JPH06289351A - 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH06289351A JPH06289351A JP4732492A JP4732492A JPH06289351A JP H06289351 A JPH06289351 A JP H06289351A JP 4732492 A JP4732492 A JP 4732492A JP 4732492 A JP4732492 A JP 4732492A JP H06289351 A JPH06289351 A JP H06289351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- substrate
- display device
- alignment
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、強誘電性液晶を使用する液晶表示
装置の製造工程中における欠陥発生を少なくできる液晶
表示装置の新規な製造方法に関し、特に配向処理工程に
おけるゴミや静電気の発生に対し、ゴミによる表示欠陥
と静電気による基板上の素子の破壊や電極の短絡やライ
ン断線の発生を防止して表示装置の点欠陥やライン欠陥
をなくし、さらに基板の凹凸による液晶分子の配向乱れ
を減少することのできる液晶表示装置の製造方法を提供
することを目的とする。 【構成】 第1の基板の表面に駆動素子と該駆動素子に
接続する画素電極および該駆動素子に接続する電極ライ
ンを形成する工程と、第2の基板の表面に共通電極を形
成する工程と、前記第2の基板の共通電極の上に配向膜
を形成して配向処理を行う工程と、前記第1の基板と第
2の基板とを所定間隔を保って対向配置させ、両基板間
に相転移温度以上に加熱した強誘電性液晶材料の等方性
状態の液体を注入する工程と、前記液体を徐冷しつつ等
方性から液晶状態に相転移させる工程とを有する。
装置の製造工程中における欠陥発生を少なくできる液晶
表示装置の新規な製造方法に関し、特に配向処理工程に
おけるゴミや静電気の発生に対し、ゴミによる表示欠陥
と静電気による基板上の素子の破壊や電極の短絡やライ
ン断線の発生を防止して表示装置の点欠陥やライン欠陥
をなくし、さらに基板の凹凸による液晶分子の配向乱れ
を減少することのできる液晶表示装置の製造方法を提供
することを目的とする。 【構成】 第1の基板の表面に駆動素子と該駆動素子に
接続する画素電極および該駆動素子に接続する電極ライ
ンを形成する工程と、第2の基板の表面に共通電極を形
成する工程と、前記第2の基板の共通電極の上に配向膜
を形成して配向処理を行う工程と、前記第1の基板と第
2の基板とを所定間隔を保って対向配置させ、両基板間
に相転移温度以上に加熱した強誘電性液晶材料の等方性
状態の液体を注入する工程と、前記液体を徐冷しつつ等
方性から液晶状態に相転移させる工程とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強誘電性液晶を用いた液
晶表示装置の製造方法に関し、特に製造工程における欠
陥発生を少なくできる液晶表示装置の製造方法に関す
る。
晶表示装置の製造方法に関し、特に製造工程における欠
陥発生を少なくできる液晶表示装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の方法で製造した薄膜トラン
ジスタ(TFT)液晶表示装置の断面構造を示す。図2
のものは、液晶の分子30の長軸の配向方向が電極面に
平行に配向した液晶セルで構成されている。図2におい
て、液晶層31は、図示しないスペーサにより所定間隔
を置いて対向配置された2枚の透明ガラス基板32、3
3で保持される。
ジスタ(TFT)液晶表示装置の断面構造を示す。図2
のものは、液晶の分子30の長軸の配向方向が電極面に
平行に配向した液晶セルで構成されている。図2におい
て、液晶層31は、図示しないスペーサにより所定間隔
を置いて対向配置された2枚の透明ガラス基板32、3
3で保持される。
【0003】図2の下側のガラス基板32の上には、ゲ
ート信号に応じて画素部分に電界を与えるための駆動素
子であるTFT34と、TFT34のソース,ドレイ
ン,ゲートの各電極(図示せず)ならびに電極に接続さ
れるゲート(走査)ラインおよび信号ラインからなるマ
トリックス線(図示せず)とTFT34に接続された画
素電極35とが形成される。さらにその上に配向膜36
が形成される。
ート信号に応じて画素部分に電界を与えるための駆動素
子であるTFT34と、TFT34のソース,ドレイ
ン,ゲートの各電極(図示せず)ならびに電極に接続さ
れるゲート(走査)ラインおよび信号ラインからなるマ
トリックス線(図示せず)とTFT34に接続された画
素電極35とが形成される。さらにその上に配向膜36
が形成される。
【0004】図2の上側のガラス基板33には、共通電
極37が形成される。また共通電極37の液晶層31と
接する面の上にはラビング処理のような配向処理がされ
た配向膜38が形成される。
極37が形成される。また共通電極37の液晶層31と
接する面の上にはラビング処理のような配向処理がされ
た配向膜38が形成される。
【0005】また図示しないカラーフィルタ層と、画素
表示部以外での光透過を防止してコントラストを向上さ
せるためのブラックマスクと呼ばれる遮光膜が形成され
る場合もある。
表示部以外での光透過を防止してコントラストを向上さ
せるためのブラックマスクと呼ばれる遮光膜が形成され
る場合もある。
【0006】以上のような液晶表示装置の従来の製造方
法はたとえば以下の通りである。まず、ガラス基板32
の上にTFT34、図示しない信号ラインと走査ライン
からなるマトリックス線ならびに、画素電極35を形成
しそれらを相互接続してTFT基板を形成する。
法はたとえば以下の通りである。まず、ガラス基板32
の上にTFT34、図示しない信号ラインと走査ライン
からなるマトリックス線ならびに、画素電極35を形成
しそれらを相互接続してTFT基板を形成する。
【0007】次に、もう一方のガラス基板33に共通電
極37を形成して共通電極基板を作る。TFT基板と共
通電極基板の両方に配向膜36,38をそれぞれ形成
し、ラビング処理のような配向処理を施す。
極37を形成して共通電極基板を作る。TFT基板と共
通電極基板の両方に配向膜36,38をそれぞれ形成
し、ラビング処理のような配向処理を施す。
【0008】配向膜36,38の配向方向を位置合わせ
してから両基板の間にギャップ制御材(図示せず)を挟
んで重ね合わせ、液晶を両基板間に注入した後、注入口
を封止して完成する。
してから両基板の間にギャップ制御材(図示せず)を挟
んで重ね合わせ、液晶を両基板間に注入した後、注入口
を封止して完成する。
【0009】なお、アクティブマトリックスの制御素子
としてTFTの代わりにMIM(Metal Insu
lator Metal)ダイオードを用いる場合でも
基本的に同様である。
としてTFTの代わりにMIM(Metal Insu
lator Metal)ダイオードを用いる場合でも
基本的に同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置の液晶と
して強誘電性液晶を用いると、光学応答性が速い、視野
角が広い、あるいは長時間固定パターンを表示していて
も残像が残らないといった点においてTN(ツイストネ
マチック)型液晶に比べ格段に優れた特性が期待でき
る。
して強誘電性液晶を用いると、光学応答性が速い、視野
角が広い、あるいは長時間固定パターンを表示していて
も残像が残らないといった点においてTN(ツイストネ
マチック)型液晶に比べ格段に優れた特性が期待でき
る。
【0011】上記従来の液晶表示装置の製造方法におい
ては、液晶として強誘電性液晶を用いた場合、セル間隔
がたとえば1.5μmと極めて薄くなるために、配向膜
の配向処理工程で発生するゴミによるギャップ不良が問
題となる。
ては、液晶として強誘電性液晶を用いた場合、セル間隔
がたとえば1.5μmと極めて薄くなるために、配向膜
の配向処理工程で発生するゴミによるギャップ不良が問
題となる。
【0012】さらに、配向処理をラビング法によって行
う場合には、ラビング処理の際に発生する静電気によっ
て、TFTあるいはMIMダイオードの電極間の短絡や
ライン間の断線あるいはTFT素子自体の破壊や特性変
化が発生して点欠陥やライン欠陥が発生する場合があっ
た。
う場合には、ラビング処理の際に発生する静電気によっ
て、TFTあるいはMIMダイオードの電極間の短絡や
ライン間の断線あるいはTFT素子自体の破壊や特性変
化が発生して点欠陥やライン欠陥が発生する場合があっ
た。
【0013】これは、TFTあるいはMIM素子の電極
間や信号ラインとゲートラインからなるマトリックスの
ライン間は200〜600nm程度の非常に薄い絶縁膜
で絶縁されているために静電気により絶縁破壊が発生し
易いことと、TFT材料としてアモルファスシリコンや
ポリシリコン半導体を用いているために高電界が電極に
集中するとトランジスタ特性、たとえばしきい値などが
変化してしまうことがその理由である。
間や信号ラインとゲートラインからなるマトリックスの
ライン間は200〜600nm程度の非常に薄い絶縁膜
で絶縁されているために静電気により絶縁破壊が発生し
易いことと、TFT材料としてアモルファスシリコンや
ポリシリコン半導体を用いているために高電界が電極に
集中するとトランジスタ特性、たとえばしきい値などが
変化してしまうことがその理由である。
【0014】さらに、TFTを形成した基板の凹凸(5
0nm〜1μm)によって段差が発生し、配向膜の段差
部の壁面にそって液晶分子が配向してしまい液晶分子の
配向が乱れる。特に、強誘電性セルは厚みが薄いために
基板表面の凹凸による配向乱れの影響が大きく、均一な
配向を得ることができにくかった。
0nm〜1μm)によって段差が発生し、配向膜の段差
部の壁面にそって液晶分子が配向してしまい液晶分子の
配向が乱れる。特に、強誘電性セルは厚みが薄いために
基板表面の凹凸による配向乱れの影響が大きく、均一な
配向を得ることができにくかった。
【0015】本発明は、強誘電性液晶を用いた液晶表示
装置の製造工程とくに、配向処理工程におけるゴミの発
生と静電気の発生に対し、ゴミによるギャップ不良の問
題と静電気による基板上の素子の破壊や電極の短絡やラ
イン断線の発生を低減して表示装置の点欠陥やライン欠
陥を減少し、さらに基板の凹凸による液晶分子の配向乱
れを少なくすることのできる液晶表示装置の製造方法を
提供することを目的とする。
装置の製造工程とくに、配向処理工程におけるゴミの発
生と静電気の発生に対し、ゴミによるギャップ不良の問
題と静電気による基板上の素子の破壊や電極の短絡やラ
イン断線の発生を低減して表示装置の点欠陥やライン欠
陥を減少し、さらに基板の凹凸による液晶分子の配向乱
れを少なくすることのできる液晶表示装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による強誘電性液
晶を使用した液晶表示装置の製造方法おいては、配向膜
を形成して配向処理を行うのは一方の基板だけで、他方
の基板には配向処理が施されない。
晶を使用した液晶表示装置の製造方法おいては、配向膜
を形成して配向処理を行うのは一方の基板だけで、他方
の基板には配向処理が施されない。
【0017】強誘電性液晶分子の配向は、液晶の熱光学
効果を利用する。強誘電性液晶はある温度以上に加熱す
ると等方的になる。この温度を相転移点(温度)と呼
ぶ。液晶材料を相転移点以上に加熱して等方性にした状
態で液晶セルに注入し、その後徐冷して液晶状態にして
分子を配向方向に揃える。
効果を利用する。強誘電性液晶はある温度以上に加熱す
ると等方的になる。この温度を相転移点(温度)と呼
ぶ。液晶材料を相転移点以上に加熱して等方性にした状
態で液晶セルに注入し、その後徐冷して液晶状態にして
分子を配向方向に揃える。
【0018】その製造方法は、第1の基板の表面に駆動
素子と該駆動素子に接続する画素電極および該駆動素子
に接続する電極ラインを形成する工程と、第2の基板の
表面に共通電極を形成する工程と、前記第2の基板の共
通電極の上に配向膜を形成して配向処理を行う工程と、
前記第1の基板と第2の基板とを所定間隔を保って対向
配置させ、両基板間に相転移温度以上に加熱した強誘電
性液晶材料の等方性状態の液体を注入する工程と、前記
液体を徐冷しつつ等方性から液晶状態に相転移させる工
程とを有する。
素子と該駆動素子に接続する画素電極および該駆動素子
に接続する電極ラインを形成する工程と、第2の基板の
表面に共通電極を形成する工程と、前記第2の基板の共
通電極の上に配向膜を形成して配向処理を行う工程と、
前記第1の基板と第2の基板とを所定間隔を保って対向
配置させ、両基板間に相転移温度以上に加熱した強誘電
性液晶材料の等方性状態の液体を注入する工程と、前記
液体を徐冷しつつ等方性から液晶状態に相転移させる工
程とを有する。
【0019】また、他の製造方法は、第1の基板の表面
にセグメント電極を形成する工程と、第2の基板の表面
に共通電極を形成する工程と、前記第1および第2の基
板のうち、一方の基板の共通電極の上に配向膜を形成し
て該配向膜に配向処理を行う工程と、前記第1の基板と
第2の基板とを所定間隔を保って対向配置させ、両基板
間に相転移温度以上に加熱した強誘電性液晶材料の等方
性状態の液体を注入する工程と、前記液体を徐冷しつつ
等方性から液晶状態に相転移させる工程とを有する。
にセグメント電極を形成する工程と、第2の基板の表面
に共通電極を形成する工程と、前記第1および第2の基
板のうち、一方の基板の共通電極の上に配向膜を形成し
て該配向膜に配向処理を行う工程と、前記第1の基板と
第2の基板とを所定間隔を保って対向配置させ、両基板
間に相転移温度以上に加熱した強誘電性液晶材料の等方
性状態の液体を注入する工程と、前記液体を徐冷しつつ
等方性から液晶状態に相転移させる工程とを有する。
【0020】
【作用】ゴミの付着や静電気による影響を避けたい駆動
素子や電極ラインが形成される基板には配向処理は行わ
ない。従って、配向処理によるゴミや静電気の発生はこ
の基板では起こらない。
素子や電極ラインが形成される基板には配向処理は行わ
ない。従って、配向処理によるゴミや静電気の発生はこ
の基板では起こらない。
【0021】他方の基板には配向膜が形成され配向処理
がされる。たとえば、凹凸の大きな基板側では配向を開
始させず、凹凸の少ない共通電極基板側から配向を開始
させることができる。このために配向方向が全体として
均一になる。
がされる。たとえば、凹凸の大きな基板側では配向を開
始させず、凹凸の少ない共通電極基板側から配向を開始
させることができる。このために配向方向が全体として
均一になる。
【0022】強誘電性液晶分子の配向は熱光学効果を利
用する。すなわち、両基板間に液晶材料を相転移温度以
上に加熱した液体を注入すると液体の分子の方向はラン
ダムであり液晶状態を示さず等方性の状態である。その
後徐冷することにより等方性から液晶状態に相転移し、
その過程で基板の配向方向にそって液晶分子が配向され
ていく。
用する。すなわち、両基板間に液晶材料を相転移温度以
上に加熱した液体を注入すると液体の分子の方向はラン
ダムであり液晶状態を示さず等方性の状態である。その
後徐冷することにより等方性から液晶状態に相転移し、
その過程で基板の配向方向にそって液晶分子が配向され
ていく。
【0023】単純マトリクスの場合は、基板上の凹凸は
両基板で同程度であるが、一方の基板のみに配向処理を
施すことにより配向処理で欠陥の生じる確率は大きく減
少する。
両基板で同程度であるが、一方の基板のみに配向処理を
施すことにより配向処理で欠陥の生じる確率は大きく減
少する。
【0024】
【実施例】図1を参照して本発明による液晶表示装置の
製造方法の第1の実施例を説明する。図1は液晶表示装
置の製造方法の概念図である。
製造方法の第1の実施例を説明する。図1は液晶表示装
置の製造方法の概念図である。
【0025】図1において、透明ガラス基板12の上に
は、ゲート信号に応じて画素部分に電界を与えるための
TFT14と、TFT14のソース,ドレイン,ゲート
の各電極ライン(図示せず)と、TFT14に接続され
た画素電極15とが形成される。このガラス基板12に
は配向膜は形成されない。
は、ゲート信号に応じて画素部分に電界を与えるための
TFT14と、TFT14のソース,ドレイン,ゲート
の各電極ライン(図示せず)と、TFT14に接続され
た画素電極15とが形成される。このガラス基板12に
は配向膜は形成されない。
【0026】図1の他方の透明ガラス基板13には、共
通電極17が形成される。また共通電極17の液晶層1
1と接する面の上には配向膜18が形成され、配向処理
をして配向方向が与えられる。配向処理としては、配向
膜18としてポリイミド膜を用い、配向膜18を布等で
ラビング処理する方法がある。
通電極17が形成される。また共通電極17の液晶層1
1と接する面の上には配向膜18が形成され、配向処理
をして配向方向が与えられる。配向処理としては、配向
膜18としてポリイミド膜を用い、配向膜18を布等で
ラビング処理する方法がある。
【0027】その他、配向膜としてLB膜、SiOx 斜
方蒸着膜を蒸着する方法、あるいはポリピロール膜やポ
リスチレン膜をラビング処理する方法などがあるが、本
発明は配向処理方法を特に限定しない。
方蒸着膜を蒸着する方法、あるいはポリピロール膜やポ
リスチレン膜をラビング処理する方法などがあるが、本
発明は配向処理方法を特に限定しない。
【0028】また図示しないカラーフィルタ層や、画素
表示部以外での光透過を防止してコントラストを向上さ
せるためのブラックマスクと呼ばれる遮光膜が形成され
る場合もある。
表示部以外での光透過を防止してコントラストを向上さ
せるためのブラックマスクと呼ばれる遮光膜が形成され
る場合もある。
【0029】以上の両基板は従来の基板製造技術によっ
て製作できる。ただし、基板の一方には配向膜が形成さ
れず、配向処理も行なわれない。次に、両基板12,1
3を図示しないギャップ制御材を間に挟んで対向配置さ
せ、注入口19を設けて端部で両者が貼り合わされる。
て製作できる。ただし、基板の一方には配向膜が形成さ
れず、配向処理も行なわれない。次に、両基板12,1
3を図示しないギャップ制御材を間に挟んで対向配置さ
せ、注入口19を設けて端部で両者が貼り合わされる。
【0030】次に図1に示すように、容器16に入った
強誘電性液晶材料11の中に注入口19を浸け、両基板
12,13間に液晶材料11を導入する。基板12,1
3の周囲からヒータのような加熱装置20,21によっ
て液晶材料11が加熱される。液晶材料の加熱温度は液
晶の相転移温度以上の温度にする。従って、液晶材料1
1の液晶分子10はその方向がランダムであり、等方性
の状態である。
強誘電性液晶材料11の中に注入口19を浸け、両基板
12,13間に液晶材料11を導入する。基板12,1
3の周囲からヒータのような加熱装置20,21によっ
て液晶材料11が加熱される。液晶材料の加熱温度は液
晶の相転移温度以上の温度にする。従って、液晶材料1
1の液晶分子10はその方向がランダムであり、等方性
の状態である。
【0031】強誘電性液晶(FLC)としては、たとえ
ばメルク社製の以下のような材料を用いることができ
る。
ばメルク社製の以下のような材料を用いることができ
る。
【0032】
【表1】 液晶の温度制御は液晶材料11中に温度検知器を入れて
温度をモニタしながらヒータ20,21の電流量を調整
するような温度制御技術が利用できる。温度制御は手動
でも自動でも可能である。
温度をモニタしながらヒータ20,21の電流量を調整
するような温度制御技術が利用できる。温度制御は手動
でも自動でも可能である。
【0033】加熱された液晶材料11は毛細管現象によ
って注入口19から両基板12,13間のギャップ部分
に注入される。この状態では液晶分子10は等方性であ
り、配向されていない。なお、液晶材料11の注入方法
はどのような方法でもよく、毛細管現象以外の方法たと
えば真空を利用する方法で注入してもよい。
って注入口19から両基板12,13間のギャップ部分
に注入される。この状態では液晶分子10は等方性であ
り、配向されていない。なお、液晶材料11の注入方法
はどのような方法でもよく、毛細管現象以外の方法たと
えば真空を利用する方法で注入してもよい。
【0034】液晶材料を注入後、加熱装置20,21に
よる発熱量を低下させつつ、徐々に液晶材料11を冷却
してゆく。冷却速度は0.1〜1.0℃/分の範囲とな
るよう温度制御する。この速度で転移温度までに徐冷し
ていくと、液晶材料11は最初等方性状態であったもの
が、液晶状態に相転移していく。
よる発熱量を低下させつつ、徐々に液晶材料11を冷却
してゆく。冷却速度は0.1〜1.0℃/分の範囲とな
るよう温度制御する。この速度で転移温度までに徐冷し
ていくと、液晶材料11は最初等方性状態であったもの
が、液晶状態に相転移していく。
【0035】徐冷過程において、ガラス基板13の配向
膜18付近の液晶分子10は配向膜の配向方向に並び、
反対側のガラス基板12近くの液晶分子10は特に方向
が定まらずにいる。
膜18付近の液晶分子10は配向膜の配向方向に並び、
反対側のガラス基板12近くの液晶分子10は特に方向
が定まらずにいる。
【0036】ところが、冷却速度がゆっくりであるため
に、方向がばらばらであったガラス基板12近傍の液晶
分子も次第に配向方向に並んでいる液晶分子にそろうよ
うに基板間の液晶分子すべてが配向されていく。その
際、TFT14が形成されている基板12は配向膜がな
いためにその近傍の液晶分子の配向は時間的に遅れ、反
対側の基板13の配向膜18によって規制されるので、
基板12の凹凸による配向の乱れは生じにくい。
に、方向がばらばらであったガラス基板12近傍の液晶
分子も次第に配向方向に並んでいる液晶分子にそろうよ
うに基板間の液晶分子すべてが配向されていく。その
際、TFT14が形成されている基板12は配向膜がな
いためにその近傍の液晶分子の配向は時間的に遅れ、反
対側の基板13の配向膜18によって規制されるので、
基板12の凹凸による配向の乱れは生じにくい。
【0037】なお、一方の基板にのみ配向処理を行な
い、他方の基板には配向膜を設けない場合を説明した
が、他方の基板にも配向膜は設け、配向処理(ラビン
グ)のみを省略してもよい。
い、他方の基板には配向膜を設けない場合を説明した
が、他方の基板にも配向膜は設け、配向処理(ラビン
グ)のみを省略してもよい。
【0038】本発明の製造方法は、単純マトリックス液
晶表示装置にも、アクティブマトリックス液晶表示装置
にもいずれにも適用できる。特にアクティブマトリック
スのTFT駆動素子への静電気の影響を避けたい場合に
はより効果的である。また駆動素子としてTFTでもM
IMダイオードでもいずれが使用された液晶表示装置に
も適用可能である。
晶表示装置にも、アクティブマトリックス液晶表示装置
にもいずれにも適用できる。特にアクティブマトリック
スのTFT駆動素子への静電気の影響を避けたい場合に
はより効果的である。また駆動素子としてTFTでもM
IMダイオードでもいずれが使用された液晶表示装置に
も適用可能である。
【0039】単純マトリックス液晶表示装置の場合、た
とえば比較的太いコモン電極を設ける基板側に配向処理
を施し、比較的細いセグメント電極を有する基板には配
向処理を施さない。このため、ラビング処理中の静電気
発生による事故を効果的に低減できる。
とえば比較的太いコモン電極を設ける基板側に配向処理
を施し、比較的細いセグメント電極を有する基板には配
向処理を施さない。このため、ラビング処理中の静電気
発生による事故を効果的に低減できる。
【0040】以上説明した実施例の材料、数値等はあく
までも例示であって、本発明はこれらに限るものではな
く、種々の変更や改良、組み合わせ等ができることは当
業者にとって自明であろう。
までも例示であって、本発明はこれらに限るものではな
く、種々の変更や改良、組み合わせ等ができることは当
業者にとって自明であろう。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による液晶表
示装置の製造方法おいては、配向処理を行うのは、たと
えば共通電極が形成された一方の基板だけである。他方
の基板、たとえば駆動素子やライン電極、またはセグメ
ント電極が形成された基板には配向処理が施されない。
示装置の製造方法おいては、配向処理を行うのは、たと
えば共通電極が形成された一方の基板だけである。他方
の基板、たとえば駆動素子やライン電極、またはセグメ
ント電極が形成された基板には配向処理が施されない。
【0042】強誘電性液晶材料を相転移点温度に加熱し
て等方性にした状態で液晶材料は注入され、その後徐冷
して液晶状態にして液晶分子を配向方向に揃える。従っ
て、本発明によれば、ゴミの発生や静電気による影響を
避けたい基板には配向処理は行われないので、ゴミや静
電気の発生はこの基板では起こらない。そのためにギャ
ップ黒点や白点等の欠陥も少なくすることができ、点欠
陥やライン欠陥の発生が防止でき、強誘電性液晶表示装
置としての優れた特性を生かしつつ、高品質で歩留まり
の高い液晶表示装置が製造できる。
て等方性にした状態で液晶材料は注入され、その後徐冷
して液晶状態にして液晶分子を配向方向に揃える。従っ
て、本発明によれば、ゴミの発生や静電気による影響を
避けたい基板には配向処理は行われないので、ゴミや静
電気の発生はこの基板では起こらない。そのためにギャ
ップ黒点や白点等の欠陥も少なくすることができ、点欠
陥やライン欠陥の発生が防止でき、強誘電性液晶表示装
置としての優れた特性を生かしつつ、高品質で歩留まり
の高い液晶表示装置が製造できる。
【0043】さらに、表面の凹凸の大きな基板側には配
向膜を形成しない時には、凹凸の影響による配向の乱れ
を防止して均一な配向が可能となる。また一方の基板の
みに配向処理を行うために製造工数を減らすことができ
る。
向膜を形成しない時には、凹凸の影響による配向の乱れ
を防止して均一な配向が可能となる。また一方の基板の
みに配向処理を行うために製造工数を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による液晶表示装置の製造方法
を説明する図である。
を説明する図である。
【図2】従来の技術により製造される液晶表示装置の断
面図である。
面図である。
10 液晶分子 11 強誘電性液晶材料 12,13 ガラス基板 14 TFT 15 画素電極 16 容器 17 共通電極 18 配向膜 19 液晶注入口 20,21 加熱装置
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の基板の表面に駆動素子と該駆動素
子に接続する画素電極および該駆動素子に接続する電極
ラインを形成する工程と、 第2の基板の表面に共通電極を形成する工程と、 前記第2の基板の共通電極の上に配向膜を形成して該配
向膜に配向処理を行う工程と、 前記第1の基板と第2の基板とを所定間隔を保って対向
配置させ、両基板間に相転移温度以上に加熱した強誘電
性液晶材料の等方性状態の液体を注入する工程と、 前記液体を徐冷しつつ等方性から液晶状態に相転移させ
る工程とを有する液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項2】 第1の基板の表面にセグメント電極を形
成する工程と、 第2の基板の表面に共通電極を形成する工程と、 前記第1および第2の基板のうち一方の基板の電極の上
に配向膜を形成して該配向膜に配向処理を行う工程と、 前記第1の基板と第2の基板とを所定間隔を保って対向
配置させ、両基板間に相転移温度以上に加熱した強誘電
性液晶材料の等方性状態の液体を注入する工程と、 前記液体を徐冷しつつ等方性から液晶状態に相転移させ
る工程とを有する液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記配向処理を行なう基板と対向する基
板上には配向膜を形成するが、配向処理は行なわない請
求項1〜2のいずれかに記載の液晶表示装置の製造方
法。 - 【請求項4】 前記配向膜の配向処理はラビング法によ
り行う請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置の
製造方法。 - 【請求項5】 一対の基板と、 前記一対の基板の一方のみの表面上に形成された配向構
造と、 前記一対の基板間に保持された強誘電性液晶層とを有す
る液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4732492A JPH06289351A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4732492A JPH06289351A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289351A true JPH06289351A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=12772080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4732492A Pending JPH06289351A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06289351A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61273523A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-03 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JPS6280625A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示素子の製造方法 |
| JPS62258425A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-10 | Seiko Epson Corp | 強誘電性液晶光学表示装置 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP4732492A patent/JPH06289351A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61273523A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-03 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JPS6280625A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示素子の製造方法 |
| JPS62258425A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-10 | Seiko Epson Corp | 強誘電性液晶光学表示装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2572537B2 (ja) | 液晶表示装置とその製造方法 | |
| JPH0553513A (ja) | 液晶配向膜の製造方法 | |
| US5270844A (en) | Liquid crystal optical element with minute insulation portions on the electrodes | |
| JP2945533B2 (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JPH052209B2 (ja) | ||
| JPH0895062A (ja) | 液晶表示素子 | |
| JP2809965B2 (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JPH06289359A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JP2791345B2 (ja) | 強誘電性液晶パネル | |
| JP2809964B2 (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JP2641370B2 (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JP2990233B2 (ja) | 液晶電気光学装置 | |
| JP3382117B2 (ja) | 反強誘電性液晶表示素子 | |
| JP3329721B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPS62121424A (ja) | 液晶セル | |
| KR100796789B1 (ko) | 강유전성 액정 표시 장치 및 그 제조 방법 | |
| JP2800390B2 (ja) | 液晶素子の製法 | |
| JP2914889B2 (ja) | 液晶表示素子および製造方法 | |
| JP2766784B2 (ja) | 強誘電性液晶表示素子 | |
| JPH06265900A (ja) | 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置 | |
| JP2777933B2 (ja) | カイラルスメクチック液晶素子の製造方法 | |
| JPH06265898A (ja) | 液晶表示素子の製造方法 | |
| JP3062978B2 (ja) | 強誘電性液晶素子 | |
| JPS63159825A (ja) | 液晶電気光学素子の製造方法 | |
| JP2001066611A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960123 |