JPH0629462A - 誘電体薄膜の形成方法 - Google Patents

誘電体薄膜の形成方法

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JPH0629462A
JPH0629462A JP17992092A JP17992092A JPH0629462A JP H0629462 A JPH0629462 A JP H0629462A JP 17992092 A JP17992092 A JP 17992092A JP 17992092 A JP17992092 A JP 17992092A JP H0629462 A JPH0629462 A JP H0629462A
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JP
Japan
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film
growth
thin film
interruption
time
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Application number
JP17992092A
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English (en)
Inventor
Narimoto Otani
成元 大谷
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高誘電率の薄膜の形成方法に関し、形成した
誘電体膜の膜厚が薄い場合でもより高い誘電率を実現で
きる方法を提供する。 【構成】 単一の誘電体結晶の成長と成長の中断とを所
定回数繰り返して所定の膜厚の薄膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体薄膜の形成方法
に関する。より詳しく言えば、本発明は、例えば高密度
のメモリ素子のキャパシタとして使用されるような、高
誘電率の薄膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、様々な電子デバイスの分野におい
て高密度化が推進されているが、ダイナミックメモリ素
子(DRAM)では、α線によるソフトエラーを防止す
るため、メモリセル当りの信号電荷量はセル面積が微細
化しても大幅に減少させることはできない。また、現在
開発が進められている64Mビットメモリでは、一つの
メモリセル面積が約1.5μm2 と微小になる上に、消
費電力の増大を抑制するため低電圧動作も必要となる。
信号電荷量は静電容量と動作電圧との積となるので、電
源電圧の低下は静電容量の増加で補う必要が生じる。
【0003】メモリ素子のキャパシタの静電容量を増加
させるために通常とられる方策の一つは、容量絶縁膜の
薄膜化である。ところが、容量絶縁膜の薄膜化は物理的
限界に直面しつつある。
【0004】容量絶縁膜として従来用いられてきたSi3N
4 /SiO2積層膜では、SiO2膜換算で5nm以下に薄膜化す
るとリーク電流が増大してしまう。そこで、64Mビッ
トの高密度メモリを実現するためには、容量絶縁膜とし
てSiO2膜換算で4nm以下の薄膜化が可能な新しい容量絶
縁膜が必要とされ、そしてこの要請に対応すべく、各研
究機関により、PZT,STO,PbTiO3,BaTiO3などの
酸化物系の高誘電率薄膜の開発が進められている。これ
らの薄膜は都合のよい種々の方法により作製することが
可能であるが、いずれの方法においても、膜の成長は所
定の膜厚に達するまで連続式に行われており、成長と成
長の中断とを繰り返して成膜する技術は知られていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような誘電体薄膜
を作製する場合の一般的傾向として、膜厚が薄くなるに
従って結晶粒径が小さくなり、更にこの関係に伴って、
薄膜の比誘電率も減少することが知られている。一例と
して、rfマグネトロン・スパッタ法によりPZT薄膜
を作製した時の、膜厚と結晶粒径との関係、及び膜厚と
比誘電率との関係をそれぞれ図4と図5に示す。これら
の図から明らかなように、膜厚が1μm以下になると、
結晶粒径と比誘電率が共に著しく小さくなることが分か
る。
【0006】薄膜になるほどその比誘電率が減少すると
いうこの現象は、高密度メモリ素子の容量絶縁膜として
の利用が考えられているPZT,STO,PbTiO3,BaTi
O3等の誘電体の薄膜にとって不都合なものである。
【0007】本発明は、形成した誘電体膜の膜厚が薄い
場合でもより高い誘電率を実現することができる誘電体
薄膜の形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の誘電体薄膜の形
成方法は、単一の誘電体結晶の成長と成長の中断とを所
定回数繰り返して所定の膜厚の薄膜を形成することを特
徴とする。
【0009】本発明の方法で薄膜を形成することが可能
な誘電体は、主として酸化物系のもの、例えばPZT
(Pb(Ti,Zr)O3 )、STO(SrTiO3),PbTiO3,Ba
TiO3等である。
【0010】本発明の方法で誘電体薄膜を成長させるた
めの成膜法は、成長させようとする誘電体に応じて適宜
選択することができる。また、結晶成長の中断は、成長
雰囲気をそのままにして原料の供給を停止するというや
り方で簡単に行うことができる。例えば、PZT薄膜を
形成する場合について言えば、スパッタ法を利用して薄
膜を成長させ、そしてシャッタを閉じることにより成長
を中断することができる。
【0011】結晶の成長を中断する回数は、成長させる
べき膜の厚さと、1回の成長操作で得られる膜の厚さと
に依存する。一般には、中断回数が多くなるほど良好な
結果が得られるけれども、ある程度の回数以上になると
それほど目覚ましい効果は見られなくなる。従って、成
長の条件や装置の条件に応じて、都合のよい中断回数を
決めるようにするのが好ましい。
【0012】1回の成長時間と中断時間との比も、膜の
比誘電率に影響を及ぼすことが分っている。一般に、成
長時間よりも中断時間を長くすると、すなわち中断時間
と成長時間との比を1以上とすると、比誘電率がより大
きな膜が得られる。中断時間と成長時間との比は、より
好ましくは1.2以上である。中断の回数が2回以上の
場合には、中断時間と成長時間との比を一律にしないで
変えることも可能である。
【0013】
【作用】本発明の高誘電率薄膜の形成方法における結晶
成長の中断は、膜成長の過程、特に膜成長の初期に、基
板上に形成された結晶粒が基板表面上を移動して、結晶
粒同志が合体し、より大きな結晶粒になるのを可能にす
る。こうして個々の結晶粒がより大きくなることは、膜
厚が薄い場合でも、比誘電率の低下を抑制して、より高
い誘電率の薄膜の実現を可能にする。
【0014】膜成長の中断時間と成長時間との比を大き
くすることは、得られる結晶粒をより大きくし、従って
膜の比誘電率をより大きくする。この比がおおよそ1に
達するまでは、結晶粒の大きさはこの比にほぼ比例して
増大するが、結晶粒の大きさの増加はこの比が1を超え
ると鈍化し、ほぼ1.2を超えるとほとんど横ばいにな
る。それゆえに、本発明における中断時間と成長時間と
の比は、好ましくは1以上であり、より好ましくは1.
2以上である。
【0015】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に説明する。
【0016】シリコン基板を熱酸化することにより、基
板表面に1000ÅのSiO2膜を形成した。この上に、D
Cスパッタ法により3000ÅのPt膜を形成した。
【0017】次に、Pt膜の上にrfマグネトロン・ス
パッタ法によりPZT薄膜を成長させた。焼結成形した
PZT粉末をターゲットとして使用し、またスパッタガ
スとしては100%酸素を用いた。rf出力は250
W、ガス圧は50mTorr 、そして基板温度は650℃
とした。
【0018】膜の1回の成長厚さを50〜250Åと
し、成長時間以上の中断を挾んで、0.1〜2.5μm
のいろいろな厚さの膜を成長させた。成長の中断は、r
fマグネトロン・スパッタ装置のシャッタを閉じて行っ
た。
【0019】膜厚2.5μmのPZT薄膜について、中
断時間と成長時間の比と、得られた結晶粒の大きさとの
関係を図1のグラフに示す。この図から明らかなよう
に、中断時間と成長時間の比が大きくなるほど結晶粒径
が大きくなり、この比が1を超えると結晶粒径増加傾向
は鈍くなり、そして1.2以上ではほとんど変化が認め
られなくなる。他の膜厚のPZT薄膜についても、これ
と同様の結果が得られた。
【0020】中断時間と成長時間との比を1.2とした
場合の膜厚と結晶粒径との関係、及び膜厚と比誘電率と
の関係を、それぞれ図2及び図3のグラフに示す。これ
らの図において、破線は、成膜を中断なしに連続して行
った従来技術の例を示している。これらの図から明らか
なように、成膜の過程で中断を入れない場合に比べて、
成長と中断とを繰り返した場合には結晶粒径が増大して
おり、それに応じて比誘電率も大きくなっていて、膜厚
0.5μmで比誘電率530を実現している。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成長結晶粒の粒径をより大きくすることができるので、
形成した膜の比誘電率をより大きくすることができる。
従って、形成した膜が薄い場合でもより高い誘電率を実
現することができ、そのため本発明の方法は将来の高密
度メモリのキャパシタの作製のために応用することが可
能と思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PZT薄膜成長の中断時間と成長時間の比と結
晶粒径との関係を示すグラフである。
【図2】本発明によるPZT薄膜の膜厚と結晶粒径との
関係を従来例と比較して示すグラフである。
【図3】本発明によるPZT薄膜の膜厚と比誘電率との
関係を従来例と比較して示すグラフである。
【図4】従来の方法により形成したPZT薄膜の膜厚と
結晶粒径との関係を示すグラフである。
【図5】従来の方法により形成したPZT薄膜の膜厚と
比誘電率との関係を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の誘電体結晶の成長と成長の中断と
    を所定回数繰り返して所定の膜厚の薄膜を形成すること
    を特徴とする誘電体薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 当該薄膜の成長を中断する時間と成長時
    間との比を1以上とすることを特徴とする、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記成長の中断は、成長ガスの供給停止
    により実施することを特徴とする、請求項1記載の方
    法。
JP17992092A 1992-07-07 1992-07-07 誘電体薄膜の形成方法 Pending JPH0629462A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5828098A (en) * 1995-06-22 1998-10-27 Matsushita Electronics Corporation Semiconductor capacitor dielectric having various grain sizes
CN111063672A (zh) * 2018-10-17 2020-04-24 三星电子株式会社 电容器和具有其的半导体装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5828098A (en) * 1995-06-22 1998-10-27 Matsushita Electronics Corporation Semiconductor capacitor dielectric having various grain sizes
CN111063672A (zh) * 2018-10-17 2020-04-24 三星电子株式会社 电容器和具有其的半导体装置
CN111063672B (zh) * 2018-10-17 2024-05-14 三星电子株式会社 电容器和具有其的半导体装置

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