JPH06280206A - レール用継目部材 - Google Patents
レール用継目部材Info
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- JPH06280206A JPH06280206A JP5069724A JP6972493A JPH06280206A JP H06280206 A JPH06280206 A JP H06280206A JP 5069724 A JP5069724 A JP 5069724A JP 6972493 A JP6972493 A JP 6972493A JP H06280206 A JPH06280206 A JP H06280206A
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Abstract
為に使用するレール用継目部材てあって、軽量化と部材
数の低減により施工作業性が改善され、経時によっても
絶縁性能が低下したり、緊締ボルトが緩むことのないも
のを提供する。 【構成】 継目部材2、2は、長手方向が、直線状長繊
維を含む非導電性補強繊維により補強された熱硬化性樹
脂により製せられ、非導電性補強繊維の体積含有率が2
0〜70%の範囲内であり、ボルト挿通孔23の内周壁
25は、圧縮強度15Kg/mm2 以上の材料で形成さ
れている。かくて、信号機等区切られた電気回路を形成
する箇所のレールの接続に使用できる絶縁継目板に好適
であり、経時による絶縁性の低下がなく、上下方向の繰
り返し衝撃荷重に対して充分な強度を具備し、ボルトの
緊締方向に強力な緊締力が作用した状態であってもクリ
ープが促進せず、ボルトの弛緩がない。
Description
て、長手方向に隣接するレールとレールとの接続に用い
られる、レール用継目部材に関するものであり、中で
も、信号機や踏切警報機の設置箇所に使用されるレール
の接続に用いて好適なレール用継目部材に関するもので
ある。
手方向の接続は、該接続箇所に「継目板」と呼ばれる部
材を、両レールの端部における側面部と側面部に跨がっ
て配設し、該継目板とレールの端部とを緊締用ボルトを
用いて緊締することにより固定・接続していた。かかる
レール接続箇所はレールの最も弱い部分であって、列車
の通過により、繰り返しの衝撃・振動等の機械的応力が
加わる為に、この部分のレールの補強材として用いられ
るレール継目板としては、従来より鋼鉄製のものが常用
されていた。しかしながら、鋼鉄製継目板は、重い(通
常、1個当たりの重量が20〜30Kgである)為に、
レールへの取り付け作業性に難点があった。
用されるレールは、ある区間毎に区切って電気回路を形
成する必要があり、従って、レール継目板等にも絶縁特
性が要求される。このように絶縁性を要求される継目板
は、絶縁性を必要としない普通継目板と区別されて「絶
縁継目板」と称される。この場合、電気良導体である鋼
鉄製継目板を絶縁継目板としてそのままレールに取り付
けることは出来ないので、絶縁部材を併用してこのとき
に用いる鋼鉄製継目板をも絶縁継目板と称していた。
に配設された継目板b、bがレールaに接触しないよう
に、両者の間に、絶縁プレートc、cを介在させ、ま
た、レールの柱部dに穿設された緊締ボルト挿入孔eに
対応する位置にあけられた、絶縁プレートc及び継目板
bの各々の貫通孔f、gに、合成樹脂製絶縁筒h、hを
嵌め込んで、ボルトiにより継目板b、bをレールaに
固定していた(1990年11月30日、株式会社山海
堂発行「線路−軌道の設計・管理」第82頁図2.52
参照)。
ばポリアミドのような合成樹脂を用いることが知られて
おり、また、レールとレールの接続部の間隙には、レー
ルの横断面と略同一の横断面を有するフェノール樹脂含
浸製レール形(図示せず)を介在させることにより、絶
縁性を確保していた。尚、図6において、jは絶縁筒h
の頭部に延設された鍔、kはワッシャ、lはナットであ
る。
特に絶縁プレートcは、列車の通過による繰り返しの衝
撃・振動等や、気温の変化によるレールの熱伸縮に起因
して、経時により磨滅・破損する場合があり、従って、
絶縁性が低下する虞れがあった。このように従来の継目
板、特に絶縁継目板は、重たい上に多くの部材を必要と
する為、レールに取り付ける際の作業性が悪く、一方で
は絶縁プレートや絶縁筒の上記経時による絶縁機能の低
下が問題であった。
を繊維強化合成樹脂で製造すれば、これらの問題点が解
消することに着眼した。しかしながら、レール接続の際
のボルトは、高いトルクで締め込まれる為、継目部材の
短手方向に、高い圧縮応力が長期間にわたって発生する
ことになる。ところが、繊維強化合成樹脂の成形体は、
一般に長期的な圧縮クリープ特性に劣っている為、締め
込みによりクリープが促進され、鋼鉄製のものに比較し
てボルトの弛緩が早期に現れるということが予測され
た。
技術の問題点、即ち、充分な強度を有することは当然で
あるが、更に、軽量化を図ると共に部材数を少なくして
レール取付時の作業性を改善し、且つ経時による損傷等
によって絶縁機能が低下することがなく、しかも、経時
によりボルトが弛緩することのないレール用継目部材を
提供することを目的としてなされたものてある。
「間隔をおいて連なるレールとレールの、端部の両側面
部に跨がって配設され、緊締方向にボルト挿通孔が穿設
されてなる継目部材であって、継目部材の長手方向に配
された直線状長繊維を含む非導電性補強繊維により補強
された熱硬化性樹脂により形成され、非導電性補強繊維
の体積含有率が20〜70%であり、ボルト挿通孔の内
周壁が、圧縮強度15Kg/mm2 以上の材料で補強さ
れてなることを特徴とするレール用継目部材」をその要
旨とするものである。
製することにより、従来の鋼鉄製のものと同等以上の機
械的強度を全体に具有させると共に、絶縁性をも具有さ
せ、また、軽量化と部材数を減少させることによって、
作業性の改善を図り、一方では、直線状長繊維により継
目部材の長手方向の強度を確保し、また、繊維強化合成
樹脂の場合はどうしても長期的な圧縮クリープ特性に劣
るので、ボルト挿通孔の内周壁を圧縮強度に優れた素材
で補強することにより、緊締ボルトの締め付け方向(通
常は厚さ方向)の補強を図り、以てボルトの緩みが早期
に発生することのないように配慮したことを骨子とする
ものである。
なるレールとレールの、端部の両側面部に跨がって配設
され、緊締方向にボルト挿通孔が穿設されてなる継目部
材であって、継目部材の長手方向に配された直線状長繊
維を含む非導電性補強繊維により補強された熱硬化性樹
脂により形成され、非導電性補強繊維の体積含有率が2
0〜70%であり、ボルト挿通孔近傍の上下に、レジン
コンクリート製棒状体からなる補強材が、継目部材の長
手方向にインサートされてなることを特徴とするレール
用継目部材」をその要旨とするものである。
わりに、ボルト挿通孔近傍の上下に、レジンコンクリー
ト製の棒状体からなる補強材をインサートして緊締方向
の補強を図ったことを骨子とするものである。
ては、ガラス繊維、アラミド(全芳香族ポリアミド)繊
維、ビニロン繊維等が挙げられ、特に、安価で且つ強度
を有する点でガラス繊維が好ましい。使用される繊維の
形態としては、ロービングが最も一般的であるが、平
織、朱子織等に織り上げたクロスや、バインダーにより
不織布状にした、チョップドストランドマット、サーフ
ェイスマット、コンティニュアスマット(スワールマッ
ト)等のマットが挙げられ、特に限定されない。但し、
後に詳述するように、直線状長繊維が熱硬化性樹脂中に
含有されていることを必要とする。
強繊維の体積含有率は、20〜70%,好ましくは、5
0〜60%とされる。その理由は、20%未満では、要
求される強度を発現することが困難であり、70%を超
えると繊維同志を結着固定する熱硬化性樹脂が相対的に
少なくなり、やはり要求される強度の発現が不十分とな
るからである。
下方向の繰り返し荷重が加わる為、かかる過酷な状況に
対応した高い曲げ強度等を必要とする。この為に、継目
部材の長手方向に配された直線状長繊維を必要とするの
であり、直線状とは、例えば、ガラスロービングやガラ
スクロスの程度の直線性を備えておればよく、スワール
マットの如く、渦巻き状・曲線状に形成された繊維は本
発明における直線状繊維には該当しない。また、長繊維
とは、一般には繊維強化樹脂成形品の製造に多用される
ところの、長さが30mm以上の繊維を指すが、本発明
においては、特に、200mm以上(図2(イ)の長さ
Lの略2分の1以上)の繊維が好ましく、更に好ましく
は、継目部材の略端から端まで連続した繊維、即ち、図
2(イ)の長さLに略相当した長さの繊維が用いられ、
ロービングや織物、編物がこれに該当する。
う部分と、短手方向に沿う部分とを有するが、このよう
な材料構成により、ボルト貫通孔への応力集中を分散さ
せたりボルト・ナットによる面圧への耐久性を発現させ
たりする。また、マットはこの様な機能を有すると共
に、繊維がバインダーによって結着されて形成されてい
るので、熱硬化性樹脂を供給して硬化させた場合に、表
面平滑性を確保しやすい。
は、全補強繊維中の50〜85体積%とするのが好まし
い。50%に満たない場合は長手方向の強度確保が困難
となる傾向があり、また85%を超えると短手方向の強
度低下を招来すると共に縦われを生ずる傾向がある。
または触媒の作用を受けて硬化反応を起こし、不溶不融
性となる樹脂を指し、その例としては、不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂(エポキシアクリレート
樹脂)、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹
脂、ウレタン−フェノール共重合樹脂等が挙げられる。
これらの樹脂には、特に繰り返し加えられる衝撃・振動
等に対して耐久性が要求される。この点から、中でも曲
げ強度、伸張率、衝撃強度が高く、且つ成形性が良好な
ビニルエステル樹脂が好ましく用いられる。
例えば芯材層と表皮層との二層からなり、芯材層は補強
繊維で補強された軽量なポリウレタン発泡体からなり、
表皮層は同じく補強繊維で補強されたビニルエステル樹
脂からなるものであってもよい。
於ける2の如く、一般に、レール1に接する側の上部2
1及び下部22がレールの側面部に滑らかに沿って当接
すると共に、中央部はレールに密接しないように形成さ
れるが、かかる形状に限定されるものではない。また、
継目部材2の寸法は、例えば図2(イ)における長さL
が約500〜1000mm、高さHが約100mm、厚
さTが約40mmとされるが、このような平型に限定さ
れるものではない。後述する緊締ボルト挿通孔の孔径、
間隔、孔数等についても、レールの設計によって決定さ
れ、限定されるものではない。
孔23の内周壁は、圧縮強度が15Kg/mm2 以上の
素材で補強されている必要がある。圧縮強度がこれに満
たない素材の場合は、レール用継目部材に要求される圧
縮強度が得られない。この素材の具体例としては、構造
用圧延材(SS41)、クロムモリブデン鋼等の金属、
炭素繊維強化樹脂製管等の導電性材料からなるものと、
ガラス繊維強化樹脂製管、アラミド繊維強化樹脂製管等
の非導電性材料からなるものとがあり、前者において
は、隣接する補強された内周壁同士は接触させることは
できないが、後者においては、接触するような配置にな
っていてもよい。
素材で補強する手段としては、図2(イ)に示すよう
に、引抜成形法により継目部材2を成形後、しかるべき
箇所に、ボルト挿通孔よりもやや大きめの貫通孔24を
ドリルにより穿設し、この貫通孔24に、所定の補強用
素材で成形され、所定の寸法を有するブッシュ25を打
ち込むことにより、図2(ロ)に示すような補強壁を形
成する方法、或いは、プレス成形法を採用し、該成形に
際して、金型内の然るべき箇所に所定の補強用素材で成
形されたインサート部材を配設した状態で成形材料を装
填し、硬化脱型後にインサートにボルト挿通孔を穿設す
るか、又は始めからボルト挿通孔を穿設したインサート
を用いてプレス成形し、ボルト挿通孔23の両端開口部
に詰まったバリを除去する方法等が挙げられる。
継目部材の製造方法としては、引抜成形法、プレス成形
法、反応射出成形法等の従来公知の繊維強化合成樹脂成
形方法が採用できる。この中でも、生産性、積層性に優
れた引抜成形法が好適である。引抜成形法の場合につい
て述べると、熱硬化性樹脂を含浸させた補強繊維を引き
揃えて、継目部材の横断面形状に適合した内面形状を有
する金型の中に、連続的に移送しつつ加熱硬化させ、引
き抜いた後に所定寸法に切断し、前述のような手段でボ
ルト挿通孔を設ければよい。
すように、ボルト挿通孔23近傍の上下に、レジンコン
クリート製棒状体からなる補強材26、26・・が継目
部材2の長手方向にインサートされた構造を採る。
飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化製樹脂
で所定の形状に成形し固化したものであり、比重は2〜
3、圧縮強度は15Kg/mm2 程度であり、樹脂の含
有率は通常10〜20%であって、この範囲に満たない
場合は、樹脂が不足して所定の強度が得られず、この範
囲を超えると樹脂リッチとなってやはり強度不足とな
る。従って、より好ましくは12〜15%の樹脂含有率
とする。砂の粒径は一般に2mm以下のものを用いる。
特に、0.8mm程度のものが好ましい。又、場合によ
っては炭酸カルシウムのような充填材を、樹脂100重
量部に対して100重量部以上の割合で混合し、強度の
向上を図るようにしてもよい。
高さHが10〜15mm、幅Wが200mm以上であっ
て且つ継目部材2にインサートした状態において、該継
目部材2の上面最高位置からの埋入深さが7mm以上と
なる位置にインサートするのがよい。各寸法がこの範囲
に満たない場合はクリープ特性が低下し、この範囲を超
えると曲げ強度が得られない。また、長さ寸法として
は、必ずしも継目部材長手方向の全長にわたってインサ
ート可能なものとする必要はなく、少なくとも、ボルト
挿通孔23近傍の上下位置がカバーされるものであれば
よい。
としては、従来公知の繊維強化合成樹脂成形方法が採用
でき、中でも引抜成形法が好適であることは、上述の請
求項1記載の発明の場合と同様である。引抜成形法の場
合、補強材をインサートするには、樹脂含浸の補強繊維
と共に、この補強材を芯材として硬化金型内に導入し、
一体的に硬化させる方法が推奨される。
取り付け固定は、図1〜図5に示す如く、従来の絶縁プ
レートや絶縁筒は必ずしも必要としない。即ち、図5に
おいて、継目部材2、2を、間隙12を置いて連なるレ
ール1とレール1の端部13、13における側面部と側
面部に跨がった状態で、図1及び図3に示すように、レ
ール1のボルト挿入孔14と継目部材2のボルト挿通孔
23の位置が重なるようにし、レールの柱部11の左右
よりレール1に当てがい、ボルト挿入孔14及びボルト
挿通孔23にボルト3を挿入し、ワッシャ4、4を介し
てナット5を螺着・緊締して固定するのである。
板としての用途)は、レール1とレール1との間隙12
に、従来から使用されている断面がレールと略同一の、
例えばフェノール樹脂含浸紙等の絶縁性レール型6を介
在させ、隣接するレール同志の直接的導通を防ぐのがよ
い。
継目板の用途に好適に用いられるが、勿論、普通継目板
として用いることも可能である。
維により補強された熱硬化性樹脂からなるので、従来の
鋼鉄製継目板に比して格段に軽量化されており、部材数
が少なくなったことと相まってレールへの取り付け作業
性が非常に簡易であり、また、材料自体が電気絶縁体か
らなるものであるから、絶縁継目板の用途に好適に用い
ることが出来、しかも絶縁プレート等を併用しなければ
ならなかった従来の鋼鉄製継目板に比して、経時による
損傷に基づく絶縁性低下が無い。
0〜70%であり、且つ継目部材の長手方向に配された
直線状長繊維を含んでいるので、上下方向の繰り返し荷
重に対して充分な強度を有している。
孔の内周壁が、圧縮強度15Kg/mm2 以上の材料で
補強されているから、レールの接続に際して、強い緊締
力でボルトを緊締し、長期にわたって圧縮力が働いて
も、クリープの促進によるボルト弛緩の程度が僅少であ
る。
挿通孔近傍の上下に、レジンコンクリート製棒状体から
なる補強材が継目部材の長手方向にインサートされてい
るから、継目部材の短手方向における長期の圧縮荷重の
みならず、上下方向の繰り返しの衝撃荷重に対しても、
充分に対向し得るものとなっている。
100mm、厚さTが40mm、長さLが560mmの
形状のレール用継目部材の原材を引抜成形法にて製造
し、長手方向の4箇所に貫通孔24(径22mm)を設
けた(比重は1.85であった)。
脂に非導電性補強繊維(ガラスロービング、ガラスクロ
ス及びガラスマット)を浸漬し、この補強繊維を、図2
の継目部材2(を左に90°反転させ横に寝かせた状
態)の断面形状に適合した内面形状を備えた図示しない
金型(長さ1m)に導きつつ加熱し(金型温度160
℃)、成形速度20cm/分で金型の長手方向に引抜い
て硬化させた。
る。 補強繊維:旭ファイバーグラス社製ガラスロービング#
4450(重量4.45Kg/m、フィラメント径13
μm) 旭ファイバーグラス社製ガラスクロス#600(重量6
00g/m2 、フィラメント径13μm) 旭ファイバーグラス社製コンティニアスストランドマッ
ト#450(重量450g/m2 、フィラメント径13
μm) 樹 脂 :ビニルエステル樹脂(エポキシアクリレート
樹脂、日本ユピカ社製#8250H)・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・100重量部 硬化剤 :過酸化物(t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト)・・・1.3重量部 補強材25:材質=S45C(圧縮強度約21Kg/m
m2 ) 寸法=30(外径)×20(内径)×40(長さ)mm 尚補強繊維は、マット、クロス、ロービングを、多数こ
の順に積み重ねる如く配設しつつ、上記の樹脂を供給し
て加熱硬化させたが、最上層及び最下層はマットとなる
ように補強繊維を配設した。得られた継目部材の補強繊
維の含有率は、50体積%であり、全補強繊維中の直線
状長繊維の含有率は、75体積%であり、その内長手方
向に配されたものは60体積%であった。
部材(図2(イ)参照)の長手方向4箇所に孔径30m
mの貫通孔24を穿設し、上記補強材25をこの貫通孔
24にプレス機により圧入して請求項1記載の発明の継
目部材とした(図2(ロ)参照)。比較例 1 継目部材の素材として、鋼材(S35C)を使用し、ボ
ルト挿通孔は、単にドリルによる穿孔方法を採ったこと
以外は実施例1と同じ形状・寸法の継目部材を得た。比較例 2 ボルト挿通孔は、単にドリルによる穿孔方法を採ったこ
と以外は実施例1と同様にして継目部材を得た。
部材についての物性試験と、作業性、保守管理の頻度等
についての評価とを行い、その結果を表1に示す。表1
の結果から明らかなように、請求項1記載の発明の継手
部材は、曲げ強度、初期クリープ低下率(ボルト締め付
けによるクリープ特性)については、従来の金属製のも
のと比較して同等のものを得ることが出来、重量につい
ては、約1/3強の軽量化されたものとなっている。ま
た、作業性、保守管理の頻度等についても改善されてい
ることが明らかである。
て実施し、初期クリープ低下率は、通常のレール用継目
部材に使用されている緊締ボルト(M20)を用い、ト
ルクレンチで5t-cmの緊締力を作用させ、その応力変化
の度合い、即ち、ボルト部分に歪みゲージを取り付けて
測定した歪変化量によって算出した。
と同じ外観形状、寸法を呈するレール用継目部材2の中
に、高さHが15mm、厚さWが25mm、長さが56
0mmの補強材26を2本、ボルト挿通孔23の上下に
インサートした構造のものを、引抜成形法により成形
し、ボルト挿通孔23はドリル穿孔法により孔径23m
mの貫通孔を4個穿設することにより形成した。
トからなる棒状体をインサートしたこと以外は、実施例
1と同様の原材料、成形装置、成形条件で継目部材を成
形した。得られた継目部材の補強繊維の含有率は、50
体積%であり、全補強繊維中の直線状長繊維の含有率
は、75体積%であり、その内長手方向に配されたもの
は60体積%であった。
は以下の通りである。 砂 :平均粒径0.8mm・・・・・・800重量部 不飽和ポリエステル樹脂:ユピカ社製、#3512・・・・100重量部 炭酸カルシウム :・・・・・・・・・・・・・・・150重量部 硬化剤 :ナフテン酸コバルト・・・・・・・・1重量部 :メチルエチルケトンパーオキサイド・1重量部 上記材料を用い、プレス成形法により製造した。比較例 3 補強材を持たないこと以外は、実施例2と同じ寸法・構
造の鋼鉄製のものを製造した。
部材についての物性試験と、作業性、保守管理の頻度等
についての評価とを行い、その結果を表2に示す。この
表2の結果から明らかなように、請求項2記載の発明の
継手部材は、曲げ強度、初期クリープ低下率について
は、従来の金属製のものと比較して同等のものを得るこ
とが出来、重量については、約1/4強の軽量化された
ものとなっている。また、作業性、保守管理の頻度等に
ついても改善されていることが明らかである。
部材数低減により施工作業性が改善され、また、電気絶
縁体で製せられているから、絶縁継目板の用途に好適に
用いることが出来、しかも経時による損傷に基づく絶縁
性低下が無い。
図り得る。また、繊維強化熱硬化性樹脂で製せられ、且
つ直線状長繊維を含む非導電性補強繊維を使用し、且つ
継目部材の長手方向に直線状長繊維を含んでいるので、
上下方向の繰り返し荷重に対する充分な強度を有してい
る。
ない機械的強度を保持するものである。また、請求項1
記載の発明は、ボルト挿通孔の内周壁が、圧縮強度15
Kg/mm2 以上の材料で補強されている。
て、鋼鉄製のものと比較して遜色のないクリープ特性を
保持している。また、請求項2記載の発明は、ボルト挿
通孔近傍の上下に、レジンコンクリート製棒状体からな
る補強材が継目部材の長手方向にインサートされてい
る。
らず、上下方向の繰り返し衝撃荷重に対しても、より優
れた耐久力を発揮し、長持ちする。総じて、本発明のレ
ール用継手部材は、施工時の作業性に優れ、又施工後の
保守管理に要する工数も削減され、レール接続・保守管
理に要するコスト低減を図り得る。また、その品質に優
れているから、列車の安全運行上優れたものを提供し得
る。
様とともに示す断面図である。
示す斜視図であり、同図(ロ)は、同図(イ)に示す継
目部材の原材に、ブッシュが組み込まれてなる請求項1
記載の発明に係わる継目部材の斜視図である。
様とともに示す断面図である。
切欠斜視図である。
ルの接続部を示す側面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 間隔をおいて連なるレールとレールの、
端部の両側面部に跨がって配設され、緊締方向にボルト
挿通孔が穿設されてなる継目部材であって、継目部材の
長手方向に配された直線状長繊維を含む非導電性補強繊
維により補強された熱硬化性樹脂により形成され、非導
電性補強繊維の体積含有率が20〜70%であり、ボル
ト挿通孔の内周壁が、圧縮強度15Kg/mm2 以上の
材料で構成されてなることを特徴とするレール用継目部
材。 - 【請求項2】 間隔をおいて連なるレールとレールの、
端部の両側面部に跨がって配設され、緊締方向にボルト
挿通孔が穿設されてなる継目部材であって、継目部材の
長手方向に配された直線状長繊維を含む非導電性補強繊
維により補強された熱硬化性樹脂により形成され、非導
電性補強繊維の体積含有率が20〜70%であり、ボル
ト挿通孔近傍の上下に、レジンコンクリート製棒状体か
らなる補強材が継目部材の長手方向にインサートされて
なることを特徴とするレール用継目部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06972493A JP3315458B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | レール用継目部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06972493A JP3315458B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | レール用継目部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280206A true JPH06280206A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3315458B2 JP3315458B2 (ja) | 2002-08-19 |
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ID=13411079
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|---|---|---|---|
| JP06972493A Expired - Lifetime JP3315458B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | レール用継目部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3315458B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007081068A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Railway Technical Res Inst | 浮上式鉄道用地上コイルの締結部の構造 |
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| JP3315458B2 (ja) | 2002-08-19 |
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