JPH06293541A - 高水和活性物質、セメント用急結材およびコンクリートまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法 - Google Patents
高水和活性物質、セメント用急結材およびコンクリートまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法Info
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- JPH06293541A JPH06293541A JP8092493A JP8092493A JPH06293541A JP H06293541 A JPH06293541 A JP H06293541A JP 8092493 A JP8092493 A JP 8092493A JP 8092493 A JP8092493 A JP 8092493A JP H06293541 A JPH06293541 A JP H06293541A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、セメントペ−スト、モルタル、コン
クリ−トの凝結、硬化を著しく促進させ、しかも高い初
期強度および長期強度発現が期待できるセメント用急結
材を得ようとするものである。 【構成】CaO−Na2 O−Al2 O3 系組成物
を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重量%、
Na2 Oが5〜20重量%、Al2 O3 が20〜
80重量%の高水和活性物質およびこの高水和活性物質
100重量部に対し、石こう5〜35重量部、石灰5〜
40重量部、炭酸アルカリ5〜50重量部、アルミン酸
ソ−ダ10〜50重量部の中の少なくとも一種を添加し
たことを特徴とする。
クリ−トの凝結、硬化を著しく促進させ、しかも高い初
期強度および長期強度発現が期待できるセメント用急結
材を得ようとするものである。 【構成】CaO−Na2 O−Al2 O3 系組成物
を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重量%、
Na2 Oが5〜20重量%、Al2 O3 が20〜
80重量%の高水和活性物質およびこの高水和活性物質
100重量部に対し、石こう5〜35重量部、石灰5〜
40重量部、炭酸アルカリ5〜50重量部、アルミン酸
ソ−ダ10〜50重量部の中の少なくとも一種を添加し
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高水和活性物質、セ
メント用急結材およびこのセメント用急結材を用いてコ
ンクリ−トまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法
に関する。
メント用急結材およびこのセメント用急結材を用いてコ
ンクリ−トまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】水和活性に優れた混和材をセメントに混
合することによって、セメントの硬化、凝結速度を調整
することが可能となり、これによりコンクリ−トやモル
タルの初期強度を著しく高めたり、凝結時間を極端に短
くすることが出来る。また、これを用いてトンネルの天
井部、橋台下などの天板にコンクリ−トやモルタルを吹
き付ける、いわゆる吹付け工法が広く行われている。
合することによって、セメントの硬化、凝結速度を調整
することが可能となり、これによりコンクリ−トやモル
タルの初期強度を著しく高めたり、凝結時間を極端に短
くすることが出来る。また、これを用いてトンネルの天
井部、橋台下などの天板にコンクリ−トやモルタルを吹
き付ける、いわゆる吹付け工法が広く行われている。
【0003】このためのセメント用急結材として、従来
から様々なものが存在している。吹付工事に使用する流
動性コンクリ−トとして必要な特性は、付着性が良好で
跳ね返りが少ないこと、コンクリ−トの凝結が早く付着
後直ちに硬化すること、芯材となる鋼材を腐食させない
ことなどが上げられる。
から様々なものが存在している。吹付工事に使用する流
動性コンクリ−トとして必要な特性は、付着性が良好で
跳ね返りが少ないこと、コンクリ−トの凝結が早く付着
後直ちに硬化すること、芯材となる鋼材を腐食させない
ことなどが上げられる。
【0004】すでに公知の多くのセメント用急結材を大
別すると、水ガラスを主体とするもの、アルミン酸塩を
主体とするもの、か焼明ばん石を主体としたものなどが
ある。しかしながら、水ガラスを主体とするものは、硬
化後のコンクリ−トの強度が向上せず長期安定性が不十
分で、しかもアルカリ量も多くアルカリ公害を生じる恐
れがある。
別すると、水ガラスを主体とするもの、アルミン酸塩を
主体とするもの、か焼明ばん石を主体としたものなどが
ある。しかしながら、水ガラスを主体とするものは、硬
化後のコンクリ−トの強度が向上せず長期安定性が不十
分で、しかもアルカリ量も多くアルカリ公害を生じる恐
れがある。
【0005】また、アルミン酸ソ−ダと炭酸ソ−ダとか
らなる急結材は、その添加量の変動により凝結時間、初
期強度が大きく変化し、品質が安定しないという問題点
が指摘されている。また、これは吸湿性が高く、アルカ
リ量も多く長期安定性にも問題があった。か焼明ばん石
を主体とするものは、付着性が低く初期強度発現性も低
い。
らなる急結材は、その添加量の変動により凝結時間、初
期強度が大きく変化し、品質が安定しないという問題点
が指摘されている。また、これは吸湿性が高く、アルカ
リ量も多く長期安定性にも問題があった。か焼明ばん石
を主体とするものは、付着性が低く初期強度発現性も低
い。
【0006】また通常では特に問題を生じないが、厳冬
期に急結性能が低下するもの、硬化後の強度発現に特に
問題のあるセメント用急結材などもある。
期に急結性能が低下するもの、硬化後の強度発現に特に
問題のあるセメント用急結材などもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、セメント
ペ−スト、モルタル、コンクリ−トの凝結、硬化を著し
く促進させ、しかも高い初期強度および長期強度発現が
期待できる硬化促進材およびセメント用急結材を得よう
とするものである。
ペ−スト、モルタル、コンクリ−トの凝結、硬化を著し
く促進させ、しかも高い初期強度および長期強度発現が
期待できる硬化促進材およびセメント用急結材を得よう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、CaO−N
a2 O−Al2 O3 系組成物を溶融後急冷したも
ので、CaOが15〜60重量%、Na2 Oが5〜2
0重量%、Al2 O3 が20〜80重量%よりなる
高水和活性物質(請求項1)、CaO−Na2 O−Al
2 O3 系組成物を溶融後急冷したもので、CaOが
15〜60重量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al
2 O3 が20〜80重量%よりなる高水和活性物質
に石こう、石灰、炭酸アルカリ、アルミン酸ソ−ダおよ
び水酸化アルミニウムの中の少なくとも一種を添加した
セメント用急結材(請求項2)、CaO−Na2 O−
Al2 O3 系組成物を溶融後急冷したもので、Ca
Oが15〜60重量%、Na2 Oが5〜20重量%、
Al2 O3 が20〜80重量%の高水和活性物質の
100重量部に対し、石こう5〜35重量部、石灰5〜
40重量部、炭酸アルカリ5〜50重量部、アルミン酸
ソ−ダ10〜50重量部を添加したセメント用急結材
(請求項3)、CaO−Na2 O−Al2 O3 系組
成物を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重量
%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2 O3 が20
〜80重量%の高水和活性物質の100重量部に対し、
石こう5〜35重量部、石灰5〜40重量部、炭酸アル
カリ5〜50重量部、アルミン酸ソ−ダ10〜50重量
部、水酸化アルミニウム20重量部以下を添加したセメ
ント用急結材(請求項4)およびコンクリ−トまたはモ
ルタルを混練する際に、請求項2ないし4に記載したセ
メント用急結材のいずれかをセメントに対し2〜25重
量%添加することを特徴とするコンクリ−トまたはモル
タルの凝結、硬化を促進する方法(請求項5)である。
a2 O−Al2 O3 系組成物を溶融後急冷したも
ので、CaOが15〜60重量%、Na2 Oが5〜2
0重量%、Al2 O3 が20〜80重量%よりなる
高水和活性物質(請求項1)、CaO−Na2 O−Al
2 O3 系組成物を溶融後急冷したもので、CaOが
15〜60重量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al
2 O3 が20〜80重量%よりなる高水和活性物質
に石こう、石灰、炭酸アルカリ、アルミン酸ソ−ダおよ
び水酸化アルミニウムの中の少なくとも一種を添加した
セメント用急結材(請求項2)、CaO−Na2 O−
Al2 O3 系組成物を溶融後急冷したもので、Ca
Oが15〜60重量%、Na2 Oが5〜20重量%、
Al2 O3 が20〜80重量%の高水和活性物質の
100重量部に対し、石こう5〜35重量部、石灰5〜
40重量部、炭酸アルカリ5〜50重量部、アルミン酸
ソ−ダ10〜50重量部を添加したセメント用急結材
(請求項3)、CaO−Na2 O−Al2 O3 系組
成物を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重量
%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2 O3 が20
〜80重量%の高水和活性物質の100重量部に対し、
石こう5〜35重量部、石灰5〜40重量部、炭酸アル
カリ5〜50重量部、アルミン酸ソ−ダ10〜50重量
部、水酸化アルミニウム20重量部以下を添加したセメ
ント用急結材(請求項4)およびコンクリ−トまたはモ
ルタルを混練する際に、請求項2ないし4に記載したセ
メント用急結材のいずれかをセメントに対し2〜25重
量%添加することを特徴とするコンクリ−トまたはモル
タルの凝結、硬化を促進する方法(請求項5)である。
【0009】本願の第1の発明の高水和活性物質は、C
aO−Na2 O−Al2 O3系組成物でCaOが1
5〜60重量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2
O3 が20〜80重量%よりなり、原料を溶融急冷す
ることにより得られる高水和活性物質である。原料は電
気炉などで完全に溶融され、その後室温まで一挙に急冷
された非晶質のものが好ましい。急冷速度は早いほど好
ましいが、結晶質が生成しない程度の急冷が好ましく、
300〜1000℃/秒程度の冷却が好ましい。ここで
得られるCaO−Na2 O−Al2 O3 系組成物
は結晶質を含むもので、全体が非晶質となったものでも
よい。
aO−Na2 O−Al2 O3系組成物でCaOが1
5〜60重量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2
O3 が20〜80重量%よりなり、原料を溶融急冷す
ることにより得られる高水和活性物質である。原料は電
気炉などで完全に溶融され、その後室温まで一挙に急冷
された非晶質のものが好ましい。急冷速度は早いほど好
ましいが、結晶質が生成しない程度の急冷が好ましく、
300〜1000℃/秒程度の冷却が好ましい。ここで
得られるCaO−Na2 O−Al2 O3 系組成物
は結晶質を含むもので、全体が非晶質となったものでも
よい。
【0010】この水和活性物質は、後で説明するセメン
ト用急結材の主要成分として用いる他、同様にセメント
の凝結、硬化を促進する効果があり、セメントモルタル
およびコンクリ−トの速硬性混和材としての用途もあ
る。この場合のセメントへの添加量は、併用する他の添
加剤の種類および量によって異なるが1〜40重量%
で、好ましくは5〜25重量%である。
ト用急結材の主要成分として用いる他、同様にセメント
の凝結、硬化を促進する効果があり、セメントモルタル
およびコンクリ−トの速硬性混和材としての用途もあ
る。この場合のセメントへの添加量は、併用する他の添
加剤の種類および量によって異なるが1〜40重量%
で、好ましくは5〜25重量%である。
【0011】ここに用いる高水和活性物質は、CaO−
Al2 O3 系にNa2 Oを添加して溶融し急冷し
たもので、その化学組成は、CaOが15〜60重量
%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2 O3 が2
0〜80重量%である。
Al2 O3 系にNa2 Oを添加して溶融し急冷し
たもので、その化学組成は、CaOが15〜60重量
%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2 O3 が2
0〜80重量%である。
【0012】この組成物のCaOが15重量%未満であ
ると溶融物の水和活性が低下し、またこれが60重量%
を超えると生成する水和物が急結性を示さなくなる。C
aOのさらに好ましい範囲は20〜60重量%である。
また、Al2 O3 は20重量%未満では水和生成物
の量が少なくなり、十分な急結性を示すことが出来な
い。これが80重量%を超えると水和活性度が極端に低
下する。Al2 O3のさらに好ましい範囲は30〜7
0重量%である。Na2 Oは5〜20重量%の範囲で
あるが、これが5重量%未満では水和活性度が低く、ま
たこれが20重量%を超えると溶融時に粘性が極端に大
きくなり作業性が困難になる。Na2Oのさらに好まし
い範囲は5〜10%である。
ると溶融物の水和活性が低下し、またこれが60重量%
を超えると生成する水和物が急結性を示さなくなる。C
aOのさらに好ましい範囲は20〜60重量%である。
また、Al2 O3 は20重量%未満では水和生成物
の量が少なくなり、十分な急結性を示すことが出来な
い。これが80重量%を超えると水和活性度が極端に低
下する。Al2 O3のさらに好ましい範囲は30〜7
0重量%である。Na2 Oは5〜20重量%の範囲で
あるが、これが5重量%未満では水和活性度が低く、ま
たこれが20重量%を超えると溶融時に粘性が極端に大
きくなり作業性が困難になる。Na2Oのさらに好まし
い範囲は5〜10%である。
【0013】この発明の特筆すべき点は、CaO−Al
2 O3 にNa2 Oを添加して、急結性を得るのに
必要なCa2+,Al3+イオンの溶出が容易になるよ
うに材料設計したことであるが、そのためには、Ca
O,Al2 O3 ,Na2Oを上記範囲に配合するこ
とが必要である。
2 O3 にNa2 Oを添加して、急結性を得るのに
必要なCa2+,Al3+イオンの溶出が容易になるよ
うに材料設計したことであるが、そのためには、Ca
O,Al2 O3 ,Na2Oを上記範囲に配合するこ
とが必要である。
【0014】このNa2 O添加の高水和活性物質は、
後記実施例が示すように溶融アルミン酸カルシウムや焼
結アルミン酸カルシウムよりも水和活性が著しく顕著で
ある。しかしながら、これがセメント用急結材として使
用されるためには、さらに所定量の石こう、石灰、炭酸
アルカリ、アルミン酸ソ−ダなどの一種または二種以上
を添加することが必要である。本願の第2の発明のセメ
ント用急結材は、当該高水和活性物質と石こう、石灰、
炭酸アルカリ、アルミン酸ソ−ダ、水酸化アルミニウム
の中の少なくとも一種を配合したものである。
後記実施例が示すように溶融アルミン酸カルシウムや焼
結アルミン酸カルシウムよりも水和活性が著しく顕著で
ある。しかしながら、これがセメント用急結材として使
用されるためには、さらに所定量の石こう、石灰、炭酸
アルカリ、アルミン酸ソ−ダなどの一種または二種以上
を添加することが必要である。本願の第2の発明のセメ
ント用急結材は、当該高水和活性物質と石こう、石灰、
炭酸アルカリ、アルミン酸ソ−ダ、水酸化アルミニウム
の中の少なくとも一種を配合したものである。
【0015】請求項3の発明はここに添加する物質の量
を特定したものである。石こうは、エトリンガイドおよ
びモノサルフェ−ト水和物の生成のバランスを図るもの
であり、水不溶性のII型無水石こうが最も好ましい。そ
の添加量は使用温度によって異なるが、上記Na2 O
添加高水和活性物質100重量部に対し5〜35重量部
の範囲とする。使用温度が5〜10℃では石こうの配合
比は5〜10重量部が好ましい。低温度使用の場合、こ
れが5重量部未満或いは10重量部以上となるとエトリ
ンガイドの生成量が低く強度発現性が低くなる恐れがあ
るので上記範囲が好ましい。使用温度が10〜30℃で
は、石こうは10〜20重量部、使用温度が30℃以上
の場合は20〜35重量部でさらに良好な急結性を示
す。
を特定したものである。石こうは、エトリンガイドおよ
びモノサルフェ−ト水和物の生成のバランスを図るもの
であり、水不溶性のII型無水石こうが最も好ましい。そ
の添加量は使用温度によって異なるが、上記Na2 O
添加高水和活性物質100重量部に対し5〜35重量部
の範囲とする。使用温度が5〜10℃では石こうの配合
比は5〜10重量部が好ましい。低温度使用の場合、こ
れが5重量部未満或いは10重量部以上となるとエトリ
ンガイドの生成量が低く強度発現性が低くなる恐れがあ
るので上記範囲が好ましい。使用温度が10〜30℃で
は、石こうは10〜20重量部、使用温度が30℃以上
の場合は20〜35重量部でさらに良好な急結性を示
す。
【0016】石灰は実質上80%以上CaOまたはCa
(OH)となり、エトリンガイドの生成量および生成速
度を制御する重要な役割を果たす。その配合比は、上記
高水和活性物質100重量部に対し5〜40重量部の範
囲とする。これが40重量部を超えると強度発現性が低
下し、またこれが5重量部未満では十分な急結性を示さ
ない。石灰は生石灰を用いる場合は、硬焼としてCa
2+イオンの溶出を極力低下させたものが良好な性能を
示す。
(OH)となり、エトリンガイドの生成量および生成速
度を制御する重要な役割を果たす。その配合比は、上記
高水和活性物質100重量部に対し5〜40重量部の範
囲とする。これが40重量部を超えると強度発現性が低
下し、またこれが5重量部未満では十分な急結性を示さ
ない。石灰は生石灰を用いる場合は、硬焼としてCa
2+イオンの溶出を極力低下させたものが良好な性能を
示す。
【0017】炭酸アルカリ金属塩は、炭酸リチウム、炭
酸ソ−ダ、炭酸カルシウムなどで、急結性を付与する場
合の補完的役割を果たす副材で、高水和活性物質100
重量部に対し5〜50重量部とする。これが5重量部未
満では、Al2 O3 イオンの溶出を増進することが
できず、十分な急結性を示さない。また、これが50重
量部を超えると長期強度および耐久性が低下する。
酸ソ−ダ、炭酸カルシウムなどで、急結性を付与する場
合の補完的役割を果たす副材で、高水和活性物質100
重量部に対し5〜50重量部とする。これが5重量部未
満では、Al2 O3 イオンの溶出を増進することが
できず、十分な急結性を示さない。また、これが50重
量部を超えると長期強度および耐久性が低下する。
【0018】さらにアルミン酸ソ−ダを、Na2 O添
加のアルミン酸カルシウムの高水和活性物質100重量
部に対し10〜50重量部配合する。これが10重量部
未満では、急結性が著しく低下し、50重量部を超える
と長期強度および耐久性が低下する。
加のアルミン酸カルシウムの高水和活性物質100重量
部に対し10〜50重量部配合する。これが10重量部
未満では、急結性が著しく低下し、50重量部を超える
と長期強度および耐久性が低下する。
【0019】請求項4の発明は、請求項3の発明にさら
に水酸化アルミニウムを高水和活性物質100重量部に
対し25重量部以下配合したものである。
に水酸化アルミニウムを高水和活性物質100重量部に
対し25重量部以下配合したものである。
【0020】この水酸化アルミニウムは、アルミン酸ソ
−ダの配合比が多い場合は可溶性アルミニウムが多く必
要としない。アルミン酸ソ−ダの配合比が15重量部以
下のときは使用すると良好なな結果が得られる。また、
水酸化アルミニウムの配合比は、使用温度が20℃以下
のときは10〜25重量部、20℃以上のときは10重
量部未満として使用すると好ましい。
−ダの配合比が多い場合は可溶性アルミニウムが多く必
要としない。アルミン酸ソ−ダの配合比が15重量部以
下のときは使用すると良好なな結果が得られる。また、
水酸化アルミニウムの配合比は、使用温度が20℃以下
のときは10〜25重量部、20℃以上のときは10重
量部未満として使用すると好ましい。
【0021】請求項5の発明は、コンクリ−トまたはモ
ルタルを混練する際に、請求項2ないし4に記載のセメ
ント用急結材のいずれかをセメントに対し2〜25重量
%添加するものである。
ルタルを混練する際に、請求項2ないし4に記載のセメ
ント用急結材のいずれかをセメントに対し2〜25重量
%添加するものである。
【0022】即ち、請求項2ないし4記載の急結材にい
ずれかを、セメントに予め混合しておかないで、コンク
リ−トまたはモルタルの混練に際して添加してコンクリ
−トまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法であ
る。この方法は通常、コンクリ−トまたはモルタルの吹
付けで行われるものであるが、この発明はこうした場合
に用いる急結材を請求項2ないし4に記載したもののい
ずれかを用い、かつセメントに対し2〜25重量%添加
するというものである。これが2重量%未満では凝結、
硬化速度が遅く吹付け工事用としては十分でなく、また
これが25重量%を超えるとコンクリ−トおよびモルタ
ルの耐久性および長期強度が低下して好ましくない。
ずれかを、セメントに予め混合しておかないで、コンク
リ−トまたはモルタルの混練に際して添加してコンクリ
−トまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法であ
る。この方法は通常、コンクリ−トまたはモルタルの吹
付けで行われるものであるが、この発明はこうした場合
に用いる急結材を請求項2ないし4に記載したもののい
ずれかを用い、かつセメントに対し2〜25重量%添加
するというものである。これが2重量%未満では凝結、
硬化速度が遅く吹付け工事用としては十分でなく、また
これが25重量%を超えるとコンクリ−トおよびモルタ
ルの耐久性および長期強度が低下して好ましくない。
【0023】本発明の構成は以上の通りであるが、この
発明の最も特徴とするところは、Na2 O添加のアル
ミン酸カルシウムの溶融冷却物の使用である。即ち、こ
の発明は、凝集エネルギ−が高く強度発現に繋がるエト
リンガイドの生成量を早期に増加させるために、Na
2 Oを添加したアルミン酸カルシウムを用い、その水
和活性を付与するようにしたものである。
発明の最も特徴とするところは、Na2 O添加のアル
ミン酸カルシウムの溶融冷却物の使用である。即ち、こ
の発明は、凝集エネルギ−が高く強度発現に繋がるエト
リンガイドの生成量を早期に増加させるために、Na
2 Oを添加したアルミン酸カルシウムを用い、その水
和活性を付与するようにしたものである。
【0024】
【作用】この発明は、CaO−Al2 O3 系にNa
2 Oを添加してアルミン酸カルシウムの水和活性を付
与するようにし、セメントの急結性を得るのに必要なC
a2+,Al3+イオンの溶出をコントロ−ルして優れ
た硬化促進作用を生じさせ、これによって急結性ととも
にさらに初期および長期強度発現性に優れたセメント用
急結材とし使用されるようにしたものである。
2 Oを添加してアルミン酸カルシウムの水和活性を付
与するようにし、セメントの急結性を得るのに必要なC
a2+,Al3+イオンの溶出をコントロ−ルして優れ
た硬化促進作用を生じさせ、これによって急結性ととも
にさらに初期および長期強度発現性に優れたセメント用
急結材とし使用されるようにしたものである。
【0025】
(実施例1〜15、比較例1〜3)表1に示す各種Ca
O−Na2 O−Al2 O3 組成物を、電気炉で1
800℃で全溶融し、ついでこれを風冷し常温とした。
このものの水和発熱量を、(株)レスカ社製の6点式微
小熱量計により、注水直後よりの水和発熱速度および発
熱量を測定し、1時間までの積算水和発熱量を調べた。
結果を表1に示した。
O−Na2 O−Al2 O3 組成物を、電気炉で1
800℃で全溶融し、ついでこれを風冷し常温とした。
このものの水和発熱量を、(株)レスカ社製の6点式微
小熱量計により、注水直後よりの水和発熱速度および発
熱量を測定し、1時間までの積算水和発熱量を調べた。
結果を表1に示した。
【0026】なお、表1にはNa2 O無添加のアルミ
ン酸カルシウムを比較例1〜3として示した。
ン酸カルシウムを比較例1〜3として示した。
【0027】
【表1】 表1から分かるように、この発明のNa2 O添加アル
ミン酸カルシウムは、Na2 O無添加のものに比べ、
1時間までの水和発熱量が非常に大きく水和活性が顕著
であることが認められる。
ミン酸カルシウムは、Na2 O無添加のものに比べ、
1時間までの水和発熱量が非常に大きく水和活性が顕著
であることが認められる。
【0028】(実施例16〜42、比較例4〜6)実施
例1〜15で得られた各種CaO−Na2 O−Al
2 O3 組成物を用い、これに表2に示す割合で無水
石こう、生石灰、水酸化アルミニウム、炭酸ソ−ダを配
合して急結材とした。
例1〜15で得られた各種CaO−Na2 O−Al
2 O3 組成物を用い、これに表2に示す割合で無水
石こう、生石灰、水酸化アルミニウム、炭酸ソ−ダを配
合して急結材とした。
【0029】さらに、セメントを260g、豊浦標準砂
520g、上記急結材を18.2gを混合した後、これ
を口径10cm、高さ15cmの円筒型ポリ容器に充填し、
これに水168ml( 水比65%)を加え、直ちに100
0r.p.m.の羽車付撹拌機で6〜8秒混練し、その後容器
の回りを叩いて表面を平滑にして静置した。
520g、上記急結材を18.2gを混合した後、これ
を口径10cm、高さ15cmの円筒型ポリ容器に充填し、
これに水168ml( 水比65%)を加え、直ちに100
0r.p.m.の羽車付撹拌機で6〜8秒混練し、その後容器
の回りを叩いて表面を平滑にして静置した。
【0030】上記の水を加えた時点より、表3に示す時
間の経過した時、これに1 /40in2 のプロクタ−針が深
さ1in貫入するときの抵抗値(×40 pis)を測定した。
間の経過した時、これに1 /40in2 のプロクタ−針が深
さ1in貫入するときの抵抗値(×40 pis)を測定した。
【0031】また、このモルタルの圧縮強度を、上記方
法で硬化させ、1日、3日および28日の強度を測定し
た。これらの結果を表3に示した。
法で硬化させ、1日、3日および28日の強度を測定し
た。これらの結果を表3に示した。
【0032】なお、表2および表3には、比較例1〜3
に示したNa2 O無添加のアルミン酸カルシウムを用
いたものを比較例4〜6として示した。
に示したNa2 O無添加のアルミン酸カルシウムを用
いたものを比較例4〜6として示した。
【0033】
【表2】
【表3】 表2および表3から分かるように、この発明の急結材を
用いたモルタルは凝結、硬化が極めて迅速なうえに、初
期および長期(28日)の強度発現も比較例(20℃)
とくらべ格段に良好である。さらに、5℃という厳しい
条件下でも、従来品が通常2分で強度発現しないことを
考えると良好な結果を示しているということが出来る。
用いたモルタルは凝結、硬化が極めて迅速なうえに、初
期および長期(28日)の強度発現も比較例(20℃)
とくらべ格段に良好である。さらに、5℃という厳しい
条件下でも、従来品が通常2分で強度発現しないことを
考えると良好な結果を示しているということが出来る。
【0034】なお、この発明のセメント急結材の吸湿性
については以下のようにして試験したところ良好な結果
を得た。
については以下のようにして試験したところ良好な結果
を得た。
【0035】20℃、相対湿度80%の室内に1週間急
結材を放置した後に性能試験を実施したが、効果にほと
んど変化は認められなかった。
結材を放置した後に性能試験を実施したが、効果にほと
んど変化は認められなかった。
【0036】
【効果】この発明の急結材は、以上の通り優れた急結性
を示すとともに、初期および長期の強度発現もよく、こ
れまでの問題点を解消した急結材ということが出来る。
そのため、これを従来のコンクリ−トまたはモルタルの
吹付に用いると、施工が確実に出来て、一層強固な構築
物を形成することができるようになった。
を示すとともに、初期および長期の強度発現もよく、こ
れまでの問題点を解消した急結材ということが出来る。
そのため、これを従来のコンクリ−トまたはモルタルの
吹付に用いると、施工が確実に出来て、一層強固な構築
物を形成することができるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有本 忠邦 千葉県佐倉市大作2丁目4番2号 小野田 セメント株式会社中央研究所内 (72)発明者 岡村 隆吉 千葉県佐倉市大作2丁目4番2号 小野田 セメント株式会社中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 CaO−Na2 O−Al2 O3 系
組成物を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重
量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2O3 が2
0〜80重量%よりなる高水和活性物質。 - 【請求項2】 CaO−Na2 O−Al2 O3 系
組成物を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重
量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2O3 が2
0〜80重量%よりなる高水和活性物質に石こう、石
灰、炭酸アルカリ、アルミン酸ソ−ダおよび水酸化アル
ミニウムの中の少なくとも一種を添加したセメント用急
結材。 - 【請求項3】 CaO−Na2 O−Al2 O3 系
組成物を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重
量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2O3 が2
0〜80重量%の高水和活性物質の100重量部に対
し、石こう5〜35重量部、石灰5〜40重量部、炭酸
アルカリ5〜50重量部、アルミン酸ソ−ダ10〜50
重量部を添加したセメント用急結材。 - 【請求項4】 CaO−Na2 O−Al2 O3 系
組成物を溶融後急冷したもので、CaOが15〜60重
量%、Na2 Oが5〜20重量%、Al2O3 が2
0〜80重量%の高水和活性物質の100重量部に対
し、石こう5〜35重量部、石灰5〜40重量部、炭酸
アルカリ5〜50重量%、アルミン酸ソ−ダ10〜50
重量部、水酸化アルミニウム20重量部以下添加したセ
メント用急結材。 - 【請求項5】 コンクリ−トまたはモルタルを混練する
際に、請求項2ないし4に記載したセメント用急結材の
いずれかをセメントに対し2〜25重量%添加すること
を特徴とするコンクリ−トまたはモルタルの凝結、硬化
を促進する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8092493A JPH06293541A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 高水和活性物質、セメント用急結材およびコンクリートまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8092493A JPH06293541A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 高水和活性物質、セメント用急結材およびコンクリートまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06293541A true JPH06293541A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13731986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8092493A Pending JPH06293541A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 高水和活性物質、セメント用急結材およびコンクリートまたはモルタルの凝結、硬化を促進する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06293541A (ja) |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP8092493A patent/JPH06293541A/ja active Pending
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