JPH06289182A - 原子炉出力測定装置 - Google Patents
原子炉出力測定装置Info
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- JPH06289182A JPH06289182A JP5074449A JP7444993A JPH06289182A JP H06289182 A JPH06289182 A JP H06289182A JP 5074449 A JP5074449 A JP 5074449A JP 7444993 A JP7444993 A JP 7444993A JP H06289182 A JPH06289182 A JP H06289182A
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】走行装置を不要とし、信頼性が高く、低コスト
で、なおかつ精度の高い炉心軸方向出力分布の測定が行
える原子炉出力測定装置を提供する。 【構成】原子炉の炉心22部に軸方向に沿って貫通する
保護管24を設ける。保護管24の内部に第1の出力検
出器として固定型中性子検出器25を複数、保護管24
の軸方向に間隔的に設置する。保護管24の内部に、固
定型中性子検出器25と径方向位置を異ならせて、その
固定型中性子検出器25の校正手段と第2の出力検出器
とを兼用するγ線温度計26を固定型中性子検出器25
よりも多数、炉心22の軸方向全体に亘って間隔的に固
定設置する。γ線温度計26の配置は、炉心22の軸方
向中心位置での間隔を粗に、また同方向端部側での間隔
を同方向中心位置よりも密に設定する。
で、なおかつ精度の高い炉心軸方向出力分布の測定が行
える原子炉出力測定装置を提供する。 【構成】原子炉の炉心22部に軸方向に沿って貫通する
保護管24を設ける。保護管24の内部に第1の出力検
出器として固定型中性子検出器25を複数、保護管24
の軸方向に間隔的に設置する。保護管24の内部に、固
定型中性子検出器25と径方向位置を異ならせて、その
固定型中性子検出器25の校正手段と第2の出力検出器
とを兼用するγ線温度計26を固定型中性子検出器25
よりも多数、炉心22の軸方向全体に亘って間隔的に固
定設置する。γ線温度計26の配置は、炉心22の軸方
向中心位置での間隔を粗に、また同方向端部側での間隔
を同方向中心位置よりも密に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子炉(BW
R)等の大形炉心の出力測定に適用される原子炉出力測
定装置に係り、特に出力検出器の構成簡素化および測定
精度の向上等を図った原子炉出力測定装置に関する。
R)等の大形炉心の出力測定に適用される原子炉出力測
定装置に係り、特に出力検出器の構成簡素化および測定
精度の向上等を図った原子炉出力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原子炉の出力測定技術としては、
炉心内に複数の出力検出器を装荷してその出力信号値の
平均値から全炉心の出力を求める方式と、炉心外に複数
の出力検出器を設置してその平均出力から炉心出力を求
める方式との2方式が知られている。一般に前者はBW
R等の大型炉心の出力測定に採用され、後者は小型炉心
の出力測定に採用されている。
炉心内に複数の出力検出器を装荷してその出力信号値の
平均値から全炉心の出力を求める方式と、炉心外に複数
の出力検出器を設置してその平均出力から炉心出力を求
める方式との2方式が知られている。一般に前者はBW
R等の大型炉心の出力測定に採用され、後者は小型炉心
の出力測定に採用されている。
【0003】図4はBWRの炉心で採用される従来の出
力測定装置を例示したものである。原子炉圧力容器1の
炉心2内に複数の検出器集合体(図では1体だけ示して
ある)3が設置されている。この検出器集合体3は、炉
心を貫通する保護管4内に、核分裂電離箱からなる固定
型中性子検出器(以下、LPRMという)5を設けた構
成とされている。このLPRM5は、例えば図にA,
B,C,Dで示す如く、軸方向に沿って4体、間隔的に
配置されており、これらの出力が信号ケーブル7を介し
て出力監視装置8に入力されて原子炉出力測定および制
御が行われる。
力測定装置を例示したものである。原子炉圧力容器1の
炉心2内に複数の検出器集合体(図では1体だけ示して
ある)3が設置されている。この検出器集合体3は、炉
心を貫通する保護管4内に、核分裂電離箱からなる固定
型中性子検出器(以下、LPRMという)5を設けた構
成とされている。このLPRM5は、例えば図にA,
B,C,Dで示す如く、軸方向に沿って4体、間隔的に
配置されており、これらの出力が信号ケーブル7を介し
て出力監視装置8に入力されて原子炉出力測定および制
御が行われる。
【0004】ところで、LPRM5として使用されてい
る核分裂電離箱は、被覆管内に核分裂性物質(通常はウ
ラン235が使用される)を収容した構成とされ、この
核分裂性物質が中性子を吸収し、核分裂したときのガス
電離作用を利用して出力信号が得られる。したがって、
炉内での使用により核分裂性物質の量が減少し、検出器
の感度は徐々に変化する。
る核分裂電離箱は、被覆管内に核分裂性物質(通常はウ
ラン235が使用される)を収容した構成とされ、この
核分裂性物質が中性子を吸収し、核分裂したときのガス
電離作用を利用して出力信号が得られる。したがって、
炉内での使用により核分裂性物質の量が減少し、検出器
の感度は徐々に変化する。
【0005】この感度変化に対応するため、従来ではL
PRM5の感度を校正する手段が設けられている。この
校正手段として最も多用されているのは、保護管4内に
LPRM5と隣接する配置で中空な案内管6を設け、こ
の案内管6にLPRM5の感度校正用の移動型中性子検
出器(以下、TIPという)9を挿入したものである。
このTIP9はLPRM5と同様に核分裂電離箱からな
るもので、駆動装置10およびTIP監視装置11によ
って中空案内管6の軸方向に走行され、その位置信号と
出力信号とが出力監視装置8に入力されてLPRM5の
出力校正が行われる。この操作を定期的に全ての検出器
集合体3について実施することにより、炉心2内に設置
された全てのLPRM5の出力をTIP9に対して規格
化することができる。
PRM5の感度を校正する手段が設けられている。この
校正手段として最も多用されているのは、保護管4内に
LPRM5と隣接する配置で中空な案内管6を設け、こ
の案内管6にLPRM5の感度校正用の移動型中性子検
出器(以下、TIPという)9を挿入したものである。
このTIP9はLPRM5と同様に核分裂電離箱からな
るもので、駆動装置10およびTIP監視装置11によ
って中空案内管6の軸方向に走行され、その位置信号と
出力信号とが出力監視装置8に入力されてLPRM5の
出力校正が行われる。この操作を定期的に全ての検出器
集合体3について実施することにより、炉心2内に設置
された全てのLPRM5の出力をTIP9に対して規格
化することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで110万KW級
のBWRでは、LPRMが通常172体装荷され、その
検出信号を処理するための電子装置や信号ケーブルがL
PRMと同数設置されている。また、これらに付属する
部品、例えば信号ケーブル保護用の電線管やケーブル接
続のためのコネクタ、電子装置を収納する監視盤等も多
量となる。
のBWRでは、LPRMが通常172体装荷され、その
検出信号を処理するための電子装置や信号ケーブルがL
PRMと同数設置されている。また、これらに付属する
部品、例えば信号ケーブル保護用の電線管やケーブル接
続のためのコネクタ、電子装置を収納する監視盤等も多
量となる。
【0007】このように、検出器数が多くなると、それ
に略比例して装置規模が大きくなり、プラント建設コス
トや保守コストが上昇する。したがって、経済的観点か
らはLPRMの数を減少することが望ましいが、検出器
数を減少しただけでは検出器のない位置で部分的に出力
が上昇した場合に出力上昇が正確に把握できなくなるの
で、単に検出器数を減少することはできない。
に略比例して装置規模が大きくなり、プラント建設コス
トや保守コストが上昇する。したがって、経済的観点か
らはLPRMの数を減少することが望ましいが、検出器
数を減少しただけでは検出器のない位置で部分的に出力
が上昇した場合に出力上昇が正確に把握できなくなるの
で、単に検出器数を減少することはできない。
【0008】一方、上述したTIPは、LPRMの校正
という目的から、感度を一定に保つ必要があるが、LP
RMと同様に核分裂電離箱からなる構成とされているの
で、炉内で長時間使用すると感度が変化する。そのた
め、校正に用いる場合以外は原子炉圧力容器1から引出
し、その感度劣化を防止する措置がとられる。
という目的から、感度を一定に保つ必要があるが、LP
RMと同様に核分裂電離箱からなる構成とされているの
で、炉内で長時間使用すると感度が変化する。そのた
め、校正に用いる場合以外は原子炉圧力容器1から引出
し、その感度劣化を防止する措置がとられる。
【0009】しかしながら、TIPを高温・高圧の原子
炉から引出すための装置は極めて複雑であり、また校正
対象であるLPRMとの間の位置精度を保つために高い
機械的精度も要求される。このため、TIPおよびその
駆動装置は高価なものとなり、保守作業も複雑なものと
なっている。また、校正作業にはTIPの挿脱および広
範囲の走行操作が必要であるため、校正回数には一定の
制約があり、このことは出力測定精度の向上を制限する
一要因となっている。
炉から引出すための装置は極めて複雑であり、また校正
対象であるLPRMとの間の位置精度を保つために高い
機械的精度も要求される。このため、TIPおよびその
駆動装置は高価なものとなり、保守作業も複雑なものと
なっている。また、校正作業にはTIPの挿脱および広
範囲の走行操作が必要であるため、校正回数には一定の
制約があり、このことは出力測定精度の向上を制限する
一要因となっている。
【0010】なお、このような走行式の校正用検出器を
不要とする技術も開発されている(特開平3−6569
6号等)。この技術では、例えば図5に示すように、L
PRM5の配置(A,B,C,D)に対応する略等間隔
の配置(a,b,c,d)で、保護管4内に固定式の校
正用検出器11が複数設けられている。この各校正用検
出器11はγ線温度計で構成され、γ線強度に基づく温
度値によりLPRMの校正値を得るようにしている。
不要とする技術も開発されている(特開平3−6569
6号等)。この技術では、例えば図5に示すように、L
PRM5の配置(A,B,C,D)に対応する略等間隔
の配置(a,b,c,d)で、保護管4内に固定式の校
正用検出器11が複数設けられている。この各校正用検
出器11はγ線温度計で構成され、γ線強度に基づく温
度値によりLPRMの校正値を得るようにしている。
【0011】このような技術によれば、校正用検出器1
1が固定式であることから、前記の移動式検出器に係る
構成の複雑化、操作の困難性等が解消される。しかし、
この技術においても、炉心軸方向の出力分布の測定はL
PRM5によっており、必ずしも測定精度の向上は望め
ず、また校正用検出器11の配置がLPRM5の配置に
対応する略等間隔とされ、測定精度が最大で20%程度
悪化していた。
1が固定式であることから、前記の移動式検出器に係る
構成の複雑化、操作の困難性等が解消される。しかし、
この技術においても、炉心軸方向の出力分布の測定はL
PRM5によっており、必ずしも測定精度の向上は望め
ず、また校正用検出器11の配置がLPRM5の配置に
対応する略等間隔とされ、測定精度が最大で20%程度
悪化していた。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、走行装置を不要とし、信頼性が高く、低コスト
で、なおかつ精度の高い炉心軸方向出力分布の測定が行
える原子炉出力測定装置を提供することを目的とする。
もので、走行装置を不要とし、信頼性が高く、低コスト
で、なおかつ精度の高い炉心軸方向出力分布の測定が行
える原子炉出力測定装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る原子炉出力測定装置は、原子炉の炉心
部に軸方向に沿って貫通する保護管を設け、この保護管
の内部に第1の出力検出器として固定型中性子検出器を
複数、前記保護管の軸方向に間隔的に設置するととも
に、前記保護管の内部に、前記固定型中性子検出器と径
方向位置を異ならせて、その固定型中性子検出器の校正
手段と第2の出力検出器とを兼用するγ線温度計を前記
固定型中性子検出器よりも多数、前記炉心の軸方向全体
に亘って間隔的に固定設置したことを特徴とする。
め、本発明に係る原子炉出力測定装置は、原子炉の炉心
部に軸方向に沿って貫通する保護管を設け、この保護管
の内部に第1の出力検出器として固定型中性子検出器を
複数、前記保護管の軸方向に間隔的に設置するととも
に、前記保護管の内部に、前記固定型中性子検出器と径
方向位置を異ならせて、その固定型中性子検出器の校正
手段と第2の出力検出器とを兼用するγ線温度計を前記
固定型中性子検出器よりも多数、前記炉心の軸方向全体
に亘って間隔的に固定設置したことを特徴とする。
【0014】本発明において好ましくは、γ線温度計の
配置を、炉心の軸方向中心位置での間隔を粗に、また同
方向端部側での間隔を同方向中心位置よりも密に設定す
るものである。
配置を、炉心の軸方向中心位置での間隔を粗に、また同
方向端部側での間隔を同方向中心位置よりも密に設定す
るものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、原子炉出力を検出する出力検
出器を固定型中性子検出器のみならず、γ線温度計によ
っても構成したことにより、出力検出データの豊富化が
図れるとともに、そのγ線検出器は炉心全長に亘って複
数、間隔的に固定したので、γ線温度計の各位置での出
力に基づいて炉心軸方向の出力分布が求められ、出力検
出データ収集範囲の拡大も図れる。したがって、従来に
比して精度の高い炉心軸方向出力分布の測定が行えるよ
うになる。また、走行装置が不要であるから、構成の簡
素化および操作の容易化ひいては信頼性向上も図れ、さ
らに低コスト化も図れるようになる。
出器を固定型中性子検出器のみならず、γ線温度計によ
っても構成したことにより、出力検出データの豊富化が
図れるとともに、そのγ線検出器は炉心全長に亘って複
数、間隔的に固定したので、γ線温度計の各位置での出
力に基づいて炉心軸方向の出力分布が求められ、出力検
出データ収集範囲の拡大も図れる。したがって、従来に
比して精度の高い炉心軸方向出力分布の測定が行えるよ
うになる。また、走行装置が不要であるから、構成の簡
素化および操作の容易化ひいては信頼性向上も図れ、さ
らに低コスト化も図れるようになる。
【0016】特に、γ線温度計の配置を、炉心の軸方向
中心位置での間隔を粗に、また同方向端部側での間隔を
同方向中心位置よりも密に設定した場合には、出力分布
の大きい炉心軸方向端部において、出力分布測定精度を
向上させることができる。
中心位置での間隔を粗に、また同方向端部側での間隔を
同方向中心位置よりも密に設定した場合には、出力分布
の大きい炉心軸方向端部において、出力分布測定精度を
向上させることができる。
【0017】なお、γ線温度計は出力検出器と同時に固
定型中性子検出器の校正用として兼用され、このγ線温
度計は感度変化が殆ど生じないものであるから、その中
性子検出器の相対校正についての高信頼性が得られる。
原子炉の全熱出力に対する検出器出力の絶対校正は従来
通り、原子炉の熱バランスにより行えばよい。
定型中性子検出器の校正用として兼用され、このγ線温
度計は感度変化が殆ど生じないものであるから、その中
性子検出器の相対校正についての高信頼性が得られる。
原子炉の全熱出力に対する検出器出力の絶対校正は従来
通り、原子炉の熱バランスにより行えばよい。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。
して説明する。
【0019】図1は原子炉出力測定装置の概略的配置構
成を示し、図2は詳細な配置構成を示す。また図3は、
本実施例によって得られた出力分布の例を示す。
成を示し、図2は詳細な配置構成を示す。また図3は、
本実施例によって得られた出力分布の例を示す。
【0020】図1に示すように、本実施例の原子炉出力
測定装置では、原子炉圧力容器21の炉心22内に複数
の検出器集合体(図では1体だけ示してある)23が設
置されている。この検出器集合体23は、炉心を貫通す
る保護管24内に、第1の出力検出器として、核分裂電
離箱からなる固定型中性子検出器(LPRM)25を設
けるとともに、このLPRM25の校正手段と第2の出
力検出器とを兼用するγ線温度計26とを設けた構成と
されている。
測定装置では、原子炉圧力容器21の炉心22内に複数
の検出器集合体(図では1体だけ示してある)23が設
置されている。この検出器集合体23は、炉心を貫通す
る保護管24内に、第1の出力検出器として、核分裂電
離箱からなる固定型中性子検出器(LPRM)25を設
けるとともに、このLPRM25の校正手段と第2の出
力検出器とを兼用するγ線温度計26とを設けた構成と
されている。
【0021】LPRM25は、図1および図2にA,
B,C,Dで示す如く、保護管24の軸方向に沿って4
体、間隔的に配置されており、これらの出力が信号ケー
ブル27を介して局所出力監視装置28に入力されるよ
うになっている。
B,C,Dで示す如く、保護管24の軸方向に沿って4
体、間隔的に配置されており、これらの出力が信号ケー
ブル27を介して局所出力監視装置28に入力されるよ
うになっている。
【0022】また、γ線温度計26は保護管の内部にL
PRM25と径方向位置を異ならせて、かつLPRM2
5よりも多数、炉心22の軸方向全体に亘って間隔的に
固定設置されている。このγ線温度計26は、炉心22
内のγ線によって発生する発熱量に基づいて、原子炉出
力を測定するもので、感度劣化が少なく、また内部に校
正用ヒータを有することで自己校正できるものである。
したがってTIPで必要とされる検出器感度校正は必要
とされない。
PRM25と径方向位置を異ならせて、かつLPRM2
5よりも多数、炉心22の軸方向全体に亘って間隔的に
固定設置されている。このγ線温度計26は、炉心22
内のγ線によって発生する発熱量に基づいて、原子炉出
力を測定するもので、感度劣化が少なく、また内部に校
正用ヒータを有することで自己校正できるものである。
したがってTIPで必要とされる検出器感度校正は必要
とされない。
【0023】そして本実施例では、図1および図2にa
…iで示すように、γ線温度計26が例えば1本の被覆
管29内の9カ所に間隔的に配置されて一つのγ線温度
計集合体26Aとして構成されている。そして、γ線温
度計26の配置は、炉心22の軸方向中心位置での間隔
を粗に、また同方向端部(上端部および下端部)側での
間隔を同方向中心位置よりも密に設定してある。すなわ
ち、図2に炉心底部からの距離を示すように、上端部側
の間隔(iとhとの間隔)は364mm,下端部側の間隔
(aとbとの間隔)は309mmで、それぞれ炉心中央部
側の間隔(b〜h間の各間隔(約454〜474mm))
よりも小さく設定されている。
…iで示すように、γ線温度計26が例えば1本の被覆
管29内の9カ所に間隔的に配置されて一つのγ線温度
計集合体26Aとして構成されている。そして、γ線温
度計26の配置は、炉心22の軸方向中心位置での間隔
を粗に、また同方向端部(上端部および下端部)側での
間隔を同方向中心位置よりも密に設定してある。すなわ
ち、図2に炉心底部からの距離を示すように、上端部側
の間隔(iとhとの間隔)は364mm,下端部側の間隔
(aとbとの間隔)は309mmで、それぞれ炉心中央部
側の間隔(b〜h間の各間隔(約454〜474mm))
よりも小さく設定されている。
【0024】γ線温度計26の出力は、軸方向出力分布
測定装置30に入力され、さらに局所出力監視装置28
に入力されるようになっている。
測定装置30に入力され、さらに局所出力監視装置28
に入力されるようになっている。
【0025】このように構成された本実施例の作用につ
いて、原子炉出力100%の定格出力時の各装置の機能
を従来の装置と比較して説明すると以下の通りである。
いて、原子炉出力100%の定格出力時の各装置の機能
を従来の装置と比較して説明すると以下の通りである。
【0026】すなわち、原子炉の平均出力の測定につい
ては従来と同様にLPRM25の平均値を用い、早い応
答が要求される安全保護系として利用するが、炉心軸方
向出力分布測定についてはγ線温度計26により行な
う。この場合、図3に炉心軸方向出力分布の例を示すよ
うに、炉心22の上下端で大きく低下する形状となる
が、本実施例では、γ線温度計26が炉心22の軸方向
中心位置での間隔を粗に、また上端部および下端部側で
の間隔を同方向中心位置よりも密となるように設定して
9個設置したので、従来例(等間隔で4個または8個の
設置)に比べて、炉心3次元シミュレーション計算によ
る2乗平均誤差が約20%改善され、十分な精度で測定
できる。このことは、実験により確認した。図3は、本
実施例により得られた原子炉出力の軸方向出力分布の例
を示す。
ては従来と同様にLPRM25の平均値を用い、早い応
答が要求される安全保護系として利用するが、炉心軸方
向出力分布測定についてはγ線温度計26により行な
う。この場合、図3に炉心軸方向出力分布の例を示すよ
うに、炉心22の上下端で大きく低下する形状となる
が、本実施例では、γ線温度計26が炉心22の軸方向
中心位置での間隔を粗に、また上端部および下端部側で
の間隔を同方向中心位置よりも密となるように設定して
9個設置したので、従来例(等間隔で4個または8個の
設置)に比べて、炉心3次元シミュレーション計算によ
る2乗平均誤差が約20%改善され、十分な精度で測定
できる。このことは、実験により確認した。図3は、本
実施例により得られた原子炉出力の軸方向出力分布の例
を示す。
【0027】以上の本実施例によれば、システム構成、
保守および構成作業が簡素化され、省力化、被曝低減化
を実現できるとともに、高精度の炉心軸方向出力分布の
測定が可能となる。
保守および構成作業が簡素化され、省力化、被曝低減化
を実現できるとともに、高精度の炉心軸方向出力分布の
測定が可能となる。
【0028】また、図4に示した従来の装置では、4カ
所のLPRMの出力を校正する場合、TIPの炉内への
挿入および引抜き作業が伴い、校正作業が頻繁には実施
できないが、本実施例によれば、炉内固定式のγ線温度
計26を用いることにより、LPRM25の校正が随時
可能であり、また、移動装置が不要であるとともに、信
号伝送用ケーブルが削減され、システム構成が単純化さ
れ、システム全体の保全も容易なものとなる。
所のLPRMの出力を校正する場合、TIPの炉内への
挿入および引抜き作業が伴い、校正作業が頻繁には実施
できないが、本実施例によれば、炉内固定式のγ線温度
計26を用いることにより、LPRM25の校正が随時
可能であり、また、移動装置が不要であるとともに、信
号伝送用ケーブルが削減され、システム構成が単純化さ
れ、システム全体の保全も容易なものとなる。
【0029】なお、本発明は以上の実施例に限定され
ず、種々変形または応用が可能である。例えば炉心軸方
向出力分布測定精度を向上させるために、γ線温度計2
5の軸方向の個数を増加してもよい。
ず、種々変形または応用が可能である。例えば炉心軸方
向出力分布測定精度を向上させるために、γ線温度計2
5の軸方向の個数を増加してもよい。
【0030】また、従来装置におけるTIP案内管を利
用することも可能である。但し、その場合にはTIP案
内管の外径寸法により設置できる個数が制限されるの
で、γ線温度計26の軸方向の個数を増加するには、L
PRM25とγ線温度計26とを収容する保護管24の
内径を有効に利用すればよい。これにより、10個以上
のγ線温度計26の設置も十分可能である。また、炉心
3次元シミュレーション計算精度が向上すれば、4個の
LPRM位置と炉心上下端とに配置した計6個のγ線温
度計でも同等の機能が実現できる。
用することも可能である。但し、その場合にはTIP案
内管の外径寸法により設置できる個数が制限されるの
で、γ線温度計26の軸方向の個数を増加するには、L
PRM25とγ線温度計26とを収容する保護管24の
内径を有効に利用すればよい。これにより、10個以上
のγ線温度計26の設置も十分可能である。また、炉心
3次元シミュレーション計算精度が向上すれば、4個の
LPRM位置と炉心上下端とに配置した計6個のγ線温
度計でも同等の機能が実現できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、原子炉
出力を検出する出力検出器を固定型中性子検出器のみな
らず、γ線温度計によっても構成したことにより、出力
検出データの豊富化が図れるとともに、そのγ線検出器
は炉心全長に亘って複数、間隔的に固定したので、γ線
温度計の各位置での出力に基づいて炉心軸方向の出力分
布が求められ、出力検出データ収集範囲の拡大も図れ
る。したがって、従来に比して精度の高い炉心軸方向出
力分布の測定が行える。また、走行装置が不要であるか
ら、構成の簡素化および操作の容易化ひいては信頼性向
上も図れ、さらに低コスト化も図れる。
出力を検出する出力検出器を固定型中性子検出器のみな
らず、γ線温度計によっても構成したことにより、出力
検出データの豊富化が図れるとともに、そのγ線検出器
は炉心全長に亘って複数、間隔的に固定したので、γ線
温度計の各位置での出力に基づいて炉心軸方向の出力分
布が求められ、出力検出データ収集範囲の拡大も図れ
る。したがって、従来に比して精度の高い炉心軸方向出
力分布の測定が行える。また、走行装置が不要であるか
ら、構成の簡素化および操作の容易化ひいては信頼性向
上も図れ、さらに低コスト化も図れる。
【0032】また、γ線温度計の配置を、炉心の軸方向
中心位置での間隔を粗に、同方向端部側での間隔を同方
向中心位置よりも密に設定した場合には、出力分布の大
きい炉心軸方向端部において、出力分布測定精度を向上
させることができる。
中心位置での間隔を粗に、同方向端部側での間隔を同方
向中心位置よりも密に設定した場合には、出力分布の大
きい炉心軸方向端部において、出力分布測定精度を向上
させることができる。
【0033】さらに、γ線温度計は出力検出器と同時に
固定型中性子検出器の校正用として兼用し、このγ線温
度計は感度変化が殆ど生じないものであるから、その中
性子検出器の相対校正についての高信頼性が得られる。
固定型中性子検出器の校正用として兼用し、このγ線温
度計は感度変化が殆ど生じないものであるから、その中
性子検出器の相対校正についての高信頼性が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】図1のγ線温度計の軸方向配置例を示す図。
【図3】本実施例による炉心軸方向出力分布の例を示す
図。
図。
【図4】従来例を示す図。
【図5】他の従来例を示す図。
22 炉心 24 保護管 25 LPRM(固定型中性子検出器(第1の出力検出
器)) 26 γ線温度計(第2の出力検出器)
器)) 26 γ線温度計(第2の出力検出器)
Claims (2)
- 【請求項1】 原子炉の炉心部に軸方向に沿って貫通す
る保護管を設け、この保護管の内部に第1の出力検出器
として固定型中性子検出器を複数、前記保護管の軸方向
に間隔的に設置するとともに、前記保護管の内部に、前
記固定型中性子検出器と径方向位置を異ならせて、その
固定型中性子検出器の校正手段と第2の出力検出器とを
兼用するγ線温度計を前記固定型中性子検出器よりも多
数、前記炉心の軸方向全体に亘って間隔的に固定設置し
たことを特徴とする原子炉出力測定装置。 - 【請求項2】 γ線温度計の配置は、炉心の軸方向中心
位置での間隔を粗に、また同方向端部側での間隔を同方
向中心位置よりも密に設定したことを特徴とする請求項
1に記載の原子炉出力測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07444993A JP3274904B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 原子炉出力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07444993A JP3274904B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 原子炉出力測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289182A true JPH06289182A (ja) | 1994-10-18 |
| JP3274904B2 JP3274904B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=13547564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07444993A Expired - Fee Related JP3274904B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 原子炉出力測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3274904B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6236698B1 (en) | 1998-03-17 | 2001-05-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nuclear reactor power distribution monitoring system and method including nuclear reactor instrumentation system |
| US6310929B1 (en) | 1998-08-25 | 2001-10-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | In-core fixed nuclear instrumentation system and power distribution monitoring system |
| JP2002286890A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Toshiba Corp | 放射線検出装置 |
| JP2003066185A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Toshiba Corp | 放射線検出器の交換方法 |
| JP2004309401A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Toshiba Corp | 原子炉炉心監視システム |
| EP2077562A1 (en) * | 2007-11-26 | 2009-07-08 | GE-Hitachi Nuclear Energy Americas LLC | Gamma thermometer axial apparatus and method for monitoring reactor core in nuclear power plant |
| CN106024080A (zh) * | 2016-06-24 | 2016-10-12 | 西安交通大学 | 一种获取反应堆堆芯中子通量密度精细分布的方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9813002D0 (en) | 1998-06-16 | 1998-08-12 | Symmetricom Inc | An antenna |
| GB9828768D0 (en) | 1998-12-29 | 1999-02-17 | Symmetricom Inc | An antenna |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07444993A patent/JP3274904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US6310929B1 (en) | 1998-08-25 | 2001-10-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | In-core fixed nuclear instrumentation system and power distribution monitoring system |
| US6408041B2 (en) | 1998-08-25 | 2002-06-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | In-core fixed nuclear instrumentation system and power distribution monitoring system |
| JP2002286890A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Toshiba Corp | 放射線検出装置 |
| JP2003066185A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Toshiba Corp | 放射線検出器の交換方法 |
| JP2004309401A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Toshiba Corp | 原子炉炉心監視システム |
| EP2077562A1 (en) * | 2007-11-26 | 2009-07-08 | GE-Hitachi Nuclear Energy Americas LLC | Gamma thermometer axial apparatus and method for monitoring reactor core in nuclear power plant |
| JP2009175128A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-08-06 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | ガンマ温度計軸方向装置および原子力発電プラントにおいて原子炉炉心を監視する方法 |
| US8175210B2 (en) | 2007-11-26 | 2012-05-08 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | Gamma thermometer axial apparatus and method for monitoring reactor core in nuclear power plant |
| US8644443B2 (en) | 2007-11-26 | 2014-02-04 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | Gamma thermometer axial apparatus and method for monitoring reactor core in nuclear power plant |
| CN106024080A (zh) * | 2016-06-24 | 2016-10-12 | 西安交通大学 | 一种获取反应堆堆芯中子通量密度精细分布的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3274904B2 (ja) | 2002-04-15 |
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