JPH0768892B2 - 内燃機関のohc型動弁装置 - Google Patents
内燃機関のohc型動弁装置Info
- Publication number
- JPH0768892B2 JPH0768892B2 JP60225840A JP22584085A JPH0768892B2 JP H0768892 B2 JPH0768892 B2 JP H0768892B2 JP 60225840 A JP60225840 A JP 60225840A JP 22584085 A JP22584085 A JP 22584085A JP H0768892 B2 JPH0768892 B2 JP H0768892B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- exhaust
- rocker arm
- cam
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は内燃機関の、ローラ付ロッカアームを備えた動
弁装置に関するものである。
弁装置に関するものである。
(2) 従来の技術 従来内燃機関のOHC型動弁装置において、該装置に組み
込まれるロッカアームを、ロッカアーム本体と、該本体
の先部に伝動自在に軸支されて動弁カムに接触されるロ
ーラとよりなる、ローラ付ロッカアームとしたもので
は、動弁カムの吸気および排気弁の開弁側の上り緩衝曲
線を殆ど設けないのが普通である。
込まれるロッカアームを、ロッカアーム本体と、該本体
の先部に伝動自在に軸支されて動弁カムに接触されるロ
ーラとよりなる、ローラ付ロッカアームとしたもので
は、動弁カムの吸気および排気弁の開弁側の上り緩衝曲
線を殆ど設けないのが普通である。
(3) 発明が解決しようとする問題点 ところでOHC型動弁装置において、ローラ付ロッカアー
ムを備えたものでは、カムとロッカアームとの連接部の
摩擦抵抗が低減されて機関性能、燃費の向上を図ること
ができるという利点がある反面このようなローラ付ロッ
カアームを備えた動弁装置はタペットクリアランスの外
に、ロッカアーム本体と転動ローラとの間にもクリアラ
ンスが発生するため、これらのクリアランスが相乗して
各部材間のたたかれ音がローラのないロッカアームを用
いたものに比べて大きくなるという問題点がある。
ムを備えたものでは、カムとロッカアームとの連接部の
摩擦抵抗が低減されて機関性能、燃費の向上を図ること
ができるという利点がある反面このようなローラ付ロッ
カアームを備えた動弁装置はタペットクリアランスの外
に、ロッカアーム本体と転動ローラとの間にもクリアラ
ンスが発生するため、これらのクリアランスが相乗して
各部材間のたたかれ音がローラのないロッカアームを用
いたものに比べて大きくなるという問題点がある。
そこで本出願人は既に動弁カムのカム面に開弁側の上り
緩衝曲線を設け、これにより動弁カムによる吸,排気弁
の開閉タイミングに何ら支障を及ぼさずにたたかれ音の
低減を図るようにした動弁装置を提案している(特願昭
60−149779号(特開昭62−10406号公報参照))。
緩衝曲線を設け、これにより動弁カムによる吸,排気弁
の開閉タイミングに何ら支障を及ぼさずにたたかれ音の
低減を図るようにした動弁装置を提案している(特願昭
60−149779号(特開昭62−10406号公報参照))。
而してさらに研究開発を重ねた結果によれば、動弁カム
軸の両側に配設される一方の動弁系(たとえば吸気側動
弁系)と他方の動弁系(たとえば排気側動弁系)では、
カムノーズ部がローラとの接触を開始する際にローラを
介してロッカアーム本体端部をリフトさせようとする力
の、ロッカアーム軸側に向かう方向の分力が、吸,排気
用ロッカアームとカム軸との相互位置及びカムの回転方
向に関係して若干相違しており、即ち、上記接触開始の
際のノーズ部の回転方向前側に偏位したロッカアーム側
の上記分力の方がその回転方向後側に偏位したロッカア
ーム側のそれよりも大きくなり、このため、その前者の
ロッカアームでは、ローラとロッカアーム本体間の前記
クリアランスの存在に起因して前記分力がローラとロッ
カアーム本体間で比較的大きな叩かれ音を発生させる傾
向があることを本発明者は究明した。
軸の両側に配設される一方の動弁系(たとえば吸気側動
弁系)と他方の動弁系(たとえば排気側動弁系)では、
カムノーズ部がローラとの接触を開始する際にローラを
介してロッカアーム本体端部をリフトさせようとする力
の、ロッカアーム軸側に向かう方向の分力が、吸,排気
用ロッカアームとカム軸との相互位置及びカムの回転方
向に関係して若干相違しており、即ち、上記接触開始の
際のノーズ部の回転方向前側に偏位したロッカアーム側
の上記分力の方がその回転方向後側に偏位したロッカア
ーム側のそれよりも大きくなり、このため、その前者の
ロッカアームでは、ローラとロッカアーム本体間の前記
クリアランスの存在に起因して前記分力がローラとロッ
カアーム本体間で比較的大きな叩かれ音を発生させる傾
向があることを本発明者は究明した。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、前記2系統の動
弁系をそれぞれ作動する動弁カムの開弁側の上り緩衝曲
線の勾配を吸気側と排気側とで変える、即ち前記叩かれ
音の多い側の動弁系を作動する動弁カムの上り緩衝曲線
を、他方の動弁系を作動する動弁カムの上り緩衝曲線よ
りも緩勾配にすることで、上記叩かれ音の発生を全体と
して効果的に低減できるようにした、内燃機関のOHC型
動弁装置を提供することを目的とする。
弁系をそれぞれ作動する動弁カムの開弁側の上り緩衝曲
線の勾配を吸気側と排気側とで変える、即ち前記叩かれ
音の多い側の動弁系を作動する動弁カムの上り緩衝曲線
を、他方の動弁系を作動する動弁カムの上り緩衝曲線よ
りも緩勾配にすることで、上記叩かれ音の発生を全体と
して効果的に低減できるようにした、内燃機関のOHC型
動弁装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明によれば、機体本体の
シリンダヘッドに、吸,排気用カムを有する動弁カム
軸、および該カム軸の両側に対をなす吸,排気用ロッカ
アーム軸を設け、それらのロッカアーム軸に吸,排気用
ロッカアームをそれぞれ揺動自在に支承し、前記吸,排
気用ロッカアームの一端を前記吸,排気用カムにそれぞ
れ連接し、またそれらの他端を吸,排気弁に連接してな
る、内燃機関のOHC型動弁装置において、前記吸,排気
用ロッカアームは、それぞれロッカアーム本体と、該本
体の先部に転動自在に軸支されて前記吸,排気用カムに
接触するローラとよりなり、前記吸,排気用カム面は、
それぞれベース円部と、該ベース円部より隆起するノー
ズ部とを有すると共に、該ノーズ部の立上がり部に上り
緩衝曲線が設定され、前記吸,排気用ロッカアームのう
ち、前記ノーズ部がローラとの接触を開始する際のノー
ズ部の回転方向前側に偏位した方のロッカアームに対応
するカムの上り緩衝曲線の緩衝曲線定数が、その他方の
ロッカアームに対応するカムの上り緩衝曲線の緩衝曲線
定数よりも小さく設定される。
シリンダヘッドに、吸,排気用カムを有する動弁カム
軸、および該カム軸の両側に対をなす吸,排気用ロッカ
アーム軸を設け、それらのロッカアーム軸に吸,排気用
ロッカアームをそれぞれ揺動自在に支承し、前記吸,排
気用ロッカアームの一端を前記吸,排気用カムにそれぞ
れ連接し、またそれらの他端を吸,排気弁に連接してな
る、内燃機関のOHC型動弁装置において、前記吸,排気
用ロッカアームは、それぞれロッカアーム本体と、該本
体の先部に転動自在に軸支されて前記吸,排気用カムに
接触するローラとよりなり、前記吸,排気用カム面は、
それぞれベース円部と、該ベース円部より隆起するノー
ズ部とを有すると共に、該ノーズ部の立上がり部に上り
緩衝曲線が設定され、前記吸,排気用ロッカアームのう
ち、前記ノーズ部がローラとの接触を開始する際のノー
ズ部の回転方向前側に偏位した方のロッカアームに対応
するカムの上り緩衝曲線の緩衝曲線定数が、その他方の
ロッカアームに対応するカムの上り緩衝曲線の緩衝曲線
定数よりも小さく設定される。
(2) 作 用 各ロッカアームにおいてロッカアーム本体とローラ間に
はその間の軸受部等における不可避のガタ等に起因して
多少のクリアランスが存在する。
はその間の軸受部等における不可避のガタ等に起因して
多少のクリアランスが存在する。
ところで各カムのノーズ部がローラとの接触を開始する
際(即ち各カムが対応する弁を開弁開始させる際)にロ
ーラを介してロッカアーム本体端部をリフトさせようと
する力は、ロッカアーム軸側に向かう方向の分力を有し
ており、この分力のために、各ロッカアームではローラ
とロッカアーム本体相互間の上記クリアランスの存在に
関係してその相互間で叩かれ音をそれぞれ発生させる。
またこのような分力の大きさは、吸,排気用ロッカアー
ム軸とカム軸との相互位置及びカムの回転方向に関係し
て吸気カム側と排気カム側とで若干相違しており、即
ち、上記接触開始の際のノーズ部の回転方向前側に偏位
した一方のロッカアーム(以下に具体的に説明する実施
例では排気用ロッカアーム22)側の上記分力(同実施例
ではB)の方がその他方のロッカアーム(同実施例では
吸気ロッカアーム21)側の上記分力(同実施例では
B′)よりも大きくなり、このため、その前者のロッカ
アームでは前記叩かれ音が比較的大きくなる傾向がある
が、本発明の前記構成によれば、何れのカムのノーズの
立上がり部にも上り緩衝曲線が設定され、その上、特に
上記分力が大きい方のカム(同実施例では排気カム17)
の上り緩衝曲線の緩衝曲線定数が、その他方のカム(同
実施例では吸気カム18)の上り緩衝曲線の緩衝曲線定数
よりも小さく設定されるため、何れの動弁系からの上記
叩かれ音も可及的に低減される。
際(即ち各カムが対応する弁を開弁開始させる際)にロ
ーラを介してロッカアーム本体端部をリフトさせようと
する力は、ロッカアーム軸側に向かう方向の分力を有し
ており、この分力のために、各ロッカアームではローラ
とロッカアーム本体相互間の上記クリアランスの存在に
関係してその相互間で叩かれ音をそれぞれ発生させる。
またこのような分力の大きさは、吸,排気用ロッカアー
ム軸とカム軸との相互位置及びカムの回転方向に関係し
て吸気カム側と排気カム側とで若干相違しており、即
ち、上記接触開始の際のノーズ部の回転方向前側に偏位
した一方のロッカアーム(以下に具体的に説明する実施
例では排気用ロッカアーム22)側の上記分力(同実施例
ではB)の方がその他方のロッカアーム(同実施例では
吸気ロッカアーム21)側の上記分力(同実施例では
B′)よりも大きくなり、このため、その前者のロッカ
アームでは前記叩かれ音が比較的大きくなる傾向がある
が、本発明の前記構成によれば、何れのカムのノーズの
立上がり部にも上り緩衝曲線が設定され、その上、特に
上記分力が大きい方のカム(同実施例では排気カム17)
の上り緩衝曲線の緩衝曲線定数が、その他方のカム(同
実施例では吸気カム18)の上り緩衝曲線の緩衝曲線定数
よりも小さく設定されるため、何れの動弁系からの上記
叩かれ音も可及的に低減される。
(3) 実 施 例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図においてSOHC型内燃機関の機関本体Eは、シリン
ダブロック1と、そのデッキ面上にガスケット3を介し
て結着されるシリンダヘッド2とを備える。
ダブロック1と、そのデッキ面上にガスケット3を介し
て結着されるシリンダヘッド2とを備える。
シリンダブロック1のシリンダボア4には、ピストン5
が摺動自在に嵌合され、そのピストン5はコンロッド6
を介してクランク軸(図示せず)に連動される。
が摺動自在に嵌合され、そのピストン5はコンロッド6
を介してクランク軸(図示せず)に連動される。
前記シリンダヘッド2は吸気および排気が一方に流れる
所謂クロスフロー型であって、前記ピストン5の頂面に
対面する燃焼室7には、吸気ポート8と排気ポート9が
連通される。シリンダヘッド2には、前記吸,排気用ポ
ート8,9を開閉する吸,排気弁10,11が摺動可能に支承さ
れ、それら吸,排気弁10,11は弁ばね12,13によって閉じ
方向に偏倚される。
所謂クロスフロー型であって、前記ピストン5の頂面に
対面する燃焼室7には、吸気ポート8と排気ポート9が
連通される。シリンダヘッド2には、前記吸,排気用ポ
ート8,9を開閉する吸,排気弁10,11が摺動可能に支承さ
れ、それら吸,排気弁10,11は弁ばね12,13によって閉じ
方向に偏倚される。
シリンダヘッド2と、その上方に設けられるヘッドカバ
ー14とで動弁室15が形成され、この動弁室15には、前記
吸,排気弁10,11を作動するための動弁装置Vが設けら
れる。動弁室15内において、吸,排気弁10,11間には、
図示しないクカンク軸と平行に動弁カム軸16が回転自在
に支承され、該軸16に吸,排気カム18,17が一体に設け
られる。
ー14とで動弁室15が形成され、この動弁室15には、前記
吸,排気弁10,11を作動するための動弁装置Vが設けら
れる。動弁室15内において、吸,排気弁10,11間には、
図示しないクカンク軸と平行に動弁カム軸16が回転自在
に支承され、該軸16に吸,排気カム18,17が一体に設け
られる。
動弁カム軸16上の両側において、シリンダヘッド2上に
は該軸16と略平行な一対のロッカアーム軸19,20が固着
され、それらのロッカアーム軸19,20に吸気および排気
側のローラ付ロッカアーム21,22が揺動自在に軸支さ
れ、それらのロッカアーム21,22は動弁カム16の吸,排
気18,17と、吸,排気弁10、11の上端とを連接し、それ
らカム18,17の回転を吸,排気弁10,11にそれぞれ伝達す
る。
は該軸16と略平行な一対のロッカアーム軸19,20が固着
され、それらのロッカアーム軸19,20に吸気および排気
側のローラ付ロッカアーム21,22が揺動自在に軸支さ
れ、それらのロッカアーム21,22は動弁カム16の吸,排
気18,17と、吸,排気弁10、11の上端とを連接し、それ
らカム18,17の回転を吸,排気弁10,11にそれぞれ伝達す
る。
ローラ付ロッカアーム21,22は、第2図に明瞭に示すよ
うにロッカアーム本体23と、その先部に回転自在に軸支
されるローラ24とよりなり、前記ロッカアーム本体23
は、その中央部に、前記ロッカアーム軸19あるいは20を
貫通する軸孔25が穿設され、またその基端にタペットク
リアランスの調節用調節ねじ26が螺合され、該ねじ26の
下端が吸気弁10あるいは排気弁11の上端に当接される。
またロッカアーム本体23の先端は二又フォーク状に形成
されてそこに穿設したローラ軸孔27にローラ軸28が固設
され、このローラ軸28にニードル軸受29を介して前記ロ
ーラ24が転動自在に軸支され、該ローラ24は動弁カム軸
16の吸,排気カム18,17に当接される。
うにロッカアーム本体23と、その先部に回転自在に軸支
されるローラ24とよりなり、前記ロッカアーム本体23
は、その中央部に、前記ロッカアーム軸19あるいは20を
貫通する軸孔25が穿設され、またその基端にタペットク
リアランスの調節用調節ねじ26が螺合され、該ねじ26の
下端が吸気弁10あるいは排気弁11の上端に当接される。
またロッカアーム本体23の先端は二又フォーク状に形成
されてそこに穿設したローラ軸孔27にローラ軸28が固設
され、このローラ軸28にニードル軸受29を介して前記ロ
ーラ24が転動自在に軸支され、該ローラ24は動弁カム軸
16の吸,排気カム18,17に当接される。
いま図示しないクランク軸の回転に連動して動弁カム軸
16が駆動されると、吸気および排気用ローラ付ロッカア
ーム21,22を介して吸,排気弁10,11は所定のタイミング
で開閉作動される。
16が駆動されると、吸気および排気用ローラ付ロッカア
ーム21,22を介して吸,排気弁10,11は所定のタイミング
で開閉作動される。
ところで前記動弁装置Vにおいて、ローラ付ロッカアー
ム22,23を用いると、ローラ軸28とニードル軸受29間、
およびニードル軸受29とローラ軸孔27にそれぞれ多少の
クリアランスが生じるのを避けられず、このクリアラン
スが、動弁装置のもつタペットクリアランスと相乗して
動弁系に発生するたたかれ音が大きくなるという不具合
を生じる。
ム22,23を用いると、ローラ軸28とニードル軸受29間、
およびニードル軸受29とローラ軸孔27にそれぞれ多少の
クリアランスが生じるのを避けられず、このクリアラン
スが、動弁装置のもつタペットクリアランスと相乗して
動弁系に発生するたたかれ音が大きくなるという不具合
を生じる。
また第1図において、動弁カム軸16が第1図矢印A方向
に回転すれば、ローラ24が転動して吸,排気側ロッカア
ーム21,22はそれぞれロッカアーム軸19,20回りに揺動さ
れて吸,排気弁10,11を開閉動作させる。このような過
程において、吸,排気カム18,17のノーズ部18n,17nがロ
ーラ24との接触を開始する際にローラ24を介してロッカ
アーム本体23の端部をリフトさせようとする力は、対応
するロッカアーム軸19,20側に向かう方向の分力B′,B
を有しており、この分力B′,Bのために、各ロッカアー
ム21,22ではローラ24とロッカアーム本体23相互間の前
述のクリアランスの存在に起因してその相互間で叩かれ
音を発生させる。またこのような分力の大きさは、吸,
排気用ロッカアーム21,22とカム軸16との相互位置及び
カム軸16の回転方向(具体的には上記ノーズ部18n,17n
のローラ24との接触開始の際の回転方向)に関係して吸
気カム18側と排気カム17側とで若干の差異があり、即
ち、上記接触開始の際のノーズ部18n,17nの回転方向前
側に偏位した一方のロッカアーム(図示例では排気用ロ
ッカアーム22)側の上記分力Bの方がその他方のロッカ
アーム(図示例では吸気ロッカアーム21)側の上記分力
B′よりも大きくなり、このため、その前者のロッカア
ーム22側、即ち排気弁系からの上記叩かれ音の方が大き
くなる傾向がある。尚、動弁カム軸16の回転方向が前記
逆方向(矢印Aと反対方向)の場合には、当然に前記叩
かれ音は吸気弁系の方が大きくなる。
に回転すれば、ローラ24が転動して吸,排気側ロッカア
ーム21,22はそれぞれロッカアーム軸19,20回りに揺動さ
れて吸,排気弁10,11を開閉動作させる。このような過
程において、吸,排気カム18,17のノーズ部18n,17nがロ
ーラ24との接触を開始する際にローラ24を介してロッカ
アーム本体23の端部をリフトさせようとする力は、対応
するロッカアーム軸19,20側に向かう方向の分力B′,B
を有しており、この分力B′,Bのために、各ロッカアー
ム21,22ではローラ24とロッカアーム本体23相互間の前
述のクリアランスの存在に起因してその相互間で叩かれ
音を発生させる。またこのような分力の大きさは、吸,
排気用ロッカアーム21,22とカム軸16との相互位置及び
カム軸16の回転方向(具体的には上記ノーズ部18n,17n
のローラ24との接触開始の際の回転方向)に関係して吸
気カム18側と排気カム17側とで若干の差異があり、即
ち、上記接触開始の際のノーズ部18n,17nの回転方向前
側に偏位した一方のロッカアーム(図示例では排気用ロ
ッカアーム22)側の上記分力Bの方がその他方のロッカ
アーム(図示例では吸気ロッカアーム21)側の上記分力
B′よりも大きくなり、このため、その前者のロッカア
ーム22側、即ち排気弁系からの上記叩かれ音の方が大き
くなる傾向がある。尚、動弁カム軸16の回転方向が前記
逆方向(矢印Aと反対方向)の場合には、当然に前記叩
かれ音は吸気弁系の方が大きくなる。
而して本発明に基づくこの実施例は、斯かる2系統の動
弁系における叩かれ音の相違も考慮して何れの叩かれ音
をも効果的に低減できるようにしたものであって、即
ち、吸,排気カム18,17のカム面には、ベース円部18b,1
7bとそれから隆起するノーズ部18n,17nとが形成される
が、特にそのノーズ部18n,17nの立上がり部には上り緩
衝曲線Ci,Ceが設定され、その上、特に上記分力が大き
い方のカム(図示例では排気カム17)の上り緩衝曲線Ce
の緩衝曲線定数kθeが、その他方のカム(同実施例で
は吸気カム18)の上り緩衝曲線Ciの緩衝曲線定数kθi
よりも小さく(即ち勾配が弛くなるように)設定され
る。即ち、吸気カム18の回転角θi(deg.)排気カム17
の回転角θe(deg.)、吸気カム18の上り緩衝曲線Ciの
リフト量hi(mm)、排気カム17の上り緩衝曲線Ceのリフ
ト量he(mm)とした時に第3図のようになり、またkθ
e<kθiであり、例えばkθe=0.02 kθi=0.029と設定される。
弁系における叩かれ音の相違も考慮して何れの叩かれ音
をも効果的に低減できるようにしたものであって、即
ち、吸,排気カム18,17のカム面には、ベース円部18b,1
7bとそれから隆起するノーズ部18n,17nとが形成される
が、特にそのノーズ部18n,17nの立上がり部には上り緩
衝曲線Ci,Ceが設定され、その上、特に上記分力が大き
い方のカム(図示例では排気カム17)の上り緩衝曲線Ce
の緩衝曲線定数kθeが、その他方のカム(同実施例で
は吸気カム18)の上り緩衝曲線Ciの緩衝曲線定数kθi
よりも小さく(即ち勾配が弛くなるように)設定され
る。即ち、吸気カム18の回転角θi(deg.)排気カム17
の回転角θe(deg.)、吸気カム18の上り緩衝曲線Ciの
リフト量hi(mm)、排気カム17の上り緩衝曲線Ceのリフ
ト量he(mm)とした時に第3図のようになり、またkθ
e<kθiであり、例えばkθe=0.02 kθi=0.029と設定される。
なお動弁カム16の回転方向が逆になれば当然に、kθi
<kθeとなる。
<kθeとなる。
いま動弁カム軸16が回転されれば、吸,排気カム18,17
により吸,排気側ロッカアーム21,22は交互に揺動さ
れ、吸,排気弁10,11が所定のタイミングを以て開閉作
動されるが、前述のように吸,排気カム18,17のカム面
には、それぞれ開弁側の上り緩衝曲線Ci,Ceを設けてあ
るので、吸,排気弁10,11は何れも緩慢に開弁され開弁
時に生じるたたかれ音等の騒音が低減され、特に吸,排
気系の動弁系のうち、より騒音が大きくなる側の動弁
系、この実施例では排気側の動弁系の上り緩衝曲線Ceの
緩衝曲線kθeを、他の動弁系、この実施例では吸気側
の動弁系の上り緩衝曲線Ciの緩衝曲線定数kθiよりも
小さくしたことにより一層効果的に前記たたかれ音が低
減される。
により吸,排気側ロッカアーム21,22は交互に揺動さ
れ、吸,排気弁10,11が所定のタイミングを以て開閉作
動されるが、前述のように吸,排気カム18,17のカム面
には、それぞれ開弁側の上り緩衝曲線Ci,Ceを設けてあ
るので、吸,排気弁10,11は何れも緩慢に開弁され開弁
時に生じるたたかれ音等の騒音が低減され、特に吸,排
気系の動弁系のうち、より騒音が大きくなる側の動弁
系、この実施例では排気側の動弁系の上り緩衝曲線Ceの
緩衝曲線kθeを、他の動弁系、この実施例では吸気側
の動弁系の上り緩衝曲線Ciの緩衝曲線定数kθiよりも
小さくしたことにより一層効果的に前記たたかれ音が低
減される。
C.発明の効果 以上の実施例により明らかなように本発明によれば、動
弁カム軸の両側に対をなす吸,排気用ロッカアーム軸を
設けたOHC型動弁装置において、吸,排気用ロッカアー
ムをそれぞれローラ付きに構成すると共に、吸,排気カ
ムのノーズ部の立上がり部にそれぞれ上り緩衝曲線を設
定し、吸,排気用ロッカアームのうち、前記ノーズ部が
ローラとの接触を開始する際のノーズ部の回転方向前側
に偏位した方のロッカアームに対応するカムの上り緩衝
曲線の緩衝曲線定数を、その他方のロッカアームに対応
するカムの上り緩衝曲線の緩衝曲線定数よりも小さく設
定したので、各ロッカアームにおけるロッカアーム本体
とローラ相互間のクリアランスの存在等に関係して吸,
排気弁の開弁の際にそれらの動弁系より大きさの異なる
叩かれ音が発生するのを何れも有効に低減することがで
き、従って、上記ローラの採用により動弁系の摩擦抵抗
を軽減して機関性能の向上を図りながら、動弁系の作動
騒音を全体として効果的に低減することができる。
弁カム軸の両側に対をなす吸,排気用ロッカアーム軸を
設けたOHC型動弁装置において、吸,排気用ロッカアー
ムをそれぞれローラ付きに構成すると共に、吸,排気カ
ムのノーズ部の立上がり部にそれぞれ上り緩衝曲線を設
定し、吸,排気用ロッカアームのうち、前記ノーズ部が
ローラとの接触を開始する際のノーズ部の回転方向前側
に偏位した方のロッカアームに対応するカムの上り緩衝
曲線の緩衝曲線定数を、その他方のロッカアームに対応
するカムの上り緩衝曲線の緩衝曲線定数よりも小さく設
定したので、各ロッカアームにおけるロッカアーム本体
とローラ相互間のクリアランスの存在等に関係して吸,
排気弁の開弁の際にそれらの動弁系より大きさの異なる
叩かれ音が発生するのを何れも有効に低減することがで
き、従って、上記ローラの採用により動弁系の摩擦抵抗
を軽減して機関性能の向上を図りながら、動弁系の作動
騒音を全体として効果的に低減することができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
装置を備えた内燃機関の一部の縦断面図、第2図はロー
ラ付ロッカアームの斜視図、第3図は吸,排気側の開弁
側の上り緩衝曲線を示すグラフである。 E……機関本体、Ci,Ce……上り緩衝曲線、kθi,kθe
……緩衝曲線定数 2……シリンダヘッド、10,11……吸,排気弁、16……
動弁カム軸、18,17……吸,排気カム、19,20……ロッカ
アーム軸、21,22……ローラ付ロッカアーム、23……ロ
ッカアーム本体、24……ローラ
装置を備えた内燃機関の一部の縦断面図、第2図はロー
ラ付ロッカアームの斜視図、第3図は吸,排気側の開弁
側の上り緩衝曲線を示すグラフである。 E……機関本体、Ci,Ce……上り緩衝曲線、kθi,kθe
……緩衝曲線定数 2……シリンダヘッド、10,11……吸,排気弁、16……
動弁カム軸、18,17……吸,排気カム、19,20……ロッカ
アーム軸、21,22……ローラ付ロッカアーム、23……ロ
ッカアーム本体、24……ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−112320(JP,A) 実願 昭48−80377号(実開 昭50− 27211号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)
Claims (1)
- 【請求項1】機関本体(E)のシリンダヘッド(2)
に、吸,排気カム(18,17)を有する動弁カム軸(1
6)、および該カム軸(16)の両側に対をなす吸,排気
用ロッカアーム軸(19,20)を設け、それらロッカアー
ム軸(19,20)に吸,排気用ロッカアーム(21,22)をそ
れぞれ揺動自在に支承し、前記吸,排気用ロッカアーム
(21,22)の一端を前記吸,排気カム(18,17)にそれぞ
れ連接し、またそれらの他端を吸,排気弁(10,11)に
連接してなる、内燃機関のOHC型動弁装置において、前
記吸,排気用ロッカアーム(21,22)は、それぞれロッ
カアーム本体(23)と、該本体(23)の先部に転動自在
に軸支されて前記吸,排気カム(18,17)に接触するロ
ーラ(24)とよりなり、前記吸,排気カム(18,17)の
カム面は、それぞれベース円部(18b,17b)と、該ベー
ス円部(18b,17b)より隆起するノーズ部(18n,17n)と
を有すると共に、該ノーズ部(18n,17n)の立上がり部
に上り緩衝曲線(Ci,Ce)が設定され、前記吸,排気用
ロッカアーム(21,22)のうち、前記ノーズ部(18n,17
n)がローラ(24)との接触を開始する際のノーズ部(1
8n,17n)の回転方向前側に偏位した方のロッカアーム
(22)に対応するカム(17)の上り緩衝曲線(Ce)の緩
衝曲線定数(kθe)が、その他方のロッカアーム(2
1)に対応するカム(18)の上り緩衝曲線(Ci)の緩衝
曲線定数(kθi)よりも小さく設定されたことを特徴
とする、内燃機関のOHC型動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60225840A JPH0768892B2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 内燃機関のohc型動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60225840A JPH0768892B2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 内燃機関のohc型動弁装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6285108A JPS6285108A (ja) | 1987-04-18 |
| JPH0768892B2 true JPH0768892B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=16835646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60225840A Expired - Lifetime JPH0768892B2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 内燃機関のohc型動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768892B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005017322A1 (ja) | 2003-08-18 | 2005-02-24 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | ローラ・ロッカアームを有する動弁装置、4サイクルエンジンおよび4サイクルエンジンを搭載した自動二輪車 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0627765Y2 (ja) * | 1988-02-15 | 1994-07-27 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の動弁装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5221387Y2 (ja) * | 1973-07-06 | 1977-05-17 | ||
| JPS53112320A (en) * | 1977-03-12 | 1978-09-30 | Toyota Motor Corp | Valve driving device for engines |
-
1985
- 1985-10-09 JP JP60225840A patent/JPH0768892B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005017322A1 (ja) | 2003-08-18 | 2005-02-24 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | ローラ・ロッカアームを有する動弁装置、4サイクルエンジンおよび4サイクルエンジンを搭載した自動二輪車 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6285108A (ja) | 1987-04-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10280931A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| JP2595719B2 (ja) | Ohc型動弁機構装置 | |
| JP2741691B2 (ja) | 内燃機関の動弁機構 | |
| JP2003529708A (ja) | スライダ部分と自由経路を備えた可変弁制御装置 | |
| JP4343021B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| JPH0768892B2 (ja) | 内燃機関のohc型動弁装置 | |
| JP2632888B2 (ja) | 多弁式エンジンの動弁装置 | |
| JPH0338403B2 (ja) | ||
| CN100487228C (zh) | 内燃机的可变气门装置 | |
| JP3157365B2 (ja) | 内燃機関におけるカムチェーンテンショナ装置 | |
| JPS6325285Y2 (ja) | ||
| JPS6059407B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| JPH053690Y2 (ja) | ||
| JPH064003Y2 (ja) | 四サイクルエンジンの動弁装置 | |
| JPS6111407A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| JP2007138766A (ja) | 内燃機関のohc式動弁機構 | |
| JPS6137773Y2 (ja) | ||
| JPH04301105A (ja) | 4サイクルエンジンの動弁装置 | |
| JPS6210406A (ja) | 内燃機関のohc式動弁装置 | |
| US6352062B1 (en) | Roller rocker arm assembly | |
| JP4518010B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
| JPS6137774Y2 (ja) | ||
| JPS61179307U (ja) | ||
| JP2530860Y2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| JPH0346167Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |