JPH0628302U - アキュムレータ - Google Patents
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- JPH0628302U JPH0628302U JP7114892U JP7114892U JPH0628302U JP H0628302 U JPH0628302 U JP H0628302U JP 7114892 U JP7114892 U JP 7114892U JP 7114892 U JP7114892 U JP 7114892U JP H0628302 U JPH0628302 U JP H0628302U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ポペットが液体案内孔に向け反復して移動する
ことを阻止し、ひいてはブラダがポペットと液体案内孔
との間に挟まれて損傷を受けることを防止し、またポペ
ットが折損されることを防止する。 【構成】ブラダがオイルポートの液体案内孔に陥入され
ることを阻止するようオイルポートの液体案内孔に配設
されたポペットに対して永久磁石(54b) を配設しかつポ
ペットの移動を検知する検知回路(59)をオイルポートに
配設しておき、検知回路(59)がポペットの移動を検知し
たとき検知結果に応じて液体源の液体圧およびガス室の
ガス圧のうちの少なくとも一方を調節する。 【効果】ポペットが液体案内孔に向け反復して移動する
ことを阻止でき、ひいてはブラダがポペットと液体案内
孔との間に挟まれて損傷を受けることを防止でき、また
ポペットが折損されることを防止できる。
ことを阻止し、ひいてはブラダがポペットと液体案内孔
との間に挟まれて損傷を受けることを防止し、またポペ
ットが折損されることを防止する。 【構成】ブラダがオイルポートの液体案内孔に陥入され
ることを阻止するようオイルポートの液体案内孔に配設
されたポペットに対して永久磁石(54b) を配設しかつポ
ペットの移動を検知する検知回路(59)をオイルポートに
配設しておき、検知回路(59)がポペットの移動を検知し
たとき検知結果に応じて液体源の液体圧およびガス室の
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ことを阻止でき、ひいてはブラダがポペットと液体案内
孔との間に挟まれて損傷を受けることを防止でき、また
ポペットが折損されることを防止できる。
Description
【0001】
【0002】
本考案は、シェルの内部空間をブラダによって区画して形成されたガス室にガ スを封入し、かつ液体室を液体源に連通する液体案内孔の形成されたオイルポー トをシェルの取付開口に対して保持せしめ、かつブラダがオイルポートの液体案 内孔に陥入されることを阻止するようオイルポートの液体案内孔に対しポペット を配設してなるアキュムレータに関し、特に、ポペットに対して永久磁石を配設 しかつポペットの移動を検知する検知回路をオイルポートに配設しておき、検知 回路がポペットの移動を検知したとき検知結果に応じて液体源の液体圧およびガ ス室のガス圧のうちの少なくとも一方を調節することにより、ブラダがポペット を移動せしめることを防止してなるアキュムレータに関するものである。
【0003】
従来、この種のアキュムレータとしては、シェルの内部空間をブラダによって 区画して形成されたガス室にガスを封入し、かつ液体室を液体源に連通する液体 案内孔の形成されたオイルポートをシェルの取付開口に対して保持せしめ、かつ ブラダがオイルポートの液体案内孔に陥入されることを阻止するようオイルポー トの液体案内孔に対しポペットを配設してなるものが、提案されていた。
【0004】
しかしながら、従来のアキュムレータでは、シェルの内部空間をブラダによっ て区画して形成されたガス室にガスを封入し、かつ液体室を液体源に連通する液 体案内孔の形成されたオイルポートをシェルの取付開口に対して保持せしめ、か つブラダがオイルポートの液体案内孔に陥入されることを阻止するようオイルポ ートの液体案内孔に対しポペットを配設しているに過ぎなかったので、ガス室の 初期ガス圧以上の液体圧 (特に初期ガス圧の1.1 倍以上の液体圧) について使用 される場合、ポペットに対しブラダが接触されることはないが、(i) 液体源の液 体圧が変動してガス室の初期ガス圧よりも小さくなると、ポペットにブラダが接 触され液体案内孔に向けて押圧するため、ブラダがポペットと液体案内孔との間 に挟まれ破損されてしまう欠点があり、また(ii)ポペットが液体案内孔を閉鎖し た状態で液体源の液体圧が急速に増大するとポペットが液体室に向けて急速に移 動されるためポペットのシャフトないしはその周囲に配設されたスプリングなど が折損されてしまう欠点があった。
【0005】 そこで、本考案は、これらの欠点を除去する目的で、ポペットに対して永久磁 石を配設しかつポペットの移動を検知する検知回路をオイルポートに配設してお き、検知回路がポペットの移動を検知したとき検知結果に応じて液体源の液体圧 およびガス室のガス圧のうちの少なくとも一方を調節することにより、ブラダが ポペットを移動せしめることを防止してなるアキュムレータを提供せんとするも のである。
【0006】
【0007】
本考案により提供される問題点の解決手段は、 「シェルの内部空間をブラダによって区画して形成されたガス室にガスを封 入し、かつ液体室を液体源に連通する液体案内孔の形成されたオイルポート をシェルの取付開口に対して保持せしめ、かつブラダがオイルポートの液体 案内孔に陥入されることを阻止するようオイルポートの液体案内孔に対しポ ペットを配設してなるアキュムレータにおいて、 ポペットに対して永久磁石(54b) を配設しかつポペットの移動を検知する検 知回路(59)をオイルポートに配設しておき、検知回路(59)がポペットの移動 を検知したとき検知結果に応じて液体源の液体圧およびガス室のガス圧のう ちの少なくとも一方を調節することにより、ブラダがポペットを移動せしめ ることを防止してなることを特徴とするアキュムレータ」 である。
【0008】
本考案にかかるアキュムレータは、シェルの内部空間をブラダによって区画し て形成されたガス室にガスを封入し、かつ液体室を液体源に連通する液体案内孔 の形成されたオイルポートをシェルの取付開口に対して保持せしめ、かつブラダ がオイルポートの液体案内孔に陥入されることを阻止するようオイルポートの液 体案内孔に対しポペットを配設してなるアキュムレータであって、上述の[問題 点の解決手段]の欄に明示したごとく構成されており、特に、ポペットに対して 永久磁石を配設しかつポペットの移動を検知する検知回路をオイルポートに配設 しておき、検知回路がポペットの移動を検知したとき検知結果に応じて液体源の 液体圧およびガス室のガス圧のうちの少なくとも一方を調節することにより、ブ ラダがポペットを移動せしめることを防止しているので、 (i) ポペットが液体案内孔に向け反復して移動することを阻止する作用 をなし、ひいては (ii) ブラダがポペットと液体案内孔との間に挟まれて損傷を受けること を防止する作用 をなし、また (iii) ポペットが液体案内孔を開放する方向に向け反復して移動すること を回避しポペットが折損されることを防止する作用 をなし、結果的に (iv) 耐用期間を延長する作用 をなす。
【0009】
次に、本考案にかかるアキュムレータについて、その好ましい実施例を挙げ、 添付図面を参照しつつ、具体的に説明する。
【0010】 しかしながら、以下に説明する実施例は、本考案の理解を容易化ないし促進化 するために記載されるものであって、本考案を限定するために記載されるもので はない。
【0011】 換言すれば、以下に説明する実施例において開示される各要素は、本考案の精 神ならびに技術的範囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置換を含むもので ある。
【0012】(添付図面の説明)
【0013】 図1は、本考案にかかるアキュムレータの一実施例の一半部を示すための断面 図であって、特に、ガス封入部材40を含む一半部を示している。
【0014】 図2は、本考案にかかるアキュムレータの一実施例の他半部を示すための断面 図であって、特に、オイルポート部材50を含む他半部を示している。
【0015】(実施例の構成)
【0016】 まず、図1および図2を参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一実施 例について、その構成を詳細に説明する。
【0017】 10は、本考案にかかるアキュムレータであって、ガス室10A と液体室10B とを 内部に包有するシェル20と、シェル20の内部に配設されておりガス室10A と液体 室10B とを互いに区画するためのブラダ30と、シェル20の一端部開口 (“ガス封 入口金部材取付開口”という)21aに取り付けられており適宜のガス供給源(図示 せず)から与えられた窒素ガスなどの適宜のガスをガス室10A(すなわちブラダ30 の内部) に供給したのち封入するためのガス封入部材40と、シェル20の他端部開 口 (“オイルポート取付開口”という)21bに取り付けられており適宜の液体源に 連通された液体案内管(図示せず)と液体室10B との間で液体 (たとえばオイル ,ブレーキ液あるいは水など) を案内するための液体案内部材 (以下“オイルポ ート部材”という)50 とを、備えている。
【0018】 シェル20は、液体室10B に供給される液体によって損傷を受けずかつその液体 の圧力ならびにガス室10A すなわちブラダ30に保持されたガスの圧力によって破 損されない金属その他の適宜の材料によって形成されており、中空の回転対象体 などの所望の形状とされている。
【0019】 ブラダ30は、液体室10B に供給される液体によって損傷を受けない適宜の弾性 材料によって形成されており、ガス室10A から液体室10B へのガスの透過が十分 に抑制されている。
【0020】 ガス封入部材40は、一端部がブラダ30の開口部に対して焼付けられかつ他端部 がガス封入口金部材取付開口21a から引き出されたガス封入口金部材41と、一端 部外周面に形成されたネジ部42a によってガス封入口金部材41の他端部内周面に 形成されたネジ部41a に螺合されておりブラダ30にガスを充填したのち封入して おき使用環境の温度が所定値を越えて上昇したときシェル20の破損ないしはブラ ダ30の破損に先立ち軟化ないし溶解してブラダ30中のガスを外部へ解放すること によりシェル20の破裂事故ないしはブラダ30の破損事故を回避するための溶解栓 部材42とを、包有している。溶解栓部材42は、ガス封入口金部材41の他端部に取 り付けられた状態で内蔵のスプリング42b が栓体42c を押圧して付勢することに よりガス封入口金部材41の他端部を閉鎖しており、使用環境の温度が所定値を超 えて上昇したとき軟化ないし溶解してスプリング42b を解放することにより栓体 42c の押圧力を除去してガス封入口金部材41の他端部を開放しブラダ30中のガス を外部へ解放する。
【0021】 ガス封入部材40は、また、内周面に形成されたネジ部43a がガス封入口金部材 41の他端部外周面に形成されたネジ部41b に螺合されておりガス封入口金部材41 の他端部に取り付けられた溶解栓部材42を保護するためのカバー部材43と、一端 部端面内側44a がガス封入口金部材41の外周面に形成されたテーパ部41c に係止 されかつ他端部がシェル20のガス封入口金部材取付開口21a の内周面とガス封入 口金部材41の外周面との間にシェル20の内側から挿入された中間リング44と、ガ ス封入口金部材41の配設溝41d に配設されておりガス封入口金部材41の外周面と 中間リング44の内周面との間をシールするためのOリング45とを、包有している 。
【0022】 ガス封入部材40は、更に、一端部端面内側46a が中間リング44の外周面に形成 された係止凸部44b に係止されかつ他端部がシェル20のガス封入口金部材取付開 口21a の内周面と中間リング44の外周面との間にシェル20の内側から挿入された 固定部材46A の一端部端面外側46b ないし一端部外周面にシリコンゴムなどの適 宜の材料で形成された充填体46B が焼付けられておりブラダ30の破損を防止しか つ死空間を排除する目的で中間リング44の外周面とシェル20の内周面との間の死 空間に配置するための充填リング46と、シェル20のガス封入口金部材取付開口21 a の内周面と中間リング44の外周面との間をシールするためのOリング47と、一 端部に形成された突部48a がシェル20のガス封入口金部材取付開口21a の内周面 と中間リング44の外周面との間にシェル20の外側から挿入されておりOリング47 を突部48a で押圧して固定しガス封入口金部材取付開口21a から脱落することを 阻止するためのスペーサリング48と、内周面に形成されたネジ部49a がガス封入 口金部材41の外周面に形成されたネジ部41b に螺合されかつ一端面がスペーサリ ング48に当接されシェル20の内部に向けて押圧しておりガス封入口金部材41と中 間リング44と充填リング46の固定部材46A とをスペーサリング48とともにシェル 20 のガス封入口金部材取付開口21a に対して固定することによってガス封入部材 40 をシェル20に固定するためのロックナット49とを、備えている。ちなみに、ス ペーサリング48とロックナット49とは、部品点数を削減して製造能率を改善し、 かつ強度を確保して破損を防止する目的で、互いに一体化してもよい。
【0023】 オイルポート部材50は、液体案内管のネジ部 (図示せず) に対し内周面に形成 されたネジ部51a が螺合されており液体案内管から液体室10B に向けあるいは液 体室10B から液体案内管に向け液体を案内するための液体案内孔51A が形成され た非磁性材料製のオイルポート51と、オイルポート51の中間隔壁51B に形成され た貫通孔51C に挿入された非磁性材料製のシャフト52a の一端部に取付けられて おりブラダ30を保護する目的でオイルポート51に対して当接されあるいは離間さ れて液体案内孔51A の内側開口 (すなわち液体室10B 側の開口) を開閉するため の非磁性材料製のポペット52と、シャフト52a の周囲に配設されておりポペット 52を液体室10B に向けて押圧し付勢するためのスプリング53と、シャフト52a の 他端部に対し非磁性材料製のナット部材54a によって取付けられており貫通孔51 C の拡張開口51C*に収容可能とされポペット52が液体室10B に向けて移動される に際して中間隔壁51B に与えられる衝撃を緩和するための非磁性材料製の筒体54 とを、包有している。筒体54の一部 (好ましくは先端部) には、永久磁石54b が 配設されている。永久磁石54b は、筒体54の一部として機能することが好ましい が、これに限定されるものではない。
【0024】 オイルポート部材50は、また、オイルポート51の外周面に形成された係止凸部 51D に一端部端面内側55a が係止されかつ他端部がシェル20のオイルポート取付 開口21b の内周面とオイルポート51の外周面との間にシェル20の内側 (すなわち 液体室10B 側) から挿入されかつ内周面と外周面との間に液体を案内するために 少なくとも1つの液体案内細孔55b が形成された保持体55A の一端部端面外側55 c ないし一端部外周面にシリコンゴムなどの適宜の材料で形成された充填体55B が取り付けられておりブラダ30の破損を防止しかつ死空間を排除する目的でオイ ルポート51の外周面とシェル20の内周面との間の死空間に配置するための充填リ ング55とを、包有している。充填リング55の充填体55B には、ポペット52がオイ ルポート51の液体案内孔51A を閉鎖したのち液体室10B 内に残留する液体を案内 してブラダ30に不必要な応力が発生することを抑制し、またポペット52がオイル ポート51の液体案内孔51A を閉鎖している状態で液体源の液体圧が増大するとき ポペット52がオイルポート51の液体案内孔51A を開放するに先き立ち液体室10B に対し液体を案内してポペット52がオイルポート51の液体案内孔51A を開放容易 とする目的で、外周面 (すなわちシェル20の内周面に接触する周面) に対し液体 案内溝55d が少なくとも1つ形成されており、充填リング55の液体案内細孔55b とオイルポート51の外周面に形成された連絡溝51d およびオイルポート51の液体 案内細孔51c とを介して液体を液体室10B から液体案内孔51A に向けあるいは液 体案内孔51A から液体室10B に向けて案内できるよう配慮されている。
【0025】 オイルポート部材50は、更に、シェル20のオイルポート取付開口21b の内周面 とオイルポート51の外周面との間をシールするためのOリング56と、一端部に形 成された突部57a がシェル20のオイルポート取付開口21b の内周面とオイルポー ト51の外周面との間にシェル20の外側から挿入されておりOリング56を突部57a で押圧して固定しオイルポート取付開口21b から脱落することを阻止するための スペーサリング57と、内周面に形成されたネジ部58a がオイルポート51の外周面 に形成されたネジ部51b に螺合されかつ一端面がスペーサリング57に当接されシ ェル20の内部に向けて押圧しておりオイルポート51と充填リング55とをスペーサ リング57とともにシェル20のオイルポート取付開口21b に固定することによって オイルポート51をシェル20に固定するためのロックナット58とを、包有している 。ちなみに、スペーサリング57とロックナット58とは、部品点数を削減して製造 能率を改善し、かつ強度を確保して破損を防止する目的で、互いに一体化しても よい。
【0026】 オイルポート部材50は、併せて、オイルポート51の中間隔壁51B に外側すなわ ち液体案内管 (図示せず) 側より形成された配設孔51E に対して収容されており 永久磁石54b ひいてはポペット52が移動したことを検知して検知結果を接続線61 を介して外部の処理回路60に向けて出力するための検知回路59を、包有している 。検知回路59は、オイルポート51の配設孔51E に収容されたのち、蓋体59A の外 周面に形成されたネジ部を配設孔51E の開口部内周面に形成されたネジ部に螺合 することによって配設されている。蓋体59A の外周面と配設孔51E の開口部内周 面との間には、液体案内孔51A 中の液体が侵入することを防止する目的で、Oリ ング59B が配設されていることが、好ましい。ちなみに、配設孔51E は、オイル ポート51の外周面から形成してもよい。
【0027】 (実施例の作用)
【0028】 更に、図1および図2を参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一実施 例について、その作用を詳細に説明する。
【0029】液体吐出動作
【0030】 液体源の液体圧が図1および図2に示した動作状態に比べて減少すると、ガス 室10A のガス圧によってブラダ30が矢印X方向に向け膨張せしめられ、かつブラ ダ30の膨張に伴なって液体室10B の液体がオイルポート51の液体案内孔51A の内 側開口から排出される。オイルポート51の液体案内孔51A では、液体が、その外 側開口まで案内されたのち、外部の液体源に向けて吐出される。
【0031】 液体源の液体圧が更に減少すると、ガス室10A のガス圧によってブラダ30が矢 印X方向に向け更に膨張せしめられてポペット52に接触せしめられ、かつブラダ 30 の膨張に伴なって液体室10B の液体がオイルポート51の液体案内孔51A の内側 開口から排出される。オイルポート51の液体案内孔51A では、液体が、その外側 開口まで案内されたのち、外部の液体源に向けて吐出される。
【0032】 液体源の液体圧が更に減少すると、ガス室10A のガス圧によってスプリング53 のバネ力に抗しつつブラダ30が矢印X方向に向け一層膨張せしめられかつポペッ ト52が矢印X方向に移動せしめられ、併せてブラダ30の膨張に伴なって液体室10 B の液体がオイルポート51の液体案内孔51A の内側開口から排出される。オイル ポート51の液体案内孔51A では、液体が、その外側開口まで案内されたのち、外 部の液体源に向けて吐出される。
【0033】 ポペット52が矢印X方向に移動されるに際し、そのシャフト52a の他端部に取 り付けられた永久磁石54b も矢印X方向に移動される。検知回路59は、永久磁石 54b の移動を検知し、その検知結果を接続線61を介して外部の処理回路60に与え る。処理回路60は、検知回路59から検知結果が与えられると、適宜の手段を直接 に制御しあるいはその旨を操作員に告知し操作員に液体源の液体圧およびガス室 10A のガス圧のうちの少なくとも一方を調節せしめることにより、ポペット52を 液体案内孔51A 中で矢印Y方向へ移動せしめ、更にはポペット52からブラダ30を 離間せしめる。すなわち、処理回路60は、検知回路59から検知結果が与えられる と、適宜の手段を制御してたとえば液体源の液体圧を増加せしめ、あるいはブラ ダ30中のガス圧を減少せしめ、もしくは液体源の液体圧を増加せしめかつブラダ 30 中のガス圧を減少せしめることにより、ポペット52を液体案内孔51A 中で矢印 Y方向へ移動せしめ、更にはポペット52からブラダ30を離間せしめる。このとき 、液体源の液体圧およびガス室10A のガス圧は、液体源の液体圧がガス室10A の ガス圧以上となるよう調節されることが好ましく、特に1.1 倍以上となるよう調 節されると一層好ましい。
【0034】 液体源の液体圧が処理回路60の処理の遅れあるいは操作員の作業の遅れなどに 起因して更に減少すると、ガス室10A のガス圧によってスプリング53のバネ力に 抗しつつブラダ30が矢印X方向に向け更に一層膨張せしめられかつポペット52が 矢印X方向に向け更に移動せしめられ、ポペット52がオイルポート51に当接され て液体案内孔51A の内側開口を閉鎖する。液体案内孔51A の内側開口が閉鎖され ると、液体室10B に残留した液体が、ブラダ30の膨張に伴なって充填リング55の 液体案内溝55a および液体案内細孔55b を介してオイルポート51の外周面まで案 内され、液体案内細孔51c を介して液体案内孔51A へ案内される。液体案内孔51 A では、液体が、その外側開口まで案内されたのち、外部の液体源に向けて吐出 される。
【0035】 以上により明らかなごとく、本考案によれば、ポペット52の移動を検知回路59 で検知して処理回路60に与え、処理回路60によって適宜の手段を直接に制御しあ るいはその旨を操作員に告知し操作員に液体源の液体圧およびガス室10A のガス 圧のうちの少なくとも一方を調節せしめ、液体源の液体圧が少なくともガス室10 A のガス圧以上となるよう調節されているので、 (i)ポペットが液体案内孔に向 け反復して移動することを阻止でき、ひいては(ii)ブラダがポペットと液体案内 孔との間に挟まれて損傷を受けることを防止でき、また (iii)ポペットが液体案 内孔を開放する方向に向け反復して移動することを回避しポペットが折損される ことを防止でき、結果的に(iv)耐用期間を延長することができる。
【0036】液体吸入動作
【0037】 ポペット52が液体案内孔51A を閉鎖した状態で液体源の液体圧が増加すると、 液体が、外部の液体源からオイルポート51の液体案内孔51A の外側開口に供給さ れる。液体案内孔51A では、液体が、その内側開口の近傍まで案内されたのち、 ポペット52を液体室10B に向けて矢印Yで示すごとく押圧する。
【0038】 液体源の液体圧が更に増加すると、液体が、ガス室10A のガス圧に抗しつつブ ラダ30およびポペット52を矢印Y方向に向けて移動せしめ、ポペット52をオイル ポート51から離間せしめる。これに伴なって、オイルポート51の液体案内孔51A の内側開口が液体室10B に向けて開放され、液体が液体室10B に向けて供給され 始める。液体室10B では、液体がブラダ30を矢印Y方向に向けてガス室10A のガ ス圧に抗しつつ押圧するので、ブラダ30が収縮する。
【0039】 液体源の液体圧が一層増加すると、液体が、ガス室10A のガス圧に抗しつつブ ラダ30およびポペット52を矢印Y方向に向けて移動せしめ、ポペット52をオイル ポート51から完全に離間せしめる。これに伴なって、オイルポート51の液体案内 孔51A の内側開口が液体室10B に向けて完全に開放され、液体が液体室10B に向 けて一層供給される。液体室10B では、液体がブラダ30を矢印Y方向に向けてガ ス室10A のガス圧に抗しつつ一層押圧するので、ブラダ30が一層収縮してシェル 20 の内周面から離間し図1および図2に示した動作状態となる。ポペット52がオ イルポート51から完全に離間されると、検知回路59がその旨を検知し、検知結果 を処理回路60に与える。これにより、液体源の液体圧の調節ないしはガス室10A のガス圧の調節が好適に終了したことを確認できる。
【0040】 液体源の液体圧が更に一層増加すると、液体が、ガス室10A のガス圧に抗しつ つブラダ30を矢印Y方向に向けて収縮せしめる。
【0041】 以上により明らかなごとく、本考案によれば、液体室10B には、ガス室10A の ガス圧に液体圧が拮抗するまで、液体源から液体が供給される。
【0042】 (変形例)
【0043】 なお、上述では、充填リング55の充填体55B に液体案内孔55d が形成されかつ 充填リング55に液体案内細孔55b が形成されかつオイルポート51の外周面に連絡 溝51d が形成されかつオイルポート51に液体案内細孔51c が形成されておりポペ ット52がブラダ30によって押圧されオイルポート51の液体案内孔51A の閉鎖した のち液体室10B に残留する液体を液体室10B からオイルポート51の液体案内孔51 A へ案内して排出する場合についても説明したが、本考案は、これに限定される ものではなく、充填リングの充填体に液体案内孔を形成せずかつ充填リングに液 体案内細孔を形成せずかつオイルポートの外周面に連絡溝を形成せずかつオイル ポートに液体案内細孔を形成しない場合も、包摂している。
【0044】
上述より明らかなように、本考案にかかるアキュムレータは、シェルの内部空 間をブラダによって区画して形成されたガス室にガスを封入し、かつ液体室を液 体源に連通する液体案内孔の形成されたオイルポートをシェルの取付開口に対し て保持せしめ、かつブラダがオイルポートの液体案内孔に陥入されることを阻止 するようオイルポートの液体案内孔に対しポペットを配設してなるアキュムレー タであって、[問題点の解決手段]の欄に明示したごとく構成されており、特に 、ポペットに対して永久磁石を配設しかつポペットの移動を検知する検知回路を オイルポートに配設しておき、検知回路がポペットの移動を検知したとき検知結 果に応じて液体源の液体圧およびガス室のガス圧のうちの少なくとも一方を調節 することにより、ブラダがポペットを移動せしめることを防止しているので、 (i) ポペットが液体案内孔に向け反復して移動することを阻止できる効 果 を有し、ひいては (ii) ブラダがポペットと液体案内孔との間に挟まれて損傷を受けること を防止できる効果 を有し、また (iii) ポペットが液体案内孔を開放する方向に向け反復して移動すること を回避できてポペットが折損されることを防止できる効果 を有し、結果的に (iv) 耐用期間を延長できる効果 を有する。
【図1】本考案にかかるアキュムレータの一実施例の一
半部を示すための断面図である。
半部を示すための断面図である。
【図2】本考案にかかるアキュムレータの一実施例の他
半部を示すための断面図である。
半部を示すための断面図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アキュムレータ 10A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス室 10B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体室20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ シェル 21a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス封入口金部材取付開口 21b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート取付開口30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ブラダ40・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ガス封入部材 41・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス封入口金部材 41a,41b ・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 41c ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テーパ部 41d ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・配設溝 42・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溶解栓部材 42a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 42b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スプリング 42c ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・栓体 43・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カバー部材 43a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 44・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中間リング 44a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一端部端面内側 44b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係止凸部 45・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング 46・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・充填リング 46A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定部材 46B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・充填体 46a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一端部端面内側 46b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一端部端面外側 47・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング 48・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スペーサリング 48a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・突部 49・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロックナット 49a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部50・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ オイルポート部材 51・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート 51A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内孔 51B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中間隔壁 51C ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・貫通孔 51C*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・拡張開口 51D ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係止凸部 51E ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・配設孔 51a,51b ・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 51c ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内細孔 51d ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連絡溝 52・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポペット 52a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャフト 53・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スプリング 54・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・筒体 54a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナット部材 54b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・永久磁石 55・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・充填リング 55A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保持体 55B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・充填体 55a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一端部端面内側 55b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内細孔 55c ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一端部端面外側 55d ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内溝 56・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング 57・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スペーサリング 57a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・突部 58・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロックナット 58a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 59・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・検知回路 59A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・蓋体 59B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング60・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 処理回路 61・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・接続線
Claims (1)
- 【請求項1】シェルの内部空間をブラダによって区画し
て形成されたガス室にガスを封入し、かつ液体室を液体
源に連通する液体案内孔の形成されたオイルポートをシ
ェルの取付開口に対して保持せしめ、かつブラダがオイ
ルポートの液体案内孔に陥入されることを阻止するよう
オイルポートの液体案内孔に対しポペットを配設してな
るアキュムレータにおいて、 ポペットに対して永久磁石(54b) を配設しかつポペット
の移動を検知する検知回路(59)をオイルポートに配設し
ておき、検知回路(59)がポペットの移動を検知したとき
検知結果に応じて液体源の液体圧およびガス室のガス圧
のうちの少なくとも一方を調節することにより、ブラダ
がポペットを移動せしめることを防止してなることを特
徴とするアキュムレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7114892U JPH0628302U (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | アキュムレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7114892U JPH0628302U (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | アキュムレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0628302U true JPH0628302U (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=13452235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7114892U Pending JPH0628302U (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | アキュムレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628302U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117167348A (zh) * | 2023-09-04 | 2023-12-05 | 溧阳市金桥机械有限公司 | 一种蓄能器及液压夹具 |
| CN120990941A (zh) * | 2025-10-22 | 2025-11-21 | 宁波朝日液压有限公司 | 一种皮囊式蓄能器 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP7114892U patent/JPH0628302U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117167348A (zh) * | 2023-09-04 | 2023-12-05 | 溧阳市金桥机械有限公司 | 一种蓄能器及液压夹具 |
| CN120990941A (zh) * | 2025-10-22 | 2025-11-21 | 宁波朝日液压有限公司 | 一种皮囊式蓄能器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990216 |