JPH0627924Y2 - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH0627924Y2
JPH0627924Y2 JP2809192U JP2809192U JPH0627924Y2 JP H0627924 Y2 JPH0627924 Y2 JP H0627924Y2 JP 2809192 U JP2809192 U JP 2809192U JP 2809192 U JP2809192 U JP 2809192U JP H0627924 Y2 JPH0627924 Y2 JP H0627924Y2
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bearing
bearing portion
electromagnetic clutch
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field core
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JP2809192U
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Inventor
正則 大澤
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天竜丸澤株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁クラッチに関し、一
層詳細には、磁性材料で形成され、中心に貫通孔が設け
られた内筒部と外筒部から成るフィールドコアと、フィ
ールドコアの内筒部と外筒部との間に嵌着された電磁コ
イルと、内筒部の中心孔内へ軸受を介して挿通された回
転軸とを具備し、電磁コイルへの通電を制御することに
より回転軸の回転を制御する電磁クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁クラッチの一例について、図
6と共に説明する。 100はフィールドコアであり、磁性材料で形成されて
いる。フィールドコア100は、外筒部102と、中心
孔104が貫設された内筒部106とから成る。 108は電磁コイルであり、フィールドコア100の外
筒部102と内筒部106との間に嵌着されている。 110は回転軸であり、内筒部106の中心孔104内
へ回転可能に挿通さている。 112は軸受であり、非磁性材料で形成されている。軸
受112は内筒部106と略同じ長さの筒状に形成され
ている。軸受112は回転軸110外周面と内筒部10
6内周面との間に介挿され、両者間の摩耗を防止してい
る。 114はロータであり、磁性材料で形成されている。ロ
ータ114は回転軸110へ固定されている。 116はハブであり、回転軸110上へ回転可能に配設
されている。ハブ116へは回転力が外部から加えら
れ、回転軸110に対して常時フリーに回転している。 118はアーマチュアであり、磁性材料で形成されてい
る。アーマチュア118は復帰スプリング120を介し
てハブ116へ固定されている。電磁コイル108へ通
電すると、破線で示す磁性回路Xが閉成され、復帰スプ
リング120の付勢力に抗して左方へ吸引され、アーマ
チュア118はロータ114へ吸着される。この吸着に
よりハブ116の回転が回転軸110へ伝達可能とな
る。一方、電磁コイル108への通電を停止すると、磁
性回路Xは消滅し、アーマチュア118はロータ114
から離反する。この離反により回転軸110の回転が停
止する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の電磁クラッチには次のような課題がある。 フィールドコアの内筒部と回転軸との間に介挿される軸
受は非磁性材料で形成されている。軸受を磁性材料で形
成すると回転軸と軸受との間で磁気吸着が発生し、回転
抵抗および両者の間の摩耗が大きくなるため、これらの
不具合を防止するためである。しかし、軸受を非磁性材
料で形成すると、漏洩磁束が多くなりロータとアーマチ
ュアの間の磁気吸着力が小さくなる。その結果、電磁ク
ラッチとしてのトルクが小さくなってしまうという課題
がある。 そこで、軸受の厚さを薄くし、漏洩磁束を少なくするこ
とが提案されたが、従来の軸受は長さが内筒部を略同じ
長さに形成されているため、肉薄に形成する加工が困難
であるという技術的な課題がある。 従って、本考案は非磁性材料で形成されると共に、肉薄
に形成可能な軸受を有する電磁クラッチを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次の構成を備える。 すなわち、磁性材料で形成され、中心に貫通孔が設けら
れた内筒部と外筒部から成るフィールドコアと、該フィ
ールドコアの内筒部と外筒部との間に嵌着された電磁コ
イルと、前記内筒部の中心孔内へ、非磁性材料で形成さ
れた軸受を介して回転可能に挿通された回転軸とを具備
し、前記電磁コイルへの通電を制御することにより前記
回転軸の回転を制御する電磁クラッチにおいて、前記軸
受は、前記内筒部の長さの1/2未満の長さを有する筒
状に形成され、内筒部の一方の端部に挿入され、一端部
には長さ方向の移動を規制するためのフランジが形成さ
れた第1の軸受部と、前記内筒部の長さの1/2未満の
長さを有する筒状に形成され、内筒部の他方の端部に挿
入され、一端部には長さ方向の移動を規制するためのフ
ランジが形成された第2の軸受部とから成ることを特徴
とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。 軸受は、内筒部の長さの1/2未満の長さを有する筒状
に形成され、内筒部の一方の端部に挿入された第1の軸
受部と、内筒部の長さの1/2未満の長さを有する筒状
に形成され、内筒部の他方の端部に挿入された第2の軸
受部とから成るため、第1の軸受部と第2の軸受部の長
さは短くて済む。そのため、筒状に形成されている部分
の厚さを薄く形成することが可能となる。 第1の軸受部と第2の軸受部を内筒部内へ挿入してもフ
ランジが形成されているので、長さ方向への移動は規制
可能になっている。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。 図1において、12はフィールドコアであり、鉄等の磁
性材料で形成されている。フィールドコア12は、中心
孔14が貫設された内筒部16と、内筒部16の外周に
形成された有底の外筒部18から成る。内筒部16は外
筒部18の底部20に設けられた透孔へ圧入固定されて
いる。フィールドコア12には、実施例の電磁クラッチ
10を取り付けた際に不図示の部材へ掛止し、電磁クラ
ッチ10の回転を阻止するための掛止部22が設けられ
ている。 24は電磁コイルであり、フィールドコア12の内筒部
16と外筒部18との間に嵌着されている。 26は回転軸の一例であるロータ軸であり、磁性材料で
形成されている。ロータ軸26は、内筒部16の中心孔
14内へ回転可能に挿通されている。なお、ロータ軸2
6内には不図示の軸が、ロータ軸26に対して回転不能
に挿入、連結され、ロータ軸26と一体に回転するよう
になっている。 28はロータであり、磁性材料で形成されている。ロー
タ28はロータ軸26の外周に固定されている。
【0007】30は第1の軸受部であり、軸受を構成す
る。第1の軸受部30について、図2(断面図)および
図3(正面図)と共に詳しく説明する。 第1の軸受部30は非磁性材料(例えば銅系オイルレス
メタル、合成樹脂、含油合成樹脂)で形成されている。
第1の軸受部30の長さは、内筒部16の長さの1/2
未満の長さである。第1の軸受部30は筒状に形成さ
れ、フィールドコア12の内筒部16の左端部に挿入
(または圧入)され、左端部には、内筒部16左端面と
掛止して長さ方向(図1において左右方向)の移動を規
制するためのフランジ32aが形成されている。本実施
例において、第1の軸受部30のフランジ32aを除く
長さAは5ミリメートル以下に形成され、フランジ32
aを除く厚みBは0.25ミリメートル以下に形成され
ている。
【0008】再び図1において、34は第2の軸受部で
あり、第1の軸受部30と共に軸受を構成する。第2の
軸受部34は第1の軸受部30と同様、非磁性材料(例
えば銅系オイルレスメタル、合成樹脂、含油合成樹脂)
で形成されている。第2の軸受部34の長さも、内筒部
16の長さの1/2未満の長さである。第2の軸受部3
4も筒状に形成され、フィールドコア12の内筒部16
の右端部に挿入(または圧入)され、右端部には、内筒
部16右端面と掛止して長さ方向(図1において左右方
向)の移動を規制するためのフランジ32bが形成され
ている。本実施例において、第2の軸受部34のフラン
ジ32bを除く長さ(図2における長さAに相当)は5
ミリメートル以下に形成され、フランジ32bを除く厚
み(図2における長さBに相当)は0.25ミリメート
ル以下に形成されている。
【0009】本実施例の第1の軸受部30と第2の軸受
部34は、フランジ32a、32bを除く長さが5ミリ
メートル以下に形成されているので、フランジ32a、
32bを除く厚みを0.25ミリメートル以下という薄
さに形成することが可能になっている。第1の軸受部3
0と第2の軸受部34を内筒部16の両端側に配設する
ことにより、内筒部16中央部の内周面とロータ軸26
の外周面とが接触しないのでロータ軸26の摩耗を防止
可能になっている。 36はハブであり、ロータ軸26外周面上へ回転可能に
配設されている。ハブ36外周のギア部へは回転力が外
部(不図示)から加えられており、ハブ36は回転軸1
10に対して常時フリーに回転している。 38はアーマチュアであり、磁性材料で形成されてい
る。アーマチュア38は復帰スプリング40を介してハ
ブ36へ固定されている。アーマチュア38の左端面と
ロータ28の右端面との間にはギャップ42が形成され
ている。復帰スプリング40は常時アーマチュア38を
右方向へ付勢しており、通常ギャップ42が形成されて
いる。 44は止輪であり、前記各部材のロータ軸26上の位置
を決めている。
【0010】続いて上記の構成を備える電磁クラッチ1
0の動作について説明する。 図1に示す通常状態、すなわち電磁コイル24へ通電が
行われていない状態において、電磁コイル24へ通電す
ると、破線で示す磁性回路Cがフィールドコア12、ロ
ータ軸26、ロータ28およびアーマチュア38を結ん
で閉成される。すると、復帰スプリング40の付勢力に
抗してアーマチュア38は左方へ吸引され、ロータ28
へ吸着される。この吸着によりハブ36の回転がアーマ
チュア38およびロータ28を経由してロータ軸26お
よびロータ軸26へ連結された軸(不図示)へ伝達さ
れ、両者が回転する。 一方、電磁コイル24への通電を停止すると、磁性回路
Cは消滅し、アーマチュア38はロータ28から離反し
てギャップ42が再び形成される。これによりロータ軸
26およびロータ軸26へ連結された軸(不図示)の回
転が停止する。
【0011】次に図4および図5と共に第1の軸受部3
0の他の例について説明する。なお、この第1の軸受部
30は第2の軸受部34としても採用可能である。 図4(断面図)および図5(正面図)に示す第1の軸受
部30には、フィールドコアに対する回動を阻止するた
めの係合部50が設けられている。係合部50はフィー
ルドコアに形成されている被係合部と係合して回転が阻
止されるようになっている。 この第1の軸受部30においても、フランジ32aを除
く長さAは5ミリメートル以下に形成され、フランジ3
2aを除く厚みBは0.25ミリメートル以下に形成さ
れている。 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきた
が、本考案は上述の実施例に限定されるのではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る電磁クラッチを用いると、
軸受は、内筒部の長さの1/2未満の長さを有する筒
状に形成され、内筒部の一方の端部に挿入された第1の
軸受部と、内筒部の長さの1/2未満の長さを有する筒
状に形成され、内筒部の他方の端部に挿入された第2の
軸受部とから成るため、第1の軸受部と第2の軸受部の
長さは短くて済む。そのため、筒状に形成されている部
分の厚さを薄く形成することが可能となるので、軸受に
おける漏洩磁束を減少させることができ、電磁クラッチ
のトルクを向上させることが可能となる。 特に、第1の軸受部および/または第2の軸受部に係合
部を設けることにより、第1の軸受部および/または第
2の軸受部のフィールドコアに対する回動を阻止するこ
とができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁クラッチの実施例を示した部
分破断側面図。
【図2】その電磁クラッチに用いる第1の軸受部の断面
図。
【図3】図2の第1の軸受部の正面図。
【図4】第1の軸受部の他の例を示した断面図。
【図5】図4の第1の軸受部の正面図。
【図6】従来の電磁クラッチの例を示した部分破断側面
図。
【符号の説明】
10 電磁クラッチ。 12 フィールドコア 14 中心孔 16 内筒部 18 外筒部 24 電磁コイル 26 ロータ軸 30 第1の軸受部 32a、32b フランジ 34 第2の軸受部 50 係合部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料で形成され、中心に貫通孔が設
    けられた内筒部と外筒部から成るフィールドコアと、該
    フィールドコアの内筒部と外筒部との間に嵌着された電
    磁コイルと、前記内筒部の中心孔内へ、非磁性材料で形
    成された軸受を介して回転可能に挿通された回転軸とを
    具備し、前記電磁コイルへの通電を制御することにより
    前記回転軸の回転を制御する電磁クラッチにおいて、 前記軸受は、前記内筒部の長さの1/2未満の長さを有
    する筒状に形成され、内筒部の一方の端部に挿入され、
    一端部には長さ方向の移動を規制するためのフランジが
    形成された第1の軸受部と、 前記内筒部の長さの1/2未満の長さを有する筒状に形
    成され、内筒部の他方の端部に挿入され、一端部には長
    さ方向の移動を規制するためのフランジが形成された第
    2の軸受部とから成ることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1の軸受部および/または第2の
    軸受部には、前記フィールドコアに対する回動を阻止す
    るための係合部が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1の軸受部および/または第2の
    軸受部は、合成樹脂で形成されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の電磁クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記第1の軸受部および/または第2の
    軸受部は、含油合成樹脂で形成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の電磁クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記第1の軸受部および/または第2の
    軸受部は、銅系オイルレスメタルで形成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の電磁クラッチ。
JP2809192U 1992-03-31 1992-03-31 電磁クラッチ Expired - Lifetime JPH0627924Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0579908U JPH0579908U (ja) 1993-10-29
JPH0627924Y2 true JPH0627924Y2 (ja) 1994-07-27

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JPH0579908U (ja) 1993-10-29

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