JPH06285384A - 衝突式超音速ジェット粉砕機 - Google Patents

衝突式超音速ジェット粉砕機

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JPH06285384A
JPH06285384A JP10031093A JP10031093A JPH06285384A JP H06285384 A JPH06285384 A JP H06285384A JP 10031093 A JP10031093 A JP 10031093A JP 10031093 A JP10031093 A JP 10031093A JP H06285384 A JPH06285384 A JP H06285384A
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crusher
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信康 牧野
Tomiaki Ito
富昭 伊藤
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C19/00Other disintegrating devices or methods
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    • B02C19/066Jet mills of the jet-anvil type

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉砕室内面の形状を改良することによって、
粉砕処理能力の高い衝突式超音速ジェット粉砕機とす
る。 【構成】 直円錐台状凹部1を形成した円環状部材2を
円筒状の粉砕室37に挿入し、直円錐台状凹部1により
粉砕用衝突部材40の直円錐体38を同心状に囲繞する
と共に、円環状部材2の外周面を粉砕室内周面に、底面
を粉砕室前端面にそれぞれ当接させる。直円錐台状凹部
1の頂角は直円錐体38の頂角と等しく設定し30°〜
150°の範囲内とする。粉砕室内面の一部を直円錐台
状内面としたことにより直円錐体38のコアンダー効果
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェット気流である高
圧気体を用いて粗大粒子を微小粒子に粉砕する衝突式超
音波ジェット粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】ミクロン単位の微小粒子、特に熱可塑性
樹脂粉末やトナー等の熱可塑性を有する微小粒子を得る
ために、粗粉砕した粗大粒子を衝突式超音波ジエット粉
砕機を用いて微粉砕することが行われている。このよう
な粉砕機については、例えば実開昭51−100374
号公報、同51−100375号公報等に開示され、ま
た改良型が実開平1−148740号公報、特開平2−
68155号公報、実開平3−19543号公報、特公
平4−3837号公報、特開平3−1162号公報に開
示されている。
【0003】衝突式超音波ジエット粉砕機の概略は図7
で示される。この図は実開平1−148740号公報、
特開平2−68155号公報および、実開平3−195
43号公報に記載されている粉砕機と、要部がほぼ一致
するものである。
【0004】図7において、あらかじめ粗粉砕された熱
可塑性樹脂等の被粉砕物Taは、原料投入側31から投
入され通路32、分級室33および通路34を経てジェ
ット噴流路35へ向かう。前記通路34の下方にはノズ
ル36が設けられ、圧縮空気の流入によってこのノズル
36から高圧の空気が噴射され、ジェット噴流路35に
は超音速の空気によるジェット流が生じている。粉砕室
37には、直円錐体38と円板39を結合した形状の粉
砕用衝突部材40が前記ノズル36に対向して設けられ
ている。
【0005】通路34を経てノズル36前方の供給口3
5aに導入された被粉砕物Taはジェット流に乗り、高
速(超音速)で飛翔しながら衝突部材40の円錐面(直
円錐体38)に案内されて円環状平面(円板39)に一
次衝突し、ついで粉砕室37の内面37aに二次衝突す
ることにより微粒子状に粉砕される。このようにして被
粉砕物Taは大部分がミクロン単位の微粉末Tpとな
り、粉砕室37から通路41を経た後、通路32におい
て被粉砕物Taと合流して前記分級室33に送られる。
【0006】分級室33内において微粉末Tpは、粉砕
室37で十分粉砕されずに残った粗大粒子および被粉砕
物Taと分離され製品Tsとして矢印方向に回収され
る。被粉砕物Taおよび前記粗大粒子は通路34を経て
再びジェット噴流路35に向かい、粉砕室37で粉砕さ
れる。
【0007】以上のようにして被粉砕物は粉砕されるの
であるが、この粉砕は被粉砕物を前記粉砕用衝突部材4
0および粉砕室37の内面37aに衝突させることによ
り行われることから、この種の超音速ジェット粉砕機は
衝突式超音速ジェット粉砕機と呼ばれている。
【0008】この装置においては、粒径100μm以下
の微粉末が製品として分級選別されて使用に供される
が、この場合、この装置に要求される性能、例えば得ら
れるトナーの粒径やその歩留り等に対しては被粉砕物の
供給量、粉砕用高圧空気の圧力および流量、ならびに粉
砕用衝突部材の形状が影響することが知られている。
【0009】粉砕用衝突部材はジェット流の方向と直交
する方向に配設されるが、上記したような直円錐状案内
面(衝突による粉砕作用も兼ねている)と、この案内面
の下端部に同心状に連なる円環状平面による衝突面とを
備えた構造のもの(以下、これを円錐型衝突板と記載す
ることがある)が最も優れており、この衝突部材を用い
れば粒度分布がシャープな粉砕製品を得ることできる。
【0010】一方、従来から一般的な粉砕装置として
は、これを粉砕手段によっ大別すると打撃により粉砕
を行うもの(例えばハンマーミル、エンペラーブレーカ
ーなど)、摩砕、圧縮により粉砕するもの(例えばロ
ーラーミル、タワーミルなど)、圧縮により粉砕を行
うもの(例えばジョークラッシャー、ジャイレトリーク
ラッシャーなど)、打撃と剪断により粉砕を行うもの
(例えばボールミル、ロッドミルなど)、衝撃と剪断
により粉砕を行うもの(例えばジェットミル、ジェット
マイザーなど)が知られている。
【0011】しかし、このような粉砕装置の選択使用に
ついては、その粉砕能力(一定粒度分布の微粒子を得る
ための処理能力)および粉砕効率のほか、被粉砕物の熱
的特性に支配されることが多く、特に、例えば熱可塑性
を有する樹脂を主成分とする樹脂粉末とかトナーなどの
被粉砕物については、粉砕時に粉砕面で急激なエネルギ
ー増加に伴った発熱と温度上昇が発生し、その結果、粉
砕粒子相互の凝集および固着、それに粉砕面あるいは接
粉部への融着などの不具合が発生するために打撃、摩
砕、圧縮などの手段による粉砕装置を使用することがで
きない。
【0012】そこで、このような被粉砕物については、
粉砕媒体として冷却効果の大きい冷却圧縮気体あるいは
低温気体を大量に使用し得ることから、衝撃と剪断によ
る粉砕装置つまりジェットミル、ジェットマイザーなど
の衝突式超音速ジェット粉砕装置の使用が好ましい。ま
た、高効率の粉砕により熱可塑性を有する微粒子を低コ
ストで得ようとする要望は依然として強く、これを衝突
式超音速ジェット粉砕装置で実現しようとするのは有利
な方法と考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の衝突式超音速ジ
ェット粉砕機においては、前記の円錐型衝突板を使用し
た場合、直円錐状案内面のコアンダー効果により大半の
被粉砕物はその速度を保ったまま円環状平面による粉砕
面に衝突後、被粉砕物の流れがこの円環状平面に沿って
急激にノズル36に対し垂直の方向に変換される。
【0014】しかしながら、同時に粉砕室37の形状に
より一部の被粉砕物において、円錐型衝突板の前後で粉
砕流の乱れ(乱流)が発生し、直円錐状案内面でのコア
ンダー効果を十分に発揮できないという問題があった。
【0015】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、粉砕室内面の形状を改良することによ
って直円錐状案内面のコアンダー効果を最大限に活用
し、もって粉砕流の乱れを防止することにより粉砕処理
能力の高い衝突式超音速ジェット粉砕機を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の衝突式
超音速ジェット粉砕機は、超音速ジェット噴流路の下流
側に連通して設けられ内面を二次衝突面とした粉砕室内
に、超音速ジェット噴流を分散させるための直円錐面
と、該直円錐面の下端部に同心状に連なる一次衝突面と
しての円環状衝突面とを備えた粉砕用衝突部材を、前記
超音速ジェット噴流路に対向して同心状に配設してなる
粉砕機において、前記粉砕室の前方部内周面を、前記粉
砕用衝突部材の直円錐面と同一の立体角を有し縦断面形
状における頂角が30°〜150°の範囲内にある直円
錐台状凹面として前記直円錐面と同心状に形成し、該直
円錐台状凹面により前記直円錐面を囲繞したことを特徴
とする。
【0017】請求項2に記載の衝突式超音速ジェット粉
砕機は、超音速ジェット噴流路の下流側に連通して設け
られ内面を二次衝突面とした粉砕室内に、超音速ジェッ
ト噴流を分散させるための直円錐面と、該直円錐面の下
端部に同心状に連なる一次衝突面としての円環状衝突面
とを備えた粉砕用衝突部材を、前記超音速ジェット噴流
路に対向して同心状に配設してなる粉砕機において、前
記粉砕室後方部に該粉砕室の軸線方向に対し角度10°
〜70°の傾斜面を有する傾斜案内部材を設けて粉砕室
後方部に上向流流路または下向流流路を形成したことを
特徴とする。
【0018】請求項3に記載の衝突式超音速ジェット粉
砕機は、超音速ジェット噴流路の下流側に連通して設け
られ内面を二次衝突面とした粉砕室内に、超音速ジェッ
ト噴流を分散させるための直円錐面と、該直円錐面の下
端部に同心状に連なる一次衝突面としての円環状衝突面
とを備えた粉砕用衝突部材を、前記超音速ジェット噴流
路に対向して同心状に配設してなる粉砕機において、前
記粉砕室の前方部内周面を、前記粉砕用衝突部材の直円
錐面と同一の立体角を有し縦断面形状における頂角が3
0°〜150°の範囲内にある直円錐台状凹面として前
記直円錐面と同心状に形成し、該直円錐台状凹面により
前記直円錐面を囲繞し、さらに前記粉砕室後方部に該粉
砕室の軸線方向に対し角度10°〜70°の傾斜面を有
する傾斜案内部材を設けて粉砕室後方部に上向流流路ま
たは下向流流路を形成したことを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の衝突式超音速ジェット粉
砕機は請求項1または3において、直円錐台状凹部を形
成した環状部材を前記粉砕室内に挿入することにより前
記直円錐台状凹面を形成したことを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の衝突式超音速ジェット粉
砕機は、請求項2または3において、前記傾斜案内部材
を分解・結合可能な2つの分割体により構成すると共
に、前記粉砕用衝突部材の後方部を前記2つの分割体間
に挿入して支持したことを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1に記載の衝突式超音速ジェット粉砕機
では、上記のように粉砕用衝突部材の直円錐面を直円錐
台状凹面により囲繞し、しかも、これら直円錐面と直円
錐台状凹面の頂角を30°〜150°の範囲内の同一角
度としたため、粉砕室に流入した超音速ジェット噴流は
乱れることなく前記直円錐面に沿って分散するので、該
直円錐面のコアンダー効果が大幅に向上する。その結
果、粉砕用衝突部材の円環状衝突面および、粉砕室内面
の粉砕作用が著しく向上する。なお、前記直円錐面およ
び直円錐台状凹面の頂角が30°〜150°の範囲から
外れた場合、粉砕性能の向上効果(コアンダー効果の向
上作用)は不十分となる。
【0022】請求項2に記載の衝突式超音速ジェット粉
砕機では、所定の傾斜角度を有する傾斜案内部材(この
部材も衝突による粉砕作用を兼ねている)を設けて超音
速ジェット噴流の上向流流路または下向流流路を形成し
たので、前記直円錐面のコアンダー効果が大幅に向上す
る結果、粉砕作用が著しく向上する。なお、傾斜面の傾
斜角度が10°〜70°の範囲から外れると、粉砕性能
の向上効果(コアンダー効果の向上作用)は不十分とな
る。
【0023】請求項3に記載の衝突式超音速ジェット粉
砕機では、請求項1,2に記載の構成を併せ持つ構成と
したので、請求項1,2の粉砕機のいずれよりもさらに
優れた粉砕機能を発揮する。
【0024】
【実施例】次に、本発明を図面に示す実施例により、さ
らに詳細に説明する。 実施例1(請求項1,4) この粉砕機の全体構造は図7と同様であり、図1はその
要部を示している。この実施例では図2に示すように、
直円錐台状凹部1を形成した円環状部材2を円筒状の粉
砕室37に挿入し、その周面を粉砕室37の内周面に、
底面を粉砕室37の前端面に当接させて設けたものであ
る。なお、図1において3は超音速ジェット噴流を噴出
させるための貫通孔であり、図7に記載の符号と同一の
符号は、図7のものと同等の構成要素を示している。
【0025】前記円環状部材2の直円錐台状凹部1の立
体角(厳密には、仮想的立体角であるが)は、図3に示
す粉砕用衝突部材40の立体角と同一に設定されてい
る。すなわち図1,3において直円錐体38の縦断面形
状(二等辺三角形)の頂角θは30°〜150°の範囲
内にあり、直円錐台状凹部1の(仮想的)頂角は前記頂
角θに等しい。
【0026】実施例2(請求項2,5) この粉砕機の全体構造も図7と同様であり、図4はその
要部を示している。この実施例では粉砕用衝突部材40
の後半部を円筒部40aとし、この円筒部を、形状が図
5に示される分解・結合が可能な2つの分割体11,1
2間に挿入して支持し、これを粉砕室37に挿入配備し
たものである。
【0027】これらの分割体11,12は底面を直角三
角形とした、互いに合同な直三角柱の片側底面に半円形
の凹部13,14を形成して互いに面対称とし、前方側
の傾斜面15,16の傾斜角度βを10°〜70°に設
定したものである。この分割体11,12を挿入するこ
とにより粉砕室37の後半部に傾斜案内部材21が配設
されると共に、この傾斜案内部材21により超音速ジェ
ット噴流の上向流流路が形成される。
【0028】実施例3(請求項3,4,5) この粉砕機の全体構造も図7と同様であり、図6はその
要部を示している。この実施例では図2に示す円環状部
材2と、図5に示す分割体11,12すなわち傾斜案内
部材21とを設けたものである。この実施例では実施例
1,2それぞれの作用・効果を併せ持つので、粉砕性能
が極めて優れた粉砕機となる。
【0029】なお、実施例1,3においては前記円環状
部材2の直円錐台状凹部1に相当する粉砕室内周面部分
を、あらかじめ粉砕室37と一体的に形成してもよい
し、実施例2,3においては前記傾斜案内部材21に対
応する部分をあらかじめ粉砕室37と一体的に形成し、
この部分に粉砕用衝突部材40の後半部を挿入するよう
にしてもよい。
【0030】つぎに、本発明の粉砕機による粉砕実験例
と、図7に示す従来例の粉砕機による比較実験例につい
て説明する。
【0031】実験例1 ポリエステル系樹脂15重量部と、スチレン・アクリル
系樹脂85重量部と、フタロシアニン系顔料5重量部と
を混合し(軟化点75℃)、これを熱ロールミルで溶融
混練して冷却後、ジョークラッシャーで粗粉砕したもの
を、図1に示す粉砕機で粉砕したところ、体積平均粒径
が12μmの微粉末を得るために、1時間当たり83k
gの被粉砕物が供給できた。なお、粉砕機としては粉砕
圧力が6.0kg/cm2 で、最大消費エアー量が10
3 /minのものを用いた。
【0032】この実施例では粉砕用衝突部材40とし
て、従来のセラミック製で直円錐体38の頂角θが60
°、直円錐体38の底面積と円板(円環状衝突面)39
の面積との比が1/2のものを使用し、円環状部材2と
してはセラミック製のものを用い、直円錐体38の円錐
面と円環状部材2の凹面との間隔d(図1を参照)を4
0mmとした。
【0033】比較例1 実験例1と同一の被粉砕物を図7に示す粉砕機で粉砕し
たところ、体積平均粒径が12μmの微粉末を得るため
に1時間当たり供給できた被粉砕物の量は80kgであ
った。なお、粉砕機としては実験例1と同じく、粉砕圧
力が6.0kg/cm2 で、最大消費エアー量が10m
3 /minのものを用いた。
【0034】実験例2 実験例1と同一の被粉砕物を図4に示す粉砕機で粉砕し
たところ、体積平均粒径が12μmの微粉末を得るため
に、1時間当たり81kgの被粉砕物が供給できた。な
お、粉砕機としては実験例1と同じく、粉砕圧力が6.
0kg/cm2で、最大消費エアー量が10m3 /mi
nのものを用い、また、傾斜案内部材21としてはセラ
ミック製で傾斜角度βが45°のものを使用した。
【0035】実験例3 実験例1と同一の被粉砕物を図6に示す粉砕機で粉砕し
たところ、体積平均粒径が12μmの微粉末を得るため
に、1時間当たり85kgの被粉砕物が供給できた。な
お、粉砕機としては実験例1と同じく、粉砕圧力が6.
0kg/cm2で、最大消費エアー量が10m3 /mi
nのものを用い、また、円環状部材2としては実験例1
と同一のものを、傾斜案内部材21としては実験例2と
同一のものを、それぞれ使用した。以上の実験例および
比較例の結果をまとめて[表1]に示す。
【0036】
【表1】
【0037】[表1]から、実験例1〜3の粉砕機では
比較例1の従来装置に比べて粉砕能力が向上すること、
また、実験例3(請求項3)の粉砕機では実験例1(請
求項1),実験例2(請求項2)のいずれよりも更に優
れた粉砕性能を有することがわかる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかように、請求項1に
記載の衝突式超音速ジェット粉砕機によれば、粉砕室に
粉砕用衝突部材の直円錐体を囲む直円錐台状の凹面を設
けることによって直円錐体のコアンダー効果が大幅に向
上して超音速ジェット噴流の乱れが減少するので、高い
粉砕効率でシャープな粒度分布を有する粉砕微粉末を得
ることができ、粉砕機の処理能力が著しく向上する効果
がある。請求項2に記載の衝突式超音速ジェット粉砕機
によれば、粉砕室の後方部に傾斜面により超音速ジェッ
ト噴流の案内面を形成したので、請求項1の場合と同様
の作用・効果が得られ粉砕機の処理能力が著しく向上す
る効果がある。請求項3に記載の衝突式超音速ジェット
粉砕機によれば、請求項1,2の作用・効果を併せ持つ
粉砕機となるので、粉砕機の処理能力が更に向上する効
果がある。請求項4に記載の衝突式超音速ジェット粉砕
機によれば、従来の粉砕機における粉砕室の前方部に所
定の環状部材を挿入配備することによって、また請求項
5に記載の衝突式超音速ジェット粉砕機によれば、従来
の粉砕機における粉砕室の後方部に所定の分割体を挿入
配備することによって、それぞれ請求項1,2の粉砕機
を構成することができるので、簡便・安価に従来の粉砕
機の粉砕性能を向上させることが可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の要部を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1実施例における円環状部材の斜視図であ
る。
【図3】図1実施例における粉砕用衝突部材の斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施例2の要部を示す縦断面図であ
る。
【図5】図4実施例における分割体の斜視図である。
【図6】本発明の実施例3の要部を示す縦断面図であ
る。
【図7】従来例の全体構造の概略を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 直円錐台状凹部 2 円環状部材 3 貫通孔 11,12 分割体 13,14 凹部 15,16 傾斜面 21 傾斜案内部材 31 原料投入側 32,34,41 通路 33 分級室 35 ジェット噴流路 36 ノズル 37 粉砕室 37a 内面 38 直円錐体 39 円板 40 粉砕用衝突部材 40a 円筒部 Ta 被粉砕物 Tp 微粉末 Ts 製品 θ 頂角 β 傾斜角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音速ジェット噴流路の下流側に連通し
    て設けられ内面を二次衝突面とした粉砕室内に、超音速
    ジェット噴流を分散させるための直円錐面と、該直円錐
    面の下端部に同心状に連なる一次衝突面としての円環状
    衝突面とを備えた粉砕用衝突部材を、前記超音速ジェッ
    ト噴流路に対向して同心状に配設してなる粉砕機におい
    て、前記粉砕室の前方部内周面を、前記粉砕用衝突部材
    の直円錐面と同一の立体角を有し縦断面形状における頂
    角が30°〜150°の範囲内にある直円錐台状凹面と
    して前記直円錐面と同心状に形成し、前記直円錐台状凹
    面により前記直円錐面を囲繞したことを特徴とする衝突
    式超音速ジェット粉砕機。
  2. 【請求項2】 超音速ジェット噴流路の下流側に連通し
    て設けられ内面を二次衝突面とした粉砕室内に、超音速
    ジェット噴流を分散させるための直円錐面と、該直円錐
    面の下端部に同心状に連なる一次衝突面としての円環状
    衝突面とを備えた粉砕用衝突部材を、前記超音速ジェッ
    ト噴流路に対向して同心状に配設してなる粉砕機におい
    て、前記粉砕室後方部に該粉砕室の軸線方向に対し角度
    10°〜70°の傾斜面を有する傾斜案内部材を設けて
    粉砕室後方部に上向流流路または下向流流路を形成した
    ことを特徴とする衝突式超音速ジェット粉砕機。
  3. 【請求項3】 超音速ジェット噴流路の下流側に連通し
    て設けられ内面を二次衝突面とした粉砕室内に、超音速
    ジェット噴流を分散させるための直円錐面と、該直円錐
    面の下端部に同心状に連なる一次衝突面としての円環状
    衝突面とを備えた粉砕用衝突部材を、前記超音速ジェッ
    ト噴流路に対向して同心状に配設してなる粉砕機におい
    て、前記粉砕室の前方部内周面を、前記粉砕用衝突部材
    の直円錐面と同一の立体角を有し縦断面形状における頂
    角が30°〜150°の範囲内にある直円錐台状凹面と
    して前記直円錐面と同心状に形成し、該直円錐台状凹面
    により前記直円錐面を囲繞し、さらに前記粉砕室後方部
    に該粉砕室の軸線方向に対し角度10°〜70°の傾斜
    面を有する傾斜案内部材を設けて粉砕室後方部に上向流
    流路または下向流流路を形成したことを特徴とする衝突
    式超音速ジェット粉砕機。
  4. 【請求項4】 直円錐台状凹部を形成した環状部材を前
    記粉砕室内に挿入することにより前記直円錐台状凹面を
    形成したことを特徴とする請求項1または3に記載の衝
    突式超音速ジェット粉砕機。
  5. 【請求項5】 前記傾斜案内部材を分解・結合可能な2
    つの分割体により構成し、前記粉砕用衝突部材の後方部
    を前記2つの分割体間に挿入して支持したことを特徴と
    する請求項2または3に記載の衝突式超音速ジェット粉
    砕機。
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