JPH06278427A - 車両のリアサスペンション装置 - Google Patents
車両のリアサスペンション装置Info
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- JPH06278427A JPH06278427A JP6675393A JP6675393A JPH06278427A JP H06278427 A JPH06278427 A JP H06278427A JP 6675393 A JP6675393 A JP 6675393A JP 6675393 A JP6675393 A JP 6675393A JP H06278427 A JPH06278427 A JP H06278427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- suspension device
- link
- carrier
- absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/10—Independent suspensions
- B60G2200/18—Multilink suspensions, e.g. elastokinematic arrangements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/10—Independent suspensions
- B60G2200/18—Multilink suspensions, e.g. elastokinematic arrangements
- B60G2200/182—Multilink suspensions, e.g. elastokinematic arrangements with one longitudinal arm or rod and lateral rods
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/129—Damper mount on wheel suspension or knuckle
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はリンク式の車両のリアサスペンショ
ン装置に関し、適切な前後コンプライアンスとブレーキ
モーメント剛性とを両立すると共に、省スペース内で良
好なアンチリフト・アンチスクォウト特性を得ることを
目的とする。 【構成】 車輪1を支持するキャリア2を、車幅方向に
延びるロアリンク3,4及びアッパリンク5、車両フロ
ント方向に延びるラジアスリンク6、上下方向に伸縮す
るアブソーバ7及びコネクトアーム8で支持する。アブ
ソーバ7の下端はロアリンク3に連結し、コネクトアー
ム8はキャリア2とアブソーバ本体7aとを連結する。
ブレーキモーメントを吸収するラジアスリンク6とブッ
シュ7dとが十分に離間するため適切な前後コンプライ
アンスを確保し得る柔軟なブッシュ6a,7dで十分な
ブレーキモーメント剛性が確保できる。
ン装置に関し、適切な前後コンプライアンスとブレーキ
モーメント剛性とを両立すると共に、省スペース内で良
好なアンチリフト・アンチスクォウト特性を得ることを
目的とする。 【構成】 車輪1を支持するキャリア2を、車幅方向に
延びるロアリンク3,4及びアッパリンク5、車両フロ
ント方向に延びるラジアスリンク6、上下方向に伸縮す
るアブソーバ7及びコネクトアーム8で支持する。アブ
ソーバ7の下端はロアリンク3に連結し、コネクトアー
ム8はキャリア2とアブソーバ本体7aとを連結する。
ブレーキモーメントを吸収するラジアスリンク6とブッ
シュ7dとが十分に離間するため適切な前後コンプライ
アンスを確保し得る柔軟なブッシュ6a,7dで十分な
ブレーキモーメント剛性が確保できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のリアサスペンショ
ン装置に係り、特に2本のロアリンクと1本のアッパリ
ンクを備える車両のリアサスペンション装置に関する。
ン装置に係り、特に2本のロアリンクと1本のアッパリ
ンクを備える車両のリアサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両のサスペンション装置は、
快適な乗り心地や良好は操安性の確保、車両への搭載性
向上・省スペース化等を目的として種々の形式の装置が
提案され、また改良が続けられている。
快適な乗り心地や良好は操安性の確保、車両への搭載性
向上・省スペース化等を目的として種々の形式の装置が
提案され、また改良が続けられている。
【0003】例えば特公平3−56922号公報には、
サスペンション装置の代表的機構であるダブルウィッシ
ュボーン式のサスペンション装置において、その剛性向
上のため車両前後方向に2本のラジアスリンクを備えた
機構が掲載されている。
サスペンション装置の代表的機構であるダブルウィッシ
ュボーン式のサスペンション装置において、その剛性向
上のため車両前後方向に2本のラジアスリンクを備えた
機構が掲載されている。
【0004】上記公報に掲載されるサスペンション機構
においては、車両走行時において車輪に伝播される車両
前後方向の衝撃や、制動時に車輪の回転軸回りに発生す
るブレーキモーメント等をラジアスリンクで適切に吸収
することができ、サスペンション装置に要求される剛性
が確実に確保されることになる。従って、かかるサスペ
ンション装置によれば、車両の操安性を高い次元で確保
することができる。
においては、車両走行時において車輪に伝播される車両
前後方向の衝撃や、制動時に車輪の回転軸回りに発生す
るブレーキモーメント等をラジアスリンクで適切に吸収
することができ、サスペンション装置に要求される剛性
が確実に確保されることになる。従って、かかるサスペ
ンション装置によれば、車両の操安性を高い次元で確保
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両のサス
ペンション装置は、走行中に路面の凹凸を適切に吸収し
て車両を安定した状態に維持し、良好な乗り心地を確保
するためには欠くことのできない機構であり、車両の走
行性能を決める重要な要因の一つである。このため、サ
スペンション装置には単に路面の凹凸を吸収すべく揺動
するだけではなく、車輪に入力されるあらゆる外力を適
切に処理し得る機能が要求される。
ペンション装置は、走行中に路面の凹凸を適切に吸収し
て車両を安定した状態に維持し、良好な乗り心地を確保
するためには欠くことのできない機構であり、車両の走
行性能を決める重要な要因の一つである。このため、サ
スペンション装置には単に路面の凹凸を吸収すべく揺動
するだけではなく、車輪に入力されるあらゆる外力を適
切に処理し得る機能が要求される。
【0006】例えば上記したブレーキモーメントに対す
る剛性も要求される機能の一つであり、この剛性が不足
していると、各輪に配置したブレーキ機構により車輪の
回転を制動すべく制動操作が行われるたびに足回りが不
測の挙動を示し、走行安定性が著しく害されることにな
る。
る剛性も要求される機能の一つであり、この剛性が不足
していると、各輪に配置したブレーキ機構により車輪の
回転を制動すべく制動操作が行われるたびに足回りが不
測の挙動を示し、走行安定性が著しく害されることにな
る。
【0007】また、車輪が路面上の凹凸を乗り越える場
合は、上下方向の外力に加えて必ず車両前後方向の外力
が車輪に入力される。従って、サスペンション装置の車
両前後方向に対する剛性が高すぎると、路面の凹凸を乗
り越える度に大きな衝撃が車両に伝播されることとな
る。このため、サスペンション装置には、前後方向に加
えられた外力を吸収できるだけの柔軟性、すなわち適切
な前後コンプライアンスを有することが要求される。
合は、上下方向の外力に加えて必ず車両前後方向の外力
が車輪に入力される。従って、サスペンション装置の車
両前後方向に対する剛性が高すぎると、路面の凹凸を乗
り越える度に大きな衝撃が車両に伝播されることとな
る。このため、サスペンション装置には、前後方向に加
えられた外力を吸収できるだけの柔軟性、すなわち適切
な前後コンプライアンスを有することが要求される。
【0008】ところが、上記従来のサスペンション装置
においては、車両の前後方向に延びる2本のラジアスリ
ンクでブレーキモーメントと車両前後方向の外力とを受
け止める構成である。従って、ブレーキモーメント剛性
を十分に確保すべく連結部のブッシュを高硬度のものと
すると適切な前後コンプライアンスが確保できず、また
前後コンプライアンスを優先するとブレーキモーメント
剛性が確保できないという状況が発生する。
においては、車両の前後方向に延びる2本のラジアスリ
ンクでブレーキモーメントと車両前後方向の外力とを受
け止める構成である。従って、ブレーキモーメント剛性
を十分に確保すべく連結部のブッシュを高硬度のものと
すると適切な前後コンプライアンスが確保できず、また
前後コンプライアンスを優先するとブレーキモーメント
剛性が確保できないという状況が発生する。
【0009】このように、上記従来のサスペンション装
置においては、サスペンション装置に要求される重要な
2つの機能を適切に両立することが困難であり、その搭
載状態によっては乗り心地または操安性のいずれかが犠
牲とされる場合があるという問題を有していた。
置においては、サスペンション装置に要求される重要な
2つの機能を適切に両立することが困難であり、その搭
載状態によっては乗り心地または操安性のいずれかが犠
牲とされる場合があるという問題を有していた。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、車輪に入力される前後方向の外力及びブレーキ
モーメントを受け止める2つのブッシュの配設点を大き
く離間し、適切な硬度のブッシュを用いて十分なブレー
キモーメント剛性を確保し得る構成として上記の課題を
解決する車両のリアサスペンション装置を提供すること
を目的とする。
であり、車輪に入力される前後方向の外力及びブレーキ
モーメントを受け止める2つのブッシュの配設点を大き
く離間し、適切な硬度のブッシュを用いて十分なブレー
キモーメント剛性を確保し得る構成として上記の課題を
解決する車両のリアサスペンション装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、車輪を支
持するキャリアを、車幅方向に延びる2本のロアリンク
と1本のアッパリンクにより支持する車両のサスペンシ
ョン装置において、車両の前後方向に延び、前端が車体
に連結され、後端が前記キャリアに連結されるラジアス
リンクと、車両の上下方向に伸縮し、上端が車体に連結
され、下端が前記2本のロアリンクのいずれか一方に連
結されるアブソーバと、車両の前後方向に延び、一端が
前記キャリア上の所定の点に連結され、他端が前記アブ
ソーバ上の所定の点に連結されるコネクトアームとを設
けたことを特徴とする車両のリアサスペンション装置に
より達成される。
持するキャリアを、車幅方向に延びる2本のロアリンク
と1本のアッパリンクにより支持する車両のサスペンシ
ョン装置において、車両の前後方向に延び、前端が車体
に連結され、後端が前記キャリアに連結されるラジアス
リンクと、車両の上下方向に伸縮し、上端が車体に連結
され、下端が前記2本のロアリンクのいずれか一方に連
結されるアブソーバと、車両の前後方向に延び、一端が
前記キャリア上の所定の点に連結され、他端が前記アブ
ソーバ上の所定の点に連結されるコネクトアームとを設
けたことを特徴とする車両のリアサスペンション装置に
より達成される。
【0012】また、前記アブソーバの下端を前記キャリ
アに連結すると共に、前記コネクトアームの一端を前記
キャリア上の所定の点に代えて前記アッパリンクに連結
する構成としても有効である。
アに連結すると共に、前記コネクトアームの一端を前記
キャリア上の所定の点に代えて前記アッパリンクに連結
する構成としても有効である。
【0013】
【作用】本発明に係る車両のサスペンション装置におい
て前記キャリアは、前記2本のロアリンクと1本のアッ
パリンク、前記ラジアスリンク、前記アブソーバ及び前
記コネクトアームによって支持される。ここで、2本の
ロアリンク及び一本のアッパリンクは、主に車幅方向の
外力に対する剛性を確保すべく作用する。
て前記キャリアは、前記2本のロアリンクと1本のアッ
パリンク、前記ラジアスリンク、前記アブソーバ及び前
記コネクトアームによって支持される。ここで、2本の
ロアリンク及び一本のアッパリンクは、主に車幅方向の
外力に対する剛性を確保すべく作用する。
【0014】前記車輪に入力された車両前後方向の外力
は主に、前記キャリアと車体とを前記コネクトアームを
介して連結する前記アブソーバと、前記ラジアスリンク
とで受け止められる。同様に、制動時において前記キャ
リアに作用するブレーキモーメントも前記アブソーバと
前記ラジアスリンクとで受け止められる。
は主に、前記キャリアと車体とを前記コネクトアームを
介して連結する前記アブソーバと、前記ラジアスリンク
とで受け止められる。同様に、制動時において前記キャ
リアに作用するブレーキモーメントも前記アブソーバと
前記ラジアスリンクとで受け止められる。
【0015】従って、サスペンションの前後コンプライ
アンス及びブレーキモーメント剛性は前記アブソーバ上
端と車体との連結剛性及び前記ラジアスリンク前端と車
体との連結剛性によって決定される。この場合、前記ア
ブソーバ上端と車体との連結点と、前記ラジアスリンク
前端と車体との連結点とは大きく離間しているため、各
点がある程度柔軟性をもって連結されている場合におい
ても、ブレーキモーメントに対しては十分な剛性が確保
される。
アンス及びブレーキモーメント剛性は前記アブソーバ上
端と車体との連結剛性及び前記ラジアスリンク前端と車
体との連結剛性によって決定される。この場合、前記ア
ブソーバ上端と車体との連結点と、前記ラジアスリンク
前端と車体との連結点とは大きく離間しているため、各
点がある程度柔軟性をもって連結されている場合におい
ても、ブレーキモーメントに対しては十分な剛性が確保
される。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係る車両のサスペンション
装置の一実施例の構成図を示す。ここで、図1(A)は
本実施例装置の構成を表す斜視図を示し、図1(B)は
本実施例のサスペンション装置の各リンク部材の作用を
説明するための図を示す。尚、本実施例装置は、車両の
後輪用のサスペンション装置であり、図1(A)は右後
輪に配置された装置の構造を表している。
装置の一実施例の構成図を示す。ここで、図1(A)は
本実施例装置の構成を表す斜視図を示し、図1(B)は
本実施例のサスペンション装置の各リンク部材の作用を
説明するための図を示す。尚、本実施例装置は、車両の
後輪用のサスペンション装置であり、図1(A)は右後
輪に配置された装置の構造を表している。
【0017】図1(A)において車輪1は、サスペンシ
ョン装置の本体であるキャリア2に支持されている。こ
のキャリア2は、車幅方向に延びる2本のロアリンク
3,4及び1本のアッパリンク5、車量フロント方向に
延びるラジアスリンク6、上下方向に伸縮すべく配設さ
れたアブソーバ7、及びキャリア2とアブソーバ7を連
結するコネクトアーム8により支持される構成である。
ョン装置の本体であるキャリア2に支持されている。こ
のキャリア2は、車幅方向に延びる2本のロアリンク
3,4及び1本のアッパリンク5、車量フロント方向に
延びるラジアスリンク6、上下方向に伸縮すべく配設さ
れたアブソーバ7、及びキャリア2とアブソーバ7を連
結するコネクトアーム8により支持される構成である。
【0018】この場合において、ロアリンク3の両端に
はブッシュ3a,3bが、ロアリンク4の両端にはブッ
シュ4a,4bがまた、アッパリンク5の両端にはブッ
シュ5a,5bが設けられており、それぞれそれらのブ
ッシュ3a,4aを介してキャリア2及び図示されない
車体に連結される。
はブッシュ3a,3bが、ロアリンク4の両端にはブッ
シュ4a,4bがまた、アッパリンク5の両端にはブッ
シュ5a,5bが設けられており、それぞれそれらのブ
ッシュ3a,4aを介してキャリア2及び図示されない
車体に連結される。
【0019】また、ラジアスリンク6は、図1(A)に
示すように車両フロント側へ延びるトレーリングアーム
として配設されており、その前後端にはブッシュ6a,
6bが配設されている。そして、ブッシュ6aを介して
キャリア2に、ブッシュ6bを介して車体にそれぞれ連
結されている。
示すように車両フロント側へ延びるトレーリングアーム
として配設されており、その前後端にはブッシュ6a,
6bが配設されている。そして、ブッシュ6aを介して
キャリア2に、ブッシュ6bを介して車体にそれぞれ連
結されている。
【0020】アブソーバ7は、内部に作動流体を有する
本体7aと、この本体7aの内部を作動流体の反力に抗
って摺動するロッド7bとから構成され、本体7aの下
端はロアリンク3に、ロッド7bの上端は車体に、それ
ぞれブッシュ7c,7dを介して連結される。ここで、
本実施例装置においては、図1に示すようにロアリンク
3の全長“b”に対して、車体連結点であるブッシュ3
bから距離“a”の点をブッシュ7cの連結点に設定し
ている。
本体7aと、この本体7aの内部を作動流体の反力に抗
って摺動するロッド7bとから構成され、本体7aの下
端はロアリンク3に、ロッド7bの上端は車体に、それ
ぞれブッシュ7c,7dを介して連結される。ここで、
本実施例装置においては、図1に示すようにロアリンク
3の全長“b”に対して、車体連結点であるブッシュ3
bから距離“a”の点をブッシュ7cの連結点に設定し
ている。
【0021】このアブソーバ7には、図1(A)に示す
ように更にコネクトアーム8が連結されている。このコ
ネクトアーム8は、その両端にブッシュ8a,8bを備
え、ブッシュ8aを介してアブソーバ本体7aに連結さ
れると共に、車両フロント方向に延びてブッシュ8bを
介してキャリア2上の所定の点に連結される。
ように更にコネクトアーム8が連結されている。このコ
ネクトアーム8は、その両端にブッシュ8a,8bを備
え、ブッシュ8aを介してアブソーバ本体7aに連結さ
れると共に、車両フロント方向に延びてブッシュ8bを
介してキャリア2上の所定の点に連結される。
【0022】かかる構成によれば、車両走行中において
路面に凹凸が存在した場合、サスペンション装置を構成
するそれぞれのリンク部材が適宜揺動すると共にアブソ
ーバ7が上下方向に伸縮し、サスペンション装置の機能
に基づいてその凹凸が適切に吸収されることになる。
路面に凹凸が存在した場合、サスペンション装置を構成
するそれぞれのリンク部材が適宜揺動すると共にアブソ
ーバ7が上下方向に伸縮し、サスペンション装置の機能
に基づいてその凹凸が適切に吸収されることになる。
【0023】ところで、サスペンション装置において
は、上記したように路面の凹凸を吸収する機能が要求さ
れるが、その他にも、走行中にあらゆる方向から車輪に
加わる力を適切に受け止め得る剛性や、車両の発進時及
び制動時において適切なアンチスクォウト、及びアンチ
リフトを発揮し得る機構上の特性が要求される。
は、上記したように路面の凹凸を吸収する機能が要求さ
れるが、その他にも、走行中にあらゆる方向から車輪に
加わる力を適切に受け止め得る剛性や、車両の発進時及
び制動時において適切なアンチスクォウト、及びアンチ
リフトを発揮し得る機構上の特性が要求される。
【0024】ここで、本実施例装置における各リンク部
材は、図1(B)に示す如き方向の力を受け止めるよう
に作用して、サスペンション装置に要求される剛性確保
に寄与している。
材は、図1(B)に示す如き方向の力を受け止めるよう
に作用して、サスペンション装置に要求される剛性確保
に寄与している。
【0025】つまり、車幅方向(W方向)の力は主にロ
アリンク3,4及びアッパリンク5により、車体前後方
向(L方向)の力は主にラジアスリンク6、及びコネク
トアーム8に連結されたアブソーバ7により、また上下
方向(H方向)の力はアブソーバ7の伸縮抵抗によりそ
れぞれ受け止められる。
アリンク3,4及びアッパリンク5により、車体前後方
向(L方向)の力は主にラジアスリンク6、及びコネク
トアーム8に連結されたアブソーバ7により、また上下
方向(H方向)の力はアブソーバ7の伸縮抵抗によりそ
れぞれ受け止められる。
【0026】また、車両走行中に路面から受ける反力に
起因して発生するステアモーメント(H軸回りのモーメ
ント)は主にロアリンク3,4で、同じく路面反力に起
因するキャンバモーメント(L軸回りのモーメント)は
主にロアリンク3,4及びアッパリンク5で受け止めら
れる。
起因して発生するステアモーメント(H軸回りのモーメ
ント)は主にロアリンク3,4で、同じく路面反力に起
因するキャンバモーメント(L軸回りのモーメント)は
主にロアリンク3,4及びアッパリンク5で受け止めら
れる。
【0027】そして、キャリア2に設置されるブレーキ
機構(図示せず)で車輪の回転を制動する際に、車軸回
りに発生するブレーキモーメント(W軸回りのモーメン
ト)は、ラジアスリンク6及びコネクトアーム8の連結
されるアブソーバ7で受け止める構成である。
機構(図示せず)で車輪の回転を制動する際に、車軸回
りに発生するブレーキモーメント(W軸回りのモーメン
ト)は、ラジアスリンク6及びコネクトアーム8の連結
されるアブソーバ7で受け止める構成である。
【0028】このように、本実施例装置においては、車
両走行時においてキャリア2回りに発生する種々の外力
を適宜各リンク部材で吸収することができる。そして、
ロアリンク3,4及びアッパリンク5に配設されるブッ
シュ3a〜5a,3b〜5bの硬度を適切に設定すれ
ば、車幅方向の外力、ステアモーメント、キャンバモー
メントに対して適切な剛性を得ることができる。
両走行時においてキャリア2回りに発生する種々の外力
を適宜各リンク部材で吸収することができる。そして、
ロアリンク3,4及びアッパリンク5に配設されるブッ
シュ3a〜5a,3b〜5bの硬度を適切に設定すれ
ば、車幅方向の外力、ステアモーメント、キャンバモー
メントに対して適切な剛性を得ることができる。
【0029】また、ラジアスリンク6、アブソーバ7、
コネクトアーム8に配設されるブッシュ6a,6b,
(7c),7d,8a,8bの硬度により、車体前後方
向の外力に対する剛性及びブレーキモーメント剛性を設
定することができる。
コネクトアーム8に配設されるブッシュ6a,6b,
(7c),7d,8a,8bの硬度により、車体前後方
向の外力に対する剛性及びブレーキモーメント剛性を設
定することができる。
【0030】図2は、本実施例装置の側面図を示す。以
下、同図を参照して本実施例装置の動作について詳細に
説明するが、それに先立って従来のサスペンション装置
の構成及び従来のサスペンション装置を構成する各リン
ク部材の作用について説明する。
下、同図を参照して本実施例装置の動作について詳細に
説明するが、それに先立って従来のサスペンション装置
の構成及び従来のサスペンション装置を構成する各リン
ク部材の作用について説明する。
【0031】図3は、従来のリンク式サスペンション装
置の構成図を示す。図3(A)の構成斜視図に示すよう
に、従来のサスペンション装置においては、車輪11を
支持するキャリア12は、車幅方向に延びて車体に連結
する2本のロアリンク13,14及び1本のアッパリン
ク15、車両フロント方向に延びて車体に連結する2本
のラジアスリンク16、17により支持される。
置の構成図を示す。図3(A)の構成斜視図に示すよう
に、従来のサスペンション装置においては、車輪11を
支持するキャリア12は、車幅方向に延びて車体に連結
する2本のロアリンク13,14及び1本のアッパリン
ク15、車両フロント方向に延びて車体に連結する2本
のラジアスリンク16、17により支持される。
【0032】ここで、これら各リンク部材の両端には、
上記図1に示す実施例装置の場合と同様にブッシュが設
けられており、キャリア12と車体とはブッシュ13a
〜17a,13b〜17bを介して連結された状態とな
る。
上記図1に示す実施例装置の場合と同様にブッシュが設
けられており、キャリア12と車体とはブッシュ13a
〜17a,13b〜17bを介して連結された状態とな
る。
【0033】かかる構成のサスペンション装置において
は、車輪11に加わる外力は図3(B)に示す如く、車
幅方向の外力及びキャンバモーメントがロアリンク1
3,14及びアッパリンク15に、ステアモーメントが
ロアリンク13,14に、そして車両前後方向の外力及
びブレーキモーメントが2本のラジアスリンク16,1
7に受け止められる。
は、車輪11に加わる外力は図3(B)に示す如く、車
幅方向の外力及びキャンバモーメントがロアリンク1
3,14及びアッパリンク15に、ステアモーメントが
ロアリンク13,14に、そして車両前後方向の外力及
びブレーキモーメントが2本のラジアスリンク16,1
7に受け止められる。
【0034】つまり、上記した本実施例装置とは、前後
方向の外力とブレーキモーメントを2本のラジアスリン
ク16,17で受ける点で異なり、他のリンク部材は本
実施例装置と同様に作用している。
方向の外力とブレーキモーメントを2本のラジアスリン
ク16,17で受ける点で異なり、他のリンク部材は本
実施例装置と同様に作用している。
【0035】この場合において、従来のサスペンション
装置におけるブレーキモーメント剛性rは、図4に示す
ようにブッシュ16a,17aの離間距離がα、各ブッ
シュの弾性を含めたラジアスリンク16,17の弾性係
数がkであるとすると、r=k・αとして表すことがで
きる。
装置におけるブレーキモーメント剛性rは、図4に示す
ようにブッシュ16a,17aの離間距離がα、各ブッ
シュの弾性を含めたラジアスリンク16,17の弾性係
数がkであるとすると、r=k・αとして表すことがで
きる。
【0036】従って、車両の操安性確保のため高いブレ
ーキモーメント剛性を確保しようとすると、高い弾性係
数kを有する系を設定するか、ブッシュ16a,17a
に離間距離αを大きく確保する必要がある。しかしなが
ら、離間距離αは、A型アッパアーム15の配設できる
位置、すなわち車体に設けられたホイールハウスの上下
方向の空間によっておおよその値が決定され、設計上の
自由度はさほど残されていないため、結局弾性係数kに
より剛性設定を行うこととなる。
ーキモーメント剛性を確保しようとすると、高い弾性係
数kを有する系を設定するか、ブッシュ16a,17a
に離間距離αを大きく確保する必要がある。しかしなが
ら、離間距離αは、A型アッパアーム15の配設できる
位置、すなわち車体に設けられたホイールハウスの上下
方向の空間によっておおよその値が決定され、設計上の
自由度はさほど残されていないため、結局弾性係数kに
より剛性設定を行うこととなる。
【0037】一方、このラジアスリンク16,17の弾
性係数kは、ブレーキモーメントに対する剛性のみなら
ず、サスペンション装置の車両前後方向の外力に対する
剛性を決めるパラメータでもあり、快適な乗り心地を確
保するためには適切な前後コンプライアンスを確保し得
る値に設定する必要がある。
性係数kは、ブレーキモーメントに対する剛性のみなら
ず、サスペンション装置の車両前後方向の外力に対する
剛性を決めるパラメータでもあり、快適な乗り心地を確
保するためには適切な前後コンプライアンスを確保し得
る値に設定する必要がある。
【0038】つまり、上記した2本のラジアスリンクに
よって前後方向の外力及びブレーキモーメントに対する
剛性を確保する構成のサスペンション装置では、キャリ
ア12のスペース上許容されるαによる制限の下に、乗
り心地と操安性との調和点としてそれぞれの剛性が設定
されることとなり、車両によっては両者を高い次元で両
立し得ないことがあった。
よって前後方向の外力及びブレーキモーメントに対する
剛性を確保する構成のサスペンション装置では、キャリ
ア12のスペース上許容されるαによる制限の下に、乗
り心地と操安性との調和点としてそれぞれの剛性が設定
されることとなり、車両によっては両者を高い次元で両
立し得ないことがあった。
【0039】また、このような構成に係るサスペンショ
ン装置を車両に搭載する場合、ラジアスリンクが2本存
在することに起因して搭載スペースが問題となる場合が
ある。つまり、車両、特に乗用車の場合は、居住性向上
のため乗車スペースをできるだけ広く確保する必要があ
り、サスペンション装置には可能な限り省スペース化が
要求される。
ン装置を車両に搭載する場合、ラジアスリンクが2本存
在することに起因して搭載スペースが問題となる場合が
ある。つまり、車両、特に乗用車の場合は、居住性向上
のため乗車スペースをできるだけ広く確保する必要があ
り、サスペンション装置には可能な限り省スペース化が
要求される。
【0040】ところが、上記した従来のサスペンション
装置のように上下に離間した2本のラジアスリンク1
6,17を備える場合は、当然にその2本のラジアスリ
ンク16,17が格納されるだけのスペースが必要であ
り、許容されるスペース内では図4に示す如くラジアス
リンク17が車体のサイドメンバ18に干渉する場合が
生ずる。
装置のように上下に離間した2本のラジアスリンク1
6,17を備える場合は、当然にその2本のラジアスリ
ンク16,17が格納されるだけのスペースが必要であ
り、許容されるスペース内では図4に示す如くラジアス
リンク17が車体のサイドメンバ18に干渉する場合が
生ずる。
【0041】このような場合は、図4中に破線で示すよ
うにラジアスリンク17を先下がりに傾けて配置するこ
ととなり、後述のアンチスクォウト特性及びアンチリフ
ト特性を悪化させざるを得ない状況が生ずる。ここでラ
ジアスリンク17を短くすることで対処しないのは、か
かる処理を行った場合、サスペンション装置の機能に基
づいて車輪11が揺動する際のラジアスリンク17の揺
動角が大きくなり、ブッシュ17a,17bに過剰な負
荷がかかることになるからである。
うにラジアスリンク17を先下がりに傾けて配置するこ
ととなり、後述のアンチスクォウト特性及びアンチリフ
ト特性を悪化させざるを得ない状況が生ずる。ここでラ
ジアスリンク17を短くすることで対処しないのは、か
かる処理を行った場合、サスペンション装置の機能に基
づいて車輪11が揺動する際のラジアスリンク17の揺
動角が大きくなり、ブッシュ17a,17bに過剰な負
荷がかかることになるからである。
【0042】以下、図5,図6を参照して、上記構成の
サスペンション装置におけるアンチスクォウト特性及び
アンチリフト特性について説明する。
サスペンション装置におけるアンチスクォウト特性及び
アンチリフト特性について説明する。
【0043】図5に示すように車両が適当な速度で走行
している状態から制動状態となると、その制動に伴って
車両を前傾させる向きのモーメントが発生する。逆に、
車両が加速状態となると、その加速に伴って車両を後傾
させる向きのモーメントが発生する。
している状態から制動状態となると、その制動に伴って
車両を前傾させる向きのモーメントが発生する。逆に、
車両が加速状態となると、その加速に伴って車両を後傾
させる向きのモーメントが発生する。
【0044】例えば図5に示すように車両の重心Gが地
上高h、車両に作用する制動力がF 1 (駆動力がF2 )
であるとすれば、そのモーメントMは、M=F1 ・h
(M=F2 ・h)として表すことができる。
上高h、車両に作用する制動力がF 1 (駆動力がF2 )
であるとすれば、そのモーメントMは、M=F1 ・h
(M=F2 ・h)として表すことができる。
【0045】この場合において、車両のホイルベースが
図5に示す如くlであるとすれば、前輪サスペンション
には収縮方向(伸長方向)に、後輪サスペンンションに
は伸長方向(収縮方向)にそれぞれf1 =F・h/l
(f2 =F・h/l)なる外力が作用することになる。
従って、サスペンション装置が単に車体に対して車輪を
上下に変位させるだけの機構であるとすると、この力f
1 またはf2 に起因して車両が大きく揺動し、著しく乗
り心地が害されることになる。
図5に示す如くlであるとすれば、前輪サスペンション
には収縮方向(伸長方向)に、後輪サスペンンションに
は伸長方向(収縮方向)にそれぞれf1 =F・h/l
(f2 =F・h/l)なる外力が作用することになる。
従って、サスペンション装置が単に車体に対して車輪を
上下に変位させるだけの機構であるとすると、この力f
1 またはf2 に起因して車両が大きく揺動し、著しく乗
り心地が害されることになる。
【0046】このため、サスペンション装置には、かか
る挙動変化を防止する機構上の特性を備えることが要求
され、特に車両のリアサスペンション装置には、車輪に
制動力が発生した場合の車体浮き上がりを防止するアン
チリフト機能、及び車軸に駆動力が伝達された場合の車
体沈み込みを防止するアンチスクォウト機構が要求され
る。
る挙動変化を防止する機構上の特性を備えることが要求
され、特に車両のリアサスペンション装置には、車輪に
制動力が発生した場合の車体浮き上がりを防止するアン
チリフト機能、及び車軸に駆動力が伝達された場合の車
体沈み込みを防止するアンチスクォウト機構が要求され
る。
【0047】かかる要求を満たすため、一般に車両のリ
アサスペンション装置は車輪に加わる制動力の反力がサ
スペンション装置が収縮する方向に、また駆動時に車軸
に加わる推力の反力がサスペンション装置が伸長する方
向に加わるように構成されている。
アサスペンション装置は車輪に加わる制動力の反力がサ
スペンション装置が収縮する方向に、また駆動時に車軸
に加わる推力の反力がサスペンション装置が伸長する方
向に加わるように構成されている。
【0048】図6は、上記した従来のサスペンション装
置におけるアンチリフト及びアンチスクォウト特性を説
明するための図を示す。
置におけるアンチリフト及びアンチスクォウト特性を説
明するための図を示す。
【0049】ところで、上記構成のサスペンション装置
に支持される車輪11は、2本のラジアスリンク16,
17に拘束された状態で車体に対して上下動する。つま
り、ある瞬間における各リンク部材の位置関係が図6
(A)に示す如き場合、キャリア12上のブッシュ16
aが配設される点は、ラジアスリンク16と車体との連
結点であるブッシュ16bを中心として回転移動する。
に支持される車輪11は、2本のラジアスリンク16,
17に拘束された状態で車体に対して上下動する。つま
り、ある瞬間における各リンク部材の位置関係が図6
(A)に示す如き場合、キャリア12上のブッシュ16
aが配設される点は、ラジアスリンク16と車体との連
結点であるブッシュ16bを中心として回転移動する。
【0050】つまり、車輪11がサスペンション装置の
機能に基づいて上下動する場合、キャリア12上のブッ
シュ16aが連結された点は、常にラジアスリンク16
の長手方向に垂直な方向へ変位する。
機能に基づいて上下動する場合、キャリア12上のブッ
シュ16aが連結された点は、常にラジアスリンク16
の長手方向に垂直な方向へ変位する。
【0051】一方、キャリア12上のラジアスリンク1
7が連結される点、すなわちブッシュ17aは、同様に
ラジアスリンク17と車体との連結点であるブッシュ1
7bを中心として回転移動することとなり、その移動は
常にラジアスリンク17の長手方向に垂直な方向へ向け
て行われる。
7が連結される点、すなわちブッシュ17aは、同様に
ラジアスリンク17と車体との連結点であるブッシュ1
7bを中心として回転移動することとなり、その移動は
常にラジアスリンク17の長手方向に垂直な方向へ向け
て行われる。
【0052】この結果、車輪11及びキャリア12から
なる変位系は、図6(A)に示すように、ある瞬間にお
けるラジアスリンク16の延長線と、もう一方のラジア
スリンク17の延長線との交点O1 を中心として回転移
動していると見なすことができる。尚、この中心点O1
はサスペンション装置の伸縮に伴って変位する点である
ため、一般に瞬間中心と呼ばれている。
なる変位系は、図6(A)に示すように、ある瞬間にお
けるラジアスリンク16の延長線と、もう一方のラジア
スリンク17の延長線との交点O1 を中心として回転移
動していると見なすことができる。尚、この中心点O1
はサスペンション装置の伸縮に伴って変位する点である
ため、一般に瞬間中心と呼ばれている。
【0053】このように、上記構成のサスペンション装
置における車輪11は、車体に対して上下方向に変位す
るのではなく、厳密にはある瞬間におけるラジアスリン
ク16,17の位置関係によって決まる瞬間中心O1 回
りを回転するように変位している。
置における車輪11は、車体に対して上下方向に変位す
るのではなく、厳密にはある瞬間におけるラジアスリン
ク16,17の位置関係によって決まる瞬間中心O1 回
りを回転するように変位している。
【0054】次に、制動時及び加速時においてサスペン
ション装置に入力される外力の作用について説明する。
ション装置に入力される外力の作用について説明する。
【0055】ここで、車両が制動状態となるのは、車輪
11に設けられたブレーキ機構が車輪11の回転を制動
すべく機能している場合である。従って、制動時におい
ては車輪11とキャリア12とはブレーキ機構を介して
機械的に一体化していると見なすことができる。
11に設けられたブレーキ機構が車輪11の回転を制動
すべく機能している場合である。従って、制動時におい
ては車輪11とキャリア12とはブレーキ機構を介して
機械的に一体化していると見なすことができる。
【0056】このため、図6(B)に示す如く車輪11
に後ろ向きの制動力F1Rが発生した場合、この制動力F
1Rをサスペンション装置に入力する外力として捕らえる
ことができる。ここで、この制動力F1Rを、瞬間中心O
1 と車輪11の接地点とを結ぶ直線の向きと同方向に作
用する力f11とそれに垂直は力f12とに分解して整理す
ると、f11はサスペンション装置の剛性に吸収され、f
12は車輪11を瞬間中心O1 を中心として回転させる方
向に作用することが判る。
に後ろ向きの制動力F1Rが発生した場合、この制動力F
1Rをサスペンション装置に入力する外力として捕らえる
ことができる。ここで、この制動力F1Rを、瞬間中心O
1 と車輪11の接地点とを結ぶ直線の向きと同方向に作
用する力f11とそれに垂直は力f12とに分解して整理す
ると、f11はサスペンション装置の剛性に吸収され、f
12は車輪11を瞬間中心O1 を中心として回転させる方
向に作用することが判る。
【0057】つまり、車輪に作用する制動力FR と瞬間
中心O1 との関係が図6(B)に示す如き場合、制動力
F1Rのうち瞬間中心方向の力f11はサスペンション装置
の各リンク部材に吸収され、f11に垂直な成分f12はサ
スペンション装置を収縮させるように作用することにな
る。
中心O1 との関係が図6(B)に示す如き場合、制動力
F1Rのうち瞬間中心方向の力f11はサスペンション装置
の各リンク部材に吸収され、f11に垂直な成分f12はサ
スペンション装置を収縮させるように作用することにな
る。
【0058】この場合においてf12は、瞬間中心O1 と
車輪11の接地点とを結ぶ直線が水平方向となす角θ1
と制動力F1Rの関数として決まる値であり、θ1 が大き
いほど大きな力となる。つまり、サスペンション装置に
おいては、かかる角θ1 が大きいほど制動時にサスペン
ション装置が収縮し易い状態であることになる。かかる
特性に鑑み、上記の角θ1 は一般にアンチリフト角と呼
ばれ、サスペンション装置のアンチリフト性能の評価概
念とされている。
車輪11の接地点とを結ぶ直線が水平方向となす角θ1
と制動力F1Rの関数として決まる値であり、θ1 が大き
いほど大きな力となる。つまり、サスペンション装置に
おいては、かかる角θ1 が大きいほど制動時にサスペン
ション装置が収縮し易い状態であることになる。かかる
特性に鑑み、上記の角θ1 は一般にアンチリフト角と呼
ばれ、サスペンション装置のアンチリフト性能の評価概
念とされている。
【0059】一方、車両が加速状態にある場合は、ブレ
ーキ機構等の連結部材が存在しないことから車輪11と
キャリア12とは独立した系として捕らえる必要があ
る。つまり、かかる状況下では車輪11から車軸19を
介してキャリア12に入力される外力をサスペンション
装置に入力される外力として捕らえる必要がある。
ーキ機構等の連結部材が存在しないことから車輪11と
キャリア12とは独立した系として捕らえる必要があ
る。つまり、かかる状況下では車輪11から車軸19を
介してキャリア12に入力される外力をサスペンション
装置に入力される外力として捕らえる必要がある。
【0060】ここで、図6(B)に示すように、加速時
において車軸19を介して前向きの外力F2Rがサスペン
ション装置に入力したとすると、その外力のうち瞬間中
心O 1 へ向かう成分f21はサスペンション装置の各リン
ク部材に吸収されることになる。そして、このf21に垂
直な成分f22は車輪11を瞬間中心O1 を中心として回
転させる方向に作用する。
において車軸19を介して前向きの外力F2Rがサスペン
ション装置に入力したとすると、その外力のうち瞬間中
心O 1 へ向かう成分f21はサスペンション装置の各リン
ク部材に吸収されることになる。そして、このf21に垂
直な成分f22は車輪11を瞬間中心O1 を中心として回
転させる方向に作用する。
【0061】この場合、回転力として作用するf22は、
瞬間中心O1 と車軸19とを結ぶ直線が水平方向となす
角θ2 と推力F2Rの関数として決まる値であり、θ2 が
大きいほど大きな力となる。つまり、かかる角θ2 が大
きいほど加速時にサスペンション装置が伸長し易い状態
であることになる。かかる特性に鑑み、上記の角θ2は
アンチスクォウト角としてサスペンション装置のアンチ
スクォウト性能の評価概念とされている。
瞬間中心O1 と車軸19とを結ぶ直線が水平方向となす
角θ2 と推力F2Rの関数として決まる値であり、θ2 が
大きいほど大きな力となる。つまり、かかる角θ2 が大
きいほど加速時にサスペンション装置が伸長し易い状態
であることになる。かかる特性に鑑み、上記の角θ2は
アンチスクォウト角としてサスペンション装置のアンチ
スクォウト性能の評価概念とされている。
【0062】ところで、これらアンチリフト角θ1 及び
アンチスクォウト角θ2 は、上記したように瞬間中心O
1 と車輪11の接地点または車軸19とを結ぶ直線が路
面となす角である。そして、上記したように瞬間中心O
1 はラジアスリンク16の延長線とラジアスリンク17
の延長線との交点として定まる点である。従って、ラジ
アスリンク16,17をその前端が後端より高位置とな
るように傾けて配置するほど良好なアンチリフト及びア
ンチスクォウト特性が得られることになる。
アンチスクォウト角θ2 は、上記したように瞬間中心O
1 と車輪11の接地点または車軸19とを結ぶ直線が路
面となす角である。そして、上記したように瞬間中心O
1 はラジアスリンク16の延長線とラジアスリンク17
の延長線との交点として定まる点である。従って、ラジ
アスリンク16,17をその前端が後端より高位置とな
るように傾けて配置するほど良好なアンチリフト及びア
ンチスクォウト特性が得られることになる。
【0063】しかしながら、サスペンション装置の搭載
スペースは、上記図4に示すように厳しい制限を受けて
おり、ラジアスリンク16,17を所望の角度に配置す
ることが困難である。特に、上方に配置されるラジアス
リンク17に至っては、その前端を下げて配置せざるを
得ない状況である。
スペースは、上記図4に示すように厳しい制限を受けて
おり、ラジアスリンク16,17を所望の角度に配置す
ることが困難である。特に、上方に配置されるラジアス
リンク17に至っては、その前端を下げて配置せざるを
得ない状況である。
【0064】このため、上記構成のサスペンション装置
においては、所望のアンチリフト性能及びアンチスクォ
ウト性能を確保することができず、上記したブレーキモ
ーメント剛性と前後コンプライアンスとの両立性と併
せ、車両の乗り心地改善の余地を残したまま搭載される
場合があった。
においては、所望のアンチリフト性能及びアンチスクォ
ウト性能を確保することができず、上記したブレーキモ
ーメント剛性と前後コンプライアンスとの両立性と併
せ、車両の乗り心地改善の余地を残したまま搭載される
場合があった。
【0065】これに対して本実施例のサスペンション装
置は、上記したようにラジアスリンクを一本として、ア
ブソーバ7やコネクトアーム8により必要な剛性を確保
する構成である。つまり、本実施例装置によれば、図2
に示す車輪1に入力する前後方向の外力及びブレーキモ
ーメントは、ラジアスリンク6と、コネクトアーム8及
びアブソーバ7とで受け止められることとなる。
置は、上記したようにラジアスリンクを一本として、ア
ブソーバ7やコネクトアーム8により必要な剛性を確保
する構成である。つまり、本実施例装置によれば、図2
に示す車輪1に入力する前後方向の外力及びブレーキモ
ーメントは、ラジアスリンク6と、コネクトアーム8及
びアブソーバ7とで受け止められることとなる。
【0066】この際、これら前後方向の外力とブレーキ
モーメントは、図2に示すように弾性係数kのラジアス
リンク6(ブッシュ6a,6bの弾性を含む)と、弾性
係数kのブッシュ7dとで支持されることとなる。従っ
て、適正な前後コンプライアンスを確保するためには弾
性係数kを適当な柔軟性を発揮し得る値に、適正なブレ
ーキモーメント剛性を確保するためには、弾性係数kを
適当な硬度をもった値に設定する必要がある。
モーメントは、図2に示すように弾性係数kのラジアス
リンク6(ブッシュ6a,6bの弾性を含む)と、弾性
係数kのブッシュ7dとで支持されることとなる。従っ
て、適正な前後コンプライアンスを確保するためには弾
性係数kを適当な柔軟性を発揮し得る値に、適正なブレ
ーキモーメント剛性を確保するためには、弾性係数kを
適当な硬度をもった値に設定する必要がある。
【0067】ここで、本実施例装置におけるラジアスリ
ンク6とブッシュ7dとの垂直距離は図2に示すように
βだけ確保されており、ブレーキモーメント剛性rは、
r=k・βで表すことができる。このβは、上記従来の
装置におけるα(図4参照)に比べて十分大きな距離で
ある。
ンク6とブッシュ7dとの垂直距離は図2に示すように
βだけ確保されており、ブレーキモーメント剛性rは、
r=k・βで表すことができる。このβは、上記従来の
装置におけるα(図4参照)に比べて十分大きな距離で
ある。
【0068】従って、本実施例装置によれば、ラジアス
リンク6及びブッシュ7dの弾性係数kを、従来の装置
におけるラジアスロッド16,17の弾性係数と比べて
十分小さな値に設定しても、十分にブレーキモーメント
剛性を確保することが可能であり、前後コンプライアン
スとブレーキモーメント剛性とを共に適切な水準に設定
することが可能となる。(なお、ブッシュ7c,8a,
8bの弾性係数を十分大きく設定することが望まし
い。) また、本実施例装置における瞬間中心は、図2に示すよ
うにラジアスリンク6の延長線とコネクトアーム8の延
長線との交点O2 であり、従来の装置の如く搭載スペー
ス上の制約から瞬間中心が決定されるようなことがな
い。従って、アンチリフト角θ1 及びアンチスクォウト
角θ2 を任意に設定することができ、適切なアンチリフ
ト特性及びアンチスクォウト特性を確保することができ
る。
リンク6及びブッシュ7dの弾性係数kを、従来の装置
におけるラジアスロッド16,17の弾性係数と比べて
十分小さな値に設定しても、十分にブレーキモーメント
剛性を確保することが可能であり、前後コンプライアン
スとブレーキモーメント剛性とを共に適切な水準に設定
することが可能となる。(なお、ブッシュ7c,8a,
8bの弾性係数を十分大きく設定することが望まし
い。) また、本実施例装置における瞬間中心は、図2に示すよ
うにラジアスリンク6の延長線とコネクトアーム8の延
長線との交点O2 であり、従来の装置の如く搭載スペー
ス上の制約から瞬間中心が決定されるようなことがな
い。従って、アンチリフト角θ1 及びアンチスクォウト
角θ2 を任意に設定することができ、適切なアンチリフ
ト特性及びアンチスクォウト特性を確保することができ
る。
【0069】つまり、本実施例装置の各リンク部材が図
2に示すような位置関係にあるとすると、サスペンショ
ン装置が伸縮する場合、キャリア2上のブッシュ6aが
連結される点は、ラジアスリンク6に拘束されて常時ラ
ジアスリンクの長手方向に垂直な方向に変位する。ま
た、キャリア2上のブッシュ8bが連結される点は、コ
ネクトアーム8に拘束され、常時コネクトアーム8の長
手方向に垂直な方向に変位する。
2に示すような位置関係にあるとすると、サスペンショ
ン装置が伸縮する場合、キャリア2上のブッシュ6aが
連結される点は、ラジアスリンク6に拘束されて常時ラ
ジアスリンクの長手方向に垂直な方向に変位する。ま
た、キャリア2上のブッシュ8bが連結される点は、コ
ネクトアーム8に拘束され、常時コネクトアーム8の長
手方向に垂直な方向に変位する。
【0070】従って、車輪1とキャリア2とからなる変
位系の瞬間中心は、ラジアスリンク6の延長線上で、か
つコネクトアーム8の延長線上の所定の点、すなわちそ
れらの交点O2 となる。この場合、コネクトアーム8は
キャリア2とアブソーバ7との間に配設される部材であ
り、サスペンション装置の搭載スペースからは何らの制
限も受けることがない。
位系の瞬間中心は、ラジアスリンク6の延長線上で、か
つコネクトアーム8の延長線上の所定の点、すなわちそ
れらの交点O2 となる。この場合、コネクトアーム8は
キャリア2とアブソーバ7との間に配設される部材であ
り、サスペンション装置の搭載スペースからは何らの制
限も受けることがない。
【0071】このため、本実施例のサスペンション装置
においては設計段階においてコネクトアーム8の傾斜角
を任意に設定することができ、瞬間中心O2 を任意の位
置に設定して、所望のアンチリフト特性及びアンチスク
ォウト特性を確保することが可能となる。
においては設計段階においてコネクトアーム8の傾斜角
を任意に設定することができ、瞬間中心O2 を任意の位
置に設定して、所望のアンチリフト特性及びアンチスク
ォウト特性を確保することが可能となる。
【0072】また、本実施例装置においては、上記図1
に示すように全長“b”のロアリンク3の車体側端部か
ら距離“a”の位置にアブソーバ7下端が連結される構
成である。従って、図2中に破線で示すように、キャリ
ア2が距離δ変位した場合、アブソーバンク6はδ・a
/bだけ変位することになる。
に示すように全長“b”のロアリンク3の車体側端部か
ら距離“a”の位置にアブソーバ7下端が連結される構
成である。従って、図2中に破線で示すように、キャリ
ア2が距離δ変位した場合、アブソーバンク6はδ・a
/bだけ変位することになる。
【0073】この結果、車輪のバウンド・リバウンドに
伴ってコネクトアームの傾斜角が変動することとなり、
初期の傾斜角及び上記“a”“b”を適当に設定するこ
とによりコネクトアーム8の軌跡、すなわち瞬間中心O
2 の軌跡を自由に設定することが可能である。
伴ってコネクトアームの傾斜角が変動することとなり、
初期の傾斜角及び上記“a”“b”を適当に設定するこ
とによりコネクトアーム8の軌跡、すなわち瞬間中心O
2 の軌跡を自由に設定することが可能である。
【0074】このように、本実施例のサスペンション装
置によれば、従来のサスペンション装置に比べて瞬間中
心に関する設計の自由度が画期的に広がり、上記したブ
レーキモーメント剛性と前後コンプライアンスの両立性
と併せて、車両の操安性及び乗り心地を極めて高い水準
で両立させることが可能となる。
置によれば、従来のサスペンション装置に比べて瞬間中
心に関する設計の自由度が画期的に広がり、上記したブ
レーキモーメント剛性と前後コンプライアンスの両立性
と併せて、車両の操安性及び乗り心地を極めて高い水準
で両立させることが可能となる。
【0075】図7は、本発明に係る車両のリアサスペン
ション装置の他の実施例の構成斜視図を示す。尚、図7
において上記図1に示す実施例装置と同一の構成部分に
ついては、同一の符号を付してその説明を省略する。
ション装置の他の実施例の構成斜視図を示す。尚、図7
において上記図1に示す実施例装置と同一の構成部分に
ついては、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0076】ここで、本実施例装置は、アブソーバ7の
下端をキャリア2に連結し、コネクトアーム8の前端を
アッパリンク5に連結している点に特徴を有している。
従って、前後コンプライアンス及びブレーキモーメント
剛性を、ラジアスリンク6及びブッシュ7dの弾性係数
kにより適切に両立し得る点、コネクトアーム8の設計
傾斜角により任意に瞬間中心O2 を設定し得る点では上
記した実施例装置と同様である。
下端をキャリア2に連結し、コネクトアーム8の前端を
アッパリンク5に連結している点に特徴を有している。
従って、前後コンプライアンス及びブレーキモーメント
剛性を、ラジアスリンク6及びブッシュ7dの弾性係数
kにより適切に両立し得る点、コネクトアーム8の設計
傾斜角により任意に瞬間中心O2 を設定し得る点では上
記した実施例装置と同様である。
【0077】そして、本実施例装置においては図7に示
すように全長“d”のアッパリンク5に対して、その端
部から距離“c”の位置にコネクトアーム8を連結して
いることに起因して、車輪1がバウンド・リバウンドし
た際のコネクトアームの軌跡が上記した実施例装置と異
なっている。
すように全長“d”のアッパリンク5に対して、その端
部から距離“c”の位置にコネクトアーム8を連結して
いることに起因して、車輪1がバウンド・リバウンドし
た際のコネクトアームの軌跡が上記した実施例装置と異
なっている。
【0078】つまり、本実施例装置においては、コネク
トアーム後端部がδ変位した場合、前端部はδ・c/d
の変位を示し、後端部の変位量に比べて前端部の変位量
を少なく設定することができる。
トアーム後端部がδ変位した場合、前端部はδ・c/d
の変位を示し、後端部の変位量に比べて前端部の変位量
を少なく設定することができる。
【0079】従って、上記実施例装置の構成とするか、
本実施例装置の構成とするかの選択を含めると、車輪1
がバウンドまたはリバウンドする際におけるコネクトア
ーム8の軌跡を完全に任意に設定することができること
となり、要求される車両特性に応じた適切なアンチリフ
ト特性及びアンチスクォウト特性を、搭載スペースの拡
張を伴わずに実現することができる。
本実施例装置の構成とするかの選択を含めると、車輪1
がバウンドまたはリバウンドする際におけるコネクトア
ーム8の軌跡を完全に任意に設定することができること
となり、要求される車両特性に応じた適切なアンチリフ
ト特性及びアンチスクォウト特性を、搭載スペースの拡
張を伴わずに実現することができる。
【0080】
【発明の効果】上述の如く請求項1記載の発明によれ
ば、車輪に入力する車両前後方向の外力及びキャリアに
発生するブレーキモーメントを、ラジアスリンクとアブ
ソーバ上端で受けることなり、ブレーキモーメントを受
ける点を十分に離間して配置することが可能となる。こ
のため、ラジアスリンク及びアブソーバ上端に適切な弾
性を持たせることとしても十分にブレーキモーメント剛
性を確保することができ、サスペンション装置としての
前後コンプライアンスと剛性とを高い水準で両立するこ
とができる。
ば、車輪に入力する車両前後方向の外力及びキャリアに
発生するブレーキモーメントを、ラジアスリンクとアブ
ソーバ上端で受けることなり、ブレーキモーメントを受
ける点を十分に離間して配置することが可能となる。こ
のため、ラジアスリンク及びアブソーバ上端に適切な弾
性を持たせることとしても十分にブレーキモーメント剛
性を確保することができ、サスペンション装置としての
前後コンプライアンスと剛性とを高い水準で両立するこ
とができる。
【0081】また、車輪が上下動する際の瞬間中心を、
コネクトアームの傾斜角によって任意の位置に設定する
ことができ、適切なアンチリフト角及びアンチスクォウ
ト角を確保することができる。さらに、アブソーバとロ
アリンクとの連結点を適当に設定することにより、サス
ペンションが収縮するに従ってコネクトアームの傾斜が
きつくなるようにその軌跡を設定することができ、適切
なアンチリフト特性及びアンチスクォウト特性を確保す
ることができる。
コネクトアームの傾斜角によって任意の位置に設定する
ことができ、適切なアンチリフト角及びアンチスクォウ
ト角を確保することができる。さらに、アブソーバとロ
アリンクとの連結点を適当に設定することにより、サス
ペンションが収縮するに従ってコネクトアームの傾斜が
きつくなるようにその軌跡を設定することができ、適切
なアンチリフト特性及びアンチスクォウト特性を確保す
ることができる。
【0082】そして、請求項2記載の発明によれば、請
求項1記載の発明と同様に前後コンプライアンスとブレ
ーキモーメント剛性とを高い水準で両立することがで
き、コネクトアームの傾斜角によって瞬間中心を任意に
設定できると共に、サスペンション装置が伸長するに従
ってコネクトアームの傾斜がきつくなるようにその軌跡
を設定することができ、アンチリフト特性及びアンチス
クォウト特性に対する設定自由度をさらに拡大すること
が可能となる。
求項1記載の発明と同様に前後コンプライアンスとブレ
ーキモーメント剛性とを高い水準で両立することがで
き、コネクトアームの傾斜角によって瞬間中心を任意に
設定できると共に、サスペンション装置が伸長するに従
ってコネクトアームの傾斜がきつくなるようにその軌跡
を設定することができ、アンチリフト特性及びアンチス
クォウト特性に対する設定自由度をさらに拡大すること
が可能となる。
【図1】本発明に係る車両のサスペンション装置の一実
施例の構成図である。
施例の構成図である。
【図2】本発明に係る車両のサスペンション装置の動作
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図3】従来のサスペンション装置の構成図である。
【図4】サスペンション装置を車両に搭載した場合の概
念図である。
念図である。
【図5】制動時及び加速時における車両の挙動を説明す
るための図である。サスペンション装置のアンチリフト
特性を説明するための図である。
るための図である。サスペンション装置のアンチリフト
特性を説明するための図である。
【図6】サスペンション装置のアンチリフト特性及びア
ンチスクォウト特性を説明するための図である。
ンチスクォウト特性を説明するための図である。
【図7】本発明に係る車両のサスペンション装置の他の
実施例の構成図である。
実施例の構成図である。
1 車輪 2 キャリア 3,4 ロアリンク 5 アッパリンク 6 ラジアスリンク 7 アブソーバ 8 コネクトアーム
Claims (2)
- 【請求項1】 車輪を支持するキャリアを、車幅方向に
延びる2本のロアリンクと1本のアッパリンクにより支
持する車両のサスペンション装置において、 車両の前後方向に延び、前端が車体に連結され、後端が
前記キャリアに連結されるラジアスリンクと、 車両の上下方向に伸縮し、上端が車体に連結され、下端
が前記2本のロアリンクのいずれか一方に連結されるア
ブソーバと、 車両の前後方向に延び、一端が前記キャリア上の所定の
点に連結され、他端が前記アブソーバ上の所定の点に連
結されるコネクトアームとを設けたことを特徴とする車
両のリアサスペンション装置。 - 【請求項2】 車輪を支持するキャリアを、車幅方向に
延びる2本のロアリンクと1本のアッパリンクにより支
持する車両のサスペンション装置において、 車両の前後方向に延び、前端が車体に連結され、後端が
前記キャリアに連結されるラジアスリンクと、 車両の上下方向に伸縮し、上端が車体に連結され、下端
が前記キャリアに連結されるアブソーバと、 車両の前後方向に延び、一端が前記アッパリンク上の所
定の点に連結され、他端が前記アブソーバ上の所定の点
に連結されるコネクトアームとを設けたことを特徴とす
る車両のリアサスペンション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6675393A JPH06278427A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 車両のリアサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6675393A JPH06278427A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 車両のリアサスペンション装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06278427A true JPH06278427A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13324966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6675393A Pending JPH06278427A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 車両のリアサスペンション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06278427A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1419909A3 (de) * | 2002-11-15 | 2005-03-23 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vierlenker-Hinterradachse für ein Kraftfahrzeug |
| FR2914586A1 (fr) * | 2007-04-03 | 2008-10-10 | Renault Sas | Train arriere multi-bras pour vehicule automobile |
| JP2009040355A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Toyota Motor Corp | サスペンション |
| JP2009040349A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Toyota Motor Corp | サスペンション |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP6675393A patent/JPH06278427A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1419909A3 (de) * | 2002-11-15 | 2005-03-23 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vierlenker-Hinterradachse für ein Kraftfahrzeug |
| CN100430250C (zh) * | 2002-11-15 | 2008-11-05 | 大众汽车有限公司 | 汽车四连杆后桥 |
| FR2914586A1 (fr) * | 2007-04-03 | 2008-10-10 | Renault Sas | Train arriere multi-bras pour vehicule automobile |
| WO2008129211A1 (fr) * | 2007-04-03 | 2008-10-30 | Renault S.A.S | Train arriere multi-bras pour vehicule automobile |
| JP2009040355A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Toyota Motor Corp | サスペンション |
| JP2009040349A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Toyota Motor Corp | サスペンション |
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