JPH06292513A - シート状食品及びその製造方法 - Google Patents
シート状食品及びその製造方法Info
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- JPH06292513A JPH06292513A JP5051862A JP5186293A JPH06292513A JP H06292513 A JPH06292513 A JP H06292513A JP 5051862 A JP5051862 A JP 5051862A JP 5186293 A JP5186293 A JP 5186293A JP H06292513 A JPH06292513 A JP H06292513A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】繊維状大豆たん白を原料とし、繊維性食感、並
びに咀嚼性に優れたシート状食品を得る。 【構成】分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を用
い、好ましくは水分15〜50%含有状態で、加熱加圧して
繊維同志を熱融着させてシート状に成型する特に珍味食
品として用いた時、優れた咀嚼性を有するシート状食
品。
びに咀嚼性に優れたシート状食品を得る。 【構成】分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を用
い、好ましくは水分15〜50%含有状態で、加熱加圧して
繊維同志を熱融着させてシート状に成型する特に珍味食
品として用いた時、優れた咀嚼性を有するシート状食
品。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維状大豆たん白を原
料とし、繊維性の食感に優れたシート状食品に関するも
のである。
料とし、繊維性の食感に優れたシート状食品に関するも
のである。
【0002】
(1)発明の背景 近年、食生活の多様化に伴い、シート状食品の利用が盛
んになり、そのシート状食品を利用した食品が数多く見
られるようになった。それらシート状食品類には、従来
から海苔、昆布、等の様な天然の皮膜類は勿論、澱粉、
プルラン等の多糖類、或いは鳥獣魚肉、卵、大豆たん白
等たん白質を主原料とするシート状食品が数多く提案さ
れている。これらシート状食品類は、お握り、海苔巻等
の粘着性食品の表面被覆材として、巾着類等に見られる
分散性具材食品の可食性包材として、或いはスナック、
珍味等に見られるシート状食品の素材として、その利用
方法も多数提案されている。
んになり、そのシート状食品を利用した食品が数多く見
られるようになった。それらシート状食品類には、従来
から海苔、昆布、等の様な天然の皮膜類は勿論、澱粉、
プルラン等の多糖類、或いは鳥獣魚肉、卵、大豆たん白
等たん白質を主原料とするシート状食品が数多く提案さ
れている。これらシート状食品類は、お握り、海苔巻等
の粘着性食品の表面被覆材として、巾着類等に見られる
分散性具材食品の可食性包材として、或いはスナック、
珍味等に見られるシート状食品の素材として、その利用
方法も多数提案されている。
【0003】これらのシート状食品の内、比較的安価で
量的な対応が容易なものに大豆たん白を利用したものが
ある。この大豆たん白を利用したシート状食品は、分離
大豆たん白を利用するものと繊維状の大豆を利用するも
のに大別することができる。特に、繊維状大豆たん白を
利用したシート状食品は、繊維的な食感が珍重され、獣
鳥魚肉製品に代わりスナック或は珍味として用いられる
場合が多い。
量的な対応が容易なものに大豆たん白を利用したものが
ある。この大豆たん白を利用したシート状食品は、分離
大豆たん白を利用するものと繊維状の大豆を利用するも
のに大別することができる。特に、繊維状大豆たん白を
利用したシート状食品は、繊維的な食感が珍重され、獣
鳥魚肉製品に代わりスナック或は珍味として用いられる
場合が多い。
【0004】(2)従来技術の問題点 上記の繊維状大豆たん白を利用する珍味又はスナック食
品においてとしての肉製品が有する筋繊維的な繊維性の
食感には満足できる場合が多いが、食品としての咀嚼性
で充分満足できないことが多い。これは、繊維状大豆た
ん白からシート状食品素材を製造する際に、繊維を結着
させる方法に問題があることが多い。即ち、シート状食
品のシートの強度的な要求から結着力の強い結着剤が用
いられ、咀嚼する際に、繊維が分離しがたい部分が生じ
ることによるものである。この様に、繊維状大豆たん白
を用いたシート状食品は、シートとして適度の強度を有
し、且つ、食する際に口中で程よく分散して咀嚼し易い
ものが望まれるのである。
品においてとしての肉製品が有する筋繊維的な繊維性の
食感には満足できる場合が多いが、食品としての咀嚼性
で充分満足できないことが多い。これは、繊維状大豆た
ん白からシート状食品素材を製造する際に、繊維を結着
させる方法に問題があることが多い。即ち、シート状食
品のシートの強度的な要求から結着力の強い結着剤が用
いられ、咀嚼する際に、繊維が分離しがたい部分が生じ
ることによるものである。この様に、繊維状大豆たん白
を用いたシート状食品は、シートとして適度の強度を有
し、且つ、食する際に口中で程よく分散して咀嚼し易い
ものが望まれるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の様
に、繊維状大豆たん白を用いたシート状食品に、珍味食
品として用いた時、シートとして適度の強度を付与する
と同時に食する際に口中で程よく分散して咀嚼し易いも
のを提供することにある。
に、繊維状大豆たん白を用いたシート状食品に、珍味食
品として用いた時、シートとして適度の強度を付与する
と同時に食する際に口中で程よく分散して咀嚼し易いも
のを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、繊維状大豆
たん白を原料とし、独特の繊維的な食感を呈するシート
状食品について種々検討を行った。その結果、原料とし
て分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を使用し、
これを加熱、加圧することで繊維状大豆たん白間に熱融
着を生じさせ、シート状に成型することで、前述の課題
を解決する知見を得た。特に、分枝ふさ状構造を有する
繊維状大豆たん白に、pH調整剤、調味料、色素、油脂
及びフレーバー等を必要に応じ加えてpH5.3〜6.
8、水分40〜80%とし、しかる後水分が約15〜5
0%なるように乾燥して繊維状大豆たん白調味食品を
得、この調味食品を、80〜130゜Cに加熱された熱
板間に均一に散布した後、約1〜50kgf/平方cm
の圧力で加圧し数十秒間保持し、しかる後圧力を開放し
てシート状の成型物を得ることで繊維的食感に優れたシ
ート状食品を得ることができた。以下、本発明の構成に
関する主要事項につき項分けして説明する。
たん白を原料とし、独特の繊維的な食感を呈するシート
状食品について種々検討を行った。その結果、原料とし
て分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を使用し、
これを加熱、加圧することで繊維状大豆たん白間に熱融
着を生じさせ、シート状に成型することで、前述の課題
を解決する知見を得た。特に、分枝ふさ状構造を有する
繊維状大豆たん白に、pH調整剤、調味料、色素、油脂
及びフレーバー等を必要に応じ加えてpH5.3〜6.
8、水分40〜80%とし、しかる後水分が約15〜5
0%なるように乾燥して繊維状大豆たん白調味食品を
得、この調味食品を、80〜130゜Cに加熱された熱
板間に均一に散布した後、約1〜50kgf/平方cm
の圧力で加圧し数十秒間保持し、しかる後圧力を開放し
てシート状の成型物を得ることで繊維的食感に優れたシ
ート状食品を得ることができた。以下、本発明の構成に
関する主要事項につき項分けして説明する。
【0007】本発明では、繊維状大豆たん白の原料とし
て分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を原料とし
て使用する。この分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆た
ん白とは、米国特許第3662671号及び36626
72号に開示される如くの、大豆たん白スラリーを加熱
流動下に分子的配向を付与し減圧部へ放出する方法等に
より製造することができるもので、湿式紡糸法等によっ
て製造される表面が平滑で分枝ふさ状構造を有さない通
常の繊維状大豆たん白では本発明の効果は期待できな
い。
て分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を原料とし
て使用する。この分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆た
ん白とは、米国特許第3662671号及び36626
72号に開示される如くの、大豆たん白スラリーを加熱
流動下に分子的配向を付与し減圧部へ放出する方法等に
より製造することができるもので、湿式紡糸法等によっ
て製造される表面が平滑で分枝ふさ状構造を有さない通
常の繊維状大豆たん白では本発明の効果は期待できな
い。
【0008】即ち、繊維状大豆たん白を原料とするシー
ト状食品を珍味等に用る時、前述の様に、鳥獣魚肉をほ
ぐした天然の筋繊維の食感を有すると同時に口中で程よ
く分散することが望まれる。ところが、湿式紡糸法等に
よる表面平滑な繊維状大豆たん白と結着材を用い、その
単繊維を構成単位としてシート状食品を得た場合、その
咀嚼性において繊維的食感が極めて弱い欠点があった。
本発明者らは、この繊維的食感を向上させる為、多数本
の繊維が集束した繊維束を構成単位としてシート状食品
を成形する方法を試みた。その結果、一部に改良がみら
れたが、なお繊維的な一定の噛み応えを得る為には天然
の筋繊維よりもかなり太めの繊維束とせざるを得ず、総
体的な食感で鳥獣魚肉をほぐした筋繊維の食感と相違す
るものであった。
ト状食品を珍味等に用る時、前述の様に、鳥獣魚肉をほ
ぐした天然の筋繊維の食感を有すると同時に口中で程よ
く分散することが望まれる。ところが、湿式紡糸法等に
よる表面平滑な繊維状大豆たん白と結着材を用い、その
単繊維を構成単位としてシート状食品を得た場合、その
咀嚼性において繊維的食感が極めて弱い欠点があった。
本発明者らは、この繊維的食感を向上させる為、多数本
の繊維が集束した繊維束を構成単位としてシート状食品
を成形する方法を試みた。その結果、一部に改良がみら
れたが、なお繊維的な一定の噛み応えを得る為には天然
の筋繊維よりもかなり太めの繊維束とせざるを得ず、総
体的な食感で鳥獣魚肉をほぐした筋繊維の食感と相違す
るものであった。
【0009】そこで、本発明者は、この平滑な繊維状大
豆たん白の単繊維乃至は繊維束に代えて、分枝ふさ状構
造を有する繊維状大豆たん白を用いてシート状食品を作
成したところ繊維的食感に於いては、天然の筋繊維に遜
色のない食品とすることができた。ところが、この分枝
ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を用いても、シー
トを形成するための結着材の影響で咀嚼時の繊維のほぐ
れが充分でなく、結着材を種々変更しても真に天然の筋
繊維の食感を得るのは困難であった。本発明者は、更に
改良すべく検討を行ったところ、分枝ふさ状構造を有す
る繊維状大豆たん白をシート状食品に成形するに当たっ
て、結着材を用いず繊維状大豆たん白自体が有する熱融
着性を利用することで、珍味食品として要求されるシー
トとしての強度を充分に有し、かつ咀嚼時口中での繊維
の分散性にも優れたシート状食品を得る知見を得、本発
明を完成するに到った。
豆たん白の単繊維乃至は繊維束に代えて、分枝ふさ状構
造を有する繊維状大豆たん白を用いてシート状食品を作
成したところ繊維的食感に於いては、天然の筋繊維に遜
色のない食品とすることができた。ところが、この分枝
ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白を用いても、シー
トを形成するための結着材の影響で咀嚼時の繊維のほぐ
れが充分でなく、結着材を種々変更しても真に天然の筋
繊維の食感を得るのは困難であった。本発明者は、更に
改良すべく検討を行ったところ、分枝ふさ状構造を有す
る繊維状大豆たん白をシート状食品に成形するに当たっ
て、結着材を用いず繊維状大豆たん白自体が有する熱融
着性を利用することで、珍味食品として要求されるシー
トとしての強度を充分に有し、かつ咀嚼時口中での繊維
の分散性にも優れたシート状食品を得る知見を得、本発
明を完成するに到った。
【0010】本発明で用いる分枝ふさ状構造を有する繊
維状大豆たん白は、前述の米国特許等の製造方法で得ら
れる。例えば、米国プロテインテクノロジーインターナ
ショナル社製の「TEXTURED EDI−PRO
200」やフジピュリナープロテイン社製の「フジピュ
アSP−90」などがあり、主として冷凍品として市販
されている。この分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆た
ん白のpHは、5.3〜6.8となるように調整するの
が好ましい。pHが5.3未満ではほぐされた繊維が、
天然の筋繊維に比して硬すぎ、pHが6.8を越えると
分枝する小繊維の一部が溶け、また繊維間同士の融着も
生じ易くなり、繊維的食感が低下する。これに必要に応
じて醤油等の調味料等を添加するが、調味料等によるp
Hの変化に対応して予め繊維状大豆たん白のpHを調整
してシート状食品としてのpHが前述の5.3〜6.8
に収まる様にするのが望ましい。
維状大豆たん白は、前述の米国特許等の製造方法で得ら
れる。例えば、米国プロテインテクノロジーインターナ
ショナル社製の「TEXTURED EDI−PRO
200」やフジピュリナープロテイン社製の「フジピュ
アSP−90」などがあり、主として冷凍品として市販
されている。この分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆た
ん白のpHは、5.3〜6.8となるように調整するの
が好ましい。pHが5.3未満ではほぐされた繊維が、
天然の筋繊維に比して硬すぎ、pHが6.8を越えると
分枝する小繊維の一部が溶け、また繊維間同士の融着も
生じ易くなり、繊維的食感が低下する。これに必要に応
じて醤油等の調味料等を添加するが、調味料等によるp
Hの変化に対応して予め繊維状大豆たん白のpHを調整
してシート状食品としてのpHが前述の5.3〜6.8
に収まる様にするのが望ましい。
【0011】pHの調整や調味料の添加は、分枝ふさ状
構造を有する繊維状大豆たん白の含水率を170%以上
にして行うのが望ましい。この様な含水率にすること
で、pH及び調味料等の分布を均一にすることが容易と
なる。また、調味料の他に、色素、油脂及びフレーバー
等を必要に応じて添加するが、これらは目的とする製品
の種類に応じて任意に選択する事が出来る。分枝ふさ状
構造を有する繊維状大豆たん白と調味料等の混合物は、
次に断続的に攪拌しながら水分が約15〜50%になる
まで乾燥する。水分が約50%より高いと、後に説明す
るシートの成型で繊維同志の接着性に欠け、シートとし
ての強度が満足できない製品となり、また、水分が約1
5%より低いと、表面が凹凸感はあるが乾燥した固い食
感となる。この為、より好ましくはシート成型時の水分
を約15〜50%にするのが良い。
構造を有する繊維状大豆たん白の含水率を170%以上
にして行うのが望ましい。この様な含水率にすること
で、pH及び調味料等の分布を均一にすることが容易と
なる。また、調味料の他に、色素、油脂及びフレーバー
等を必要に応じて添加するが、これらは目的とする製品
の種類に応じて任意に選択する事が出来る。分枝ふさ状
構造を有する繊維状大豆たん白と調味料等の混合物は、
次に断続的に攪拌しながら水分が約15〜50%になる
まで乾燥する。水分が約50%より高いと、後に説明す
るシートの成型で繊維同志の接着性に欠け、シートとし
ての強度が満足できない製品となり、また、水分が約1
5%より低いと、表面が凹凸感はあるが乾燥した固い食
感となる。この為、より好ましくはシート成型時の水分
を約15〜50%にするのが良い。
【0012】シート成型の方法としては、熱板間で加
熱、加圧する方法が最も簡単であるが連続的なシート成
型においては加熱ロール間での連続処理するのが良い。
シート成型の条件としては、原料混合物の供給量、加熱
温度、加圧の圧力、加圧時間等があるが、バッチ式の加
熱加圧プレスの場合では、原料混合物の供給量が350
〜3000g/平方m程度がよく、この範囲より低いと
隙間の多いシートとなり、逆に3000g/平方m以上
になると繊維同志が密着し密度が高くなり過ぎ固いシー
トとなる。熱板の温度は80〜130゜Cの範囲が良好
であり、80゜Cより低いと繊維が充分軟化されないま
までプレスされる為、繊維同志の接着性に欠け、シート
としての強度で満足出来ないものが得られることがあ
る。また、130゜Cよりも高いと焦げ、変色などの不
具合を引き起こす。更に、加圧圧力は1.0〜50kg
f/平方cmの範囲が良好でこれ以下では、繊維同志の
接着が十分行われず繊維がばらけてしまう。また、この
範囲よりも高いと繊維が圧偏され表面の平滑な固着した
シートとなる。加圧時間は、熱板の温度により変化する
が、熱板の温度が80〜130゜Cの範囲で10秒ない
し1分間程度加圧保持すれば良い。
熱、加圧する方法が最も簡単であるが連続的なシート成
型においては加熱ロール間での連続処理するのが良い。
シート成型の条件としては、原料混合物の供給量、加熱
温度、加圧の圧力、加圧時間等があるが、バッチ式の加
熱加圧プレスの場合では、原料混合物の供給量が350
〜3000g/平方m程度がよく、この範囲より低いと
隙間の多いシートとなり、逆に3000g/平方m以上
になると繊維同志が密着し密度が高くなり過ぎ固いシー
トとなる。熱板の温度は80〜130゜Cの範囲が良好
であり、80゜Cより低いと繊維が充分軟化されないま
までプレスされる為、繊維同志の接着性に欠け、シート
としての強度で満足出来ないものが得られることがあ
る。また、130゜Cよりも高いと焦げ、変色などの不
具合を引き起こす。更に、加圧圧力は1.0〜50kg
f/平方cmの範囲が良好でこれ以下では、繊維同志の
接着が十分行われず繊維がばらけてしまう。また、この
範囲よりも高いと繊維が圧偏され表面の平滑な固着した
シートとなる。加圧時間は、熱板の温度により変化する
が、熱板の温度が80〜130゜Cの範囲で10秒ない
し1分間程度加圧保持すれば良い。
【0013】
【作用】本発明によって得られるシート状食品は、特
に、珍味・スナック等に最適な筋繊維様の独特の食感を
有す繊維状組織のシート状食品である。
に、珍味・スナック等に最適な筋繊維様の独特の食感を
有す繊維状組織のシート状食品である。
【0014】
【実施例】以下この発明を実施例で説明する。 実施例1 市販の分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白(「フ
ジピュアSP−90」、フジピュリナプロテイン社製)
(冷凍品)100部をハイドロフレーカーで粗砕し、自
然解凍した(含水率186%)。これをニーダー中で攪
拌しながら濃口醤油26部、砂糖22部、D−ソルビッ
ト6部、グルタミン酸ソーダ1部、炭酸ソーダ1部を加
え更に10分間攪拌しpH6.7の混合物を得た。これ
を多段棚上に並べ、乾燥温度85゜Cの乾燥機で2時間
乾燥し、水分18%の着味された繊維状食品を得た。こ
れを上下85゜Cの加熱板を有す加圧プレス〔卓上用テ
ストプレス((株)神藤金属工業所製)〕に650g/
平方mの密度で散布し圧力11kgf/平方cmで30
秒間加熱、加圧した。次いで、加圧プレスよりシート状
の食品を取り出す。得られたシート状食品は、繊維同志
が結着した繊維感のある凹凸の表面を有し、筋繊維の独
特の食感を有すものであった。 実施例2 実施例1で、炭酸ソーダの添加を行わない以外は同様に
してpH5.4の混合物を得た。これを多段棚上に並
べ、乾燥温度85゜Cの乾燥機で3分間乾燥し、水分4
5%の着味された繊維状食品を得た。これを上下95゜
Cの加熱板を有する加圧プレス(実施例1に同じ)に4
00g/平方mの密度で散布し、圧力1.8kgf/平
方cmをかけながら30秒間加熱、加圧した。次いで、
加圧プレスよりシート状の食品を取り出す。得られたシ
ート状食品は、繊維同志の結着性の良い、繊維感のある
凹凸の表面を有し、ソフトな筋繊維の食感を有すもので
あった。 比較例1 実施例1で、着味された繊維状食品を加圧プレスするに
当たり、圧力を16kgf/平方cmに、熱板の温度を
50゜Cに変更する以外は、実施例1と全く同様にして
シート状食品を得た。得られたシート状食品は、加圧圧
力が高い為繊維の表面が平滑になり圧偏され過ぎていた
が、温度が低い為繊維同志の結着性に乏しくバラバラと
なってシート状食品を構成していなかった。 比較例2 実施例1で、着味された繊維状食品を加圧プレスするに
当たり、圧力を0.5kgf/平方cmに、熱板の温度
を140゜Cに変更する以外は、実施例1と全く同様に
してシート状食品を得た。得られたシート状食品は、高
温で加熱された為褐変しており、かつ加圧圧力が低い
為、繊維同志の結着性に乏しく表面の凹凸が著しいもの
であった。 比較例3 実施例1と同様にしてpH6.7の混合物を得、これを
多段棚上に並べ、乾燥温度85゜Cの乾燥機で7分間乾
燥し、水分11%の着味された繊維状食品を得た。これ
を上下85゜Cの加熱板を有する加圧プレス(実施例1
に同じ)に300g/平方mの密度で散布し、圧力11
kgf/平方cmで30秒間加熱、加圧した。得られた
シート状食品は、繊維同志は結着しているものの、密度
が少ない為繊維同志の間隙が大きく、かつ低水分である
為食感の硬いシート状食品であった。 実施例1〜2、及び比較例1〜3で得たシート状食品の
特性を纏め表1に示す。
ジピュアSP−90」、フジピュリナプロテイン社製)
(冷凍品)100部をハイドロフレーカーで粗砕し、自
然解凍した(含水率186%)。これをニーダー中で攪
拌しながら濃口醤油26部、砂糖22部、D−ソルビッ
ト6部、グルタミン酸ソーダ1部、炭酸ソーダ1部を加
え更に10分間攪拌しpH6.7の混合物を得た。これ
を多段棚上に並べ、乾燥温度85゜Cの乾燥機で2時間
乾燥し、水分18%の着味された繊維状食品を得た。こ
れを上下85゜Cの加熱板を有す加圧プレス〔卓上用テ
ストプレス((株)神藤金属工業所製)〕に650g/
平方mの密度で散布し圧力11kgf/平方cmで30
秒間加熱、加圧した。次いで、加圧プレスよりシート状
の食品を取り出す。得られたシート状食品は、繊維同志
が結着した繊維感のある凹凸の表面を有し、筋繊維の独
特の食感を有すものであった。 実施例2 実施例1で、炭酸ソーダの添加を行わない以外は同様に
してpH5.4の混合物を得た。これを多段棚上に並
べ、乾燥温度85゜Cの乾燥機で3分間乾燥し、水分4
5%の着味された繊維状食品を得た。これを上下95゜
Cの加熱板を有する加圧プレス(実施例1に同じ)に4
00g/平方mの密度で散布し、圧力1.8kgf/平
方cmをかけながら30秒間加熱、加圧した。次いで、
加圧プレスよりシート状の食品を取り出す。得られたシ
ート状食品は、繊維同志の結着性の良い、繊維感のある
凹凸の表面を有し、ソフトな筋繊維の食感を有すもので
あった。 比較例1 実施例1で、着味された繊維状食品を加圧プレスするに
当たり、圧力を16kgf/平方cmに、熱板の温度を
50゜Cに変更する以外は、実施例1と全く同様にして
シート状食品を得た。得られたシート状食品は、加圧圧
力が高い為繊維の表面が平滑になり圧偏され過ぎていた
が、温度が低い為繊維同志の結着性に乏しくバラバラと
なってシート状食品を構成していなかった。 比較例2 実施例1で、着味された繊維状食品を加圧プレスするに
当たり、圧力を0.5kgf/平方cmに、熱板の温度
を140゜Cに変更する以外は、実施例1と全く同様に
してシート状食品を得た。得られたシート状食品は、高
温で加熱された為褐変しており、かつ加圧圧力が低い
為、繊維同志の結着性に乏しく表面の凹凸が著しいもの
であった。 比較例3 実施例1と同様にしてpH6.7の混合物を得、これを
多段棚上に並べ、乾燥温度85゜Cの乾燥機で7分間乾
燥し、水分11%の着味された繊維状食品を得た。これ
を上下85゜Cの加熱板を有する加圧プレス(実施例1
に同じ)に300g/平方mの密度で散布し、圧力11
kgf/平方cmで30秒間加熱、加圧した。得られた
シート状食品は、繊維同志は結着しているものの、密度
が少ない為繊維同志の間隙が大きく、かつ低水分である
為食感の硬いシート状食品であった。 実施例1〜2、及び比較例1〜3で得たシート状食品の
特性を纏め表1に示す。
【表1】 実施例3 実施例2と同様にして得た混合物を75゜Cで20分間
乾燥して水分30%の着味された組織状食品を得た。こ
の組織状食品を上下100°Cの加熱板を有する加圧プ
レス(実施例1で用いたものと同じ)に200g/平方
mの密度で散布し、30kgf/平方cmの圧力をかけ
ながら30秒間加圧加熱した。次いで、加圧プレスより
取り出したシート状食品は、繊維どうしよく結着し、の
しするめのような表面を有し、内部はソフトな筋繊維を
有するものであった。
乾燥して水分30%の着味された組織状食品を得た。こ
の組織状食品を上下100°Cの加熱板を有する加圧プ
レス(実施例1で用いたものと同じ)に200g/平方
mの密度で散布し、30kgf/平方cmの圧力をかけ
ながら30秒間加圧加熱した。次いで、加圧プレスより
取り出したシート状食品は、繊維どうしよく結着し、の
しするめのような表面を有し、内部はソフトな筋繊維を
有するものであった。
【効果】本発明は,以上述べた通り,天然の筋繊維様の
独特の食感を有す繊維状組織のシート状食品を得るもの
である。
独特の食感を有す繊維状組織のシート状食品を得るもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 典子 大阪府富田林市久野喜台2−3 136−405
Claims (5)
- 【請求項1】分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白
を熱融着によってシート状に成型したことを特徴とする
シート状食品。 - 【請求項2】分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白
または分枝ふさ状構造を有する繊維状大豆たん白含有物
を加熱、加圧しシート状に成型することを特徴とするシ
ート状食品の製造方法。 - 【請求項3】加熱、加圧する際に、分枝ふさ状構造を有
する繊維状大豆たん白または分枝ふさ状構造を有する繊
維状大豆たん白含有物の水分を15〜50%にする請求
項2記載の製造方法。 - 【請求項4】加熱の温度が、80〜130°Cである請
求項2記載の方法。 - 【請求項5】加圧の圧力が、1〜50kgf/平方cm
である請求項2記載の方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5051862A JPH06292513A (ja) | 1992-03-16 | 1993-03-12 | シート状食品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-91929 | 1992-03-16 | ||
| JP9192992 | 1992-03-16 | ||
| JP5051862A JPH06292513A (ja) | 1992-03-16 | 1993-03-12 | シート状食品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06292513A true JPH06292513A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=26392446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5051862A Pending JPH06292513A (ja) | 1992-03-16 | 1993-03-12 | シート状食品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06292513A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012132917A1 (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | 不二製油株式会社 | 組織状植物蛋白素材およびその製造方法 |
| JP2020061992A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | 不二製油株式会社 | 珍味食品様食品の製造方法 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5051862A patent/JPH06292513A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012132917A1 (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | 不二製油株式会社 | 組織状植物蛋白素材およびその製造方法 |
| JP5198687B2 (ja) * | 2011-03-28 | 2013-05-15 | 不二製油株式会社 | 組織状植物蛋白素材およびその製造方法 |
| JP2020061992A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | 不二製油株式会社 | 珍味食品様食品の製造方法 |
| WO2020080287A1 (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | 不二製油グループ本社株式会社 | 珍味食品様食品の製造方法 |
| CN112788951A (zh) * | 2018-10-19 | 2021-05-11 | 不二制油集团控股株式会社 | 美味食品样食品的制造方法 |
| TWI840420B (zh) * | 2018-10-19 | 2024-05-01 | 日商不二製油集團控股股份有限公司 | 類似珍味食品的食品的製造方法 |
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