JPH0628208Y2 - 散布車の散布液タンク用蓋 - Google Patents

散布車の散布液タンク用蓋

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JPH0628208Y2
JPH0628208Y2 JP1108890U JP1108890U JPH0628208Y2 JP H0628208 Y2 JPH0628208 Y2 JP H0628208Y2 JP 1108890 U JP1108890 U JP 1108890U JP 1108890 U JP1108890 U JP 1108890U JP H0628208 Y2 JPH0628208 Y2 JP H0628208Y2
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spray liquid
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lid
spray
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健治 藤江
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スピードスプレーヤ等に搭載される散布液
タンクの蓋の構造に係り、詳しくは空気穴からの散布液
の漏れ防止を改善された散布液タンク用蓋に関するもの
である。
〔従来の技術〕
スピードスプレーヤに搭載される薬液タンクは、上部に
投入口を有し、その投入口が蓋により開閉自在となって
いる。また、薬液タンク内の薬液をポンプにより円滑に
吸入するためには、薬液タンク内を大気圧に維持する必
要があり、蓋には薬液タンクの内外を連通するための空
気穴が設けられている。さらに、スピードスプレーヤ
は、傾斜地を登り降りするため、スピードスプレーヤの
傾斜等にもかかわらず、空気穴から薬液タンク内の薬液
が外部へ漏れるのを防止する必要がある。
従来の薬液タンク用蓋(例:実開昭61−125364
号公報及び実開昭61−33665号公報等)では、空
気穴が、蓋の中央部に上下方向へ貫通するように、穿設
されるとともに、プレート等が空気穴の下方に変位自在
に配設され、薬液が空気穴を逆流しようとするときは、
プレート等が、薬液からの圧力を受けて、変位し、空気
穴を閉鎖するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の空気穴付き蓋の問題点を列挙すると、
次の通りである。
(a)プレート等は、薬液からの押圧力により空気穴を
閉じるようになっているが、薬液からの押圧力は不十分
で、プレート等が、空気穴の閉止時に十分に密着せず、
薬液が空気穴を介して外部へ漏れ易い。
(b)薬液タンク内の薬液は、撹拌羽根による撹拌及び
スピードスプレーヤの振動等により常時泡立っており、
プレート等は、薬液の上面の泡によっては押圧され難
く、スピードスプレーヤの傾斜時に泡状の薬液が空気穴
から漏れ易くなっている。
(c)スピードスプレーヤが、薬液タンクに薬液をほぼ
満量状態に貯蔵したまま、傾斜姿勢で,薬液の噴霧を継
続すると、空気穴がプレート等により閉じられているた
め、薬液タンク内が負圧となり、ポンプの吸入効率が低
下する。
請求項1〜3の考案の目的は、上述の(a)〜(c)の
問題点を克服することであり、空気穴を介して散布液タ
ンクの外部への散布液の漏れを確実に防止できる散布車
の散布液タンク用蓋を提供することである。
請求項2及び3の考案の目的は、さらに、構造を簡単化
することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
請求項1の前提となる散布車(10)の散布液タンク用蓋(2
2)は、散布液(20)を貯蔵する散布液タンク(24)の上部に
開閉自在に設けられる散布液タンク用蓋(22)を備える。
そして、請求項1の考案の散布液タンク用蓋(22)は次の
(a)〜(c)の構成要素を有してなる。
(a)周壁に周方向へ間隔をおいて形成され散布液タン
ク(24)の内外を連通する複数個の空気穴(52) (b)各空気穴(52)に対応して散布液タンク用蓋(22)の
放射方向へ変位自在に設けられ空気穴(52)を開閉する弁
体(54) (c)散布液(20)の傾斜に関係して移動して傾斜方向下
方側の弁体(54)を空気穴(52)に就座させる可動体(56) 請求項2の散布車(10)の散布液タンク用蓋(22)では、さ
らに、可動体(56)が、散布液タンク用蓋(22)の放射方向
へ散布液タンク用蓋の中心に対して移動自在であり、各
弁体(54)を共通に操作自在となっている。
請求項3の前提となる散布車(10)の散布液タンク用蓋(2
2)は、散布液(20)を貯蔵する散布液タンク(24)の上部に
開閉自在に設けられる散布液タンク用蓋(22)を備える。
そして、請求項3の考案の散布液タンク用蓋(22)は次の
(a)及び(b)の構成要素を有してなる。
(a)散布液(20)を貯蔵する散布液タンク(24)の上部に
開閉自在に設けられる散布液タンク用蓋(22)を備える散
布車(10)において、周壁に周方向へ間隔をおいて形成さ
れ散布液タンク(24)の内外を連通する複数個の空気穴(5
2) (b)各空気穴(52)に対応して設けられ重力に従って散
布液タンク用蓋(22)の放射方向へ変位して空気穴(52)を
開閉する弁体(54) 〔作用〕 請求項1の考案において、散布車(10)、したがって散布
液タンク(24)が傾斜すると、可動体(56)も、その重力に
従って、散布液タンク(24)の傾斜に合わせて、傾斜方向
下方へ移動する。これにより、傾斜方向下方側にある弁
体(54)は、可動体(56)により空気穴(52)の方へ押しやら
れ、空気穴(52)を閉止する。散布液タンク(24)内の散布
液(20)は、散布液タンク(24)の傾斜に伴って、傾斜方向
下方側の空気穴(52)の方へ押し寄せるが、弁体(54)によ
る空気穴(52)の閉によりその空気穴(52)から散布液タン
ク(24)の外部へ漏れ出るのが防止される。一方、傾斜方
向上方側の弁体(54)は、可動体(56)による空気穴(52)の
方への押圧を受けないので、その弁体(54)に対応する空
気穴(52)から離れ、傾斜方向上方側の空気穴(52)は、散
布液タンク(24)の内外を連通する状態に保持される。
請求項2の考案では、各弁体(54)は、散布液タンク用蓋
(22)の中心側の共通の可動体(56)により操作される。す
なわち、共通の可動体(56)は、散布液タンク(24)の傾斜
に応じて傾斜方向下方側へ移動し、傾斜方向上方側の弁
体(54)からは離れ、傾斜方向下方側の弁体(54)を下方へ
押圧する。したがって、傾斜方向上方側の弁体(54)は、
それに対応する空気穴(52)から離れ、その空気穴(52)は
開状態に保持され、また、傾斜方向下方側の弁体(54)
は、可動体(56)により空気穴(52)に押圧され、空気穴(5
2)を閉止する。
請求項3の考案では、各弁体(54)は、それ自体にかかる
重力により散布液タンク(24)の傾斜に応じて散布液タン
ク用蓋(22)の傾斜方向へ移動する。したがって、散布液
タンク(24)の傾斜時に、傾斜方向上側の弁体(54)は、そ
れに対応する空気穴(52)から離れて、その空気穴(52)を
開放させ、その空気穴(52)を介して散布液タンク(24)内
の気圧を大気圧に保持する。また、傾斜方向下側の弁体
(54)は、それに対応する空気穴(52)に到達して、その空
気穴(52)を閉止し、空気穴(52)からの散布液(20)の漏れ
を防止する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第8図はスピードスプレーヤ10の概略的な側面図であ
る。スピードスプレーヤ10は、駆動輪としての前輪12及
び後輪14を備え、前後進可能となっている。さらに、ス
ピードスプレーヤ10は、前側から順番に、ステアリング
ホィール16を装備する運転席18と、薬液20を内部に貯蔵
し上部ほぼ中央に蓋22を開閉自在に設けられる薬液タン
ク24と、エンジン及びポンプ(図示せず)等の機械部を
収容するエンジンルーム26と、側方及び上方へ薬液20を
噴霧する複数個のノズル28を周辺部に沿って配列されて
いる噴頭30と、最後部に配設され後方から吸い込んだ空
気を噴頭30へ吐出する送風機32とを有している。
第2図は蓋22の構造を示す垂直断面図である。投入口34
は薬液タンク24の上部中央に形成され、蓋22は、下端部
外周のねじ溝35を介して投入口34に螺合するとともにパ
ッキン36を投入口34の上部周縁部に圧着する本体38と、
本体38の下側開口から本体38内へ嵌挿され複数個のねじ
40により本体38に固定される円形閉鎖板42とを有してい
る。円形閉鎖板42は、周辺部に周方向へ等角度間隔に複
数個の通孔44を有し、通孔44は円形閉鎖板42を板厚方向
へ連通している。
第3図は蓋22の本体38をその開口側から見た斜視図であ
る。本体38の奥側には周壁の内周に沿って環状段部46が
形成され、円形閉鎖板42(第2図)の周辺部を当てられ
るようになっている。ねじ穴48は、各環状段部46に設け
られて、ねじ40(第2図)を螺合されるようになってい
る。複数個の案内溝50は、環状段部46の周方向の各個所
を切欠くように、周方向等角度間隔、例えば90°間隔
に、形成される。空気穴52は、本体38の周壁を放射方向
へ貫通するように、各案内溝50の位置に形成される。
第4図は第2図の蓋22から円形閉鎖板42を外して本体38
内を開口側から見た図である。第2図及び第4図におい
て、ボール54は、各案内溝50内に配設され、案内溝50に
より蓋22の放射方向へ案内されつつ、空気穴52を開閉自
在となっている。円形可動体56は、各ボール54の内側に
配設され、本体38の放射方向へ円形閉鎖板42の上面を摺
動自在に本体38の端壁と円形閉鎖板42との間の空間に配
設される。第4図において、Dは、各ボール54が空気穴
52の閉止位置にあるときに、各ボール54の内側の端に共
通に接する円の直径であり、dは円形可動体56の直径で
り、O1及びO2は、それぞれ本体38及び円形可動体56
の中心を示している。D>dであり、円形可動体56の中
心O2は、本体38の中心O1から(D−d)/2の範囲
で変位可能である。
第1図は薬液タンク24がAの向きへ傾斜したときの蓋22
及び薬液タンク24の状態を示す図、第5図及び第6図は
薬液タンク24がAの向きに傾斜したときの本体38内の状
態を第1図の蓋22から円形閉鎖板42を外して本体38の開
口側から見た図でる。第1図〜第6図を参照しつつ、実
施例の作用について説明する。
スピードスプレーヤ10、したがって薬液タンク24がAの
向きに傾斜すると、円形可動体56も、薬液タンク24の傾
斜に合わせて、傾斜方向下方としてのAの向きへ移動す
る。これにより、第5図及び第6図に示されるように、
傾斜方向下方側にあるボール54は、円形可動体56により
押圧されて、案内溝50内を空気穴52の方へ押しやられ、
空気穴52を閉止する。薬液タンク24内の薬液20は、第1
図に示されるように、Aの向きへの薬液タンク24の傾斜
に伴って、傾斜方向下方側の空気穴52の方へ押し寄せる
が、ボール54による空気穴52の閉によりその空気穴52か
ら薬液タンク24の外部へ漏れ出るのが防止される。一
方、傾斜方向上方側のボール54は、円形可動体56による
空気穴52の方への押圧を受けないので、そのボール54に
対応する空気穴52から離れ、傾斜方向上方側の空気穴52
は、薬液タンク24の内外を連通する状態に保持される。
薬液タンク24内は、円形閉鎖板42の通孔44及び開放状態
の空気穴52を介して薬液タンク24の外と連通状態とな
り、大気圧に維持される。
薬液タンク24が水平姿勢に戻ると、円形可動体56は、本
体38の放射方向へ変位する重力を受けず第5図及び第6
図のように、本体38の中心O1から変位した位置、又は
第4図のように、中心O2を本体38の中心O1に一致さ
せる位置に保持される。円形可動体56の位置がどのよう
であっても、少なくとも1個のボール54は空気穴52から
離れていて、その空気穴52は、薬液タンク24の内外を連
通しているので、薬液タンク24内の気圧は大気圧に維持
される。
第7図はボール54を付勢する圧縮コイルばね60を備える
蓋22の本体38をその開口側から見た斜視図である。円形
可動体56の周部には、各ボール54に対応して切欠き溝58
が形成され、圧縮コイルばね60が、各切欠き溝58に部分
的に挿入されて、ボール54を空気穴52の方へ付勢してい
る。圧縮コイルばね60の自由長は、円形可動体56が一方
の側へ変位したとき、他方側のボール54が空気穴52から
離れることができる長さとし、空気穴52の開放に支障が
生じないようにする。この実施例では、薬液タンク24の
傾斜に従って円形可動体56が移動したとき、傾斜方向下
側の方のボール54は圧縮コイルばね60により確実かつ安
定的に空気穴52に押圧され、空気穴52の閉止が確実とな
る。
図示の実施例では、各ボール54は、薬液タンク24の傾斜
に伴う円形可動体56の移動により空気穴52を開閉する
が、円形可動体56を第4図に示されるような本体38の中
心位置に固定し、又は本体38に一体成形で形成し、各ボ
ール54を、それ自体にかかる重力により薬液タンク24の
傾斜に従って案内溝50の方向へ変位させて、空気穴52を
開閉することも可能である。
また、図示の実施例では、各ボール54は共通の円形可動
体56により位置を制御されるが、円形可動体56に代わる
ボール操作用の可動体を各ボール54ごとに設けることも
可能である。例えば、円形可動体56を、各ボール54に対
応して複数個の扇形部分に分割し、各扇形部分ごとに扇
形部分を本体38の放射方向へ案内する案内を設ける。
〔考案の効果〕
請求項1〜3の考案では、弁体自体又は可動体にかかる
重力により、弁体が散布液タンクの傾斜に応じて変位
し、傾斜方向上側及び下側の空気穴がそれぞれ開放及び
閉止状態に保持される。散布液タンクの傾斜時にかかる
弁体自体又は可動体にかかる重力に因る弁体の閉止力
は、散布液タンク内の散布液本体や泡状の散布液から受
ける力よりも十分に大きいので、傾斜方向下側の空気穴
を確実に閉止して、その空気穴からの散布液の漏れを防
止することができるとともに、散布液タンクの傾斜時
も、傾斜方向上側の空気穴は開放状態に保持され、散布
液タンク内の気圧を大気圧に維持して、ポンプの吸入機
能の低下を回避することができる。
請求項2の考案では、重力を受けて各弁体を変位させる
可動体が共通に設けられるので、部品点数が低減される
とともに、全体の構造を簡単にすることができる。
請求項3の考案では、弁体がそれ自体にかかる重力によ
り空気穴を開閉するので、可動体が省略され、これによ
り、部品点数が低減されるとともに、全体の構造を簡単
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図は薬液タンクが
Aの向きへ傾斜したときの蓋及び薬液タンクの状態を示
す図、第2図は蓋の構造を示す垂直断面図、第3図は蓋
の本体をその開口側から見た斜視図、第4図は第2図の
蓋から円形閉鎖板を外して本体内を開口側から見た図、
第5図及び第6図は薬液タンクがAの向きに傾斜したと
きの本体内の状態を第1図の蓋から円形閉鎖板を外して
本体の開口側から見た図、第7図はボールを付勢する圧
縮コイルばねを備える蓋の本体をその開口側から見た斜
視図、第8図はスピードスプレーヤの概略的な側面図で
ある。 10……スピードスプレーヤ(散布車)、20……薬液(散
布液)、22……蓋(散布液タンク用蓋)、24……薬液タ
ンク(散布液タンク)、52……空気穴、54……ボール
(弁体)、56……円形可動体(可動体)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】散布液(20)を貯蔵する散布液タンク(24)の
    上部に開閉自在に設けられる散布液タンク用蓋(22)を備
    える散布車(10)の散布液タンク用蓋(22)において、周壁
    に周方向へ間隔をおいて形成され前記散布液タンク(24)
    の内外を連通する複数個の空気穴(52)と、各空気穴(52)
    に対応して前記散布液タンク用蓋(22)の放射方向へ変位
    自在に設けられ前記空気穴(52)を開閉する弁体(54)と、
    前記散布液(20)の傾斜に関係して移動して傾斜方向下方
    側の弁体(54)を前記空気穴(52)に就座させる可動体(56)
    とを有してなることを特徴とする散布車の散布液タンク
    用蓋。
  2. 【請求項2】前記可動体(56)が、前記散布液タンク用蓋
    (22)の放射方向へ前記散布液タンク用蓋の中心に対して
    移動自在であり、各弁体(54)を共通に操作自在であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の散布車の散布液タンク用
    蓋。
  3. 【請求項3】散布液(20)を貯蔵する散布液タンク(24)の
    上部に開閉自在に設けられる散布液タンク用蓋(22)を備
    える散布車(10)の散布液タンク用蓋(22)において、周壁
    に周方向へ間隔をおいて形成され前記散布液タンク(24)
    の内外を連通する複数個の空気穴(52)と、各空気穴(52)
    に対応して設けられ重力に従って前記散布液タンク用蓋
    (22)の放射方向へ変位して前記空気穴(52)を開閉する弁
    体(54)とを有してなることを特徴とする散布車の散布液
    タンク用蓋。
JP1108890U 1990-02-08 1990-02-08 散布車の散布液タンク用蓋 Expired - Lifetime JPH0628208Y2 (ja)

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