JPH062916A - 空気調和機の総合電流制御システム - Google Patents

空気調和機の総合電流制御システム

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JPH062916A
JPH062916A JP4161311A JP16131192A JPH062916A JP H062916 A JPH062916 A JP H062916A JP 4161311 A JP4161311 A JP 4161311A JP 16131192 A JP16131192 A JP 16131192A JP H062916 A JPH062916 A JP H062916A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美観を損なうことなく、取り付けが容易で、
快適性の低下がなく、動作が確実な電流制限ができる総
合電流制御システムを提供する。 【構成】 各空気調和機3に自身の消費電流値を検出す
る電流検出手段6を設けると共に電流値を送信・受信す
る通信端子7、8を設け、且つ各空気調和機3に、受信
した他の空気調和機の電流値と電源ライン2の制限電流
容量とを比較して自身の消費電流を制御する消費電流制
御手段13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同じ電源ラインに接続
される複数の空気調和機の総合電流を制御する空気調和
機の総合電流制御システムに係り、特に、美観を損なう
ことなく、取り付けが容易で、快適性の低下がなく、動
作が確実な電流制限ができる総合電流制御システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭、オフィス等の各部屋や広い部屋に
複数台の空気調和機を設置するとき、同じ電源ラインに
複数の空気調和機を接続しようとすると、これらの空気
調和機の最大電流の合計が電源ラインの制限電流容量を
越えることがある。このように最大電流の合計が電源ラ
インの制限電流容量を越えるまで、同じ電源ラインに複
数の空気調和機を接続すると、各空気調和機でたまたま
起動等による消費電流の増大タイミングが重なるとき、
全空気調和機の消費電流の合計が制限電流容量に達し
て、ブレーカが作動してしまう。例えば、制限電流容量
B の電源ラインに設置された3台の空気調和機がある
とき、各空気調和機の消費電流が単独では図5に示すよ
うな時間的変化をするとして、これを時間をずらして重
ね合わせて合計電流の変化を描いてみると、t2
3 、t5 、t6 の各点で合計の電流が制限電流容量を
越えることになる。従って、3台の空気調和機を実際に
運転すれば、頻繁にブレーカが作動することになる。
【0003】このような不具合への対応策として以下の
3つの方法がある。
【0004】1.電源ラインに新たに分岐を設けて空気
調和機の接続を分散させ、各分岐内をそれぞれの制限電
流容量以内に収まるようにすると共にトータルでの制限
電流容量を大きくする。
【0005】2.使用者の判断により各空気調和機を適
宜オン・オフして交互運転するか、又は適宜能力調整し
て個別に能力制限する。
【0006】3.汎用の電流コントローラを設けて各空
気調和機をこれに接続し、コントローラが電源ラインの
制限電流容量を越えないように各空気調和機を適宜オン
・オフ制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の対応策には、それぞれ以下に述べるような問題点が
ある。
【0008】1.電源ラインに新たに分岐を設けると、
トータルでの制限電流容量が大きくなる。しかし、この
制限電流容量は全空気調和機の最大電流合計を見込んだ
ものであるから、通常はフルに使用されることがなく、
電源容量に無駄が生じて設備の利用効率を下げることに
なる。
【0009】2.人間の判断では、不注意等によりブレ
ーカを作動させてしまったり、必要以上に能力制限をし
てしまって、快適状態が得られなかったりする。また、
複数の空気調和機を度々調整するのは煩わしい。
【0010】3.汎用の電流コントローラでは、オン・
オフの大まかな制御しかできず快適な並列運転ができな
い。仮に専用のコントローラがあったとしても、各空気
調和機の能力配分等の細かな能力制御は難しい。また、
コントローラ、制御配線は、室内に設置されるため、部
屋のスペース・美観の問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、美観を損なうことなく、取り付けが容易で、快適性
の低下がなく、動作が確実な電流制限ができる総合電流
制御システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、各空気調和機に自身の消費電流値を検出す
る電流検出手段を設けると共に検出した電流値を送信・
受信する通信端子を設け、且つ各空気調和機に、受信し
た他の空気調和機の電流値と電源ラインの制限電流容量
とを比較して自身の消費電流を制御する消費電流制御手
段を設けたものである。
【0013】また、上記送信・受信の通信端子を各空気
調和機の室外機に設けると共に上流側の室外機から下流
側の室外機にかけて順次上流側の送信端子と下流側の受
信端子とを通信線で接続し、各消費電流制御手段に予め
各空気調和機に応じて電流値設定手段から設定電流値を
入力し、各消費電流制御手段が、受信した電流値と自身
の消費電流とを合計して総合電流値を求め、この総合電
流値が設定電流値を越えないように自身の消費電流の制
御を行うと共にこの総合電流値を下流側の空気調和機に
送信するようにしてもよい。
【0014】
【作用】上記構成により、各空気調和機は他の空気調和
機の消費電流を受信して感知することができる。そこ
で、電源ラインの制限電流容量から他の空気調和機の消
費電流の合計を差し引いた電流値が、本空気調和機で利
用し得る電流値となる。この電流値の範囲内に収まるよ
うに自身の消費電流を制御すれば、全体の空気調和機の
消費電流の合計は、電源ラインの制限電流容量を越える
ことがない。
【0015】また、上流側の室外機の送信端子から下流
側の室外機の受信端子へと順に通信線で接続すれば、上
流側の空気調和機の送信する総合電流値が下流側の空気
調和機に受信されるように順に接続されていることにな
り、各空気調和機における総合電流値は、通信の流れに
従って、順次空気調和機の台数を増した総合電流値とな
る。各空気調和機は、自身より上流にある全空気調和機
の総合電流値を知ることになる。一方、各空気調和機毎
に予め設定された設定電流値があるので、自身用に設定
された設定電流値から受信した総合電流値を差し引いた
電流値が、各空気調和機で利用し得る電流値となる。各
空気調和機が、この電流値の範囲内に収まるように自身
の消費電流を制御すれば、全体の空気調和機の消費電流
の合計は、通信の最終段の空気調和機に設定されている
設定電流値(電源ラインの制限電流容量以下とする)を
越えることがない。また、設定電流値が個々に設定され
ているので、各空気調和機で利用し得る電流値が設定に
よって適宜配分できることになる。従って、通信の下流
側に配置された空気調和機の配分が不利になることがな
い。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0017】図1に示されるようにブレーカ1を介して
供給される電源ライン2に、複数の空気調和機3が接続
されている。ブレーカ1は電源ラインに流れる電流が制
限電流容量IB を越えると作動するように設定されてい
る。図1には、2台の空気調和機3だけが破線枠で囲っ
て示されているが、台数は限定されない。
【0018】空気調和機3は、コンプレッサ4を駆動し
て電流の主たる消費先であるインバータ装置5と、電源
ライン2からインバータ装置5に流れる消費電流I2
検出する電流検出手段6と、送信用通信端子7及び受信
用通信端子8と、設定電流値IS を設定するための電流
値設定手段9と、電流検出手段6の検出電流I2 と受信
用通信端子8で受信した電流I1 とから総合電流値Iを
演算する総合電流演算手段10と、上記設定電流値IS
と総合電流演算手段10で求めた総合電流値Iとを比較
する比較手段11と、この比較に基づいてインバータ装
置5を制御する出力周波数制御手段12とから構成され
ている。
【0019】総合電流演算手段10の入力は受信用通信
端子に、8出力は送信用通信端子7に接続されている。
総合電流演算手段10の入出力は、電流値を示すアナロ
グ値が使用されるか又は所定の通信フォーマットを有し
たデジタル情報が使用される。電流値設定手段9、総合
電流演算手段10、及び比較手段11は消費電流制御手
段13を構成している。消費電流制御手段13の制御手
順を流れ図に示すと、図2のようになる。
【0020】ここで図1に示される2台の空気調和機3
を3a、3bとすると、空気調和機3aの受信用通信端
子8には図示されない別の空気調和機からの通信線14
が接続され、空気調和機3aの送信用通信端子7と空気
調和機3bの受信用通信端子8とが通信線14で接続さ
れ、空気調和機3bの送信用通信端子7からの通信線1
4はさらに別の空気調和機に接続されて、各空気調和機
がカスケード接続されている。
【0021】通信線13等の電気的配線系統の様子を詳
しく述べる。図3に示されるように、各空気調和機3
A、3B、3Cは、それぞれ室内機20と室外機21と
に分割形成され、それぞれの空気調和機3A、3B、3
Cにおいて、ブレーカ1からの電源ライン2が室内機2
0に取り込まれ配線22により室外機21に分配されて
いる。各室外機21には、上記送信用通信端子7及び受
信用通信端子8が設けられている。各送信用通信端子7
及び受信用通信端子8の接続は、図1で説明した接続に
従っているが、図3においては、空気調和機が3台設け
られているので、空気調和機3Aの受信用通信端子8及
び空気調和機3Cの送信用通信端子7は、空き端子とな
っている。従って、通信線13による通信の流れは、空
気調和機3Aを上流、空気調和機3Cを下流として形成
されている。ただし、通信線13の接続順序を変えるこ
とにより、この上流下流の関係は任意に設定できる。ま
た、このように空気調和機を結ぶ通信線を室外機間に設
けたのは、配線が室内の美観を損ねることがないように
したものである。
【0022】次に実施例の作用を述べる。
【0023】各空気調和機3A、3B、3Cの電流値設
定手段9には、それぞれ異なる設定電流値ISA、ISB
SCが設定され、ISA≦ISB≦ISC≦IB の関係になっ
ている。
【0024】今、図3の空気調和機3Bを図1の空気調
和機3aに当たるものとして、その動作について図2の
流れ図に準じて説明すると、まず、受信用通信端子8よ
り総合電流演算手段10に空気調和機3Aから消費電流
1 が入力される(ステップ1)。電流検出手段6によ
り自身の消費電流I2 が検出され総合電流演算手段10
に入力される(ステップ2)。総合電流演算手段10
は、受信した消費電流I1 と検出された消費電流I2
を加算して総合電流値Iを得る(ステップ3)。電流値
設定手段9は設定電流値IS (この場合IS =ISB)を
読み込む(ステップ4)。比較手段11は、総合電流値
Iと設定電流値IS とを比較する(ステップ5)。ここ
で、総合電流値I<設定電流値IS ならば出力周波数制
御手段12の出力周波数Fがその差に応じて上げられ
る。総合電流値I≧設定電流値IS で且つ出力周波数F
を下げる余裕があれば、出力周波数Fは下げられ、余裕
がなければインバータ装置5が停止される(ステップ
6)。総合電流値Iは送信用通信端子7より送信される
(ステップ7)。この送信された総合電流値Iは空気調
和機3Cで受信され、空気調和機3Cにおいては、消費
電流I1 として利用される。
【0025】ステップ6において、出力周波数Fが上げ
られている時には、インバータ装置5の能力が高めら
れ、出力周波数Fが下げられている時には、インバータ
装置5の能力が抑制される。即ち、空気調和機3Aの消
費電流I1 があまり大きくないか、又は空気調和機3B
の設定電流値ISBが十分に大きい時には、空気調和機3
BのI2 は、大きくすることができる。反対に、消費電
流I1 が大きくISBとの差が小さい場合には、I2 が小
さくなるか空気調和機3Bの運転停止となる。このよう
にして、空気調和機3Bの動作が総合電流値Iと設定電
流値IS との比較によって制御されることになる。
【0026】図4には、各空気調和機3A、3B、3C
の消費電流の変化と、これらの総合電流の変化がグラフ
で示されている。図示するように、初めに空気調和機3
Cが起動されており、その直後t1 に空気調和機3Bが
起動されている。空気調和機3Cの消費電流IC は、上
昇の途中t2 で空気調和機3Bの消費電流IB との合計
がIB を越える直前に、能力抑制により減少する。一
方、IB は上昇を続ける。その結果、総合電流値IはI
B で頭打ちとなる。その後(t3 のやや後)IBが減少
するのでIC が増加し、総合電流値I=IB が保たれて
いる。総合電流値Iのグラフには、比較のため本発明に
よる総合電流制御を行わない場合の予想線が、破線で示
されている。
【0027】次に、t4 で空気調和機3Aが起動され、
空気調和機3Aの消費電流IA が上昇するが、IB は影
響されていない。これは、たまたまIA +IB ≦ISB
あることによる。しかし、IA +IB が比較的大きい値
であり、しかもISBとISCとの差があまり大きく設定さ
れていない。このため、t5 、t6 では、IC はIA
B +IC ≦ISCを満足するべく制御され、大きく落ち
込んでいる。その後、t7 でIA が減少してくるとIC
が増加している。この結果、t4 の直後からt7 まで総
合電流値I=IB が保たれている。t8 以降は、各空気
調和機3A、3B、3C共に低電流動作となるため、電
流制限は見られない。
【0028】以上説明したように、各空気調和機が、上
流側で消費されている電流の合計値と予め設定された設
定電流値との比較をして自身で消費できる電流の制御を
行うと共に下流側に自身の消費電流を含む合計値を伝え
るので、全体としては電源ラインの制限電流容量が守ら
れ、しかも各空気調和機の能力配分が可能である。従っ
て、下流側の空気調和機でも最低運転電流が確保され、
快適性を損なうことがない。
【0029】なお、本実施例にあっては、電流検出手段
6をインバータ装置5に流れる消費電流を検出するよう
にしたが、その他の室外機内の機器の消費電流を含む電
流検出を行うようにしてもよく、また、室内機において
も消費電流検出を行い、室内機、室外機を合わせた消費
電流を制御できるようにしてもよい。
【0030】また、消費電流制御手段13は、電流値設
定手段9、総合電流演算手段10、及び比較手段11か
ら構成したが、図2の流れ図を実行するようなコンピュ
ータにより構成してもよいことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0032】(1)コントローラ等の特別の装置を設置
する必要がなく、配線も屋外配線が可能であるため、室
内の美観を損なうことがない。
【0033】(2)通信線を接続するだけでよいので、
取り付けが容易である。
【0034】(3)各空気調和機がオン・オフの単純な
制御ではなく、能力制御できるので、快適性の低下がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気調和機の内部及び
総合電流制御システムのブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す複数の空気調和機を接
続した総合電流制御システム構成図である。
【図3】本発明の消費電流制御手段の制御動作を示す流
れ図である。
【図4】本発明を使用した場合の、各空気調和機消費電
流及び総合電流の時間的変化をグラフで示す動作図であ
る。
【図5】従来の空気調和機を複数運転する時の、各空気
調和機消費電流及び総合電流の時間的変化をグラフで示
す動作図である。
【符号の説明】
2 電源ライン 3 空気調和機 6 電流検出手段 13 消費電流制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源ラインに複数の空気調和機を接続
    し、これら空気調和機の消費電流の合計を制限電流容量
    以内に制御するシステムにおいて、各空気調和機に自身
    の消費電流値を検出する電流検出手段を設けると共に検
    出した電流値を送信・受信する通信端子を設け、且つ各
    空気調和機に、受信した他の空気調和機の電流値と電源
    ラインの制限電流容量とを比較して自身の消費電流を制
    御する消費電流制御手段を設けたことを特徴とする空気
    調和機の総合電流制御システム。
  2. 【請求項2】 上記送信・受信の通信端子を各空気調和
    機の室外機に設けると共に上流側の室外機から下流側の
    室外機にかけて順次上流側の送信端子と下流側の受信端
    子とを通信線で接続し、各消費電流制御手段に予め各空
    気調和機に応じて電流値設定手段から設定電流値を入力
    し、各消費電流制御手段が、受信した電流値と自身の消
    費電流とを合計して総合電流値を求め、この総合電流値
    が設定電流値を越えないように自身の消費電流の制御を
    行うと共にこの総合電流値を下流側の空気調和機に送信
    することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の総合
    電流制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008241216A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Fujitsu General Ltd 空気調和機の総合電流制御システム
JPWO2023144863A1 (ja) * 2022-01-25 2023-08-03

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