JPH06294672A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH06294672A
JPH06294672A JP5084242A JP8424293A JPH06294672A JP H06294672 A JPH06294672 A JP H06294672A JP 5084242 A JP5084242 A JP 5084242A JP 8424293 A JP8424293 A JP 8424293A JP H06294672 A JPH06294672 A JP H06294672A
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沢田  行雄
Noboru Kitahara
昇 北原
Yukio Mori
森  幸雄
Rei Nagasaka
玲 永坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主通路内に形成される分岐通路への流体の分
流比の低下を低減し、分岐通路内の流体の整流効果を増
大するとともに流体の温度分布を均一化し、正確な流量
計測を行える流量計を提供する。 【構成】 分岐通路の入口開口部410から熱交換部材
15に流入する空気に乱流があると、熱交換部材15の
貫通孔15cを通過するとき、乱流が整流される。ま
た、熱交換部材15と流入空気との間で良好な熱交換が
行われ、流入空気の温度分布が均一化される。熱交換部
材15を通過した整流され温度分布が均一化された空気
は、分岐管420よりも流路断面積が小さい計測管43
0に流入するときに分流比の低下が減少される。これに
より、計測管430内のヒータ570、温度計580お
よび中央円筒部100の外側に形成される回路容器11
0内の制御回路114でこの流入空気の正確な流量が計
測される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体の流量を検出する流
量計に関し、特に流体が流れる主通路内に分岐通路を形
成し、この分岐通路内を流れる流体の流量を計測する流
量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量計として、例えば特
開昭56−108910号公報、特開昭57−1030
16号公報に開示されているものが知られている。特開
昭56−108910号公報に開示される流量計は、主
通路入口または分岐通路入口だけに空気緩衝部材を設置
することにより吸入空気流の乱流、脈流を防止してい
る。
【0003】また、特開昭57−103016号公報に
開示される流量計は、主通路入口に整流部材を設置する
ことにより吸入空気流を流路の軸方向の層流に矯正して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
56−108910号公報のものでは、主通路入口に空
気緩衝部材を設置する場合、吸気抵抗が増大してエンジ
ン馬力の低下を招き、分岐通路入口だけに空気緩衝部材
を設置する場合、分岐通路への分流比の低下を招くとい
う問題がある。
【0005】特開昭57−103016号公報のもので
は、主通路入口に整流部材を設置するため、特開昭56
−108910号公報のものと同様に、吸気抵抗が増大
してエンジン馬力の低下を招くという問題がある。本発
明は、このような問題点を解決するためになされたもの
で、流体の分岐通路への分流比の低下を低減し、分岐通
路内の流体の整流効果を増大するとともに流体の温度分
布を均一化し、正確な流量計測を行える流量計を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明の流量計は、流体が流通する主通路を有する
樹脂製の筒体と、前記主通路のほぼ中央部に設けられる
中央部材と、前記主通路の壁面と前記中央部材とを連結
し、前記中央部材を前記主通路のほぼ中央に支持する支
持部材と、前記中央部材に開口し前記主通路を流れる流
体の一部を導入する導入口と、前記中央部材に形成さ
れ、前記導入口から導入された流体を流す分岐通路と、
この分岐通路の前記導入口の近傍下流に形成され、この
分岐通路を流れる流体の方向にこの分岐通路を複数の通
路に仕切る仕切り壁を有する熱交換部材と、この熱交換
部材の下流の分岐通路内に設けられるとともに、前記熱
交換部材の設けられる分岐通路の流路断面積よりも小さ
い流路断面積を有する分岐通路内に設けられ、この分岐
通路内の流量を計測する流速測定用抵抗体と、前記中央
部材の所定部位に開口し、前記分岐通路を流れた流体を
再び前記主通路に戻す出口とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明の前記構成をもつ流量計によると、導入
口の近傍下流に熱交換部材を設けるとともに熱交換部材
が設けられる分岐通路の流路断面積よりも小さい流路断
面積を有する分岐通路にセンサを設けることにより、分
岐通路内の流体の乱流が整流され、温度分布が均一化さ
れかつ分流比の低下が低減されるため、分岐通路内に設
けられたセンサにより正確な流量計測が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、自動車のエンジンに吸入される吸入空
気量を計測する熱式の空気流量計に本発明を適用した一
実施例を図1および図2に基づいて説明する。空気流量
計10の上流側開口部213は図示しないエアクリーナ
に挿入され、取り付けられる。一方、下流側開口部31
3は、空気流量計10より大径の図示しない吸気ダクト
に挿入され、図示しないベルトにより外周から締めつけ
られる。
【0009】流量計10は、吸気通路を形成する中央円
筒部100と上流側円筒部200と下流側円筒部300
とを備えている。分岐通路を形成する繭状の中央部材1
4は、吸気通路の長手方向ほぼ中央に設けられる。中央
部材14は、中央ハウジング160と下流ハウジング3
60と上流ハウジング400とを備えている。樹脂製の
中央円筒部100の外側には、後述する熱式センサ部5
00の制御回路114を収容する回路容器110が一体
に形成され、蓋が被せられる。中央円筒部100の内側
は円筒状に成形され、内側へ向けてリブ120、13
0、140および150が一体に成形されている。ただ
し、リブ120、130は図示しない。さらに、リブ1
20、130、140および150の先端には円筒状の
中央ハウジング160が一体に成形されている。中央ハ
ウジング160はその中央に仕切り壁163を有し、仕
切り壁163の中央には穴165が開口されている。
【0010】樹脂製の上流側円筒部200は絞り部20
0aから下流側へ向けて徐々に内側断面積が公がる形状
に形成され、上流側端部にはベルマウス部210が形成
され、外壁にはエアクリーナへの取付用の段差が形成さ
れ、この段差部にエアクリーナ気密用の弾性体703が
取付けられている。そして、上流側円筒部200は中央
円筒部100に固定される。
【0011】ベルマウス部210は、エアクリーナとの
接続部においてベルマウス形状となっており、上流側円
筒部200と樹脂により一体に形成されている。このた
め、ベルマウス部210の内壁には段差、突起、隙間等
のない滑らかな形状となっている。これにより、エアク
リーナからの空気の流れは、ベルマウス形状により段差
等の抵抗がなく滑らかに導かれ、下流側にいくに従い絞
られることにより整流される。この整流された流れによ
り発生した負圧により分岐管420、計測管430を経
由して出口開口部440から分岐流れが吸い出されるた
め、分岐通路内の後述する流速測定用抵抗体であるヒー
タ570および温度補償用抵抗体である温度計580の
出力変動を低減することができ、かつ圧力損失を低減さ
せることができる。
【0012】樹脂製の下流側円筒部300は、図示しな
い吸気ダクトに挿入される直管部310が形成され、中
央円筒部100の下流側端部に固定される。下流側円筒
部300の内側は円筒状に成形され、その内側には、椀
状の下流ハウジング360が一体に成形されている。下
流ハウジング360は、中央円筒部100に支持される
中央ハウジング160の下流側を閉塞し、下流に向かっ
て径が次第に小さくなるように滑らかな砲弾型の形状に
組立てられる。
【0013】中央円筒部100に支持される中央ハウジ
ング160の上流側には、砲弾型の樹脂製の上流ハウジ
ング400が挿入され固定される。上流ハウジング40
0の上流側中央には入口開口部410が開口され、入口
開口部410の直後に熱交換部材15が上流ハウジング
400と一体に形成される。熱交換部材15は、例えば
図2に示す熱交換部材15の横断面図のように、熱交換
部材15の外壁15aと互いに直行する仕切り壁15b
とで囲まれる貫通孔15cを有する構造体で形成され
る。この構造体の貫通孔15cを流れる空気流と平行な
面の延長が、ヒータ570および温度計580に向かう
ように形成される。熱交換部材15に続いて下流へ向け
て直線的に延びる分岐管420が一体に成形されてい
る。
【0014】分岐管420の下流側には、計測管430
が挿入されている。計測管430はステンレス製の内側
管433と樹脂製の外側管435とからなり、内側管4
33の上流部438にはベルマウスが形成され、内側管
433の内径は分岐管420より小径に形成されてい
る。計測管430の下流端は、中央ハウジング160の
内側に放射状に形成された4枚の板状のリブ167、1
68、169、170の上流側端面に当接する。ただ
し、リブ168、170は図示しない。これにより、計
測管430の下流端と中央ハウジング160の仕切り壁
163との間に所定の隙間が形成され、しかも、計測管
430の下流端から出口開口部440への空気通路が形
成される。
【0015】さらに、仕切り壁163の穴165には、
下流側から熱式センサ部500が挿入され、熱式センサ
部500は仕切り壁163に固定される。熱式センサ部
500は、円筒状の樹脂部510に4本の支持ピン52
0、530、540、550を樹脂部510の上流側、
下流側とに突出するようにインサート成形して形成され
る。上流側に突出した支持ピンは長短2種類からなり、
長い2本520、530の間にヒータ570が支持さ
れ、短い2本540、550の間に温度計580が支持
される。ヒータ570および温度計580は、セラミッ
ク製ボビンの外周に白金線を巻き、ボビン両端のリード
線と接続したもので、同一特性の感温抵抗体が用いられ
る。
【0016】さらに、中央ハウジング160と下流ハウ
ジング360との間に形成される空間と、回路容器11
0との間には、リブ140内を通して導電部材が配設さ
れており、この導電部材は、熱式センサ部500の下流
側に突出した支持ピンに図示せぬフレキシブル配線板を
介して接続される。従って、回路容器110内に収容さ
れた制御回路114は、導電部材とフレキシブル配線板
と支持ピンとを介して熱式センサ部500に接続され
る。
【0017】図1の矢印A方向から上記構成の流量計1
0に流入する空気は、上流側円筒部200と中央円筒部
100と下流側円筒部300との内側に形成される吸気
通路を通過する。また、この吸気通路を流れる空気の一
部は、中央部材14の内側に形成される分岐通路へ流入
する。この分岐通路へ流入する空気は、入口開口部41
0から熱交換部材15を通過する。このとき、流入する
空気に乱流があると、熱交換部材15の貫通孔15cを
通過するとき、乱流が整流される。また、エンジンの発
熱、エアクリーナからの熱伝導あるいはエアクリーナイ
ンレットにおける温度分布の影響により、例えば、流入
する空気が入口開口部410の内壁410aから入口開
口部410の中心部に向かって温度が低下しているよう
な温度分布を有することがある。このような場合、ヒー
タ570と温度計580との間に温度差が生じ、この温
度差によって誤差が発生してしまう恐れがある。
【0018】しかしながら、上記のように熱交換部材1
5は、内部に直行する仕切り壁15bで囲まれる複数の
貫通孔15cを有するため、熱交換部材15内を流れる
空気と熱交換部材15の内壁面との接触面積が大きい。
さらに、熱交換部材15は、上流ハウジング400と一
体成形され一様な温度分布を保持しているため、熱交換
部材15と熱交換部材15内を流れる空気との間で良好
な熱交換が行われ、熱交換部材15内を流れる空気の温
度分布がほぼ均一化される。空気流に平行な熱交換部材
15の貫通孔15cの内壁面は、空気流に沿って空気流
の下流側に平行に延長にするとヒータ570および温度
計580の近傍に来るように形成されているので、熱交
換部材15を通過した整流され温度分布が均一化された
空気は、ヒータ570および温度計580に向かって分
岐管420から計測管430に流入する。
【0019】計測管430は分岐管420よりも流路断
面積が小さいため、空気流がさらに整流され、分流比の
低下も少ない。計測管430に流入する空気は、ヒータ
570と温度計580でほぼ同等の温度になっており、
温度分布不均一はほとんどない。従って、低空気量にお
いても流速が確保でき、上流からの温度分布の影響を受
けにくくなる。
【0020】ヒータ570は制御回路114によって吸
気温度に対して一定温度に加熱される。計測管430に
導入された空気は、このヒータ570、温度計580お
よび制御回路114により空気流量が計測される。そし
て、制御回路114から出力された出力信号は燃料噴射
量制御装置等へ供給され、燃料噴射量の演算に使用され
る。
【0021】計測管430に導入された空気は、仕切り
壁163に衝突して径方向に流れの方向を変え、さら
に、出口開口部440へ向けて流れる。そして出口開口
部440から再び吸気通路内へ流出する。本発明の第2
実施例を図3に示す。第2実施例では、熱交換部材25
の貫通孔25cは、熱交換部材25の外壁25aと互い
に平行な仕切り壁25bとで囲まれて形成される。これ
以外の構成、作動は第1実施例と同様である。
【0022】以上述べた各実施例では、ベルマウス部2
10は樹脂製で上流側円筒部200と一体成形される構
成であるから、ベルマウス部210の内壁に段差、突起
等の抵抗となる部分がなく、空気流がベルマウス形状に
より滑らかに整流されるため、分岐通路内のセンサ出力
変動を低減でき、また圧力損失を大幅に低減できる。ま
た、熱交換部材は上流ハウジング400と一体に成形さ
れているため、安価に製造可能である。
【0023】さらに、出口開口部440より上流側に絞
り部200aが形成されているため、出口開口部440
において作用する負圧が、周方向の全周に渡って均等に
作用する。このため、上流側開口部213から流入する
空気流に偏りがあっても、その偏りを整流して出口開口
部440に作用させることができる。さらに、出口開口
部440は上流ハウジング400の外周にほぼ全周にわ
たって開口しているため、吸気通路全体の流れによる作
用を受ける。このため、一部の乱流により分岐通路内の
流量が変動することが防止される。
【0024】従って、本発明の実施例では、出口開口部
440における空気流を乱れの少ない状態に維持でき、
吸気通路を流れる全流量と分岐通路を流れる流量との比
率を正確に所定の比率に維持することができる。さら
に、分岐通路内の空気の乱流と温度差を低減しかつ分岐
通路の分流比の低下を低減して流量を計測することで正
確に吸気通路全体の流量を検出することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の流量計によると、分岐通路内に
流入する流体の乱流を整流し、温度分布を均一化すると
ともに分流比の低下を低減することにより、正確な流量
を計測できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による流量計を示す断面図
である。
【図2】図1に示すII−II線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による流量計の熱交換部材
を示す横断面図である。
【符号の説明】
10 流量計 14 中央部材 15 熱交換部材 15b 仕切り壁 100 中央円筒部(筒体) 140 リブ(支持部材) 150 リブ(支持部材) 160 中央ハウジング(中央部材) 200 上流円筒部(筒体) 300 下流円筒部(筒体) 360 下流ハウジング(中央部材) 400 上流ハウジング(中央部材) 410 入口開口部(導入口) 420 分岐管(分岐通路) 430 計測管(分岐通路) 440 出口開口部(出口) 570 ヒータ(流速測定用抵抗体) 580 温度計(温度補償用抵抗体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永坂 玲 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流通する主通路を有する樹脂製の
    筒体と、 前記主通路のほぼ中央部に設けられる中央部材と、 前記主通路の壁面と前記中央部材とを連結し、前記中央
    部材を前記主通路のほぼ中央に支持する支持部材と、 前記中央部材に開口し前記主通路を流れる流体の一部を
    導入する導入口と、 前記中央部材に形成され、前記導入口から導入された流
    体を流す分岐通路と、 この分岐通路の前記導入口の近傍下流に形成され、この
    分岐通路を流れる流体の方向にこの分岐通路を複数の通
    路に仕切る仕切り壁を有する熱交換部材と、 この熱交換部材の下流の分岐通路内に設けられるととも
    に、前記熱交換部材の設けられる分岐通路の流路断面積
    よりも小さい流路断面積を有する分岐通路内に設けら
    れ、この分岐通路内の流量を計測する流速測定用抵抗体
    と、 前記中央部材の所定部位に開口し、前記分岐通路を流れ
    た流体を再び前記主通路に戻す出口とを備えたことを特
    徴とする流量計。
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