JPH06285516A - 鋼板の調質圧延装置 - Google Patents
鋼板の調質圧延装置Info
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- JPH06285516A JPH06285516A JP10041493A JP10041493A JPH06285516A JP H06285516 A JPH06285516 A JP H06285516A JP 10041493 A JP10041493 A JP 10041493A JP 10041493 A JP10041493 A JP 10041493A JP H06285516 A JPH06285516 A JP H06285516A
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- JP
- Japan
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- roll
- rolling
- steel sheet
- work
- work roll
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼板表面にロール疵や光沢ムラおよび押込み
疵がなく、機械的性質の不良部分のない冷延鋼板を製造
する。 【構成】 ワークロール2とバックアップロール3とを
有する調質圧延機出側のバックアップロール3とワーク
ロール2との間に向けて調質圧延剤噴射ノズル5を設け
た調質圧延装置において、各ワークロール2の圧延機入
側に吸湿性のリンガーロール6を押圧して配設し、該リ
ンガーロール6の中心部に周面に多数の吸引孔を有する
吸引管を設ける。 【効果】 ロール疵や表面光沢ムラを発生させることな
く、安定して所定の伸び率を付与できる。
疵がなく、機械的性質の不良部分のない冷延鋼板を製造
する。 【構成】 ワークロール2とバックアップロール3とを
有する調質圧延機出側のバックアップロール3とワーク
ロール2との間に向けて調質圧延剤噴射ノズル5を設け
た調質圧延装置において、各ワークロール2の圧延機入
側に吸湿性のリンガーロール6を押圧して配設し、該リ
ンガーロール6の中心部に周面に多数の吸引孔を有する
吸引管を設ける。 【効果】 ロール疵や表面光沢ムラを発生させることな
く、安定して所定の伸び率を付与できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷間圧延鋼帯をセミ
ウエット潤滑状態で調質圧延できる調質圧延装置に関す
る。
ウエット潤滑状態で調質圧延できる調質圧延装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板の調質圧延は、降伏点伸びの消
去、鋼板表面粗度の調整、鋼板の形状修正、鋼板硬度の
調整等を目的として焼鈍後の鋼板に対し、所定の表面粗
度を付与したワークロールによって通常0.4〜4.0
%程度の軽度の圧延を行うのが一般的である。調質圧延
には、水溶性または油性の調質圧延液(以下圧延液とい
う)をワークロール表面もしくは鋼板表面に噴霧しつつ
圧延を行うウエット圧延と、圧延液を用いずに圧延を行
うドライ圧延の2つの方法があり、それぞれ特有の特徴
を有している。
去、鋼板表面粗度の調整、鋼板の形状修正、鋼板硬度の
調整等を目的として焼鈍後の鋼板に対し、所定の表面粗
度を付与したワークロールによって通常0.4〜4.0
%程度の軽度の圧延を行うのが一般的である。調質圧延
には、水溶性または油性の調質圧延液(以下圧延液とい
う)をワークロール表面もしくは鋼板表面に噴霧しつつ
圧延を行うウエット圧延と、圧延液を用いずに圧延を行
うドライ圧延の2つの方法があり、それぞれ特有の特徴
を有している。
【0003】しかし、いずれの調質圧延においても、鋼
板表面に付着した異物が圧延ロールにピックアップさ
れ、それ以降の鋼板に連続してその異物による押込み疵
が発生し、鋼板の表面品質を著しく悪化させる。従来こ
の欠陥を防止する方法としては、調質圧延装置の入側に
集塵機等を設置し、鋼板表面に付着した異物を吸引除去
する方法、調質圧延装置の入側の圧延ロール表面および
鋼板表面に圧延液をスプレーし、圧延ロールおよび鋼板
表面を清浄にする方法等が行われてきた。しかしなが
ら、上記集塵機を設置する方法は、異物除去効果が少な
く、また、圧延液を用いる方法は、異物除去効果は非常
に大きいが、鋼板表面における長さ方向の粗度変化や、
表面摩擦状態の変化、圧延ロールの電気的な速度変化等
によって圧延液のワークロール噛み込み口への引き込み
量が増減し、伸率の変動が著しくなり、目標とする伸び
率を安定して得ることが困難であった。
板表面に付着した異物が圧延ロールにピックアップさ
れ、それ以降の鋼板に連続してその異物による押込み疵
が発生し、鋼板の表面品質を著しく悪化させる。従来こ
の欠陥を防止する方法としては、調質圧延装置の入側に
集塵機等を設置し、鋼板表面に付着した異物を吸引除去
する方法、調質圧延装置の入側の圧延ロール表面および
鋼板表面に圧延液をスプレーし、圧延ロールおよび鋼板
表面を清浄にする方法等が行われてきた。しかしなが
ら、上記集塵機を設置する方法は、異物除去効果が少な
く、また、圧延液を用いる方法は、異物除去効果は非常
に大きいが、鋼板表面における長さ方向の粗度変化や、
表面摩擦状態の変化、圧延ロールの電気的な速度変化等
によって圧延液のワークロール噛み込み口への引き込み
量が増減し、伸率の変動が著しくなり、目標とする伸び
率を安定して得ることが困難であった。
【0004】上記圧延液を用いるウエット調質圧延にお
ける欠点を解消する方法としては、圧延液を上下ワーク
ロールにそれぞれ圧接されているロール表面もしくは、
該ロールとワークロールとの接触位置付近に調質圧延機
の出側においてスプレイし、圧延液をワークロールの噛
み込み口に蓄積させることなく所要量供給しながら圧延
する方法(特開昭53−6259号公報)、上下ワーク
ロールのそれぞれに独立して圧延液スプレーノズルを設
けると共に、スプレーノズルを介してスプレーされた圧
延液を均一な厚さとするための水切り刃物をワークロー
ルと接するように配設し、上下ワークロールのそれぞれ
に所定量の圧延液を均一な厚さに塗布する方法(特開昭
53−100154号公報)、ワークロールの後面にお
いて、上下のワークロールとバックアップロールとの間
に圧延液を噴射し、上部圧延液噴射ヘッダーから噴射し
た圧延液を、水切り片を持った水切り樋によってワーク
ロールの両サイドに流出せしめる方法(特開昭56−7
4303号公報)、上下ワークロールのそれぞれに独立
して圧延液スプレーヘッダーノズルを設け、ワークロー
ルの回転方向に対して圧延液スプレーヘッダーの後方に
吸引管を内蔵したフェルトもしくはスポンジをワークロ
ールに圧設させ、ワークロール表面に塗布する圧延液の
量を制御する方法(特開平4−322807号公報)等
が提案されている。
ける欠点を解消する方法としては、圧延液を上下ワーク
ロールにそれぞれ圧接されているロール表面もしくは、
該ロールとワークロールとの接触位置付近に調質圧延機
の出側においてスプレイし、圧延液をワークロールの噛
み込み口に蓄積させることなく所要量供給しながら圧延
する方法(特開昭53−6259号公報)、上下ワーク
ロールのそれぞれに独立して圧延液スプレーノズルを設
けると共に、スプレーノズルを介してスプレーされた圧
延液を均一な厚さとするための水切り刃物をワークロー
ルと接するように配設し、上下ワークロールのそれぞれ
に所定量の圧延液を均一な厚さに塗布する方法(特開昭
53−100154号公報)、ワークロールの後面にお
いて、上下のワークロールとバックアップロールとの間
に圧延液を噴射し、上部圧延液噴射ヘッダーから噴射し
た圧延液を、水切り片を持った水切り樋によってワーク
ロールの両サイドに流出せしめる方法(特開昭56−7
4303号公報)、上下ワークロールのそれぞれに独立
して圧延液スプレーヘッダーノズルを設け、ワークロー
ルの回転方向に対して圧延液スプレーヘッダーの後方に
吸引管を内蔵したフェルトもしくはスポンジをワークロ
ールに圧設させ、ワークロール表面に塗布する圧延液の
量を制御する方法(特開平4−322807号公報)等
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭53−62
59号公報、特開昭56−74303号公報に開示の方
法は、図4に示すとおり、圧延液をワークロール31と
バックアップロール32との接触面で絞って極薄い圧延
液の被膜を形成するため、バックアップロール32にへ
こみ疵33があると、バックアップロール32のへこみ
疵33の部分と接触するワークロール31の表面に余分
に圧延液が付着して圧延液ムラ34が形成され、該圧延
液ムラ34と接触する鋼板35に表面光沢ムラ36が形
成されるるばかりでなく、他の正常な部分と強度、延性
等の機械的性質が異なるという問題が発生し、商品価値
が無くなってしまうという欠点を有している。また、特
開昭53−100154号公報に開示の方法は、圧延液
をワークロールと接するよう設けた水切り刃物によって
均一な厚さにするため、水切り刃物の調整に非常な熟練
を要するばかりではなく、水切り刃物によってワークロ
ールにすり疵がはいる可能性がある。さらに、上記特開
平4−322807号公報に開示の方法は、調質圧延設
備の入側に、上下ワークロールのそれぞれに圧延液スプ
レーヘッダーと吸引管を内蔵したフェルトまたはスポン
ジをワークロールに圧接するように配置してあるため、
フェルトまたはスポンジの摩耗が激しく、またその摩耗
粉が鋼板上に落下することで鋼板表面に押込疵が発生す
る可能性が大きい。さらに、圧延速度が大きく、フェル
トまたはスポンジが乾燥した状態では、ワークロールと
スポンジまたはフェルトの摩耗熱により火災発生の危険
性もある。
59号公報、特開昭56−74303号公報に開示の方
法は、図4に示すとおり、圧延液をワークロール31と
バックアップロール32との接触面で絞って極薄い圧延
液の被膜を形成するため、バックアップロール32にへ
こみ疵33があると、バックアップロール32のへこみ
疵33の部分と接触するワークロール31の表面に余分
に圧延液が付着して圧延液ムラ34が形成され、該圧延
液ムラ34と接触する鋼板35に表面光沢ムラ36が形
成されるるばかりでなく、他の正常な部分と強度、延性
等の機械的性質が異なるという問題が発生し、商品価値
が無くなってしまうという欠点を有している。また、特
開昭53−100154号公報に開示の方法は、圧延液
をワークロールと接するよう設けた水切り刃物によって
均一な厚さにするため、水切り刃物の調整に非常な熟練
を要するばかりではなく、水切り刃物によってワークロ
ールにすり疵がはいる可能性がある。さらに、上記特開
平4−322807号公報に開示の方法は、調質圧延設
備の入側に、上下ワークロールのそれぞれに圧延液スプ
レーヘッダーと吸引管を内蔵したフェルトまたはスポン
ジをワークロールに圧接するように配置してあるため、
フェルトまたはスポンジの摩耗が激しく、またその摩耗
粉が鋼板上に落下することで鋼板表面に押込疵が発生す
る可能性が大きい。さらに、圧延速度が大きく、フェル
トまたはスポンジが乾燥した状態では、ワークロールと
スポンジまたはフェルトの摩耗熱により火災発生の危険
性もある。
【0006】この発明の目的は、鋼板表面にロール疵や
光沢ムラおよび押込み疵がなく、機械的性質の不良部分
のない冷延鋼板を製造できる鋼板の調質圧延装置を提供
することにある。
光沢ムラおよび押込み疵がなく、機械的性質の不良部分
のない冷延鋼板を製造できる鋼板の調質圧延装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験検討を行った。その結果、各ワー
クロールの圧延機入側に吸湿性のリンガーロールを押圧
して配設し、該リンガーロールの中心部に周面に多数の
吸引孔を有する吸引管を設け、リンガーロールで払拭し
た圧延液を吸引することにより、リンガーロールの湿り
具合を調整することによって、ワークロール噛み込み口
の圧延液の液膜を極薄で均一化できることを究明し、こ
の発明に到達した。
を達成すべく種々試験検討を行った。その結果、各ワー
クロールの圧延機入側に吸湿性のリンガーロールを押圧
して配設し、該リンガーロールの中心部に周面に多数の
吸引孔を有する吸引管を設け、リンガーロールで払拭し
た圧延液を吸引することにより、リンガーロールの湿り
具合を調整することによって、ワークロール噛み込み口
の圧延液の液膜を極薄で均一化できることを究明し、こ
の発明に到達した。
【0008】すなわちこの発明は、ワークロールとバッ
クアップロールとを有する調質圧延機出側のバックアッ
プロールとワークロールとの間に向けて圧延剤噴射ノズ
ルを設けた調質圧延装置において、各ワークロールの圧
延機入側に吸湿性のリンガーロールを押圧して配設し、
該リンガーロールの中心部に周面に多数の吸引孔を有す
る吸引管を設けたことを特徴とする鋼板の調質圧延装置
である。
クアップロールとを有する調質圧延機出側のバックアッ
プロールとワークロールとの間に向けて圧延剤噴射ノズ
ルを設けた調質圧延装置において、各ワークロールの圧
延機入側に吸湿性のリンガーロールを押圧して配設し、
該リンガーロールの中心部に周面に多数の吸引孔を有す
る吸引管を設けたことを特徴とする鋼板の調質圧延装置
である。
【0009】
【作用】この発明の調質圧延装置は、調質圧延装置の出
側に配置されたスプレーノズルより噴霧された圧延液が
ワークロールとバックアップロール間の接触圧力により
絞られて薄い液膜が形成された後、上下ワークロール入
側に該ワークロール表面に押圧した不織布もしくはスポ
ンジ状で内部に吸引管を配した吸湿性のリンガーロール
によって払拭するから、さらに余分な圧延液が取除かれ
て均一で極薄い液膜を形成させることができる。
側に配置されたスプレーノズルより噴霧された圧延液が
ワークロールとバックアップロール間の接触圧力により
絞られて薄い液膜が形成された後、上下ワークロール入
側に該ワークロール表面に押圧した不織布もしくはスポ
ンジ状で内部に吸引管を配した吸湿性のリンガーロール
によって払拭するから、さらに余分な圧延液が取除かれ
て均一で極薄い液膜を形成させることができる。
【0010】したがって、この発明の調質圧延装置は、
安定した伸び率での圧延が可能となり、しかも表面光沢
ムラの無い鋼板を得ることができる。この際、ワークロ
ールの出側では、絶えず圧延液を噴射しているため、異
物除去も効率的に行われる。また、上ワークロール出側
に圧接されたリンガーロールは、圧延液が鋼板表面に落
下するのを防止している。また、上記吸引管の吸引力を
制御することで液膜の厚さを調整することもできる。吸
引管の吸引力の制御方法は、特に限定されないが、吸引
圧力の制御あるいは吸引ポンプの回転数制御により行う
ことができる。
安定した伸び率での圧延が可能となり、しかも表面光沢
ムラの無い鋼板を得ることができる。この際、ワークロ
ールの出側では、絶えず圧延液を噴射しているため、異
物除去も効率的に行われる。また、上ワークロール出側
に圧接されたリンガーロールは、圧延液が鋼板表面に落
下するのを防止している。また、上記吸引管の吸引力を
制御することで液膜の厚さを調整することもできる。吸
引管の吸引力の制御方法は、特に限定されないが、吸引
圧力の制御あるいは吸引ポンプの回転数制御により行う
ことができる。
【0011】
実施例1 以下にこの発明の詳細を実施の一例を示す図1ないし図
2に基づいて説明する。図1はこの発明の調質圧延装置
の概略配置図、図2はワークロール入側のリンガーロー
ルの概略図である。図1ないし図2において、1は鋼
板、2はワークロール、3はバックアップロール、4は
ワークロール2、2の出側に圧接して設けた出側リンガ
ーロールで、ワークロール2、2表面に付着した異物を
除去する。5は上ワークロール2の出側リンガーロール
4の上部と、下ワークロール2の出側リンガーロール4
の下部に設けた圧延液スプレーノズルで、圧延液をワー
クロール2、2の表面に噴霧する。噴霧された圧延液
は、ワークロール2の表面に付着してワークロール2と
バックアップロール3の間の接触圧力により絞られ、薄
い圧延液膜がワークロール2の入側表面に形成される。
2に基づいて説明する。図1はこの発明の調質圧延装置
の概略配置図、図2はワークロール入側のリンガーロー
ルの概略図である。図1ないし図2において、1は鋼
板、2はワークロール、3はバックアップロール、4は
ワークロール2、2の出側に圧接して設けた出側リンガ
ーロールで、ワークロール2、2表面に付着した異物を
除去する。5は上ワークロール2の出側リンガーロール
4の上部と、下ワークロール2の出側リンガーロール4
の下部に設けた圧延液スプレーノズルで、圧延液をワー
クロール2、2の表面に噴霧する。噴霧された圧延液
は、ワークロール2の表面に付着してワークロール2と
バックアップロール3の間の接触圧力により絞られ、薄
い圧延液膜がワークロール2の入側表面に形成される。
【0012】6はワークロール2、2の入側に圧接して
設けた不織布もしくはスポンジ状の入側リンガーロール
で、ワークロール2の入側表面に形成された液膜が不織
布もしくはスポンジ状の入側リンガーロール6によって
さらに薄くかつ均一にされ、この極めて薄く均一な圧延
液により鋼板1とワークロール2、2の間の圧延潤滑が
行われるよう構成されている。7は入側リンガーロール
6、6の中心を貫通する表面に多数の吸引孔8が穿孔さ
れた吸引管で、各吸引管7は配管9を介して吸引ポンプ
10と連結されており、吸引ポンプ10を起動すると、
配管9を介して吸引管7の吸引孔8から湿潤した入側リ
ンガーロール6の圧延液が吸引され、入側リンガーロー
ル6の湿り具合いを調整できるよう構成されている。な
お、11は出側リンガーロール4に圧接して設けたワイ
パーで、出側リンガーロール4表面に付着する異物を除
去する。
設けた不織布もしくはスポンジ状の入側リンガーロール
で、ワークロール2の入側表面に形成された液膜が不織
布もしくはスポンジ状の入側リンガーロール6によって
さらに薄くかつ均一にされ、この極めて薄く均一な圧延
液により鋼板1とワークロール2、2の間の圧延潤滑が
行われるよう構成されている。7は入側リンガーロール
6、6の中心を貫通する表面に多数の吸引孔8が穿孔さ
れた吸引管で、各吸引管7は配管9を介して吸引ポンプ
10と連結されており、吸引ポンプ10を起動すると、
配管9を介して吸引管7の吸引孔8から湿潤した入側リ
ンガーロール6の圧延液が吸引され、入側リンガーロー
ル6の湿り具合いを調整できるよう構成されている。な
お、11は出側リンガーロール4に圧接して設けたワイ
パーで、出側リンガーロール4表面に付着する異物を除
去する。
【0013】上記のとおり構成したことによって、ワー
クロール2、2に噴霧された圧延液は、ワークロール2
の表面に付着してワークロール2とバックアップロール
3の間の接触圧力により絞られ、薄い圧延液膜となり、
さらに、ワークロール2、2入側の不織布もしくはスポ
ンジ状の入側リンガーロール6、6によってさらに薄く
かつ均一に払拭される。したがって、ワークロール2、
2は、噛込み口では均一で極薄い液膜が形成され、セミ
ウエット圧延により安定した伸び率で鋼板1を圧延する
ことができ、しかも表面光沢ムラのない鋼板を得ること
ができる。
クロール2、2に噴霧された圧延液は、ワークロール2
の表面に付着してワークロール2とバックアップロール
3の間の接触圧力により絞られ、薄い圧延液膜となり、
さらに、ワークロール2、2入側の不織布もしくはスポ
ンジ状の入側リンガーロール6、6によってさらに薄く
かつ均一に払拭される。したがって、ワークロール2、
2は、噛込み口では均一で極薄い液膜が形成され、セミ
ウエット圧延により安定した伸び率で鋼板1を圧延する
ことができ、しかも表面光沢ムラのない鋼板を得ること
ができる。
【0014】また、入側リンガーロール6、6は、吸引
ポンプ10を起動して配管9を介して吸引管7の吸引孔
8から払拭した圧延液が吸引され、湿り具合いが常に一
定に調整されているから、ワークロール2、2の表面に
は、噛込み口で均一な極薄い液膜を常に形成することが
できる。さらに、ワークロール2、2の出側には、圧延
液スプレーノズル5、5から常に圧延液を噴射している
ため、出側リンガーロール4、4との相乗効果によって
ワークロール2、2表面に付着した異物が効果的に除去
され、さらに出側リンガーロール4、4に付着した異物
は、ワイパー11、11により除去される。
ポンプ10を起動して配管9を介して吸引管7の吸引孔
8から払拭した圧延液が吸引され、湿り具合いが常に一
定に調整されているから、ワークロール2、2の表面に
は、噛込み口で均一な極薄い液膜を常に形成することが
できる。さらに、ワークロール2、2の出側には、圧延
液スプレーノズル5、5から常に圧延液を噴射している
ため、出側リンガーロール4、4との相乗効果によって
ワークロール2、2表面に付着した異物が効果的に除去
され、さらに出側リンガーロール4、4に付着した異物
は、ワイパー11、11により除去される。
【0015】実施例2 ワークロールとしてロール表面粗さRa≦0.5μmの
ブライトロールを使用し、圧延速度50〜1500m/
min、圧力下100〜500ton、板厚0.15〜
2.3mm、板幅610〜1270mmの実施例1の調
質圧延装置を使用し、冷延鋼板の焼鈍済みコイルを設定
伸率1.5%で調質圧延を行った。また、比較のため従
来のウエット圧延方法により、冷延鋼板の焼鈍済みコイ
ルを設定伸率1.5%で調質圧延を行った。そしてそれ
ぞれについて、圧延方向における伸び率の変動を測定し
た。その結果を図3に示す。図3に示すとおり、従来の
ウエット圧延では、伸び率の不安定現象が発生し、安定
した伸び率で圧延することができなかった。これに対し
本発明では、伸び率の変動が非常に小さく、極めて安定
した伸び率で圧延することができた。
ブライトロールを使用し、圧延速度50〜1500m/
min、圧力下100〜500ton、板厚0.15〜
2.3mm、板幅610〜1270mmの実施例1の調
質圧延装置を使用し、冷延鋼板の焼鈍済みコイルを設定
伸率1.5%で調質圧延を行った。また、比較のため従
来のウエット圧延方法により、冷延鋼板の焼鈍済みコイ
ルを設定伸率1.5%で調質圧延を行った。そしてそれ
ぞれについて、圧延方向における伸び率の変動を測定し
た。その結果を図3に示す。図3に示すとおり、従来の
ウエット圧延では、伸び率の不安定現象が発生し、安定
した伸び率で圧延することができなかった。これに対し
本発明では、伸び率の変動が非常に小さく、極めて安定
した伸び率で圧延することができた。
【0016】また、本発明は、不織布もしくはスポンジ
状の吸湿性の入側リンガーロールを使用し、かつ、吸引
ポンプを起動して配管を介して吸引管の吸引孔から払拭
した圧延液が吸引され、湿り具合いが常に一定に調整さ
れていることで、図1に示すようなバックアップロール
のへこみ疵によって発生するワークロール表面の圧延液
ムラが防止され、鋼板の表面光沢ムラ発生も無く、この
光沢ムラの発生のために行っていた突発のバックアップ
ロール取替えの回数が、従来月に3回程度行っていたも
のが、皆無となった。
状の吸湿性の入側リンガーロールを使用し、かつ、吸引
ポンプを起動して配管を介して吸引管の吸引孔から払拭
した圧延液が吸引され、湿り具合いが常に一定に調整さ
れていることで、図1に示すようなバックアップロール
のへこみ疵によって発生するワークロール表面の圧延液
ムラが防止され、鋼板の表面光沢ムラ発生も無く、この
光沢ムラの発生のために行っていた突発のバックアップ
ロール取替えの回数が、従来月に3回程度行っていたも
のが、皆無となった。
【0017】
【発明の効果】以上に述べたとおり、この発明によれ
ば、鋼板の調質圧延において、ロール疵や表面光沢ムラ
を発生させることなく、安定して所定の伸び率を付与す
ることができる。
ば、鋼板の調質圧延において、ロール疵や表面光沢ムラ
を発生させることなく、安定して所定の伸び率を付与す
ることができる。
【図1】この発明の調質圧延装置の概略配置図である。
【図2】ワークロール入側のリンガーロールの概略図で
ある。
ある。
【図3】実施例2における本発明例と従来のウエット圧
延における圧延長さと調質圧延延び率との関係を示すグ
ラフである。
延における圧延長さと調質圧延延び率との関係を示すグ
ラフである。
【図4】従来のウエット圧延における圧延液ムラによる
表面光沢ムラ発生の原理を示す模式図である。
表面光沢ムラ発生の原理を示す模式図である。
1、35 鋼板 2、31 ワークロール 3、32 バックアップロール 4 出側リンガーロール 5 圧延液スプレーノズル 6 入側リンガーロール 7 吸引管 8 吸引孔 9 配管 10 吸引ポンプ 11 ワイパー 33 へこみ疵 34 圧延液ムラ 36 表面光沢ムラ
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークロールとバックアップロールとを
有する調質圧延機出側のバックアップロールとワークロ
ールとの間に向けて調質圧延剤噴射ノズルを設けた調質
圧延装置において、各ワークロールの圧延機入側に吸湿
性のリンガーロールを押圧して配設し、該リンガーロー
ルの中心部に周面に多数の吸引孔を有する吸引管を設け
たことを特徴とする鋼板の調質圧延装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10041493A JPH06285516A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 鋼板の調質圧延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10041493A JPH06285516A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 鋼板の調質圧延装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06285516A true JPH06285516A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14273328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10041493A Pending JPH06285516A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 鋼板の調質圧延装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06285516A (ja) |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP10041493A patent/JPH06285516A/ja active Pending
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