JPH0629032Y2 - スピニングリ−ル - Google Patents

スピニングリ−ル

Info

Publication number
JPH0629032Y2
JPH0629032Y2 JP10460986U JP10460986U JPH0629032Y2 JP H0629032 Y2 JPH0629032 Y2 JP H0629032Y2 JP 10460986 U JP10460986 U JP 10460986U JP 10460986 U JP10460986 U JP 10460986U JP H0629032 Y2 JPH0629032 Y2 JP H0629032Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjusting body
adjusting
spool
adjustment
initial load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10460986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62160852U (ja
Inventor
康弘 人見
Original Assignee
島野工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 島野工業株式会社 filed Critical 島野工業株式会社
Priority to JP10460986U priority Critical patent/JPH0629032Y2/ja
Priority to DE3634042A priority patent/DE3634042C2/de
Priority to GB8623951A priority patent/GB2181331B/en
Priority to KR2019860015468U priority patent/KR900007195Y1/ko
Priority to US07/068,765 priority patent/US4728053A/en
Publication of JPS62160852U publication Critical patent/JPS62160852U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0629032Y2 publication Critical patent/JPH0629032Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスピニングリール、詳しくは、フプール軸にス
プールを回転可能に支持すると共に、ドラッグ制動部材
をもち、前記スプールのスプール軸に対する回転に抵抗
を与えるドラッグ機構を備えたスピニングリールに関す
る。
(従来の技術) 一般に、此種スピニングリールには、実開昭47−20
792号公報に記載されている通り、前記スプールとス
プール軸との間にスプールに結合されるスプール側ドラ
ッグ制動部材と、スプール軸に結合されるスプール軸側
ドラッグ制動部材とから成る一群のドラッグ制動部材
と、このドラッグ制動部材に所定の荷重を加える調整体
とから成るドラッグ機構を設け、このドラッグ機構によ
り、前記スプールの回転に所定の制動力を与える如く構
成されている。
所が、前記調整体による前記荷重の調整は、前記スプー
ル軸の軸端に螺着する前記調整体を回転操作することに
より行なわれるため、つまり、前記調整体による前記荷
重の調整は、制動力が零から最大までの広い調整幅をも
ち、しかも、斯かる機能をもつ一つの調整体によりその
調整全範囲にわたり調整するのであるから、針掛かりし
た魚の引き力に応じて前記荷重を変化させ、前記魚の引
き力により前記スプールを滑り回転させて釣糸が切れる
のを防ぐようにするとき、往々にして前記調整体の操作
量が弛緩方向に多くなりすぎ、ひいては前記制動力が小
さくなり過ぎて、前記針掛かりした魚が釣針から外れて
逃げることがあった。
本出願人は、このような問題点を解決するため、前記ス
プールとス−プル軸との間にドラッグ制動部材を設ける
と共に、前記スプール軸の軸端に、前記ドラッグ制動部
材による初期荷重を回転操作で設定する第1調整体を取
付け、この第1調整体と前記スプールとの間における前
記スプール軸の軸周りに、前記第1調整体で設定した前
記荷重を、回転操作で調整する第2調整体を設ける一
方、前記第1調整体の調整力を前記ドラッグ制動部材に
伝達する伝達部材を、前記スプール軸に対し回転不能
で、かつ軸方向移動可能に設け、この伝達部材と前記第
2調整体との間に、前記第2調整体の回転操作時、該第
2調整体と前記伝達部材との一方を他方に対し前記スプ
ール軸の軸方向に移動させる移動機構を設けたスピニン
グリールを提案した(実願昭60−154754号)。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前記スピニングリールは第1調整体と第2調整
体と伝達部材とが別々に構成されていて、それぞれが分
離して独立しているため、部品管理が煩雑になると共
に、工場において前記各部品を組付けるとき、その組付
け作業に手間がかかり、組立作業能率が悪くなり、ま
た、釣り人が前記各調整体を分解して再び組立てる際に
も各部品がバラケてしまい、その作業性が悪くなる問題
があった。
本考案の目的は、ドラッグ制動部材による初期荷重を回
転操作で設定する第1調整体と、この第1調整体で設定
した前記荷重を増大側に回転操作で調整する第2調整体
と、伝達部材とを備えたもので、これら第1及び第2調
整体と伝達部材との部品管理が簡単にできると共に、前
記第1及び第2調整体と伝達部材とを一緒に組立てるこ
とができて組立作業能率を向上でき、また、スプールの
交換作業性も良好にできるスピニングリールを提供する
点にある。
(問題点を解決するための手段) しかして、本考案は、スプール軸(3)に、軸方向の移
動を規制したスプール(5)を回転可能に支持して、前
記スプール(5)とスプール軸(3)との間にドラッグ
制動部材(7)をもつドラッグ機構を備えたスピニング
リールにおいて、 前記スプール軸(3)の軸端に回転可能に取付けられ、
前記ドラッグ制動部材(7)による初期荷重を回転操作
で設定する第1調整体(8)と、 この第1調整体(8)の前記スプール(5)側に配置さ
れて前記スプール軸(3)の軸周りに回転操作可能に取
付けられると共に、前記第1調整体(8)に対し径方向
外方に位置する操作部を備え、前記第1調整体(8)で
設定した前記荷重を増大側に、回転操作で調整する第2
調整体(9,90)と、 前記スプール軸(3)に対し回転不能で、かつ、軸方向
移動可能に取付けられ、前記第1調整体(8)の調整力
を前記ドラッグ制動部材(7)に伝達する伝達部材(1
0,100,101)とを備え、この伝達部材(10,
100,101)と前記第2調整体(9,90)との間
に、前記第2調整体(9,90)の回転操作時、該第2
調整体(9,90)と前記伝達部材(10,100,1
01)との一方を他方に対し前記スプール軸(3)の軸
方向に移動させる移動機構を設けると共に、前記第1及
び第2調整体(8)(9,90)を、相対回転と、最大
調整量の範囲内での軸方向の相対移動とが可能で、か
つ、分離不能に連結して調整ユニットを形成し、この調
整ユニットに前記伝達部材(10,100,101)を
保持させたのである。
(作用) 前記第1調整体(8)と第2調整体(9,90)とを、
前記したように設けたから、先ず、前記第1調整体
(8)によりドラッグ制動部材(7)による初期荷重が
設定でき、しかも、この初期荷重を補償しながら、前記
第2調整体(9,90)の回転操作で増大側に調整する
ことができるのである。従って、前記第1調整体(8)
により設定する初期荷重は、釣糸の耐力より小さくし
て、魚が瞬時に針掛かりすることがあっても糸切れしな
いような小さな値に設定できるのであり、この結果、魚
が瞬時に針掛かりすることがあっても糸切れを防止する
ことができるのであり、また、前記第2調整体(9,9
0)を回転操作することにより、前記第1調整体(8)
で設定した初期荷重を増大側に、また、増大した荷重か
ら糸切れしないように小さな値に設定した前記初期荷重
にまで下げるように調整することができるから、前記ド
ラッグ制動部材(7)による荷重を、魚の引き力に応じ
た荷重に調整することができるのであり、この結果、魚
を逃がしたり、糸切れしたりすることなく迅速に、か
つ、有効に釣上げることができるのである。つまり、前
記第2調整体(9,90)は、前記第1調整体(8)で
設定した前記荷重を増大側に調整するようにしているか
ら、この第2調整体(9,90)を操作するとき、前記
第1調整体(8)で設定する初期荷重より小さくなるこ
とはないのであって、前記第2調整体(9,90)の操
作でスプールの制動力が小さくなり過ぎて魚を逃がすこ
とはないのである。
また、伝達部材(10,100,101)は、スプール
軸(3)に対し回転不能に取付けられ、この伝達部材
(10,100,101)と第2調整体(9)との間に
移動機構を設けているから、第2調整体(9)の操作
時、前記第1調整体(8)が回転するのを防止できるの
であり、従って、第2調整体(9,90)による調整操
作で第1調整体(8)により調整した初期荷重が狂うこ
とはないのであり、また、第2調整体(9,90)の操
作部は、前記第1弾性体(8)に対して径方向外方に位
置させているから、第1調整体(8)比較して第2調整
体(9,90)を容易に操作することができるのであ
る。
又、前記第1及び第2調整体(8)(9,90)は、相
対回転と、最大調整量の範囲内での軸方向の相対移動と
が可能で、かつ、分離不能に連結されて調整ユニットに
なっており、この調整ユニットに伝達部材(10,10
0,101)を保持させているから、第1及び第2調整
体(8)(9)(91)と伝達部材(10,100,1
01)との部品管理が簡単にできると共に、組立作業能
率を向上できてコストを低減できるのであり、また、ス
プールの交換作業性も良好にできるのである。
(実施例) 第4図に示したスピニングリールは、上面に釣竿への取
付脚をもち、前面に貫通孔をもつ中空のリールボディ
(1)の前記貫通孔部分に、筒状の駆動軸を介してベー
ルアームをもった回転枠(2)を回転自由に支持すると
共に、スプール軸(3)を回転不能で、かつ軸方向移動
可能に支持し、このスプール軸(3)に、ストッパー
(4)により軸方向の移動を規制したスプール(5)を
回転可能に支持する一方、前記リールボディ(1)の側
面に、ハンドル軸を介してハンドル(6)を回転自由に
支持し、このハンドル軸(6)の回転操作により、駆動
軸を介して前記回転枠(2)を回転させると共に、往復
動機構(図示せず)を介して前記スプール軸(3)を軸
方向に移動させ、前記スプール(5)に釣糸を巻取る如
く成したものである。
しかして、第1図に示した実施例では、前記スプール
(5)の前方側端面に内腔部(51)を設けて、この内
腔部(51)内周面と前記スプール軸(3)外周面との
間に後記する一群のドラッグ制動部材(7)を設けると
共に、前記スプール軸(3)の前記スプール(5)に対
し前方に突出する軸端部に前記ドラッグ制動部材(7)
による初期荷重を回転操作で設定する第1調整体(8)
を螺着し、この第1調整体(8)と前記スプール(5)
の前方側端面との間における前記スプール軸(3)に軸
周りに、前記第1図調整体(8)に対し径方向外方に位
置する操作部(94)とボス部(93)とを備え、前記
第1調整体(8)で設定した前記荷重を増大側に、回転
操作で調整する第2調整体(9)を回転可能に設ける一
方、前記スプール軸(3)に対し回転不能で、かつ、軸
方向移動可能に設けられ、前記第1調整体(8)の調整
力を前記第2調整体(9)を介して前記ドラッグ制動部
材(7)に伝達する円盤状伝達部材(10)を前記第2
調整体(9)のボス部(93)に支持し、この伝達部材
(10)と前記第2調整体(9)との間に、前記第2調
整体(9)の回転操作時、該第2調整体(9)を伝達部
材(10)に対し前記スプール軸(3)の軸方向に移動
させる第1カム面(95)及び第2カム面(13)を設
けると共に、前記第1調整体(8)の内側面に、軸方向
に凹む適宜深さの環状凹溝(81)を設け、又、前記第
2調整体(9)の外側面に、軸方向に凹む内腔部(9
1)と、該内腔部(91)から半径方向外方に凹む環状
凹溝(92)とを設け、更に、前記環状凹溝(81)に
移動自由に挿入する円板部(20a)と、該円板部(2
0a)の外周部から軸方向外方に延びる1対の腕部(2
0b)と、これら腕部(20b)の先端から半径方向外
方に延びる係止部(20c)とから成る連結部材(2
0)を形成し、この連結部材(20)の円板部(20
a)を前記第1調整体(8)の環状凹溝(81)に回転
自由で、かつ、第2調整体(9)の最大調整量に対応し
た軸方向の移動を可能に挿入し、又、前記各係止部(2
0c)を、前記腕部(20b)を撓ませて前記第2調整
体(9)の環状凹溝(92)に挿入すると共に、前記第
1調整体(8)の内側面に、前記連結部材(20)の円
板部(20a)に対接する係止部(30a)をもった円
形の抜止板(30)を突出させて、前記連結部材(2
0)の脱落を阻止し、この連結部材(20)により前記
第1及び第2調整体(8)(9)を分離不能に連結し、
調整ユニットを形成するのである。尚、前記抜止板(3
0)には、複数個の貫通孔を設け、又、前記第1調整体
(8)の内側面には前記貫通孔に嵌合する嵌合突起(8
4)を設け、この嵌合突起(84)を前記貫通孔に挿入
した後、前記嵌合突起(84)の先端を溶着して前記抜
止板(30)を固定している。
以上の構成において、前記連結部材(20)を設けて前
記第1及び第2調整体(8)(9)を、相対回転と、最
大調整量の範囲内での軸方向の相対移動とが可能で、か
つ、分離不能に連結するのは、前記調整体(8)(9)
の一方を、他方に影響を与えることなく第1調整体
(8)と第2調整体(9)とをユニットにするためであ
る。
又、前記ドラッグ制動部材(7)は、前記スプール
(5)に対し回転不能で、かつ軸方向移動可能な円板状
の第1制動部材(71)と、前記スプール軸(3)に対
し回転不能で、かつ軸方向移動可能な円板状の第2制動
部材(72)と、これら第1及び第2調整体(71)
(72)間に相対回転可能に介装する円板状の第3制動
部材(73)とから成り、各第1,第2及び第3制動部
材(71)(72)(73)を軸方向に配置している。
尚、前記第3制動部材(73)は必ずしも必要でない。
又、前記第1調整体(8)は、合成樹脂から成る操作部
(82)の中心部にナット(83)をインサートしたも
ので、このナット(83)を前記スプール軸(3)の軸
端部にねじ込んでいる。
又、前記第2調整体(9)は、前記スプール軸(3)に
挿入する貫通孔と、前記ドラッグ制動部材(7)に対接
する接触面及び内腔部をもった前記ボス部(93)と、
このボス部(93)から径方向外方に延びる複数本のリ
ブを介して設ける円形の前記操作部(94)とから成
り、前記内腔部の開放端面に、周方向に向って軸方向に
変位する第1カム面(95)を、180度の位相差で2
個設けている。又、前記操作部(94)には、その表面
に、前記リールボディ(1)の例えば取付脚に設ける目
盛に対する第2調整体(9)の位置を読取るための目印
を設けて、この目印の前記取付脚の目盛に対する回転方
向の変位量を読取ることにより第2調整体(9)の調整
量を容易に確認することができるようにしている。
又、前記第2調整体(9)は、前記スプール(5)にお
けるフランジの外径よりも小径に形成して、操作部(9
4)の内側部を前記フランジの外周部外側面より内側に
配置している。斯くすることにより、前記スプール
(5)に巻装した釣糸が解れて前記フランジを乗越えて
も、この乗越えた釣糸が前記フランジと第2調整体
(9)との間の隙間に落込むのを防止できるのである。
又、前記伝達部材(10)は、中心部に前記スプール軸
(3)に挿入する非円形の貫通孔をもったボス部(1
1)と、このボス部(11)の一端部から径方向外方に
延びる円板部(12)とから成り、前記ボス部(11)
を、前記第2調整体(9)のボス部(93)の内腔部に
相対回転可能に挿入して、伝達部材(10)を第2調整
体(9)に保持すると共に、前記円板部(12)の軸方
向内側面に、前記第1カム面(95)に係合する第2カ
ム面(13)を180度の位相差で2個設けている。そ
して、この第2カム面(13)を前記第1カム面(9
5)に係合させると共に、前記円板部(12)の軸方向
外側面を前記第1調整体(8)の一側面に接触させてい
る。
尚、前記スプール(5)の内腔部(51)内周面には、
軸方向に延びる凹条(52)を設けて、前記第1制動部
材(71)のスプールに対する回転を阻止しており、
又、前記スプール軸(3)の軸端側外周には、平坦な1
対の切欠面(31)を設けて前記第2制動部材(72)
及び伝達部材(10)のスプール軸に対する回転を阻止
している。
又、前記スプール(5)の内腔部(51)には、前記凹
条(52)を横切る周方向の環状溝を設けると共に、こ
の環状溝に突入する突出部をもった略C字形の止め輪
(74)を内装し、この止め環(74)により前記ドラ
ッグ制動部材(7)をスプール(5)に保持し、前記内
腔部(51)からの抜け出しを防いでいる。
以上の如く構成したリールは、その組立てに当たり、先
ずスプール(5)をスプール軸(3)に回動自在に嵌込
み、次にドラッグ制動部材(7)をスプール軸(3)に
第1図のように嵌め込むと共に止め輪(74)を差し入
れてから、第1及び第2調整体(8)(9)を連結部材
(20)により連結して形成した調整ユニットの第2調
整体(9)と、該第2調整体(9)に保持した伝達部材
(10)とをスプール軸(3)に嵌め込むと共に、前記
第1調整体(8)をスプール軸(3)の軸端部に螺合す
るのである。
しかして、この組立時、前記第1及び第2調整体(8)
(9)は調整ユニットになっており、また、伝達部材
(10)は前記第2調整体(9)に保持されているた
め、これら各調整体(8)(9)及び伝達部材(10)
を、簡単容易に組付けることができるのである。
又、スプール(5)を交換する場合など、前記各調整体
(8)(9)を取外す場合、前記第1調整体(8)を緩
み方向に回転操作すると、該第1調整体(8)が螺退す
ると共に、この第1調整体(8)の動きが連結部材(2
0)を介して第2調整体(9)に伝わり、該第2調整体
(9)及びこの第2調整体(9)に保持した伝達部材
(10)が前記第1調整体(8)と共にスプール軸
(3)から抜け出るのである。即ち、第1及び第2調整
体(8)(9)と伝達部材(10)とをユニット化した
状態で一緒に取外すことができるので、その取外しが簡
単、容易であり、前記スプール(5)の交換などを楽に
行なうことができるのである。
また、止め輪(74)によってドラッグ制動部材(7)
を抜け止めしてあるので、第1調整体(8)と第2調整
体(9)を取り外した後にドラッグ制動部材(7)がバ
ラケることがないのである。
又、スプール(5)に巻装した釣糸を前記スプール
(5)から引出して魚釣りする場合、予じめ、スプール
軸(3)に螺着した第1調整体(8)を回転操作し、こ
の操作により前記伝達部材(10)及び第2調整体
(9)をドラッグ制動部材(7)側に移動させて、この
ドラッグ制動部材(7)による初期荷重を設定するので
ある。この初期荷重は、第2調整体(9)により増大側
に調整できるから、釣糸の耐力より小さくして、魚が瞬
時に針掛かりすることがあっても糸切れしないように小
さな荷重に設定できるのである。
そして、この設定した初期荷重の状態で魚が釣餌を咥え
るのを待つのである。
次に、魚が釣餌を咥えて針掛かりした場合、ドラッグ制
動部材(7)による初期荷重は前記したように小さく設
定されているから、勢いの強い魚が瞬時に針掛かりして
も釣糸が切れることはないのである。そして、魚の引き
力が釣糸の耐力より小さくなると、この魚の引き力に応
じて前記第2調整体(9)を回転操作し、前記第1調整
体(8)で設定した荷重を増大側に調整するのであっ
て、前記第2調整体(9)を一方向に回転操作すると、
第1及び第2カム面(95)(13)の係合位置が順次
変って、前記第2調整体(9)は、第1調整体(8)及
び伝達部材(10)に対してドラッグ制動部材(7)側
に移動し、前記ドラッグ制動部材(7)を押圧して、前
記荷重を第3図鎖線のように増大させることができる。
従って、前記スプール(5)の制動力を、前記第1調整
体(8)による制動力に加算して第2調整体(9)が1
80°回転する範囲内で任意に調整することができるの
である。例えば、第1調整体(8)により初期荷重を
1.0kg・fに設定した場合、この初期荷重を1.0kg
・fから最大値2.0kg・fまでの範囲内の荷重、例え
ば1.4kg・fとか或いは1.8kg・fの荷重に調整す
るのである。
又、例えば第1調整体(8)により設定した前記初期荷
重1.0kg・fを、第2調整体(9)により前記した如
く1.4kg・f或いは1.8kg・fの荷重に調整した
後、再びこの第2調整体(9)で調整した荷重1.4kg
・f或いは1.8kg・fを、第1調整体(8)で設定し
た前記初期荷重1.0kg・fに下げる場合、第2調整体
(9)を逆方向に回転操作することにより迅速に調整で
きるのである。
以上のように第1調整体(8)によりドラッグ制動部材
(7)により初期荷重が設定できて、しかも、この初期
荷重を補償しながら、第2調整体(9)の操作で増大側
に調整できるから、前記第1調整体(8)により設定す
る初期荷重は、釣糸の耐力より小さくして、魚が瞬時に
針掛かりすることがあっても糸切れしないようにできる
のであり、従って、魚が瞬時に針掛かりすることがあっ
ても糸切れを防止することができるのであり、また、前
記第2調整体(9)を回転操作することにより、前記第
1調整体(8)で設定した初期荷重を増大側に、また、
増大した荷重から糸切れしないような小さな値に設定し
た前記初期荷重にまで下げるように調整することができ
るから、前記初期荷重を補償しながら、ドラッグ制動部
材(7)による荷重を、魚の引き力に応じた荷重に調整
することができるのであり、この結果、魚を逃がした
り、糸切れしたりすることなく迅速に、かつ、有効に釣
上げることができるのである。つまり、前記第2調整体
(9)は、前記第1調整体(8)で設定した前記荷重を
増大側に調整するようにしているから、この第2調整体
(9)を操作するとき、前記第1調整体(8)で設定す
る初期荷重より小さくなることはないのであって、前記
第2調整体(9)の操作でスプールの制動力が小さくな
り過ぎて魚を逃がすことはないのである。
また、前記伝達部材(10)は、スプール軸(3)に対
し回転不能に取付けられ、この伝達部材(10)と第2
調整体(9)との間に第1及び第2カム面(95)(1
3)から成る移動機構を設けているから、第2調整体
(9)の操作時、前記第1調整体(8)が回転するのを
防止できるのであり、従って、第2調整体(9,90)
による調整操作で第1調整相(8)により設定した初期
荷重が狂うことはなく、その初期荷重を補償できるので
ある。
また、前記第2調整体(9)のボス部(93)が、スプ
ール軸(3)に対し回転不能な第2制動部材(72)に
圧接されて第2調整体(9)の回転に抵抗が作用してい
ると共に、第2調整体(9)の第1カム面(95)が、
スプール軸(3)に対し回転不能な伝達部材(10)の
第2カム面(13)と係合し、かつ、第2カム面(1
3)に、前記ドラッグ制動部材(7)の押し付けによる
反力が作用して第2調整体(9)の回転に抵抗が作用し
ているから、第2調整体(9)が伝達部材(10)に対
し不測に回転することはないのであり、第2調整体
(9)により調整した荷重が狂うことはなく、その調整
状態を維持できるのである。
また、第2調整体(9)の操作部は、前記第1調整体
(8)に対し径方向外方に位置させているから、第1調
整体(8)に比較して第2調整体(9)を容易に操作す
ることができるのである。
以上説明した第1実施例では、前記連結部材(20)
は、第1及び第2調整体(8)(9)と別に設けてこれ
ら第1及び第2調整体(8)(9)に対し回転自由に介
装したものであるが、第5図に示した第2実施例の如
く、第2調整体(9)を、ボス部(23)をもち、か
つ、第1カム面(24)をもった本体(21)と、この
本体(21)の一側にビス(25)により取付けるカバ
ー(22)とにより構成すると共に、第1調整体(8)
に外向きフランジ(26)を形成して、このフランジ
(26)を前記カバー(22)の外面内側に形成する環
状係合部(27)に係合させて、前記第1及び第2調整
体(8)(9)を連結し、調整ユニットを形成する如く
成してもよい。
更に詳記すると、前記第2調整体(9)の本体(21)
は、円板状としてその中心部い前記ボス部(23)を設
けると共に、前記本体(21)の円板部から半径方向外
方に1対の腕(28)(29)を突設すると共に、前記
円板部に前記第1カム面(24)を形成するのである。
また、前記第2カム面(13)をもった前記伝達部材
(10)は、第1実施例と同様、前記第2カム面(1
3)を、前記第1カム面(24)に対向させると共に、
伝達部材(10)のボス部を、前記本体(21)のボス
部(23)の内腔部に挿入して前記伝達部材(10)を
本体(21)に相対回転可能に保持するのである。
また、前記カバー(22)は、第7図の如く全体として
つまみ形状に形成すると共に、その中心部に第1調整体
(8)の挿通孔(31)を形成し、この挿通孔(31)
の奥部に前記係合部(27)を設けるのであって、前記
第1調整体(8)は、前記カバー(22)を本体(2
1)にビス(25)で取付ける前にその内側から挿入し
て前記フランジ(26)を前記係合部(27)に係合さ
せ、前記カバー(22)から外方へ抜出さないようにす
るのである。
しかして、前記第1調整体(8)を以上の如く前記カバ
ー(22)に挿通し、そのフランジ(26)を前記カバ
ー(22)の係合部(27)に係合させた状態で、前記
カバー(22)を本体(21)にビス(25)により固
定することにより、前記第1調整体(8)と第2調整体
(9)とは前記伝達部材(10)を挟んで分離不能に連
結され、調整ユニットが形成されることになるのであ
る。また、前記カバー(22)は、該カバー(22)の
係合部(27)と前記第1調整体(8)のフランジ(2
6)との対向間に、前記第2調整体(9)による最大調
整量、即ち、前記第1及び第2カム(13)(24)の
係合により第2調整体(9)が軸方向に変位する最大変
位量に対応した隙間が得られるように形成して前記本体
(21)にビス止めするのであり、この結果、前記各調
整体(8)(9)は相対回転可能で、かつ、第2調整体
(9)は第1調整体(8)に対し、前記隙間分だけ軸方
向に移動可能となるのである。
尚、前記第2調整体(9)の本体(21)における1対
の腕(28)(29)のうち、一方の腕(28)には板
ばねから成る発音爪(32)を取付けており、この発音
爪(32)を前記伝達部材(10)の外周面に形成する
凹凸条(33)に係合させて、前記第2調整体(9)の
操作時発音させるようにしている。また、他方の腕(2
9)には、スプリング(34)を押圧されている係合体
(35)を設けており、前記伝達部材(10)の外周面
に形成する凹部(36)に係合させて前記第2調整体
(9)の標準位置を設定し、この標準位置をもとに、ド
ラッグ制動力の増加及び減少が判別できるようにしてい
る。
また、以上説明した実施例では、何れも第1及び第2調
整体(8)(9)にカム面(13)(95,24)を設
けて、第2調整体(9)の回転操作で前記カム面(1
3)(95,24)の係合位置を変更することにより前
記第1調整体(8)で調整した初期荷重を第2調整体
(9)の操作で増大側に調整する如く成しているが、第
8図乃至第10図に示した、第3及び第4実施例の如く
前記カム面(13)(95,24)を用いることなく構
成してもよい。
即ち、第8図に示した第3実施例は、外周部に前記操作
部(94)をもち、中心部にねじ孔(96)をもった円
板状の第2調整体(90)を形成すると共に、中心部に
前記スプール軸(3)に挿入する非円形の貫通孔をも
ち、かつ、一端に前記ドラッグ制動部材(7)に対接す
る接触面をもった筒体(14)と、中心部に前記スプー
ル軸(3)に挿入する非円形の貫通孔をもち、かつ外周
部に円弧状の長孔(15a)をもった円形状の回転規制
体(15)とから成る伝達部材(100)を形成し、前
記筒体(14)の外周に、前記ねじ孔(96)に螺合す
るねじ(14a)を設けて、前記筒体(14)を前記ス
プール軸(3)に回転不能でかつ、軸方向移動可能に支
持すると共に、前記第2調整体(90)を前記筒体(1
4)に螺合する一方、前記回転規制体(15)と、前記
第1調整体(8)と第2調整体(90)との間に介装し
て前記スプール軸(3)に対し回転不能で、かつ軸方向
移動可能に支持すると共に、前記第2調整体(90)
に、前記長孔(15a)に嵌合する規制ピン(97)を
突設して、第2調整体(90)を前記回転規制体(1
5)に対し一定範囲に亘ってのみ回転させるようにした
ものである。また、前記第1調整体(8)及び第2調整
体(90)の連結は、前記第1調整体(8)の外周に、
第9図に示した如く外側面から軸方向内方に向って延
び、その先端に抜止壁(85a)をもった凹条(85)
を設けると共に、前記した第1実施例と同様前記連結部
材(20)に用いて行なうのであって、前記連結部材
(20)における円板部(20a)の内周面に、前記凹
条(85)に係合する係合突部(29d)を設けて、前
記連結部材(20)を、前記第1調整体(8)の外周に
相対回転不能で、かつ軸方向移動可能に支持し、係止部
(20c)を前記第2調整体(90)の凹部(98)に
係合させることにより前記各調整体(8)(90)を分
離不能に連結して調整ユニットを形成し、この調整ユニ
ットに前記伝達部材(100)を保持させたのである。
この場合、第1調整体(8)の回転操作により、回転規
制体(15)、第2調整体(90)及び筒体(14)を
ドラッグ制動部材(7)側に移動させて、ドラッグ制動
部材(7)を押圧し、このドラッグ制動部材(7)によ
る初期荷重を設定するのである。この実施例においても
初期荷重は、第2調整体(90)で増大側に荷重調整が
できるようにしているから、魚が瞬時に針掛かりするこ
とがあっても糸切れしないように小さな荷重に設定でき
るのであり、また、第1調整体(8)で初期荷重を設定
した上で、第2調整体(90)の回転操作で、筒体(1
4)を第2調整体(90)に対しドラッグ制動部材
(7)側に移動させることにより、ドラッグ制動部材
(7)の押圧を強くし、前記スプール(5)の制動力
を、前記第1調整体(8)による初期荷重を補償した上
で、この荷重に加算して調整できるのである。この場
合、前記第2調整体(90)は、前記長孔(15a)の
範囲内で回転するのである。
従って、第8図に示した第3実施例においても、第1調
整体(8)で初期荷重を設定し、斯く設定した初期荷重
を第2調整体(90)の操作で増大側に調整できるか
ら、前記第1調整体(8)により設定する初期荷重を、
釣糸の耐力より小さくして、魚が瞬時に針掛かりするこ
とがあっても糸切れしないような小さな初期荷重に設定
できるのであり、従って、魚が瞬時に針掛かりすること
があっても糸切れを防止することができるのであり、し
かも、前記第1調整体(8)とは別に前記第2調整体
(90)を設けて第1調整体(8)で設定した初期荷重
を調整するようにしたから、第2調整体(90)のねじ
ピッチが前記第1調整体(8)のねじピッチより大きい
場合は勿論、同じであっても、第1調整体(8)により
設定する初期荷重を補償しながら、前記第1調整体
(8)で設定した初期荷重を増大側に調整することがで
きる効果、つまり、第2調整体(90)の調整如何に拘
らず糸切れしないように小さな値に設定した初期荷重が
それ以上に小さくなることはないのであるから、初期荷
重が小さくなって魚を取りに逃がすことを防止できる効
果が得られるのである。
また、前記伝達部材(100)の筒体(14)と回転規
制体(15)とはスプール軸(3)に対し回転不能に取
付けられ、前記回転規制体(15)を第1調整体(8)
と第2調整体(90)との間に介装し、前記筒体(1
4)に第2調整体(90)を螺合して、第2調整体(9
0)の回転操作で前記筒体(14)を軸方向に移動させ
るようにしているから、第2調整体(90)の操作時、
第1調整体(8)が回転するのを防止できるのであり、
従って、第2調整体(90)による調整操作で第1調整
体(8)により調整した初期荷重が狂うことはないので
ある。
又、第10図に示した第4実施例は、第3実施例の回転
規制体(15)をなくし連結部材を第1調整体(8)に
一体に形成したもので、中心部に非円形の貫通孔をも
ち、かつ外周面にねじをもった筒状の伝達部材(10
1)を形成し、この伝達部材(101)を前記スプール
軸(3)に回転不能で、かつ軸方向移動可能に支持し、
その一端を前記第1調整体(8)に対接させると共に、
第3実施例と同様外周部に前記操作部(94)をもち、
中心部にねじ孔(96)をもった前記第2調整体(9
0)を前記伝達部材(101)に螺着し、この第2調整
体(90)の中心部一端面に、前記ドラッグ制動部材
(7)に対接する接触面をもったボス部(90a)を設
ける一方、前記第1調整体(8)に、可撓性を有し、調
整体による最大調整量の範囲内での撓みを可能とした筒
状の連結部材(20)を一体に形成し、この連結部材
(200)の先端部を、前記第2調整体(90)の環状
凹溝(99)に嵌合し、前記各調整体(8)(90)
を、相対回転と、最大調整量の範囲内での軸方向の相対
移動とが可能で、かつ、分離不能に連結して調整ユニッ
トを形成し、この調整ユニットの第2調整体(90)に
前記伝達部材(101)を保持させたのである。
この場合、前記調整体(8)(90)の一方を操作した
場合、連結部材(200)は、最大調整量に対応した範
囲内で、弾性変形するのである。
尚、前記筒状の連結部材(200)は、第1調整体
(8)と一体に形成する他、別に形成して、その内周側
端部を溶着などの固定手段により前記第1調整体(8)
に固定してもよい。又、この連結部材(200)は、第
1調整体(8)に設けて、その外周側に先端部を第2調
整体(90)の環状溝(99)に嵌合する他、前記第2
調整体(90)の環状溝(99)形成部位に前記筒状の
連結部材(200)を例えば一体に設けると共に、前記
第1調整体(8)の外周部に、前記環状溝(99)に代
わる環状溝を設け、この環状溝に前記連結部材(20
0)の内周部を嵌合して、前記各調整体(8)(9)
を、相対回転と、最大調整量の範囲内での軸方向の相対
移動とが可能で、かつ、分離不能に連結してもよい。
又、第10図の場合、第1調整体(8)の回転操作によ
る調整力により伝達部材(101)及び第2調整体(9
0)をドラッグ制動部材(7)側に移動させて、ドラッ
グ制動部材(7)を押圧し、このドラッグ制動部材
(7)による初期荷重を設定するのである。この実施例
においても初期荷重は、第2調整体(90)で増大側に
荷重調整ができるようにしているから、魚が瞬時に針掛
かりすることがあっても糸切れしないように小さな荷重
に設定できるのであり、また、第1調整体(8)で初期
荷重を設定した上で、第2調整体(90)の回転操作
で、該第2調整体(90)を前記伝達部材(101)に
対しドラッグ制動部材(7)側に移動させることによ
り、ドラッグ制動部材(7)の押圧を強くし、前記スプ
ール(5)の制動力を、前記第1調整体(8)による初
期荷重を補償した上で、この荷重に加算して調整できる
のである。
従って、第10図に示した第4実施例においても、第1
調整体(8)で初期荷重を設定し、斯く設定した初期荷
重を第2調整体(90)の操作で増大側に調整できるか
ら、前記第1調整体(8)により設定する初期荷重を、
釣糸の耐力より小さくして、魚が瞬時に針掛かりするこ
とがあっても糸切れしないような小さな初期荷重に設定
できるのであり、従って、魚が瞬時に針掛かりすること
があっても糸切れを防止することができるのであり、し
かも、前記第1調整体(8)とは別に前記第2調整体
(90)を設けて第1調整体(8)で設定した初期荷重
を調整するようにしたから、第2調整体(90)のねじ
ピッチが前記第1調整体(8)のねじピッチより大きい
場合は勿論、同じであっても、第1調整体(8)により
設定する初期荷重を補償しながら、前記第1調整体
(8)で設定した初期荷重を増大側に調整することがで
きる効果、つまり、第2調整体(90)の調整如何に拘
らず糸切れしないような小さな値に設定した初期荷重が
それ以上に小さくなることはないのであるから、初期荷
重が小さくなって魚を取り逃がすことを防止できる効果
が得られるのである。
まず、前記伝達部材(101)はスプール軸(3)に対
し回転不能に取付けられ、この伝達部材(101)と第
2調整体(90)との間に、ねじ孔(96)と伝達部材
(101)外周面に設けたねじとから成る移動機構を設
けているから、第2調整体(90)の操作時、第1調整
体(8)が回転するのを防止できるのであり、従って、
第2調整体(90)による調整操作で第1調整体(8)
により調整した初期荷重が狂うことはないのである。
又、前記第1実施例と第3実施例における連結部材(2
0)は、合成樹脂或いは金属板で形成するのであるが、
その他例えば前記第1実施例における連結部材(20)
に代えて、第11図の如く線材を用い、この線材を巻回
して、その両端部に円形嵌合部(20e)(20f)を
備えたコイル状で、前記調整体による最大調整量の範囲
内での撓みを可能とした連結部材(20)を形成し、こ
の連結部材(20)における一方の円形嵌合部(20
e)を、第1図の第1調整体(8)に設ける前記環状凹
溝(81)に嵌合し、他方の円形嵌合部(20f)を第
1図の第2調整体(9)に設ける前記環状凹溝(92)
に嵌合して、第1及び第2調整体(8)(9)を、相対
回転と、最大調整量の範囲内での軸方向の相対移動とが
可能で、かつ、分離不能に連結する如く構成してもよ
い。
尚、以上の実施例において、第1図で示した第1実施例
では、抜止体(30)を用い、また、第5図で示した第
2実施例では、ビス(25)を用いて連結部材(20)
又はカバー(22)による前記調整体(8)(9)の連
結を分離不能とし、又、第8図で示した第3実施例で
は、抜止壁(85a)により連結部材(20)による前
記調整体(8)(90)の連結を分離不能とし、又、第
10図で示した第4実施例では、可撓性を有する連結部
材(200)を筒状に形成して前記調整体(8)(9
0)の連結を分離不能とし、また、第11図に示した実
施例では、コイル状に形成した連結部材(20)の撓み
量を制限することにより前記調整体の連結を分離不能と
したが、本考案で云う分離不能とは、前記ビス(25)
を外さない状態、及び第1調整体の回転操作で第10
図、第11図の連結部材(200)(20)が破損しな
い状態を云うのである。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、第1調整体(8)の回転操
作でドラッグ制動部材(7)による初期荷重を設定でき
て、しかも、この初期荷重を第2調整体(9,90)の
回転操作で増大側に調整することができるから、前記第
1調整体(8)により設定する初期荷重は、釣糸の耐力
より小さくして、魚が瞬時に針掛かりすることがあって
も糸切れしないようにできるのであり、従って、魚が瞬
時に針掛かりすることがあっても糸切れを防止すること
ができるのであり、また、前記第2調整体(9,90)
を回転操作することにより、前記第1調整体(8)で設
定した初期荷重を補償しながら、この初期荷重を増大側
に、また、増大した荷重から糸切れしないような小さな
値に設定した前記初期荷重にまで下げるように調整する
ことができるから、前記ドラッグ制動部材(7)による
荷重を、魚の引き力に応じた荷重に調整することができ
るのであり、この結果、魚を逃がしたり、糸切れしたり
することなく迅速に、かつ、有効に釣上げることができ
るのである。つまり、前記第2調整体(9,90)は、
前記第1調整体(8)で設定した前記荷重を増大側に調
整するようにしているから、この第2調整体(9,9
0)を操作するとき、前記第1調整体(8)で設定する
初期荷重より小さくなることはないのであって、前記第
2調整体(9,90)の操作でスプールの制動力が小さ
くなり過ぎて魚を逃がすことはないのである。
また、伝達部材(10,100,101)は、スプール
軸(3)に対し回転不能に取付けられ、この伝達部材
(10,100,101)と第2調整体(9)との間に
移動機構を設けているから、第2調整体(9)の操作
時、前記第1調整体(8)が回転するのを防止できるの
であり、従って、第2調整体(9,90)による調整操
作で第1調整体(8)により調整した初期荷重が狂うこ
とはないのであり、また、第2調整体(9,90)の操
作部は、前記第1弾性体(8)に対し径方向外方に位置
させているから、第1調整体(8)に比較して第2調整
体(9,90)を容易に操作することができるのであ
る。
又、前記第1及び第2調整体(8)(9,90)は、相
対回転と、最大調整量の範囲内での軸方向の相対移動と
が可能で、かつ、分離不能に連結して調整ユニットを形
成し、この調整ユニットに伝達部材(10,100,1
01)を保持させているから、第1及び第2調整体
(8)(9,90)と伝達部材(10,100,10
1)との部品管理が簡単にできると共に、組立作業能率
を向上できてコストを低減できるのであり、また、スプ
ールの交換作業性も良好にできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案リールの第一実施例を示す要部のみの部
分断面図、第2図はその止め輪部分の正面断面図、第3
図はドラッグ機構の特性図、第4図はリール全体の側面
図、第5図は第2実施例の部分断面図、第6図は第5図
VI-VI線における調整体の断面図、第7図は調整体のみ
の斜視図、第8図と第9図は第3及び第4実施例を示す
要部のみの部分断面図、第10図は第8図の実施例に使
用した第1調整体のみの斜視図、第11図は連結部材の
別例を示す斜視図である。 (3)……スプール軸 (5)……スプール (7)……ドラッグ制動部材 (8)……第1調整体 (9,90)……第2調整体 (94)……操作部 (10,100,101)……伝達部材 (20)(200)……連結部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール軸(3)に、軸方向の移動を規制
    したスプール(5)を回転可能に支持して、前記スプー
    ル(5)とスプール軸(3)との間にドラッグ制動部材
    (7)をもっドラッグ機構を備えたスピニングリールに
    おいて、 前記スプール軸(3)の軸端に回転可能に取付けられ、
    前記ドラッグ制動部材(7)による初期荷重を回転操作
    で設定する第1調整体(8)と、 この第1調整体(8)の前記スプール(5)側に配置さ
    れて前記スプール軸(3)の軸周りに回転操作可能に取
    付けられると共に、前記第1調整体(8)に対し径方向
    外方に位置する操作部を備え、前記第1調整体(8)で
    設定した前記荷重を増大側に、回転操作で調整する第2
    調整体(9,90)と、 前記スプール軸(3)に対し回転不能で、かつ、軸方向
    移動可能に取付けられ、前記第1調整体(8)の調整力
    を前記ドラッグ制動部材(7)に伝達する伝達部材(1
    0,100,101)とを備え、この伝達部材(10,
    100,101)と前記第2調整体(9,90)との間
    に、前記第2調整体(9,90)の回転操作時、該第2
    調整体(9,90)と前記伝達部材(10,100,1
    01)との一方を他方に対し前記スプール軸(3)の軸
    方向に移動させる移動機構を設けると共に、前記第1及
    び第2調整体(8)(9,90)を、相対回転と、最大
    調整量の範囲内での軸方向の相対移動とが可能で、か
    つ、分離不能に連結して調整ユニットを形成し、この調
    整ユニットに前記伝達部材(10,100,101)を
    保持させていることを特徴とするスピニングリール。
JP10460986U 1985-10-09 1986-07-08 スピニングリ−ル Expired - Lifetime JPH0629032Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10460986U JPH0629032Y2 (ja) 1985-12-28 1986-07-08 スピニングリ−ル
DE3634042A DE3634042C2 (de) 1985-10-09 1986-10-06 Bremsmechanismus für eine rotierende Angelrolle
GB8623951A GB2181331B (en) 1985-10-09 1986-10-06 Drag mechanism for a spinning fishing reel
KR2019860015468U KR900007195Y1 (ko) 1985-10-09 1986-10-08 낚시용 스피닝 리일의 드랙기구
US07/068,765 US4728053A (en) 1985-10-09 1987-06-29 Drag mechanism for a spinning fishing reel

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-202908 1985-12-28
JP20290885 1985-12-28
JP10460986U JPH0629032Y2 (ja) 1985-12-28 1986-07-08 スピニングリ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62160852U JPS62160852U (ja) 1987-10-13
JPH0629032Y2 true JPH0629032Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=33031565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10460986U Expired - Lifetime JPH0629032Y2 (ja) 1985-10-09 1986-07-08 スピニングリ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629032Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100366153C (zh) * 2003-05-15 2008-02-06 株式会社岛野 用于旋压式绕线轮的阻力调节旋钮

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726937Y2 (ja) * 1989-03-30 1995-06-21 島野工業株式会社 釣用リールにおける制動力の調整具
JP2539361Y2 (ja) * 1990-11-27 1997-06-25 株式会社シマノ スピニングリールのドラグ装置
JP5049563B2 (ja) * 2006-11-20 2012-10-17 株式会社シマノ 釣り用リールの操作つまみ
JP7245800B2 (ja) * 2020-01-31 2023-03-24 グローブライド株式会社 魚釣用リール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100366153C (zh) * 2003-05-15 2008-02-06 株式会社岛野 用于旋压式绕线轮的阻力调节旋钮

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62160852U (ja) 1987-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910000194B1 (ko) 스피닝 낚시리일의 드래그
US10010061B2 (en) Spinning reel
US8490909B2 (en) Dual-bearing reel drag sound producing device
US6286772B1 (en) Fly fishing reel with adjustable drag system, removable spool and selectable anti-reverse
US8534585B2 (en) Centrifugal brake device for dual-bearing reel
US4728053A (en) Drag mechanism for a spinning fishing reel
KR100517123B1 (ko) 낚시용 릴의 부제동기구의 작동 제어용 작동기구의 구조
JPH0629032Y2 (ja) スピニングリ−ル
US5100079A (en) Drag mechanism for a spinning reel
US20110233316A1 (en) Master gear assembly
US5544832A (en) Brake device for use in a fishing reel
KR100671948B1 (ko) 양 베어링 릴의 제동장치
JP2006025763A (ja) 釣り用リールのハンドル組立体
US5040743A (en) Spinning reel with rear-actuated front drag
JPH0629027Y2 (ja) 魚釣用リ−ル
JP4381885B2 (ja) 釣り用リールのスプールの制動操作構造
US5197690A (en) Drag actuation structure for fishing reel
JP5270507B2 (ja) 釣り用リールのハンドル把手
US7226013B1 (en) Fishing reel having improved pay out clicking mechanism
JPH1014456A (ja) 両軸受リール
KR100383812B1 (ko) 개량된 스피닝 릴의 스풀과 그 제조방법
JPH09168355A (ja) 魚釣用片軸受リール
JPH0119675Y2 (ja)
JPH0639583Y2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JPS6123343Y2 (ja)