JPH06291353A - フォトセンサの光検出方法 - Google Patents
フォトセンサの光検出方法Info
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- JPH06291353A JPH06291353A JP5096956A JP9695693A JPH06291353A JP H06291353 A JPH06291353 A JP H06291353A JP 5096956 A JP5096956 A JP 5096956A JP 9695693 A JP9695693 A JP 9695693A JP H06291353 A JPH06291353 A JP H06291353A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲート絶縁膜に入射光量に応じて電荷が保持
されることによるしきい値の変動を利用して、一定時間
内の照射光量を正確に検出することを目的とする。 【構成】 フォトセンサ1への書込動作は、ソース電極
8及びドレイン電極9間に0Vを、ゲート電極12に+20
Vのパルス電圧を印加し、電子をゲート絶縁膜11にトラ
ップする際に、フォトセンサ1に対して光を照射する
と、光電効果によりチャネル領域5の近傍にキャリアが
発生して、ゲート絶縁膜11へトラップされるキャリア注
入量が増加し、しきい値電圧Vthのシフト量が大きくな
る。このように、書込時における入射光量の大小は、し
きい値電圧Vthのシフト量の大小として現れ、光照射時
と光未照射時の間の所定のしきい値電圧Vthをゲート電
極12に印加した場合に、ゲート電流ID が得られた場合
は、光照射があったとし、ゲート電流ID が得られなか
った場合は、光照射がなかったと検出することができ
る。
されることによるしきい値の変動を利用して、一定時間
内の照射光量を正確に検出することを目的とする。 【構成】 フォトセンサ1への書込動作は、ソース電極
8及びドレイン電極9間に0Vを、ゲート電極12に+20
Vのパルス電圧を印加し、電子をゲート絶縁膜11にトラ
ップする際に、フォトセンサ1に対して光を照射する
と、光電効果によりチャネル領域5の近傍にキャリアが
発生して、ゲート絶縁膜11へトラップされるキャリア注
入量が増加し、しきい値電圧Vthのシフト量が大きくな
る。このように、書込時における入射光量の大小は、し
きい値電圧Vthのシフト量の大小として現れ、光照射時
と光未照射時の間の所定のしきい値電圧Vthをゲート電
極12に印加した場合に、ゲート電流ID が得られた場合
は、光照射があったとし、ゲート電流ID が得られなか
った場合は、光照射がなかったと検出することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトセンサの光検出
方法に関し、詳しくは、照射される光の強度に応じてゲ
ート絶縁膜にトラップされる電荷量によりしきい値を変
動させて照度を正確に検出するフォトセンサの光検出方
法に関する。
方法に関し、詳しくは、照射される光の強度に応じてゲ
ート絶縁膜にトラップされる電荷量によりしきい値を変
動させて照度を正確に検出するフォトセンサの光検出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォトセンサシステムは、通常、
CCD(Charge Coupled Device)、フォトダイオード
(PD:Photo Diode)あるいはTFT(Thin Film Tran
sistor)をその受光素子(フォトセンサ)として使用
し、複数のフォトセンサをマトリックス状に配列してい
る。各フォトセンサは、照射された光の量に応じた電荷
を発生し、この電荷量を見ることにより輝度を検出して
いる。そして、従来のフォトセンサシステムは、マトリ
ックス状に配列されたフォトセンサに、水平走査回路及
び垂直走査回路から走査電圧を印加して、各フォトセン
サの電荷量を検出している。しかし、このフォトセンサ
は、閉回路が形成されていると、発生した電荷が電流と
して放出されるため、従来、各フォトセンサ毎にフォト
センサとは別に選択トランジスタを形成して接続し、こ
の選択トランジスタを上記水平走査回路及び垂直走査回
路で駆動することにより、各フォトセンサ毎の電荷量を
検出していた。
CCD(Charge Coupled Device)、フォトダイオード
(PD:Photo Diode)あるいはTFT(Thin Film Tran
sistor)をその受光素子(フォトセンサ)として使用
し、複数のフォトセンサをマトリックス状に配列してい
る。各フォトセンサは、照射された光の量に応じた電荷
を発生し、この電荷量を見ることにより輝度を検出して
いる。そして、従来のフォトセンサシステムは、マトリ
ックス状に配列されたフォトセンサに、水平走査回路及
び垂直走査回路から走査電圧を印加して、各フォトセン
サの電荷量を検出している。しかし、このフォトセンサ
は、閉回路が形成されていると、発生した電荷が電流と
して放出されるため、従来、各フォトセンサ毎にフォト
センサとは別に選択トランジスタを形成して接続し、こ
の選択トランジスタを上記水平走査回路及び垂直走査回
路で駆動することにより、各フォトセンサ毎の電荷量を
検出していた。
【0003】このように、従来のフォトセンサは、検出
された電荷量を駆動信号によって短時間で逐次外部に出
力するため、ある一定時間以上の時間軸に対する入射光
量を得ようとすると、フォトセンサの出力信号をRAM
(Random Accses Memory) 等の外部記憶装置に保持させ
ることによって実現していた。
された電荷量を駆動信号によって短時間で逐次外部に出
力するため、ある一定時間以上の時間軸に対する入射光
量を得ようとすると、フォトセンサの出力信号をRAM
(Random Accses Memory) 等の外部記憶装置に保持させ
ることによって実現していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフォトセンサにあっては、各フォトセンサに
蓄積された電荷を搬送して、増幅した後、A/D変換し
ていたため、電荷の搬送時にノイズが重畳され、このノ
イズの影響を除去するために周辺回路が複雑になってし
まい、フォトセンサシステム自体が大型化すると共に、
S/N比が小さくなって、照射光の照度を正確に検出す
ることができず、諧調表示が不正確になるという問題が
あった。
うな従来のフォトセンサにあっては、各フォトセンサに
蓄積された電荷を搬送して、増幅した後、A/D変換し
ていたため、電荷の搬送時にノイズが重畳され、このノ
イズの影響を除去するために周辺回路が複雑になってし
まい、フォトセンサシステム自体が大型化すると共に、
S/N比が小さくなって、照射光の照度を正確に検出す
ることができず、諧調表示が不正確になるという問題が
あった。
【0005】このため、フォトセンサの出力信号 (電
荷) を搬送して外部記憶装置に保持させるのではなく、
受光部自身で入射光量に応じた電荷を保持して、一定時
間内の入射光量を検出できるようにしたフォトセンサが
開発されつつある。
荷) を搬送して外部記憶装置に保持させるのではなく、
受光部自身で入射光量に応じた電荷を保持して、一定時
間内の入射光量を検出できるようにしたフォトセンサが
開発されつつある。
【0006】そこで、本発明は、ゲート絶縁膜に入射光
量に応じて電荷を保持するフォトセンサを用いて、その
電荷量によるフォトセンサのしきい値の変動を利用する
ことにより、外部記憶装置を用いることなく、一定時間
の照射光量を正確に検出することが可能なフォトセンサ
の光検出方法を提供することを目的としている。
量に応じて電荷を保持するフォトセンサを用いて、その
電荷量によるフォトセンサのしきい値の変動を利用する
ことにより、外部記憶装置を用いることなく、一定時間
の照射光量を正確に検出することが可能なフォトセンサ
の光検出方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトセンサ
は、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を有す
るシリコン薄膜と、少なくとも前記チャネル領域上に形
成され電荷トラップによるヒステリシス特性を有する層
を含むゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成され
た透明なゲート電極と、を備えたフォトセンサの光検出
方法であって、前記ゲート電極に所定電圧を印加して前
記ゲート絶縁膜に電荷をトラップする第1ステップと、
ゲート電圧の印加時に前記ゲート電極を介して前記シリ
コン薄膜に検出光を照射して前記ゲート絶縁膜にトラッ
プされる電荷量を光の強度に応じて変動させてしきい値
を変える第2ステップと、前記ゲート電極に所定の基準
ゲート電圧を印加してチャネルのオン/オフ動作結果に
より照射光量を検出する第3ステップと、を含むことに
より、上記目的を達成している。
は、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を有す
るシリコン薄膜と、少なくとも前記チャネル領域上に形
成され電荷トラップによるヒステリシス特性を有する層
を含むゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成され
た透明なゲート電極と、を備えたフォトセンサの光検出
方法であって、前記ゲート電極に所定電圧を印加して前
記ゲート絶縁膜に電荷をトラップする第1ステップと、
ゲート電圧の印加時に前記ゲート電極を介して前記シリ
コン薄膜に検出光を照射して前記ゲート絶縁膜にトラッ
プされる電荷量を光の強度に応じて変動させてしきい値
を変える第2ステップと、前記ゲート電極に所定の基準
ゲート電圧を印加してチャネルのオン/オフ動作結果に
より照射光量を検出する第3ステップと、を含むことに
より、上記目的を達成している。
【0008】
【作用】本発明では、シリコン薄膜にチャネル領域、ソ
ース領域及びドレイン領域が形成され、そのうちの少な
くともチャネル領域上に電荷トラップによるヒステリシ
ス特性を有するゲート絶縁膜が形成され、そのゲート絶
縁膜上に透明なゲート電極が形成されたフォトセンサが
用いられる。このフォトセンサは、ゲート電極に所定電
圧を印加してゲート絶縁膜に電荷をトラップする際に、
ゲート電極を介してシリコン薄膜に検出光が照射され、
ゲート絶縁膜にトラップされる電荷量が光の強度に応じ
て変動し、これに伴ってしきい値電圧が変化する。そこ
で、フォトセンサのゲート電極に所定の基準ゲート電圧
を印加して、チャネルのオン/オフ動作結果を見ること
により、照射光量が検出される。
ース領域及びドレイン領域が形成され、そのうちの少な
くともチャネル領域上に電荷トラップによるヒステリシ
ス特性を有するゲート絶縁膜が形成され、そのゲート絶
縁膜上に透明なゲート電極が形成されたフォトセンサが
用いられる。このフォトセンサは、ゲート電極に所定電
圧を印加してゲート絶縁膜に電荷をトラップする際に、
ゲート電極を介してシリコン薄膜に検出光が照射され、
ゲート絶縁膜にトラップされる電荷量が光の強度に応じ
て変動し、これに伴ってしきい値電圧が変化する。そこ
で、フォトセンサのゲート電極に所定の基準ゲート電圧
を印加して、チャネルのオン/オフ動作結果を見ること
により、照射光量が検出される。
【0009】従って、ゲート絶縁膜にトラップされる電
荷量が照射光量によって変化することを利用して、照射
光量をしきい値電圧の変化として捉え、基準ゲート電圧
を印加した結果、チャネルがオン動作するか否かで光照
射の有無と共に、ある一定時間における照射光量を高精
度に検出可能な、小型のフォトセンサとすることができ
る。
荷量が照射光量によって変化することを利用して、照射
光量をしきい値電圧の変化として捉え、基準ゲート電圧
を印加した結果、チャネルがオン動作するか否かで光照
射の有無と共に、ある一定時間における照射光量を高精
度に検出可能な、小型のフォトセンサとすることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0011】まず、構成を説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係るフォトセ
ンサの構造を示す側面断面図である。本実施例のフォト
センサは、ポリシリコンTFTメモリトランジスタを用
いて実施したもので、低温プロセスによるTFTを前提
としているが、高温プロセスによるものであってもよ
い。
ンサの構造を示す側面断面図である。本実施例のフォト
センサは、ポリシリコンTFTメモリトランジスタを用
いて実施したもので、低温プロセスによるTFTを前提
としているが、高温プロセスによるものであってもよ
い。
【0013】図1において、フォトセンサ1は、石英等
の耐熱ガラスあるいはシリコン単結晶等からなる絶縁性
基板2上に、窒化シリコン(SiNX )あるいは熱酸化
によるシリコン酸化膜などからなる下地膜3が形成さ
れ、その上に半導体層4が形成されている。この半導体
層4は、ポリシリコン(p−Si)で形成されており、
その中央部分はチャネル領域5であって、そのチャネル
領域5を挟んで、左右位置に高濃度にリン等のドーパン
トが拡散されたポリシリコンよりなるn+ のソース領域
(S)6及びドレイン領域(D)7が形成されている。
の耐熱ガラスあるいはシリコン単結晶等からなる絶縁性
基板2上に、窒化シリコン(SiNX )あるいは熱酸化
によるシリコン酸化膜などからなる下地膜3が形成さ
れ、その上に半導体層4が形成されている。この半導体
層4は、ポリシリコン(p−Si)で形成されており、
その中央部分はチャネル領域5であって、そのチャネル
領域5を挟んで、左右位置に高濃度にリン等のドーパン
トが拡散されたポリシリコンよりなるn+ のソース領域
(S)6及びドレイン領域(D)7が形成されている。
【0014】そして、この半導体層4のソース領域
(S)6及びドレイン領域(D)7上には、それぞれソ
ース電極(S)8及びドレイン電極(D)9が接続され
て形成されている。
(S)6及びドレイン領域(D)7上には、それぞれソ
ース電極(S)8及びドレイン電極(D)9が接続され
て形成されている。
【0015】この半導体層4上は、シリコン酸化膜を堆
積させた第1の層間絶縁膜10で覆われている。そし
て、半導体層4の少なくともチャネル領域5上には、窒
化シリコン(SiNX )からなる光透過性を有するゲー
ト絶縁膜11が形成されている。そのゲート絶縁膜11
は、Si/N組成比が化学量論比(Si/N=0.7
5)よりも大きな値、例えば、Si/N組成比が0.8
5〜1.1程度の電荷トラップ作用を有する、いわゆる
Siリッチの窒化シリコンで形成されている。
積させた第1の層間絶縁膜10で覆われている。そし
て、半導体層4の少なくともチャネル領域5上には、窒
化シリコン(SiNX )からなる光透過性を有するゲー
ト絶縁膜11が形成されている。そのゲート絶縁膜11
は、Si/N組成比が化学量論比(Si/N=0.7
5)よりも大きな値、例えば、Si/N組成比が0.8
5〜1.1程度の電荷トラップ作用を有する、いわゆる
Siリッチの窒化シリコンで形成されている。
【0016】このため、本実施例のフォトセンサ1は、
ゲート電極(G)に印加された電圧により、チャネル領
域5に電子あるいは正孔が誘起されてゲート絶縁膜11
に取り込まれるが、その際に光が照射されると、発生し
たキャリアもトラップされてチャネルがオンし難い方向
にしきい値電圧をシフトさせることができる。従って、
上記従来例のように、光照射によって電子−正孔対がチ
ャネル領域に発生した場合は、短時間でチャネルが形成
されてしまい、それ以上の時間をかけて光照射量を検出
することができなくなる。この点、本実施例のフォトセ
ンサは、光が照射されるに伴ってしきい値電圧がシフト
するため、光照射量の検出を電荷量ではなく、しきい値
電圧の変化により検出するようにしたので、従来検出で
きなかった一定時間以上の光照射量を高精度に検出する
ことが可能である。
ゲート電極(G)に印加された電圧により、チャネル領
域5に電子あるいは正孔が誘起されてゲート絶縁膜11
に取り込まれるが、その際に光が照射されると、発生し
たキャリアもトラップされてチャネルがオンし難い方向
にしきい値電圧をシフトさせることができる。従って、
上記従来例のように、光照射によって電子−正孔対がチ
ャネル領域に発生した場合は、短時間でチャネルが形成
されてしまい、それ以上の時間をかけて光照射量を検出
することができなくなる。この点、本実施例のフォトセ
ンサは、光が照射されるに伴ってしきい値電圧がシフト
するため、光照射量の検出を電荷量ではなく、しきい値
電圧の変化により検出するようにしたので、従来検出で
きなかった一定時間以上の光照射量を高精度に検出する
ことが可能である。
【0017】そして、このゲート絶縁膜11上には、ゲ
ート電極(G)12が形成されており、このゲート電極
(G)12は、透明導電膜(ITO)で形成されてい
る。ゲート電極(G)12は、後述する電子−正孔対を
発生するために、半導体層4のチャンネル領域5のみで
なく、n+ のソース領域6及びドレイン領域7の上部面
も覆うようにしても良い。
ート電極(G)12が形成されており、このゲート電極
(G)12は、透明導電膜(ITO)で形成されてい
る。ゲート電極(G)12は、後述する電子−正孔対を
発生するために、半導体層4のチャンネル領域5のみで
なく、n+ のソース領域6及びドレイン領域7の上部面
も覆うようにしても良い。
【0018】さらに、このゲート電極12及び前記第1
の層間絶縁膜10上を覆うように、窒化シリコンからな
る第2の層間絶縁膜13が形成されている。
の層間絶縁膜10上を覆うように、窒化シリコンからな
る第2の層間絶縁膜13が形成されている。
【0019】そして、この第2の層間絶縁膜13上を覆
うように、窒化シリコンからなるオーバーコート膜14
が形成されており、このオーバーコート膜14は、第2
の層間絶縁膜13、ソース電極8及びドレイン電極9を
保護している。
うように、窒化シリコンからなるオーバーコート膜14
が形成されており、このオーバーコート膜14は、第2
の層間絶縁膜13、ソース電極8及びドレイン電極9を
保護している。
【0020】このフォトセンサ1の製造方法は、ここで
は低温プロセスに基づいて、ガラス等の絶縁性基板2上
にプラズマCVD法により窒化シリコンを堆積させ、下
地膜3を形成している。
は低温プロセスに基づいて、ガラス等の絶縁性基板2上
にプラズマCVD法により窒化シリコンを堆積させ、下
地膜3を形成している。
【0021】さらに、その上にアモルファスシリコン
(a−Si)をプラズマCVD法によって所定の膜厚に
堆積させた後、熱処理を行ってアモルファスシリコン中
の水素を脱離させた後、エキシマレーザを照射すること
により、アモルファスシリコンをポリシリコン(p−S
i)へと再結晶させる。
(a−Si)をプラズマCVD法によって所定の膜厚に
堆積させた後、熱処理を行ってアモルファスシリコン中
の水素を脱離させた後、エキシマレーザを照射すること
により、アモルファスシリコンをポリシリコン(p−S
i)へと再結晶させる。
【0022】次に、そのポリシリコン層に対して、イオ
ン注入又はイオンドーピングによりドーパントを選択的
に高濃度に導入し、n+ のソース領域6及びドレイン領
域7を形成し、エキシマレーザによって活性化処理した
後、所定形状にパターニングして半導体層4を形成す
る。そして、その上に第1の層間絶縁膜10となるシリ
コン酸化膜を堆積させた後、後述するゲート電極12を
形成する部分のシリコン酸化膜を除去して、窒化シリコ
ン及び透明導電膜(ITO)をそれぞれ堆積させてパタ
ーニングを行い、ゲート絶縁膜11及びゲート電極12
を形成する。
ン注入又はイオンドーピングによりドーパントを選択的
に高濃度に導入し、n+ のソース領域6及びドレイン領
域7を形成し、エキシマレーザによって活性化処理した
後、所定形状にパターニングして半導体層4を形成す
る。そして、その上に第1の層間絶縁膜10となるシリ
コン酸化膜を堆積させた後、後述するゲート電極12を
形成する部分のシリコン酸化膜を除去して、窒化シリコ
ン及び透明導電膜(ITO)をそれぞれ堆積させてパタ
ーニングを行い、ゲート絶縁膜11及びゲート電極12
を形成する。
【0023】さらに、その上には、プラズマCVD法に
より窒化シリコンを堆積した後、ソース/ドレイン電極
用のコンタクトホールを形成し、そのコンタクトホール
内に埋め込むようにアルミニウム等の電極材料を堆積さ
せる。そして、その電極材料をパターニングして、ソー
ス電極8及びドレイン電極9を形成した後、窒化シリコ
ンを堆積させてオーバーコート膜14を形成する。
より窒化シリコンを堆積した後、ソース/ドレイン電極
用のコンタクトホールを形成し、そのコンタクトホール
内に埋め込むようにアルミニウム等の電極材料を堆積さ
せる。そして、その電極材料をパターニングして、ソー
ス電極8及びドレイン電極9を形成した後、窒化シリコ
ンを堆積させてオーバーコート膜14を形成する。
【0024】次に、作用を説明する。
【0025】図2は、本実施例に係るフォトセンサのゲ
ート電圧に対するドレイン電流の特性を示す線図であ
る。
ート電圧に対するドレイン電流の特性を示す線図であ
る。
【0026】フォトセンサ1は、上述した図1のゲート
絶縁膜11にSiリッチなSiN膜を使用しているた
め、例えば、フォトセンサ1のドレイン電圧Vdを10
Vとして、図2に示すゲート電圧Vgに対するドレイン
電流Id(ソース電極(S)8−ドレイン電極(D)9
間に流れる電流)の変化を示すように、ヒステリシス特
性を有している。
絶縁膜11にSiリッチなSiN膜を使用しているた
め、例えば、フォトセンサ1のドレイン電圧Vdを10
Vとして、図2に示すゲート電圧Vgに対するドレイン
電流Id(ソース電極(S)8−ドレイン電極(D)9
間に流れる電流)の変化を示すように、ヒステリシス特
性を有している。
【0027】すなわち、ゲート電圧Vgを、負の値から
徐々に正の値へとドレイン電流Idが飽和するまで上げ
て行き、その後、ゲート電圧Vgを下げると、ドレイン
電流Idは、ゲート電圧Vgの値に対して、ゲート電圧
Vgを上昇させた場合と、ドレイン電流Idが飽和した
後に、ゲート電圧Vgを下げた場合とでは、異なる値を
とって下降する。そして、この場合のヒステリシスの大
きさΔVth(ゲート電圧Vgをマイナス側から変化させ
た時における所定のドレイン電流Idが流れるゲート電
圧Vgと、ゲート電圧Vgをプラス側から変化させた時
における所定のドレイン電流Idが流れるゲート電圧V
gとの差)は、後述するように、フォトセンサ1に照射
される光の照射量及びゲート絶縁膜11の厚さに依存す
る。しかし、ゲート絶縁膜11の膜厚は、製造後は変化
しないため、光の照射量によってヒステリシスの大きさ
ΔVthが決まることになる。図2におけるヒステリシス
曲線の実線部分は、光を照射しなかった場合であり、破
線部分は、光を照射したことによりゲート絶縁膜11に
トラップされる電荷量が変化して、ヒステリシスの大き
さΔVthが増大した状態を示している。
徐々に正の値へとドレイン電流Idが飽和するまで上げ
て行き、その後、ゲート電圧Vgを下げると、ドレイン
電流Idは、ゲート電圧Vgの値に対して、ゲート電圧
Vgを上昇させた場合と、ドレイン電流Idが飽和した
後に、ゲート電圧Vgを下げた場合とでは、異なる値を
とって下降する。そして、この場合のヒステリシスの大
きさΔVth(ゲート電圧Vgをマイナス側から変化させ
た時における所定のドレイン電流Idが流れるゲート電
圧Vgと、ゲート電圧Vgをプラス側から変化させた時
における所定のドレイン電流Idが流れるゲート電圧V
gとの差)は、後述するように、フォトセンサ1に照射
される光の照射量及びゲート絶縁膜11の厚さに依存す
る。しかし、ゲート絶縁膜11の膜厚は、製造後は変化
しないため、光の照射量によってヒステリシスの大きさ
ΔVthが決まることになる。図2におけるヒステリシス
曲線の実線部分は、光を照射しなかった場合であり、破
線部分は、光を照射したことによりゲート絶縁膜11に
トラップされる電荷量が変化して、ヒステリシスの大き
さΔVthが増大した状態を示している。
【0028】そこで、フォトセンサ1への書込動作時に
は、例えば、ソース電極(S)8及びドレイン電極
(D)9間に0[V]を、ゲート電極(G)12に+2
0[V]のパルス電圧を印加すると、ホットキャリアで
ある電子がこのソース領域6及びドレイン領域7のn+
層からチャネル領域5に供給され、ゲート絶縁膜11が
上述のようにSiリッチとなっていることから、チャネ
ル領域5の電子がゲート絶縁膜11に取り込まれる。こ
のように、ゲート絶縁膜11に電子がトラップされるた
め、半導体層4のチャネル領域5には正孔が誘起され、
フォトセンサ1のしきい値電圧Vthがプラス方向にず
れる。
は、例えば、ソース電極(S)8及びドレイン電極
(D)9間に0[V]を、ゲート電極(G)12に+2
0[V]のパルス電圧を印加すると、ホットキャリアで
ある電子がこのソース領域6及びドレイン領域7のn+
層からチャネル領域5に供給され、ゲート絶縁膜11が
上述のようにSiリッチとなっていることから、チャネ
ル領域5の電子がゲート絶縁膜11に取り込まれる。こ
のように、ゲート絶縁膜11に電子がトラップされるた
め、半導体層4のチャネル領域5には正孔が誘起され、
フォトセンサ1のしきい値電圧Vthがプラス方向にず
れる。
【0029】例えば、ゲート電極12の膜厚が2000
(オングストローム)の場合、ゲート電圧Vgを+2
0[V]とすると、100マイクロ秒程度の短時間でゲ
ート絶縁膜11に電子がトラップされる。
(オングストローム)の場合、ゲート電圧Vgを+2
0[V]とすると、100マイクロ秒程度の短時間でゲ
ート絶縁膜11に電子がトラップされる。
【0030】また、フォトセンサ1の消去動作時には、
例えば、ソース電極(S)8及びドレイン電極(D)9
間に0[V]を、ゲート電極(G)12に−20[V]
のパルス電圧を印加すると、ホットキャリアである正孔
がチャネル領域5に誘起され、チャネル領域5の正孔
が、Siリッチのゲート絶縁膜11に取り込まれる。こ
のように、ゲート絶縁膜11に正孔がトラップされるた
め、半導体層4のチャネル領域5には電子が誘起され
て、フォトセンサ1のしきい値電圧Vthがマイナス方
向にずれる。
例えば、ソース電極(S)8及びドレイン電極(D)9
間に0[V]を、ゲート電極(G)12に−20[V]
のパルス電圧を印加すると、ホットキャリアである正孔
がチャネル領域5に誘起され、チャネル領域5の正孔
が、Siリッチのゲート絶縁膜11に取り込まれる。こ
のように、ゲート絶縁膜11に正孔がトラップされるた
め、半導体層4のチャネル領域5には電子が誘起され
て、フォトセンサ1のしきい値電圧Vthがマイナス方
向にずれる。
【0031】そして、上記フォトセンサ1の書込動作時
と消去動作時に、フォトセンサ1に対して光を照射した
場合は、光電効果によりチャネル領域5の近傍にキャリ
アが発生して、実効キャリア密度が高くなるため、上記
したゲート絶縁膜11へトラップされるキャリア(電子
/正孔)の注入量が増加し、しきい値電圧Vthのシフト
量が大きくなる。すなわち、書込動作時の場合は、図2
に示すように、光を照射しない場合のしきい値電圧がV
th1 、光照射時のしきい値電圧はVth2 となる。
と消去動作時に、フォトセンサ1に対して光を照射した
場合は、光電効果によりチャネル領域5の近傍にキャリ
アが発生して、実効キャリア密度が高くなるため、上記
したゲート絶縁膜11へトラップされるキャリア(電子
/正孔)の注入量が増加し、しきい値電圧Vthのシフト
量が大きくなる。すなわち、書込動作時の場合は、図2
に示すように、光を照射しない場合のしきい値電圧がV
th1 、光照射時のしきい値電圧はVth2 となる。
【0032】このように、同じ書込/消去時間における
照射光量の大小は、しきい値電圧Vthのシフト量の大小
として捉えることができる。
照射光量の大小は、しきい値電圧Vthのシフト量の大小
として捉えることができる。
【0033】ここで、しきい値電圧Vthが照射光量の大
小に応じてシフトすることを利用して、所定量の照射光
の有無を検出する場合は、例えば、図2に示すように、
しきい値電圧Vth1 とVth2 とを予め測定しておき、そ
の間の所定電圧値を基準ゲート電圧Vthb とする。そし
て、フォトセンサ1のゲート電極12に基準ゲート電圧
値Vthb を印加した場合に、チャネルがオンしてゲート
電流ID が得られると、所定量の光照射があったと判断
し、また、チャネルがオフのままでゲート電流ID が得
られないと所定量の光照射がなかったと判断される。
小に応じてシフトすることを利用して、所定量の照射光
の有無を検出する場合は、例えば、図2に示すように、
しきい値電圧Vth1 とVth2 とを予め測定しておき、そ
の間の所定電圧値を基準ゲート電圧Vthb とする。そし
て、フォトセンサ1のゲート電極12に基準ゲート電圧
値Vthb を印加した場合に、チャネルがオンしてゲート
電流ID が得られると、所定量の光照射があったと判断
し、また、チャネルがオフのままでゲート電流ID が得
られないと所定量の光照射がなかったと判断される。
【0034】このように、本実施例のフォトセンサの光
検出方法によれば、フォトセンサのしきい値電圧が光照
射の有無により変動することを利用して、しきい値電圧
の変動幅の間の所定の基準ゲート電圧をゲート電極に印
加し、チャネルのオン/オフ動作結果に基づいて光照射
の有無を高精度に検出することができ、フォトセンサ自
体を小型化することができる。
検出方法によれば、フォトセンサのしきい値電圧が光照
射の有無により変動することを利用して、しきい値電圧
の変動幅の間の所定の基準ゲート電圧をゲート電極に印
加し、チャネルのオン/オフ動作結果に基づいて光照射
の有無を高精度に検出することができ、フォトセンサ自
体を小型化することができる。
【0035】なお、本実施例のフォトセンサを使って上
記センス動作を再度行う場合は、センス時に加えた条件
と正反対の駆動条件を加える必要がある。具体的には、
書き込み状態から消去動作でセンシングを行った場合
は、再び書き込み状態へ戻す必要があり、消去状態から
書き込み動作でセンシングを行った場合は、再び消去状
態へ戻す必要がある。
記センス動作を再度行う場合は、センス時に加えた条件
と正反対の駆動条件を加える必要がある。具体的には、
書き込み状態から消去動作でセンシングを行った場合
は、再び書き込み状態へ戻す必要があり、消去状態から
書き込み動作でセンシングを行った場合は、再び消去状
態へ戻す必要がある。
【0036】また、上記実施例では、図2に示すよう
に、ヒステリシス曲線の書込側を利用して光照射量を検
出する例を示したが、他方の消去側のしきい値電圧の変
動を利用して光照射量を検出するようにしてもよい。
に、ヒステリシス曲線の書込側を利用して光照射量を検
出する例を示したが、他方の消去側のしきい値電圧の変
動を利用して光照射量を検出するようにしてもよい。
【0037】さらに、上記実施例では、所定量の光照射
が有ったか否かを判断しているが、ゲート電極に印加す
る基準ゲート電圧値を順次上昇させていって、どのレベ
ルのしきい値電圧を印加した場合にオン動作したかを判
別し、入射光量を直接検出するように構成することも可
能である。
が有ったか否かを判断しているが、ゲート電極に印加す
る基準ゲート電圧値を順次上昇させていって、どのレベ
ルのしきい値電圧を印加した場合にオン動作したかを判
別し、入射光量を直接検出するように構成することも可
能である。
【0038】
【発明の効果】本発明のフォトセンサの光検出方法によ
れば、フォトセンサのゲート電極に所定電圧を印加して
ゲート絶縁膜に電荷をトラップする際に、ゲート電極を
介してシリコン薄膜に検出光を照射し、ゲート絶縁膜に
トラップされる電荷量が光の強度に応じて変動し、しき
い値が変化するので、フォトセンサのゲート電極に基準
ゲート電圧を印加した際のチャネルのオン/オフ結果を
見ることにより、光照射の有無と共に、ある一定時間に
おける照射光量を高精度に検出することが可能であっ
て、かつ小型のフォトセンサとすることができる。
れば、フォトセンサのゲート電極に所定電圧を印加して
ゲート絶縁膜に電荷をトラップする際に、ゲート電極を
介してシリコン薄膜に検出光を照射し、ゲート絶縁膜に
トラップされる電荷量が光の強度に応じて変動し、しき
い値が変化するので、フォトセンサのゲート電極に基準
ゲート電圧を印加した際のチャネルのオン/オフ結果を
見ることにより、光照射の有無と共に、ある一定時間に
おける照射光量を高精度に検出することが可能であっ
て、かつ小型のフォトセンサとすることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るフォトセンサの構造を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図2】本実施例に係るフォトセンサのゲート電圧に対
するドレイン電流の特性を示す線図である。
するドレイン電流の特性を示す線図である。
1 フォトセンサ 2 絶縁性基板 3 下地膜 4 半導体層 5 チャネル領域 6 ソース領域 7 ドレイン領域 8 ソース電極 9 ドレイン電極 10 第1の層間絶縁膜 11 ゲート絶縁膜 12 ゲート電極 13 第2の層間絶縁膜 14 オーバーコート膜
Claims (1)
- 【請求項1】 チャネル領域、ソース領域及びドレイン
領域を有するシリコン薄膜と、 少なくとも前記チャネル領域上に形成され電荷トラップ
によるヒステリシス特性を有する層を含むゲート絶縁膜
と、 前記ゲート絶縁膜上に形成された透明なゲート電極と、 を備えたフォトセンサの光検出方法であって、 前記ゲート電極に所定電圧を印加して前記ゲート絶縁膜
に電荷をトラップする第1ステップと、 ゲート電圧の印加時に前記ゲート電極を介して前記シリ
コン薄膜に検出光を照射して前記ゲート絶縁膜にトラッ
プされる電荷量を光の強度に応じて変動させてしきい値
を変える第2ステップと、 前記ゲート電極に所定の基準ゲート電圧を印加してチャ
ネルのオン/オフ動作結果により照射光量を検出する第
3ステップと、 を含むことを特徴とするフォトセンサの光検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5096956A JPH06291353A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | フォトセンサの光検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5096956A JPH06291353A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | フォトセンサの光検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06291353A true JPH06291353A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14178730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5096956A Pending JPH06291353A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | フォトセンサの光検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06291353A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11261097A (ja) * | 1998-03-12 | 1999-09-24 | Casio Comput Co Ltd | フォトセンサ素子 |
| KR100290858B1 (ko) * | 1999-03-13 | 2001-05-15 | 구자홍 | 양자점 원적외선 수광소자 및 그 제조방법 |
| JP2012028758A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-02-09 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法及び半導体装置の検査方法 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5096956A patent/JPH06291353A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11261097A (ja) * | 1998-03-12 | 1999-09-24 | Casio Comput Co Ltd | フォトセンサ素子 |
| KR100290858B1 (ko) * | 1999-03-13 | 2001-05-15 | 구자홍 | 양자점 원적외선 수광소자 및 그 제조방법 |
| JP2012028758A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-02-09 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法及び半導体装置の検査方法 |
| US9136188B2 (en) | 2010-06-25 | 2015-09-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Manufacturing method and test method of semiconductor device |
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