JPH0629535B2 - 2サイクルエンジンの分離給油装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの分離給油装置Info
- Publication number
- JPH0629535B2 JPH0629535B2 JP61051190A JP5119086A JPH0629535B2 JP H0629535 B2 JPH0629535 B2 JP H0629535B2 JP 61051190 A JP61051190 A JP 61051190A JP 5119086 A JP5119086 A JP 5119086A JP H0629535 B2 JPH0629535 B2 JP H0629535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- engine
- amount
- plunger
- discharge amount
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オイルタンクのオイルをオイルポンプによ
つてエンジンに供給する2サイクルエンジンの分離給油
装置に関するものである。
つてエンジンに供給する2サイクルエンジンの分離給油
装置に関するものである。
〔従来の技術〕 一般に、この種の2サイクルエンジンにおいて、エンジ
ン各部に潤滑オイルを強制的に供給するにあたり、クラ
ンク軸で駆動されるプランジヤ形のオイルポンプが使用
される。
ン各部に潤滑オイルを強制的に供給するにあたり、クラ
ンク軸で駆動されるプランジヤ形のオイルポンプが使用
される。
上記オイルポンプのオイル吐出量はプランジヤのストロ
ーク量により決定され、このストローク量をスロツトル
開度、つまり負荷に応じて制御した場合、負荷が一定で
あれば、エンジン回転数に対するオイルの供給量はほぼ
一定である。
ーク量により決定され、このストローク量をスロツトル
開度、つまり負荷に応じて制御した場合、負荷が一定で
あれば、エンジン回転数に対するオイルの供給量はほぼ
一定である。
そのため、とくに高回転域において、オイル量が不足す
る傾向にある。このオイル不足を補償しようとすると、
低回転域におけるオイル吐出量が過多となり、全般にオ
イル消費量や白煙の発生が多くなる。
る傾向にある。このオイル不足を補償しようとすると、
低回転域におけるオイル吐出量が過多となり、全般にオ
イル消費量や白煙の発生が多くなる。
従来、これを改善するために、上記プランジヤの軸方向
端面に形成されたカムと、このカムに摺接して上記プラ
ンジヤのストロークを設定するカム面をその外周に形成
した回動部材とを設け、上記回動部材をエンジンの負荷
および回転数に連動して所定角度回動させることによ
り、プランジヤのストローク量を制御して、オイル吐出
量を変化させるものが知られている(特開昭60-93106号
公報参照)。
端面に形成されたカムと、このカムに摺接して上記プラ
ンジヤのストロークを設定するカム面をその外周に形成
した回動部材とを設け、上記回動部材をエンジンの負荷
および回転数に連動して所定角度回動させることによ
り、プランジヤのストローク量を制御して、オイル吐出
量を変化させるものが知られている(特開昭60-93106号
公報参照)。
この従来装置によれば、エンジンの負荷と回転数に連動
して、プランジヤのストローク量を制御し、オイル吐出
量を変化させるものであるから、エンジンの負荷に連動
させるためには、自動2輪車のハンドル部に設定された
スロツトルに、上記オイルポンプの回動部材をケーブル
を介して連結し、スロツトル開度が制御される。
して、プランジヤのストローク量を制御し、オイル吐出
量を変化させるものであるから、エンジンの負荷に連動
させるためには、自動2輪車のハンドル部に設定された
スロツトルに、上記オイルポンプの回動部材をケーブル
を介して連結し、スロツトル開度が制御される。
このように、オイルポンプの外部に導出されたスロツト
ル開度制御用のケーブルを介して、オイルポンプのオイ
ル吐出量を制御する方式では、ケーブル等の経時変化
や、運転者の好みによる連動調整の改修などにより変動
を受けやすい。
ル開度制御用のケーブルを介して、オイルポンプのオイ
ル吐出量を制御する方式では、ケーブル等の経時変化
や、運転者の好みによる連動調整の改修などにより変動
を受けやすい。
そのため、上記従来装置では、オイル吐出量が必要以上
になつたり、必要以下になつたりするので、これが白煙
の発生、燃焼室内壁のカーボンの付着および潤滑の信頼
性の低下の要因となる。
になつたり、必要以下になつたりするので、これが白煙
の発生、燃焼室内壁のカーボンの付着および潤滑の信頼
性の低下の要因となる。
また、従来、急加速時にスロツトル開度を全開にする
と、エンジン回転数が低いにもかかわらず、オイルポン
プのプランジヤストロークが最大となり、必要以上のオ
イルがエンジンに供給されて、白煙等が発生するのを防
止するために、上記ケーブルに弾性部材やダンパを介在
させて、スロツトル開度の遅延動作を行わせるものが知
られている(特開昭58-18724号公報参照)。
と、エンジン回転数が低いにもかかわらず、オイルポン
プのプランジヤストロークが最大となり、必要以上のオ
イルがエンジンに供給されて、白煙等が発生するのを防
止するために、上記ケーブルに弾性部材やダンパを介在
させて、スロツトル開度の遅延動作を行わせるものが知
られている(特開昭58-18724号公報参照)。
しかしながら、この場合でも、ケーブル,弾性部材およ
びダンパ等の経時変化などにより変動を受けやすい。
びダンパ等の経時変化などにより変動を受けやすい。
他方、上記のようなスロツトル開度制御用のケーブルを
介さないで、上記オイルポンプのオイル吐出量を制御す
る方式として、下記のものがある。
介さないで、上記オイルポンプのオイル吐出量を制御す
る方式として、下記のものがある。
すなわち、上記オイルポンプのプランジヤの軸方向端面
に当接するカムを圧力応答ダイヤフラムに連結するとと
もに、このダイヤフラムをエンジンの排気管に接続し、
この排気管内の圧力変化、つまりエンジンの負荷に応動
して、プランジヤのストローク量を制御し、オイル吐出
量を変化させるものが知られている(特開昭52-84336号
公報参照)。
に当接するカムを圧力応答ダイヤフラムに連結するとと
もに、このダイヤフラムをエンジンの排気管に接続し、
この排気管内の圧力変化、つまりエンジンの負荷に応動
して、プランジヤのストローク量を制御し、オイル吐出
量を変化させるものが知られている(特開昭52-84336号
公報参照)。
しかしながら、この従来装置によれば、排気管内の圧力
変化がエンジンの負荷に必ずしも適応しないから、急加
速時にスロツトル開度を全開にすると、エンジン回転数
が低いにもかかわらず、オイルポンプのプランジヤスト
ロークが最大となり、必要以上のオイルがエンジンに供
給されて、白煙等が発生する。
変化がエンジンの負荷に必ずしも適応しないから、急加
速時にスロツトル開度を全開にすると、エンジン回転数
が低いにもかかわらず、オイルポンプのプランジヤスト
ロークが最大となり、必要以上のオイルがエンジンに供
給されて、白煙等が発生する。
また、従来、オイルポンプのプランジヤにより吐出され
るオイルの吐出口にチエツクバルブを設け、所定のエン
ジン回転数に到達した際、上記チエツクバルブを開放
し、オイル吐出量を変化させるものが知られている(特
開昭49-64735号公報参照)。
るオイルの吐出口にチエツクバルブを設け、所定のエン
ジン回転数に到達した際、上記チエツクバルブを開放
し、オイル吐出量を変化させるものが知られている(特
開昭49-64735号公報参照)。
しかしながら、この従来装置によれば、所定のエンジン
回転数でオイル吐出量が急激に変化するから、その変化
時点で必要以上のオイルがエンジンに供給されて、白煙
等が発生する。
回転数でオイル吐出量が急激に変化するから、その変化
時点で必要以上のオイルがエンジンに供給されて、白煙
等が発生する。
この発明は、上記従来の課題を改善するためになされた
もので、エンジンに理想に近い給油量でオイルを供給
し、白煙の発生および燃焼室内壁のカーボンの付着を防
止するとともに、潤滑の信頼性の高い2サイクルエンジ
ンの分離給油装置を提供することを目的とする。
もので、エンジンに理想に近い給油量でオイルを供給
し、白煙の発生および燃焼室内壁のカーボンの付着を防
止するとともに、潤滑の信頼性の高い2サイクルエンジ
ンの分離給油装置を提供することを目的とする。
この発明による2サイクルエンジンの分離給油装置は、
スロツトルバルブの全開時における定常運転時の理想給
油量をエンジンの回転数に対応させて設定し、このエン
ジンの回転数の変化に基づいて、オイルポンプから吐出
されるオイル吐出量を上記理想給油量に対応して変化さ
せるとともに、上記エンジンの回転数に対し上記オイル
吐出量の変化に所定の応答遅れが設定される2サイクル
エンジンの分離給油装置であつて、ポンプケース内に設
けられたエンジンの回転数検出器と、このエンジンの駆
動によつてプランジヤが回転しながら軸方向に往復動し
かつこの往復動のストロークおよび上記プランジヤの回
転数によりオイル吐出量が設定されるプランジヤポンプ
と、上記回転数検出器に連動して作動しかつ上記プラン
ジヤポンプのストロークを変化させて上記オイル吐出量
をスロツトルバルブの全開時における定常運転時の理想
給油量に対応させる吐出量調整機とを具備し、上記吐出
量調整機は、上記プランジヤの軸方向における端面に形
成されたカムと、このカムに摺接して上記プランジヤの
ストロークを設定する斜面部をその外周に形成したピン
体とからなり、上記回転数検出器は、上記エンジンの回
転で駆動される入力軸と、この入力軸の回転にともなう
遠心力で移動して上記ピン体を軸方向へ移動させる移動
体とからなることを特徴とする。
スロツトルバルブの全開時における定常運転時の理想給
油量をエンジンの回転数に対応させて設定し、このエン
ジンの回転数の変化に基づいて、オイルポンプから吐出
されるオイル吐出量を上記理想給油量に対応して変化さ
せるとともに、上記エンジンの回転数に対し上記オイル
吐出量の変化に所定の応答遅れが設定される2サイクル
エンジンの分離給油装置であつて、ポンプケース内に設
けられたエンジンの回転数検出器と、このエンジンの駆
動によつてプランジヤが回転しながら軸方向に往復動し
かつこの往復動のストロークおよび上記プランジヤの回
転数によりオイル吐出量が設定されるプランジヤポンプ
と、上記回転数検出器に連動して作動しかつ上記プラン
ジヤポンプのストロークを変化させて上記オイル吐出量
をスロツトルバルブの全開時における定常運転時の理想
給油量に対応させる吐出量調整機とを具備し、上記吐出
量調整機は、上記プランジヤの軸方向における端面に形
成されたカムと、このカムに摺接して上記プランジヤの
ストロークを設定する斜面部をその外周に形成したピン
体とからなり、上記回転数検出器は、上記エンジンの回
転で駆動される入力軸と、この入力軸の回転にともなう
遠心力で移動して上記ピン体を軸方向へ移動させる移動
体とからなることを特徴とする。
上記構成によれば、オイルポンプがプランジヤの往復ス
トロークとエンジンの回転数のみによつて制御され、か
つ上記オイルポンプの吐出量調整機と回転数検出器と
は、ピン体および移動体を介して互いに当接されている
から、従来のようにスロツトル開度制御用のケーブルを
要することなく、オイルポンプ内で給油量のコントロー
ルができ、構造がコンパクトとなる。
トロークとエンジンの回転数のみによつて制御され、か
つ上記オイルポンプの吐出量調整機と回転数検出器と
は、ピン体および移動体を介して互いに当接されている
から、従来のようにスロツトル開度制御用のケーブルを
要することなく、オイルポンプ内で給油量のコントロー
ルができ、構造がコンパクトとなる。
しかも、エンジンに理想に近い給油量でオイルを供給
し、白煙の発生および燃焼室内壁のカーボンの付着を防
止するとともに、潤滑の信頼性を高めることができる。
し、白煙の発生および燃焼室内壁のカーボンの付着を防
止するとともに、潤滑の信頼性を高めることができる。
また、上記回転数検出器は、上記エンジンの回転で駆動
される入力軸の回転にともなう遠心力で移動して、上記
ピン体を軸方向へ移動させる移動体を備え、上記ピン体
および移動体に所定の応答遅れをもたせている。
される入力軸の回転にともなう遠心力で移動して、上記
ピン体を軸方向へ移動させる移動体を備え、上記ピン体
および移動体に所定の応答遅れをもたせている。
したがつて、所定のエンジンの回転数でオイル吐出量が
急激に変化するおそれがなく、その変化時点で必要以上
のオイルがエンジンに供給されて、白煙等が発生するの
を有効に防止することができる。
急激に変化するおそれがなく、その変化時点で必要以上
のオイルがエンジンに供給されて、白煙等が発生するの
を有効に防止することができる。
以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説明する。
第1図において、1はピストン、2はクランク室、8は
吸気管、8aはリードバルブ、4は気化器、5はオイル
タンク、6はオイルポンプ、7はオイル吸入通路、8は
オイル吐出通路である。この2サイクルエンジンは分離
給油方式で、気化器4から吸気管8に導入された燃料と
空気との混合物に、オイルを混入して混合気をつくり、
これをクランク室2内に導入している。なお、上記オイ
ルはオイルタンク5からオイル吸入通路7、オイルポン
プ6およびオイル吐出通路8を介して、吸気管8内に吐
出される。
吸気管、8aはリードバルブ、4は気化器、5はオイル
タンク、6はオイルポンプ、7はオイル吸入通路、8は
オイル吐出通路である。この2サイクルエンジンは分離
給油方式で、気化器4から吸気管8に導入された燃料と
空気との混合物に、オイルを混入して混合気をつくり、
これをクランク室2内に導入している。なお、上記オイ
ルはオイルタンク5からオイル吸入通路7、オイルポン
プ6およびオイル吐出通路8を介して、吸気管8内に吐
出される。
第2図はエンジンの回転数(以下、回転数Nという。)
とオイル量との関係を示し、V1はエンジンの理想給油
量で、スロツトルバルブ(図示せず)が全開の状態でエ
ンジンが連続運転された場合におけるエンジン内部に供
給されるべき必要最小限の給油量を示す。ここで、定常
運転とは、スロツトル開度およびエンジンの回転数を一
定にしたエンジンの運転をいう。同様に、V2はスロツ
トル開度が1/2のときの理想給油量、V4はスロツトル
開度が1/4のときの理想給油量を示す。また、Viは従
来のスロツトルバルブのアイドリング開度時におけるオ
イル吐出量、Vfは従来のスロツトルバルブの全開時に
おけるオイル吐出量を示す。
とオイル量との関係を示し、V1はエンジンの理想給油
量で、スロツトルバルブ(図示せず)が全開の状態でエ
ンジンが連続運転された場合におけるエンジン内部に供
給されるべき必要最小限の給油量を示す。ここで、定常
運転とは、スロツトル開度およびエンジンの回転数を一
定にしたエンジンの運転をいう。同様に、V2はスロツ
トル開度が1/2のときの理想給油量、V4はスロツトル
開度が1/4のときの理想給油量を示す。また、Viは従
来のスロツトルバルブのアイドリング開度時におけるオ
イル吐出量、Vfは従来のスロツトルバルブの全開時に
おけるオイル吐出量を示す。
この発明の方法は、上記回転数Nに対して設定された理
想給油量V1に、オイルポンプ6(第1図参照)からの
オイル吐出量を、回転数Nの変化に基づいて対応して変
化させるものである。ここで、オイル吐出量を理想給油
量V1に対応させるとは、オイルポンプ6(第1図参
照)から吐出されるオイル吐出量と、実際にエンジンの
燃焼室内に供給されるオイル量との差などを考慮しても
良く、必ずしもオイル吐出量を理想給油量V1に一致さ
せることではない。また、たとえば、後述するように、
低速域では回転数Nのみに直線的に比例してオイル吐出
量を制御してもよい。ところで、たとえばオイル吐出量
を理想給油量V1と一致させた場合、高速時にスロツト
ル全開から急減速したとき、必要なオイル量も急速に減
少するのに対し、この発明の方法では、減速操作後も回
転数Nに対応して理想給油量V1の曲線に沿つて徐々に
減少するだけであるから、オイル吐出量が過剰になるこ
とが考えられる。しかしながら、実施には、クランク室
2(第1図参照)内に入る混合気が減速されることによ
り、混合気中の比較的比重の大きいオイルが分離され
て、クランク室内が溜つていくので、それだけ燃焼室内
に入るオイル量が減少し、オイル過剰が抑制される。上
記溜り油は、発明者らの実験によれば、オイルポンプ6
(第1図参照)からのオイル吐出量に対して、多い場合
80数%にもなる。
想給油量V1に、オイルポンプ6(第1図参照)からの
オイル吐出量を、回転数Nの変化に基づいて対応して変
化させるものである。ここで、オイル吐出量を理想給油
量V1に対応させるとは、オイルポンプ6(第1図参
照)から吐出されるオイル吐出量と、実際にエンジンの
燃焼室内に供給されるオイル量との差などを考慮しても
良く、必ずしもオイル吐出量を理想給油量V1に一致さ
せることではない。また、たとえば、後述するように、
低速域では回転数Nのみに直線的に比例してオイル吐出
量を制御してもよい。ところで、たとえばオイル吐出量
を理想給油量V1と一致させた場合、高速時にスロツト
ル全開から急減速したとき、必要なオイル量も急速に減
少するのに対し、この発明の方法では、減速操作後も回
転数Nに対応して理想給油量V1の曲線に沿つて徐々に
減少するだけであるから、オイル吐出量が過剰になるこ
とが考えられる。しかしながら、実施には、クランク室
2(第1図参照)内に入る混合気が減速されることによ
り、混合気中の比較的比重の大きいオイルが分離され
て、クランク室内が溜つていくので、それだけ燃焼室内
に入るオイル量が減少し、オイル過剰が抑制される。上
記溜り油は、発明者らの実験によれば、オイルポンプ6
(第1図参照)からのオイル吐出量に対して、多い場合
80数%にもなる。
一方、急加速時には、逆にオイル吐出量が不足すること
が考えられる。しかしながら、通常、第1図のクランク
室2内には一定のオイルが溜つているので、急加速時に
クランク室2内の混合気が増速されることにより、クラ
ンク室2内にすでに溜つているオイルが混合気に吸引さ
れて燃焼室に入るので、オイル不足が抑制される。
が考えられる。しかしながら、通常、第1図のクランク
室2内には一定のオイルが溜つているので、急加速時に
クランク室2内の混合気が増速されることにより、クラ
ンク室2内にすでに溜つているオイルが混合気に吸引さ
れて燃焼室に入るので、オイル不足が抑制される。
ところで、第2図の従来のオイル吐出量Vfは単純に回
転数Nに比例させたものである。これに対し、この発明
はオイル吐出量を理想給油量V1に対応させるから、ス
ロツトル開度が全開時において、オイルの浪費が防止さ
れる。よつて、急加速時等の白煙が大幅に減少する。
転数Nに比例させたものである。これに対し、この発明
はオイル吐出量を理想給油量V1に対応させるから、ス
ロツトル開度が全開時において、オイルの浪費が防止さ
れる。よつて、急加速時等の白煙が大幅に減少する。
また、オイル吐出量を回転数Nによつて、理想オイル量
V1に対応させるから、つまりスロツトル開度と無関係
であるので、工場出荷後に変動を受け易いスロツトル開
度連動機構によりオイル吐出量が変動しない。したがつ
て、エンジンに所定量のオイルを供給し得るから、エン
ジンの正常な運転を図ることができる。よつて、従来、
工場出荷後の変動分を見込んで増量されていた吐出量を
削減可能となる。
V1に対応させるから、つまりスロツトル開度と無関係
であるので、工場出荷後に変動を受け易いスロツトル開
度連動機構によりオイル吐出量が変動しない。したがつ
て、エンジンに所定量のオイルを供給し得るから、エン
ジンの正常な運転を図ることができる。よつて、従来、
工場出荷後の変動分を見込んで増量されていた吐出量を
削減可能となる。
つぎに、この発明の装置について詳しく説明する。
第3図は実施例の平面断面を示し、10は入力軸で、た
とえばクランク軸9(第1図参照)に連結されて、エン
ジンの回転によつて回転する。この入力軸10は、第4
図のように、駆動軸11とこの駆動軸11に継手部11
bで連結された従動軸12とからなる。駆動軸11には
ねじ歯車11aが設けられ、このねじ歯車11aが第3
図のプランジヤ13に設けられた大歯車14にかみ合っ
て、プランジヤ13を回転させる。第4図の従動軸12
には斜め上方から孔12aが4箇所穿設され、この孔1
2aに鋼球からなる遠心おもり15が移動自在に入つて
いる。16は環状体で、遠心おもり15を上からおおう
ようにして設けられ、遠心おもり15とで移動体17を
構成する。この移動体17は、従動軸12の回転にとも
なう遠心おもり15の遠心力で上方に移動する。29は
エンジンの回転数検出器で、上記移動体17と入力軸1
0とで構成されている。
とえばクランク軸9(第1図参照)に連結されて、エン
ジンの回転によつて回転する。この入力軸10は、第4
図のように、駆動軸11とこの駆動軸11に継手部11
bで連結された従動軸12とからなる。駆動軸11には
ねじ歯車11aが設けられ、このねじ歯車11aが第3
図のプランジヤ13に設けられた大歯車14にかみ合っ
て、プランジヤ13を回転させる。第4図の従動軸12
には斜め上方から孔12aが4箇所穿設され、この孔1
2aに鋼球からなる遠心おもり15が移動自在に入つて
いる。16は環状体で、遠心おもり15を上からおおう
ようにして設けられ、遠心おもり15とで移動体17を
構成する。この移動体17は、従動軸12の回転にとも
なう遠心おもり15の遠心力で上方に移動する。29は
エンジンの回転数検出器で、上記移動体17と入力軸1
0とで構成されている。
18はピン体で、第5図のように、中空状で、ポンプケ
ース19との間にばね30が設けられて、環状体16を
下方に押圧している。一方、このピン体18は、上記移
動17の移動によつて、つまり環状体16によつて上方
へ押圧される。このピン体18の外周には、テーパ状の
斜面部18aが形成され、この斜面部18aがプランジ
ヤ13の軸方向における端面から突出するカム40に摺
接する。このカム40は凸部20および中央凸部21か
らなる。上記凸部20は、第3図に示すように、円周
(円筒)状であり、円周方向になめらかな凹凸が中央凸
部21を中心にして点対称に形成され、低い所つまり低
凸部20aと、高い所つまり高凸部20bが設けられ、
中央凸部21が高凸部20bよりも低い。
ース19との間にばね30が設けられて、環状体16を
下方に押圧している。一方、このピン体18は、上記移
動17の移動によつて、つまり環状体16によつて上方
へ押圧される。このピン体18の外周には、テーパ状の
斜面部18aが形成され、この斜面部18aがプランジ
ヤ13の軸方向における端面から突出するカム40に摺
接する。このカム40は凸部20および中央凸部21か
らなる。上記凸部20は、第3図に示すように、円周
(円筒)状であり、円周方向になめらかな凹凸が中央凸
部21を中心にして点対称に形成され、低い所つまり低
凸部20aと、高い所つまり高凸部20bが設けられ、
中央凸部21が高凸部20bよりも低い。
上記カム40と上記ピン体18によつて吐出量調整機2
2が構成される。
2が構成される。
第5図において、23はプランジヤポンプで、上記ポン
プケース19とプランジヤ13との間でポンプ室24を
形成している。プランジヤ13は、上記大歯車14によ
つてポンプケース19内で回転するとともに、この回転
にともない、上記両凸部20,21がピン体18の側面
に摺接することによつて、ポンプケース19内を軸方向
に摺動する。このプランジヤ13には、ポンプ室24に
連通してオイルが出入する出入通路13aと、この出入
通路13a内へオイルを吸入する吸入口13bと、上記
出入通路13aからオイルの吐出される吐出口13cと
が穿設されている。
プケース19とプランジヤ13との間でポンプ室24を
形成している。プランジヤ13は、上記大歯車14によ
つてポンプケース19内で回転するとともに、この回転
にともない、上記両凸部20,21がピン体18の側面
に摺接することによつて、ポンプケース19内を軸方向
に摺動する。このプランジヤ13には、ポンプ室24に
連通してオイルが出入する出入通路13aと、この出入
通路13a内へオイルを吸入する吸入口13bと、上記
出入通路13aからオイルの吐出される吐出口13cと
が穿設されている。
ポンプケース19は、ピン体18の収納される機械室2
5を一体に形成し、その側部に蓋26が、その下部に移
動体17の収納される下部ケース27がそれぞれ取り付
けられている。このポンプケース19には、吸入孔19
a,19bが対向する位置に穿設され、機械室25を介
して吸入孔19aと吸入孔19bとが連通している。プ
ランジヤ13の吸入口13bは、プランジヤ13が18
0°回転するごとに上記吸入孔19a,19bの一方に
交互に連通する。この連通時には、円周状の凸部20の
低凸部20aとピン体18の大径部分18bとが、また
は中央凸部21とピン体18の斜面部18aもしくは第
6図の大径部分18bとが摺接し、プランジヤ13がば
ね28によつて押され、ポンプ室24が大きくなる。な
お、吸入孔19bは下部ケース27内に臨み、下部ケー
ス27内にオイルを導入して下部ケース27内を潤滑し
ている。また、両吸入孔19a,19bは第1図の吸入
通路7に連通している。
5を一体に形成し、その側部に蓋26が、その下部に移
動体17の収納される下部ケース27がそれぞれ取り付
けられている。このポンプケース19には、吸入孔19
a,19bが対向する位置に穿設され、機械室25を介
して吸入孔19aと吸入孔19bとが連通している。プ
ランジヤ13の吸入口13bは、プランジヤ13が18
0°回転するごとに上記吸入孔19a,19bの一方に
交互に連通する。この連通時には、円周状の凸部20の
低凸部20aとピン体18の大径部分18bとが、また
は中央凸部21とピン体18の斜面部18aもしくは第
6図の大径部分18bとが摺接し、プランジヤ13がば
ね28によつて押され、ポンプ室24が大きくなる。な
お、吸入孔19bは下部ケース27内に臨み、下部ケー
ス27内にオイルを導入して下部ケース27内を潤滑し
ている。また、両吸入孔19a,19bは第1図の吸入
通路7に連通している。
一方、吐出通路8には、第3図のポンプケース19に穿
設された吐出孔19c,19cが連通している。この吐
出孔19c,19cは互いに対向する位置で、上記吸入
孔19aに対しプランジヤ13の円周方向に90°異な
る方向に穿設され、吸入側ど同様に、プランジヤ13の
吐出口13cに交互に連通する。この連通時には、円周
状の凸部20の高凸部20bとピン体18の大径部分1
8bとが摺接し、ポンプ室24が小さくなる。つまり、
このプランジヤポンプ23のオイル吐出量(以下、オイ
ル吐出量Vpという。)は、プランジヤポンプ23の回
転数(以下、回転数Npという。)と、軸方向のストロ
ークとにより設定される。
設された吐出孔19c,19cが連通している。この吐
出孔19c,19cは互いに対向する位置で、上記吸入
孔19aに対しプランジヤ13の円周方向に90°異な
る方向に穿設され、吸入側ど同様に、プランジヤ13の
吐出口13cに交互に連通する。この連通時には、円周
状の凸部20の高凸部20bとピン体18の大径部分1
8bとが摺接し、ポンプ室24が小さくなる。つまり、
このプランジヤポンプ23のオイル吐出量(以下、オイ
ル吐出量Vpという。)は、プランジヤポンプ23の回
転数(以下、回転数Npという。)と、軸方向のストロ
ークとにより設定される。
なお、第5図のばね28による中央凸部21の押圧力
で、ピン体18が上下方向に移動しないよう、斜面部1
8aの形状変化が十分小さく設定され、かつ、ばね28
により発生する摩擦力に対して、ピン体18が移動可能
であるよう、ばね30の反力および移動体17の構造が
設定されていることはいうまでもない。
で、ピン体18が上下方向に移動しないよう、斜面部1
8aの形状変化が十分小さく設定され、かつ、ばね28
により発生する摩擦力に対して、ピン体18が移動可能
であるよう、ばね30の反力および移動体17の構造が
設定されていることはいうまでもない。
つぎに、上記構成の動作を説明する。
第1図のクランク軸9の回転にともない第4図の入力軸
10、つまり駆動軸11と従動軸12とが回転する。こ
の回転による遠心力で遠心おもり15は、一点鎖線の位
置から上方へ移動しようとする。一方、第6図のピン体
18がばね30によつて下方へ押圧されている。
10、つまり駆動軸11と従動軸12とが回転する。こ
の回転による遠心力で遠心おもり15は、一点鎖線の位
置から上方へ移動しようとする。一方、第6図のピン体
18がばね30によつて下方へ押圧されている。
第2図の低速域にある作動開始回転数N1以下において
は、第4図の遠心おもり15の遠心力による上昇力より
も、第6図の状態でばね30の反力が大きく設定されて
おり、ピン体18が下方の位置にある。つまり、第3図
の吐出量調整機22はまだ作動していない。一方、ねじ
歯車11aに大歯車14がかみ合って、プランジヤ13
が回転する。この回転により、中央凸部21と円周状の
凸部20の高凸部20bとが第6図のピン体18の大径
部分18bに摺接する。また、上記回転によりプランジ
ヤ13の吸入口13bおよび吐出口13cが、それぞれ
交互に、ポンプケース19の吸入孔19a,19bおよ
び吐出孔19cに連通する。こうして、プランジヤポン
プ23は、一定の小さなストロークかつ遅い回転数Np
で作動し、オイル吐出量Vpが、第2図のように、回転
数Nに比例して直線的に上昇することによつて理想給油
量V1に対応している。
は、第4図の遠心おもり15の遠心力による上昇力より
も、第6図の状態でばね30の反力が大きく設定されて
おり、ピン体18が下方の位置にある。つまり、第3図
の吐出量調整機22はまだ作動していない。一方、ねじ
歯車11aに大歯車14がかみ合って、プランジヤ13
が回転する。この回転により、中央凸部21と円周状の
凸部20の高凸部20bとが第6図のピン体18の大径
部分18bに摺接する。また、上記回転によりプランジ
ヤ13の吸入口13bおよび吐出口13cが、それぞれ
交互に、ポンプケース19の吸入孔19a,19bおよ
び吐出孔19cに連通する。こうして、プランジヤポン
プ23は、一定の小さなストロークかつ遅い回転数Np
で作動し、オイル吐出量Vpが、第2図のように、回転
数Nに比例して直線的に上昇することによつて理想給油
量V1に対応している。
回転数Nが作動開始回転数N1から、高速域にある作動
停止回転数N2以下においては、第4図の遠心おもり1
5の上昇力が、あ第6図の状態のばね30の反力よりも
大きく、ピン体18が上方へ移動する。つまり、回転数
検出器29が作動回転数N1(第2図参照)を検出し
て、ピン体18を、矢印A方向へ移動させる。これによ
り、中央凸部21が斜面部18aに摺接し、プランジヤ
13のストロークが大きくなる。このストロークの回転
数Nに対する上昇率は、第4図の遠心おもり15の遠心
力、つまり回転数Nの2乗、および第5図の斜面部18
aの形状によつて定められる。両凸部20,21および
ピン体18からなる吐出量調整機22は、上記のよう
に、プランジヤポンプ23のストロークを変化させるこ
とにより、第2図のオイル吐出量Vpを理想給油量V1
に対応させている。
停止回転数N2以下においては、第4図の遠心おもり1
5の上昇力が、あ第6図の状態のばね30の反力よりも
大きく、ピン体18が上方へ移動する。つまり、回転数
検出器29が作動回転数N1(第2図参照)を検出し
て、ピン体18を、矢印A方向へ移動させる。これによ
り、中央凸部21が斜面部18aに摺接し、プランジヤ
13のストロークが大きくなる。このストロークの回転
数Nに対する上昇率は、第4図の遠心おもり15の遠心
力、つまり回転数Nの2乗、および第5図の斜面部18
aの形状によつて定められる。両凸部20,21および
ピン体18からなる吐出量調整機22は、上記のよう
に、プランジヤポンプ23のストロークを変化させるこ
とにより、第2図のオイル吐出量Vpを理想給油量V1
に対応させている。
回転数Nが作動停止回転数N2に達したとき、第5図の
ように、ピン体18がポンプケース19の内側に当接
し、ピン体18がそれ以上上昇しなくなる。上記作動停
止回転数N2(第2図参照)では、プランジヤ13のス
トロークが最大かつ一定になる。つまり、第4図の回転
数検出器29が作動停止回転数N2(第2図参照)を検
知することによつて、第5図の吐出量調整機22がプラ
ンジヤポンプ23のストロークを一定に保つ。これによ
り、第2図のオイル吐出量Vpが回転数Nに比例して直
線的に大きくなり、理想給油量V1に対応する。
ように、ピン体18がポンプケース19の内側に当接
し、ピン体18がそれ以上上昇しなくなる。上記作動停
止回転数N2(第2図参照)では、プランジヤ13のス
トロークが最大かつ一定になる。つまり、第4図の回転
数検出器29が作動停止回転数N2(第2図参照)を検
知することによつて、第5図の吐出量調整機22がプラ
ンジヤポンプ23のストロークを一定に保つ。これによ
り、第2図のオイル吐出量Vpが回転数Nに比例して直
線的に大きくなり、理想給油量V1に対応する。
上記構成において、オイル吐出量Vpは、第5図のプラ
ンジヤポンプ23のストロークと回転数Npとの積に比
例して変化するから、つまり第2図の回転数Nを基にし
た2つのプラメータによつて変化するから、回転数Nに
対して複雑に変化する理想給油量V1に対応させ易い。
ンジヤポンプ23のストロークと回転数Npとの積に比
例して変化するから、つまり第2図の回転数Nを基にし
た2つのプラメータによつて変化するから、回転数Nに
対して複雑に変化する理想給油量V1に対応させ易い。
ところで、第4図の回転数検出器29は、低回転時にそ
の作動特性が不安定であり、正確なエンジン回転数Nを
検知できないおそれがある。このため、吐出量調整機2
2による第3図のプランジヤ13のストローク調整が正
確に行なわれなくなるおそれがある。これに対し、第2
図の作動回転数N1以下では、回転数検出器29(第4
図参照)と無関係に、プランジヤ13(第3図参照)の
ストロークを一定にしている。このため、オイル吐出量
Vpがエンジン回転数Nに直線的に比例して変化するか
ら、低速域においても、設定したオイル吐出量Vpを得
ることができる。したがつて、構造が簡易である機械式
の回転数検出器29(第4図参照)を採用し得る。
の作動特性が不安定であり、正確なエンジン回転数Nを
検知できないおそれがある。このため、吐出量調整機2
2による第3図のプランジヤ13のストローク調整が正
確に行なわれなくなるおそれがある。これに対し、第2
図の作動回転数N1以下では、回転数検出器29(第4
図参照)と無関係に、プランジヤ13(第3図参照)の
ストロークを一定にしている。このため、オイル吐出量
Vpがエンジン回転数Nに直線的に比例して変化するか
ら、低速域においても、設定したオイル吐出量Vpを得
ることができる。したがつて、構造が簡易である機械式
の回転数検出器29(第4図参照)を採用し得る。
また、エンジンの回転数Nは一定値に保持しようとして
も、常にわずかに変動するので、第4図の遠心おもり1
5が振動することが考えられる。これに対し、下部ケー
ス27内には、第5図の吸入孔19bからオイルが導入
されているから、このオイルが第4図の遠心おもり15
の上下動の抵抗になり、その振動を防止し得る。また、
このため、回転数検出器29の作動が安定するので、第
2図の作動開始回転数N1を小さくし得る。
も、常にわずかに変動するので、第4図の遠心おもり1
5が振動することが考えられる。これに対し、下部ケー
ス27内には、第5図の吸入孔19bからオイルが導入
されているから、このオイルが第4図の遠心おもり15
の上下動の抵抗になり、その振動を防止し得る。また、
このため、回転数検出器29の作動が安定するので、第
2図の作動開始回転数N1を小さくし得る。
また、理想給油量V1は高速域において、回転数Nに直
線的に比例する。これに対し、低速域と同様にオイル吐
出量Vpを回転数Nに直線的に比例して変化させるか
ら、オイル吐出量Vpを理想給油量V1に対応させう
る。
線的に比例する。これに対し、低速域と同様にオイル吐
出量Vpを回転数Nに直線的に比例して変化させるか
ら、オイル吐出量Vpを理想給油量V1に対応させう
る。
ところで、作動開始回転数N1付近では、オイル吐出量
Vpが理想給油量V1よりも少ないの、オイル不足であ
ることが考えられる。しかしながら、理想給油量V1は
スロツトル全開における定常運転時のものであり、一
方、作動開始回転数N1付近以下の低速域では、スロツ
トル全開かつ一定速で長時間運転されることがほとんど
ない。したがつて、理想オイル量V1以下であつてもオ
イル量が不足するおそれがなく、かえつて、オイルの浪
費が防止される利点がある。
Vpが理想給油量V1よりも少ないの、オイル不足であ
ることが考えられる。しかしながら、理想給油量V1は
スロツトル全開における定常運転時のものであり、一
方、作動開始回転数N1付近以下の低速域では、スロツ
トル全開かつ一定速で長時間運転されることがほとんど
ない。したがつて、理想オイル量V1以下であつてもオ
イル量が不足するおそれがなく、かえつて、オイルの浪
費が防止される利点がある。
また、第5図のピン体18を軸方向へ移動させることに
よつてプランジヤ13のストロークを変化させることと
したから、ピン体18を円周方向へ移動させるのと異な
り、ピン体18および第4図の回転数検出器29の構造
が簡易になる。
よつてプランジヤ13のストロークを変化させることと
したから、ピン体18を円周方向へ移動させるのと異な
り、ピン体18および第4図の回転数検出器29の構造
が簡易になる。
ところで、第1図のクランク室2内に溜る溜り油の多い
特性を有するエンジンの場合、急減速時には多くの溜り
油が溜り、一方、急加速時には多くの溜り油が燃焼室に
導かれる。このため、第2図のオイル吐出量Vpは急減
速時に不足し、一方、急加速時に過剰になることが考え
られる。
特性を有するエンジンの場合、急減速時には多くの溜り
油が溜り、一方、急加速時には多くの溜り油が燃焼室に
導かれる。このため、第2図のオイル吐出量Vpは急減
速時に不足し、一方、急加速時に過剰になることが考え
られる。
ここで、第6図のピン体18には、その移動に際し、ば
ね28,30による摩擦力が発生する。この摩擦力の分
だけ、ピン体18の矢印A,B方向の移動は、それぞ
れ、移動体17が移動しようとするタイミングに対して
ずれることになる。このずれは、移動体17の急な移動
のときに、つまり急な加減速のときに大きくなる。この
ため、急加速時には、たとえば第2図の低速域にある点
O1から回転数Nが高くなるのに対し、第6図のピン体
18の矢印A方向への移動が上記摩擦力により若干遅れ
るので、つまり、プランジヤストロークの増加が若干遅
れるので、オイル吐出量は第2図のように直線的に点O
2まで上昇した後、オイル吐出量Vp(UP)のように
変化する。一方、急減速時には、たとえば高速域にある
点O3から回転数Nが低くなるのに対し、加速時と逆に
プランジヤストロークの減少が若干遅れるので、オイル
吐出量は直線的に点O4まで下降した後、オイル吐出量
Vp(down)のように変化する。これにより、急減
速時にオイルを多めに、急加速時にオイルを少なめに吐
出して、上記特性を有するエンジンンのオイルの過不足
を補い得る。つまり、たとえば上記摩擦力を設定するこ
とにより、オイル吐出量Vpの変化は回転数Nの変化に
対して応答遅れを設定して、ヒステリシス特性を示し、
上記オイルの過不足を補い得る。
ね28,30による摩擦力が発生する。この摩擦力の分
だけ、ピン体18の矢印A,B方向の移動は、それぞ
れ、移動体17が移動しようとするタイミングに対して
ずれることになる。このずれは、移動体17の急な移動
のときに、つまり急な加減速のときに大きくなる。この
ため、急加速時には、たとえば第2図の低速域にある点
O1から回転数Nが高くなるのに対し、第6図のピン体
18の矢印A方向への移動が上記摩擦力により若干遅れ
るので、つまり、プランジヤストロークの増加が若干遅
れるので、オイル吐出量は第2図のように直線的に点O
2まで上昇した後、オイル吐出量Vp(UP)のように
変化する。一方、急減速時には、たとえば高速域にある
点O3から回転数Nが低くなるのに対し、加速時と逆に
プランジヤストロークの減少が若干遅れるので、オイル
吐出量は直線的に点O4まで下降した後、オイル吐出量
Vp(down)のように変化する。これにより、急減
速時にオイルを多めに、急加速時にオイルを少なめに吐
出して、上記特性を有するエンジンンのオイルの過不足
を補い得る。つまり、たとえば上記摩擦力を設定するこ
とにより、オイル吐出量Vpの変化は回転数Nの変化に
対して応答遅れを設定して、ヒステリシス特性を示し、
上記オイルの過不足を補い得る。
なお、この発明の装置によるオイル吐出量Vpおよびヒ
ステリシル特性を有するオイル吐出量Vpの制御方法
は、理想給油量V1に対応させるものであるから、理想
給油量V1に完全一致していないが、この発明の方法の
実施例に含まれることはいうまでもない。また、この発
明の方法および発明の装置において、低速域におけるオ
イル吐出量Vpを理想給油量V1よりも大きくしても良
いことはいうまでもない。
ステリシル特性を有するオイル吐出量Vpの制御方法
は、理想給油量V1に対応させるものであるから、理想
給油量V1に完全一致していないが、この発明の方法の
実施例に含まれることはいうまでもない。また、この発
明の方法および発明の装置において、低速域におけるオ
イル吐出量Vpを理想給油量V1よりも大きくしても良
いことはいうまでもない。
以上説明したように、この発明によれば、オイルポンプ
がプランジヤの往復ストロークとエンジンの回転数のみ
によつて制御され、かつ上記オイルポンプの吐出量調整
機と回転数検出器とは、ピン体および移動体を介して互
いに当接され、さらに、上記ピン体および移動体に所定
の応答遅れをもたせているから、エンジンに理想に近い
給油量でオイルを供給し、白煙の発生および燃焼室内壁
のカーボンの付着を有効に防止するとともに、潤滑の信
頼性を高めることができる。
がプランジヤの往復ストロークとエンジンの回転数のみ
によつて制御され、かつ上記オイルポンプの吐出量調整
機と回転数検出器とは、ピン体および移動体を介して互
いに当接され、さらに、上記ピン体および移動体に所定
の応答遅れをもたせているから、エンジンに理想に近い
給油量でオイルを供給し、白煙の発生および燃焼室内壁
のカーボンの付着を有効に防止するとともに、潤滑の信
頼性を高めることができる。
さらに、この発明によれば、プランジヤのストローク
は、オイルポンプの内部に設けられたエンジンの回転数
検出器と連動して作動する吐出量調整機により変化させ
るので、スロツトルとオイルポンプのレバーとを連結す
るケーブル等や、エンジンの点火パルス検出装置、パル
ス信号伝達装置およびサーボモータとオイルポンプのレ
バーとを連結するワイヤ等を不要にでき、生産性が向上
しコスト低減が図れる。
は、オイルポンプの内部に設けられたエンジンの回転数
検出器と連動して作動する吐出量調整機により変化させ
るので、スロツトルとオイルポンプのレバーとを連結す
るケーブル等や、エンジンの点火パルス検出装置、パル
ス信号伝達装置およびサーボモータとオイルポンプのレ
バーとを連結するワイヤ等を不要にでき、生産性が向上
しコスト低減が図れる。
第1図はこの発明が適用される2サイクルエンジンを示
す概略図、第2図はこの発明方法によるエンジンの回転
数とオイル量との関係を示す特性図、第3図はこの発明
装置の実施例の平面断面図、第4図は第3図のIV−IV線
断面図、第5図は高速域状態を示す第3図のV−V線断
面図、第6図は低速域状態を示す第3図のVI−VI線断面
図である。 6……オイルポンプ、10……入力軸、13……プラン
ジヤ、17……移動体、18……ピン体、18a……斜
面部、22……吐出量調整機、23……プランジヤポン
プ、29……回転数検出器、40……カム、V1……ス
ロツトルバルブの全開時における定常運転時の理想給油
量、Vp……オイル吐出量。
す概略図、第2図はこの発明方法によるエンジンの回転
数とオイル量との関係を示す特性図、第3図はこの発明
装置の実施例の平面断面図、第4図は第3図のIV−IV線
断面図、第5図は高速域状態を示す第3図のV−V線断
面図、第6図は低速域状態を示す第3図のVI−VI線断面
図である。 6……オイルポンプ、10……入力軸、13……プラン
ジヤ、17……移動体、18……ピン体、18a……斜
面部、22……吐出量調整機、23……プランジヤポン
プ、29……回転数検出器、40……カム、V1……ス
ロツトルバルブの全開時における定常運転時の理想給油
量、Vp……オイル吐出量。
Claims (1)
- 【請求項1】スロツトルバルブの全開時における定常運
転時の理想給油量をエンジンの回転数に対応させて設定
し、このエンジンの回転数の変化に基づいて、オイルポ
ンプから吐出されるオイル吐出量を上記理想給油量に対
応して変化させるとともに、上記エンジンの回転数に対
し上記オイル吐出量の変化に所定の応答遅れが設定され
る2サイクルエンジンの分離給油装置であつて、ポンプ
ケース内に設けられたエンジンの回転数検出器と、この
エンジンの駆動によつてプランジヤが回転しながら軸方
向に往復動しかつこの往復動のストロークおよび上記プ
ランジヤの回転数によりオイル吐出量が設定されるプラ
ンジヤポンプと、上記回転数検出器に連動して作動しか
つ上記プランジヤポンプのストロークを変化させて上記
オイル吐出量をスロツトルバルブの全開時における定常
運転時の理想給油量に対応させる吐出量調整機とを具備
し、上記吐出量調整機は、上記プランジヤの軸方向にお
ける端面に形成されたカムと、このカムに摺接して上記
プランジヤのストロークを設定する斜面部をその外周に
形成したピン体とからなり、上記回転数検出器は、上記
エンジンの回転で駆動される入力軸と、この入力軸の回
転にともなう遠心力で移動して上記ピン体を軸方向へ移
動させる移動体とからなることを特徴とする2サイクル
エンジンの分離給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61051190A JPH0629535B2 (ja) | 1986-03-08 | 1986-03-08 | 2サイクルエンジンの分離給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61051190A JPH0629535B2 (ja) | 1986-03-08 | 1986-03-08 | 2サイクルエンジンの分離給油装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62210210A JPS62210210A (ja) | 1987-09-16 |
| JPH0629535B2 true JPH0629535B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=12879948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61051190A Expired - Lifetime JPH0629535B2 (ja) | 1986-03-08 | 1986-03-08 | 2サイクルエンジンの分離給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629535B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH071003B2 (ja) * | 1986-08-26 | 1995-01-11 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の潤滑油ポンプ |
| JP2773177B2 (ja) * | 1989-01-25 | 1998-07-09 | スズキ株式会社 | 車両用二サイクルエンジンのオイルポンプ操作装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0696971B2 (ja) * | 1983-10-26 | 1994-11-30 | ヤマハ発動機株式会社 | 2サイクルエンジンのオイルポンプ制御装置 |
-
1986
- 1986-03-08 JP JP61051190A patent/JPH0629535B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62210210A (ja) | 1987-09-16 |
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