JPH06280730A - エンジンの点火装置 - Google Patents
エンジンの点火装置Info
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- JPH06280730A JPH06280730A JP9251693A JP9251693A JPH06280730A JP H06280730 A JPH06280730 A JP H06280730A JP 9251693 A JP9251693 A JP 9251693A JP 9251693 A JP9251693 A JP 9251693A JP H06280730 A JPH06280730 A JP H06280730A
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- ignition
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- ignition timing
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- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
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- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】所定運転状態下における点火リタード時に、複
数点火プラグのうちの一方側の点火プラグの点火時期の
みをリタードさせることで、遅角共振の発生を防止す
る。 【構成】燃焼室P2に設けられる少なくとも2つの点火
プラグP3,P4と、ピストンP1上死点時に燃焼室P
2における少なくとも2つの点火プラグP3,P4間の
連通を絞る絞り部P5が形成された燃焼室構成壁P6と
を備えたエンジンの点火装置であって、点火時期のリタ
ードが要求されるようなエンジンの所定運転状態を検出
する運転状態検出手段P7と、運転状態検出手段P7に
より検出された所定運転状態下において点火時期をリタ
ードさせる時、上記少なくとも2つの点火プラグP3,
P4のうち一方側の点火プラグP3の点火時期のみをリ
タードさせる遅角手段P8とを備えたことを特徴とす
る。
数点火プラグのうちの一方側の点火プラグの点火時期の
みをリタードさせることで、遅角共振の発生を防止す
る。 【構成】燃焼室P2に設けられる少なくとも2つの点火
プラグP3,P4と、ピストンP1上死点時に燃焼室P
2における少なくとも2つの点火プラグP3,P4間の
連通を絞る絞り部P5が形成された燃焼室構成壁P6と
を備えたエンジンの点火装置であって、点火時期のリタ
ードが要求されるようなエンジンの所定運転状態を検出
する運転状態検出手段P7と、運転状態検出手段P7に
より検出された所定運転状態下において点火時期をリタ
ードさせる時、上記少なくとも2つの点火プラグP3,
P4のうち一方側の点火プラグP3の点火時期のみをリ
タードさせる遅角手段P8とを備えたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ピストン(ロータリ
ピストンエンジンのロータを含む)上死点時に燃焼室に
おける少なくとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り
部が形成された燃焼室構成壁を備えたようなエンジンの
点火装置に関する。
ピストンエンジンのロータを含む)上死点時に燃焼室に
おける少なくとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り
部が形成された燃焼室構成壁を備えたようなエンジンの
点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のエンジンの点火装置とし
ては、例えば、特開昭63−235625号公報に記載
の装置と、特開平3−117684号公報に記載の装置
とがある。前者の特開昭63−235625号公報に記
載のものは図7に示すように燃焼室71のリーディング
側とトレーリング側とにそれぞれ点火プラグ72L,7
2Tを配設したロータリピストンエンジンであって、ピ
ストン上死点(ロータ73の上死点のことで図7の状
態)時に燃焼室71におけるリーディング側点火プラグ
72Lとトレーリング側点火プラグ72Tとの間の連通
を絞る絞り部74が形成された燃焼室構成壁(ロータハ
ウジング75)を備えたものである。なお、図7におけ
るXはトロコイド短軸、Yはトロコイド長軸である。
ては、例えば、特開昭63−235625号公報に記載
の装置と、特開平3−117684号公報に記載の装置
とがある。前者の特開昭63−235625号公報に記
載のものは図7に示すように燃焼室71のリーディング
側とトレーリング側とにそれぞれ点火プラグ72L,7
2Tを配設したロータリピストンエンジンであって、ピ
ストン上死点(ロータ73の上死点のことで図7の状
態)時に燃焼室71におけるリーディング側点火プラグ
72Lとトレーリング側点火プラグ72Tとの間の連通
を絞る絞り部74が形成された燃焼室構成壁(ロータハ
ウジング75)を備えたものである。なお、図7におけ
るXはトロコイド短軸、Yはトロコイド長軸である。
【0003】後者の特開平3−117684号公報に記
載のものはレシプロエンジンにおけるシリンダの周回り
に間隔を隔てて複数の点火プラグを配設し、火炎伝播の
均一性を確保するように構成したレシプロエンジンにお
ける周辺多点点火装置である。
載のものはレシプロエンジンにおけるシリンダの周回り
に間隔を隔てて複数の点火プラグを配設し、火炎伝播の
均一性を確保するように構成したレシプロエンジンにお
ける周辺多点点火装置である。
【0004】しかし、上述のようにピストン上死点時に
燃焼室における2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り部
が形成されたエンジンにおいては点火リタード時に遅角
共振(遅角側での共振)が発生する問題点があった。
燃焼室における2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り部
が形成されたエンジンにおいては点火リタード時に遅角
共振(遅角側での共振)が発生する問題点があった。
【0005】以下、上述の問題点についてロータリピス
トンエンジンを例にあげて、図8乃至図16を参照して
さらに詳述する。一般的にロータリピストンエンジンの
点火時期はエンジン効率が最良となるように設定されて
いる。すなわち、図8、図9に示す如く火炎伝播速度を
速くして、エンジン効率を最良とすべく燃焼室71内の
圧力の上昇率dp/dθを大きく設定しているが、同時
点火方式において該圧力の上昇率dp/dθを大きく設
定すると急激な圧力上昇が発生し、エンドガスが一度に
燃焼するためノッキングに対して極めて不利となる。な
お図中t1は時間を示す。
トンエンジンを例にあげて、図8乃至図16を参照して
さらに詳述する。一般的にロータリピストンエンジンの
点火時期はエンジン効率が最良となるように設定されて
いる。すなわち、図8、図9に示す如く火炎伝播速度を
速くして、エンジン効率を最良とすべく燃焼室71内の
圧力の上昇率dp/dθを大きく設定しているが、同時
点火方式において該圧力の上昇率dp/dθを大きく設
定すると急激な圧力上昇が発生し、エンドガスが一度に
燃焼するためノッキングに対して極めて不利となる。な
お図中t1は時間を示す。
【0006】このため、従来からロータリピストンエン
ジンにおけるリーディング側点火プラグ(主点火プラ
グ)72Lとトレーリング側点火プラグ(副点火プラ
グ)72Tとの点火時期に図10、図11に示す如く相
差時期を設定することで、燃焼室71内の圧力の上昇率
dp/dθを若干小さく設定して、ノッキング対策が施
されているのが一般的である。なお、図中t2は時間を
示し、t2>t1の関係となる。
ジンにおけるリーディング側点火プラグ(主点火プラ
グ)72Lとトレーリング側点火プラグ(副点火プラ
グ)72Tとの点火時期に図10、図11に示す如く相
差時期を設定することで、燃焼室71内の圧力の上昇率
dp/dθを若干小さく設定して、ノッキング対策が施
されているのが一般的である。なお、図中t2は時間を
示し、t2>t1の関係となる。
【0007】そこで、上述のリーディング側点火プラグ
72Lを相差時期を有する点火時期にて先に点火し、上
記相差時期経過後にトレーリング側点火プラグ72Tを
点火するが、ロータ73が図10の位置から図12の位
置に回転した時、このロータ73の位置と燃焼室71の
形状との両者によって形成される最小容積部位(絞り部
74参照)において、リーディング側点火プラグ72L
からの火炎伝播とトレーリング側点火プラグ72Tから
の火炎伝播とが同一タイミングで到達した場合、この最
小容積部位に局部的な圧力上昇が発生して、この圧力波
が燃焼室71内に伝わる遅角共振が発生し、この遅角共
振のP−θ線図は図13に示すようになり、図14に示
すノッキングのP−θ線図と略同等になる。ここにPは
燃焼室内の圧力、θは回転角のことである。
72Lを相差時期を有する点火時期にて先に点火し、上
記相差時期経過後にトレーリング側点火プラグ72Tを
点火するが、ロータ73が図10の位置から図12の位
置に回転した時、このロータ73の位置と燃焼室71の
形状との両者によって形成される最小容積部位(絞り部
74参照)において、リーディング側点火プラグ72L
からの火炎伝播とトレーリング側点火プラグ72Tから
の火炎伝播とが同一タイミングで到達した場合、この最
小容積部位に局部的な圧力上昇が発生して、この圧力波
が燃焼室71内に伝わる遅角共振が発生し、この遅角共
振のP−θ線図は図13に示すようになり、図14に示
すノッキングのP−θ線図と略同等になる。ここにPは
燃焼室内の圧力、θは回転角のことである。
【0008】また上述の遅角共振およびノッキングの周
波数に対する共振レベルは図15に示すように略同等と
なるため、振動を検出するノックセンサでは上述の遅角
共振をノッキングと誤判定する。
波数に対する共振レベルは図15に示すように略同等と
なるため、振動を検出するノックセンサでは上述の遅角
共振をノッキングと誤判定する。
【0009】一般に従来のエンジンにおいてはノッキン
グが発生した時、図16に示すように両点火プラグの点
火時期を共にリタードすることで、ノッキングの共振レ
ベルを低下させる手段がとられているが、ノッキングが
発生していない状態で、上述の遅角共振が発生した場
合、この遅角共振をノッキングと誤判定して、点火時期
をリタードさせると、初期の着火始めがトップ期に近づ
くため、上述の絞り部74(図12参照)が一層狭くな
り、スキッシュエリアが狭小となる関係上、遅角共振の
共振レベルがさらに大きくなる。このため従来のエンジ
ンの点火装置にあっては遅角共振をノッキングと誤判定
することに起因して、点火時期リタード、遅角共振の共
振レベルアップ、点火時期リタードの悪循環が繰返さ
れ、最終的にはパワーダウン制御が不所望に実行される
問題点があった。
グが発生した時、図16に示すように両点火プラグの点
火時期を共にリタードすることで、ノッキングの共振レ
ベルを低下させる手段がとられているが、ノッキングが
発生していない状態で、上述の遅角共振が発生した場
合、この遅角共振をノッキングと誤判定して、点火時期
をリタードさせると、初期の着火始めがトップ期に近づ
くため、上述の絞り部74(図12参照)が一層狭くな
り、スキッシュエリアが狭小となる関係上、遅角共振の
共振レベルがさらに大きくなる。このため従来のエンジ
ンの点火装置にあっては遅角共振をノッキングと誤判定
することに起因して、点火時期リタード、遅角共振の共
振レベルアップ、点火時期リタードの悪循環が繰返さ
れ、最終的にはパワーダウン制御が不所望に実行される
問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明(第1発明)は、所定運転状態下における点火
リタード時に、複数点火プラグのうちの一方側の点火プ
ラグの点火時期のみをリタードさせることで、遅角共振
の発生を防止することができるエンジンの点火装置の提
供を目的とする。
載の発明(第1発明)は、所定運転状態下における点火
リタード時に、複数点火プラグのうちの一方側の点火プ
ラグの点火時期のみをリタードさせることで、遅角共振
の発生を防止することができるエンジンの点火装置の提
供を目的とする。
【0011】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、ノッキング状態下に
おける点火リタード時に、複数点火プラグのうちの一方
側の点火プラグの点火時期のみをリタードさせること
で、遅角共振の発生を防止することができるエンジンの
点火装置の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、ノッキング状態下に
おける点火リタード時に、複数点火プラグのうちの一方
側の点火プラグの点火時期のみをリタードさせること
で、遅角共振の発生を防止することができるエンジンの
点火装置の提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項3記載の発明(第2発
明)は、ノッキング検出時に総点火時期が遅角となるよ
うに一方側の点火プラグの点火時期をリタードさせ、他
方側の点火プラグの点火時期をアドバンスさせること
で、ノッキングを制御しつつ、遅角共振の発生を防止す
ることができるエンジンの点火装置の提供を目的とす
る。
明)は、ノッキング検出時に総点火時期が遅角となるよ
うに一方側の点火プラグの点火時期をリタードさせ、他
方側の点火プラグの点火時期をアドバンスさせること
で、ノッキングを制御しつつ、遅角共振の発生を防止す
ることができるエンジンの点火装置の提供を目的とす
る。
【0013】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の目的と併せて、所定運
転状態下における点火リタード時に、点火時期がリター
ドされる一方側の点火プラグを、燃焼寄与度が大きい主
点火プラグに設定することで、ノッキングをより一層確
実に防止することができるエンジンの点火装置の提供を
目的とする。
求項1,2または3記載の発明の目的と併せて、所定運
転状態下における点火リタード時に、点火時期がリター
ドされる一方側の点火プラグを、燃焼寄与度が大きい主
点火プラグに設定することで、ノッキングをより一層確
実に防止することができるエンジンの点火装置の提供を
目的とする。
【0014】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、上述の遅角共振が発
生しやすい燃焼室形状を有するロータリピストンエンジ
ンにおいて、ノッキングを制御しつつ、遅角共振の発生
を防止することができるエンジンの点火装置の提供を目
的とする。
求項4記載の発明の目的と併せて、上述の遅角共振が発
生しやすい燃焼室形状を有するロータリピストンエンジ
ンにおいて、ノッキングを制御しつつ、遅角共振の発生
を防止することができるエンジンの点火装置の提供を目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明(第1発明)は、燃焼室に設けられる少なくとも
2つの点火プラグと、ピストン上死点時に上記燃焼室に
おける少なくとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り
部が形成された燃焼室構成壁とを備えたエンジンの点火
装置であって、点火時期のリタードが要求されるような
エンジンの所定運転状態を検出する運転状態検出手段
と、上記運転状態検出手段により検出された所定運転状
態下において点火時期をリタードさせる時、上記少なく
とも2つの点火プラグのうち一方側の点火プラグの点火
時期のみをリタードさせる遅角手段とを備えたエンジン
の点火装置であることを特徴とする。
の発明(第1発明)は、燃焼室に設けられる少なくとも
2つの点火プラグと、ピストン上死点時に上記燃焼室に
おける少なくとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り
部が形成された燃焼室構成壁とを備えたエンジンの点火
装置であって、点火時期のリタードが要求されるような
エンジンの所定運転状態を検出する運転状態検出手段
と、上記運転状態検出手段により検出された所定運転状
態下において点火時期をリタードさせる時、上記少なく
とも2つの点火プラグのうち一方側の点火プラグの点火
時期のみをリタードさせる遅角手段とを備えたエンジン
の点火装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記所定運転状態を
ノッキング状態に設定したエンジンの点火装置であるこ
とを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記所定運転状態を
ノッキング状態に設定したエンジンの点火装置であるこ
とを特徴とする。
【0017】この発明の請求項3(第2発明)は、燃焼
室に設けられる少なくとも2つの点火プラグと、ピスト
ン上死点時に上記燃焼室における少なくとも2つの点火
プラグ間の連通を絞る絞り部が形成された燃焼室構成壁
とを備えたエンジンの点火装置であって、エンジンのノ
ッキング状態を検出するノッキング検出手段と、上記ノ
ッキング検出手段によりエンジンのノッキング状態が検
出された時、上記少なくとも2つの点火プラグの総点火
時期が遅角となるように総点火時期を決定する総点火時
期決定手段と、上記総点火時期決定手段に基づいて上記
絞り部の一方側に配設された点火プラグの点火時期を遅
角する遅角手段と、上記総点火時期決定手段に基づいて
上記絞り部の他方側に配設された点火プラグの点火時期
を進角する進角手段とを備えたエンジンの点火装置であ
ることを特徴とする。
室に設けられる少なくとも2つの点火プラグと、ピスト
ン上死点時に上記燃焼室における少なくとも2つの点火
プラグ間の連通を絞る絞り部が形成された燃焼室構成壁
とを備えたエンジンの点火装置であって、エンジンのノ
ッキング状態を検出するノッキング検出手段と、上記ノ
ッキング検出手段によりエンジンのノッキング状態が検
出された時、上記少なくとも2つの点火プラグの総点火
時期が遅角となるように総点火時期を決定する総点火時
期決定手段と、上記総点火時期決定手段に基づいて上記
絞り部の一方側に配設された点火プラグの点火時期を遅
角する遅角手段と、上記総点火時期決定手段に基づいて
上記絞り部の他方側に配設された点火プラグの点火時期
を進角する進角手段とを備えたエンジンの点火装置であ
ることを特徴とする。
【0018】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の構成と併せて、上記一
方側の点火プラグを燃焼寄与度が大きい主点火プラグに
設定し、上記他方側の点火プラグを燃焼寄与度が小さい
副点火プラグに設定したエンジンの点火装置であること
を特徴とする。
求項1,2または3記載の発明の構成と併せて、上記一
方側の点火プラグを燃焼寄与度が大きい主点火プラグに
設定し、上記他方側の点火プラグを燃焼寄与度が小さい
副点火プラグに設定したエンジンの点火装置であること
を特徴とする。
【0019】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、上記エンジンをロー
タリピストンエンジンに設定したエンジンの点火装置で
あることを特徴とする。
求項4記載の発明の構成と併せて、上記エンジンをロー
タリピストンエンジンに設定したエンジンの点火装置で
あることを特徴とする。
【0020】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明(第1発
明)によれば、図6にクレーム対応図で示すように、ピ
ストンP1上死点時(図示の状態)に燃焼室P2におけ
る少なくとも2つの点火プラグP3,P4間の連通を絞
る絞り部P5が形成された燃焼室構成壁P6を備えたエ
ンジンにおいて、運転状態検出手段P7がエンジンの所
定運転状態(点火時期のリタードが要求されるような運
転状態のことで、トラクションコントロールおよびノッ
キング発生時等)を検出した時、遅角手段P8は上述の
少なくとも2つの点火プラグP3,P4のうちの一方側
の点火プラグP3の点火時期のみをリタードさせる。
明)によれば、図6にクレーム対応図で示すように、ピ
ストンP1上死点時(図示の状態)に燃焼室P2におけ
る少なくとも2つの点火プラグP3,P4間の連通を絞
る絞り部P5が形成された燃焼室構成壁P6を備えたエ
ンジンにおいて、運転状態検出手段P7がエンジンの所
定運転状態(点火時期のリタードが要求されるような運
転状態のことで、トラクションコントロールおよびノッ
キング発生時等)を検出した時、遅角手段P8は上述の
少なくとも2つの点火プラグP3,P4のうちの一方側
の点火プラグP3の点火時期のみをリタードさせる。
【0021】このため、上述の両点火プラグP3,P4
の火炎伝播が絞り部P5に同一タイミングで到達する現
象を回避することができ、この結果、遅角共振の発生を
防止することができる効果がある。
の火炎伝播が絞り部P5に同一タイミングで到達する現
象を回避することができ、この結果、遅角共振の発生を
防止することができる効果がある。
【0022】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記所定運転
状態をノッキング状態に設定したので、ノッキング状態
下における点火リタード時に、複数点火プラグのうちの
一方側の点火プラグの点火時期のみをリタードさせるの
で、遅角共振の発生を防止することができる効果があ
る。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記所定運転
状態をノッキング状態に設定したので、ノッキング状態
下における点火リタード時に、複数点火プラグのうちの
一方側の点火プラグの点火時期のみをリタードさせるの
で、遅角共振の発生を防止することができる効果があ
る。
【0023】この発明の請求項3記載の発明(第2発
明)によれば、ノッキング検出手段がエンジンのノッキ
ング状態を検出した時、総点火時期決定手段は少なくと
も2つの点火プラグの総点火時期が遅角となるように総
点火時期を決定し、遅角手段は上述の総点火時期決定手
段による総点火時期に対応して絞り部の一方側に配設さ
れた点火プラグの点火時期を遅角(リタード)し、進角
手段は上述の総点火時期決定手段による総点火時期に対
応して絞り部の他方側に配設された点火プラグの点火時
期を進角(アドバンス)させる。上述の総点火時期のリ
タードによりノッキングを制御することができ、また一
方側点火プラグの点火時期をリタード、他方側点火プラ
グの点火時期をアドバンスすることで、複数点火プラグ
からの火炎伝播が絞り部に同一タイミングで到達する現
象を確実に回避して、遅角共振の発生を防止することが
できる効果がある。要するに、ノッキングを制御しつ
つ、遅角共振を防止することができる効果がある。
明)によれば、ノッキング検出手段がエンジンのノッキ
ング状態を検出した時、総点火時期決定手段は少なくと
も2つの点火プラグの総点火時期が遅角となるように総
点火時期を決定し、遅角手段は上述の総点火時期決定手
段による総点火時期に対応して絞り部の一方側に配設さ
れた点火プラグの点火時期を遅角(リタード)し、進角
手段は上述の総点火時期決定手段による総点火時期に対
応して絞り部の他方側に配設された点火プラグの点火時
期を進角(アドバンス)させる。上述の総点火時期のリ
タードによりノッキングを制御することができ、また一
方側点火プラグの点火時期をリタード、他方側点火プラ
グの点火時期をアドバンスすることで、複数点火プラグ
からの火炎伝播が絞り部に同一タイミングで到達する現
象を確実に回避して、遅角共振の発生を防止することが
できる効果がある。要するに、ノッキングを制御しつ
つ、遅角共振を防止することができる効果がある。
【0024】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2または3記載の発明の効果と併せて、所定運
転状態下(トラクションコントロール、ノッキング発生
時等)における点火リタード時に、点火時期がリタード
される一方側の点火プラグを、燃焼寄与度が大きい主点
火プラグに設定したので、この主点火プラグの点火リタ
ードによりノッキングをより一層確実に防止することが
できる効果がある。
求項1,2または3記載の発明の効果と併せて、所定運
転状態下(トラクションコントロール、ノッキング発生
時等)における点火リタード時に、点火時期がリタード
される一方側の点火プラグを、燃焼寄与度が大きい主点
火プラグに設定したので、この主点火プラグの点火リタ
ードによりノッキングをより一層確実に防止することが
できる効果がある。
【0025】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の効果と併せて、上記エンジンをロー
タリピストンエンジンに設定したので、遅角共振が発生
しやすい燃焼室形状を有するロータリピストンエンジン
において、ノッキングを制御しつつ、遅角共振の発生を
防止することができる効果がある。
求項4記載の発明の効果と併せて、上記エンジンをロー
タリピストンエンジンに設定したので、遅角共振が発生
しやすい燃焼室形状を有するロータリピストンエンジン
において、ノッキングを制御しつつ、遅角共振の発生を
防止することができる効果がある。
【0026】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はエンジンの点火装置を示し、図1におい
て、ロータリピストンエンジン1は、母材と母材内周面
に形成した硬質クロムメッキ層などからなるライナとで
ロータハウジング2を構成し、このロータハウジング2
のペリトロコイド面内部に作動室3を形成している。上
述のロータハウジング2の一側には吸気ポート4および
排気ポート5を形成し、他側には燃焼寄与度が大きい主
点火プラグとしてのリーディング側点火プラグ6、燃焼
寄与度が小さい副点火プラグとしてのトレーリング側点
火プラグ7を配設している。上述のロータハウジング2
の内部には、エキセントリックシャフト8により軸芯9
を中心として偏心運動するロータ10を設けている。こ
のロータ10は三葉の内方包絡面を有し、ロータ頂点部
にはアペックスシールを取付けている。
述する。図面はエンジンの点火装置を示し、図1におい
て、ロータリピストンエンジン1は、母材と母材内周面
に形成した硬質クロムメッキ層などからなるライナとで
ロータハウジング2を構成し、このロータハウジング2
のペリトロコイド面内部に作動室3を形成している。上
述のロータハウジング2の一側には吸気ポート4および
排気ポート5を形成し、他側には燃焼寄与度が大きい主
点火プラグとしてのリーディング側点火プラグ6、燃焼
寄与度が小さい副点火プラグとしてのトレーリング側点
火プラグ7を配設している。上述のロータハウジング2
の内部には、エキセントリックシャフト8により軸芯9
を中心として偏心運動するロータ10を設けている。こ
のロータ10は三葉の内方包絡面を有し、ロータ頂点部
にはアペックスシールを取付けている。
【0027】一方、エアクリーナ11にエアフロセンサ
12、エアインテークホース13、ターボチャージャ1
4、インタクーラ15、スロットルボディ16、サージ
タンク17を介して吸気マニホルド18を接続し、この
吸気マニホルド18を上述の吸気ポート4に連通接続す
ると共に、上述の排気ポート5には排気マニホルド19
を連通接続している。
12、エアインテークホース13、ターボチャージャ1
4、インタクーラ15、スロットルボディ16、サージ
タンク17を介して吸気マニホルド18を接続し、この
吸気マニホルド18を上述の吸気ポート4に連通接続す
ると共に、上述の排気ポート5には排気マニホルド19
を連通接続している。
【0028】ここで、上述のロータリピストンエンジン
1は、ロータ10の上死点時(図1の状態参照)に燃焼
室20における2の点火プラグ6,7間の連通を絞る絞
り部21が形成された燃焼室構成壁つまりロータハウジ
ング2を備えており、遅角共振が発生しやすい燃焼室形
状を有する。
1は、ロータ10の上死点時(図1の状態参照)に燃焼
室20における2の点火プラグ6,7間の連通を絞る絞
り部21が形成された燃焼室構成壁つまりロータハウジ
ング2を備えており、遅角共振が発生しやすい燃焼室形
状を有する。
【0029】図2はエンジンの点火装置の制御回路を示
し、CPU30は、エアフロセンサ12からの吸入空気
量Q、ディストリビュータ22からのエンジン回転数N
e、スロットルセンサ23からのスロットル開度TV
O、クランク角センサ24からのクランク角CA(ロー
タリピストンエンジンの場合はエキセントリックシャフ
ト8の回転角を検出するセンサ24からのエキセントリ
ックシャフト回転角CA)、ノックセンサ25からのノ
ッキング信号Kなどの必要な各種信号入力に基づいて、
ROM26に格納されたプログラムに従って、リーディ
ング側点火プラグ6およびトレーリングが点火プラグ7
を駆動制御し、またRAM27は必要なマップやデータ
を記憶する。
し、CPU30は、エアフロセンサ12からの吸入空気
量Q、ディストリビュータ22からのエンジン回転数N
e、スロットルセンサ23からのスロットル開度TV
O、クランク角センサ24からのクランク角CA(ロー
タリピストンエンジンの場合はエキセントリックシャフ
ト8の回転角を検出するセンサ24からのエキセントリ
ックシャフト回転角CA)、ノックセンサ25からのノ
ッキング信号Kなどの必要な各種信号入力に基づいて、
ROM26に格納されたプログラムに従って、リーディ
ング側点火プラグ6およびトレーリングが点火プラグ7
を駆動制御し、またRAM27は必要なマップやデータ
を記憶する。
【0030】ここで、上述のCPU30は点火時期のリ
タードが要求されるようなエンジンの所定運転状態を検
出する運転状態検出手段、具体的にはロータリピストン
エンジン1のノッキング状態を検出する運転状態検出手
段(図3に示すフローチャートの第6ステップS6参
照)と、上記運転状態検出手段(この実施例においては
該手段がノッキング検出手段となる)によりロータリピ
ストンエンジン1のノッキング状態が検出させた時、リ
ーディング側点火プラグ6およびトレーリング側点火プ
ラグ7の総点火時期が遅角(リタード)となるように総
点火時期を決定する総点火時期決定手段(図3に示すフ
ローチャートの第7ステップS7参照)と、上述の総点
火時期決定手段により決定された総点火時期に基づいて
リーディング側点火プラグ6の点火時期を遅角(リター
ド)する遅角手段(図3に示すフローチャートの第8ス
テップS8参照)と、上述の総点火時期決定手段により
決定された総点火時期に基づいてトレーリング側点火プ
ラグ7の点火時期を進角(アドバンス)する進角手段
(図3に示すフローチャートの第9ステップS9参照)
とを兼ねる。
タードが要求されるようなエンジンの所定運転状態を検
出する運転状態検出手段、具体的にはロータリピストン
エンジン1のノッキング状態を検出する運転状態検出手
段(図3に示すフローチャートの第6ステップS6参
照)と、上記運転状態検出手段(この実施例においては
該手段がノッキング検出手段となる)によりロータリピ
ストンエンジン1のノッキング状態が検出させた時、リ
ーディング側点火プラグ6およびトレーリング側点火プ
ラグ7の総点火時期が遅角(リタード)となるように総
点火時期を決定する総点火時期決定手段(図3に示すフ
ローチャートの第7ステップS7参照)と、上述の総点
火時期決定手段により決定された総点火時期に基づいて
リーディング側点火プラグ6の点火時期を遅角(リター
ド)する遅角手段(図3に示すフローチャートの第8ス
テップS8参照)と、上述の総点火時期決定手段により
決定された総点火時期に基づいてトレーリング側点火プ
ラグ7の点火時期を進角(アドバンス)する進角手段
(図3に示すフローチャートの第9ステップS9参照)
とを兼ねる。
【0031】このように構成したエンジンの点火装置の
作用を、図3に示すフローチャートを参照して、以下に
詳述する。
作用を、図3に示すフローチャートを参照して、以下に
詳述する。
【0032】第1ステップS1で、CPU30はエアフ
ロセンサ12からの吸入空気量Q、ディストリビュータ
22からのエンジン回転数Neなどの点火時期決定に必
要な各種信号の読込みを実行すると共に、CE=Q/N
eの演算式により負荷CEを演算する。
ロセンサ12からの吸入空気量Q、ディストリビュータ
22からのエンジン回転数Neなどの点火時期決定に必
要な各種信号の読込みを実行すると共に、CE=Q/N
eの演算式により負荷CEを演算する。
【0033】次に第2ステップS2で、CPU30はリ
ーディング側点火プラグ6の点火時期を演算し、次の第
3ステップS3で、CPU30はトレーリング側点火プ
ラグ7の点火時期を演算する。
ーディング側点火プラグ6の点火時期を演算し、次の第
3ステップS3で、CPU30はトレーリング側点火プ
ラグ7の点火時期を演算する。
【0034】次に第4ステップS4で、CPU30はイ
グナイタコイル(図示せず)を介して上記点火時期に符
合してリーディング側点火プラグ6に対する通電を実行
し、次の第5ステップS5で、CPU30はイグナイタ
コイル(図示せず)を介して上記点火時期に符合してト
レーリング側点火プラグ7に対する通電を実行する。
グナイタコイル(図示せず)を介して上記点火時期に符
合してリーディング側点火プラグ6に対する通電を実行
し、次の第5ステップS5で、CPU30はイグナイタ
コイル(図示せず)を介して上記点火時期に符合してト
レーリング側点火プラグ7に対する通電を実行する。
【0035】次に第6ステップS6で、CPU30はノ
ックセンサ25からの入力に基づいてノッキング発生か
否かを判定し、ノッキング発生時には次の第7ステップ
S7に移行する。
ックセンサ25からの入力に基づいてノッキング発生か
否かを判定し、ノッキング発生時には次の第7ステップ
S7に移行する。
【0036】上述の第7ステップS7で、CPU30は
ノッキングを解消するためのノッキング制御量を決定す
る。例えば図4に示すようにイニシャル値(現行の点火
時期)からガード方向への所定のノッキング制御量KC
を決定し、総点火時期を現行の点火時期からリタードさ
せた所定の値Ig2に決定する。
ノッキングを解消するためのノッキング制御量を決定す
る。例えば図4に示すようにイニシャル値(現行の点火
時期)からガード方向への所定のノッキング制御量KC
を決定し、総点火時期を現行の点火時期からリタードさ
せた所定の値Ig2に決定する。
【0037】この総点火時期Ig2はリーディング側点
火プラグ6の点火時期と、トレーリング側点火プラグ7
の点火時期とを総合した点火時期のことである。
火プラグ6の点火時期と、トレーリング側点火プラグ7
の点火時期とを総合した点火時期のことである。
【0038】次に第8ステップS8で、CPU30は上
述の総点火時期Ig2に対応して主点火プラグとしての
リーディング側点火プラグ6の遅角量を決定する。この
リーディング側点火プラグ6の遅角量を含む点火時期I
g1は図4の如くなる。
述の総点火時期Ig2に対応して主点火プラグとしての
リーディング側点火プラグ6の遅角量を決定する。この
リーディング側点火プラグ6の遅角量を含む点火時期I
g1は図4の如くなる。
【0039】次に第9ステップS9で、CPU30は上
述の総点火時期Ig2に対応して副点火プラグとしての
トレーリング側点火プラグ7の進角量を決定する。この
トレーリング側点火プラグ7の進角量を含む点火時期I
g3は図4の如くなる。
述の総点火時期Ig2に対応して副点火プラグとしての
トレーリング側点火プラグ7の進角量を決定する。この
トレーリング側点火プラグ7の進角量を含む点火時期I
g3は図4の如くなる。
【0040】上述の第8、第9ステップS8,S9での
処理後、第2ステップS2にリターンし、各ステップS
2,S3,S4,S5により点火時期の演算および点火
が実行される。
処理後、第2ステップS2にリターンし、各ステップS
2,S3,S4,S5により点火時期の演算および点火
が実行される。
【0041】このように、ロータ10の上死点時(図1
の状態参照)に燃焼室20における2つの点火プラグ
6,7間の連通を絞る絞り部21が形成されたロータハ
ウジング2を備えたロータリピストンエンジン1におい
て、運転状態検出手段(第6ステップS6参照)がエン
ジンの所定運転状態(点火時期のリタードが要求される
ような運転状態)を検出したとき、遅角手段(第8ステ
ップS8参照)は上述の2つの点火プラグ6,7のうち
の一方側の点火プラグ6の点火時期のみをリタードさせ
る。
の状態参照)に燃焼室20における2つの点火プラグ
6,7間の連通を絞る絞り部21が形成されたロータハ
ウジング2を備えたロータリピストンエンジン1におい
て、運転状態検出手段(第6ステップS6参照)がエン
ジンの所定運転状態(点火時期のリタードが要求される
ような運転状態)を検出したとき、遅角手段(第8ステ
ップS8参照)は上述の2つの点火プラグ6,7のうち
の一方側の点火プラグ6の点火時期のみをリタードさせ
る。
【0042】このため、上述の両点火プラグ6,7の火
炎伝播が絞り部21に同一タイミングで到達する現象を
回避することができ、この結果、遅角共振の発生を防止
することができる効果がある。
炎伝播が絞り部21に同一タイミングで到達する現象を
回避することができ、この結果、遅角共振の発生を防止
することができる効果がある。
【0043】加えて、上述の所定運転状態をノッキング
状態に設定したので、ノッキング状態下における点火リ
タード時に、複数点火プラグ6,7のうちの一方側の点
火プラグ6の点火時期のみをリタードさせるので、遅角
共振の発生を防止することができる効果がある。
状態に設定したので、ノッキング状態下における点火リ
タード時に、複数点火プラグ6,7のうちの一方側の点
火プラグ6の点火時期のみをリタードさせるので、遅角
共振の発生を防止することができる効果がある。
【0044】さらに、ノッキング検出手段(ノックセン
サ25および第6ステップS6参照)がロータリピスト
ンエンジン1のノッキング状態を検出した時、総点火時
期決定手段(第7ステップS7参照)は2つの点火プラ
グ6,7の総点火時期が遅角となるように総点火時期を
決定し、遅角手段(第8ステップS8参照)は上述の総
点火時期決定手段による総点火時期に対応して絞り部2
1の一方側に配設された点火プラグ6の点火時期を遅角
(リタード)し、進角手段(第9ステップS9参照)は
上述の総点火時期決定手段による総点火時期に対応して
絞り部21の他方側に配設された点火プラグ7の点火時
期を進角(アドバンス)させる。したがって、上述の総
点火時期のリタードによりノッキングを制御することが
でき、また一方側点火プラグ6の点火時期をリタードさ
せ、他方側点火プラグ7の点火時期をアドバンスするこ
とで、複数点火プラグ6,7からの火炎伝播が絞り部2
1に同一タイミングで到達する現象を確実に回避して、
遅角共振の発生を良好に防止することができる効果があ
る。
サ25および第6ステップS6参照)がロータリピスト
ンエンジン1のノッキング状態を検出した時、総点火時
期決定手段(第7ステップS7参照)は2つの点火プラ
グ6,7の総点火時期が遅角となるように総点火時期を
決定し、遅角手段(第8ステップS8参照)は上述の総
点火時期決定手段による総点火時期に対応して絞り部2
1の一方側に配設された点火プラグ6の点火時期を遅角
(リタード)し、進角手段(第9ステップS9参照)は
上述の総点火時期決定手段による総点火時期に対応して
絞り部21の他方側に配設された点火プラグ7の点火時
期を進角(アドバンス)させる。したがって、上述の総
点火時期のリタードによりノッキングを制御することが
でき、また一方側点火プラグ6の点火時期をリタードさ
せ、他方側点火プラグ7の点火時期をアドバンスするこ
とで、複数点火プラグ6,7からの火炎伝播が絞り部2
1に同一タイミングで到達する現象を確実に回避して、
遅角共振の発生を良好に防止することができる効果があ
る。
【0045】また、所定運転状態下における点火リター
ド時に、点火時期がリタードされる一方側の点火プラグ
を、燃焼寄与度が大きい主点火プラグ(リーディング側
点火プラグ6参照)に設定したので、この主点火プラグ
の点火リタードによりノッキングをより一層確実に防止
することができる効果がある。
ド時に、点火時期がリタードされる一方側の点火プラグ
を、燃焼寄与度が大きい主点火プラグ(リーディング側
点火プラグ6参照)に設定したので、この主点火プラグ
の点火リタードによりノッキングをより一層確実に防止
することができる効果がある。
【0046】さらにまた、実施例で示したように、上述
のエンジンをロータリピストンエンジンに設定すると、
遅角共振が発生しやすい燃焼室形状を有するロータリピ
ストンエンジンにおいて、ノッキングを制御しつつ、遅
角共振の発生を防止することができる効果がある。
のエンジンをロータリピストンエンジンに設定すると、
遅角共振が発生しやすい燃焼室形状を有するロータリピ
ストンエンジンにおいて、ノッキングを制御しつつ、遅
角共振の発生を防止することができる効果がある。
【0047】なお、図4に示すノッキング制御量に対し
て点火時期制御を設定した特性はRAM27にマップと
して予め記憶させ、ノッキング制御量に応じて、総点火
時期、主点火プラグの点火時期、副点火プラグの点火時
期をRAM27から読出すように構成してもよい。
て点火時期制御を設定した特性はRAM27にマップと
して予め記憶させ、ノッキング制御量に応じて、総点火
時期、主点火プラグの点火時期、副点火プラグの点火時
期をRAM27から読出すように構成してもよい。
【0048】図5は1つの気筒に2つの点火プラグを配
設したレシプロエンジン31を示し、ピストン32を摺
動可能に嵌挿したシリンダブロック33上に、シリンダ
ヘッド34を固定し、このシリンダヘッド34には吸気
ポート35を開閉する吸気弁36を設けると共に、シリ
ンダヘッド34下端部の排気ポート側にはシリンダボア
に開口する略凹状の燃焼室37を形成し、この燃焼室3
7に燃料噴射ノズル38を配設し、この燃料噴射ノズル
38の噴口近傍には燃焼寄与度が大きい主点火プラグと
しての第1点火プラグ39を配置している。
設したレシプロエンジン31を示し、ピストン32を摺
動可能に嵌挿したシリンダブロック33上に、シリンダ
ヘッド34を固定し、このシリンダヘッド34には吸気
ポート35を開閉する吸気弁36を設けると共に、シリ
ンダヘッド34下端部の排気ポート側にはシリンダボア
に開口する略凹状の燃焼室37を形成し、この燃焼室3
7に燃料噴射ノズル38を配設し、この燃料噴射ノズル
38の噴口近傍には燃焼寄与度が大きい主点火プラグと
しての第1点火プラグ39を配置している。
【0049】また、吸気ポート35の上流側にインジェ
クタ40を配設する一方、シリンダボアの略中央部のシ
リンダヘッド34には予混合燃焼時に作動させる燃焼寄
与度が小さい副点火プラグとしての第2点火プラグ41
を配設している。
クタ40を配設する一方、シリンダボアの略中央部のシ
リンダヘッド34には予混合燃焼時に作動させる燃焼寄
与度が小さい副点火プラグとしての第2点火プラグ41
を配設している。
【0050】さらにCPU30は、ノックセンサからの
信号、クランク角センサ24からのクランク角信号、エ
アフロセンサ信号、スロットル開度信号、エンジン回転
数信号の入力に基づいて、ROM26に格納したプログ
ラムに従って、第1イグナイタコイル42を介して第1
点火プラグ39を、第2イグナイタコイル43を介して
第2点火プラグ41を駆動制御し、またRAM27は必
要なデータやマップを記憶する。
信号、クランク角センサ24からのクランク角信号、エ
アフロセンサ信号、スロットル開度信号、エンジン回転
数信号の入力に基づいて、ROM26に格納したプログ
ラムに従って、第1イグナイタコイル42を介して第1
点火プラグ39を、第2イグナイタコイル43を介して
第2点火プラグ41を駆動制御し、またRAM27は必
要なデータやマップを記憶する。
【0051】このように構成したレシプロエンジンに上
記点火制御を適用しても、先の実施例とほぼ同様の作
用、効果を奏するので、図5において前図と同一の部分
には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
記点火制御を適用しても、先の実施例とほぼ同様の作
用、効果を奏するので、図5において前図と同一の部分
には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0052】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の燃焼室構成壁は、ロータリピスト
ンエンジン1におけるロータハウジング2と、レシプロ
エンジン31におけるシリンダヘッド34とに対応し、
以下同様に、請求項1の運転状態検出手段は、CPU3
0制御による第6ステップS6に対応し、請求項1の遅
角手段は、第8ステップS8に対応し、請求項3のノッ
キング検出手段は、ノックセンサ25および第6ステッ
プS6に対応し、請求項3の総点火時期決定手段は、第
7ステップS7に対応し、請求項3の遅角手段は、第8
ステップS8に対応し、請求項3の進角手段は、第9ス
テップS9に対応し、請求項4の主点火プラグは、ロー
タリピストンエンジン1におけるリーディング側点火プ
ラグ6とレシプロエンジン31における第1点火プラグ
39に対応し、請求項4の副点火プラグは、ロータリピ
ストンエンジン1におけるトレーリング側点火プラグ7
とレシプロエンジン31における第2点火プラグ41に
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
において、この発明の燃焼室構成壁は、ロータリピスト
ンエンジン1におけるロータハウジング2と、レシプロ
エンジン31におけるシリンダヘッド34とに対応し、
以下同様に、請求項1の運転状態検出手段は、CPU3
0制御による第6ステップS6に対応し、請求項1の遅
角手段は、第8ステップS8に対応し、請求項3のノッ
キング検出手段は、ノックセンサ25および第6ステッ
プS6に対応し、請求項3の総点火時期決定手段は、第
7ステップS7に対応し、請求項3の遅角手段は、第8
ステップS8に対応し、請求項3の進角手段は、第9ス
テップS9に対応し、請求項4の主点火プラグは、ロー
タリピストンエンジン1におけるリーディング側点火プ
ラグ6とレシプロエンジン31における第1点火プラグ
39に対応し、請求項4の副点火プラグは、ロータリピ
ストンエンジン1におけるトレーリング側点火プラグ7
とレシプロエンジン31における第2点火プラグ41に
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
【0053】例えば、点火リタードの増加時に、燃料増
量率を減量させ、空燃比A/Fをリーンにすることで、
燃焼ノイズの低減および共振レベルの低下を図る手段を
上記構成に付加してもよい。
量率を減量させ、空燃比A/Fをリーンにすることで、
燃焼ノイズの低減および共振レベルの低下を図る手段を
上記構成に付加してもよい。
【図1】本発明の点火装置を備えたロータリピストンエ
ンジンの系統図。
ンジンの系統図。
【図2】本発明のエンジンの点火装置の制御回路ブロッ
ク図。
ク図。
【図3】エンジンの点火制御を示すフローチャート。
【図4】ノッキング制御量に対する点火時期制御を示す
説明図。
説明図。
【図5】本発明のレシプロエンジンの点火装置を示す系
統図。
統図。
【図6】クレーム対応図。
【図7】絞り部を有する燃焼室形状の説明図。
【図8】従来のロータリピストンエンジンにおけるエン
ジン効率最良となる点火時期を示す説明図。
ジン効率最良となる点火時期を示す説明図。
【図9】図8に対応するP−θ線図。
【図10】従来のロータリピストンエンジンにおけるノ
ッキング対策後の点火時期を示す説明図。
ッキング対策後の点火時期を示す説明図。
【図11】図10に対応するP−θ線図。
【図12】遅角共振発生の説明図。
【図13】遅角共振のP−θ線図。
【図14】ノッキングのP−θ線図。
【図15】周波数に対する共振レベルを示す特性図。
【図16】点火時期に対する共振レベルを示す特性図。
2…ロータハウジング 6,7…点火プラグ 10…ロータ 20…燃焼室 21…絞り部 25…ノックセンサ 32…ピストン 37…燃焼室 39,41…点火プラグ S6…運転状態検出手段(ノッキング検出手段) S7…総点火時期決定手段 S8…遅角手段 S9…進角手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野瀬 孝 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】燃焼室に設けられる少なくとも2つの点火
プラグと、ピストン上死点時に上記燃焼室における少な
くとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り部が形成さ
れた燃焼室構成壁とを備えたエンジンの点火装置であっ
て、点火時期のリタードが要求されるようなエンジンの
所定運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記運転
状態検出手段により検出された所定運転状態下において
点火時期をリタードさせる時、上記少なくとも2つの点
火プラグのうち一方側の点火プラグの点火時期のみをリ
タードさせる遅角手段とを備えたエンジンの点火装置。 - 【請求項2】上記所定運転状態をノッキング状態に設定
した請求項1記載のエンジンの点火装置。 - 【請求項3】燃焼室に設けられる少なくとも2つの点火
プラグと、ピストン上死点時に上記燃焼室における少な
くとも2つの点火プラグ間の連通を絞る絞り部が形成さ
れた燃焼室構成壁とを備えたエンジンの点火装置であっ
て、エンジンのノッキング状態を検出するノッキング検
出手段と、上記ノッキング検出手段によりエンジンのノ
ッキング状態が検出された時、上記少なくとも2つの点
火プラグの総点火時期が遅角となるように総点火時期を
決定する総点火時期決定手段と、上記総点火時期決定手
段に基づいて上記絞り部の一方側に配設された点火プラ
グの点火時期を遅角する遅角手段と、上記総点火時期決
定手段に基づいて上記絞り部の他方側に配設された点火
プラグの点火時期を進角する進角手段とを備えたエンジ
ンの点火装置。 - 【請求項4】上記一方側の点火プラグを燃焼寄与度が大
きい主点火プラグに設定し、上記他方側の点火プラグを
燃焼寄与度が小さい副点火プラグに設定した上記請求項
1、2または3記載のエンジンの点火装置。 - 【請求項5】上記エンジンをロータリピストンエンジン
に設定した請求項4記載のエンジンの点火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9251693A JPH06280730A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | エンジンの点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9251693A JPH06280730A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | エンジンの点火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280730A true JPH06280730A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14056494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9251693A Pending JPH06280730A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | エンジンの点火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06280730A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010007499A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Mazda Motor Corp | 車両用エンジンの制御装置及び制御方法 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9251693A patent/JPH06280730A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010007499A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Mazda Motor Corp | 車両用エンジンの制御装置及び制御方法 |
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