JPH06281101A - 加圧水型原子炉用蒸気発生器 - Google Patents
加圧水型原子炉用蒸気発生器Info
- Publication number
- JPH06281101A JPH06281101A JP5091821A JP9182193A JPH06281101A JP H06281101 A JPH06281101 A JP H06281101A JP 5091821 A JP5091821 A JP 5091821A JP 9182193 A JP9182193 A JP 9182193A JP H06281101 A JPH06281101 A JP H06281101A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- coolant
- primary coolant
- chamber
- pressurized water
- Prior art date
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- Withdrawn
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放射能を含む一次冷却材が、放射能を含まな
い二次冷却材中に漏出する事故を防止し、一次冷却材の
熱を二次冷却材に効率よく伝えることのできる加圧水型
原子炉用蒸気発生器を得る。 【構成】 隔壁によって互いに隔てられた一次冷却材流
が循環される一次冷却材室と、二次冷却材及び蒸気が循
環される二次冷却材室と、前記隔壁を貫通して配置させ
たヒートパイプとを有し、前記ヒートパイプは、蒸発部
が前記一次冷却材室内に、凝集部が前記二次冷却室内
に、そして、中間断熱部が前記隔壁内に納まるように配
設されたものである。
い二次冷却材中に漏出する事故を防止し、一次冷却材の
熱を二次冷却材に効率よく伝えることのできる加圧水型
原子炉用蒸気発生器を得る。 【構成】 隔壁によって互いに隔てられた一次冷却材流
が循環される一次冷却材室と、二次冷却材及び蒸気が循
環される二次冷却材室と、前記隔壁を貫通して配置させ
たヒートパイプとを有し、前記ヒートパイプは、蒸発部
が前記一次冷却材室内に、凝集部が前記二次冷却室内
に、そして、中間断熱部が前記隔壁内に納まるように配
設されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加圧水型原子炉用の蒸気
発生器に関し、特に一次冷却材が二次冷却材中に漏出す
る事故を防止する蒸気発生器に関するものである。
発生器に関し、特に一次冷却材が二次冷却材中に漏出す
る事故を防止する蒸気発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱は、熱力学第2法則から導かれる通
り、自然にはある有限の温度差のもとで高温部から低温
部に流れる。従って、熱のこのような流れ(熱移動)は
不可逆過程であり、熱力学的にはエントロピー量の増大
をもたらす。
り、自然にはある有限の温度差のもとで高温部から低温
部に流れる。従って、熱のこのような流れ(熱移動)は
不可逆過程であり、熱力学的にはエントロピー量の増大
をもたらす。
【0003】一般に、熱エネルギーの伝達又は移動を考
える場合、通常、何らかの流体媒体(気体や液体等)が
担体となり、他の動力を受けて輸送される所謂「熱輸
送」による過程と、熱エネルギーそのものがある有限な
温度差のもと自然に他の媒質内に伝達し移動する所謂
「伝熱現象」の過程とに大別される。
える場合、通常、何らかの流体媒体(気体や液体等)が
担体となり、他の動力を受けて輸送される所謂「熱輸
送」による過程と、熱エネルギーそのものがある有限な
温度差のもと自然に他の媒質内に伝達し移動する所謂
「伝熱現象」の過程とに大別される。
【0004】加圧水型原子炉においては、炉心内で発生
した核分裂による熱は一次冷却材によって蒸気発生器に
熱輸送され、この蒸気発生器内の伝熱現象によって二次
冷却材を加熱して蒸気を発生する。
した核分裂による熱は一次冷却材によって蒸気発生器に
熱輸送され、この蒸気発生器内の伝熱現象によって二次
冷却材を加熱して蒸気を発生する。
【0005】図2は従来の加圧水型原子炉において用い
られている蒸気発生器の構成を模式的に示す説明図であ
る。図に示す通り、加圧水型原子炉炉心1で発生する熱
で加熱された一次冷却材3aが蒸気発生器2と炉心1と
を一次配管3を介して一次冷却材ポンプ4によって循環
されている。
られている蒸気発生器の構成を模式的に示す説明図であ
る。図に示す通り、加圧水型原子炉炉心1で発生する熱
で加熱された一次冷却材3aが蒸気発生器2と炉心1と
を一次配管3を介して一次冷却材ポンプ4によって循環
されている。
【0006】加熱された一次冷却材3aは蒸気発生器2
の下部に導かれ、上方のU字型の多数の細管からなる伝
熱管群2aを通った際に、上方から導かれる二次冷却材
5aに熱を与えて、下部から排出される。
の下部に導かれ、上方のU字型の多数の細管からなる伝
熱管群2aを通った際に、上方から導かれる二次冷却材
5aに熱を与えて、下部から排出される。
【0007】二次冷却材5aは熱を奪って蒸気5bとな
り、二次系配管5を通り、タービン6に導入されて発電
し、復水器7で凝結して給水ポンプ8によってまた蒸気
発生器2に導かれる。
り、二次系配管5を通り、タービン6に導入されて発電
し、復水器7で凝結して給水ポンプ8によってまた蒸気
発生器2に導かれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような加圧水型原
子炉では、蒸気発生器の多数の細管からなる伝熱管で
は、細管内を通過する一次冷却材から細管外を流れる二
次冷却材へ核分裂反応により発生した熱が伝達されるた
め、加圧水型炉における構造的な弱点を有する。即ち、
細管の損傷により放射能を含む一次冷却材が、放射能を
含まない二次冷却材中に漏出し、最悪の結果として大気
中に放射能が放出される可能性がある。
子炉では、蒸気発生器の多数の細管からなる伝熱管で
は、細管内を通過する一次冷却材から細管外を流れる二
次冷却材へ核分裂反応により発生した熱が伝達されるた
め、加圧水型炉における構造的な弱点を有する。即ち、
細管の損傷により放射能を含む一次冷却材が、放射能を
含まない二次冷却材中に漏出し、最悪の結果として大気
中に放射能が放出される可能性がある。
【0009】本発明は、放射能を含む一次冷却材が、放
射能を含まない二次冷却材中に漏出する事故を防止し、
一次冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝えることので
きる加圧水型原子炉用蒸気発生器を得ることを目的とす
る。
射能を含まない二次冷却材中に漏出する事故を防止し、
一次冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝えることので
きる加圧水型原子炉用蒸気発生器を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載の発明
に係る加圧水型原子炉用蒸気発生器では、加圧水型原子
炉を循環する高温の一次冷却材の熱によって二次冷却材
を蒸気化する蒸気発生器において、隔壁によって互いに
隔てられた一次冷却材流が循環される一次冷却材室と、
二次冷却材及び蒸気が循環される二次冷却材室と、前記
隔壁を貫通して配置させたヒートパイプとを有し、前記
ヒートパイプは、蒸発部が前記一次冷却材室内に、凝集
部が前記二次冷却室内に、そして、中間断熱部が前記隔
壁内に納まるように配設されたものである。
に係る加圧水型原子炉用蒸気発生器では、加圧水型原子
炉を循環する高温の一次冷却材の熱によって二次冷却材
を蒸気化する蒸気発生器において、隔壁によって互いに
隔てられた一次冷却材流が循環される一次冷却材室と、
二次冷却材及び蒸気が循環される二次冷却材室と、前記
隔壁を貫通して配置させたヒートパイプとを有し、前記
ヒートパイプは、蒸発部が前記一次冷却材室内に、凝集
部が前記二次冷却室内に、そして、中間断熱部が前記隔
壁内に納まるように配設されたものである。
【0011】本請求項2に記載の発明に係る加圧水型原
子炉用蒸気発生器では、請求項1に記載の加圧水型原子
炉用蒸気発生器において、前記ヒートパイプの熱輸送媒
体として、H2 O,K,Na,及びHgの1種又は2種
以上から選ばれた媒体を含むものである。
子炉用蒸気発生器では、請求項1に記載の加圧水型原子
炉用蒸気発生器において、前記ヒートパイプの熱輸送媒
体として、H2 O,K,Na,及びHgの1種又は2種
以上から選ばれた媒体を含むものである。
【0012】
【作用】本発明においては、隔壁によって互いに隔てら
れた一次冷却材流が循環される一次冷却材室と、二次冷
却材及び蒸気が循環される二次冷却材室と、前記隔壁を
貫通して配置させたヒートパイプとを有し、前記ヒート
パイプは、蒸発部が前記一次冷却材室内に、凝集部が前
記二次冷却室内に、そして、中間断熱部が前記隔壁内に
納まるように配設されたものであるため、放射能を含む
一次冷却材と放射能を含まない二次冷却材とは直接熱伝
達壁を介して熱伝達を行うことがなくなり、二次冷却材
中への放射能の漏出事故を防止することができる。
れた一次冷却材流が循環される一次冷却材室と、二次冷
却材及び蒸気が循環される二次冷却材室と、前記隔壁を
貫通して配置させたヒートパイプとを有し、前記ヒート
パイプは、蒸発部が前記一次冷却材室内に、凝集部が前
記二次冷却室内に、そして、中間断熱部が前記隔壁内に
納まるように配設されたものであるため、放射能を含む
一次冷却材と放射能を含まない二次冷却材とは直接熱伝
達壁を介して熱伝達を行うことがなくなり、二次冷却材
中への放射能の漏出事故を防止することができる。
【0013】また、ヒートパイプを用いるため、熱輸送
媒体そのものの蒸気や凝集による潜熱と毛細管現象を利
用することにより、わずかな温度差で大量の熱輸送を可
能にし、且つ輸送するための動力又はポンプを要しない
ことより、一次冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝え
ることができる。
媒体そのものの蒸気や凝集による潜熱と毛細管現象を利
用することにより、わずかな温度差で大量の熱輸送を可
能にし、且つ輸送するための動力又はポンプを要しない
ことより、一次冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝え
ることができる。
【0014】何故ならば、ヒートパイプは、構造的には
蒸発部と凝集部とその中間の断熱部とからなり、内側壁
面に沿って多孔性物質が設けられているパイプに熱輸送
媒体が封入されている。作動は、充填された熱輸送媒体
が蒸発部で加熱されて蒸発し、その蒸気が中心部のコア
を通って凝集部に流入し凝集する。凝集部にて液化され
た媒体は、多孔性物質の毛細管作用により蒸発部に還流
して循環流が形成される。
蒸発部と凝集部とその中間の断熱部とからなり、内側壁
面に沿って多孔性物質が設けられているパイプに熱輸送
媒体が封入されている。作動は、充填された熱輸送媒体
が蒸発部で加熱されて蒸発し、その蒸気が中心部のコア
を通って凝集部に流入し凝集する。凝集部にて液化され
た媒体は、多孔性物質の毛細管作用により蒸発部に還流
して循環流が形成される。
【0015】蒸発部(加熱)における気液界面部は、液
体の蒸発によって液面がへこむため、その時の液面の表
面張力及び液体の曲率半径をσb ,γe とすれば、多孔
性物質内の液圧は、蒸気圧pveとして、 pve−2σb /γe のように与えられる。
体の蒸発によって液面がへこむため、その時の液面の表
面張力及び液体の曲率半径をσb ,γe とすれば、多孔
性物質内の液圧は、蒸気圧pveとして、 pve−2σb /γe のように与えられる。
【0016】一方、凝集部(放熱)は、気液界面部が平
坦に近くなるので、同様に凝集部の液面曲率半径をγc
として多孔性物質内の液圧は、 pvc−2σb /γc となる。
坦に近くなるので、同様に凝集部の液面曲率半径をγc
として多孔性物質内の液圧は、 pvc−2σb /γc となる。
【0017】結局、液体を凝集部から蒸発部へ押し戻す
ためのポンプ圧は、液面の水頭を各々he およびhc ,
媒体の平均密度をρtgとすれば、 2σb (1/γe −1/γc )−(pvc−pve)−ρtg
(he −hc ) であり、下記の条件 pvc−pve≧0 γe γc を考えれば、ポンプ圧を正にすることは可能であり、密
閉されたポンプ内で外部からの動力なしに循環流が形成
される。
ためのポンプ圧は、液面の水頭を各々he およびhc ,
媒体の平均密度をρtgとすれば、 2σb (1/γe −1/γc )−(pvc−pve)−ρtg
(he −hc ) であり、下記の条件 pvc−pve≧0 γe γc を考えれば、ポンプ圧を正にすることは可能であり、密
閉されたポンプ内で外部からの動力なしに循環流が形成
される。
【0018】従って、ヒートパイプは、蒸発・凝集によ
る潜熱を利用しているため大量の熱輸送を可能にし、且
つ輸送するための動力又はポンプを要しないため、一次
冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝えることができ
る。
る潜熱を利用しているため大量の熱輸送を可能にし、且
つ輸送するための動力又はポンプを要しないため、一次
冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝えることができ
る。
【0019】具体的には、本蒸気発生器に配置されるヒ
ートパイプは、好ましくは1本以上配置され、これらヒ
ートパイプは、一次冷却材及び二次冷却材の流体の移動
により発生する振動等に抗せるように、互いに横架され
た細管保持材で接続する。
ートパイプは、好ましくは1本以上配置され、これらヒ
ートパイプは、一次冷却材及び二次冷却材の流体の移動
により発生する振動等に抗せるように、互いに横架され
た細管保持材で接続する。
【0020】また、具体的なヒートパイプの熱輸送媒体
としては、一次冷却材の水温が300〜350℃程度で
あるので、H2 O,K,Na,及びHgの1種又は2種
以上から選ばれた媒体を含むものを使用することができ
る。
としては、一次冷却材の水温が300〜350℃程度で
あるので、H2 O,K,Na,及びHgの1種又は2種
以上から選ばれた媒体を含むものを使用することができ
る。
【0021】
【実施例】図1は本発明の蒸気発生器の一実施例の構成
を模式的に示した説明図である。図に示す通り、蒸気発
生器11は、向って左側の高温の一次冷却材12が循環
される一次冷却材室13と、右側の二次冷却材14及び
蒸気15が循環される二次冷却材室16とが分厚い隔壁
17によって隔てられている。
を模式的に示した説明図である。図に示す通り、蒸気発
生器11は、向って左側の高温の一次冷却材12が循環
される一次冷却材室13と、右側の二次冷却材14及び
蒸気15が循環される二次冷却材室16とが分厚い隔壁
17によって隔てられている。
【0022】隔壁17には少なくとも1つ以上のヒート
パイプの装着孔18が穿設されており、この装着孔18
にヒートパイプ19が水平に装着されている。また、ヒ
ートパイプ19同士は一次冷却材及び二次冷却材の流体
の移動により発生する振動等に抗せるように、互いに横
架された細管保持材20で接続されている。
パイプの装着孔18が穿設されており、この装着孔18
にヒートパイプ19が水平に装着されている。また、ヒ
ートパイプ19同士は一次冷却材及び二次冷却材の流体
の移動により発生する振動等に抗せるように、互いに横
架された細管保持材20で接続されている。
【0023】ヒートパイプ19は内側壁面に沿って多孔
性物質が設けられているパイプに熱輸送媒体が封入され
ている構造を有し、蒸発部と凝集部とその中間の断熱部
とからなる。従って、ヒートパイプ19は、一次冷却材
室13内に露呈された部分が蒸発部、二次冷却室16内
に露呈された部分が凝集部、そして、隔壁17内に納め
られた部分が中間断熱部となる。尚、3つの部分の比率
は、ヒートパイプ19の配設本数,一次冷却材・二次冷
却材の水温,隔壁の厚さ等の条件によって最適な比率と
する。
性物質が設けられているパイプに熱輸送媒体が封入され
ている構造を有し、蒸発部と凝集部とその中間の断熱部
とからなる。従って、ヒートパイプ19は、一次冷却材
室13内に露呈された部分が蒸発部、二次冷却室16内
に露呈された部分が凝集部、そして、隔壁17内に納め
られた部分が中間断熱部となる。尚、3つの部分の比率
は、ヒートパイプ19の配設本数,一次冷却材・二次冷
却材の水温,隔壁の厚さ等の条件によって最適な比率と
する。
【0024】また、ヒートパイプ19内に封入される熱
輸送媒体は、一次冷却材・二次冷却材の水温、即ち作動
温度によって、最適な熱輸送媒体を選択するが、一次冷
却材の水温が300〜350℃程度であるので、H2
O,K,Na,及びHgの1種又は2種以上から選ばれ
たものを使用することができる。
輸送媒体は、一次冷却材・二次冷却材の水温、即ち作動
温度によって、最適な熱輸送媒体を選択するが、一次冷
却材の水温が300〜350℃程度であるので、H2
O,K,Na,及びHgの1種又は2種以上から選ばれ
たものを使用することができる。
【0025】従って、ヒートパイプ19は、一次冷却材
の熱で熱輸送媒体が加熱蒸発され、蒸気化した熱輸送媒
体は中間断熱部を通り、熱を二次冷却材へ放出して凝集
する。凝集された熱輸送媒体は多孔性物質の毛細管現象
によって、中間断熱部を通り、一次冷却材側へ移行し
て、これを繰り返す。また、ヒートパイプ19で発生し
た蒸気は蒸気発生器の上部から排出される。
の熱で熱輸送媒体が加熱蒸発され、蒸気化した熱輸送媒
体は中間断熱部を通り、熱を二次冷却材へ放出して凝集
する。凝集された熱輸送媒体は多孔性物質の毛細管現象
によって、中間断熱部を通り、一次冷却材側へ移行し
て、これを繰り返す。また、ヒートパイプ19で発生し
た蒸気は蒸気発生器の上部から排出される。
【0026】本蒸気発生器は、次の理由によって、一次
冷却材が二次側に漏出するトラブルを減少させることが
できる。 (1) 一次冷却材と二次冷却材とを隔てる隔壁を充分に厚
くすることができるため、隔壁の破損により放射能の漏
出事故が生じる可能性は小さい。 (2) ヒートパイプの一次冷却材側が損傷して一次冷却材
がヒートパイプ中に漏入しても、二次冷却材中に漏出す
るためには、更に二次冷却材側でもヒートパイプの損傷
が生じなければいけない。即ち、二次の破損が生じない
かぎり、一次冷却材いが二次冷却材中に漏出することは
ない。
冷却材が二次側に漏出するトラブルを減少させることが
できる。 (1) 一次冷却材と二次冷却材とを隔てる隔壁を充分に厚
くすることができるため、隔壁の破損により放射能の漏
出事故が生じる可能性は小さい。 (2) ヒートパイプの一次冷却材側が損傷して一次冷却材
がヒートパイプ中に漏入しても、二次冷却材中に漏出す
るためには、更に二次冷却材側でもヒートパイプの損傷
が生じなければいけない。即ち、二次の破損が生じない
かぎり、一次冷却材いが二次冷却材中に漏出することは
ない。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、隔壁によ
って互いに隔てられた一次冷却材流が循環される一次冷
却材室と、二次冷却材及び蒸気が循環される二次冷却材
室と、前記隔壁を貫通して配置させたヒートパイプとを
有し、前記ヒートパイプは、蒸発部が前記一次冷却材室
内に、凝集部が前記二次冷却室内に、そして、中間断熱
部が前記隔壁内に納まるように配設されたものであるた
め、放射能を含む一次冷却材と放射能を含まない二次冷
却材とは直接熱伝達壁を介して熱伝達を行うことがなく
なり、二次冷却材中への放射能の漏出事故を防止するこ
とができる。
って互いに隔てられた一次冷却材流が循環される一次冷
却材室と、二次冷却材及び蒸気が循環される二次冷却材
室と、前記隔壁を貫通して配置させたヒートパイプとを
有し、前記ヒートパイプは、蒸発部が前記一次冷却材室
内に、凝集部が前記二次冷却室内に、そして、中間断熱
部が前記隔壁内に納まるように配設されたものであるた
め、放射能を含む一次冷却材と放射能を含まない二次冷
却材とは直接熱伝達壁を介して熱伝達を行うことがなく
なり、二次冷却材中への放射能の漏出事故を防止するこ
とができる。
【0028】また、ヒートパイプを用いるため、熱輸送
媒体そのものの蒸気や凝集による潜熱と毛細管現象を利
用することにより、わずかな温度差で大量の熱輸送を可
能にし、且つ輸送するための動力又はポンプを要しない
ことより、一次冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝え
ることができるという効果を有する。
媒体そのものの蒸気や凝集による潜熱と毛細管現象を利
用することにより、わずかな温度差で大量の熱輸送を可
能にし、且つ輸送するための動力又はポンプを要しない
ことより、一次冷却材の熱を二次冷却材に効率よく伝え
ることができるという効果を有する。
【図1】本発明の蒸気発生器の一実施例の構成を模式的
に示した説明図である。
に示した説明図である。
【図2】従来の加圧水型原子炉において用いられている
蒸気発生器の構成を模式的に示す説明図である。
蒸気発生器の構成を模式的に示す説明図である。
11…蒸気発生器、 12…一次冷却材、 13…一次冷却材室、 14…二次冷却材、 15…蒸気、 16…二次冷却材室、 17…隔壁、 18…装着孔、 19…ヒートパイプ、 20…細管保持材、
Claims (2)
- 【請求項1】 加圧水型原子炉を循環する高温の一次冷
却材の熱によって二次冷却材を蒸気化する蒸気発生器に
おいて、 隔壁によって互いに隔てられた一次冷却材流が循環され
る一次冷却材室と、二次冷却材及び蒸気が循環される二
次冷却材室と、前記隔壁を貫通して配置させたヒートパ
イプとを有し、 前記ヒートパイプは、蒸発部が前記一次冷却材室内に、
凝集部が前記二次冷却室内に、そして、中間断熱部が前
記隔壁内に納まるように配設されたことを特徴とする加
圧水型原子炉用蒸気発生器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の加圧水型原子炉用蒸気
発生器において、 前記ヒートパイプの熱輸送媒体として、H2 O,K,N
a,及びHgの1種又は2種以上から選ばれた媒体を含
むことを特徴とする加圧水型原子炉用蒸気発生器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5091821A JPH06281101A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 加圧水型原子炉用蒸気発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5091821A JPH06281101A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 加圧水型原子炉用蒸気発生器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06281101A true JPH06281101A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=14037294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5091821A Withdrawn JPH06281101A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 加圧水型原子炉用蒸気発生器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06281101A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112983817A (zh) * | 2021-03-10 | 2021-06-18 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 泵体、压缩机及空调器 |
| KR20210113882A (ko) | 2020-03-09 | 2021-09-17 | 효성중공업 주식회사 | 냉각용 증발장치 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP5091821A patent/JPH06281101A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210113882A (ko) | 2020-03-09 | 2021-09-17 | 효성중공업 주식회사 | 냉각용 증발장치 |
| CN112983817A (zh) * | 2021-03-10 | 2021-06-18 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 泵体、压缩机及空调器 |
| CN112983817B (zh) * | 2021-03-10 | 2022-08-16 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 泵体、压缩机及空调器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |