JPH0628798B2 - 金型からの鋳造品取出方法および装置 - Google Patents

金型からの鋳造品取出方法および装置

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JPH0628798B2
JPH0628798B2 JP6542186A JP6542186A JPH0628798B2 JP H0628798 B2 JPH0628798 B2 JP H0628798B2 JP 6542186 A JP6542186 A JP 6542186A JP 6542186 A JP6542186 A JP 6542186A JP H0628798 B2 JPH0628798 B2 JP H0628798B2
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圭司 岡田
征時 吉松
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は金型からの鋳造品取出方法および装置に関
し、更に詳細には、分割金型中に鋳込まれ、その下型の
鋳型面に載置されている鋳造品を自動的に取出すと共
に、上型および下型の各鋳型面を上方に指向させた状態
で、下流側に配設した研掃行程に向けて送出す各行程を
全自動で実施し得るようにした方法およびその装置に関
するものである。
従来技術 引け巣やブローホール等の鋳造欠陥の少ない緻密な鋳造
品を鋳込む手段の一つとして、遠心鋳造方法が広く採用
されている。この遠心鋳造方法は、鋳型を高速度で回転
させながら溶湯を前記鋳型中に注ぎ込み、その鋳型回転
時に溶湯に加わる遠心力によって、溶湯を鋳型内壁面に
層状に密着させて鋳鉄管やボール弁等の中空鋳造品を鋳
込むのに適している。
例えば鋳込むべき製品がボール弁である場合は、第5図
に示す如く、遠心鋳造機の一部を構成する回転台10上
に、下型12および上型14からなる分割金型16を載
置し、前記回転台10をその垂直中心軸の周りに回転さ
せる。同時に上型14の頂部に形成した注湯口18を介
して、溶湯をキャビティ中に注入する。このとき金型1
6の鋳型面となるキャビティ(内表面には塗型が所要の
厚みで塗布されている)内に注入された前記溶湯は、回
転台10と共に回転する金型16の遠心力によりキャビ
ティ内壁面に張り付き、これによって所望形状のボール
弁が鋳造品20として鋳込まれるものである。
発明が解決しようとする問題点 前述の如く上型14と下型12とに分割可能な金型16
を使用して遠心鋳造を行なった後に、製品としての鋳造
品20を取出すには、従来は次の手順により実施してい
た。すなわち第9図(a)および第9図(b)に示す如く、天
井クレーン等の運搬手段から懸吊したフック26を上型
14に玉掛けし、該上型14を吊り上げることによっ
て、回転台10上の下型12から分離させる。吊り上げ
られた上型14は、第9図(c)に示す反転台22にピン
24,24を差込んで水平に保持され、その後に180
°反転させることにより、該上型14の鋳型面14a
(湾曲凹面からなる)を上方に指向させる。
また上型14が分離された下型12は、第9図(b)に示
すように、その鋳型面12a内に鋳造品20を残留させ
ている。そこで第9図(d)の如く前記天井クレーンから
のフック26により鋳造品20を吊り上げ、該鋳造品2
0は所要のストックヤードに向けて移送する。更に下型
12は、その鋳造面12aを上向きにさせた状態のまま
クレーンにより吊り上げて、前記回転台10から搬出し
て後工程に向けて搬出する。なおこの場合に、上型14
および下型12の何れも、その鋳型面14a,12aを
上方に指向させるのは、当該鋳型面に残留付着する塗型
その他崩壊後の中子砂等を、後工程においてサンドブラ
スト等の手段により除去(研掃)する際の便宜のためで
ある。
何れにしても従来は、遠心鋳造方法に使用した分割金型
から鋳造品を取出すには、回転台上の金型から先ず上型
だけを分割して抜き取り、この上型は後行程での鋳型面
の研掃を円滑に行なうために、反転台にまで移送してセ
ットした後に反転させる手間を要している。また下型の
鋳型面に載置されている鋳造品は、クレーン等の手段に
より吊り上げて取出した後、空になった下型を同じくク
レーン等の手段により吊り上げて移送する繁雑な手間と
時間とを要し、鋳造効率を低下させるネックとなってい
る。
発明の目的 この発明は、遠心鋳造方法に好適に使用される上型およ
び下型からなる分割金型に関して、前述した如く内在し
ている諸々の欠点に鑑み、これを良好に解決するべく提
案されたものであって、遠心鋳造後における分割金型か
らの鋳造品の取出しおよび研掃行程への送り出しのため
に、各型の鋳型面を上方に指向させた姿勢に変換させる
作業を、全て人手を要することなく自動的に遂行し得る
方法およびその装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記問題点を克服し、所期の目的を達成するため本発明
に係る鋳造品取出方法は、上型と下型とからなる分割金
型の内、下型は鋳型面に鋳造品を載置した上向き状態で
搬送し、上型はその鋳型面を下向きにした状態で前記下
型に引き続いて搬送する行程と、その搬送途次において
下型に関しては、ハンドにより当該下型を把持すると共
に、鋳造品放出位置において前記ハンドを180°回転
させることにより前記鋳造品の放出取出しを行なう行程
と、次いでハンドを180°反転させた後、搬出位置に
おいて下型に対する把持を解放する行程と、前記下型に
後続して到来する上型に関しては、当該上型をハンドに
より把持して180°回転させる行程と、前記搬出位置
において上型に対する把持を解放する行程とから構成し
たことを特徴とする。
また前記方法の実施に好適に使用される鋳造品取出装置
は、金型把持位置に向けて金型を搬送するための搬送コ
ンベヤと、その下流に位置させた鋳造品取出部と、その
下流の搬出位置に設けた搬出コンベヤとを備え、前記搬
送コンベヤから搬出コンベヤに至る金型搬送経路の上方
に位置して水平に往復動可能な台車と、この台車から懸
吊されて昇降自在に垂下する支持部材と、この支持部材
の下端部に180°の回転角度範囲内で正転および逆転
可能に支持され、金型の把持および解放を行なう一対の
ハンドとから構成したことを特徴とする。
実施例 次に本発明に係る金型からの鋳造品取出方法につき、こ
れを好適に実施する装置との関係において以下説明す
る。第1図は実施例に係る鋳造品取出装置の概略構成を
示す正面図であって、図中の符号28は、金型把持位置
Aに向けて金型16を搬送するための搬入コンベヤを示
す。この搬入コンベヤ28は、好ましくはローラコンベ
ヤとして構成され、図示の符号X,Yで示す2つの区画
に機械的に分離されている。そして各搬入コンベヤ28
a,28bは、図示の減速機30,32によりチェン駆
動されて、夫々独立して搬送および停止の制御をなし得
るようになっている。
搬入コンベヤ28の下流側の所定位置には、上面が解放
した箱状の回収容器からなる鋳造品取出部34が配設さ
れ、この容器34中に後述の如く分割金型16を構成す
る下型12からの鋳造品20が放出されるようになって
いる。なお鋳造品取出部34の配設位置を、「鋳造品放
出位置B」として表示する。
更に前記「鋳造品放出位置B」の下流側に位置する金型
搬出位置Cには、搬出コンベヤ36が配設されている。
この搬出コンベヤ36は、例えば金型の鋳型面をブラス
ト処理するための自動研掃ライン(図示せず)の一部を
なすローラコンベヤとして構成され、図示しない減速機
によりチェン駆動されるようになっている。
これら搬入コンベヤ28,鋳造品取出部34および搬出
コンベヤ36により構成される一連の金型搬送経路の上
方には台車38が配設され、水平に往復動し得るように
なっている。すなわち第1図〜第3図に示すように、前
記金型搬送経路を挟んでその両側に各列2本の支柱4
0,42(合計4本)が適宜間隔で立設され、これら各
列2本の支柱40,42の頂部に梁材44が水平に橋架
(合計2本)されると共に、夫々の梁材44上面にレー
ル46が敷設されている。第3図に示すように平行に敷
設されたレール46,46上には、矩形状の枠体からな
る台車38が車輪48を介して載架されている。この台
車38は、車輪48を当該台車上に配設した減速機50
によりチェン駆動されて、前記レール46,46の両端
部近傍に設けたストッパ52により規制される範囲内で
水平に往復走行し得るようになっている。
台車38の中央部には矩形状の開口38aが画成され、
この開口38aを挟んで2本のガイド部材54,54が
直立配置されると共に、これらガイド部材54,54の
間に角柱状の支持部材56が昇降自在に支持されて、そ
の下端部を前記梁材44,44の下方に垂直に懸吊させ
ている。支持部材56は、第1図に示すようにその一側
面に長尺のラック58が配設固定され、このラック58
は台車38上に配置した減速機60に接続するピニオン
ギヤ62と噛合している。そして前記減速機60を正転
および逆転制御することにより、支持部材56はガイド
部材54,54により案内されつつ、台車38に対して
安定的に所要のストロークだけ垂直に昇降し得るように
なっている。
前記支持部材56の下端部(これは梁部材44,44と
4本の支柱40,42との間に画成される空間内に臨ん
でいる)には、型をしたアーム64がその中央部にお
いて固定されている。このアーム64の両腕部64a,
64bには、金型の把持および解放を行なうハンド6
6,68が夫々支持され、180°の回転角度範囲内で
正転および逆転可能になっている。例えば第4図に示す
ように、型アーム64の両腕部64a,64bの各端
部には軸受が設けられ、両軸受に夫々中空回転軸70,
70が、その中心線を整列させた状態で回転自在に軸支
されている。そして各回転軸70の外端部には、油圧ま
たは空圧により作動する流体圧シリンダ72が水平に設
置され、該シリンダ72のピストンロッド74が前記回
転軸70の中空部に挿通されて、前記アーム64の両腕
部内に対向的に臨んでいる。このピストンロッド74,
74の各端部に図示形状のハンド66,68が夫々固定
され、両ハンド66,68は、前記流体圧シリンダ7
2,72の同期付勢作用下に相互に近接および離間し
て、金型16(上型14および下型12)の把持および
解放をなし得るようになっている。
また各回転軸70にはスプロケット76が固定されると
共に、前記アーム64の所要位置に固設した減速機78
から分岐した出力軸80の両端部に、夫々スプロケット
82,82が固定されている。そして前記スプロケット
76と対応のスプロケット82とに張架したチェン84
を、前記減速機78により駆動することによって、夫々
の回転軸70はアーム64に対して同期的に回転可能に
なっている。この場合における回転軸70の回転角度
は、水平面に対して上方の180°の角度範囲内に設定
され、その範囲で正転および逆転し得るものである。
なお図中の符号86は、アーム64の両腕部内において
回転軸70,70に固設されて該回転軸と一体的に18
0°の角度範囲内で回転するヨーク部材を示す。
このように構成した本発明に係る装置において、ハンド
66,68自体の動きについて観察すると、以下の自由
度を有している。
台車38のレール上走行により、金型把持位置A→鋳
造品放出位置B→搬出位置Cの区間を往復移動可能であ
る。
台車38に対して支持部材56が垂直に昇降すること
により、ハンド66,68も所定の上限レベルおよび下
限レベル内で昇降可能である。
回転軸70,70の回転により、ハンド66,68
は、第7図(d)および(e)に示すように、180°の角度
範囲内で正転および逆転可能である。
ハンド66,68は、シリンダ72,72の付勢作用
下に相互に近接および離間して、金型16の把持および
解放が可能である。
実施例の作用 次にこのように構成した鋳造品取出装置を使用して、本
発明に係る方法を順次実施する作用につき説明する。第
1図に示す鋳造品取出装置の搬入コンベヤ28に金型1
6を移載するに先立ち、以下の金型抜出し作業が実行さ
れる。すなわち第5図に示すように、遠心鋳造が終了し
た上型14および下型12からなる分割金型16は、内
部に鋳造品20を鋳込んだ状態のままクレーンにより回
転台10から上方に吊上げられ、第6図に示す搬入コン
ベヤ28に移載される。この搬入コンベヤ28上におい
て、上型14が下型12から分割され、当該上型14は
下型12の後方(搬送方向に対して後方)に載置され、
次いで搬入コンベヤ28が稼動されて、金型把持位置A
に向けての搬送が開始される。このとき下型12はその
鋳型面12aに鋳造品20を載置した上向き状態で搬送
され、また該下型12に後続して上型14は、その鋳型
面14aを下向き(伏せた)にした状態で搬送されるこ
とになる。
(下型の搬送について) 前述したように、前記下型12および上型14は、第6
図に示す形態で搬入コンベヤ28上を搬送される。そし
て下型12(鋳造品20を載置してその鋳型面12aを
上方に指向させている)が、第7図(a)に示す金型把持
位置Aの直下に到来すると、これを光電センサ等の手段
が検知して、符号Xで示す区画に位置する搬入コンベヤ
28aの搬送を停止させる。また符号Yで示す区画の搬
入コンベヤ28bも停止し、従って鋳型面14aを下向
きにさせた上型14は、下型12より所要距離だけ上流
側の位置で停止することになる。このとき金型把持位置
Aに位置しているハンド66,68は、その上昇限界に
位置すると共に、両ハンドを相対的に離間させて金型1
6の把持を待機した状態になっている。
この状態において第7図(b)に示すように、台車38か
ら懸吊された支持部材56は、前記ラック58およびピ
ニオンギヤ62の噛合作用下に垂直に下降し、金型把持
位置Aに停止している下型12を把持可能な位置まで、
その両ハンド66,68を到来させる。次いで第4図に
示す左右一対のシリンダ72,72が流体圧付勢され、
そのピストンロッド74,74が延伸する結果として、
前記両ハンド66,68は下型12を把持するに至る。
その後第7図(c)に示すように、支持部材56を台車3
8に対して上昇させることにより、両ハンド66,68
によって把持した下型12を所要レベルまで上昇させ、
次いで台車38を前記レール上を水平に前進させて、両
ハンド66,68および下型12を鋳造品放出位置Bに
まで移動させる(第7図(d)参照)。
この鋳造品放出位置Bにおいて、第4図に示す減速機7
8が付勢され、そのチェンおよびスプロケット駆動によ
り、アーム64の両腕部に整列配置した両回転軸70,
70を反時計方向に180°回転させる。これにより下
型12の鋳型面12aが180°反転して、第7図(e)
に示す如く、下方に指向することになり、当該鋳型面1
2aから鋳造品20が落下放出される。鋳造品20は、
その下方に配設した前記鋳造品取出部34に回収され
る。この鋳造品20の放出が終了すると、第7図(f)に
示すように、前記減速機78の逆付勢作用下に、両ハン
ド66,68は時計方向に180°反転されて、前記下
型12の鋳型面12aを再び上方に指向させる。
次いで台車38は前記鋳造品放出位置Bから更にその下
流の鋳造品搬出位置Cに向けて前進し、この搬出位置C
において支持部材56を下降させて、前記両ハンド6
6,68により把持した下型12を搬出コンベヤ36上
に安定的に載置する。また前記シリンダ72,72を逆
付勢して両ハンド66,68を相対的に離間させること
によって、下型12に対する把持を解除する(第7図
(g)〜第7図(h)参照)。
更に第7図(i)に示すように、支持部材56(およびハ
ンド66,68)を上昇させた後、台車38を第7図
(a)に示す金型把持位置Aに向けて後退させることによ
って、下型12からの鋳造品20の取出しおよび鋳型面
12aを上方に指向させた姿勢での下型12の送出しを
終了する。
(上型の搬出) 上型14に先立って搬入コンベヤ28上を搬送された下
型12は、鋳造品放出位置Bにおいて鋳造品20が回収
された後、搬出位置Cにおいて鋳型面12aを上方に指
向させた姿勢で搬出された。この場合において、下型1
2がハンド66,68により把持されて上方へ持上げら
れると、第1図および第7図(d)に示すように、符号X
・Yで示す区間に設置した搬入コンベヤ28a,28b
が共に運転され、鋳型面14aを下に伏せた状態で上型
14が前記金型把持位置Aの直下まで搬送され、その後
停止してハンドによる把持を待機している。前述した下
型12の搬出が終了して、第8図(a)に示すように台車
38が金型把持位置Aに再び到来すると、第8図(b)の
如く支持部材56が垂直に下降し、開放状態にある両ハ
ンド66,68を上型14の両側に位置させる。次いで
第4図に示すシリンダ72,72を付勢することによ
り、上型14を確実に把持し、更に支持部材56を所要
レベルまで上昇させる(第8図(c)参照)。
その後に台車38を金型把持位置Aから鋳造品放出位置
Bに向けて前進させ、この位置Bで該台車38を停止さ
せると共に、前記減速機78を駆動することによって、
ハンド66,68およびこれにより把持した上型14を
半時計方向に180°回転させる(第8図(d)〜第8図
(e)参照)。従ってこの時点で上型14は、その鋳型面
14aを上方に指向させた姿勢に変換されている。
次いで第8図(f)に示すように、台車38を搬出位置C
に向けて前進停止させ、この搬出位置Cにおいて前記支
持部材56を下降させると共に、両ハンド66,68に
よる上型14の把持を解除する(第8図(g)参照)。こ
れによって上型14は、搬出コンベヤ36上に移載され
たことになり、該コンベヤ36の運転により、上型14
はその鋳型面14aを上方に指向させた姿勢で、自動研
掃ラインに向けて送出される。また第8図(h)に示すよ
うに支持部材56を上昇させ、またハンド66,68を
時計方向に180°反転復帰させる。更に台車38を後
退走行させることによって、前記第7図(a)に示す原位
置に復帰する。これにより下型12からの鋳造品20の
取出し、鋳型面12aを上方に指向させた姿勢での下型
12の搬出、並びに鋳型面14aを上方に指向させた姿
勢での上型14の搬出の一連のサイクルが達成される。
発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明に係る鋳造品取出方
法および装置によれば、遠心鋳造に使用した上下の型か
ら鋳造品を取出すに際し、下型をハンドにより把持して
所要レベルまで上昇させ、放出位置において180°回
転させることにより、当該鋳造品を自重により前記下型
の鋳型面から落下放出させることができる。また鋳造品
放出後の下型は、その鋳型面を下方に指向させているの
で、再度逆方向に180°回転させ、当該鋳型面を上方
に指向させた後に搬出させるようにしたので、後行程で
のブラストによる鋳型面の研掃が極めて容易になされ
る。
また下型から外された上型は、その鋳型面を下方に指向
させた伏せ状態で搬送されるが、その途次において18
0°回転されることにより、その鋳型面を上方に指向さ
せることができる。従って後行程でのブラストによる鋳
型面の研掃が極めて容易になされる。
本発明によれば、前記行程の全てを全自動で連続的にな
し得るため、従来多くの人手を介在させて処理していた
鋳造品の取出しおよび上下型の反転作業の能率化および
省力化が図られ、遠心鋳造時の生産効率が格段に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明に係る鋳造品取出方法を好適
に実施する装置の好適実施例を示すものであって、第1
図は実施例に係る鋳造品取出装置の概略構成を示す正面
図、第2図は第1図に示す装置の右側面図、第3図は第
1図に示す装置に使用される、台車およびレールを敷設
した梁部材の部分に関する平面図、第4図は実施例装置
に使用する一対のハンドの把持機構および回転機構の概
略構成を示す斜視図、第5図は本発明に係る方法を使用
するに先立って、上型および下型からなる金型並びに当
該金型中に鋳込んだ状態の鋳造品を一体的に吊り上げ
て、搬入コンベヤに向けて移送する直前状態を示す説明
図、第6図は搬入コンベヤに載置した金型から上型を取
外すと共に、当該上型を下型の搬送方向後側に載置した
状態を示す説明図、第7図(a)〜第7図(i)は、下型を所
要位置において180°回転させ、該下型から鋳造品を
落下放出させてその取出しを行なうと共に、該下型を1
80°反転させて、その鋳型面を上方に指向させた姿勢
で搬出するまでの各行程を段階的に示す概略図、第8図
(a)〜第8図(i)は、上型を所要位置において180°回
転させ、その鋳型面を上方に指向させた姿勢で搬出する
までの各行程を段階的に示す概略図、第9図(a)〜第9
図(e)は、従来技術に係る分割金型からの上型の分離お
よび反転並びに下型からの鋳造品の取出し作業を段階的
に示す概略図である。 12……下型、12a……鋳型面 14……上型、14a……鋳型面 16……分割金型、20……鋳造品 28……搬入コンベヤ、34……鋳造品取出部 36……搬出コンベヤ、38……台車 56……支持部材、64……アーム 66……ハンド、68……ハンド 70……回転軸、72……シリンダ 74……ピストンロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と下型とからなる分割金型の内、下型
    は鋳型面に鋳造品を載置した上向き状態で搬送し、上型
    はその鋳型面を下向きにした状態で前記下型に引き続い
    て搬送する行程と、 その搬送途次において下型に関しては、ハンドにより当
    該下型を把持すると共に、鋳造品放出位置において前記
    ハンドを180°回転させることにより前記鋳造品の放
    出取出しを行なう行程と、 次いでハンドを180°反転させた後、搬出位置におい
    て下型に対する把持を解放する行程と、 前記下型に後続して到来する上型に関しては、当該上型
    をハンドにより把持して180°回転させる行程と、 前記搬出位置において上型に対する把持を解放する行程
    と からなる金型からの鋳造品取出方法。
  2. 【請求項2】金型把持位置に向けて金型を搬送するため
    の搬送コンベヤと、その下流に位置させた鋳造品取出部
    と、その下流の搬出位置に設けた搬出コンベヤとを備
    え、 前記搬送コンベヤから搬出コンベヤに至る金型搬送経路
    の上方に位置して水平に往復動可能な台車と、 この台車から懸吊されて昇降自在に垂下する支持部材
    と、 この支持部材の下端部に180°の回転角度範囲内で正
    転および逆転可能に支持され、金型の把持および解放を
    行なう一対のハンドと から構成したことを特徴とする金型からの鋳造品取出装
    置。
  3. 【請求項3】前記金型は、下型および上型からなる分割
    金型である特許請求の範囲第2項記載の金型からの鋳造
    品取出装置。
  4. 【請求項4】前記下型は、その鋳型面に鋳造品を載置し
    た上向き状態で搬送コンベヤ上を搬送される特許請求の
    範囲第2項または第3項記載の金型からの鋳造品取出装
    置。
  5. 【請求項5】前記上型は、その鋳型面を下向きにした状
    態で、前記下型に引き続いて搬送コンベヤ上を搬送され
    る特許請求の範囲第2項〜第4項の何れかに記載の金型
    からの鋳造品取出装置。
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