JPH06280904A - 駆動力伝達装置 - Google Patents
駆動力伝達装置Info
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- JPH06280904A JPH06280904A JP7035093A JP7035093A JPH06280904A JP H06280904 A JPH06280904 A JP H06280904A JP 7035093 A JP7035093 A JP 7035093A JP 7035093 A JP7035093 A JP 7035093A JP H06280904 A JPH06280904 A JP H06280904A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction clutch
- pressing force
- driving force
- friction
- transmission device
- Prior art date
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- Pending
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】駆動力伝達装置の摩擦クラッチが摩耗しても押
圧力発生手段のロータの側面と流体室の側壁間の隙間の
変動を防止して、同隙間の変動による流体室内に発生す
る押圧力の変動に起因するトルク伝達特性、差動回転に
対する応答性、ハンプ特性等の低下を防止する。 【構成】摩擦クラッチ10aにおける作動ピストン15
とは反対側の部位に摩擦クラッチ10aにプレトルクを
付与するバネ部材18を配設し、作動ピストン15から
圧縮バネ18に当接する摩擦クラッチ10aのセパレー
トプレート13に付与される推力を圧縮バネ18のバネ
力以下に設定して、摩擦クラッチ10aの各フリクショ
ンプレート14の摩耗分を常に吸収する。
圧力発生手段のロータの側面と流体室の側壁間の隙間の
変動を防止して、同隙間の変動による流体室内に発生す
る押圧力の変動に起因するトルク伝達特性、差動回転に
対する応答性、ハンプ特性等の低下を防止する。 【構成】摩擦クラッチ10aにおける作動ピストン15
とは反対側の部位に摩擦クラッチ10aにプレトルクを
付与するバネ部材18を配設し、作動ピストン15から
圧縮バネ18に当接する摩擦クラッチ10aのセパレー
トプレート13に付与される推力を圧縮バネ18のバネ
力以下に設定して、摩擦クラッチ10aの各フリクショ
ンプレート14の摩耗分を常に吸収する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸的に支持された2
軸間に配設されてこれら両軸間のトルク伝達を行う駆動
力伝達装置に関する。
軸間に配設されてこれら両軸間のトルク伝達を行う駆動
力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動力伝達装置の一形式として、例えば
特開平2−17233号公報に示されているように、同
軸的かつ相対回転可能に位置する内外両回転部材間に収
容され前記両回転部材の相対回転により作動してこれら
両回転部材をトルク伝達可能に連結する摩擦係合力を発
生させるとともに付与される軸方向の押圧力に応じて前
記摩擦係合力を増減させる摩擦クラッチと、前記両回転
部材の相対回転に応じた軸方向の押圧力を発生し同押圧
力を前記摩擦クラッチに付与する押圧力発生手段を備え
た駆動力伝達装置がある。
特開平2−17233号公報に示されているように、同
軸的かつ相対回転可能に位置する内外両回転部材間に収
容され前記両回転部材の相対回転により作動してこれら
両回転部材をトルク伝達可能に連結する摩擦係合力を発
生させるとともに付与される軸方向の押圧力に応じて前
記摩擦係合力を増減させる摩擦クラッチと、前記両回転
部材の相対回転に応じた軸方向の押圧力を発生し同押圧
力を前記摩擦クラッチに付与する押圧力発生手段を備え
た駆動力伝達装置がある。
【0003】当該駆動力伝達装置においては一般に、前
記摩擦クラッチを、前記外側回転部材に一体回転可能か
つ軸方向へ摺動可能に組付けた複数のセパレートプレー
トと、前記内側回転部材に一体回転可能かつ軸方向へ摺
動可能に組付けられて前記各セパレートプレートと交互
に位置する複数のフリクションプレートとにより構成
し、かつ前記押圧力発生手段を、前記外側回転部材に一
体回転可能かつ軸方向へ摺動可能に組付けらて前記摩擦
クラッチに対向するとともに前記両回転部材間に流体室
を成形する作動ピストンと、1または複数のブレードを
有し前記内側回転部材に一体回転可能に組付けられて前
記流体室内に位置するロータとにより構成される。
記摩擦クラッチを、前記外側回転部材に一体回転可能か
つ軸方向へ摺動可能に組付けた複数のセパレートプレー
トと、前記内側回転部材に一体回転可能かつ軸方向へ摺
動可能に組付けられて前記各セパレートプレートと交互
に位置する複数のフリクションプレートとにより構成
し、かつ前記押圧力発生手段を、前記外側回転部材に一
体回転可能かつ軸方向へ摺動可能に組付けらて前記摩擦
クラッチに対向するとともに前記両回転部材間に流体室
を成形する作動ピストンと、1または複数のブレードを
有し前記内側回転部材に一体回転可能に組付けられて前
記流体室内に位置するロータとにより構成される。
【0004】当該駆動力伝達装置においては、両回転部
材の相対回転時(差動回転時)に押圧力発生手段を構成
するロータが外側回転部材に対して相対回転し、流体室
内に収容されている粘性流体がロータのブレードにより
強制的に流動させられ、流体室内に作動ピストンを押動
させる押圧力が発生し、この押圧力により作動ピストン
が摩擦クラッチを押圧して摩擦係合させ、両回転部材間
に差動回転に応じたトルク伝達がなされる。しかして、
当該駆動力伝達装置は、車両の駆動軸と従動軸間に配設
されてこれら両軸を連結して、車両を四輪駆動とする四
輪駆動車用駆動力伝達機構として使用され、またはディ
フアレンシャル内に配設されて左右両輪間の差動を制限
する差動制限機構として使用される。
材の相対回転時(差動回転時)に押圧力発生手段を構成
するロータが外側回転部材に対して相対回転し、流体室
内に収容されている粘性流体がロータのブレードにより
強制的に流動させられ、流体室内に作動ピストンを押動
させる押圧力が発生し、この押圧力により作動ピストン
が摩擦クラッチを押圧して摩擦係合させ、両回転部材間
に差動回転に応じたトルク伝達がなされる。しかして、
当該駆動力伝達装置は、車両の駆動軸と従動軸間に配設
されてこれら両軸を連結して、車両を四輪駆動とする四
輪駆動車用駆動力伝達機構として使用され、またはディ
フアレンシャル内に配設されて左右両輪間の差動を制限
する差動制限機構として使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該駆動力
伝達装置においては、摩擦クラッチを構成する各フリク
ションプレートの摩耗に応じてロータのブレードの側面
と流体室の内側壁面間の隙間が漸次大きくなる。この結
果、流体室内に発生する押圧力が変動してトルク伝達特
性、差動回転に対する応答性、ハンプ特性等が低下する
おそれがある。従って、本発明の目的は、これらの問題
に対処することにある。
伝達装置においては、摩擦クラッチを構成する各フリク
ションプレートの摩耗に応じてロータのブレードの側面
と流体室の内側壁面間の隙間が漸次大きくなる。この結
果、流体室内に発生する押圧力が変動してトルク伝達特
性、差動回転に対する応答性、ハンプ特性等が低下する
おそれがある。従って、本発明の目的は、これらの問題
に対処することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同軸的かつ相
対回転可能に位置する内外両回転部材間に収容され前記
両回転部材の相対回転により作動してこれら両回転部材
をトルク伝達可能に連結する摩擦係合力を発生させると
ともに付与される軸方向の押圧力に応じて前記摩擦係合
力を増減させる摩擦クラッチと、前記両回転部材の相対
回転に応じた軸方向の押圧力を発生し同押圧力を前記摩
擦クラッチに付与する押圧力発生手段を備え、前記摩擦
クラッチを、前記外側回転部材に一体回転可能かつ軸方
向へ摺動可能に組付けた複数のセパレートプレートと、
前記内側回転部材に一体回転可能かつ軸方向へ摺動可能
に組付けられて前記各セパレートプレートと交互に位置
する複数のフリクションプレートとにより構成し、かつ
前記押圧力発生手段を、前記外側回転部材に一体回転可
能かつ軸方向へ摺動可能に組付けられて前記摩擦クラッ
チに対向するとともに前記両回転部材間に流体室を成形
する作動ピストンと、1または複数のブレードを有し前
記内側回転部材に一体回転可能に組付けられて前記流体
室内に位置するロータとにより構成してなる駆動力伝達
装置において、前記摩擦クラッチにおける作動ピストン
とは反対側の部位に同摩擦クラッチにプレトルクを付与
するバネ部材を配設し、前記作動ピストンから前記バネ
部材に当接する前記摩擦クラッチのセパレートプレート
に付与される推力を前記バネ部材のバネ力以下に設定し
たことを特徴とする。
対回転可能に位置する内外両回転部材間に収容され前記
両回転部材の相対回転により作動してこれら両回転部材
をトルク伝達可能に連結する摩擦係合力を発生させると
ともに付与される軸方向の押圧力に応じて前記摩擦係合
力を増減させる摩擦クラッチと、前記両回転部材の相対
回転に応じた軸方向の押圧力を発生し同押圧力を前記摩
擦クラッチに付与する押圧力発生手段を備え、前記摩擦
クラッチを、前記外側回転部材に一体回転可能かつ軸方
向へ摺動可能に組付けた複数のセパレートプレートと、
前記内側回転部材に一体回転可能かつ軸方向へ摺動可能
に組付けられて前記各セパレートプレートと交互に位置
する複数のフリクションプレートとにより構成し、かつ
前記押圧力発生手段を、前記外側回転部材に一体回転可
能かつ軸方向へ摺動可能に組付けられて前記摩擦クラッ
チに対向するとともに前記両回転部材間に流体室を成形
する作動ピストンと、1または複数のブレードを有し前
記内側回転部材に一体回転可能に組付けられて前記流体
室内に位置するロータとにより構成してなる駆動力伝達
装置において、前記摩擦クラッチにおける作動ピストン
とは反対側の部位に同摩擦クラッチにプレトルクを付与
するバネ部材を配設し、前記作動ピストンから前記バネ
部材に当接する前記摩擦クラッチのセパレートプレート
に付与される推力を前記バネ部材のバネ力以下に設定し
たことを特徴とする。
【0007】
【発明の作用・効果】このように構成した駆動力伝達装
置においては、摩擦クラッチがバネ部材により常に作動
ピストン側に押し付けられた状態にあり、摩擦クラッチ
の各フリクションプレートが摩耗しても各セパレートプ
レートおよび各フリクションプレートが作動ピストン側
に押動され、各フリクションプレートの摩耗分が常に吸
収される。このため、当該駆動力伝達装置においては、
摩擦クラッチを構成する各フリクションプレートが摩耗
しても、ロータのブレードの側面と流体室の内側壁面間
の隙間に変化をきたすことはなく、流体室内に発生する
押圧力が変動することがなくてトルク伝達特性、差動回
転に対する応答性、ハンプ特性等が低下するおそれはな
い。
置においては、摩擦クラッチがバネ部材により常に作動
ピストン側に押し付けられた状態にあり、摩擦クラッチ
の各フリクションプレートが摩耗しても各セパレートプ
レートおよび各フリクションプレートが作動ピストン側
に押動され、各フリクションプレートの摩耗分が常に吸
収される。このため、当該駆動力伝達装置においては、
摩擦クラッチを構成する各フリクションプレートが摩耗
しても、ロータのブレードの側面と流体室の内側壁面間
の隙間に変化をきたすことはなく、流体室内に発生する
押圧力が変動することがなくてトルク伝達特性、差動回
転に対する応答性、ハンプ特性等が低下するおそれはな
い。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
るに、図1には本発明の一実施例に係る駆動力伝達装置
10が示されている。当該駆動力伝達装置10は図4に
示すように、リアルタイム式の四輪駆動車における後輪
側の駆動力伝達経路に配設される。当該車両において、
トランスアクスル21はトランスミッションおよびトラ
ンスファを備えていて、エンジン22の駆動力をアクス
ルシャフト23に出力して前輪24を駆動させるととも
に、第1プロペラシャフト25に出力する。第1プロペ
ラシャフト25は本実施例に係る駆動力伝達装置10を
介して第2プロペラシャフト26に連結しており、これ
ら両シャフト25,26がトルク伝達可能に連結された
場合には、駆動力はリアディフアレンシャル27に伝達
され、同ディフアレンシャル27からアクスルシャフト
28へ出力されて後輪29を駆動させる。
るに、図1には本発明の一実施例に係る駆動力伝達装置
10が示されている。当該駆動力伝達装置10は図4に
示すように、リアルタイム式の四輪駆動車における後輪
側の駆動力伝達経路に配設される。当該車両において、
トランスアクスル21はトランスミッションおよびトラ
ンスファを備えていて、エンジン22の駆動力をアクス
ルシャフト23に出力して前輪24を駆動させるととも
に、第1プロペラシャフト25に出力する。第1プロペ
ラシャフト25は本実施例に係る駆動力伝達装置10を
介して第2プロペラシャフト26に連結しており、これ
ら両シャフト25,26がトルク伝達可能に連結された
場合には、駆動力はリアディフアレンシャル27に伝達
され、同ディフアレンシャル27からアクスルシャフト
28へ出力されて後輪29を駆動させる。
【0009】駆動力伝達装置10はハウジング11およ
びインナシャフト12を備えているとともに、これら両
者11,12により形成された収容室内に配設された摩
擦クラッチ10aおよび押圧力発生手段10bを備えて
いる。当該駆動力伝達装置10においては、ハウジング
11およびインナシャフト12が本発明の外側回転部材
および内側回転部材に該当するもので、ハウジング11
は有底のアウタケース11aと、同ケース11aの開口
部に螺着されて同開口部を密閉するエンドカバー11b
により構成されている。また、インナシャフト12はハ
ウジング11内に挿入された状態でハウジング11に液
密的かつ回転可能に支持されていて、ハウジング11内
に軸方向に所定幅の環状の収容室を形成している。一
方、摩擦クラッチ10aは多数のセパレートプレート1
3およびフリクションプレート14にて構成されてお
り、また押圧力発生手段10bは作動ピストン15、ロ
ータ16および粘性流体にて構成されている。
びインナシャフト12を備えているとともに、これら両
者11,12により形成された収容室内に配設された摩
擦クラッチ10aおよび押圧力発生手段10bを備えて
いる。当該駆動力伝達装置10においては、ハウジング
11およびインナシャフト12が本発明の外側回転部材
および内側回転部材に該当するもので、ハウジング11
は有底のアウタケース11aと、同ケース11aの開口
部に螺着されて同開口部を密閉するエンドカバー11b
により構成されている。また、インナシャフト12はハ
ウジング11内に挿入された状態でハウジング11に液
密的かつ回転可能に支持されていて、ハウジング11内
に軸方向に所定幅の環状の収容室を形成している。一
方、摩擦クラッチ10aは多数のセパレートプレート1
3およびフリクションプレート14にて構成されてお
り、また押圧力発生手段10bは作動ピストン15、ロ
ータ16および粘性流体にて構成されている。
【0010】摩擦クラッチ10aを構成する各セパレー
トプレート13はハウジング11の内周に設けた内スプ
ラインに軸方向へ摺動可能に組付けられており、かつ各
フリクションプレート14はインナシャフト12の外向
フランジ部12aに設けた外スプラインに軸方向へ摺動
可能に組付けられていて、各セパレートプレート13と
は交互に配置されている。押圧力発生手段10bを構成
する作動ピストン15はインナシャフト12上に液密的
かつ摺動可能に組付けられているとともに、その先端部
がハウジング11の内スプラインに係合していて、ハウ
ジング11と一体回転可能になっている。ハウジング1
1を構成するエンドカバー11bは作動ピストン15に
当接していて、作動ピストン15を摩擦クラッチ10a
に当接させている。エンドカバー11bには環状凹所1
1cが形成されていて、作動ピストン15との間に流体
室を形成している。摩擦クラッチ10aは収容室内にて
作動ピストン15とハウジング11に組付けたスペーサ
17間に位置している。
トプレート13はハウジング11の内周に設けた内スプ
ラインに軸方向へ摺動可能に組付けられており、かつ各
フリクションプレート14はインナシャフト12の外向
フランジ部12aに設けた外スプラインに軸方向へ摺動
可能に組付けられていて、各セパレートプレート13と
は交互に配置されている。押圧力発生手段10bを構成
する作動ピストン15はインナシャフト12上に液密的
かつ摺動可能に組付けられているとともに、その先端部
がハウジング11の内スプラインに係合していて、ハウ
ジング11と一体回転可能になっている。ハウジング1
1を構成するエンドカバー11bは作動ピストン15に
当接していて、作動ピストン15を摩擦クラッチ10a
に当接させている。エンドカバー11bには環状凹所1
1cが形成されていて、作動ピストン15との間に流体
室を形成している。摩擦クラッチ10aは収容室内にて
作動ピストン15とハウジング11に組付けたスペーサ
17間に位置している。
【0011】ロータ16は図1および図2に示すよう
に、径方向へ延びる2枚のブレード16a,16bを備
え、インナシャフト12上にこれと一体回転可能に組付
けられて作動ピストン15とエンドカバー11b間に位
置している。ロータ16はこの状態でエンドカバー11
bの環状凹所11cに嵌合していて、エンドカバー11
bと作動ピストン15間に形成された流体室内を各ブレ
ート16a,16bにより2つの滞留室Rに形成してい
る。各滞留室Rにはシリコンオイル等、高粘性の粘性流
体が収容されている。
に、径方向へ延びる2枚のブレード16a,16bを備
え、インナシャフト12上にこれと一体回転可能に組付
けられて作動ピストン15とエンドカバー11b間に位
置している。ロータ16はこの状態でエンドカバー11
bの環状凹所11cに嵌合していて、エンドカバー11
bと作動ピストン15間に形成された流体室内を各ブレ
ート16a,16bにより2つの滞留室Rに形成してい
る。各滞留室Rにはシリコンオイル等、高粘性の粘性流
体が収容されている。
【0012】摩擦クラッチ10aは圧縮バネ18により
作動ピストン15側へ押圧されてプレトルクが付与され
ており、各セパレートプレート13と各フリクションプ
レート14とが常に所定の力で摩擦係合している。圧縮
バネ18はスペーサ17の内孔内に配置されている。し
かして、本実施例においては、セパレートプレート13
が7枚使用されかつフリクションプレート14が6枚使
用されていて、圧縮バネ18に当接するセパレートプレ
ート13aに付与される作動ピストン15からの推力が
圧縮バネ18のバネ力以下になるように設定されてい
る。
作動ピストン15側へ押圧されてプレトルクが付与され
ており、各セパレートプレート13と各フリクションプ
レート14とが常に所定の力で摩擦係合している。圧縮
バネ18はスペーサ17の内孔内に配置されている。し
かして、本実施例においては、セパレートプレート13
が7枚使用されかつフリクションプレート14が6枚使
用されていて、圧縮バネ18に当接するセパレートプレ
ート13aに付与される作動ピストン15からの推力が
圧縮バネ18のバネ力以下になるように設定されてい
る。
【0013】すなわち、図3に示すように、作動ピスト
ン15が摩擦クラッチ10aに対して押圧力F1を付与
した場合を考えると、各セパレートプレート13および
各フリクションプレート14においてはそれらの爪部と
ハウジング11および外側フランジ部12aのスプライ
ンとの各間に伝達トルクに比例した摺動抵抗が発生し、
これらの各摺動抵抗の総和をそれぞれFs,Ffとする
と、圧縮バネ18に当接しているセパレートプレート1
3aに付与される押圧力F2はF1−(Fs+Ff)とな
る。従って、摩擦クラッチ10bを構成する各プレート
13,14の爪部形状(角度)およびプレートの枚数を
適切に設定することにより、プレトルクを付与するため
の圧縮バネ18の小さなバネ力F3で大きなピストン推
力F1を受承できるようになる。すなわち、F3>F2の
関係が成立する。
ン15が摩擦クラッチ10aに対して押圧力F1を付与
した場合を考えると、各セパレートプレート13および
各フリクションプレート14においてはそれらの爪部と
ハウジング11および外側フランジ部12aのスプライ
ンとの各間に伝達トルクに比例した摺動抵抗が発生し、
これらの各摺動抵抗の総和をそれぞれFs,Ffとする
と、圧縮バネ18に当接しているセパレートプレート1
3aに付与される押圧力F2はF1−(Fs+Ff)とな
る。従って、摩擦クラッチ10bを構成する各プレート
13,14の爪部形状(角度)およびプレートの枚数を
適切に設定することにより、プレトルクを付与するため
の圧縮バネ18の小さなバネ力F3で大きなピストン推
力F1を受承できるようになる。すなわち、F3>F2の
関係が成立する。
【0014】このように構成した駆動力伝達装置10に
おいては、ハウジング11側が第1プロペラシャフト2
5にトルク伝達可能に連結され、かつインナシャフト1
2側が第2プロペラシャフト26にトルク伝達可能に連
結された状態でこれら両シャフト25,26間に配設さ
れ、車両の走行時第1、第2両プロペラシャフト25,
26間に相対回転が生じるとトルク伝達がなされる。す
なわち、これら両シャフト25,26に相対回転が生じ
ると、第1プロペラシャフト25に一体回転可能に組付
けられているハウジング11および作動ピストン15
と、第2プロペラシャフト26に一体回転可能に組付け
られているインナシャフト12およびロータ16との間
に相対回転が生じる。
おいては、ハウジング11側が第1プロペラシャフト2
5にトルク伝達可能に連結され、かつインナシャフト1
2側が第2プロペラシャフト26にトルク伝達可能に連
結された状態でこれら両シャフト25,26間に配設さ
れ、車両の走行時第1、第2両プロペラシャフト25,
26間に相対回転が生じるとトルク伝達がなされる。す
なわち、これら両シャフト25,26に相対回転が生じ
ると、第1プロペラシャフト25に一体回転可能に組付
けられているハウジング11および作動ピストン15
と、第2プロペラシャフト26に一体回転可能に組付け
られているインナシャフト12およびロータ16との間
に相対回転が生じる。
【0015】従って、押圧力発生手段10bの流体室内
においては、滞留室R内の粘性流体がロータ16の各ブ
レード16a,16bにより相対回転数に比例した速度
にて強制的に流動させられ、周方向に順次相対移行する
滞留室R内では流動抵抗に起因してブレード16a、1
6bの下流側端から次のブレード16b,16aの上流
側端に向って漸次増圧される圧力分布が発生する。この
圧力分布の増圧部分は相対回転数(差動回転数)に比例
して増大するもので、作動ピストン15を軸方向へ押圧
する。この結果、作動ピストン15は摩擦クラッチ10
aを押圧し、各セパレートプレート13と各フリクショ
ンプレート14を差動回転数に応じた押圧力で摩擦係合
させる。これにより、摩擦クラッチ10aにおいては差
動回転数に応じたトルクをハウジング11からインナシ
ャフト12に伝達し、車両は4輪駆動状態となる。ま
た、当該駆動力伝達装置10はこの4輪駆動状態におい
ては、前後輪の差動回転を許容するとともに、タイトコ
ーナブレーキング現象の発生も防止する。
においては、滞留室R内の粘性流体がロータ16の各ブ
レード16a,16bにより相対回転数に比例した速度
にて強制的に流動させられ、周方向に順次相対移行する
滞留室R内では流動抵抗に起因してブレード16a、1
6bの下流側端から次のブレード16b,16aの上流
側端に向って漸次増圧される圧力分布が発生する。この
圧力分布の増圧部分は相対回転数(差動回転数)に比例
して増大するもので、作動ピストン15を軸方向へ押圧
する。この結果、作動ピストン15は摩擦クラッチ10
aを押圧し、各セパレートプレート13と各フリクショ
ンプレート14を差動回転数に応じた押圧力で摩擦係合
させる。これにより、摩擦クラッチ10aにおいては差
動回転数に応じたトルクをハウジング11からインナシ
ャフト12に伝達し、車両は4輪駆動状態となる。ま
た、当該駆動力伝達装置10はこの4輪駆動状態におい
ては、前後輪の差動回転を許容するとともに、タイトコ
ーナブレーキング現象の発生も防止する。
【0016】ところで、当該駆動力伝達装置10におい
ては、摩擦クラッチ10aは圧縮バネ18により常に作
動ピストン15側に押し付けられた状態にあり、摩擦ク
ラッチ10aの各フリクションプレート14が摩耗して
も摺動抵抗が小さな非差動回転時において、各セパレー
トプレート13および各フリクションプレート14が作
動ピストン15側に押動され、各フリクションプレート
14の摩耗分が常に吸収され、その吸収位置で作動ピス
トン15の推力が受承されるようになる。このため、当
該駆動力伝達装置10においては、摩擦クラッチ10a
を構成する各フリクションプレート14が摩耗しても、
ロータ16のブレード16a,16bの側面と流体室の
内側壁面間の隙間に変化をきたすことはなく、流体室内
に発生する押圧力が変動がなくてトルク伝達特性、差動
回転に対する応答性、ハンプ特性等が設定された値より
低下するおそれはない。
ては、摩擦クラッチ10aは圧縮バネ18により常に作
動ピストン15側に押し付けられた状態にあり、摩擦ク
ラッチ10aの各フリクションプレート14が摩耗して
も摺動抵抗が小さな非差動回転時において、各セパレー
トプレート13および各フリクションプレート14が作
動ピストン15側に押動され、各フリクションプレート
14の摩耗分が常に吸収され、その吸収位置で作動ピス
トン15の推力が受承されるようになる。このため、当
該駆動力伝達装置10においては、摩擦クラッチ10a
を構成する各フリクションプレート14が摩耗しても、
ロータ16のブレード16a,16bの側面と流体室の
内側壁面間の隙間に変化をきたすことはなく、流体室内
に発生する押圧力が変動がなくてトルク伝達特性、差動
回転に対する応答性、ハンプ特性等が設定された値より
低下するおそれはない。
【0017】なお、本実施例においては、本発明に係る
駆動力伝達装置10を四輪駆動車用の駆動力伝達機構と
して採用した例について示したが、当該駆動力伝達装置
はディフアレンシャル内に配置して左右両輪間の差動を
制限する差動制限機構として採用し得ることは勿論であ
る。
駆動力伝達装置10を四輪駆動車用の駆動力伝達機構と
して採用した例について示したが、当該駆動力伝達装置
はディフアレンシャル内に配置して左右両輪間の差動を
制限する差動制限機構として採用し得ることは勿論であ
る。
【図1】本発明の一実施例に係る駆動力伝達装置の断面
図である。
図である。
【図2】同駆動力伝達装置における図1の矢印2−2線
方向の断面図である。
方向の断面図である。
【図3】同駆動力伝達装置における摩擦クラッチ組付部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図4】同駆動力伝達装置を採用した四輪駆動車の概略
的構成図である。
的構成図である。
10…駆動力伝達装置、10a…摩擦クラッチ、10b
…押圧力発生手段、11…ハウジング、12…インナシ
ャフト、13…セパレートプレート、14…フリクショ
ンプレート、15…作動ピストン、16…ロータ、17
…スペーサ、18…圧縮バネ、25,26…プロペラシ
ャフト。
…押圧力発生手段、11…ハウジング、12…インナシ
ャフト、13…セパレートプレート、14…フリクショ
ンプレート、15…作動ピストン、16…ロータ、17
…スペーサ、18…圧縮バネ、25,26…プロペラシ
ャフト。
Claims (1)
- 【請求項1】同軸的かつ相対回転可能に位置する内外両
回転部材間に収容され前記両回転部材の相対回転により
作動してこれら両回転部材をトルク伝達可能に連結する
摩擦係合力を発生させるとともに付与される軸方向の押
圧力に応じて前記摩擦係合力を増減させる摩擦クラッチ
と、前記両回転部材の相対回転に応じた軸方向の押圧力
を発生し同押圧力を前記摩擦クラッチに付与する押圧力
発生手段を備え、前記摩擦クラッチを、前記外側回転部
材に一体回転可能かつ軸方向へ摺動可能に組付けた複数
のセパレートプレートと、前記内側回転部材に一体回転
可能かつ軸方向へ摺動可能に組付けられて前記各セパレ
ートプレートと交互に位置する複数のフリクションプレ
ートとにより構成し、かつ前記押圧力発生手段を、前記
外側回転部材に一体回転可能かつ軸方向へ摺動可能に組
付けられて前記摩擦クラッチに対向するとともに前記両
回転部材間に流体室を成形する作動ピストンと、1また
は複数のブレードを有し前記内側回転部材に一体回転可
能に組付けられて前記流体室内に位置するロータとによ
り構成してなる駆動力伝達装置において、前記摩擦クラ
ッチにおける作動ピストンとは反対側の部位に同摩擦ク
ラッチにプレトルクを付与するバネ部材を配設し、前記
作動ピストンから前記バネ部材に当接する前記摩擦クラ
ッチのセパレートプレートに付与される推力を前記バネ
部材のバネ力以下に設定したことを特徴とする駆動力伝
達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7035093A JPH06280904A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 駆動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7035093A JPH06280904A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 駆動力伝達装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280904A true JPH06280904A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13428902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7035093A Pending JPH06280904A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 駆動力伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06280904A (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP7035093A patent/JPH06280904A/ja active Pending
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