JPH0629109U - クライオスタット - Google Patents

クライオスタット

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Publication number
JPH0629109U
JPH0629109U JP062907U JP6290792U JPH0629109U JP H0629109 U JPH0629109 U JP H0629109U JP 062907 U JP062907 U JP 062907U JP 6290792 U JP6290792 U JP 6290792U JP H0629109 U JPH0629109 U JP H0629109U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing plug
helium
cryostat
heat
tank
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Pending
Application number
JP062907U
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English (en)
Inventor
賢一 菊地
健二 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH0629109U publication Critical patent/JPH0629109U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バッフルを使用しなくても輻射熱の侵入を効果
的に防止することが出来るクライオスタットを提供する
こと。 【構成】ヘリウム通路管の頭部に着脱可能なように設け
た封止栓の下面を金属光沢面とする。金属光沢面は、封
止栓下面を研磨することによって構成することが出来る
ほか、金属製の光沢テープを封止栓下面に貼り付ける
か、或は、金属の光沢蒸着層や光沢メッキ層を封止栓下
面に形成することによっても構成することが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超電導コイルを収容するためのクライオスタット、特に超電導マグ ネットを利用した核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)分析装置 に適用して好適なクライオスタットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
核磁気共鳴分析装置の超電導マグネットを収納するためのクライオスタットの 一般的な構造を図1に示す。同図において、20は、超電導コイル10を収容し て4.2Kの極低温に冷却保持するための液体ヘリウム槽であって、同槽の外側 には、熱シールド槽30、液体窒素槽40及び真空槽50が順次配置されて多層 構造を構成している。なお、90は、真空槽50の中心部に形成された被分析試 料装填孔である。
【0003】 液体ヘリウム槽20は、液体ヘリウム供給用の通路管22によって上から吊り 下げられたような構造となっており、同通路管の中間部分は、二つのサーマルア ンカ61及び62を介して熱シールド槽30及び液体窒素槽40と熱的・機械的 に接続され、例えば40K及び77Kの中間温度に保持されている。このような 多層構造を採用したのは、液体ヘリウム槽20への熱浸入を出来るだけ小さくす ると同時に、液体ヘリウムの蒸発を出来るだけ抑制するためである。
【0004】 ヘリウム通路管22の頭部は、ヘリウムポート25(液体ヘリウム供給口)に なっており、着脱可能な封止栓70によって密閉されている。液体ヘリウムの供 給又は補充は、封止栓70を抜き取ることによって行なう。液体ヘリウム槽20 から蒸発してヘリウムポート25に溜ったヘリウムガスは、連絡管23及び放出 弁24を介して大気中に放出される。このため、放出弁24は、ヘリウムガスの 圧力が大気圧より高い場合のみ当該ガスを大気中に放出する機能を有する逆止弁 を使用するのが普通である。
【0005】 図1の構造のクライオスタットでは、封止栓70が常温付近に保たれているこ とから、同栓を介して液体ヘリウム槽20に侵入する熱(主として輻射熱)が問 題となる。このため、従来は、棒状部材に複数(通常は4枚〜6枚)の熱遮蔽板 81を取り付けたバッフル80をヘリウム通路管22内に挿入し、当該バッフル によって好ましくない輻射熱の侵入を防止していた。
【0006】 バッフル80は、通常、封止栓70と一体構造になっており、封止栓70をヘ リウムポート25の開口に差し込む際、同時にヘリウム通路管22内に挿入して 使用する。複数の熱遮蔽板81は、輻射熱の侵入を出来るだけ遮断するため、そ の直径がヘリウム通路管22の内径より僅かに小さい円板を並べて使用する。も っとも、超電導コイル10の異常動作によって急激に発生するヘリウムガスの放 出路を確保する必要がある場合は、図1に示すように、半円状の板を交互に向き を変えて並べて使用することが望ましい。バッフル80は、熱遮蔽効果を最大限 に発揮させるため、その先端部分の熱遮蔽板81aが40K〜50Kの温度位置 (40Kサーマルアンカ61付近)に達するまで深く挿入して使用する。
【0007】 ヘリウム通路管22は、常時は封止栓70及び放出弁24(逆止弁)によって 気密に保持されているが、液体ヘリウムを補充する場合や超電導コイルへのリー ド線(図示せず)を挿入する場合は、封止栓70を抜き取って作業する必要があ るため、その際、どうしても若干の空気がヘリウム通路管22内に侵入する。封 止栓70の締め付け具合が不充分である場合も同様である。侵入した空気(主と して酸素ガス及び窒素ガス)は、ヘリウムガスよりも重いため、ヘリウム通路管 22内を流下する間に冷却され、酸素ガスは54K以下、窒素ガスは63K以下 の温度で凍結して固体化する結果、熱遮蔽板81がヘリウム通路管22の内壁に 密着し、バッフル80を抜き取ることが出来なくなることがある。そして、この ような事態が発生すると、液体ヘリウムの補充や超電導コイルのリード線の挿入 等が不可能になり、重大事故に発展する恐れがある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、前記のような従来技術の問題点を解消し、バッフルを使用し なくても輻射熱の侵入を防止することが出来る新規な構造のクライオスタットを 提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、ヘリウム通路管の頭部に着脱可能なように設けた封止栓の下面を 金属光沢面とし、同部分の熱輻射率を低下せしめることによって効果的に解決す ることが出来る。金属光沢面は、封止栓として例えばアルミニウム又はステンレ スを使用した場合、封止栓下面を研磨することによって構成することが可能であ る。また、封止栓は、必ずしも単一の材料をもって構成する必要はなく、適当な 下地材料にアルミニウム、銅、金、銀その他の金属からなる光沢テープを貼り付 けるか、これらの金属の光沢蒸着層や光沢メッキ層を下地材料上に形成すること によっても構成することも可能である。後者の場合は、封止栓の下地材料として 金属以外の材料、例えばプラスチックスやセラミックスを使用することも可能で ある。
【0010】
【実施例】
本考案者等は、図1(従来構造)のクライオスタットについて理論計算及び試 作実験を行った結果、内径24mm、長さ500mmのステンレス管をヘリウム 通路管22として使用し、かつ、下面の熱輻射率が0.45(通常の加工粗さ) であるステンレス栓を封止栓70として使用した場合、常温である封止栓70か らの輻射熱量は約0.25mW、ヘリウム通路管22の管壁からの輻射熱量は約 0.03mWであることが判明した(合計で約0.28mW)。そして、ヘリウ ム通路管22に対して良く設計された構造のバッフル80を挿入すると、液体ヘ リウム槽20への侵入熱量の総量は約0.01mW以下に減少し、95%〜99 %を熱量を遮蔽することが出来た。
【0011】 図2は、本考案に係るクライオスタットの一実施例を示す図であって、図1と 同一の記号は、図1の場合と同一の物又は部分を表示するものとする。但し、本 実施例では、アルミニウム製の封止栓70を使用し、その下面71を研磨して金 属光沢面を形成する一方、図1の従来構造において使用したバッフル80を取り 除いてある。封止栓下面71の熱輻射率は、約0.03とした。
【0012】 封止栓下面71を大部分とする常温部分からヘリウム通路管22に侵入する輻 射熱は、同面の熱輻射率が小さければ小さいほど少なくなり、本実施例の場合は 約0.02mWとすることが出来た。ヘリウム通路管22の管壁からの輻射熱量 は、従来の場合と同様、約0.03mWであるから、液体ヘリウム槽20に対す る侵入熱の総量は、結局、約0.05mWとなる。この値は、従来構造の場合と 比較して約5倍と大きいが、従来構造においてバッフル80を省略した場合の侵 入熱量の総量(約0.28mW)と比較すると、1/5.6 程度に少なくなって いる。
【0013】 断熱性を充分に考慮して設計・製作されたクライオスタットでは、液体ヘリウ ム槽20の容積が100リットル程度の場合、種々の原因で同槽に侵入する熱の 総量は、約7mWである。従って、本実施例の場合、ヘリウム通路管22を介し て液体ヘリウム槽20に侵入する輻射熱の量(約0.05mW)は、全体の侵入 熱量である約7mWの0.7%程度に過ぎず、充分に小さな値である。
【0014】
【考案の効果】
本考案の構造によれば、バッフルを使用する必要性がない。従って、従来構造 のクライオスタットではどうしても避けることが出来なかったバッフル凍結とい う重大事故を完全に防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のクライオスタットを示す縦断面図。
【図2】本考案に係るクライオスタットの一実施例を示
す縦断面図。
【符号の説明】
10…超電導コイル、 20…液体ヘリウム
槽、22…液体ヘリウム通路管、 23…連絡管、
24…放出弁、 25…ヘリウムポー
ト、26…常温連結部、 30…熱シール
ド槽、40…液体窒素槽、 50…真空
槽、61…77Kサーマルアンカ、 62…40Kサ
ーマルアンカ、70…封止栓、 71
…封止栓下面、80…バッフル、 81
…熱遮蔽板、90…被分析試料装填孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超電導コイルを収容するための液体ヘリウ
    ム槽に液体ヘリウム供給用の通路管を配設し、当該通路
    管の頭部に着脱可能なように封止栓を設けてなるクライ
    オスタットにおいて、上記封止栓の少なくとも下面に金
    属光沢面が形成されていることを特徴とするクライオス
    タット。
JP062907U 1992-09-08 1992-09-08 クライオスタット Pending JPH0629109U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP062907U JPH0629109U (ja) 1992-09-08 1992-09-08 クライオスタット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP062907U JPH0629109U (ja) 1992-09-08 1992-09-08 クライオスタット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0629109U true JPH0629109U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13213800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP062907U Pending JPH0629109U (ja) 1992-09-08 1992-09-08 クライオスタット

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JP (1) JPH0629109U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068520A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機冷却型超電導マグネット装置
JP2007005573A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Hitachi Ltd 超伝導磁石装置および超電導磁石装置の冷媒注入方法
US9887028B2 (en) 2014-09-03 2018-02-06 Mitsubishi Electric Corporation Superconducting magnet

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