JPH06290923A - フェライト磁石の製造方法 - Google Patents

フェライト磁石の製造方法

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JPH06290923A
JPH06290923A JP5097191A JP9719193A JPH06290923A JP H06290923 A JPH06290923 A JP H06290923A JP 5097191 A JP5097191 A JP 5097191A JP 9719193 A JP9719193 A JP 9719193A JP H06290923 A JPH06290923 A JP H06290923A
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JP
Japan
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powder
ferrite
particle size
ferrite magnet
average particle
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Pending
Application number
JP5097191A
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English (en)
Inventor
Yuji Kaneko
裕治 金子
Seiji Endo
政治 遠藤
Takahiro Motone
隆博 元根
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KYUSHU SUMITOKU DENSHI KK
Proterial Ltd
Original Assignee
KYUSHU SUMITOKU DENSHI KK
Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 添加元素等の組成的改善手段に頼ることな
く、通常の製造方法の改良により磁気特性の向上を図っ
たフェライト磁石の製造方法の提供。 【構成】 仮焼反応、水溶液法により得られたフェライ
ト生成物を機械的粉砕で平均粒径0.2μm〜1.5μ
mの粉末に微粉砕した後、600℃〜1100℃に10
分間〜10時間の加熱処理を行い、その後、再度平均粒
径0.2μm〜1.5μmに微粉砕することにより、フ
ェライト粉末の粒度分布を均一化、すなわち、フェライ
ト結晶の粒径分布(実線a)を約1μmの単磁区粒子径
を最大頻度とする均一な分布に近づけることが可能とな
り、フェライト磁石の磁気特性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気特性の向上を図
ったフェライト磁石の製造方法の改良に係り、2段の微
粉砕の間に特定の加熱処理を施して結晶粒径を平均粒径
0.2〜1.5μmの範囲に揃えることにより、フェラ
イト結晶の粒径分布を約1μmの単磁区粒子径を最大頻
度とする均一な分布に近づけて磁気特性の向上を可能に
したフェライト磁石の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】BaO・6Fe23、SrO・6Fe2
3等の組成式で示されるフェライト磁石はスピーカ、
電装用モーターを初め、各種用途に多量に使用されてい
るが、最近では軽薄短小化の要求が強く、フェライト磁
石に対してもより一層の磁気特性の向上が要求されてい
る。一般にフェライト磁石は粉末冶金的手法にて製造さ
れ、仮焼反応あるいは水溶液法により得られたフェライ
ト磁石を機械的に粉砕後、所要の添加物を添加配合後、
成形、焼結して製造されているが、フェライト磁石の磁
気特性を向上させるためには、前記組成物に種々の添加
物を添加したり、また各製造工程における諸条件の改良
が検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、フェライト磁石
の製造方法として、原料粉末を微粉砕後、焼鈍する方法
が提案(特開昭62−283603号公報)されている
が、前記方法は樹脂等と混連して得られるボンド磁石用
原料粉末に関するもので、微粉砕後の粉末を焼鈍するこ
とにより微粉砕により生じた微粉末の歪を取り除くこと
を目的とするもので、焼鈍時の加熱により個々の粉末粒
子が凝集することが問題点として挙げられる。
【0004】この発明は、フェライト磁石に対する磁気
特性の向上の要求を、添加元素等の組成的改善手段に頼
ることなく、通常の製造方法の改良により実現できるフ
ェライト磁石の製造方法の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、添加元素等
の組成的手段に頼ることなく、通常の製造方法の改良に
よりフェライト磁石の磁気特性を向上させることを目的
に検討し、単磁区粒子径である1μm付近の結晶に粒度
分布を揃えることが重要であることに着目し、フェライ
ト磁石の製造工程を種々検討した結果、フェライト粉末
は仮焼反応あるいは水溶液法にて得られたフェライト生
成物をアトライターやボールミル等の機械的粉砕法によ
って得られるが、得られる粉末中には実際に目標とする
粒度よりもはるかに小さい微粉末や、十分に粉砕されて
いない粗粉末とが多く混在し、残存する粗粉末を微細化
するために、粉砕時間を延長する等の方法が採用されて
も、結果的には微粉末量が増加し、成形時のヒビ、割れ
の原因となり、また焼結時の異常粒成長の原因となり好
ましくないことより、仮焼反応、水溶液法により得られ
たフェライト生成物を機械的粉砕で0.2μm〜1.5
μmの粉末に微粉砕した後、600℃〜1100℃に1
0分間〜10時間の加熱処理を行い、その後、再度0.
2μm〜1.5μmに微粉砕することにより、フェライ
ト粉末の粒度分布を均一化できることを知見し、この発
明を完成した。
【0006】この発明は、MO・nFe23(MはS
r,Ba,Pbより選ばれる少なくとも1種の元素、n
=4.5〜6.5)の一般式にて表されるフェライト磁
石の製造方法において、仮焼反応あるいは水溶液法によ
り得られたフェライト生成物を機械的粉砕法にて平均粒
径0.2〜1.5μmの粉末に粉砕した後、600℃〜
1100℃に10分〜10時間の加熱処理し、その後再
度、機械的粉砕法にて平均粒径0.2〜1.5μmに粉
砕後、成形、焼結することを特徴とするフェライト磁石
の製造方法である。
【0007】この発明における機械的粉砕法としては乾
式粉砕、湿式粉砕のいずれでもよく、アトライター法、
ボールミル法、スタンプミル法、マイクロナイザ法、ア
トマイズ法等公知の機械的粉砕法が採用され、必要によ
り複数回繰り返すことも可能であるが、作業性、経済性
等を考慮して、各条件を設定することが望ましい。
【0008】また、この発明の加熱処理法は、0.5μ
m以下の超部粉末を成長させることを目的とするもので
あるが、加熱処理温度が1100℃を超えると粉末同志
が互いに焼結して緻密化するため、目的とする粒度分布
の均一化ができないので好ましくなく、また、600℃
未満では目的とする超微粉末の成長が行われないので、
加熱温度は600℃〜1100℃に限定する。加熱時間
は加熱温度が低い場合は長時間を必要とし、また温度を
高くすると短時間で処理できることより、加熱温度に応
じて加熱時間を10分〜10時間の範囲より適宜選定す
る。
【0009】この発明において、成形法は乾式法でも湿
式法でもよいが、湿式成形法の方が磁場成形により微粉
末が磁場方向に配向しやすく、磁気特性の向上に有効で
あり、湿式成形法では水への微粉末の懸濁量は40〜7
0%が好ましく、また磁場成形時の磁場は10〜15k
Oe、成形圧は300kg/cm2〜800kg/cm2
が好ましい。
【0010】
【作用】この発明の製造方法において、機械的粉砕法に
て得られたフェライト粉末は目標とする平均粒径1μm
の1/2以下の大きさを有する超微粉末と1.5μm以
上の粒径を有する粗粉末が混在しているが、これら粉末
を特定の加熱処理条件にて、加熱処理することにより、
微粉末が成長して、粒度分布は全体的に粒径の大きい方
へ変化して均一度が向上し、さらに加熱処理後の粉末を
再度粉砕すると、粗粉末が優先的に粉砕され、粒度分布
がより一層向上する作用効果を有し、その結果、得られ
た粉末を用いて焼結体を製造する場合、磁界中成形によ
り粒子を一方向に配合させると焼結体の配向度は向上
し、さらにフェライト結晶の粒径分布を約1μmの単磁
区粒子径を最大頻度とする均一な分布に近づけることが
可能となり、磁気特性を向上する。
【0011】
【実施例】
実施例1 Fe23/SrOモル比が5.9の基本組成を有する如
くフェライト原料粉末SrCO3 75g、Fe23
470gを1270℃で1時間の仮焼反応により作製し
た。このフェライト原料粉末を800gに水1lを加え
てアトライターにて平均粒径(空気透過法)が0.7μ
mになるまで微粉砕した。粉砕後のスラリーは脱水した
後、800℃に1時間の加熱処理を行った。加熱処理後
の粉末平均粒径は1.2μmであった。さらにこの粉末
500gに所定量のCaO、SiO2、Cr23および
SrOを添加した後、水500ccを加えて再度ボール
ミルにて平均粒径が0.65μmまで粉砕した。そのと
きの粒度分布を図1に実線aにて示す。このスラリーを
12kOeの磁場中にて成形圧500kg/cm2
て、径40×10mm寸法の成形体を得た後、大気中で
1240℃、1時間の焼結条件にて焼結体を得た。得ら
れた焼結体の組成、密度、磁気特性を表1に表す。
【0012】実施例2 実施例1と同一のフェライト原料粉末を乾式振動ミルに
て平均粒径が0.8μmまで微粉砕した後、1000℃
で30分間の加熱処理を行い、加熱処理後の粉末の平均
粒径は1.3μmであった。さらに、前記粉末に所定量
のCaO、SiO2、Cr23およびSrOを添加後、
アトライターで平均粒径は0.7μmまで微粉砕した
後、実施例1と同一の磁場中で湿式成形法焼結条件にて
焼結して、焼結体を得た。得られた焼結体の組成、密
度、磁気特性を表1に表す。
【0013】実施例3 実施例1のフェライト原料粉末に所定量のCaO、Si
2、Al23を添加してボールミルにて平均粒径は
0.5μmまで粉砕した。粉砕後のスラリーは脱水後、
600℃に4時間の加熱処理を行った。加熱処理後の粉
末の平均粒径は1.2μmであった。さらにこの粉末を
再びボールミルで0.7μmまで粉砕し、実施例1と同
様の方法で焼結体を作製し、組成、密度、磁気特性を測
定した。その結果を表1に表す。
【0014】比較例1 実施例1で作製したフェライト原料粉末に所定量のCa
O、SiO2、Cr23およびSrOを添加した後、ア
トライターで平均粒径は0.65μmとなるよう粉砕し
た。得られた微粉砕粉の粒度分布を図1に破線bで表
す。実施例1と同様に焼結体を作製した。得られた焼結
体の組成密度、磁気特性を測定してその結果を表1に示
した。
【0015】比較例2 実施例1で作製したフェライト原料粉末を乾式振動ミル
にて平均粒径は0.8μmまで粉砕し、この粉砕に所定
量のCaO、SiO2、Cr23およびSrOを添加
後、アトライターで平均粒径は0.7μmまで粉砕し、
実施例1と同様の方法で焼結体を作製した。得られた焼
結体の組成、密度、磁気特性を表1に示す。
【0016】比較例3 実施例1で作製したフェライト原料粉末に所定量のCa
O、SiO2、Al23を添加してボールミルで0.7
μmまで粉砕し、実施例1と同様に焼結体を作製した。
得られた焼結体の組成、密度、磁気特性を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】図1に明らかなように、2段の微粉砕の間
に特定の加熱処理を施すことにより、フェライト結晶の
粒径分布を約1μmの単磁区粒子径を最大頻度とする均
一な分布に近づけることが可能となり、実施例1と比較
例1との比較からも明らかなようにこの発明によるフェ
ライト磁石の磁気特性が向上していることが分かる。ま
た、表1に示す実施例2と比較例2、実施例3と比較例
との対比に明らかなように、この発明によるフェライト
磁石の磁気特性が向上していることが分かる。
【0019】
【発明の効果】この発明による製造方法は、仮焼反応、
水溶液法により得られたフェライト生成物を機械的粉砕
で0.2μm〜1.5μmの粉末に微粉砕した後、60
0℃〜1100℃に10分間〜10時間の加熱処理を行
い、その後、再度0.2μm〜1.5μmに微粉砕する
ことにより、フェライト粉末の粒度分布を均一化、すな
わち、フェライト結晶の粒径分布を約1μmの単磁区粒
子径を最大頻度とする均一な分布に近づけることが可能
となり、フェライト磁石の磁気特性を向上させることが
でき、公知の組成的な改善手段を併用すればさらに磁気
特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粒度分布を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元根 隆博 佐賀県杵島郡大町町大字福母282番地 九 州住特電子株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MO・nFe23(MはSr,Ba,P
    bより選ばれる少なくとも1種の元素、n=4.5〜
    6.5)の一般式にて表されるフェライト磁石の製造方
    法において、仮焼反応あるいは水溶液法により得られた
    フェライト生成物を機械的粉砕法にて平均粒径0.2〜
    1.5μmの粉末に粉砕した後、600℃〜1100℃
    に10分〜10時間の加熱処理し、その後再度、機械的
    粉砕法にて平均粒径0.2〜1.5μmに粉砕後、成
    形、焼結することを特徴とするフェライト磁石の製造方
    法。
JP5097191A 1993-03-30 1993-03-30 フェライト磁石の製造方法 Pending JPH06290923A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005073147A1 (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Tdk Corporation フェライト焼結体の製造方法
JP2007123511A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Tdk Corp フェライト焼結磁石
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JP2021052097A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 Tdk株式会社 フェライト焼結磁石

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