JPH06286648A - フレーム付自動車の車体構造 - Google Patents
フレーム付自動車の車体構造Info
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- JPH06286648A JPH06286648A JP5074796A JP7479693A JPH06286648A JP H06286648 A JPH06286648 A JP H06286648A JP 5074796 A JP5074796 A JP 5074796A JP 7479693 A JP7479693 A JP 7479693A JP H06286648 A JPH06286648 A JP H06286648A
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- JP
- Japan
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- vehicle body
- vibration
- cabin
- frame
- mount
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体本体部およびフレーム部材の剛性もしく
は質量配分をより工夫することにより、キャビン形成部
内への振動伝達を一層低減し、また、この場合において
キャビン形成部の剛体振動を抑制する。 【構成】 サスペンション取付部22,28が設けられ
たフレーム部材12の前側部分12Fと後側部分12R
が、その剛性または質量について、これら両部分の間に
位置する中間部分12Mよりも大きく設定される一方、
車体本体部11が、フロント部11Fとリヤ部11Rと
これら両部の間に位置するキャビン形成部13とで構成
されされ、該キャビン形成部は、フロント部およびリヤ
部から分離独立して形成されるとともに、上記中間部分
のみによってその下方側が支持されており、また、上記
キャビン形成部の前側,後側のマウント部材50A,50
Bは、キャビン形成部の重心位置よりも上方に配置され
ている。
は質量配分をより工夫することにより、キャビン形成部
内への振動伝達を一層低減し、また、この場合において
キャビン形成部の剛体振動を抑制する。 【構成】 サスペンション取付部22,28が設けられ
たフレーム部材12の前側部分12Fと後側部分12R
が、その剛性または質量について、これら両部分の間に
位置する中間部分12Mよりも大きく設定される一方、
車体本体部11が、フロント部11Fとリヤ部11Rと
これら両部の間に位置するキャビン形成部13とで構成
されされ、該キャビン形成部は、フロント部およびリヤ
部から分離独立して形成されるとともに、上記中間部分
のみによってその下方側が支持されており、また、上記
キャビン形成部の前側,後側のマウント部材50A,50
Bは、キャビン形成部の重心位置よりも上方に配置され
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キャビン形成部を含
む車体本体部がフレーム部材によって支持されるととも
に、このフレーム部材にサスペンション取付部が設けら
れてなるフレーム付自動車の車体構造に関する。
む車体本体部がフレーム部材によって支持されるととも
に、このフレーム部材にサスペンション取付部が設けら
れてなるフレーム付自動車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体構造として、キャビ
ン形成部を含む車体本体部と該車体本体部をその下方側
から支持するフレーム部材とを備えてなる、所謂フレー
ム付型式のものは一般に良く知られている。かかるフレ
ーム付型式の車体は、例えば、実公平3−3100号公
報にも示されるように、閉断面部材によって形成された
車体前後方向に延びるサイドメンバと車幅方向に伸びる
クロスメンバとを組み合わせて車体下部の骨格をなすフ
レーム部材が形成され、このフレーム部材に車体本体部
が固着されて構成される。
ン形成部を含む車体本体部と該車体本体部をその下方側
から支持するフレーム部材とを備えてなる、所謂フレー
ム付型式のものは一般に良く知られている。かかるフレ
ーム付型式の車体は、例えば、実公平3−3100号公
報にも示されるように、閉断面部材によって形成された
車体前後方向に延びるサイドメンバと車幅方向に伸びる
クロスメンバとを組み合わせて車体下部の骨格をなすフ
レーム部材が形成され、このフレーム部材に車体本体部
が固着されて構成される。
【0003】このようにフレーム部材と車体本体部とか
ら構成されるフレーム付の車体構造を採用した場合、例
えば、フレーム部材の部分的構成,フレーム部材を構成
する閉断面部材の閉断面の面積,車体本体部の部分的構
成,車体本体部を構成する部材の断面積等を変更するこ
となどにより、車体各部の振動伝達特性を比較的容易に
変化させることができ、車体全体が一体的に形成されて
応力外皮構造が採られる所謂モノコック型式のものに比
べて、車体における振動伝達状態の制御を比較的容易に
行うことができる。しかしながら、従来のフレーム付型
式の車体にあっては、このような車体各部の振動伝達特
性の変化を、車体本体部に含まれるキャビン形成部内の
乗員に伝達される不快振動を抑制すべく、積極的に生じ
させたものは見当たらなかった。
ら構成されるフレーム付の車体構造を採用した場合、例
えば、フレーム部材の部分的構成,フレーム部材を構成
する閉断面部材の閉断面の面積,車体本体部の部分的構
成,車体本体部を構成する部材の断面積等を変更するこ
となどにより、車体各部の振動伝達特性を比較的容易に
変化させることができ、車体全体が一体的に形成されて
応力外皮構造が採られる所謂モノコック型式のものに比
べて、車体における振動伝達状態の制御を比較的容易に
行うことができる。しかしながら、従来のフレーム付型
式の車体にあっては、このような車体各部の振動伝達特
性の変化を、車体本体部に含まれるキャビン形成部内の
乗員に伝達される不快振動を抑制すべく、積極的に生じ
させたものは見当たらなかった。
【0004】そこで、本願出願人は、特願平4−179
557号において、サスペンション取付部がそれぞれ設
けられるフレーム部材の前側部分と後側部分とが、その
剛性または重量について、これら前側部分と後側部分と
の間に位置する中間部分よりも大きく設定されたフレー
ム構造、および、キャビン形成部が、その剛性または重
量について、その前後の車体本体部よりも大きく設定さ
れ、かつ、上記キャビン形成部がフレーム部材の上記中
間部分に対応した位置に配置されてなるフレーム付自動
車の車体構造を提案した。
557号において、サスペンション取付部がそれぞれ設
けられるフレーム部材の前側部分と後側部分とが、その
剛性または重量について、これら前側部分と後側部分と
の間に位置する中間部分よりも大きく設定されたフレー
ム構造、および、キャビン形成部が、その剛性または重
量について、その前後の車体本体部よりも大きく設定さ
れ、かつ、上記キャビン形成部がフレーム部材の上記中
間部分に対応した位置に配置されてなるフレーム付自動
車の車体構造を提案した。
【0005】かかる構成を採用することにより、サスペ
ンション機構を介して車体に振動が入力された際、フレ
ーム部材における上記前側部分および後側部分がそれぞ
れ振動を生じ難い部分となるとともに、上記中間部分が
振動を生じ易い部分となり、入力された振動のエネルギ
がフレーム部材全体に亙って適切に分散され、フレーム
部材から車体本体部に伝達される振動が効果的に抑制さ
れる。また、フレーム部材から車体本体部に振動が伝達
された際には、車体本体部におけるキャビン形成部が振
動を生じ難いものとされるとともに、キャビン形成部の
前後の部分がそれぞれ振動を生じ易いものとなり、キャ
ビン形成部への振動の伝達が効果的に低減される。従っ
て、フレーム部材の剛性または重量がその全体に亙って
均等にされる場合、あるいは、車体本体部の剛性または
重量がその全体に亙って均等とされる場合に比して、路
面からの振動等に起因して車体本体部におけるキャビン
形成部内の乗員に伝達される不快振動および騒音が効果
的に抑制されることになる。
ンション機構を介して車体に振動が入力された際、フレ
ーム部材における上記前側部分および後側部分がそれぞ
れ振動を生じ難い部分となるとともに、上記中間部分が
振動を生じ易い部分となり、入力された振動のエネルギ
がフレーム部材全体に亙って適切に分散され、フレーム
部材から車体本体部に伝達される振動が効果的に抑制さ
れる。また、フレーム部材から車体本体部に振動が伝達
された際には、車体本体部におけるキャビン形成部が振
動を生じ難いものとされるとともに、キャビン形成部の
前後の部分がそれぞれ振動を生じ易いものとなり、キャ
ビン形成部への振動の伝達が効果的に低減される。従っ
て、フレーム部材の剛性または重量がその全体に亙って
均等にされる場合、あるいは、車体本体部の剛性または
重量がその全体に亙って均等とされる場合に比して、路
面からの振動等に起因して車体本体部におけるキャビン
形成部内の乗員に伝達される不快振動および騒音が効果
的に抑制されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フレーム部
材および車体本体部の剛性または重量の配分を上記のよ
うに設定する場合、その配分の仕方をより極端にし、車
体本体部についてはキャビン形成部の前後の部分への配
分を極力小さく、フレーム部材についてはその前側部分
および後側部分への配分を極力大きくすることにより、
キャビン形成部内への振動伝達の更に効果的な抑制を図
ることが考えられる。
材および車体本体部の剛性または重量の配分を上記のよ
うに設定する場合、その配分の仕方をより極端にし、車
体本体部についてはキャビン形成部の前後の部分への配
分を極力小さく、フレーム部材についてはその前側部分
および後側部分への配分を極力大きくすることにより、
キャビン形成部内への振動伝達の更に効果的な抑制を図
ることが考えられる。
【0007】しかしながら、上記のようにキャビン形成
部の前後の部分への剛性または重量の配分を余りに小さ
くした場合、それだけキャビン形成部の前後の支持が不
十分なものとなり、キャビン形成部自体が、ピッチン
グ,ローリングあるいはバウンシング等の影響を受け易
くなり、キャビン形成部全体としての剛体振動が生じ易
くなるという問題があった。
部の前後の部分への剛性または重量の配分を余りに小さ
くした場合、それだけキャビン形成部の前後の支持が不
十分なものとなり、キャビン形成部自体が、ピッチン
グ,ローリングあるいはバウンシング等の影響を受け易
くなり、キャビン形成部全体としての剛体振動が生じ易
くなるという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、車体本体部およびフ
レーム部材の剛性/質量配分をより工夫することによ
り、キャビン形成部内への振動伝達を一層低減すること
ができ、また、この場合においてキャビン形成部の剛体
振動を抑制することができるフレーム付自動車の車体構
造を提供することを目的とする。
レーム部材の剛性/質量配分をより工夫することによ
り、キャビン形成部内への振動伝達を一層低減すること
ができ、また、この場合においてキャビン形成部の剛体
振動を抑制することができるフレーム付自動車の車体構
造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明は、キャビン形成部を含む車体本体部と、該車体本
体部をその下方側から支持するフレーム部材とを備えて
なるフレーム付自動車の車体構造において、上記フレー
ム部材における前側部分と後側部分のそれぞれにサスペ
ンション取付部が設けられ、上記前側部分および後側部
分が、その剛性および質量の少なくともいずれか一方に
ついて、該前側部分と後側部分との間に位置する中間部
分よりも大きく設定される一方、上記車体本体部は、フ
ロント部とリヤ部とこれら両部の間に位置するキャビン
形成部とで構成されされており、該キャビン部は、上記
フロント部およびリヤ部から分離独立して形成されると
ともに、上記フレーム部材の中間部分のみによってその
下方側が支持されていることを特徴としたものである。
発明は、キャビン形成部を含む車体本体部と、該車体本
体部をその下方側から支持するフレーム部材とを備えて
なるフレーム付自動車の車体構造において、上記フレー
ム部材における前側部分と後側部分のそれぞれにサスペ
ンション取付部が設けられ、上記前側部分および後側部
分が、その剛性および質量の少なくともいずれか一方に
ついて、該前側部分と後側部分との間に位置する中間部
分よりも大きく設定される一方、上記車体本体部は、フ
ロント部とリヤ部とこれら両部の間に位置するキャビン
形成部とで構成されされており、該キャビン部は、上記
フロント部およびリヤ部から分離独立して形成されると
ともに、上記フレーム部材の中間部分のみによってその
下方側が支持されていることを特徴としたものである。
【0010】また、本願の第2の発明は、上記第1の発
明に係るフレーム付自動車の車体構造において、上記キ
ャビン形成部とフロント部およびリヤ部との間には、そ
れぞれマウント部材が配設され、これらマウント部材
は、上記キャビン形成部の重心位置よりも上方に配置さ
れていることを特徴としたものである。
明に係るフレーム付自動車の車体構造において、上記キ
ャビン形成部とフロント部およびリヤ部との間には、そ
れぞれマウント部材が配設され、これらマウント部材
は、上記キャビン形成部の重心位置よりも上方に配置さ
れていることを特徴としたものである。
【0011】更に、本願の第3の発明は、上記第1また
は第2の発明に係るフレーム付自動車の車体構造におい
て、上記キャビン形成部とフロント部およびリヤ部との
間にそれぞれ配設された各マウント部材は、そのダンピ
ング特性が、上記キャビン形成部と上記フレーム部材と
の間に配設されたマウント部材のダンピング特性よりも
高く設定されていることを特徴としたものである。
は第2の発明に係るフレーム付自動車の車体構造におい
て、上記キャビン形成部とフロント部およびリヤ部との
間にそれぞれ配設された各マウント部材は、そのダンピ
ング特性が、上記キャビン形成部と上記フレーム部材と
の間に配設されたマウント部材のダンピング特性よりも
高く設定されていることを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の第4の発明は、上記第
1または第2の発明に係るフレーム付自動車の車体構造
において、上記キャビン形成部とフロント部およびリヤ
部との間にそれぞれ配設された各マウント部材は、その
上下方向および左右方向のバネ定数が、該マウント部材
の前後方向のバネ定数および上記キャビン形成部と上記
フレーム部材との間に配設されたマウント部材の全方向
のバネ定数に比べて高く設定されていることを特徴とし
たものである。
1または第2の発明に係るフレーム付自動車の車体構造
において、上記キャビン形成部とフロント部およびリヤ
部との間にそれぞれ配設された各マウント部材は、その
上下方向および左右方向のバネ定数が、該マウント部材
の前後方向のバネ定数および上記キャビン形成部と上記
フレーム部材との間に配設されたマウント部材の全方向
のバネ定数に比べて高く設定されていることを特徴とし
たものである。
【0013】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、キャビン形
成部を上記フロント部およびリヤ部から分離独立して形
成したので、車体本体部の上記フロント部およびリヤ部
を、それぞれフレーム部材の前側部分および後側部分に
対する剛性および質量の少なくともいずれか一方を大き
くする部材として有効に活用することができる。すなわ
ち、フレーム部材の前側部分と後側部分とが、その剛性
および質量の少なくともいずれか一方について、これら
前側部分と後側部分との間に位置する中間部分よりも大
きく設定されたフレーム構造、および、キャビン形成部
が、その剛性および質量の少なくともいずれか一方につ
いて、その前後の車体本体部よりも大きく設定され、か
つ、上記キャビン形成部がフレーム部材の上記中間部分
に対応した位置に配置されてなる車体構造として、極限
化されたものとすることができ、キャビン形成部に入力
される振動および騒音をより一層低減することが可能に
なる。
成部を上記フロント部およびリヤ部から分離独立して形
成したので、車体本体部の上記フロント部およびリヤ部
を、それぞれフレーム部材の前側部分および後側部分に
対する剛性および質量の少なくともいずれか一方を大き
くする部材として有効に活用することができる。すなわ
ち、フレーム部材の前側部分と後側部分とが、その剛性
および質量の少なくともいずれか一方について、これら
前側部分と後側部分との間に位置する中間部分よりも大
きく設定されたフレーム構造、および、キャビン形成部
が、その剛性および質量の少なくともいずれか一方につ
いて、その前後の車体本体部よりも大きく設定され、か
つ、上記キャビン形成部がフレーム部材の上記中間部分
に対応した位置に配置されてなる車体構造として、極限
化されたものとすることができ、キャビン形成部に入力
される振動および騒音をより一層低減することが可能に
なる。
【0014】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記キャビン形成部とフロント部
およびリヤ部との間に設けられるマウント部材を、上記
キャビン形成部の重心位置よりも上方に配置したので、
キャビン形成部にピッチングあるいはローリングが作用
した際にその移動軌跡が大きくなる部分を拘束すること
ができ、キャビン形成部の剛体振動を有効に抑制するこ
とができる。
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記キャビン形成部とフロント部
およびリヤ部との間に設けられるマウント部材を、上記
キャビン形成部の重心位置よりも上方に配置したので、
キャビン形成部にピッチングあるいはローリングが作用
した際にその移動軌跡が大きくなる部分を拘束すること
ができ、キャビン形成部の剛体振動を有効に抑制するこ
とができる。
【0015】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができる。しかも、その上、上記キャビン形成部と
フロント部およびリヤ部との間にそれぞれ配設された各
マウント部材のダンピング特性を、上記キャビン形成部
と上記フレーム部材との間に配設されたマウント部材の
ダンピング特性よりも高く設定したので、共振点での振
動ピークをなだらかにして下げることができるととも
に、フレーム部材側から入力される共振点以上の周波数
の振動に対する遮断性を有効に高めることができ、キャ
ビン形成部内の快適性をより向上させることができる。
には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができる。しかも、その上、上記キャビン形成部と
フロント部およびリヤ部との間にそれぞれ配設された各
マウント部材のダンピング特性を、上記キャビン形成部
と上記フレーム部材との間に配設されたマウント部材の
ダンピング特性よりも高く設定したので、共振点での振
動ピークをなだらかにして下げることができるととも
に、フレーム部材側から入力される共振点以上の周波数
の振動に対する遮断性を有効に高めることができ、キャ
ビン形成部内の快適性をより向上させることができる。
【0016】また、更に、本願の第4の発明によれば、
基本的には、上記第1または第2の発明と同様の効果を
奏することができる。しかも、その上、上記キャビン形
成部とフロント部およびリヤ部との間にそれぞれ配設さ
れた各マウント部材の上下方向および左右方向のバネ定
数を、該マウント部材の前後方向のバネ定数および上記
キャビン部と上記フレーム部材との間に配設されたマウ
ント部材の全方向のバネ定数に比べて高く設定したの
で、キャビン形成部にピッチング,ローリングあるいは
バウンシングが作用した際における上下方向および左右
方向の拘束性を高めてその剛体振動の発生を抑制すると
ともに、フレーム部材側から入力される高周波の振動を
有効に吸収することができ、キャビン形成部内の快適性
をより向上させることができる。
基本的には、上記第1または第2の発明と同様の効果を
奏することができる。しかも、その上、上記キャビン形
成部とフロント部およびリヤ部との間にそれぞれ配設さ
れた各マウント部材の上下方向および左右方向のバネ定
数を、該マウント部材の前後方向のバネ定数および上記
キャビン部と上記フレーム部材との間に配設されたマウ
ント部材の全方向のバネ定数に比べて高く設定したの
で、キャビン形成部にピッチング,ローリングあるいは
バウンシングが作用した際における上下方向および左右
方向の拘束性を高めてその剛体振動の発生を抑制すると
ともに、フレーム部材側から入力される高周波の振動を
有効に吸収することができ、キャビン形成部内の快適性
をより向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を、添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本実施例に係るフレーム
付自動車の車体構造の一例を概略的に示す側面説明図、
また、図2は上記フレーム付自動車のフレーム構造を示
す平面説明図である。これらの図に示すように、本実施
例に係る自動車では、車体10が、車体本体部11と車
体本体部11をその下方側から支持するフレーム部材1
2とによって構成されている。上記車体本体部11には
キャビン形成部13が設けられており、本実施例では、
上記車体本体部11は、上記キャビン形成部13が、そ
の前後の車体フロント部11Fおよび車体リヤ部11R
と別体で分離独立した独立キャビンとして形成されてい
る。
づいて詳細に説明する。図1は本実施例に係るフレーム
付自動車の車体構造の一例を概略的に示す側面説明図、
また、図2は上記フレーム付自動車のフレーム構造を示
す平面説明図である。これらの図に示すように、本実施
例に係る自動車では、車体10が、車体本体部11と車
体本体部11をその下方側から支持するフレーム部材1
2とによって構成されている。上記車体本体部11には
キャビン形成部13が設けられており、本実施例では、
上記車体本体部11は、上記キャビン形成部13が、そ
の前後の車体フロント部11Fおよび車体リヤ部11R
と別体で分離独立した独立キャビンとして形成されてい
る。
【0018】フレーム部材12は、図2から良く分かる
ように、車体10の前後方向に延設された左右一対のサ
イドメンバ14L,14Rと、両サイドメンバ14L,1
4Rの前方部分どうしを相互に連結するクロスメンバ1
6,17と、両サイドメンバ14L,14Rの中央部分ど
うしを相互に連結するクロスメンバ18,19とを備え
ている。上記サイドメンバ14L,14R及びクロスメ
ンバ16〜19は、例えば閉断面構造を有した鋼材によ
ってそれぞれ形成されている。フレーム部材12には、
車体10の前方部分に対応するその前側部分12Fに、
左前輪20を懸架支持する左前方サスペンション機構2
1が取り付けられた左前方サスペンション取付部22
と、右前輪23を懸架支持する右前方サスペンション機
構24が取り付けられた右前方サスペンション取付部2
5とが設けられている。 また、車体10の後方部分に
対応するその後側部分12Rに、左後輪26を懸架支持
する左後方サスペンション機構27が取り付けられた左
後方サスペンション取付部28と、右後輪29を懸架支
持する右後方サスペンション機構30が取り付けられた
右後方サスペンション取付部31とが設けられている。
ように、車体10の前後方向に延設された左右一対のサ
イドメンバ14L,14Rと、両サイドメンバ14L,1
4Rの前方部分どうしを相互に連結するクロスメンバ1
6,17と、両サイドメンバ14L,14Rの中央部分ど
うしを相互に連結するクロスメンバ18,19とを備え
ている。上記サイドメンバ14L,14R及びクロスメ
ンバ16〜19は、例えば閉断面構造を有した鋼材によ
ってそれぞれ形成されている。フレーム部材12には、
車体10の前方部分に対応するその前側部分12Fに、
左前輪20を懸架支持する左前方サスペンション機構2
1が取り付けられた左前方サスペンション取付部22
と、右前輪23を懸架支持する右前方サスペンション機
構24が取り付けられた右前方サスペンション取付部2
5とが設けられている。 また、車体10の後方部分に
対応するその後側部分12Rに、左後輪26を懸架支持
する左後方サスペンション機構27が取り付けられた左
後方サスペンション取付部28と、右後輪29を懸架支
持する右後方サスペンション機構30が取り付けられた
右後方サスペンション取付部31とが設けられている。
【0019】そして、フレーム部材12における左前方
サスペンション取付部22及び右前方サスペンション取
付部25が設けられた前側部分12Fには、上記両サイ
ドメンバ14L,14Rをそれぞれ下面側から連結し、
前方部分全体の剛性及び質量を増大させる前方補強部材
32が固着されている。さらに、フレーム部材12にお
ける左後方サスペンション取付部28及び右後方サスペ
ンション取付部31が設けられた後側部分12Rには、
両サイドメンバ14L,14Rをそれぞれ上面側から連
結し、後方部分全体の剛性及び質量を増大させる枠状の
後方補強部材33が固着されている。このように、前方
補強部材32及び後方補強部材33が固着されることに
より、フレーム部材12は、左前方サスペンション取付
部22及び右前方サスペンション取付部25が設けられ
た前側部分12F、および、左後方サスペンション取付
部28及び右後方サスペンション取付部31が設けられ
た後側部分12Rのそれぞれが、その剛性および質量の
少なくともいずれか一方について、両者12F,12R
の間に位置する中間部分12Mに比して大とされた剛性
又は質量を有するものとされている。また、特に、本実
施例では、車体本体部11のフロント部11Fが上記フ
レーム部材12の前側部分12Fに一体的に固着される
一方、リヤ部11Rはフレーム部材12の後側部分12
Rに一体的に固着されており、これら車体本体部11の
フロント部11Fおよびリヤ部11Rが、それぞれフレ
ーム部材12の前側部分12Fおよび後側部分12Rの
剛性もしくは質量を大きくする部材として有効に活用さ
れている。
サスペンション取付部22及び右前方サスペンション取
付部25が設けられた前側部分12Fには、上記両サイ
ドメンバ14L,14Rをそれぞれ下面側から連結し、
前方部分全体の剛性及び質量を増大させる前方補強部材
32が固着されている。さらに、フレーム部材12にお
ける左後方サスペンション取付部28及び右後方サスペ
ンション取付部31が設けられた後側部分12Rには、
両サイドメンバ14L,14Rをそれぞれ上面側から連
結し、後方部分全体の剛性及び質量を増大させる枠状の
後方補強部材33が固着されている。このように、前方
補強部材32及び後方補強部材33が固着されることに
より、フレーム部材12は、左前方サスペンション取付
部22及び右前方サスペンション取付部25が設けられ
た前側部分12F、および、左後方サスペンション取付
部28及び右後方サスペンション取付部31が設けられ
た後側部分12Rのそれぞれが、その剛性および質量の
少なくともいずれか一方について、両者12F,12R
の間に位置する中間部分12Mに比して大とされた剛性
又は質量を有するものとされている。また、特に、本実
施例では、車体本体部11のフロント部11Fが上記フ
レーム部材12の前側部分12Fに一体的に固着される
一方、リヤ部11Rはフレーム部材12の後側部分12
Rに一体的に固着されており、これら車体本体部11の
フロント部11Fおよびリヤ部11Rが、それぞれフレ
ーム部材12の前側部分12Fおよび後側部分12Rの
剛性もしくは質量を大きくする部材として有効に活用さ
れている。
【0020】上記キャビン形成部13(独立キャビン部)
は、フレーム部材12の上記中間部分12Mのみによっ
てその下方側が支持されており、具体的にはフレーム部
材12を構成するサイドメンバ14L,14Rの上記中
間部分12Mに対応する部分にそれぞれ配置された複数
のマウント部材50C,50D,50Eを介してフレーム
部材12上に支持されている。尚、キャビン形成部13
の上部は、後で詳しく説明するように、その前後部分が
マウント部材50A,50Bをそれぞれ介して、車体フ
ロント部11F,リヤ部11R側に支持されている。
尚、キャビン形成部13の左右側方の下端部には、フレ
ーム部材12の中間部分12Mによってそれぞれ支持さ
れる閉断面構造の左サイドシル部36及び右サイドシル
部37が配設されている。このように、キャビン形成部
13を、その前後のフロント部11Fおよびリヤ部11
Rから分離独立した独立タイプとしたことにより、車体
本体部11は、フレーム部材12における中間部分12
Mに対応するキャビン形成部13が、その剛性および質
量の少なくともいずれか一方について、フロント部11
F及びリヤ部11Rに比して大きく設定された構造とし
ては極限化されたものとなる。
は、フレーム部材12の上記中間部分12Mのみによっ
てその下方側が支持されており、具体的にはフレーム部
材12を構成するサイドメンバ14L,14Rの上記中
間部分12Mに対応する部分にそれぞれ配置された複数
のマウント部材50C,50D,50Eを介してフレーム
部材12上に支持されている。尚、キャビン形成部13
の上部は、後で詳しく説明するように、その前後部分が
マウント部材50A,50Bをそれぞれ介して、車体フ
ロント部11F,リヤ部11R側に支持されている。
尚、キャビン形成部13の左右側方の下端部には、フレ
ーム部材12の中間部分12Mによってそれぞれ支持さ
れる閉断面構造の左サイドシル部36及び右サイドシル
部37が配設されている。このように、キャビン形成部
13を、その前後のフロント部11Fおよびリヤ部11
Rから分離独立した独立タイプとしたことにより、車体
本体部11は、フレーム部材12における中間部分12
Mに対応するキャビン形成部13が、その剛性および質
量の少なくともいずれか一方について、フロント部11
F及びリヤ部11Rに比して大きく設定された構造とし
ては極限化されたものとなる。
【0021】このように構成される本発明に係るフレー
ム付自動車の車体構造の一例が適用された車体10を備
えた自動車にあっては、その走行中において、それぞれ
路面の状態に応じて左右前輪20,23及び左右後輪2
6,29に生じる振動 (路面からの振動)が、左右前方
サスペンション機構21,24及び左右後方サスペンシ
ョン機構27,30を通じて、左右前方サスペンション
取付部22,25及び左右後方サスペンション取付部2
8,31から、フレーム部材12における左右のサイド
メンバ14L,14Rに伝達される。
ム付自動車の車体構造の一例が適用された車体10を備
えた自動車にあっては、その走行中において、それぞれ
路面の状態に応じて左右前輪20,23及び左右後輪2
6,29に生じる振動 (路面からの振動)が、左右前方
サスペンション機構21,24及び左右後方サスペンシ
ョン機構27,30を通じて、左右前方サスペンション
取付部22,25及び左右後方サスペンション取付部2
8,31から、フレーム部材12における左右のサイド
メンバ14L,14Rに伝達される。
【0022】そして、上記左右のサイドメンバ14L,
14Rに路面からの振動が伝達されるとき、フレーム部
材12における振動の入力部位とされる左右前方サスペ
ンション取付部22,25が設けられた前側部分12F
及び左右後方サスペンション取付部28,31が設けら
れた後側部分12Rの各々が、前方補強部材32及び後
方補強部材33がそれぞれ設けられたことによって、更
に、車体フロント部11F及びリヤ部11Rが一体的に
固着されたことによって、その剛性および質量の少なく
ともいずれか一方について、前側部分12Fと後側部分
12Rとの間に位置する中間部分12Mに比して大きく
設定された構造としては極限化されたものとなってお
り、フレーム部材12における前側部分12F及び後側
部分12Rのそれぞれがより一層振動を生じ難いものと
なるとともに、フレーム部材12における中間部分12
Mがより振動を生じ易いものとなる。従って、フレーム
部材12に、振動の入力部位である左右前方サスペンシ
ョン取付部22,25及び左右後方サスペンション取付
部28,31がそれぞれ設けられた前側部分12F及び
後側部分12Rから伝達される振動は、そのエネルギが
フレーム部材12の全体に亙ってより効果的に拡散され
ることになる。その結果、フレーム部材12から車体本
体部11のキャビン形成部13に伝達される振動が極め
て効果的に低減されることになる。
14Rに路面からの振動が伝達されるとき、フレーム部
材12における振動の入力部位とされる左右前方サスペ
ンション取付部22,25が設けられた前側部分12F
及び左右後方サスペンション取付部28,31が設けら
れた後側部分12Rの各々が、前方補強部材32及び後
方補強部材33がそれぞれ設けられたことによって、更
に、車体フロント部11F及びリヤ部11Rが一体的に
固着されたことによって、その剛性および質量の少なく
ともいずれか一方について、前側部分12Fと後側部分
12Rとの間に位置する中間部分12Mに比して大きく
設定された構造としては極限化されたものとなってお
り、フレーム部材12における前側部分12F及び後側
部分12Rのそれぞれがより一層振動を生じ難いものと
なるとともに、フレーム部材12における中間部分12
Mがより振動を生じ易いものとなる。従って、フレーム
部材12に、振動の入力部位である左右前方サスペンシ
ョン取付部22,25及び左右後方サスペンション取付
部28,31がそれぞれ設けられた前側部分12F及び
後側部分12Rから伝達される振動は、そのエネルギが
フレーム部材12の全体に亙ってより効果的に拡散され
ることになる。その結果、フレーム部材12から車体本
体部11のキャビン形成部13に伝達される振動が極め
て効果的に低減されることになる。
【0023】さらに、車体本体部11が、フレーム部材
12における中間部分12Mに対応するキャビン形成部
13が、フロント部11F及びリヤ部11Rから分離独
立した独立キャビンとされることにより、キャビン形成
部13が、その剛性および質量の少なくともいずれか一
方について、フロント部11F及びリヤ部11Rに比し
て大きく設定された構造としては極限化されたものとな
り、フレーム部材12から車体本体部11のキャビン形
成部13に伝達される振動が、より一層低減されること
になる。従って、車体本体部11におけるキャビン形成
部13内の乗員に伝達される不快振動がより一層効果的
に抑制されて、乗員が感じる乗り心地の改善及びキャビ
ン形成部13内の静粛化が図られることになる。
12における中間部分12Mに対応するキャビン形成部
13が、フロント部11F及びリヤ部11Rから分離独
立した独立キャビンとされることにより、キャビン形成
部13が、その剛性および質量の少なくともいずれか一
方について、フロント部11F及びリヤ部11Rに比し
て大きく設定された構造としては極限化されたものとな
り、フレーム部材12から車体本体部11のキャビン形
成部13に伝達される振動が、より一層低減されること
になる。従って、車体本体部11におけるキャビン形成
部13内の乗員に伝達される不快振動がより一層効果的
に抑制されて、乗員が感じる乗り心地の改善及びキャビ
ン形成部13内の静粛化が図られることになる。
【0024】このような本発明に係るフレーム付自動車
の車体構造の一例が適用された車体10における振動抑
制効果については、本発明の発明者によって行われた振
動モデル実験の結果から確認されている。以下に、その
振動モデル実験について述べる。この振動モデル実験
は、従来のフレーム付自動車の車体構造に相当する、図
3に示されるような振動モデルMPと、本発明に係るフ
レーム付自動車の車体構造に相当する、図4に示される
ような振動モデルMJとを用意して行われた。振動モデ
ルMPは、全体が平坦な平板状を成し、全体に亙って均
等分布された質量及び剛性を有するものとして形成され
たフレーム部材に対応する下側ブロック41により、全
体が直方体を成し、全体に亙って均等分布された質量及
び剛性を有するものとして形成された車体本体部に対応
する上側ブロック42が、複数個のマウント部材に対応
する弾性部材43を介して支持されたものとして構成さ
れた。
の車体構造の一例が適用された車体10における振動抑
制効果については、本発明の発明者によって行われた振
動モデル実験の結果から確認されている。以下に、その
振動モデル実験について述べる。この振動モデル実験
は、従来のフレーム付自動車の車体構造に相当する、図
3に示されるような振動モデルMPと、本発明に係るフ
レーム付自動車の車体構造に相当する、図4に示される
ような振動モデルMJとを用意して行われた。振動モデ
ルMPは、全体が平坦な平板状を成し、全体に亙って均
等分布された質量及び剛性を有するものとして形成され
たフレーム部材に対応する下側ブロック41により、全
体が直方体を成し、全体に亙って均等分布された質量及
び剛性を有するものとして形成された車体本体部に対応
する上側ブロック42が、複数個のマウント部材に対応
する弾性部材43を介して支持されたものとして構成さ
れた。
【0025】下側ブロック41及び上側ブロック42は
それぞれ鉄製とされ、その寸法及び重量については、下
側ブロック41は、長さLFPが81cm,幅WFPが
5cm,厚みTFPが0.75cm,重さが2.4kgとさ
れ、また、上側ブロック42は、長さLBPが81c
m,幅WBPが5cm,厚みTBPが1.75cm,重さが
5.6kgとされた。また、弾性部材43は、下側ブロ
ック41と上側ブロック42との間に10個配され、総
合ばね定数が830N/mmとされた。
それぞれ鉄製とされ、その寸法及び重量については、下
側ブロック41は、長さLFPが81cm,幅WFPが
5cm,厚みTFPが0.75cm,重さが2.4kgとさ
れ、また、上側ブロック42は、長さLBPが81c
m,幅WBPが5cm,厚みTBPが1.75cm,重さが
5.6kgとされた。また、弾性部材43は、下側ブロ
ック41と上側ブロック42との間に10個配され、総
合ばね定数が830N/mmとされた。
【0026】これに対して、振動モデルMJは、フレー
ム部材12に対応する下側ブロック45により、車体本
体部11に対応する上側ブロック46が、複数個のマウ
ント部材50A〜50Eに対応する弾性部材47を介し
て支持されたものとして構成された。そして、下側ブロ
ック45は、鉄製とされ、図4に示される如く、両端部
45A,45Bが厚肉部とされるとともに、端部45A
と端部45Bとによって挟まれた中央部45Cが薄肉部
として形成され、その寸法及び重量については、長さL
FJが81cm,幅WFJが5cm,両端部45A,45
Bのそれぞれの厚みTFEJが1.25cm,中央部4
5Cの厚みTFCJが0.35cmとされるとともに、
両端部45A,45Bのそれぞれは中央部45Cに比し
て大なる剛性又は重量を有するものとされた。
ム部材12に対応する下側ブロック45により、車体本
体部11に対応する上側ブロック46が、複数個のマウ
ント部材50A〜50Eに対応する弾性部材47を介し
て支持されたものとして構成された。そして、下側ブロ
ック45は、鉄製とされ、図4に示される如く、両端部
45A,45Bが厚肉部とされるとともに、端部45A
と端部45Bとによって挟まれた中央部45Cが薄肉部
として形成され、その寸法及び重量については、長さL
FJが81cm,幅WFJが5cm,両端部45A,45
Bのそれぞれの厚みTFEJが1.25cm,中央部4
5Cの厚みTFCJが0.35cmとされるとともに、
両端部45A,45Bのそれぞれは中央部45Cに比し
て大なる剛性又は重量を有するものとされた。
【0027】また、上側ブロック46は、鉄製とされ、
上記図4に示される如く、全体として直方体状に形成さ
れ、その寸法及び重量については、長さLBJが45.
0cm,幅WBJが5cm,厚みTBCJが3.15cm
とされた。さらに、弾性部材47は、下側ブロック45
と上側ブロック46との間に10個配され、総合ばね定
数が830N/mmとされた。
上記図4に示される如く、全体として直方体状に形成さ
れ、その寸法及び重量については、長さLBJが45.
0cm,幅WBJが5cm,厚みTBCJが3.15cm
とされた。さらに、弾性部材47は、下側ブロック45
と上側ブロック46との間に10個配され、総合ばね定
数が830N/mmとされた。
【0028】このように構成された振動モデルMP及び
MJをもって、振動モデルMPについては、サスペンシ
ョン取付部からの振動入力点に対応すべく、振動入力点
(加振点)PIPが、下側ブロック41における左端部
から長さ方向に12cmだけ内側に入り、幅方向におけ
る中央部となる部位に設定され、また、上側ブロック4
2の中央部となる部位に振動測定点 (応答点)POPが
設定されたもとで、振動入力点PIPに、周波数を10
Hzから1KHzとする一定レベルの振動を加え、その
ときにおける振動測定点POPに伝達された振動レベル
を測定した。また、同様に、振動モデルMJについて
も、例えば、左右前方サスペンション取付部22及び2
5からの振動入力点に対応すべく、振動入力点 (加振
点)PIJが、下側ブロック45における左端部から長
さ方向に12cmだけ内側に入り、幅方向における中央
部となる部位に設定され、また、上側ブロック46の中
央部となる部位に振動測定点 (応答点)POJが設定さ
れたもとで、振動入力点PIIに、周波数を10Hzか
ら1KHzとする一定レベルの振動を加え、そのときに
おける振動測定点POJに伝達された振動レベルを測定
した。
MJをもって、振動モデルMPについては、サスペンシ
ョン取付部からの振動入力点に対応すべく、振動入力点
(加振点)PIPが、下側ブロック41における左端部
から長さ方向に12cmだけ内側に入り、幅方向におけ
る中央部となる部位に設定され、また、上側ブロック4
2の中央部となる部位に振動測定点 (応答点)POPが
設定されたもとで、振動入力点PIPに、周波数を10
Hzから1KHzとする一定レベルの振動を加え、その
ときにおける振動測定点POPに伝達された振動レベル
を測定した。また、同様に、振動モデルMJについて
も、例えば、左右前方サスペンション取付部22及び2
5からの振動入力点に対応すべく、振動入力点 (加振
点)PIJが、下側ブロック45における左端部から長
さ方向に12cmだけ内側に入り、幅方向における中央
部となる部位に設定され、また、上側ブロック46の中
央部となる部位に振動測定点 (応答点)POJが設定さ
れたもとで、振動入力点PIIに、周波数を10Hzか
ら1KHzとする一定レベルの振動を加え、そのときに
おける振動測定点POJに伝達された振動レベルを測定
した。
【0029】このようにして行われた振動モデルMPに
ついての振動レベルの測定結果及び振動モデルMIにつ
いての振動レベルの測定結果は、図5の特性図 (横軸:
加振振動周波数FV,縦軸:振動レベルGV)における
曲線CP及び曲線CIによってそれぞれ表されるものと
なった。振動モデルMPについての振動レベルの測定結
果をあらわす曲線CP、および振動モデルMJについて
の振動レベルの測定結果をあらわす曲線CJは、振動入
力点PIP及びPIJにそれぞれ加えられる振動の加振
振動周波数FVが略20Hz以下,略25〜30Hzおよ
び略50〜100である場合には、振動測定点POPに
おいて検出される振動レベルGVより振動測定点POJ
において検出される振動レベルGVの方が大となるが、
その他の周波数領域、30〜50Hzの間、および、特
に略120Hz以上の領域では、振動測定点POPにお
いて検出される振動レベルGVに比して振動測定点PO
Jにおいて検出される振動レベルGVの方が著しく低減
されることを示している。
ついての振動レベルの測定結果及び振動モデルMIにつ
いての振動レベルの測定結果は、図5の特性図 (横軸:
加振振動周波数FV,縦軸:振動レベルGV)における
曲線CP及び曲線CIによってそれぞれ表されるものと
なった。振動モデルMPについての振動レベルの測定結
果をあらわす曲線CP、および振動モデルMJについて
の振動レベルの測定結果をあらわす曲線CJは、振動入
力点PIP及びPIJにそれぞれ加えられる振動の加振
振動周波数FVが略20Hz以下,略25〜30Hzおよ
び略50〜100である場合には、振動測定点POPに
おいて検出される振動レベルGVより振動測定点POJ
において検出される振動レベルGVの方が大となるが、
その他の周波数領域、30〜50Hzの間、および、特
に略120Hz以上の領域では、振動測定点POPにお
いて検出される振動レベルGVに比して振動測定点PO
Jにおいて検出される振動レベルGVの方が著しく低減
されることを示している。
【0030】これよりして、振動周波数を略30〜50
Hz、あるいは、略120Hz以上とする振動に対して
は、振動モデルMPにおける下側ブロック41から上側
ブロック42の中央部への振動伝達に比して、振動モデ
ルMJにおける下側ブロック45から上側ブロック46
の中央部への振動伝達が著しく抑制されたものとされる
ことが理解され、このような振動モデルMIの振動伝達
特性は、振動モデルMJが対応する本発明に係るフレー
ム付自動車の車体構造が具える振動伝達特性をあらわす
ことになる。また、一般に、自動車の車体にあっては、
振動周波数を略120Hz〜1KHzとする路面からの
振動は、車体に設けられたキャビン形成部内の乗員に対
して不快振動となる。従って、本発明に係るフレーム付
自動車の車体構造によれば、車体本体部11におけるキ
ャビン形成部13内の乗員に伝達される不快振動が効果
的に抑制されて、乗員が感じる乗り心地の改善及びキャ
ビン形成部13内の静粛化が図られることになる。
Hz、あるいは、略120Hz以上とする振動に対して
は、振動モデルMPにおける下側ブロック41から上側
ブロック42の中央部への振動伝達に比して、振動モデ
ルMJにおける下側ブロック45から上側ブロック46
の中央部への振動伝達が著しく抑制されたものとされる
ことが理解され、このような振動モデルMIの振動伝達
特性は、振動モデルMJが対応する本発明に係るフレー
ム付自動車の車体構造が具える振動伝達特性をあらわす
ことになる。また、一般に、自動車の車体にあっては、
振動周波数を略120Hz〜1KHzとする路面からの
振動は、車体に設けられたキャビン形成部内の乗員に対
して不快振動となる。従って、本発明に係るフレーム付
自動車の車体構造によれば、車体本体部11におけるキ
ャビン形成部13内の乗員に伝達される不快振動が効果
的に抑制されて、乗員が感じる乗り心地の改善及びキャ
ビン形成部13内の静粛化が図られることになる。
【0031】尚、車体本体部のキャビン形成部が、その
剛性または質量について、その前後の車体部分(フロン
ト部およびリヤ部)よりも大きく設定されているが、独
立タイプでない場合について行なわれた振動モデル実験
の実験結果を図7に示す。また、この実験に用いられた
振動モデルMIの概略を図6に示す。この図6に示され
たモデル構成,主要寸法および重量等は以下の通りであ
る。すなわち、振動モデルMIは、フレーム部材に対応
する下側ブロック45'により、車体本体部に対応する
上側ブロック46'が、複数個のマウント部材に対応す
る弾性部材47'を介して支持されたものとして構成さ
れており、下側ブロック45は、鉄製とされ、両端部4
5'A,45'Bが厚肉部とされるとともに、端部45'A
と端部45'Bとによって挟まれた中央部45'Cが薄肉
部として形成され、その寸法及び重量については、長さ
LFIが81cm,幅WFIが5cm,両端部45A,4
5Bのそれぞれの厚みTFEIが1.25cm,中央部4
5Cの厚みTFCIが0.35cmとされるとともに、
両端部45A,45Bのそれぞれは中央部45Cに比し
て大なる剛性又は重量を有するものとされた。また、上
側ブロック46'は、鉄製とされ、両端部46'A,46'
Bが薄肉部とされるとともに、端部46'Aと端部46'
Bとによって挟まれた中央部46'Cが厚肉部として形
成され、その寸法及び重量については、長さLBIが8
1cm,幅WBIが5cm,両端部46'A,46'Bのそ
れぞれの厚みTBEIが1.25cm,中央部46'Cの
厚みTBCIが2.15cmとされるとともに、中央部
46'Cの質量が両端部46'A及び46'Bのそれぞれ
の質量より大とされており、それゆえ、中央部46Cは
両端部46'A及び46'Bのそれぞれに比して大なる剛
性又は重量を有するものとされた。さらに、弾性部材4
7'は、下側ブロック45'と上側ブロック46との間に
10個配され、総合ばね定数が830N/mmとされ
た。
剛性または質量について、その前後の車体部分(フロン
ト部およびリヤ部)よりも大きく設定されているが、独
立タイプでない場合について行なわれた振動モデル実験
の実験結果を図7に示す。また、この実験に用いられた
振動モデルMIの概略を図6に示す。この図6に示され
たモデル構成,主要寸法および重量等は以下の通りであ
る。すなわち、振動モデルMIは、フレーム部材に対応
する下側ブロック45'により、車体本体部に対応する
上側ブロック46'が、複数個のマウント部材に対応す
る弾性部材47'を介して支持されたものとして構成さ
れており、下側ブロック45は、鉄製とされ、両端部4
5'A,45'Bが厚肉部とされるとともに、端部45'A
と端部45'Bとによって挟まれた中央部45'Cが薄肉
部として形成され、その寸法及び重量については、長さ
LFIが81cm,幅WFIが5cm,両端部45A,4
5Bのそれぞれの厚みTFEIが1.25cm,中央部4
5Cの厚みTFCIが0.35cmとされるとともに、
両端部45A,45Bのそれぞれは中央部45Cに比し
て大なる剛性又は重量を有するものとされた。また、上
側ブロック46'は、鉄製とされ、両端部46'A,46'
Bが薄肉部とされるとともに、端部46'Aと端部46'
Bとによって挟まれた中央部46'Cが厚肉部として形
成され、その寸法及び重量については、長さLBIが8
1cm,幅WBIが5cm,両端部46'A,46'Bのそ
れぞれの厚みTBEIが1.25cm,中央部46'Cの
厚みTBCIが2.15cmとされるとともに、中央部
46'Cの質量が両端部46'A及び46'Bのそれぞれ
の質量より大とされており、それゆえ、中央部46Cは
両端部46'A及び46'Bのそれぞれに比して大なる剛
性又は重量を有するものとされた。さらに、弾性部材4
7'は、下側ブロック45'と上側ブロック46との間に
10個配され、総合ばね定数が830N/mmとされ
た。
【0032】この振動モデル実験は、本願出願人の出願
に係る特願平4−179557号において既に開示され
たものであり、車体本体部およびフレーム部材がとも
に、全体に亙って均等分布された剛性および質量を有す
る従来の車体構造に対応する振動モデルMPは、本願と
同様のものが用いられ、また測定方法も本願と同様であ
った。図5のグラフと図7のグラフとを比較することに
より、車体本体部のキャビン形成部を、その前後の部分
(フロント部およびリヤ部)から分離独立した独立キャビ
ン型とした本願発明に係る振動モデルの方が振動低減効
果が大きい(特に略250Hz〜略500Hzの領域)こと
が理解される。
に係る特願平4−179557号において既に開示され
たものであり、車体本体部およびフレーム部材がとも
に、全体に亙って均等分布された剛性および質量を有す
る従来の車体構造に対応する振動モデルMPは、本願と
同様のものが用いられ、また測定方法も本願と同様であ
った。図5のグラフと図7のグラフとを比較することに
より、車体本体部のキャビン形成部を、その前後の部分
(フロント部およびリヤ部)から分離独立した独立キャビ
ン型とした本願発明に係る振動モデルの方が振動低減効
果が大きい(特に略250Hz〜略500Hzの領域)こと
が理解される。
【0033】以上、説明したように、本実施例に係る車
体構造によれば、車体本体部11のキャビン形成部13
をフロント部11Fおよびリヤ部11Rから分離独立し
て形成したので、車体本体部11の上記フロント部11
Fおよびリヤ部11Rを、それぞれフレーム部材12の
前側部分12Fおよび後側部分12Rに対する剛性およ
び質量の少なくともいずれか一方を大きくする部材とし
て有効に活用することができる。すなわち、フレーム部
材12の前側部分12Fと後側部分12Rとが、その剛
性および質量の少なくともいずれか一方について、これ
ら前側部分12Fと後側部分12Rとの間に位置する中
間部分12Mよりも大きく設定されたフレーム構造、お
よび、キャビン形成部13が、その剛性および質量の少
なくともいずれか一方について、その前後の車体本体部
よりも大きく設定され、かつ、上記キャビン形成部13
がフレーム部材12の上記中間部分12Mに対応した位
置に配置されてなる車体構造として、極限化されたもの
とすることができ、キャビン形成部13に入力される振
動および騒音をより一層低減することができるのであ
る。
体構造によれば、車体本体部11のキャビン形成部13
をフロント部11Fおよびリヤ部11Rから分離独立し
て形成したので、車体本体部11の上記フロント部11
Fおよびリヤ部11Rを、それぞれフレーム部材12の
前側部分12Fおよび後側部分12Rに対する剛性およ
び質量の少なくともいずれか一方を大きくする部材とし
て有効に活用することができる。すなわち、フレーム部
材12の前側部分12Fと後側部分12Rとが、その剛
性および質量の少なくともいずれか一方について、これ
ら前側部分12Fと後側部分12Rとの間に位置する中
間部分12Mよりも大きく設定されたフレーム構造、お
よび、キャビン形成部13が、その剛性および質量の少
なくともいずれか一方について、その前後の車体本体部
よりも大きく設定され、かつ、上記キャビン形成部13
がフレーム部材12の上記中間部分12Mに対応した位
置に配置されてなる車体構造として、極限化されたもの
とすることができ、キャビン形成部13に入力される振
動および騒音をより一層低減することができるのであ
る。
【0034】ところで、車体本体部11のキャビン形成
部13をその前後の部分(フロント部11Fおよびリヤ
部11R)から分離独立した独立キャビン部とした場
合、フレーム部材12側からの振動入力に対しては極め
て有利な構造とすることができるものの、キャビン形成
部13の前後の支持が不十分なものとなり、キャビン形
成部13自体が、ピッチング,ローリングあるいはバウ
ンシング等の影響を受け易くなり、キャビン形成部全体
としての剛体振動が生じ易くなる。このため、本実施例
では、上記キャビン形成部13(独立キャビン部)の支持
構造、特にマウント部材の取付位置あるいはバネ定数等
について種々工夫をすることによって、独立キャビン部
13の全体としての剛体振動を抑制するようにしてい
る。
部13をその前後の部分(フロント部11Fおよびリヤ
部11R)から分離独立した独立キャビン部とした場
合、フレーム部材12側からの振動入力に対しては極め
て有利な構造とすることができるものの、キャビン形成
部13の前後の支持が不十分なものとなり、キャビン形
成部13自体が、ピッチング,ローリングあるいはバウ
ンシング等の影響を受け易くなり、キャビン形成部全体
としての剛体振動が生じ易くなる。このため、本実施例
では、上記キャビン形成部13(独立キャビン部)の支持
構造、特にマウント部材の取付位置あるいはバネ定数等
について種々工夫をすることによって、独立キャビン部
13の全体としての剛体振動を抑制するようにしてい
る。
【0035】次に、上記独立キャビン部13の支持構造
について説明する。この独立キャビン部13は、図1か
ら良く分かるように、マウント部材50C,50D,50
Eを介してその下方側がフレーム部材12の中間部分1
2Mで支持されるとともに、その後側(マウント部B)は
マウント部材50Bを介して車体リヤ部11Rに支持さ
れている。また、独立キャビン部13の前側のマウント
部Aに設けられるマウント部材50Aは、図8および図
9から良く分かるように、左右のサイドメンバ14L,
14Rから上方に延設されたマウント取付部51,51
との間に取り付けられており、このマウント取付部5
1,51は、フレーム部材12の前側部分12Fが車体
フロント部11Fと一体的に固着されることにより、該
車体フロント部11Fと一体化されている。尚、上記マ
ウント取付部の正面形状としては、例えば図11および
図12に示すようなものが考えられる。図11に示され
たマウント取付部52は門型にすることにより、また図
12に示されたマウント取付部53はX字状に交差させ
ることにより、それぞれ補強された構造となっている。
について説明する。この独立キャビン部13は、図1か
ら良く分かるように、マウント部材50C,50D,50
Eを介してその下方側がフレーム部材12の中間部分1
2Mで支持されるとともに、その後側(マウント部B)は
マウント部材50Bを介して車体リヤ部11Rに支持さ
れている。また、独立キャビン部13の前側のマウント
部Aに設けられるマウント部材50Aは、図8および図
9から良く分かるように、左右のサイドメンバ14L,
14Rから上方に延設されたマウント取付部51,51
との間に取り付けられており、このマウント取付部5
1,51は、フレーム部材12の前側部分12Fが車体
フロント部11Fと一体的に固着されることにより、該
車体フロント部11Fと一体化されている。尚、上記マ
ウント取付部の正面形状としては、例えば図11および
図12に示すようなものが考えられる。図11に示され
たマウント取付部52は門型にすることにより、また図
12に示されたマウント取付部53はX字状に交差させ
ることにより、それぞれ補強された構造となっている。
【0036】本実施例では、上記独立キャビン部13の
前側および後側をそれぞれ支持する上記各マウント部材
50A,50Bが、例えば前側のマウント部材50Aを
例にとって図10に示すように、独立キャビン部13の
重心位置Gよりも上方に配置されている。このように、
独立キャビン部13の前側および後側をそれぞれ支持す
るマウント部材50A,50Bを独立キャビン部13の
重心位置Gよりも上方に配置することにより、独立キャ
ビン部13にピッチングあるいはローリングが作用した
際にその移動軌跡が大きくなる部分を拘束することがで
き、キャビン形成部の剛体振動を有効に抑制することが
できるのである。
前側および後側をそれぞれ支持する上記各マウント部材
50A,50Bが、例えば前側のマウント部材50Aを
例にとって図10に示すように、独立キャビン部13の
重心位置Gよりも上方に配置されている。このように、
独立キャビン部13の前側および後側をそれぞれ支持す
るマウント部材50A,50Bを独立キャビン部13の
重心位置Gよりも上方に配置することにより、独立キャ
ビン部13にピッチングあるいはローリングが作用した
際にその移動軌跡が大きくなる部分を拘束することがで
き、キャビン形成部の剛体振動を有効に抑制することが
できるのである。
【0037】また、本実施例では、上記独立キャビン部
13の前側および後側にそれぞれ配設された各マウント
部材50A,50Bは、その上下方向および左右方向の
バネ定数が、該マウント部材50A,50Bの前後方向
のバネ定数および上記独立キャビン部13と上記フレー
ム部材12との間に配設されたマウント部材50C,5
0D,50Eの全方向のバネ定数に比べて高く設定され
ている。すなわち、通常、拘束性を高めるためにはバネ
定数を高くし、特に高周波の振動吸収性を高めるために
はバネ定数を低くすることが望ましいが、上記マウント
部材50A,50Bのバネ定数を上記のように設定する
ことにより、独立キャビン部13にピッチング,ローリ
ングあるいはバウンシングが作用した際における拘束性
を高めてその剛体振動の発生を抑制するとともに、フレ
ーム部材12側から入力される高周波の振動を有効に吸
収することができ、独立キャビン部13内の快適性をよ
り向上させることができるのである。
13の前側および後側にそれぞれ配設された各マウント
部材50A,50Bは、その上下方向および左右方向の
バネ定数が、該マウント部材50A,50Bの前後方向
のバネ定数および上記独立キャビン部13と上記フレー
ム部材12との間に配設されたマウント部材50C,5
0D,50Eの全方向のバネ定数に比べて高く設定され
ている。すなわち、通常、拘束性を高めるためにはバネ
定数を高くし、特に高周波の振動吸収性を高めるために
はバネ定数を低くすることが望ましいが、上記マウント
部材50A,50Bのバネ定数を上記のように設定する
ことにより、独立キャビン部13にピッチング,ローリ
ングあるいはバウンシングが作用した際における拘束性
を高めてその剛体振動の発生を抑制するとともに、フレ
ーム部材12側から入力される高周波の振動を有効に吸
収することができ、独立キャビン部13内の快適性をよ
り向上させることができるのである。
【0038】独立キャビン部13の前側および後側のマ
ウント部材50A,50Bの具体的な構造を、例えば前
側のマウント部材50Aを例にとって説明する。図13
に示すように、上記マウント部材50Aは、車体フロン
ト側に設けられた上記マウント取付部51に一体的に設
けられたパネル部材54(以下、フレーム側パネルとい
う)に固着された外筒57と、該外筒57と同軸状に設
けられた内筒56との間に、例えばゴム製の弾性体58
を介設させて構成されており、上記内筒56の内周部を
挿通するボルト部材59bとナット59nとを用いて、独
立キャビン部13の前側部分に一体的に設けられたパネ
ル部材55(以下、キャビン側パネルという)に上記内筒
56が一体的に締結固定されている。このように構成す
ることにより、マウント部材50Aの上下方向および左
右方向のバネ定数を、該マウント部材50Aの前後方向
のバネ定数よりも確実に高くすることができる。
ウント部材50A,50Bの具体的な構造を、例えば前
側のマウント部材50Aを例にとって説明する。図13
に示すように、上記マウント部材50Aは、車体フロン
ト側に設けられた上記マウント取付部51に一体的に設
けられたパネル部材54(以下、フレーム側パネルとい
う)に固着された外筒57と、該外筒57と同軸状に設
けられた内筒56との間に、例えばゴム製の弾性体58
を介設させて構成されており、上記内筒56の内周部を
挿通するボルト部材59bとナット59nとを用いて、独
立キャビン部13の前側部分に一体的に設けられたパネ
ル部材55(以下、キャビン側パネルという)に上記内筒
56が一体的に締結固定されている。このように構成す
ることにより、マウント部材50Aの上下方向および左
右方向のバネ定数を、該マウント部材50Aの前後方向
のバネ定数よりも確実に高くすることができる。
【0039】また、ゴム等の弾性体を用いる場合、例え
ば、図14に示すように、フレーム側パネル54に固着
された底付き円筒状のケース61内に弾性体62を装填
し、キャビン側パネル55に固定されたロッド部材63
を上記弾性体62内に挿入させるようにしても良い。こ
の場合についても、マウント部材60Aの上下方向およ
び左右方向のバネ定数を、該マウント部材60Aの前後
方向のバネ定数よりも確実に高くすることができる。
ば、図14に示すように、フレーム側パネル54に固着
された底付き円筒状のケース61内に弾性体62を装填
し、キャビン側パネル55に固定されたロッド部材63
を上記弾性体62内に挿入させるようにしても良い。こ
の場合についても、マウント部材60Aの上下方向およ
び左右方向のバネ定数を、該マウント部材60Aの前後
方向のバネ定数よりも確実に高くすることができる。
【0040】上記独立キャビン部13の前側および後側
を支持するマウント部材としては、種々の具体的な構成
が考えられる。以下、上記マウント部材の構成が異なる
他の実施例について説明する。尚、以下の説明におい
て、第1実施例における場合と同じものには同一の符号
を付し、それ以上の説明は省略する。図15は、第2実
施例に係るマウント部材70Aを示している。このマウ
ント部材70Aは、フレーム側パネル54に一体的に固
着された鋼製部材72と、キャビン側パネル55に一体
的に固着された電磁装置71とで構成され、該電磁装置
71は、例えば、悪路走行時あるいは車両旋回時など大
きな振幅の振動が入力された際に通電されるようになっ
ている。そして、通電されることによって筒状の可動部
73が電磁装置71側から突き出され、上記鋼製部材7
2に設けられた受け部74内に挿入される。これによ
り、上下方向および左右方向について、マウント部材7
0Aとしての拘束性が(従ってバネ定数が)高められる。
一方、大振幅の振動入力がない場合は、上記電磁装置7
1は非通電状態に維持され、可動部73は電磁装置71
内に収納されたままで、電磁装置71と上記鋼製部材7
2との間には何等の拘束力も作用せずフリーの状態に保
たれる。すなわち、通常、悪路走行時あるいは車両旋回
時などに入力されるピッチング,ローリングあるいはバ
ウンシングに対しては、上記電磁装置71が通電される
ことによってマウント部材70Aによる拘束性を高めて
対応し、その他の場合にはマウント部材70Aによる拘
束をフリーにして高周波の振動を効果的に吸収すること
ができる。
を支持するマウント部材としては、種々の具体的な構成
が考えられる。以下、上記マウント部材の構成が異なる
他の実施例について説明する。尚、以下の説明におい
て、第1実施例における場合と同じものには同一の符号
を付し、それ以上の説明は省略する。図15は、第2実
施例に係るマウント部材70Aを示している。このマウ
ント部材70Aは、フレーム側パネル54に一体的に固
着された鋼製部材72と、キャビン側パネル55に一体
的に固着された電磁装置71とで構成され、該電磁装置
71は、例えば、悪路走行時あるいは車両旋回時など大
きな振幅の振動が入力された際に通電されるようになっ
ている。そして、通電されることによって筒状の可動部
73が電磁装置71側から突き出され、上記鋼製部材7
2に設けられた受け部74内に挿入される。これによ
り、上下方向および左右方向について、マウント部材7
0Aとしての拘束性が(従ってバネ定数が)高められる。
一方、大振幅の振動入力がない場合は、上記電磁装置7
1は非通電状態に維持され、可動部73は電磁装置71
内に収納されたままで、電磁装置71と上記鋼製部材7
2との間には何等の拘束力も作用せずフリーの状態に保
たれる。すなわち、通常、悪路走行時あるいは車両旋回
時などに入力されるピッチング,ローリングあるいはバ
ウンシングに対しては、上記電磁装置71が通電される
ことによってマウント部材70Aによる拘束性を高めて
対応し、その他の場合にはマウント部材70Aによる拘
束をフリーにして高周波の振動を効果的に吸収すること
ができる。
【0041】図16および図17は第3実施例に係るマ
ウント部材80Aおよびその部品としての棒状電磁石8
1を示している。このマウント部材80Aは、フレーム
側パネル54に一体的に固着されたリング状の電磁石8
2と、キャビン側パネル55に一体的に固着された棒状
の電磁石81(図17参照)とで構成されている。これら
両電磁石81,82は互いに同極のもので、棒状電磁石
81の通電状態を第2実施例の場合と同様に制御するこ
とにより、大振幅の振動が入力された場合のみマウント
部材80Aによる拘束性を高めることができる。尚、こ
の場合、両電磁石を共に永久磁石で構成しても良い。す
なわち、振幅が大きくなり両電磁石の対面部分の距離が
短くなるほど大きい電磁力が作用するので、振幅に応じ
て拘束性を高めることができる。
ウント部材80Aおよびその部品としての棒状電磁石8
1を示している。このマウント部材80Aは、フレーム
側パネル54に一体的に固着されたリング状の電磁石8
2と、キャビン側パネル55に一体的に固着された棒状
の電磁石81(図17参照)とで構成されている。これら
両電磁石81,82は互いに同極のもので、棒状電磁石
81の通電状態を第2実施例の場合と同様に制御するこ
とにより、大振幅の振動が入力された場合のみマウント
部材80Aによる拘束性を高めることができる。尚、こ
の場合、両電磁石を共に永久磁石で構成しても良い。す
なわち、振幅が大きくなり両電磁石の対面部分の距離が
短くなるほど大きい電磁力が作用するので、振幅に応じ
て拘束性を高めることができる。
【0042】図18は、第4実施例に係るマウント部材
90Aを示している。このマウント部材90Aは、独立
キャビン部93のフランジ部に取り付けられた電磁石9
5と、車体フロント部91Fに取り付けられた電磁石9
6とで構成されている。両電磁石95,96の極性は互
いに同極に設定され、また、第2実施例および第3実施
例と同様に、大振幅の振動が入力された場合にのみ通電
され、上下方向の振動に対するマウント部材90Aとし
てのバネ定数を(従って拘束性を)高めることができる。
尚、上記電磁石95,96を永久磁石としても良い。ま
た、図18では上下方向についてのみ電磁石95,96
が設けられているが、左右方向についても同様の構成の
マウント部材が設けられる。
90Aを示している。このマウント部材90Aは、独立
キャビン部93のフランジ部に取り付けられた電磁石9
5と、車体フロント部91Fに取り付けられた電磁石9
6とで構成されている。両電磁石95,96の極性は互
いに同極に設定され、また、第2実施例および第3実施
例と同様に、大振幅の振動が入力された場合にのみ通電
され、上下方向の振動に対するマウント部材90Aとし
てのバネ定数を(従って拘束性を)高めることができる。
尚、上記電磁石95,96を永久磁石としても良い。ま
た、図18では上下方向についてのみ電磁石95,96
が設けられているが、左右方向についても同様の構成の
マウント部材が設けられる。
【0043】図19は、第5実施例に係るマウント部材
100Aを示している。このマウント部材100Aは、
フレーム側パネル54に固着された支持板101とキャ
ビン側パネル55に固着された支持板102との間に、
例えばゴム製の弾性体107を固定し、この弾性体10
7の内部にオリフィス105を介して連通される二つの
液室104を形成し、この液室104,104の内部に
磁性流体を充填するとともに、上記オリフィス105の
周囲にコイル106を配設したものである。上記マウン
ト部材100Aは、通常時は、上記磁性流体がオリフィ
ス105を介して比較的自由に両液室104間を移動す
ることにより、前後方向だけでなく上下もしくは左右方
向についても、そのバネ定数が比較的低くなっている。
そして、大振幅の振動が入力された際には、コイル10
6が通電されることにより、主としてオリフィス105
を通過する磁性流体が磁気的に拘束されて移動しにくく
なる。これにより、上下もしくは左右方向について、そ
のバネ定数が前後方向に比べて高くなり拘束力が高めら
れるようになっている。
100Aを示している。このマウント部材100Aは、
フレーム側パネル54に固着された支持板101とキャ
ビン側パネル55に固着された支持板102との間に、
例えばゴム製の弾性体107を固定し、この弾性体10
7の内部にオリフィス105を介して連通される二つの
液室104を形成し、この液室104,104の内部に
磁性流体を充填するとともに、上記オリフィス105の
周囲にコイル106を配設したものである。上記マウン
ト部材100Aは、通常時は、上記磁性流体がオリフィ
ス105を介して比較的自由に両液室104間を移動す
ることにより、前後方向だけでなく上下もしくは左右方
向についても、そのバネ定数が比較的低くなっている。
そして、大振幅の振動が入力された際には、コイル10
6が通電されることにより、主としてオリフィス105
を通過する磁性流体が磁気的に拘束されて移動しにくく
なる。これにより、上下もしくは左右方向について、そ
のバネ定数が前後方向に比べて高くなり拘束力が高めら
れるようになっている。
【0044】図20および図21は、第6実施例に係る
マウント部材110A,110Bおよびその取付状態を
示している。本実施例では、マウント部材110A,1
10Bとして、所謂ショックアブソーバが用いられ、独
立キャビン部13の前側マウント部Aに取り付けられた
ショックアブソーバ110Aは、上下方向に45度,左
右方向については内側に45度傾けて、マウント取付部
51に取り付けられている。一方、後側マウント部Bに
取り付けられたショックアブソーバ110Bも同様に傾
けた状態で車体リヤ部11Rに取り付けられている。一
方、独立キャビン部13とフレーム部材12の中間部分
12Mとの間に配設されたマウント部材50C,50D,
50Eは、いずれも通常のゴム製のマウント部材で構成
されている。
マウント部材110A,110Bおよびその取付状態を
示している。本実施例では、マウント部材110A,1
10Bとして、所謂ショックアブソーバが用いられ、独
立キャビン部13の前側マウント部Aに取り付けられた
ショックアブソーバ110Aは、上下方向に45度,左
右方向については内側に45度傾けて、マウント取付部
51に取り付けられている。一方、後側マウント部Bに
取り付けられたショックアブソーバ110Bも同様に傾
けた状態で車体リヤ部11Rに取り付けられている。一
方、独立キャビン部13とフレーム部材12の中間部分
12Mとの間に配設されたマウント部材50C,50D,
50Eは、いずれも通常のゴム製のマウント部材で構成
されている。
【0045】このように、独立キャビン部13の前側マ
ウント部Aおよび後側マウント部Bに設けられるマウン
ト部材としてショックアブソーバ110A,110Bを
用いたことにより、上記各マウント部A,Bのマウント
部材は、そのダンピング特性が、上記独立キャビン部1
3と上記フレーム部材12との間に配設されたマウント
部材50C,50D,50Eのダンピング特性よりも高い
ものとなる。また、上記各ショックアブソーバ110
A,110Bを上記のように上下方向および左右方向に
傾斜した状態で取り付けることにより、通常のゴム製マ
ウント部材では困難とされているダンピング特性の方向
による調整を行うことが可能になる。以上、説明したよ
うに、本実施例によれば、上記独立キャビン部13の前
側および後側のマウント部A,Bに取り付けた各マウン
ト部材(ショックアブソーバ110A,110B)のダン
ピング特性を、上記独立キャビン部13と上記フレーム
部材12との間に配設されたマウント部材50C,50
D,50Eのダンピング特性よりも高く設定することに
より、共振点での振動ピークをなだらかにして下げるこ
とができるとともに、フレーム部材12側から入力され
る共振点以上の周波数の振動に対する遮断性を有効に高
めることができ、独立キャビン部13内の快適性をより
向上させることができるのである。
ウント部Aおよび後側マウント部Bに設けられるマウン
ト部材としてショックアブソーバ110A,110Bを
用いたことにより、上記各マウント部A,Bのマウント
部材は、そのダンピング特性が、上記独立キャビン部1
3と上記フレーム部材12との間に配設されたマウント
部材50C,50D,50Eのダンピング特性よりも高い
ものとなる。また、上記各ショックアブソーバ110
A,110Bを上記のように上下方向および左右方向に
傾斜した状態で取り付けることにより、通常のゴム製マ
ウント部材では困難とされているダンピング特性の方向
による調整を行うことが可能になる。以上、説明したよ
うに、本実施例によれば、上記独立キャビン部13の前
側および後側のマウント部A,Bに取り付けた各マウン
ト部材(ショックアブソーバ110A,110B)のダン
ピング特性を、上記独立キャビン部13と上記フレーム
部材12との間に配設されたマウント部材50C,50
D,50Eのダンピング特性よりも高く設定することに
より、共振点での振動ピークをなだらかにして下げるこ
とができるとともに、フレーム部材12側から入力され
る共振点以上の周波数の振動に対する遮断性を有効に高
めることができ、独立キャビン部13内の快適性をより
向上させることができるのである。
【図1】 本発明の第1実施例に係るフレーム付自動車
の車体構造を示す側面説明図である。
の車体構造を示す側面説明図である。
【図2】 上記自動車の車体構造を示す平面説明図であ
る。
る。
【図3】 上記自動車の車体構造に係る振動モデル実験
に用いられた振動モデルを模式的に示す斜視図である。
に用いられた振動モデルを模式的に示す斜視図である。
【図4】 上記自動車の車体構造に係る振動モデル実験
に用いられた振動モデルを模式的に示す斜視図である。
に用いられた振動モデルを模式的に示す斜視図である。
【図5】 上記自動車の車体構造に係る振動モデル実験
の結果を示す特性図である。
の結果を示す特性図である。
【図6】 従来の自動車の車体構造に係る振動モデル実
験に用いられた振動モデルを模式的に示す斜視図であ
る。
験に用いられた振動モデルを模式的に示す斜視図であ
る。
【図7】 従来の自動車の車体構造に係る振動モデル実
験の結果を示す特性図である。
験の結果を示す特性図である。
【図8】 上記第1実施例に係る自動車のキャビン形成
部のマウント構造を示す斜視図である。
部のマウント構造を示す斜視図である。
【図9】 上記第1実施例に係る自動車のキャビン形成
部のマウント構造を示す側面説明図である。
部のマウント構造を示す側面説明図である。
【図10】 マウント位置とキャビン形成部の重心位置
との関係を模式的に示す説明図である。
との関係を模式的に示す説明図である。
【図11】 フレーム側のマウント取付部の一例を示す
正面説明図である。
正面説明図である。
【図12】 フレーム側のマウント取付部の他の一例を
示す正面説明図である。
示す正面説明図である。
【図13】 上記第1実施例に係るマウント部材の具体
構造を示す断面説明図である。
構造を示す断面説明図である。
【図14】 上記第1実施例に係るマウント部材の変形
例を示す断面説明図である。
例を示す断面説明図である。
【図15】 本発明の第2実施例に係るマウント部材の
具体構造を示す断面説明図である。
具体構造を示す断面説明図である。
【図16】 本発明の第3実施例に係るマウント部材の
具体構造を示す断面説明図である。
具体構造を示す断面説明図である。
【図17】 上記第3実施例に係るマウント部材の棒状
電磁石を示す説明図である。
電磁石を示す説明図である。
【図18】 本発明の第4実施例に係るマウント構造を
示す側面説明図である。
示す側面説明図である。
【図19】 本発明の第5実施例に係るマウント部材の
具体構造を示す断面説明図である。
具体構造を示す断面説明図である。
【図20】 本発明の第6実施例に係る自動車のキャビ
ン形成部のマウント構造を示す斜視図である。
ン形成部のマウント構造を示す斜視図である。
【図21】 上記第6実施例に係る自動車のキャビン形
成部のマウント構造を示す側面説明図である。
成部のマウント構造を示す側面説明図である。
11…車体本体部 11F…車体フロント部 11R…車体リヤ部 12…フレーム部材 12F…フレーム部材の前側部分 12R…フレーム部材の後側部分 13…キャビン形成部(独立キャビン部) 50A,50B,60A,70A,80A,90A,100A,1
10A,110B…マウント部材 50C,50D,50E…マウント部材
10A,110B…マウント部材 50C,50D,50E…マウント部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加村 孝信 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 中林 精一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 廣川 正人 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 中村 克宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 キャビン形成部を含む車体本体部と、該
車体本体部をその下方側から支持するフレーム部材とを
備えてなるフレーム付自動車の車体構造において、 上記フレーム部材における前側部分と後側部分のそれぞ
れにサスペンション取付部が設けられ、上記前側部分お
よび後側部分が、その剛性および質量の少なくともいず
れか一方について、該前側部分と後側部分との間に位置
する中間部分よりも大きく設定される一方、上記車体本
体部は、フロント部とリヤ部とこれら両部の間に位置す
るキャビン形成部とで構成されされており、該キャビン
形成部は、上記フロント部およびリヤ部から分離独立し
て形成されるとともに、上記フレーム部材の中間部分の
みによってその下方側が支持されていることを特徴とす
るフレーム付自動車の車体構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたフレーム付自動車
の車体構造において、上記キャビン形成部とフロント部
およびリヤ部との間には、それぞれマウント部材が配設
され、これらマウント部材は、上記キャビン形成部の重
心位置よりも上方に配置されていることを特徴とするフ
レーム付自動車の車体構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載されたフ
レーム付自動車の車体構造において、上記キャビン形成
部とフロント部およびリヤ部との間にそれぞれ配設され
た各マウント部材は、そのダンピング特性が、上記キャ
ビン形成部と上記フレーム部材との間に配設されたマウ
ント部材のダンピング特性よりも高く設定されているこ
とを特徴とするフレーム付自動車の車体構造。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載されたフ
レーム付自動車の車体構造において、上記キャビン形成
部とフロント部およびリヤ部との間にそれぞれ配設され
た各マウント部材は、その上下方向および左右方向のバ
ネ定数が、該マウント部材の前後方向のバネ定数および
上記キャビン形成部と上記フレーム部材との間に配設さ
れたマウント部材の全方向のバネ定数に比べて高く設定
されていることを特徴とするフレーム付自動車の車体構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5074796A JPH06286648A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | フレーム付自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5074796A JPH06286648A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | フレーム付自動車の車体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06286648A true JPH06286648A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13557632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5074796A Pending JPH06286648A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | フレーム付自動車の車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06286648A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6446282A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-20 | Sony Corp | Recording and reproducing device |
| JP6154946B1 (ja) * | 2016-08-02 | 2017-06-28 | 茂喜 宮森 | 三輪自動車 |
| TWI740690B (zh) * | 2020-10-23 | 2021-09-21 | 財團法人工業技術研究院 | 緩衝減震結構組合、車輛之緩衝減震結構以及車輛 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5074796A patent/JPH06286648A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6446282A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-20 | Sony Corp | Recording and reproducing device |
| JP6154946B1 (ja) * | 2016-08-02 | 2017-06-28 | 茂喜 宮森 | 三輪自動車 |
| JP2018020623A (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | 茂喜 宮森 | 三輪自動車 |
| TWI740690B (zh) * | 2020-10-23 | 2021-09-21 | 財團法人工業技術研究院 | 緩衝減震結構組合、車輛之緩衝減震結構以及車輛 |
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