーク、5
……下死点位置マーク、R1……吸気弁用カムの開弁側ラ
ンプ部、R3……排気弁用カムの開弁側ランプ部。
調整時期を示すタイムチャート、第2図はバルブクリア
ランス調整時期表示装置の一例を示すクランクプーリ部
分の正面図、第3図はこの考案に係る動弁装置のカムプ
ロフィルを示すカムリフト特性図、第4図はバルブクリ
アランス調整時期表示装置の他の例を示すディストリビ
ュータ内部の正面図、第5図はそのディストリビュータ
内の角度板カバーに付した調整位置マークを示す説明
図、第6図はバルブクリアランス調整時期表示装置の更
に異なる例を示すディストリビュータの外観斜視図、第
7図は同じくディストリビュータキャップを開いた状態
を示す外観斜視図、第8図は従来の動弁装置におけるバ
ルブクリアランス調整時期表示装置の一例を示す機関前
端部の斜視図、第9図はこの従来例のクランクプーリ部
分の正面図、第10図は従来のバルブクリアランス調整
時期を示すタイムチャート、第11図はカムリフト時の
バルブスプリング反力等の説明図である。 1……クランクプーリ、2……調整位置マーク、3……
タイミングインジケータ、4……上死点位置マーク、5
……下死点位置マーク、R1……吸気弁用カムの開弁側ラ
ンプ部、R3……排気弁用カムの開弁側ランプ部。
Claims (1)
- 【請求項1】吸気弁および排気弁が同一のカムシャフト
にて開閉駆動される多気筒内燃機関の動弁装置におい
て、各気筒毎に、排気弁がリフト状態にある期間であっ
て、バルブオーバラップ間に位置するTDC前90〜2
00°CAの位置で所定のバルブクリアランスに調整さ
れてなる吸気弁を有するとともに、各気筒毎に、吸気弁
がリフト状態にある期間であって、バルブオーバラップ
間に位置するTDC後90〜200°CAの位置で所定
のバルブクリアランスに調整されてなる排気弁を有し、
かつ排気弁用カムのカムプロフィルにおける開弁側ラン
プ部期間が吸気弁用カムのカムプロフィルにおける開弁
側ランプ部期間よりも長く設定されていることを特徴と
する内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988018523U JPH0627765Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988018523U JPH0627765Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01124007U JPH01124007U (ja) | 1989-08-23 |
| JPH0627765Y2 true JPH0627765Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31233250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988018523U Expired - Lifetime JPH0627765Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627765Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0768892B2 (ja) * | 1985-10-09 | 1995-07-26 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のohc型動弁装置 |
-
1988
- 1988-02-15 JP JP1988018523U patent/JPH0627765Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01124007U (ja) | 1989-08-23 |
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