JPH0627883Y2 - 缶圧シール機構 - Google Patents

缶圧シール機構

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JPH0627883Y2
JPH0627883Y2 JP2713090U JP2713090U JPH0627883Y2 JP H0627883 Y2 JPH0627883 Y2 JP H0627883Y2 JP 2713090 U JP2713090 U JP 2713090U JP 2713090 U JP2713090 U JP 2713090U JP H0627883 Y2 JPH0627883 Y2 JP H0627883Y2
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JP
Japan
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shaft
seal
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retainer
diameter flange
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秀和 高橋
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Eagle Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、缶内の撹拌羽根を回転させるシャフトの軸周
をシールする缶圧シール機構に改良に関する。
〔従来の技術〕
従来から、撹拌機のシャフトに設けられる缶圧シール機
構として、たとえば実公昭53-40599号公報に開示された
ようなもの(第4図参照)が知られている。
すなわち第4図において、100は缶体の軸封座102
にボルト104で固定された軸封部ハウジング、106
はこの軸封部ハウジング100に挿通され、ナット10
8でスラスト方向に対して支持されるとともに缶内Aの
撹拌羽根(図示せず)を回転させるシャフト、110は
軸封部ハウジング100の内周面に気密的に固定された
非回転の固定環112と、この固定環112の端面に密
接するとともにシャフト106の外周面に気密的かつ軸
方向移動自在に設けられてシャフト106とともに回転
する回転環114等の部品群からなるメカニカルシー
ル、116はこのメカニカルシール110からみて缶内
A側にあって、シャフト106の外周面に気密的に固定
されたスラストリング118と、軸封座102に気密的
に固定されて缶内A側からスラストリング118に離間
対向するシールフランジ120と、このシールフランジ
120におけるスラストリング118との対向端面に設
けたパッキング122とで構成されたシャットダウンシ
ールである。
上記シャットダウンシール116は、通常はスラストリ
ング118とシールフランジ120は非接触状態であっ
て何らシール機能をなさず、メカニカルシール110を
交換または修理する等の必要が生じた場合に、ナット1
08を緩めてシャフト106を缶内A側へ移動させると
ともに、軸封座102にボルト124をねじ込んでスラ
ストリング118をシールフランジ120の対向端面に
パッキング122を介して圧接させることによって、缶
内A中の液およびガスに対する暫定的なシールを行なう
もので、この状態で、軸封部ハウジング100を軸封座
102に固定しているボルト104を除去し、メカニカ
ルシール110、軸封部ハウジング100を含む軸封部
ユニットをシャフト106から取外して(第5図参
照)、メカニカルシール110の交換または修理作業を
行なう。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来構造の缶圧シール機構によると、以下
のような問題があった。
まず第一に、シャットダウンシール116を機能させる
ためには、ナット108を緩めてシャフト106を缶内
A側(下側)へ移動させなければならず、しかもこのシ
ャットダウンシール116を機能させる工程と、軸封部
ハウジング100およびメカニカルシール110を含む
軸封部を取外す工程が別工程になるので、作業が煩雑な
ことである。加えて、シャットダウンシール116のシ
ール状態を解除するにはシャフト106ごと持ち上げな
ければならず、多大な労力を必要とすることである。
またこのため、上記メカニカルシール110の交換作業
に際して、シャットダウンシール116を作動させる作
業を忘れると、缶内ガスの漏洩事故が起こったり、ある
いは交換作業終了時にシャットダウンシール116の解
除を忘れると、そのままの状態でシャフト106が駆動
されるので、機器の破損事故が起こる可能性がある。
さらに、シャフト106を押し下げることによるシャッ
トダウンシール116のシール状態への移行は、メカニ
カルシール110の取外しに先立って行なわれ、かつシ
ャットダウンシール116のシール解除状態への移行
は、新規または修理後のメカニカルシール110の組み
込みが完了した後で行なわれるので、メカニカルシール
110は降下したシャフト106による大きな圧縮荷重
を受けることになり、修復不可能な変形や破損を来すお
それがあった。
本考案は、このような点に鑑み、シャットダウンシール
の作動と、メカニカルシールの取外しを同時に行ない得
る缶内シール機構を提供することを課題とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本考案に係る缶圧シール機構
は、缶体側の内径フランジにおける大気側に臨む端面に
配した軸封部ハウジングと、該ハウジングに気密的に装
着された固定環が軸封部ハウジング内周のシャフトに気
密的に装着された回転環に密接してなるメカニカルシー
ルと、このメカニカルシールの缶内側に配したシャット
ダウンシールとを備え、このシャットダウンシールは、
前記内径フランジにおける缶内側に臨む端面に突設した
筒状部に気密的かつ軸方向移動自在に嵌着されるととも
に反内径フランジ側の端面にガスケット部を設けたリテ
ーナと、内径フランジおよび軸封部ハウジングを軸方向
に貫通し一端がリテーナにおける缶内から気密区画され
た面に固着されるとともに軸封部ハウジングから突出し
た他端にナットが螺合されるスタッドボルトと、前記内
径フランジとリテーナの間に圧縮状態に介在させたばね
と、前記リテーナの反内径フランジ側の端面に近接対向
してシャフトに気密的に固定されたスラストリングとか
らなるものである。
また、上記構成において、リテーナの反内径フランジ側
の端面に設けたガスケット部を、前記筒状部の外周面よ
りも外径側に位置させることが一層好ましい。
〔作用〕
上記構成によると、メカニカルシールの固定環が装着さ
れた軸封部ハウジングを缶体側の内径フランジに締付固
定するためのスタッドボルトおよびナットは、シャット
ダウンシールのリテーナを、前記内径フランジに大気側
で締付固定して、シャフトのスラストリングに対して非
接触状態に保持する手段を兼ねているため、メカニカル
シールを交換または修理するに際して、前記スタッドボ
ルトに対するナットの締付けを解除すると、同時に内径
フランジへのリテーナの固定も解除されるので、リテー
ナは圧縮されていたばねの反発力によって軸方向に移動
し、そのガスケット部がスラストリングに圧接するの
で、シャットダウンシールは非シール状態からシール状
態へ移行する。
またこの場合、スラストリングに圧接するリテーナのガ
スケット部を、前記筒状部の外周面よりも外径側に位置
させた構成としておけば、前記ガスケット部の外径側に
おいてスラストリングとリテーナの間の開力として作用
する缶内圧力の受圧面積よりも、リテーナの背面からシ
ール荷重として作用する缶内圧力の受圧面積が大きくな
るので、より効果的なシール状態がなされる。
また、メカニカルシールを組み込む際には、内径フラン
ジから突出したスタッドボルトに、メカニカルシールの
部品を装着した軸封部ハウジングに差し込んでナットで
締付けることによって、同時にシャットダウンシールは
シール状態からシール解除状態に自動的に移行する。
〔実施例〕
以下、本考案を、第1図ないし第3図に示した一実施例
を参照しながら説明する。
まず第1図において、2は缶体、4は缶体2に固定され
た内径フランジ、6は内径フランジ4における大気側B
に臨む端面に配した軸封部ハウジング、8はこの軸封部
ハウジング6および缶体2に挿通されて缶内Aの図示し
ない撹拌羽根を回転させるシャフト、10はシャフト8
を軸封して缶内Aの流体が大気B側へ漏洩するのを阻止
するメカニカルシールである。
メカニカルシール10は、以下のような構成となってい
る。
すなわち、シャフト8の外周面における前記軸封部ハウ
ジング6の内周位置にはスリーブ12がOリング14を
介して外装されるとともに、その大気B側の端部がセッ
トスクリュ16で固定されており、このスリーブ12の
両端部には、回転環18,20がそれぞれOリング2
2,24を介して気密的かつ固定状態に装着されてお
り、この回転環18,20は、ピン26,28によりス
リーブ12と周方向に係合してシャフト8と一体回転す
る。一方、軸封部ハウジング6の両端内径には、前記回
転環18と20の間に位置して固定環30,32がそれ
ぞれOリング34,36を介して気密的かつ軸方向移動
自在に装着されるとともに、ピン38,40により回り
止めされており、この固定環30,32はコイルスプリ
ング42により互いに離間するよう軸方向に付勢され
て、前記回転環18,20と密接し、その摺動面におい
て軸封機能を営む。
上記メカニカルシール10からみて缶内A側となる位置
にはシャットダウンシール44が配されていて、以下の
ように構成されている。
すなわち、缶体2の内径フランジ4における缶内A側に
臨む端面には筒状部46が突設されており、この筒状部
46にはその内外周を取り囲むように、断面略コ字形を
呈するリテーナ48が軸方向移動自在に嵌着されてい
る。前記筒状部46の外周面46aとこれに対向するリ
テーナ48の外径部内周面との間にはOリング50が介
在しており、同じく筒状部46の内周面46bとこれに
対向するリテーナ48の内径部外周面との間にはOリン
グ52が介在しており、リテーナ48と、内径フランジ
4の筒状部46との間には、コイルスプリング54が軸
方向に圧縮された状態で内蔵されており、さらに、この
リテーナ48の反内径フランジ4側、すなわち缶内A側
の端面48aには、前記筒状部46の外周面46aより
も外径側に位置してガスケット部としてのOリング56
が嵌着されている。一方、シャフト8の外周面における
前記スリーブ12の缶内A側位置には、Oリング58を
介して気密を保持された状態でスラストリング60が固
定されており、このスラストリング60は、前記リテー
ナ48の端面48aと対向している。
62は、軸封部ハウジング6とリテーナ48の両方を、
缶体2の内径フランジ4に対して大気B側で締付固定し
てなる螺子手段である。この螺子手段62は、内径フラ
ンジ4および軸封部ハウジング6に跨がって軸方向に挿
通され、基端64aがOリング50,52で缶内Aに対
して大気B側へ気密区画されたリテーナ48の断面コ字
状の凹部48bに溶接または打込みにより固着されたス
タッドボルト64と、軸封部ハウジング6の端面から突
出したこのスタッドボルト64の先端64bに螺合され
たナット66とで構成され、ナット66を締付けること
によって、軸封部ハウジング6を内径フランジ4に締付
固定する一方、リテーナ48を前記内径フランジ4に引
き寄せてスラストリング60から後退した状態に固定す
るものである。68は内径フランジ4と軸封部ハウジン
グ6の間を気密保持するOリングである。
上記構成になる本実施例の缶圧シール機構によると、通
常、シャットダウンシール44はスラストリング60に
対してリテーナ48が非接触状態に保持されているの
で、何らシール機能をなしておらず、軸周での缶内Aに
対するシールはメカニカルシール10が担当している。
ここで、互いに密接摺動する回転環18,20と固定環
30,32の摩耗の進行等により、このメカニカルシー
ル10を交換または修理する必要が生じた場合には、ス
タッドボルト64からナット66を緩めて除去すること
によって螺子手段62による締付けを解除すると、これ
までリテーナ48と内径フランジ4の筒状部46との間
で圧縮状態にあったコイルスプリング54の反発によっ
て、リテーナ48は、Oリング50,52により内径フ
ランジ4との気密を保持しつつスタッドボルト64とと
もに缶内A側へ移動し、該リテーナ48の端面48aに
設けたガスケット部であるOリング56がスラストリン
グ60と圧接するので、シャットダウンシール44はシ
ール状態に移行する(第2図参照)。
しかも、前記螺子手段62による締付けの解除は、同時
に、固定環30,32およびコイルスプリング42等メ
カニカルシール10の静止側部品群が装着された軸封部
ハウジング6を内径フランジ4から釈放することになる
ので、あとは回転環18,20等メカニカルシール10
の回転側部品群が装着されたスリーブ12をシャフト8
に固定しているセットスクリュ16を緩めるだけで、軸
封部ハウジング6およびスリーブ12と共に、メカニカ
ルシール10の全ての部品を一度に抜き出すことができ
る。
また、上記シャットタウンシール44によるシール状態
において、リテーナ48のガスケット部としてのOリン
グ56は、リテーナ48の外径部内周面に設けたOリン
グ50と密接状態にある内径フランジ4の筒状部46の
外周面よりも外径側に位置しているので、第3図に示す
ように、Oリング56の外径側においてスラストリング
60とリテーナ48の間に軸方向の開力として作用する
缶内圧力Pの受圧面積S1よりも、リテーナ48の背面か
らシール荷重として作用する缶内圧力Pの受圧面積S2
大きい。このため、コイルスプリング54の荷重ばかり
でなく、缶内圧力Pもシール力を高めるよう作用し、良
好なシール状態がなされる。
また、取外した軸封部ハウジング6とスリーブ12との
間に、新規または修理後の固定環30,32および回転
環18,20等メカニカルシール10の各部品を取付け
た後、これを缶体2とシャフト8の間に再び取付ける際
には、軸封部ハウジング6をスタッドボルト64に差し
込んでナット66を締付ければ、これによってスタッド
ボルト64が大気B側へ軸方向に移動し、これと一体の
リテーナ48がスラストリング60から後退して第1図
に示す非接触状態となるので、メカニカルシール10の
組み込み作業とシャットダウンシール44の解除作業が
同時に行われる。
さらに、上記シャットダウンシール44はシャフト8の
重量等を利用してシール荷重を得るものではないので、
シャフト8が鉛直に延びる機器に限らず、水平軸におい
ても有効に機能させることができ、シャットダウンシー
ル44のシール状態または解除状態への移行は、シャフ
ト8の軸方向移動に依存するものではないので、メカニ
カルシール10が圧縮を受けるようなことは全くなくな
る。
なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではな
い。たとえば、メカニカルシール10としては種々の構
造のものが適用可能であり、その他リテーナ48の形状
なども種々の変形が考えられる。
〔考案の効果〕
以上、本考案の缶圧シール機構によると、メカニカルシ
ールを交換するに際して、該メカニカルシール外周の軸
封部ハウジング固定用のスタッドボルトとナットの締付
けを解除するだけで、同時にシャットダウンシールがシ
ール状態に移行するので、メカニカルシールを取外す際
にシャットダウンシールを作動させるのを忘れてしまう
といったことがなく、逆に、メカニカルシールを組み込
む際には、前記スタッドボルトとナットを締付けるだけ
で、シャットダウンシールが非接触状態に移行するの
で、シャットダウンシールの圧接状態のままで機器の運
転が再開されるようなこともなく、メカニカルシール交
換作業の工程を大幅に削減することができる。
また、前記シャットダウンシールは、シャフトが水平方
向に延びる機器においても機能させることができ、その
作動がシャフトの移動に依存するものではないので、メ
カニカルシールが過大な圧縮を受けて破損するようなこ
ともなくなる。
加えて、前記シャットダウンシールは、リテーナのガス
ケット部を、缶体側の内径フランジの筒状部とのシール
位置よりも外径側に位置させることによって、缶内圧力
をシール荷重として作用させることができるので、優れ
たシール機能を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案缶圧シール機構の一実施例を示す半裁断
面図、第2図は同じくシャットダウンシールの作動状態
を示す半裁断面図、第3図は同じく作用説明図、第4図
は従来例を示す断面図、第5図は同従来例におけるシャ
ットダウンシールの作動状態を示す断面図である。 2……缶体、4……内径フランジ 6……軸封部ハウジング、8……シャフト 10……メカニカルシール、18,20……回転環 30,32……固定環 44……シャットダウンシール、46……筒状部 48……リテーナ、50,52……Oリング 54……コイルスプリング 56……Oリング(ガスケット部) 60……スラストリング 64……スタッドボルト、66……ナット A……缶内、B……大気

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶体側の内径フランジにおける大気側に臨
    む端面に配した軸封部ハウジングと、該ハウジングに気
    密的に装着された固定環が軸封部ハウジング内周のシャ
    フトに気密的に装着された回転環に密接してなるメカニ
    カルシールと、このメカニカルシールの缶内側に配した
    シャットダウンシールとを備え、このシャットダウンシ
    ールは、前記内径フランジにおける缶内側に臨む端面に
    突設した筒状部に気密的かつ軸方向移動自在に嵌着され
    るとともに反内径フランジ側の端面にガスケット部を設
    けたリテーナと、内径フランジおよび軸封部ハウジング
    を軸方向に貫通し一端がリテーナにおける缶内から気密
    区画された面に固着されるとともに軸封部ハウジングか
    ら突出した他端にナットが螺合されるスタッドボルト
    と、前記内径フランジとリテーナの間に圧縮状態に介在
    させたばねと、前記リテーナの反内径フランジ側の端面
    に近接対向してシャフトに気密的に固定されたスラスト
    リングとからなることを特徴とする缶圧シール機構。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、リテーナの反内
    径フランジ側の端面に設けたガスケット部が、前記筒状
    部の外周面よりも外径側に位置することを特徴とする缶
    圧シール機構。
JP2713090U 1990-03-19 1990-03-19 缶圧シール機構 Expired - Lifetime JPH0627883Y2 (ja)

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JPH03118363U JPH03118363U (ja) 1991-12-06
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