JPH06290721A - 回転陽極x線管 - Google Patents

回転陽極x線管

Info

Publication number
JPH06290721A
JPH06290721A JP9653993A JP9653993A JPH06290721A JP H06290721 A JPH06290721 A JP H06290721A JP 9653993 A JP9653993 A JP 9653993A JP 9653993 A JP9653993 A JP 9653993A JP H06290721 A JPH06290721 A JP H06290721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focusing
focusing body
groove
filament
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9653993A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Fujimoto
貴央 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP9653993A priority Critical patent/JPH06290721A/ja
Publication of JPH06290721A publication Critical patent/JPH06290721A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】X線管のフィラメントの加熱前と加熱後で焦点
位置および焦点重なりがほとんど変化しない陰極構造を
提供する。 【構成】集束体の中央部に幅約0.2〜0.3mmの溝を切
ることによって集束体中央部の剛性を弱め、フィラメン
トを加熱することで生じる集束体の熱膨張のしわ寄せが
中央部の溝に来るようにし、集束体角度の変化を抑制す
る。 【効果】本発明によれば、フィラメントが加熱される前
と加熱後で焦点位置および焦点重なりがほとんど変わら
ないので、CT画像におけるアーチファクトを激減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転陽極X線管に係り、
特に陰極の集束体構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の一例を図3に示す。図3は
X線管の陰極の集束体部分の断面(集束溝の長手方向に
対し垂直方向)を陽極に対向する部分を下にして示した
ものである。図3において、集束体1には集束溝7が穿
かれており、その中にフィラメント3のコイル部3aが
配置されている。フィラメント3はアンカー4に接続・
支持され、絶縁物5を介して集束体1に固定されてい
る。集束体1の外周には集束体カバー2が取り付けら
れ、両者はX線管の陰極(図示せず)に固定・保持され
ている。集束体1と集束体カバー2との結合は、集束体
1の基部の端部1aと集束体カバー2の大径内周部2a
とを溶接して行っているが、集束体1の前面(集束溝
側)の端部1bと集束体カバー2の小径内周部の端部2
bとの間は特に固定せず、組立ての都合上若干のすき間
(約0.1mm)があいている。
【0003】X線管では一般に複数のフィラメント3を
もち、これらのフィラメント3から放射された熱電子が
X線管内で陰陽極間に印加される高電圧により加速され
て回転陽極のターゲット(図示せず)上に衝突し、X線
発生源としての焦点を形成する。図3にはフィラメント
3が2個の場合の例を示してあり、各フィラメント3は
別個に加熱され、前記ターゲット上の焦点も別個に形成
される。X線管において、ターゲット上に2個の焦点を
形成した場合、各焦点の中心位置が一致していることが
望ましい。何故ならば、焦点を切り替えてX線曝射を行
ったとき、両焦点の中心位置がずれていると、X線を検
知する受光系が受けるX線量分布もずれたものになり、
さらに焦点を受光系の間に絞り(X線の曝射範囲を制限
するもの)が挿入されるとX線量分布のずれの影響は拡
大されたものとなり、X線の受光が適正に行われなくな
る。
【0004】また、フィラメント3から放射された熱電
子の電子軌道は集束溝7の形状・寸法,集束体1の前面
の集束体角度8などの影響を受けるので、焦点位置を適
正にするためには集束溝7の形状・寸法や集束体角度8
を適正に組み合わせることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線管をX線C
T装置と組み合わせて使用した場合、使用時間経過と共
にX線管の焦点の中心位置が移動し、焦点とX線検出器
との位置関係がずれて、X線検出器が受光するX線量が
経時変化し、その結果としてCT画像にアーチファクト
を生ずる場合がある。
【0006】この原因を明らかにするために、2個の焦
点をもつX線管で焦点重なりの経時変化を調べてみた。
その結果を示したのが図4(a)である。図4(a)に
おいては、横軸には集束体角度、縦軸には焦点重なりを
示している。グラフは集束体が冷状態の場合(黒丸)と
熱状態の場合(白丸)について示してある。集束体が冷
状態の場合とは、X線管への負荷印加の初期に、集束体
が未だ高温になっていない状態での焦点重なりを示した
もので、集束体温度の初期状態を示すものである。集束
体が加熱状態の場合とは、X線管への負荷を継続して印
加した後に集束体が十分に高温に達した状態での焦点重
なりを示したもので、集束体温度の飽和状態を示すもの
である。
【0007】図4(b)は陰極の2個のフィラメントか
ら放射された熱電子が集束体で集束されて陽極のターゲ
ットに衝突して焦点を形成する様子を示したものであ
る。フィラメントからの電子ビームの例としてa,b,
cの3種類を示している。電子ビームaの場合の焦点重
なりは図示の焦点重なりAとなり、フィラメント大,小
から放射された電子ビームはターゲットに衝突する前に
交叉しており、大,小焦点の重なりが過大になっている
ことを示している。このような状態の場合の焦点重なり
を+(プラス)寸法で示している。電子ビームの場合は
フィラメント大,小から放射された電子ビームはターゲ
ット上で同一点に衝突しているので、理想的な焦点重な
りを示すものである。従って、この時の焦点重なり寸法
は0で示している。電子ビームcの場合の焦点重なりは
図示の焦点重なりcとなり、フィラメント大,小から放
射された電子ビームはターゲットに衝突する前には交叉
せず(ターゲット面を通り過ぎてから交叉する)、また
ターゲット上で一致することもなく、大小焦点の重なり
が不足になっていることを示している。このような状態
の場合の焦点重なりを−(マイナス)寸法で示してい
る。
【0008】図4(a)において、焦点重なりが集束体
の冷・熱状態の変化に従って変化していることが判る。
同一集束体角度の場合、集束体の熱状態における焦点重
なりは冷状態における値よりも小さくなっており、これ
を冷状態のグラフ上で見ると集束体角度8の大きい場合
のものと一致している。この結果は、集束体が冷状態か
ら熱状態に変化するにつれて、集束体角度8が大きくな
り、それによって焦点重なりが小さくなることを示唆し
ている。このことは、集束体の寸法の熱的変化を考えた
場合にも言えることである。X線管に負荷を印加する
と、フィラメント点火することによって生ずる熱が集束
体1を加熱し、集束体1は温度上昇する。フィラメント
からの熱は集束体1のフィラメント周辺部(図3の集束
体1の下部側)に入り、集束体1のフィラメントから離
れた部分(図3の集束体1の上部側)に熱伝導して行く。
このため、集束体1が加熱された状態では、集束体1の
下部側が高温となり、集束体1の上部側が低温となり、
両者の間に温度差が生じる。その結果、集束体1の下部
側が集束体1の上部側より熱膨張が大きくなるために、
集束体1の下部側が拡がり、集束体角度8が大きくな
る。
【0009】以上のことから、本発明では、集束体が熱
状態になっても集束体角度が大きくならないようにし
て、X線管の負荷を長時間印加しても焦点位置の変化し
ないX線管を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するため、複数の焦点を形成する複数のフィラメン
トと、フィラメントより放射された熱電子を集束させる
複数の集束溝を有する集束体と、前記熱電子をフィラメ
ントの長さ方向に集束させる集束体カバーとを備えた陰
極と、フィラメントからの熱電子を受けてX線を放射
し、かつ軸受によって回転自在に支持つれるターゲット
を備えた陽極とを、バルブで気密封止した回転陽極X線
管において、前記集束体の集束溝の中間に、前記集束溝
の長さ方向にほぼ平行に、集束溝面側から切り欠き溝を
設けて、集束溝相互間に隙間を作ると共に、集束溝相互
間の剛性を弱めたものである。
【0011】また、上記に加えて、前記集束体の外周
で、該集束体と前記集束体カバーとの間の隙間のうち、
前記集束溝面側の、集束溝に直角方向の部分に、複数個
の熱伝導の良い薄板片を挿入して該部分の熱伝導を向上
させたものである。
【0012】
【作用】本発明の作用を図1および図2で説明する。図
1,図2において集束体1の中央部に切ってある溝9に
よって、集束体中央部の剛性が弱まっており、集束体1
の平面Aが曲がりやすくなっている。又、集束体下部の
熱膨張は1cに伸びる構造になっているので、集束体1
の熱膨張による集束体角度の変化はほとんど無い。
【0013】又、図2に示すように、集束体1と集束体
カバー2を上部,下部両面で固定するので集束体下部に
流入したフィラメントからの輻射熱は、シム6や溶接部
によって集束体カバーへ放出され、集束体下部において
は、従来より温度が下がり、集束体全体はより均一な熱
膨張をするので、集束体上部と集束体下部において膨張
の度合は偏らない結果となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付の図1,
図2を用いて説明する。図1は本発明の一実施例の陰極
頭部の断面を示した図である。図において、下部が陽極
に対向する側である。集束体1は下部に2個の集束溝7
をもち、集束溝7にはアンカー4に支持されたコイル状
のフィラメント3が配置されている。アンカー4は絶縁
物6を介して集束体1に支持されている。集束体1の集
束溝7は2個のフィラメント3から放射された熱電子を
陽極のターゲット面(図示せず)の同一点に集束させる
ために集束体角度8だけ傾斜させてある。2個の集束溝
7の中間には集束溝7と平行に狭い溝9を設ける。溝9
の幅は0.2〜0.3mmとし、深さは集束体1の平面A部
から0.5mm 以上離れた位置までとし、この溝9を設け
ることにより、集束体1のこの溝9に垂直方向の剛性を
弱めることができる。集束体1の外側を集束体カバー2
がおおい、両者は図示の下部には嵌合すきまを設け、図
示の上部では点溶接などで固定している(例えば1aと
2aとの接する点)。上記の嵌合すきまは約0.1mm と
する(1bと2bとの間のすきま)。上記の如く構成し
たX線管の陰極頭において、フィラメント3に通電して
加熱すると、図1に示す集束体1の下部が熱せられ(さ
らにX線管への負荷印加によりターゲットが加熱される
と、その輻射熱によっても加熱される)、その熱によっ
て集束体1の集束溝7の周辺が熱膨張する。本発明の場
合、2個の集束溝7の間に溝9を設けてこの部分の剛性
を弱めているために、前記の熱膨張による伸び分は溝9
側に伸びて、集束体1の平面A部は矢印方向に曲がるこ
とになり、その結果集束体角度8の変化は非常に小さく
なる。
【0015】図2は本発明の他の実施例を示したもので
ある。上記の実施例と同様に集束体1の集束溝7の中間
に狭い溝9を設けた上で、集束体1の下部と集束体カバ
ー2の下部との間(1bと2bとの間のすきま)にシム
6を挿入し固定したものである。シム6は0.1〜0.2
mmの厚さで熱伝導の良い材料で作り、ろう付け,溶接,
圧入などにより固定する。上記の如く構成することによ
り、集束体1の下部に流入した熱はシム6を通って集束
体カバー2に熱伝導して行くため、集束体1の下部の温
度上昇が抑制され、その熱膨張も緩和され、図1の構成
のものよりも集束体角度8の変化を抑制する効果は大き
くなる。
【0016】図2の場合、集束体1の下部と集束体カバ
ー2の下部との間にシム6を挿入した例を記載したが、
同様な効果は図2の1bと2bとの間を溶接することに
よっても得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、X線管の実働直後で集
束体が加熱されていない状態と実働後で集束体が加熱さ
れて熱膨張した状態において、焦点の位置や焦点重なり
が殆んど変化しない集束体を提供することができるの
で、X線CT画像におけるアーチファクトを激減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関わる陰極頭部の断面図を
示す。
【図2】本発明の他の実施例に関わる陰極頭部の断面図
を示す。
【図3】従来型の陰極頭部の断面図を示す。
【図4】集束体角度と焦点重なりの関係を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 集束体 2 集束体カバー 3 フィラメント 6 シム 7 集束溝 8 集束体角度 9 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の焦点を形成する複数のフィラメント
    と、フィラメントより放射された熱電子を集束させる複
    数の集束溝を有する集束体と、前記熱電子をフィラメン
    トの長さ方向に集束させる集束体カバーとを備えた陰極
    と、フィラメントからの熱電子を受けてX線を放射し、
    かつ軸受によって回転自在に支持つれるターゲットを備
    えた陽極とを、バルブで気密封止した回転陽極X線管に
    おいて、前記集束体の集束溝の中間に、前記集束溝の長
    さ方向にほぼ平行に、集束溝面側から切り欠き溝を設け
    て、集束溝相互間に隙間を作ると共に、集束溝相互間の
    剛性を弱めたことを特徴とする回転陽極X線管。
  2. 【請求項2】前記集束体の外周で、該集束体と前記集束
    体カバーとの間の隙間のうち、前記集束溝面側の、集束
    溝に直角方向の部分に、複数個の熱伝導の良くする手段
    を挿入したことを特徴とする請求項1記載の回転陽極X
    線管。
JP9653993A 1993-04-01 1993-04-01 回転陽極x線管 Pending JPH06290721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9653993A JPH06290721A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 回転陽極x線管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9653993A JPH06290721A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 回転陽極x線管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06290721A true JPH06290721A (ja) 1994-10-18

Family

ID=14167920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9653993A Pending JPH06290721A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 回転陽極x線管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06290721A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100330433B1 (ko) * 1998-03-16 2002-03-27 니시무로 타이죠 엑스선관
US7085354B2 (en) 2003-01-21 2006-08-01 Toshiba Electron Tube & Devices Co., Ltd. X-ray tube apparatus
WO2016027575A1 (ja) * 2014-08-20 2016-02-25 株式会社島津製作所 電子源およびそれを備えたx線管

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100330433B1 (ko) * 1998-03-16 2002-03-27 니시무로 타이죠 엑스선관
US7085354B2 (en) 2003-01-21 2006-08-01 Toshiba Electron Tube & Devices Co., Ltd. X-ray tube apparatus
WO2016027575A1 (ja) * 2014-08-20 2016-02-25 株式会社島津製作所 電子源およびそれを備えたx線管
JPWO2016027575A1 (ja) * 2014-08-20 2017-05-25 株式会社島津製作所 電子源およびそれを備えたx線管

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4679219A (en) X-ray tube
US8520803B2 (en) Multi-segment anode target for an X-ray tube of the rotary anode type with each anode disk segment having its own anode inclination angle with respect to a plane normal to the rotational axis of the rotary anode and X-ray tube comprising a rotary anode with such a multi-segment anode target
US6646366B2 (en) Directly heated thermionic flat emitter
EP0164665B1 (en) X-ray tube apparatus
US6333969B1 (en) X-ray tube
US5745546A (en) Anode for an x-ray tube
JPH08287854A (ja) 低温エミッタを有するx線管
US20200273656A1 (en) X-ray tube emitter
JP4230565B2 (ja) X線管
JPH0235417B2 (ja)
JP2840614B2 (ja) 負荷に自動的に適合する可変焦点を有するx線管
JPH06290721A (ja) 回転陽極x線管
US20020186816A1 (en) X-ray tube, particularly rotating bulb x-ray tube
US10910187B2 (en) X-ray tube cathode flat emitter support mounting structure and method
JP2840615B2 (ja) 飽和により電子束を自動的に制限するx線管
US2836757A (en) X-ray generator target construction
JP2000082430A (ja) X線発生用ターゲット及びこれを用いたx線管
JPH0254849A (ja) 平坦なカソードを有する間接加熱式x線管
JPH10334839A (ja) X線管
JP2004214130A (ja) X線均一照射装置
KR20240026913A (ko) X선 발생 장치
JP2886577B2 (ja) 回転陽極を有するフラッシュx線管
US3892989A (en) Convergent flow hollow beam X-ray gun construction
JP4230016B2 (ja) X線管
JP2004006295A (ja) X線管