JPH06288683A - 瓦焼成用のスペ−サ装着装置 - Google Patents

瓦焼成用のスペ−サ装着装置

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JPH06288683A
JPH06288683A JP9865893A JP9865893A JPH06288683A JP H06288683 A JPH06288683 A JP H06288683A JP 9865893 A JP9865893 A JP 9865893A JP 9865893 A JP9865893 A JP 9865893A JP H06288683 A JPH06288683 A JP H06288683A
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Mitsuru Matsuyama
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Takahama Industry Co Ltd
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Takahama Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直立搬送用コンベア上に起立された瓦群に瓦
焼成用スペ−サを装着する際に、瓦焼成用スペ−サの装
着作業の煩雑さをなくすことやその作業の実施のために
別の装置を必要としないようにすることにある。 【構成】 直立搬送用コンベアの傍らに、直立された白
地瓦に瓦焼成用スペ−サを装着するためのスペ−サ用装
着機構が設けられ、このスペ−サ用装着機構に瓦間の間
隔を均等に調整するための瓦間隔調整制御部が設けら
れ、瓦間隔調整制御部に白地瓦に向けて移動し、さらに
白地瓦の列設方向に向けて往復移動する瓦間隔調整制御
部用の複合移動手段が設けられてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焼成工程前にいわゆ
る直立搬送用コンベアによって搬送されてくる多数の白
地瓦群(以下単に「瓦」と略称する)を焼成工程への供
給時や焼成工程の際に、瓦群の転倒防止のために使用さ
れる瓦焼成用スペ−サを直立搬送用コンベア上に起立さ
れた瓦に装着するための瓦焼成用のスペ−サ装着装置の
改良に関する。
【0002】この明細書において、瓦焼成用スペ−サ8
とは6枚ないし10枚程度の瓦Wに対して1個の割合で
使用されるもので、全体が細長く設けられ、その一側が
くし歯状に形成され、2cmないし5cm程度の間隔で
直立し縦列された瓦Wの上部へ開口部が末広がりにその
奥が半楕円形に設けられた溝部11が装着されることに
より瓦W群間のとりわけ上部の間隔を保持させるととも
に焼成工程時などにおいて瓦W群を倒伏させないように
するものである(図4、特公昭58−30519号公報
参照)。
【0003】
【従来の技術】屋根瓦の製造は、成型、乾燥、施釉等の
工程を経た瓦が焼成工程へ搬送されることによって行わ
れる。一般的に、これらの工程のうち焼成工程に至るま
での工程では、瓦W群の姿勢は水平状態である。しか
し、焼成時には、瓦の焼成効率の向上化を計るため焼成
台車へ搭載するに先立って予めいわゆる直立搬送用コン
ベア上に瓦群は1枚毎に順序よく起立させて焼成台車へ
積み込まれている。
【0004】瓦群が起立状態で搭載された焼成台車は焼
成炉内へ導入され、緩やかではあるが、炉内を移動する
焼成台車上の瓦群は起立状態のまま焼成されることによ
り、瓦間に熱風が導入され瓦群が焼成されて製品とな
る。
【0005】したがって、瓦群の炉内における焼成台車
上の焼成時や炉内での瓦群の移動時に、起立状態にある
瓦群の熱風導入のための合理的な間隔の保持策と転倒防
止策を配慮しなければならないという問題点があった。
【0006】そこで、従来ではこの問題点の解決のた
め、例えば特公昭58−30519号公報に示される装
置が知られている。
【0007】本例は、水平方向に位置させたくし歯状の
スペ−サの多数を同一の姿勢で垂直方向に積み重ねて収
納するための筒状のマガジンと、そのマガジン下端の出
口を通じて最下端のくし歯状のスペ−サを1枚ずつ順々
に突き出して案内溝中に送り込む取り出し機構と、案内
溝中のくし歯状のスペ−サを案内溝中の規定位置まで送
る移送機構と、案内溝中の規定位置に到達したくし歯状
のスペ−サをつかむ昇降自在なチャック装置と、チャッ
ク装置を上記の規定位置から瓦に対するくし歯状のスペ
−サの装着位置まで往復移動させる往復装置とからなる
ものである。
【0008】しかし、従来のこの種の装置では、くし歯
状のスペ−サをチャック装置により1枚毎つかみ、コン
ベア上の瓦に装着することは可能であるものの、瓦群の
間隔を等間隔に保つために瓦群間に別のスペ−サを夫々
設けなければならないため、この別のスペ−サを相当数
用意しなければならないという問題点があった。
【0009】その上、別のスペ−サの装着については人
手により装着するか別のスペ−サの装着のための別の設
備を設けなければならないという問題点があった。
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする問題点は、直立搬送用コンベア上に起立状態ある
瓦群に瓦焼成用スペ−サを装着する際に、瓦群の間隔調
整用の別のスペ−サを必要とする点とその作業の煩雑さ
やさらには別の装置を必要とする点である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、直立搬送用
コンベアの傍らに、直立搬送用コンベア上の直立された
白地瓦群に瓦焼成スペ−サを装着するためのスペ−サ用
装着機構が設けられるとともに、スペ−サ用装着機構に
直立された白地瓦群の各瓦の間隔を均等に調整するため
の瓦間隔調整制御部が備えられ、瓦間隔調整制御部に直
立された白地瓦群に向けて移動し、かつ白地瓦群の列設
方向に向けて往復移動する瓦間隔調整制御部の複合移動
手段とを備えたことを特徴とするものであり、スペ−サ
用装着機構に設けられた瓦間隔調整制御部と複合移動手
段により直立に列設された瓦群の各瓦の間隔を等しく調
整させた上、瓦焼成用スペ−サをスペ−サ用装着機構に
より瓦群の上部に装着させ、瓦群を倒伏させないように
保持するようにしたものである。
【0011】
【実施例】図1ないし図6を参照してこの発明の詳細を
説明する。図1は、この発明の実施例の平面図、図2は
スペ−サ用搬送コンベア14とスペ−サ用装着機構12
との間において直立搬送用コンベア10方向に見たスペ
−サ用装着機構12の側面図であって説明の便宜上、立
起された瓦群に瓦焼成用スペ−サ8が装着された状態が
表されており、図3は正面図、図4は瓦焼成用スペ−サ
8を受台48上に載置した状態を示す斜視図、図5は揺
動杆82の下方に支持された嵌合部材88がチェ−ン5
8に嵌合された状態を示す斜視図、図6はスペ−サ用装
着機構12に設けられた瓦間隔制御部93の略斜視図で
ある。
【0012】この発明の実施例は、基本的に瓦W群を直
立の縦列に設けるための直立搬送用コンベア10と、瓦
焼成用スペ−サ8を搬送するためのスペ−サ搬送用コン
ベア14とスペ−サ搬送用コンベア14から取り出した
瓦焼成用スペ−サ8を瓦W群に装着させるスペ−サ用装
着機構12からなるものである。そして、とりわけスペ
−サ用装着機構12について工夫が凝らしてあり、この
スペ−サ用装着機構12には瓦W群の間隔を調整した
上、該スペ−サ8を瓦W群に装着させるなどのために、
後述する搬送同期制御部53、スペ−サ装着制御部70
が備えられているほか、瓦Wの間隔を調整するため瓦W
群用の複合移動手段を備えた瓦間隔調整制御部93が備
えられている。
【0013】換言すれば、成型、乾燥、施釉等の工程を
経た多数の瓦Wを起立させ搬送するための直立搬送用コ
ンベア10が一側に設けられ、その傍らに瓦焼成用スペ
−サ8を前記した直立搬送用コンベア10上に起立され
搬送されてくる多数の瓦Wに装着するなどのためのペ−
サ用装着機構12が設けられている。
【0014】スペ−サ用装着機構12の他側には瓦焼成
用スペ−サ8を起立させた状態で搬送するためのスペ−
サ用搬送コンベア14が設けられている。
【0015】以下に直立搬送用コンベア10、スペ−サ
搬送用コンベア14、スペ−サ用装着機構12の順序で
説明し、さらにスペ−サ用装着機構12については搬送
同期制御部53、スペ−サ装着制御部70、瓦間隔調整
制御部93を分けて説明する。そこでまず、瓦Wを垂直
方向に立起させるための直立搬送用コンベア10の構成
について説明する。
【0016】図3に示されるように、直立搬送用コンベ
ア10は、駆動モ−タ16によって両側に位置される無
端状のチェ−ン18が間歇的に循環駆動される構造のも
のである。両側のチェ−ン18、18上にはチェ−ン1
8、18の駆動方向と直角方向に多数のスラット20が
横架されている。スラット20は後述するように瓦Wを
垂直に保持する目的と併せ2種類の支持棒22、24を
立設させるためのものである(図1、図3を参照)。
【0017】夫々のスラット20上には一定の間隔毎に
2種類の支持棒22、24が立設されており、スペ−サ
用装着機構12側の支持棒22の高さは知られているよ
うに一側の支持棒24の高さに比較して短く設けられて
いる(図3を参照)。
【0018】スラット20上の2種類の支持棒22、2
4は水平状態で前工程(例えば施釉工程)から搬送され
てくる瓦Wを前工程側の位置で瓦Wの下面から掬い上げ
て起立させる目的と併せ掬い上げられ直立搬送用コンベ
ア10のスラット20上で垂直方向に立起された瓦Wを
隣接する別の支持棒22、24の間に瓦Wを立起させる
ためのものである。
【0019】直立搬送用コンベア10からスペ−サ用装
着機構12に掛けて回転軸26が横架されている。図3
に示されるように、直立搬送用コンベア10内に位置さ
れている部分の回転軸26の両側には一対のスプロケッ
ト28が取付けられており、これらのスプロケット2
8、28は夫々前記した一対のチェ−ン18、18に懸
装されている。さらに、直立搬送用コンベア10側の回
転軸26の一側には駆動モ−タ16の駆動力を伝達する
ための伝達機構30が備えられている。
【0020】図3に示された回転軸26は前工程側に位
置されているが、チェ−ン18、18の駆動を一層確実
にするために、図示は省略されているが、別の回転軸を
前工程側の回転軸26と同様に次工程(焼成工程)側に
も設け、前工程側と同様にスプロケットを装着させ、ス
プロケットを次工程側のチェ−ンに係合させられてい
る。
【0021】以上の構成によって明らかなように、直立
搬送用コンベア10は、前工程から水平状態で搬送され
てくる瓦W群を2種類の支持棒22、24によって瓦W
の下方から掬い上げるとともに瓦W群を一定の間隔によ
り、チェ−ン18、18やスロット20の循環駆動とと
もに間歇的に徐々に起立させる機能を有するものである
(図3を参照)。
【0022】次に直立搬送用コンベア10の傍らに設け
られたスペ−サ用装着機構12の説明については説明の
便宜上後述することとし、先にスペ−サ用搬送コンベア
14について説明する。スペ−サ用搬送コンベア14は
プ−ルされている瓦焼成用スペ−サ8を後述するスペ−
サ用装着機構12を介して瓦Wへ装着する目的のための
搬送手段であるが、前記した直立搬送用コンベア10と
同様に無端状のチェ−ン40の循環駆動によるものであ
る。
【0023】前工程側には回転軸36が横架され、回転
軸36の両側には一対のスプロケット38、38が装着
されており、スプロケット38、38には夫々一対のチ
ェ−ン40、40が懸装されている。
【0024】回転軸36の他側には駆動モ−タ42が設
けられるとともに、駆動モ−タ42の駆動力を伝達する
ための伝達機構44が設けられている。
【0025】したがって、駆動モ−タ42の駆動力が伝
達機構44を介して回転軸36に伝達され、スプロケッ
ト38、38が回転し、チェ−ン40、40が間歇的に
循環駆動するものである。
【0026】チェ−ン40、40上にはスラット46が
一定間隔毎に多数横架され、スラット46上には受台4
8が設けられている(図4を参照)。
【0027】受台48は多数個の瓦焼成スペ−サ8を載
置するためのものであるが、図4を参照してその1例を
説明すると、板状片41にくし歯状の溝13を備え、基
板43上に固定されたものである。受台48はそのくし
歯状の溝13に瓦焼成スペ−サ8が挿入できるように設
けられたものである(図3、図4を参照)。この受台4
8は、金具47を介してスラット46に取付けられてお
り、スラット46はチェ−ン40、40に固定され、チ
ェ−ン40、40の駆動により間歇的に移動するもので
ある。
【0028】また、図示を省略してあるが、直立搬送用
コンベア10の次工程側の回転軸などについて説明した
と同様に、スペ−サ用搬送コンベア14の次工程側に
も、前工程側の回転軸36と同様に回転軸を設け、回転
軸の両側にスプロケットを装着させ、これらのスプロケ
ットに夫々チェ−ンを係合させられている。
【0029】なお、この実施例ではスペ−サ用搬送コン
ベア14は図1の矢印に示されるように、プ−ルされた
瓦焼成用スペ−サ8を瓦W側に搬入するために次工程側
から前工程側に向けて駆動されるものであり、前工程側
は瓦焼成用スペ−サ8の取り出し位置となるが、逆に前
工程側から次工程側に向けて駆動され、次工程側が瓦焼
成スペ−サ8の取り出し位置となるようにスペ−サ用搬
送コンベア14を配設してもよい。
【0030】次に直立搬送用コンベア10の傍らに設け
られたスペ−サ用装着機構12について説明する。
【0031】スペ−サ用装着機構12は主として搬送同
期制御部53、スペ−サ装着制御部70と瓦間隔調整制
御部93から構成されている。
【0032】まず、搬送同期制御部53およびスペ−サ
装着制御部70について説明する。搬送同期制御部53
は、瓦W群を搭載した直立搬送用コンベア10の駆動に
同期させつつ間歇的にスペ−サ装着制御部70と瓦間隔
調整制御部93を往復駆動させるものである。
【0033】垂直に立設された縦支柱54、54と横方
向に架設された横支柱55、55の内側において前工程
側に前記した直立搬送用コンベア10側から回転軸26
の他側が臨ませられている(図1、図3を参照)。
【0034】そして、これらの両支柱54、54内に位
置している回転軸26の一側には1個のスプロケット5
6が装着されている(図2、図3を参照)。スプロケッ
ト56には無端状のチェ−ン58が懸装されており、ま
た、図2に示されるように両支柱54、54、55、5
5の次工程側には別の回転軸60が設けられており、こ
の回転軸60にはスプロケット62が備えられている。
【0035】このスプロケット62には前記したチェ−
ン58の次工程側が懸装されている。
【0036】図3に示されるように、両側の横支柱5
5、55の上面の両側にはチェ−ン58の駆動方向に向
けて一対のガイドレ−ル64が平行に設けられており、
ガイドレ−ル64、64側において、四隅に摺動部材6
8を備えた基台66が設けられ、この基台66の摺動部
材68がガイドレ−ル64に嵌合され、基台66が前工
程側と次工程側に向けて摺動自在に設けられている。
【0037】基台66上の上方には瓦焼成用スペ−サ8
をスペ−サ用搬送コンベア14から取り出すためのスペ
−サ装着制御部70が設けられている。
【0038】スペ−サ装着制御部70は、いわゆる産業
用ロボットと称するもので「人間の上肢に類似した機能
を有するものであり、対象物を挟持して空間的に移動す
る能力を備えたもの」と定義される。
【0039】スペ−サ装着制御部70は、基部71に支
持された回動自在な胴体72、2種類の腕74、76お
よび挟持部材78からなり、予め入力されたプログラム
に基づいて人間の上肢に擬制された作動を行うように構
成されている。
【0040】前記した腕74、76の下方にはスペ−サ
用装着制御部70が図面上左側に旋回したときにスペ−
サ用搬送コンベア14から瓦焼成用スペ−サ8を取り出
し、他方、スペ−サ用装着制御部70が図面上右側に旋
回して瓦焼成用スペ−サ8を直立搬送用コンベア10上
の瓦Wに装着させるための開閉自在な爪部材77が設け
られている。
【0041】基台66の下面には前記した回転軸26と
平行であって直立搬送用コンベア10側に比較的短い回
動軸80が設けられている。換言すれば前記のチェ−ン
58の進行方向と直角方向に設けられている。
【0042】回動軸80には上下方向に揺動するように
揺動杆82の一端が結合されており、揺動杆82の他端
上面には基台66の上面に設けられたシリンダ84のロ
ッド86の一端が取付けられている。
【0043】図2に示されるように、シリンダ84と平
行するようにばね87の一端がシリンダ84の頂部に設
けられた部材89に取付けられ、その他端が揺動杆82
に取付けられている。
【0044】さらに揺動杆82の他端の下面には嵌合部
材88がチェ−ン58方向に向けて取付けられている。
嵌合部材88はシリンダ84の上下作動により揺動杆8
2の上下動に追従して上下動され、チェ−ン58に嵌合
され、また解除される構造になっている。
【0045】この点についてさらに詳細を説明すると、
嵌合部材88の下方には断面半円状のガイド溝81が設
けられており、このガイド溝81が前記したチェ−ン5
8を構成するロ−ラ57に嵌合される構成である(図5
を参照)。
【0046】したがって、基台66は嵌合部材88が間
歇的に駆動するチェ−ン58に嵌合することにより横支
柱55、55に対し次工程側へ向けて摺動することが可
能な構造となっている。
【0047】両支柱54、54、55、55の前工程側
にはシリンダ90が設けられており、このシリンダ90
のロッド92端は基台66の前工程側に取付けられてい
る。このシリンダ90は嵌合部材88によってチェ−ン
58の進行とともに基台66が次工程側へ進行した後、
嵌合部材88の解除後に基台66を原位置に復帰させる
ために設けられたものである。したがって、基台66は
次工程側に向けての移動については駆動するチェ−ン5
8の作用を受け、前工程側への移動についてはシリンダ
90の作用を受けるものである。以上の説明により、搬
送同期制御部53の制御により、スペ−サ装着制御部7
0および後述する瓦間隔調整制御部93が直立搬送用コ
ンベア10の駆動速度に同期して基台66上で比較的短
い距離を前工程側と次工程側との間において往復移動す
ることが理解できるであろう。
【0048】そこで、次に瓦間隔調整制御部93につい
て説明する。瓦間隔調整制御部93は瓦焼成用スペ−サ
8を瓦W群に装着させるに先立って縦列された瓦W群の
各瓦Wの間隔を互いに等しく調整するためのものであ
る。基台66の上面の直立搬送用コンベア10側に備え
られたシリンダベ−ス91には四角形のシリンダ94が
支持され、このシリンダ94には3本のロッド96が直
立搬送用コンベア10に向けて取付けられている(図
1、図6を参照)。
【0049】シリンダ94のロッド96、96、96に
はベ−ス98が直立搬送用コンベア10側に設けられて
いる。
【0050】ベ−ス98の傍らに次工程側に立起片10
0を備えたベ−ス部材99が設けられている。ベ−ス9
8の長手方向の両側にロ−ラ102、102が2組取り
付けられている。ロ−ラ102、102の間にはベ−ス
98の長手方向に亘って支持部材104が嵌装されてい
る。
【0051】つまり、支持部材104はベ−ス98に対
しロ−ラ102群を介して次工程側と前工程側に向けて
摺動自在な状態になっている。
【0052】支持部材104の次工程側にはピン106
が次工程側に向けられベ−ス部材99の立起片100を
貫通して張設されている。
【0053】ピン106の周囲にはばね108が嵌装さ
れており、後述するが支持部材104が前工程側に摺動
した後、ばね108の弾発力により原位置に復帰させる
機能を有するものである。
【0054】また、支持部材104の下面の前工程側に
は一対のテ−パ部材110がスペ−サ用装着機構12側
に向けて突設されている(図1、図6を参照)。
【0055】テ−パ部材110、110の下方には駆動
モ−タ112がシリンダベ−ス91に取付部材を介して
取付けられており、駆動モ−タ112の回転軸113に
取り付けられた円板114には中心から外れた位置に偏
芯ロ−ラ116が回動自在に取り付けられている。
【0056】円板114は駆動モ−タ112の回転によ
って偏芯ロ−ラ116の中心を偏芯軸とし、テ−パ部材
110、110の間で回転されるが、偏芯ロ−ラ116
は円板114の回転動作のためテ−パ部材110、11
0を偏芯分だけ揺動させて支持部材104を摺動させる
機能を有する。
【0057】支持部材104の上面には一定の間隔を保
って一般的には瓦焼成スペ−サ8のの溝11の数に対応
させた数の筒体118が直立搬送用コンベア10側に向
けて配置されている。
【0058】複数の筒体118には夫々調整棒120が
摺動自在に貫装されており、調整棒120の直立搬送用
コンベア10側にはその先端を鋭角にした調整部材12
2が取付けられている。
【0059】調整棒120の周囲にはばね124が嵌装
されている。このばね124は瓦W群の間隔を調整する
際に、何らかの原因で瓦Wの側面に調整部材122の先
端が当接しても瓦Wが破損しないように調整棒120が
摺動した後、ばね124の力によって調整部材122を
原位置に復帰させるために設けられている。
【0060】この実施例では調整棒120の方向が直立
搬送用コンベア10に対して次工程側に若干傾斜してい
るが、瓦Wの形状、種類に応じてその傾斜方向はわずか
ながら変化されるものである。なお、この実施例では図
示を省略したが、直立搬送用コンベア10の前工程側に
瓦Wを1枚毎に水平状態で搬送するための水平搬送コン
ベアを配置することが予定されている。したがって、シ
リンダ94および搬送モ−タ112により複合移動手段
が構成され、瓦間隔調整制御部93が複合的な作動を行
い瓦Wの各間隔を等しくさせる機能を有することにな
る。
【0061】次にこの発明の詳細な作用について説明す
る。成型、乾燥、施釉等の工程を経た瓦Wは、前工程の
水平搬送コンベアにより水平状態で直立搬送用コンベア
10に向けて搬送されてくる。
【0062】瓦Wが直立搬送用コンベア10の前工程側
に到達すると回転軸26の間歇駆動により回転されて徐
々に立起された2種類の支持棒22、24により瓦Wは
下方から1枚宛掬い上げられ、チェ−ン18、18の回
転とともにチェ−ン18、18の回転方向に隣接する別
の支持棒22、24との合計4本の支持棒22、24間
に起立させられる(図1を参照)。
【0063】このようにして瓦Wが1枚ずつ順次直立搬
送用コンベア10上に起立されると同時に、予め入力さ
れたデ−タに基づいてスペ−サ装着制御部70が電気的
に制御されていることにより作動する。
【0064】スペ−サ装着制御部70の胴体72、1組
の腕74、76および挟持部材78がプログラムに基づ
いてスペ−サ用搬送コンベア14側に旋回し、胴体7
2、1組の腕74、76および挟持部材78がいわゆる
ロボットの動きを行う。引き続き、スペ−サ用搬送コン
ベア14の取り出し位置で受台48上に予め載置された
瓦焼成用スペ−サ8を挟持部材78が1個毎挟持し、再
びスペ−サ装着制御部70は直立搬送用コンベア10側
に向けて旋回し、直立搬送用コンベア10の瓦Wの上方
に瓦焼成用スペ−サ8が位置するように作動する。
【0065】つまり、スペ−サ用装着制御部70はスペ
−サ用搬送コンベア14側に旋回し、胴体72、腕7
4、76が人間の上肢のように動き、前記した挟持部材
78の爪部材77が人の指の代わりの動きをなして瓦焼
成用スペ−サ8をつまみ、再度スペ−サ装着制御部70
が直立搬送用コンベア10側に向けて旋回し(図3を参
照)、把持された瓦焼成用スペ−サ8が爪部材77の解
除によって瓦Wに装着される。
【0066】一般的に1個のくし歯状の瓦焼成用スペ−
サ8は10枚程度の瓦を同時に装着できるように構成さ
れているから、前工程から直立搬送用コンベア10に搬
入される瓦Wが前記した支持棒22、24によって順次
10枚程度起立されるまで多少の時間を必要とし、いわ
ゆるタイムラグを生ずることになるからスペ−サ装着制
御部70は駆動することなくしばらくの間待機状態とな
る。
【0067】スペ−サ装着制御部70が待機している間
に、瓦Wが直立搬送用コンベア10上に10枚程度起立
されるとまず搬送同期制御部53が作動し、次に瓦間隔
調整制御部93、スペ−サ装着制御部70の順序で作動
する。
【0068】搬送同期制御部53の作動について説明す
ると、スペ−サ装着制御部70が瓦焼成用スペ−サ8を
挟持した状態のまま、直立搬送用コンベア10側にて待
機状態になると、基台66の上面に取付けられたシリン
ダ84が作動してロッド86が伸長し揺動杆82が下方
に向けて揺動する。
【0069】揺動杆82が下方に向けて揺動すると揺動
杆82の端部に設けられた嵌合部材88のガイド溝81
が基台66の下方に張設されているチェ−ン58のロ−
ラ57に噛み合うことになる。このとき、直立搬送用コ
ンベア10は先に説明したように間歇的に作動してお
り、回転軸26、スプロケット56、62を通じてチェ
−ン58が次工程側に向けて循環移動している。したが
って、チェ−ン58と嵌合部材88が噛み合うことによ
り、チェ−ン58の循環移動に伴って嵌合部材88、揺
動杆82を通じて基台66が直立搬送用コンベア10の
搬送速度と同じ速度でガイドレ−ル64、64上を次工
程側へ向けて移動することになる。
【0070】基台66が直立搬送用コンベア10の搬送
速度と同じ速度で移動が行われると、次に瓦間隔調整制
御部93が作動を始める。初めに、基台66の上面に設
けられたシリンダ94が作動しロッド96、9696が
直立搬送用コンベア10に向けて徐々に伸長する(図6
を参照)。
【0071】シリンダ94が作動するとベ−ス98が直
立搬送用コンベア10に接近することになり、支持部材
104の筒体118に貫装され、隣接する一対の調整棒
120の端部に取付けられた夫々の調整部材122が直
立搬送用コンベア10上で起立された隣接する瓦Wの間
に向けて接近することになる(図1を参照)。
【0072】そこで、ロッド96、96、96が徐々に
伸長すると同時にシリンダベ−ス91に備えられた駆動
モ−タ112が作動し円板114を回転させる。偏芯ロ
−ラ116は支持部材104の下面に設けられているテ
−パ部材110、110の間で回転されるため、偏芯ロ
−ラ116はテ−パ部材110、110に一定の短い周
期で当接を繰り返すことになる。
【0073】テ−パ部材110、110が取付けられて
いる支持部材104はベ−ス98の上面に備えられたロ
−ラ102群に嵌装されているので前工程側と次工程側
に向けて夫々一定の範囲内で往復移動する。
【0074】したがって、偏芯ロ−ラ116の偏芯分に
より当接されるテ−パ部材110、110には前工程側
と次工程側に向けて移動させる力が作用するため支持部
材104はばね108の前工程側に向かう弾発力と相待
って比較的小刻みながら、往復移動しつつ併せてシリン
ダ94のロッド96、96、96の緩やかな伸長動作に
よって調整棒120と調整部材122が隣接する瓦Wの
側面の間に当接しながら一定の距離だけ挿入される(図
1を参照)。
【0075】かくして、調整棒120の直立搬送用コン
ベア10側への進出駆動と直立搬送用コンベア10の次
工程側および前工程側への往復駆動が複合的に隣接する
瓦W間に強制的に作用する結果、隣接する瓦Wの間隔は
速やかに等しく調整され、瓦焼成用スペ−サ8を装着で
きる態勢が準備されることになる。
【0076】各瓦Wの間隔が等間隔になると次に再びス
ペ−サ装着制御部70が作動を開始する。待機状態のス
ペ−サ装着制御部70の腕74、76、挟持部材78が
再び作動し挟持部材78に挟持されている瓦焼成用スペ
−サ8が瓦Wの上部に装着される。
【0077】瓦焼成用スペ−サ8はくし歯状の構造であ
るから、10枚程度の瓦W群に同時に瓦W群を倒伏させ
ないように装着することが可能である。
【0078】瓦焼成用スペ−サ8が瓦Wに装着されると
装着制御部70の挟持部材78は上方へ移動し胴体7
2、腕74、76が旋回し、挟持部材78は瓦焼成搬送
用コンベア14側に臨むことになる。
【0079】スペ−サ装着制御部70の作動後に基台6
6上のシリンダ84が作動が解除され、ロッド86がば
ね87の作用により収縮するので揺動杆82は上方へ向
けて揺動し嵌合部材88はチェ−ン58から解放され
る。
【0080】嵌合部材88がチェ−ン58から解放され
ると、前工程側の縦支柱54、54間に取付けられてい
るシリンダ90が作動し、ロッド92は収縮する(図1
を参照)。
【0081】ロッド92の収縮により基台66がガイド
レ−ル64、64上を前工程側に向けて移動し原位置に
復帰し、次の作動に備えて待機することになる。
【0082】このとき、スペ−サ装着制御部70の挟持
部材78はスペ−サ搬送用コンベア14の取り出し位置
の上方に位置することになり、スペ−サ装着制御部70
は次の瓦焼成用スペ−サ8の挟持動作を開始することに
なる。
【0083】スペ−サ搬送用コンベア14は受台48上
の一定単位の瓦焼成用スペ−サ8が全て取り出されると
駆動モ−タ42が駆動して間歇動作を行い次の受台(図
1において長方形の鎖線部を参照)が取り出し位置に繰
り出されることになる。
【0084】他方、瓦焼成用スペ−サ8が装着された瓦
W群は焼成台車に搭載され、次工程で瓦W群間に理想的
な間隔を保持して焼成工程へ搬入される。
【0085】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るから、直立搬送コンベア上に起立状態にある瓦群に瓦
用焼成スペ−サを装着する際に、別の間隔調整用のスペ
−サを必要としないので瓦用焼成スペ−サを装着するた
めの作業の煩雑さや別の装置を必要としない。また、各
瓦間の間隔を確実に等間隔に設定できるので瓦用焼成ス
ペ−サを確実に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の平面図である。
【図2】スペ−サ用搬送コンベアとスペ−サ用装着機構
との間において直立搬送用コンベア方向に見たスペ−サ
用装着機構の略側面図である。
【図3】この発明の正面図である。
【図4】瓦焼成用スペ−サを受台に載置した状態を示す
斜視図である。
【図5】揺動杆の下方に支持された嵌合部材がチェ−ン
に嵌合された状態を示す斜視図である。
【図6】瓦間隔調整制御部の要部斜視図である。
【符号の説明】
8 瓦焼成用スペ−サ 10 直立搬送用コンベア 11 溝 12 スペ−サ用装着機構 13 くし歯状の溝 14 スペ−サ用搬送コンベア 16 駆動モ−タ 18 チェ−ン 20 スラット 22 支持棒 24 支持棒 26 回転軸 28 スプロケット 30 伝達機構 36 回転軸 38 スプロケット 40 チェ−ン 41 板状片 42 駆動モ−タ 43 基板 44 伝達機構 46 スラット 47 金具 48 受台 53 搬送同期制御部 54 縦支柱 55 横支柱 56 スプロケット 57 ロ−ラ 58 チェ−ン 60 回転軸 62 スプロケット 64 ガイドレ−ル 66 基台 68 摺動部材 70 スペ−サ装着制御部 71 基部 72 胴体 74 腕 76 腕 77 爪部材 78 挟持部材 80 回動軸 81 ガイド溝 82 揺動杆 84 シリンダ 86 ロッド 88 嵌合部材 89 部材 90 シリンダ 91 シリンダベ−ス 92 ロッド 93 瓦間隔調整制御部 94 シリンダ 96 ロッド 98 ベ−ス 99 ベ−ス部材 100 立起片 102 ロ−ラ 104 支持部材 106 ピン 108 ばね 110 テ−パ部材 112 駆動モ−タ 113 回転軸 114 円板 116 偏芯ロ−ラ 118 筒体 120 調整棒 122 調整部材 124 ばね W 白地瓦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立搬送用コンベアの傍らに、直立搬送
    用コンベア上の直立された白地瓦群に瓦焼成スペ−サを
    装着するためのスペ−サ用装着機構が設けられるととも
    に、スペ−サ用装着機構に直立された白地瓦群の各瓦の
    間隔を均等に調整するための瓦間隔調整制御部が備えら
    れ、瓦間隔調整制御部に直立された白地瓦群に向けて移
    動し、かつ白地瓦群の列設方向に向けて往復移動する瓦
    間隔調整制御部の複合移動手段とを備えたことを特徴と
    する瓦焼成用のスペ−サ装着装置。
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