JPH06280859A - 動圧軸受 - Google Patents
動圧軸受Info
- Publication number
- JPH06280859A JPH06280859A JP9550593A JP9550593A JPH06280859A JP H06280859 A JPH06280859 A JP H06280859A JP 9550593 A JP9550593 A JP 9550593A JP 9550593 A JP9550593 A JP 9550593A JP H06280859 A JPH06280859 A JP H06280859A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- dynamic pressure
- thermal expansion
- shaft
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動圧軸受において、軸とスリーブの間の隙間
の熱膨張による変化を微少にする。 【構成】 回転軸11を熱膨張係数が10×10-6〜1
3×10-6/Kのマルテンサイト系ステンレス鋼から形
成し、スリーブ12を熱膨張係数が10×10-6〜13
×10-6/Kの鉄から形成する。回転軸11の外周面に
ヘリングボーン状の浅溝15とスパイラル状の浅溝16
を刻設し、スリーブ12に逃げ部17を形成する。更に
スリーブ12の内周面に無電解ニッケル層18をメッキ
し、その表面をダイヤモンドバイトにより仕上加工す
る。
の熱膨張による変化を微少にする。 【構成】 回転軸11を熱膨張係数が10×10-6〜1
3×10-6/Kのマルテンサイト系ステンレス鋼から形
成し、スリーブ12を熱膨張係数が10×10-6〜13
×10-6/Kの鉄から形成する。回転軸11の外周面に
ヘリングボーン状の浅溝15とスパイラル状の浅溝16
を刻設し、スリーブ12に逃げ部17を形成する。更に
スリーブ12の内周面に無電解ニッケル層18をメッキ
し、その表面をダイヤモンドバイトにより仕上加工す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザービーム
プリンタ等の偏向走査装置等に使用される動圧軸受に関
するものである。
プリンタ等の偏向走査装置等に使用される動圧軸受に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高速度・高精度で回転する軸受に
は、図3の部分断面図に示すような動圧軸受が使用され
ている。回転軸1はスリーブ2に回転自在に嵌合され、
スリーブ2の下端部にはスラスト板3が固定されてい
る。スラスト板3の上面には浅溝4が刻設され、動圧ス
ラスト軸受が形成されている。回転軸1の外周面には浅
溝5が刻設され、動圧ラジアル軸受が形成されている。
また、スリーブ2には逃げ部6が形成されている。
は、図3の部分断面図に示すような動圧軸受が使用され
ている。回転軸1はスリーブ2に回転自在に嵌合され、
スリーブ2の下端部にはスラスト板3が固定されてい
る。スラスト板3の上面には浅溝4が刻設され、動圧ス
ラスト軸受が形成されている。回転軸1の外周面には浅
溝5が刻設され、動圧ラジアル軸受が形成されている。
また、スリーブ2には逃げ部6が形成されている。
【0003】このような回転軸1は例えば熱膨張係数が
10.3×10-6/Kのマルテンサイト系ステンレス鋼
から形成され、スリーブ2は熱膨張係数が20.5×1
0-6/Kの黄銅から形成されている。
10.3×10-6/Kのマルテンサイト系ステンレス鋼
から形成され、スリーブ2は熱膨張係数が20.5×1
0-6/Kの黄銅から形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例にあっては、回転軸1が潤滑流体の中を回転する
と、潤滑流体に剪断熱が発生し、回転軸1、スリーブ
2、スラスト板3等が昇温する。スリーブ2の熱膨張係
数は回転軸1のそれよりも大きいことから、図4に示す
ように回転軸1とスリーブ2の隙間Dは昇温に従って設
計値D0を越えて増大し、回転軸1を支持する力Pが減少
するという問題が発生する。
従来例にあっては、回転軸1が潤滑流体の中を回転する
と、潤滑流体に剪断熱が発生し、回転軸1、スリーブ
2、スラスト板3等が昇温する。スリーブ2の熱膨張係
数は回転軸1のそれよりも大きいことから、図4に示す
ように回転軸1とスリーブ2の隙間Dは昇温に従って設
計値D0を越えて増大し、回転軸1を支持する力Pが減少
するという問題が発生する。
【0005】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、潤滑流体が昇温しても回転軸を支持する力が減少す
ることのない動圧軸受を提供することにある。
し、潤滑流体が昇温しても回転軸を支持する力が減少す
ることのない動圧軸受を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る動圧軸受は、相互に回転可能に嵌合す
る軸とスリーブとから成り、前記軸の外周面と前記スリ
ーブの内周面の間に動圧ラジアル軸受を形成した動圧軸
受において、前記軸と前記スリーブを熱膨張係数がほぼ
同程度の金属部材から形成したことを特徴とする。
めの本発明に係る動圧軸受は、相互に回転可能に嵌合す
る軸とスリーブとから成り、前記軸の外周面と前記スリ
ーブの内周面の間に動圧ラジアル軸受を形成した動圧軸
受において、前記軸と前記スリーブを熱膨張係数がほぼ
同程度の金属部材から形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の構成を有する動圧軸受においては、軸と
スリーブを熱膨張係数が10×10-6〜13×10-6/
Kの部材から形成しているので、昇温によって軸とスリ
ーブの間の隙間は殆ど変化することはない。
スリーブを熱膨張係数が10×10-6〜13×10-6/
Kの部材から形成しているので、昇温によって軸とスリ
ーブの間の隙間は殆ど変化することはない。
【0008】
【実施例1】本発明を図1、図2に図示の実施例に基づ
いて詳細に説明する。図1は第1の実施例の部分断面図
であり、回転軸11はスリーブ12に回転自在に嵌合さ
れている。回転軸11はSUS420、SUS440等
のマルテンサイト系ステンレス鋼から形成され、スリー
ブ12はS45C等の鉄から形成されている。スリーブ
12の下端にはスラスト板13が固定されており、スラ
スト板13の表面には、回転軸11の下端面と対向して
浅溝14が刻設され、動圧スラスト軸受が形成されてい
る。回転軸11の外周面にはヘリングボーン状の浅溝1
5がスリーブ12の内周面と対向して2個所に刻設さ
れ、動圧ラジアル軸受が形成されている。
いて詳細に説明する。図1は第1の実施例の部分断面図
であり、回転軸11はスリーブ12に回転自在に嵌合さ
れている。回転軸11はSUS420、SUS440等
のマルテンサイト系ステンレス鋼から形成され、スリー
ブ12はS45C等の鉄から形成されている。スリーブ
12の下端にはスラスト板13が固定されており、スラ
スト板13の表面には、回転軸11の下端面と対向して
浅溝14が刻設され、動圧スラスト軸受が形成されてい
る。回転軸11の外周面にはヘリングボーン状の浅溝1
5がスリーブ12の内周面と対向して2個所に刻設さ
れ、動圧ラジアル軸受が形成されている。
【0009】スリーブ12の開口部の近傍の回転軸11
の外周面にはスパイラス状の浅溝16が刻設され、動圧
スラスト軸受に潤滑流体が流れるようになっている。ま
た、スリーブ2の内部には逃げ部17がヘリングボーン
状の浅溝15間の外周面に対向して設けられ、軸受部の
損失が減らされるようなっている。このように形成され
たスリーブ12の内周面は、通常のバイトにより仕上加
工が施され、その加工面には無電解ニッケル層18がメ
ッキされている。更に、無電解ニッケル層18はダイヤ
モンドバイトにより精密仕上げ加工が施されている。
の外周面にはスパイラス状の浅溝16が刻設され、動圧
スラスト軸受に潤滑流体が流れるようになっている。ま
た、スリーブ2の内部には逃げ部17がヘリングボーン
状の浅溝15間の外周面に対向して設けられ、軸受部の
損失が減らされるようなっている。このように形成され
たスリーブ12の内周面は、通常のバイトにより仕上加
工が施され、その加工面には無電解ニッケル層18がメ
ッキされている。更に、無電解ニッケル層18はダイヤ
モンドバイトにより精密仕上げ加工が施されている。
【0010】このような構成において、回転軸11が回
転すると、潤滑流体が浅溝14、15、16に沿って流
れて動圧が発生し、回転軸11がスリーブ12に支持さ
れる。このとき、潤滑流体が剪断熱により昇温して回転
軸11やスリーブ12が昇温することになるが、スリー
ブ12の熱膨張係数は11.7×10-6/Kであり、回
転軸11の熱膨張係数は10.3×10-6/Kであるた
め、双方の熱膨張係数が略一致して回転軸11とスリー
ブ12の間の隙間の変化は少なく、回転軸11はスリー
ブ12内に良好に支持される。また、スリーブ12の内
周面には無電解ニッケル層18がメッキされているた
め、その表面はダイヤモンドバイトによって高精度に仕
上げることができる。
転すると、潤滑流体が浅溝14、15、16に沿って流
れて動圧が発生し、回転軸11がスリーブ12に支持さ
れる。このとき、潤滑流体が剪断熱により昇温して回転
軸11やスリーブ12が昇温することになるが、スリー
ブ12の熱膨張係数は11.7×10-6/Kであり、回
転軸11の熱膨張係数は10.3×10-6/Kであるた
め、双方の熱膨張係数が略一致して回転軸11とスリー
ブ12の間の隙間の変化は少なく、回転軸11はスリー
ブ12内に良好に支持される。また、スリーブ12の内
周面には無電解ニッケル層18がメッキされているた
め、その表面はダイヤモンドバイトによって高精度に仕
上げることができる。
【0011】図2は第2の実施例の断面図であり、回転
軸11は第1の実施例と同様にマルテンサイト系ステン
レス鋼から形成されているが、スリーブ19は鉄系の焼
結含油軸受とされ、そこには逃げ部20が形成されてい
る。このスリーブ19の内周面には無電解ニッケル層が
メッキされず、その表面には研磨による仕上加工が施さ
れている。
軸11は第1の実施例と同様にマルテンサイト系ステン
レス鋼から形成されているが、スリーブ19は鉄系の焼
結含油軸受とされ、そこには逃げ部20が形成されてい
る。このスリーブ19の内周面には無電解ニッケル層が
メッキされず、その表面には研磨による仕上加工が施さ
れている。
【0012】このように、スリーブ19は鉄系の焼結含
油軸受とされているため熱膨張係数が11.7×10-6
/Kとなり、回転軸11はマルテンサイト系ステンレス
鋼から形成されているため、熱膨張係数は10.3×1
0-6/Kとなる。従って、双方の熱膨張係数が略一致し
て、第1の実施例と同様な作用効果が得られる。また、
回転軸11やスリーブ19に外力が加えられて、回転軸
11とスリーブ19が瞬間的に接触した場合でも、スリ
ーブ19が焼結含油軸受であり油を含有しているため、
スリーブ19が損傷することはない。
油軸受とされているため熱膨張係数が11.7×10-6
/Kとなり、回転軸11はマルテンサイト系ステンレス
鋼から形成されているため、熱膨張係数は10.3×1
0-6/Kとなる。従って、双方の熱膨張係数が略一致し
て、第1の実施例と同様な作用効果が得られる。また、
回転軸11やスリーブ19に外力が加えられて、回転軸
11とスリーブ19が瞬間的に接触した場合でも、スリ
ーブ19が焼結含油軸受であり油を含有しているため、
スリーブ19が損傷することはない。
【0013】なお、上述した2つの実施例においては、
浅溝15が回転軸11側に設けられて回転軸11が回転
する場合を説明したが、それらがスリーブ12、19側
に設けられても、或いはスリーブ12、19が回転する
場合でも同様の効果が得られる。
浅溝15が回転軸11側に設けられて回転軸11が回転
する場合を説明したが、それらがスリーブ12、19側
に設けられても、或いはスリーブ12、19が回転する
場合でも同様の効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る動圧軸
受は、軸およびスリーブを熱膨張係数がほぼ同程度の金
属部材から形成したので、軸とスリーブが熱膨張しても
それらの間の隙間の変化を小さく抑えることができ、回
転軸を支持する力の低下を抑えることができる。
受は、軸およびスリーブを熱膨張係数がほぼ同程度の金
属部材から形成したので、軸とスリーブが熱膨張しても
それらの間の隙間の変化を小さく抑えることができ、回
転軸を支持する力の低下を抑えることができる。
【図1】第1の実施例の部分断面図である。
【図2】第2の実施例の部分断面図である。
【図3】従来例の部分断面図である。
【図4】軸とスリーブ間の隙間と支持力の関係図であ
る。
る。
11 回転軸 12、19 スリーブ 18 無電解ニッケル層
Claims (5)
- 【請求項1】 相互に回転可能に嵌合する軸とスリーブ
とから成り、前記軸の外周面と前記スリーブの内周面の
間に動圧ラジアル軸受を形成した動圧軸受において、前
記軸と前記スリーブを熱膨張係数がほぼ同程度の金属部
材から形成したことを特徴とする動圧軸受。 - 【請求項2】 前記軸と前記スリーブの熱膨張係数を1
0×10-6〜13×10-6/Kとした請求項1に記載の
動圧軸受。 - 【請求項3】 前記スリーブの内周面に無電解ニッケル
層を付着した請求項1に記載の動圧軸受。 - 【請求項4】 前記無電解ニッケル層にダイヤモンドバ
イトによる仕上加工を施した請求項3に記載の動圧軸
受。 - 【請求項5】 前記スリーブは焼結含油軸受とした請求
項1に記載の動圧軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9550593A JPH06280859A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 動圧軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9550593A JPH06280859A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 動圧軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280859A true JPH06280859A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=14139456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9550593A Pending JPH06280859A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 動圧軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06280859A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7059052B2 (en) | 1997-03-06 | 2006-06-13 | Ntn Corporation | Hydrodynamic type porous oil-impregnated bearing |
| JP2007100834A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP9550593A patent/JPH06280859A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7059052B2 (en) | 1997-03-06 | 2006-06-13 | Ntn Corporation | Hydrodynamic type porous oil-impregnated bearing |
| JP2007100834A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
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