JPH0628464B2 - 移相回路 - Google Patents

移相回路

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JPH0628464B2
JPH0628464B2 JP60003341A JP334185A JPH0628464B2 JP H0628464 B2 JPH0628464 B2 JP H0628464B2 JP 60003341 A JP60003341 A JP 60003341A JP 334185 A JP334185 A JP 334185A JP H0628464 B2 JPH0628464 B2 JP H0628464B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、単一の入力信号から位相差が互いに120゜で
ある3つの信号を形成する移相回路に係り、特に外付部
品が少なく所要ピン数が少ない集積回路に好適な移相回
路に関する。
〔発明の背景〕
本発明は、インテックス方式カラー画像再生装置におい
て搬送色信号を復調する際の復調軸を設定する回路に関
する。シャドウマスク方式とは別の方式であるので本発
明を適用すべき色信号処理回路では、通常のNTSC搬
送色信号を復調するのとは異なり、RGBの各3原色に
対応する信号の位相が互いに120゜となっている点順次
色信号を復調している。したがって、必要とする復調軸
は3軸復調であり、互いに位相差が120゜となっている
信号を用いる。
通常のNTSCカラー受像機における復調方式には、 (a) 2軸復調方式 (b) 3軸復調方式 があるが、(a)ではB−Y軸とこのB−Y軸から位相が9
0゜ずれたR−Y軸との2軸を用いてB−Y,R−Yの
色差出力を得、これらR−Y,B−Yの2軸復調出力を
マトリクス回路にて処理しG−Yを形成している。(b)
では、B−Y軸とR−Y軸およびB−Y軸から位相が23
7゜ずれたG−Y軸の3軸を用いて搬送色信号を復調し
直接B−Y,R−Y,G−Yの3軸復調出力を得てい
る。いずれにしても移相回路を必要とし、復調回路を集
積回路化した際これら移相回路が外付けとならざるを得
ず、接続ピンを多量に必要としていた。
この問題に関し、特開昭55-47786号公報では、色副搬送
波信号発振器のXtalタンク回路で発生する異なる位相差
の2つの信号を演算処理し、任意の位相の復調軸を少な
くとも2軸以上形成する方法を述べている。この方法は
集積回路とする場合確かに有効である。
しかし、本発明を適用すべくインテックス方式カラー画
像再生装置では単一の入力色副搬送波信号に対して位相
差が互いに120゜である3つの復調軸を設定し、さらに
集積回路とした場合外付部品および接続ピンが少なくな
る移相回路を必要とする。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、インテックス方式カラー画像再生装置
において、RGBに対応する信号の位相差が互いに120
゜である点順次色度信号を復調してRGB原色信号を得
る際、単一の色副搬送波信号を処理して位相差が互いに
120度となるような3つの復調軸を設定する回路として
好適であり、さらに集積回路とした場合の外付部品、外
部接続ピン数が少なくなる回路構成をとった移相回路を
提供することにある。
〔発明の概要〕
単一周波数の信号から互いに位相が異なる同一周波数で
複数個の信号を形成する場合、通常の方法として (a) LCR移相回路の組合せによる方法 (b) 遅延線を用いた移相方法 が考えられる。これらの方法は、構成が簡単であり、正
確であるので、個別部品を配列して回路を構成するのに
有効である。しかし、大容量コンテンサーやコイルを集
積回路内部に形成することは無理であり、また、その値
の絶対精度が非常に悪いために正確な移相量をもつLC
Rのフィルタを集積回路内に構成することが難かしい。
遅延線を集積回路内に構成するのも難かしいのも同様の
理由による。したがって、移相回路を集積回路内に構成
するには、LCR回路の構成を少なくし、加算・減算等
の信号処理をトランジスタで行なうことにより所望の位
相の信号を得る必要がある。
本発明では、単一入力の信号から位相差が互いに120゜
である3つの信号を形成することが出来るような移相回
路を提供することを目的とする。トランジスタを用いる
と、ある位相の信号に対して同相、逆相すなわちそれぞ
れ0゜,180゜の位相の信号を形成するのは容易である
が、その他の位相の信号を形成するのは容易ではない。
したがって、LCRの移相器を少なくとも1個使用して
入力信号に対して所定の位相の信号を形成し、入力信号
および所定の位相を有する信号との合成信号をトランジ
スタで形成する。
本発明はこのような基本原理に基いて構成されている。
〔発明の実施例〕
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図に、本発明の実施例である回路構成を示す。但し
本実施例は第4図に示すインテックス方式カラー画像再
生装置のブロック図においてその一部分をなすものであ
り、全体の内容として第4図から説明する。
第4図には第1図に示す実施例を適用すべきインテック
ス方式カラー画像再生装置のブロック図を示す。ブロッ
ク図は、複合映像信号入力端子200、複合映像信号処理
回路211の点順次色度信号(120゜クロマ)形成回路21
2、モノクローム信号形成回路213、色副搬送波信号(サ
ブキャリア)位相制御回路214、本発明の対象となる移
相回路215、原色信号のR復調回路216、G復調回路21
7、B復調回路218、原色信号加算回路219、インテック
ス管201、光電変換器202、増幅器203、リミッタ回路20
4、インテックス信号の移相回路205、R制御回路206、
G制御回路207、B制御回路208、加算回路209、インテ
ックス管駆動信号形成回路210、高圧・偏向回路221、偏
向ヨーク222、制御グリッド223から構成している。引用
符号211〜218で示す回路で構成する部分を色回路224と
呼ぶことにし、この色回路224は、NTSCのカラーテ
レビにおける色回路と同じように、RGBの原色信号を
形成する機能を有している。
インテックス管201の前面から発する光インテックス信
号を光電変換器202において電気信号であるインテック
ス信号に変換し、増幅器203で所定の振幅に増幅する。
増幅器203からのインテックス信号に含まれる振幅変化
が一定となるようにリミッタアンプ204で振幅制御して
位相成分のみを有するインテックス信号を形成し、カラ
ー再生に必要な色信号の基準信号を形成し、移相回路20
5に供給している。
インテックス信号移相回路205では、インテックス管201
の螢光面上に塗布したR,G,B3原色螢光体の配列位
相にそれぞれ対応するR,G,Bのインテックス信号を
形成する。インテックス信号移相回路205で形成した各
R,G,Bインテックス信号をそれぞれR,G,Bの原
色信号を用いて、それぞれR制御回路206、G制御回路2
07、B制御回路208において振幅制御する。R,G,B
の制御回路206〜208で振幅制御したR,G,Bのインテ
ックス信号を加算回路209で加算することにより、色回
路224からのRGB原色信号の振幅比に対応した所定の
位相を有する色信号を形成する。
R,G,Bの原色信号を加算回路219で加算して再びM
信号を形成し、R,G,Bのインテックス信号を加算回
路209で加算して色信号を形成し、これらM信号と色信
号をインテックス管駆動信号形成回路210において加算
し、ブランキングパルス付加等の必要な信号処理を施し
てインテックス管201の制御グリッド223に印加する。制
御グリッド223に印加したインテックス管駆動信号に対
応して、インテックス管201は正しいカラー画像を再生
することができる。
なお、上記において、R,G,Bの原色信号を加算して
M信号を再度形成するように説明しているか、M信号形
成回路213で形成したM信号をインテックス管駆動信号2
10に直接導いて色信号と加算しても上記回路動作は同じ
である。この場合加算回路219は不要となる。
入力端子200にはNTSC方式複合映像信号を入力す
る。高圧・偏向回路221では、入力複合映像信号から同
期信号を取出し、この同期信号で制御した偏向電流を偏
向ヨーク222に流し、またインテックス管201を駆動する
に必要な高圧電圧を形成する。
一方、入力複合映像信号を基準として、複合映像信号処
理回路211においてNTSCのクロマ(搬送色信号)、
サブキャリアおよびY信号(輝度信号)を形成し、後段
の120゜クロマ形成回路212、M信号(モノクローム信
号)形成回路213、および位相制御回路214に所定の信号
を供給する。
120゜クロマ形成回路212では、複合映像信号処理回路21
1からのサブキャリアおよびNTSCクロマを用いて、
R,G,Bの飽和色に対応する信号の位相差が互いに12
0゜であり振幅が互いに等しくなっている点順次色度信
号(120゜クロマ)を形成している。また、M信号形成
回路213では、複合映像信号処理回路211からのサブキャ
リア、NTSCクロマおよびY信号を用いて、カラーバ
ーの飽和色において白に対応する振幅を1とすれば、
黄、シアン、マゼンタの中間色に対応する振幅が2/3、
赤,緑,青の原色に対応する振幅が1/3であるモノクロ
ーム信号(M信号)を形成する。位相制御回路214は複
合映像処理回路211からのサブキャリアを受けて、所定
の位相になるようにサブキャリアの位相を制御してい
る。移相回路215は、120゜クロマ形成回路212からの120
゜クロマをRGBの復調回路216〜218において復調する
に必要な基準信号(復調軸)を形成する回路であり、R
原色信号を復調する基準信号(Rサブキャリアと呼ぶこ
とにする。)を0゜とすると、G原色信号を復調する基
準信号(Gサブキャリア)の位相が120゜、B原色信号
を復調する基準信号(Bサブキャリア)の位相が240゜
であるような3つのサブキャリアを形成している。RG
B復調回路216〜218では、120゜クロマを各RGBサブ
キャリアで復調してそれぞれ色差信号R−M、G−M,
B−Mを形成して各色差信号にM信号を加算することに
より、RGBの原色信号を形成している。色回路224の
機能は複合映像信号からR,G,Bの原色信号を形成す
ることであり、120゜クロマを復調するという方法を除
いて、NTSC方式の色回路と同じ機能を有する。
本発明は第4図に示すブロック図における移相回路215
の回路構成に関する。第1図に本発明の実施例を示す。
第1図に示す回路は本発明の実施例である移相回路103
とCR移相器104、および移相回路103の出力信号を用い
て120゜クロマを復調するR,G,B色差信号復調器105
〜107で大きく構成され、さらに詳しくは移相回路103と
CR移相器104は集積回路で外部接続ピンとなるべくサ
ブキャリアの入力端子1、集積回路内部で接続可能な出
力端子2〜4、集積回路外部接続ピンとなるべく端子10
8,109、トランジスタ8〜37、抵抗38〜67、コンデンサ
68〜70、電源71〜73で構成され、R,G,B色差信号復
調回路105〜107は120゜クロマ入力端子96、復調出力端
子97〜99、トランジスタ74〜82、抵抗83〜90、コンデン
サ92〜95、電源100〜102で構成される。入力端子1に印
加されたサブキャリアはコンデンサ69を介してトランジ
スタ8のベースに入力する。トランジスタ8のベースに
入力するサブキャリアをVin=Ecos(ωst)と表わ
す。ωsはサブキャリアの角周波数であり、E0は振幅で
ある。トランジスタ8と9は差動増幅器を構成してお
り、抵抗40,41の抵抗値を等しくR1、抵抗38,39の抵抗
値をR2とすると、トランジスタ8,9で構成する差動増
幅器の利得G1はトランジスタ8,9のエミッタ抵抗が充
分小さいとして となる。トランジスタ8のコレクタ側の出力信号はベー
ス入力信号と逆相でありこの出力信号をVR′とすると
(1)から となる。また、トランジスタ9のコレクタ側出力信号は
トランジスタ8のベース入力信号と同相であり、この出
力信号をVRとすると、 となる。この信号VRは、トランジスタ9のコレクタ側か
らエミッタフォロアのトランジスタ18および直流レベル
シフト用ダイオード19を通り、端子3およびトランジス
タ12のベースに伝わる。一方信号VR′はトランジスタ8
のコレクタ側からエミッタフォロアのトランジスタ16お
よび直流レベルシフト用ダイオード17を通り、端子2お
よびトランジスタ13のベースに伝わると同時に端子108
を介してCR移相器104にも伝わる。
CR移相器104は積分構成となっており、コンデンサ68
の容量をC、抵抗67の抵抗値をRとすると、CR移送器
104の出力端開放時の伝達関数GV、振幅特性|GV|、位
相特性θは、信号の角周波数をωとして、 θ=tan-1(-ωCR) …(5) となる。第1図に示す第1の実施例では、サブキャリア
の角周波数ωsにおいてCR移相器104の移相量を-60゜
とする。θ=-60゜のとき(5)式から となる。この(6)を(4)式に代入すると |GV|=1/2 …(7) となる。CR移相器104で位相シフトを受けた信号をV′
inとすると となる。この信号V′inはカップリングコンデンサ70お
よ端子109を介して次段差動増幅器を構成するトランジ
スタ10のベース入力信号となる。但し、抵抗55,56の抵
抗値が抵抗67の抵抗値Rに比べて充分大きいものとす
る。抵抗44,45の抵抗値をR3、抵抗42,43の抵抗値をR4
とすると、トランジスタ10およ11で構成する差動増幅器
の利得G2となる。トランジスタ10のコレクタ出力信号電圧を
V′G、トランジスタ11のコレクタ出力信号電圧をV′G
すると、V′GはV′inと逆相、VGはV′inと同相であるの
で、 となる。信号VGはトランジスタ11のコレクタからエミッ
タフォロアのトランジスタ20および直流レベルシフト用
ダイオード21を通り、端子4およびトランジスタ14のベ
ースに伝わる。信号V′Gはトランジスタ10のコレクタか
らエミッタフォロアのトランジスタ22および直流レベル
シフト用ダイオード23を通り、端子5およびトランジス
タ15のベースに伝わる。
トランジスタ12と13とで1つの差動増幅器を構成し、ト
ランジスタ14と15とで他の差動増幅器を構成しており、
トランジスタ12と14のコレクタは共通に抵抗46に接続
し、トランジスタ13と15のコレクタは共通に抵抗47に接
続している。トランジスタ12と13のベースにはそれぞれ
VRとV′Rが差動入力し、トランジスタ14と15のベースに
はそれぞれVGとV′Gが差動入力している。抵抗48〜51の
抵抗値を等しくR5とおき、抵抗46,47の抵抗値を等しく
R6とおくと、トランジスタ12および13あるいはトランジ
スタ14およ15で構成する差動増幅器の差動入力に対する
利得G3となる。トランジスタ12と14あるいはトランジスタ13と
15のコレクタが共通であるので、トランジスタ12と14の
コレクタ側にはV′RとV′Gの加算信号VBを生じ、トラン
ジスタ13と15のコレクタ側にはVRとVGの加算信号V′B
生じる。すなわち と表わすことができる。ここで R4=4・R3 …(14) という条件を設けることにより、(12),(13)式は となる。信号VBはトランジスタ12と14の共通コレクタか
らエミッタフォロアのトランジスタ24および直流レベル
シフト用ダイオード25を通り端子6に伝わる。信号V′B
はトランジスタ13と15の共通コレクタからエミッタフォ
ロアのトランジスタ26および直流レベルシフト用ダイオ
ード27を通り端子7に伝わる。
以上の説明から、第1図に示す実施例において端子1に
信号Vinを入力すると、端子2,3,4,5,6,7か
らはそれぞれV′R,VR,VG,V′G,VB,V′Bが出力さ
れ、VR,VG,VBの位相差が互いに120゜であり、V′R
V′G,V′BはそれぞれVR,VG,VBの差動出力となる。こ
こで(2),(3),(10),(11),(15),(16)式において、VB
の振幅を他のVR,VGと等しくする必要はないが、特に R6=R5 …(17) とおけば容易に振幅を揃えることができる。第1図に示
す色差信号復調器105〜107は、移相回路103で形成した0
゜,120゜,240゜のサブキャリアを用いて120゜クロマ
を復調し、NTSCの色差信号に相当するR−M,G−
M,B−Mの復調出力を得る回路である。入力端子96に
は120゜クロマを入力し、入力された120゜クロマはコン
デンサ93〜95を介してそれぞれRの色差信号復調器10
5、Gの色差信号復調器106、Bの色差信号復調器107に
印加される。R色差信号復調器105は、トランジスタ74
〜80および抵抗83〜89で構成するフルバランス型の差動
増幅器と抵抗91およびコンデンサ92で構成するLPFと
からなる。フルバランスの型の差動増幅器は通常の掛算
回路と同じであり、トランジスタ79のベースに入力する
120゜クロマとトランジスタ76,77のベースに入力する
基準のサブキャリアVRとの掛算を行なう。120゜クロマ
とサブキャリアVRとの掛算出力は、抵抗83に共通に接続
するトランジスタ74,76のコレクタからエミッタフォロ
アトランジスタ81を通り、抵抗91およびコンデンサ92で
構成するLPFにおいて高域周波数成分を取除かれた
後、120゜クロマとサブキュリアVRとの位相差に比例す
る信号としてのR−M信号となり、出力端子97から出力
される。このR−M信号にモノクローム信号(M信号)
を加算するとR原色信号が得られるのは言うまでもな
い。
G色差信号復調器106、B色差信号復調器107はR色差信
号復調器105と回路構成および回路動作が全く同じであ
る。G色差信号復調器106は、120゜クロマとサブキャリ
アVGとの掛算を行ない、120゜クロマとサブキャリアVG
との位相差に比例するG−M信号を出力端子98から出力
する。またB色差信号復調器107は120゜クロマとサブキ
ャリアVBとの掛算を行ない、120゜クロマとサブキャリ
アVBとの位相差に比例するB−M信号を出力端子99から
出力する。R,G,B色差信号復調器105〜107の復調出
力の違いは、各色差信号復調器において120゜クロマを
復調する基準信号であるサブキャリアVR,VG,VBの位相
の違いによる。
上記色差信号復調器の説明から120゜クロマを復調する
には基準信号として、VR,VG,VBのサブキャリアを用い
れば可能であるが、第1図に示す移相回路の実施例では
VR,VG,VBを形成するだけでなくそれぞれの差動信号で
あるV′R,V′G,V′Bも形成して端子2〜7から出力し
ている。すなわち差動出力とすることによって、VR
V′Rの出力端子2,3をR色差信号復調器のサブキャリ
ア入力トランジスタ74と77あるいは75と76のベースに直
接接続可能となり、本実施例に示す移相回路と色復調器
との集積回路内部での直結を容易にしている。したがっ
て第1図に示す本実施例において集積回路の外部に配置
すべき素子はCR移相器104を構成するコンデンサ68と
抵抗67および結合コンデンサ69,70となり、本移相回路
が外部との接続に必要な接続ピン数はサブキャリアの入
力端子1用に1ピンおよCR移相器104の外部接続端子1
08,109用に2ピンの最大3ピンである。
さらに、サブキャリアの入力信号として差動入力信号を
用いると、本移相回路前後の回路と本移相回路との集積
回路内部での直結が容易となるためにコンデンサ69を省
くことが可能となり、本実施例に示す移相回路の集積回
路で必要な接続ピン数は端子108,109の最大2ピンとな
る。さらにまた集積回路内部で数十PF程度の容量を有
するコンデンサを形成することを利用すれば、移相器10
4を内蔵化し接続ピン数を0とすることも可能となる。
移相器104内蔵の場合、カップリング用コンデンサ70お
よ抵抗55を取除し、移相器104をトランジスタ10のベー
スに直接接続する。このとき電源72によりトランジスタ
10と11の直流ベース電圧を揃える必要があるのは言うま
でもないが、移相器104と構成が全く同じである新しい
移相器を用意し、トランジスタ9のコレクタからトラン
ジスタ18とダイオードー19を通った信号VRをこの新しい
移相器で位相を推移してV′inの差動信号V″inを形成し
直流電圧と共にトランジスタ11のベースに印加しても、
トランジスタ10と11の直流ベース電圧を容易に揃えるこ
とができる。移相器を2個用いて直流ベース電圧も含め
てV′in,V″inの差動信号をそれぞれトランジスタ10,1
1のベースに印加した場合、トランジスタ10,11で構成
する差動増幅器の差動利得G2は(9)式の2倍で となり、これに伴い、(10),(11)式はそれぞれ となり、(12),(13)式は となり、したがってVR,VG,VB,V′R,V′G,V′Bの振
幅を揃える条件である(14)式は R4=2・R3 …(14)′ となる。
本実施例では、CR移相器を-60゜の位相シフトを行な
うLPF(低域通過型フィルタ)としたか、他の+60゜
の位相シフトを行なうHPF(高域通過型フィルタ)と
しても結果は同じであることを以下のように説明でき
る。第2図は、第1図に示す実施例において、位相差が
120゜の3つのVR,VG,VBの信号の形成の仕方をベクト
ル図(a)、波形図(b)で示したものである。第2図(a)の
ベクトル図から、VRは入力信号と同相0゜であり、VR
反転出力V′Rの位相を反時計回りに-60゜遅らせVGの信
号を形成したのち、V′RとVGの反転出力V′Gをベクトル
合成することによりVBを形成し、VBを直接反転しても
V′Bを形成できるが、VRとVGをベクトル合成することに
よりV′Bを形成している。第2図(b)では、第2図(a)に
示すベクトル図を視覚的に波形図で示しており、信号VR
の反転信号V′Rの位相を時間軸正方向に-60゜遅らせて
信号VGを形成し、さらにVGの反転信号V′GとV′Rとを加
算してVBを形成することにより、VR,VG,VBの位相差が
互いに120゜になることを示している。
上記第2図(b)において、信号VBはV′Rに比べ位相が+60
゜進んでいる。従って、HPFを用いてV′Rの位相を+6
0゜進めることにより、VBを形成し、得られるVR
V′R,VB,V′BからVG,V′Gをベクトル合成をすること
が可能となる。第3図にHPFを用いた場合のVR,VG
VBの形成方法の一例をベクトル図で示す。第3図におい
て、VRを基準とし、VRの反転信号V′Rの位相を+60゜遅
らせてVBを形成したのち、VBとVRのクトル合成からV′G
を形成し、V′BとV′Rのベクトル合成からVGを形成すれ
ば、VR,VG,VBの位相がそれぞれ0゜120゜,240゜とな
りことがわかる。
さらに、第2,3図のベクトル図からV′RではなくVR
位相を±60゜推移させるようにしても、位相差が互いに
120゜である3つの信号を容易に形成する方法があるこ
とがわかる。
これらの方法は、列記すると、 (1) VRの位相を+60゜進めてVBの反転信号V′Bを形成
し、VRの反転信号V′RとV′Bを合成してVGを形成する。
(2) VRの位相を-60゜遅らせてVGの反転信号V′Gを形成
し、VRの反転信号V′RとV′Gを合成してVBを形成する。
という方法である。これらの方法はVR,VG,VB,V′R
V′G,V′Bを形成する順序が第1図に示す実施例と異な
るだけであり、機能,効率は第1図に示す実施例と全く
同じである。このように本発明によれば、簡単なCR移
相器を用いるだけで位相差が互いに120゜である3つの
信号を容易に形成することができ、CR移相回路を素子
仕様値か正確な外付とすることにより、正確な位相差の
信号を形成する効果がある。さらに、差動の入出力信号
を用いるので集積回路内部で前後の回路との直結を容易
に行なうことができる効果がある。
なお、本発明の実施例では、CR移相回路の位相変化量
を-60゜あるいは+60゜としたが、実際にはトランジスタ
に付随する浮遊容量等によってコレクタ出力信号の位相
が遅れたりするので移相回路の位相変化量が必ずしも±
60゜とする必要はない。浮遊容量による位相変化分と移
相回路の位相変化分とで合計±60゜の位相シフトを行な
うことにより位相差が120゜の信号を作ることができ
る。この場合、移相回路の入出力振幅比が1/2と異なる
が、差動増幅の利得を調整することによって2つの信号
のベクトル加算比を1対1とし残りの信号を含成するこ
とが可能となる。
なおまた、本発明の第1図に示す実施例のところでは説
明しなかったが、本移相回路の入力信号が差動信号であ
るとき、入力信号を反転する回路は不要となるため第1
図に示すトランジスタ8,9で構成する差動増幅器は不
要であり、これら入力信号をVR,V′Rとして直接信号処
理を行なっても、位相差が互いに120゜の3つの信号を
形成することが可能である。
〔発明の効果〕
以上本発明の実施例に述べたごとく、本発明によれば、
第1の信号の反転信号を移相回路で位相シフトして第1
の信号に対して位相差が120゜である第2の信号を形成
し、この位相差が120゜の第2の信号を反転した信号と
第1の信号の反転信号とを同振幅でベクトル加算するこ
とによって、第1の信号および第2の信号と位相差が12
0゜の第3の信号を形成することができる。したがって
また入出力を差動の信号として集積回路内部で他の回路
との直結を可能とし、さらに移相回路をCRの簡単な構
成とすることができるので、少ない外付部品と少ないピ
ン数あるいは外付部品なしで、位相差が互いに120゜で
ある3つの信号を形成する移相回路を容易に集積回路に
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図(a)は
本発明の実施例で形成する信号の位相を説明するための
ベクトル図、第2図(b)は同波形図、第3図は本発明の
第2の実施例を説明するためのベクトル図、第4図は本
発明の実施例である回路を適用すべきインテックス方式
カラー画像再生システムの全体ブロック図、である。 1……入力端子 2〜7……出力端子 8〜37……トランジスタ 38〜67……抵抗 68〜70……コンデンサ 71〜73……電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子から単一の信号が入力されるのに
    対して、お互いの間の位相差が120゜である3つの信
    号を第1出力、第2出力及び第3出力として形成して、
    それぞれの対応した出力端子から出力する移相回路にお
    いて、 入力端子(1)から入力される単一の信号を差動信号と
    して入力される第1の差動増幅器(8,9)と、 前記第1の差動増幅器(8,9)からの出力である差動
    信号を取込み前記第1出力として出力する第1の出力端
    子(2,3)と、 第2の差動増幅器(10,11)と、 前記第1の差動増幅器(8,9)からの出力である差動
    信号を60゜だけ、その位相を推移させた後、前記第2
    の差動増幅器(10,11)に入力する位相推移回路
    (104)と、 前記第2の差動増幅器(10,11)からの出力である
    差動信号を取込み前記第2出力として出力する第2の出
    力端子(4,5)と、 前記第1の差動増幅器(8,9)からの出力である差動
    信号を分岐して入力される第3の差動増幅器(12,1
    3)と、 前記第2の差動増幅器(10,11)からの出力である
    差動信号を分岐して、前記第1の差動増幅器(8,9)
    からの出力である差動信号のそれと同じ信号振幅に振幅
    調整した後、入力される第4の差動増幅器(14,1
    5)と、 前記第3の差動増幅器(12,13)の出力側と前記第
    4の差動増幅器(14,15)の出力側とを結合するこ
    とにより、前記第3の差動増幅器(12,13)の出力
    である差動信号と前記第4の差動増幅器(14,15)
    の出力である差動信号とをベクトル加算して出力する加
    算手段と、 前記加算手段からの出力である差動信号を取込み前記第
    3出力として出力する第3の出力端子(6,7)と、 を具備して成ることを特徴とする移相回路。
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