JPH06295576A - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ディスクドライブ装置

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Publication number
JPH06295576A
JPH06295576A JP8332393A JP8332393A JPH06295576A JP H06295576 A JPH06295576 A JP H06295576A JP 8332393 A JP8332393 A JP 8332393A JP 8332393 A JP8332393 A JP 8332393A JP H06295576 A JPH06295576 A JP H06295576A
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JP
Japan
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pickup
deck base
spindle motor
drive device
damping material
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JP8332393A
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Yoshihisa Ishikawa
善久 石川
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防塵性能が高く、サーボ系共振が抑制され
た、光ディスクドライブ装置を得る。 【構成】 スピンドルモータと、ピックアップと、スピ
ンドルモータやピックアップを取付けるデッキベースと
を備えるドライブ装置において、デッキベース11のス
ピンドルモータ13及びピックアップ15配置面裏側に
制振材31を設ける。制振材は例えば粘弾性部材とアル
ミニューム拘束板の2層で構成する。このように制振材
31を配置すると、ディスクの回転やピックアップのア
クチュエータの動作によってデッキベース底面に発生す
る振動エネルギーは、制振材によって熱エネルギーに換
えられ、ピックアップ・スピンドルモータ間で振動が伝
わりにくくなり、デッキベース11にスリットを設けず
にサーボ系共振の抑制ができ、防塵性能の高い構造にで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピンドルモータにより回転される光デ
ィスクに、ピックアップにより光を対物レンズを通して
照射し記録再生を行う光ディスクドライブ装置におい
て、特開平4−351782号公報(文献1)は、基台
の上面に粘弾性部材と拘束板を順次積層設置する防振技
術を開示する(同文献図1)。また、特開平4−172
686号公報(文献2)は、これも防振を行おうとする
ものである。これには、シャーシのマウント面を、スリ
ットによりスピンドルモータマウント面とピックアップ
マウント面に分断し、スピンドルモータをスピンドルモ
ータマウント面に配置する技術を開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記文献1によるもの
では、デッキベースの上面、即ちデッキベースと、スピ
ンドルモータ及びピックアップとの間に粘弾性部材と拘
束板からなるシート部材を挟み込むように配置すること
になるが、このように配置した場合、次のような問題が
ある。
【0004】まず、スピンドルモータ及びピックアップ
をごく一般的な固定手段であるビスによって固定しよう
とすると、スピンドルモータ及びピックアップの真下に
位置する薄板からなる拘束板には、板厚不足のためメネ
ジを形成することができず、粘弾性部材の下に位置する
板厚の厚いデッキベースにメネジを形成し、これに固定
することになる。すると、スピンドルモータ及びピック
アップは、粘土とゴムの性質を併せ持った粘弾性部材を
挟み込んでデッキベースに固定されることになるので、
ドライブ装置使用中の経年変化や温度変化による粘弾性
部材の厚さの変化等により、スピンドルモータとピック
アップの位置関係が狂ってしまったり、固定ビスに緩み
が生じたりしてしまう。その結果、ドライブ装置の性能
を安定して維持することができない。
【0005】一方、そのよう問題を避けるために、スピ
ンドルモータとピックアップの取り付け部を除いた部分
に上記シート部材を配置すると、スピンドルモータとピ
ックアップの取り付け部はデッキベース上で比較的大き
な面積を占めるので、シート部材の面積が小さくなり、
十分な振動減衰効果を得ることができなくなってしま
う。また、シート部材の形状が複雑となり、シート部材
の位置決めや貼りつけ作業が困難になってしまう。
【0006】第二には、ドライブ装置を薄型化しようと
するときであるが、その実現のため、比較的高さの高い
ピックアップ移動範囲下側のデッキベース面にピックア
ップとの干渉を避けるための開口部を設けるのが薄型化
達成の一手段となる。しかし、シート部材がデッキベー
ス上面に一様に配置されていると、そうした場合に生ず
るその開口部部分、従ってピックアップ移動範囲で、シ
ート部材とピックアップが干渉してしまう。
【0007】こうした干渉を避けるために開口部となる
個所を除いた部分にシート部材を配置すると、ピックア
ップ移動範囲はデッキベース上で比較的大きな面積を占
めるので、シート部材の面積が小さくなり、十分な振動
減衰効果を得ることができなくなってしまう。
【0008】振動減衰は、これが期待通りに実現されれ
ば、前記文献2の第2頁左欄第36行〜第44行や上記
文献1の第2頁左欄第37行〜同頁右欄第5行に述べら
れたようなサーボ系共振の問題の解消に効果的であると
ころ、十分な振動減衰効果を得ることができないと、こ
の種の光ディスクドライブにおいてサーボ系共振の抑制
効果も不十分なものとなる。結果、文献2の第2頁右欄
第22行〜第31行に記載のあるように、サーボ系のゲ
インを下げ、特性を落として使用せざるを得ない。
【0009】また、スリットを用いる防振技術を開示す
る文献2の構成例では、デッキベースにスリットがあ
り、そのあいているスリットから外気が光学部分に侵入
してしまうため、特開平4−172686号公報で提案
したような防塵実現を図るような構造とすることができ
ず、ドライブ装置の防塵性能を高めることができない。
従って、この文献2の開示技術によるものでは、防塵性
能の確保とサーボ系共振の抑制との両者は成立し難い。
【0010】また、文献2のものではデッキベースにス
リットがあいているため、スピンドルモータ取り付け部
の強度が低い。その結果、デッキベース加工時、この部
分がたわみ、故に所望の加工精度を確保するためにはか
かる部分を支える等の特殊な加工治具が必要となり、コ
ストが高い。サーボ系共振の抑制をしようとしてスリッ
トを用いる構成では、このような問題もある。
【0011】本発明の目的は、上述したような不利、不
便を解消し得て、防塵性能が高く、サーボ系共振が抑制
された光ディスクドライブ装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ディスクを
回転させるスピンドルモータと、前記光ディスクの記録
面に光源からの光束を対物レンズを通して照射して記録
及び/又は再生を行うピックアップと、少なくとも前記
スピンドルモータ及び前記ピックアップを配置するデッ
キベースとを備える光ディスクドライブ装置において、
前記デッキベースの前記スピンドルモータ及び前記ピッ
クアップ配置面の裏側に粘弾性部材と拘束板とを一体化
した制振材を設けたことを特徴とするものである。ま
た、その制振材を、デッキベース底面の開口部を塞ぐよ
うに、かつ前記スピンドルモータ及び前記ピックアップ
の取り付け部にわたる部分に配置したことを特徴とする
ものである。
【0013】
【作用】本発明においては、上記のように制振材を配置
したので、ディスクの回転やピックアップのアクチュエ
ータの動作によってデッキベース底面に発生する振動
は、制振材によってピックアップ・スピンドルモータ間
で振動が伝わりにくくなる。また、上記のような制振材
の配置は、デッキベースにスリットを設けずにサーボ系
共振の抑制ができ、光ディスクドライブ装置を防塵性能
の高い構造にすることができる。また、デッキベースに
スリットがないことから、デッキベースのスピンドルモ
ータ取り付け部の強度が高く、所望の加工精度を容易に
得られる。また、上記のように制振材を配置したので、
ドライブ装置を薄型化したときに生ずるデッキベース底
面の開口部を塞ぐ部材を、制振材で兼ねることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る光ディスクドライ
ブ装置の外観斜視図である。また、図2はドライブ装置
の内部の様子、及び制振材の設置の状態を示す。まず、
概要を説明すると、図1において、1は光ディスクドラ
イブ装置の全体を示す。ドライブ装置1は、同図に示す
ように、前面側にフロントベゼル2を有する。ドライブ
装置1のこのフロントベゼル2には、光ディスクを収納
するカートリッジを挿入するための挿入口3が設けられ
ているとともに、本実施例では、その挿入口3の上側
に、後述する回路基板への通気を可能とするための貫通
口を複数形成した第1の通気口4を設ける。また、その
挿入口3の下側には、後述するドライブ機構への通気を
可能とするための第2の通気口5、及びカートリッジを
イジェクトするためのイジェクトスイッチ6が設けられ
ている。また、ドライブ取り付け金具に対しインシュレ
ータ(図示せず)を介して内部にドライブ機構を取り付
け、ドライブ機構には、回路基板を被覆する第1のカバ
ー8を設ける。
【0015】上記ドライブ装置1の内部を表す断面図の
図2に示す如く、第1のカバー8の下側には、各種駆動
部の制御回路、信号制御回路、コントローラ回路等の各
種回路用の回路基板9が設けられている。図示例では、
回路基板9の一端側(図中の左端側)はフロントベゼル
2の上記した第1の通気口4に臨んで位置している。こ
の回路基板9の下側には、外気からドライブ機構内部を
遮断するための第2のカバー10で覆われたドライブ機
構部が配置されている。なお、第2のカバー10の後端
部(図中の右端部)寄りの一部には、図示のように穴1
9が設けられている。
【0016】このドライブ機構部の基台となるデッキベ
ース11には、ディスクカートリッジ20の光ディスク
12を回転させるスピンドルモータ13と、光ディスク
12の記録面に固定光学系14からの光を対物レンズ
(図示せず)を通して照射する可動ピックアップ15
と、可動ピックアップ15をトラッキング方向にガイド
するガイドレール16が設けられている。なお、後述す
るように制振材31はデッキベース11の裏側に貼りつけ
られているので、スピンドルモータ13、固定光学系1
4、ガイドレール16はデッキベース11に形成された
メネジに、ビスによって直接固定されている。また、デ
ッキベース11のフロントベゼル2寄り位置には冷却空
気取り入れ用の開口が形成されており、ここにエアフィ
ルタ17が取り付けられている。即ち、上記した第2の
通気口5は、このエアフィルタ17に臨んで位置してい
る。
【0017】デッキベース11の底面裏側には、制振材
31が貼りつけられている。ここで、本例では、ピック
アップは、図示のように固定光学系14と可動ピックア
ップ15に分離された分離型ピックアップの構成である
が、上記制振材31は、図の如くデッキベース11のス
ピンドルモータ13及びその分離型ピックアップ配置面
裏側にこれを設けてある。
【0018】図3は、図2の符号Aを付した部分の拡大
図で、デッキベース11の底面裏側に貼られた制振材3
1の詳細構造を示す。制振材31は、ここでは、上層
(デッキベース11側)の粘弾性部材31aとその下層
のアルミニューム拘束板31bとの2層で構成されてい
る。粘弾性部材31aは、アルミニューム拘束板31b
をデッキベース11に貼りつける接着剤としての機能
と、振動減衰機能を有している。
【0019】上記粘弾性部材31aとしては、例えば3
M社のVEM(Visco Elastic Mate
rial)を用いることができる。かかる粘弾性部材3
1aは、粘土とゴムの2つの性質をもち、振動エネルギ
ーを粘性抵抗により熱エネルギーに変え振動を減衰させ
る。また、取り付け対象構造材とよく密着させ得る接着
性能を有する。本例ではまた、アルミニューム板を拘束
板とする拘束型制振方式であって、振動体(スピンドル
モータ13等が直接取り付けられたデッキベース11底
面)と下層拘束板31bとの間に粘弾性部材31aがサ
ンドイッチされた形態を採用するものとし、中間の粘弾
性部材31aが振動によって変動する上記振動体に伴っ
て変形を起こし、振動エネルギーを熱エネルギーに変換
消散させ減衰させる方式である。
【0020】本装置では、図1に示すように、また上記
で触れた如く、スピンドルモータ13及び分離型ピック
アップでの固定光学系14は、デッキベース11に粘弾
性部材を介さずに直接固定できている。なお、本装置
は、例えば前記提案の特開平4−172686号公報の
もののようにサブシステムなどの筐体に組み込んで使用
することができ、当該筐体後部には吸引ファンを配置す
ることができる。
【0021】本実施例においては、上述のように構成さ
れているため、防塵性能の確保とサーボ系共振の抑制と
の両者を容易に成立させることができる。まず、本光デ
ィスクドライブ装置1の使用時、カートリッジ20が装
着された図2に示す状態において、フロントベゼル2に
設けられた第1の通気口4から取り入れられた外気は、
第1のカバー8と回路基板9との間の部分と、第2のカ
バー10と回路基板9との間の部分との両者を通過し、
回路基板9を冷却しながらドライブ装置後方のファン
(図示せず)に向かって流れる。この外気は、エアフィ
ルタを通していないので、塵埃を含んでいるものの圧損
が少ないため、回路基板9の温度上昇を効果的に抑制で
きる。なお、回路基板9は、塵埃を含んだ空気に触れて
も、塵埃による機能低下はない。
【0022】一方、フロントベゼル2に設けられた第2
の通気口5から取り入れられた外気については、デッキ
ベース11の前方開口部に設けてあるエアフィルタ17
を通過することにより清浄化され、ドライブ機構内へ流
れ込む。そして、こうしてエアフィルタ17を通して流
れ込んだ空気は、スピンドルモータ13、可動ピックア
ップ15、固定光学系14等を冷却した後、第2のカバ
ー10にあけられた穴19から排出される。また、挿入
口3からドライブ機構内へ流れ込んだ空気は、カートリ
ッジ20上側を流れ、界磁コイル(図示せず)等を冷却
して、やはり上記の第2のカバー10にあけられた穴1
9から排出されることとなる。
【0023】従って、本装置では、塵埃により機能低下
を引き起こす光学部分にはエアフィルタ17を通した清
浄な空気のみが供給され、防塵性能が高い。即ち、デッ
キベース11には前掲文献2のようなスリットを設けて
はいない。このように、従来のようにデッキベースにス
リットを設けないので、スリットから外気が光学部分に
侵入するということがなく、防塵性能の高い構造にする
こともできる。また、デッキベースにスリットを設ける
必要がなくなり、上記デッキベース11のスピンドルモ
ータ取り付け部の強度が低下することがなく、所望の加
工精度を容易に得ることがもきる。
【0024】一方、サーボ系共振の抑制については、本
装置は、デッキベース11の底面裏側において、前述し
たような粘弾性部材31aとアルミニューム拘束板31
bの2層で構成されてなる制振材31がデッキベースの
スピンドルモータ及びピックアップ配置面裏面側に設け
られて、その粘弾性部材31aがアルミニューム拘束板
31bをデッキベース11に貼りつける接着剤としての
機能と振動減衰機能とを有している。従って、デッキベ
ース11の底面が振動すると、アルミニューム拘束板3
1bとデッキベース11との間で粘弾性部材31aに剪
断応力が発生し、振動エネルギーを熱エネルギーに変換
消散させ減衰させる。
【0025】このように構成したので、装置使用時、デ
ッキベース11に取り付けられたスピンドルモータ1
3、可動ピックアップ15が発振源としてデッキベース
11の底面が振動しても、その振動は減衰し、相互に悪
影響を与えることはなく、オートフォーカシング及びオ
ートトラッキングのサーボ系の共振は防止される。即
ち、スピンドルモータ13によるディスク12の回転や
ピックアップ15のアクチュエータの動作によってデッ
キベース底面に発生する振動エネルギーは、スピンドル
モータ13、可動ピックアップ15相互に伝わりにくく
なり、サーボ系の共振を抑制することができる。また、
このように十分な振動減衰効果を容易に確保し得るとと
もに、従来のようにスピンドルモータ等をビス等で固定
しようとした場合の問題もなく、スピンドルモータ及び
ピックアップをデッキベースに粘弾性部材を介さずに直
接固定することができるので、デッキベースとスピンド
ルモータ、あるいはデッキベースとピックアップとの位
置関係が狂うことがなく、ドライブ装置の性能を安定し
て、維持することができる。
【0026】なお、本実施例は、ピックアップが固定光
学系と可動ピックアップに分離された分離型ピックアッ
プを採用した光ディスクドライブ装置について説明した
が、固定光学系と可動ピックアップが一体となった一体
型ピックアップを採用した光ディスクドライブ装置にお
いても、同様に適用できるものである。
【0027】次に、本発明の他の実施例を図4及び図5
により説明する。なお、図中、前記実施例(第1実施
例)と対応する個所には同一符号を付してある。本実施
例は、前記実施例によるものと比較して、ドライブ装置
1を薄型化したことにより、デッキベース11の底面に
開口部があるものについての例である。即ち、本実施例
では、光ディスクを回転させるスピンドルモータと、そ
の光ディスクの記録面に光源からの光を対物レンズを通
して照射して記録再生を行うピックアップと、スピンド
ルモータやピックアップを取り付けるデッキベースとを
備える光ディスクドライブ装置において、デッキベース
のスピンドルモータ及びピックアップ配置面裏側に制振
材を設けるようにするが、その制振材をデッキベース底
面の開口部を塞ぐように配置し、かつスピンドルモータ
取り付け部とピックアップ取り付け部にわたる部分に配
置したものである。このように配置することにより、前
記実施例と同様の効果が得られ、ディスクの回転やピッ
クアップのアクチュエータの動作によってデッキベース
底面に発生する振動エネルギーは、制振材によって熱エ
ネルギーに換えられ、ピックアップ・スピンドルモータ
間で振動が伝わりにくくなり、しかも、ドライブ装置の
薄型化も可能で、ドライブ装置を薄型化したときに生ず
るデッキベース底面の開口部を塞ぐ部材を、制振材で兼
ねることができ、デッキベースに従来のようなスリット
を設けずにサーボ系共振を抑制でき、かつ、スリットが
ある状態のままのものに比し防塵性能の高い構造にする
ことができる。また、デッキベースにスリットがないの
で、同様にスリットがある状態のままのものに比し、デ
ッキベースのスピンドルモータ取り付け部の強度が高
く、所望の加工精度を容易に得られる。
【0028】以下、要部について述べるに、ドライブ装
置1の内部断面の様子を示す図4において、ドライブ装
置1の薄型化により、比較的高さの高い可動ピックアッ
プ15の移動範囲下側のデッキベース11の底面部に
は、この可動ピックアップ15との干渉を避けるための
開口部35を有する。この開口部35の部分には、外気
からドライブ機構内部を遮断するためにその開口面積よ
り大きく、スピンドルモータ13の裏側まで覆う大きさ
の制振材41が貼りつけられている。制振材41は、デ
ッキベース11の底面の開口部35を塞ぐ部材をも兼ね
る。
【0029】デッキベース11の底面裏側に貼られたか
かる制振材41の詳細構造については、図4A部の部分
拡大図である図5に示されている。制振材41は、デッ
キベース底面側から、第1の粘弾性部材41a、アルミ
ニューム拘束板41b、第2の粘弾性部材41c、及び
塩化ビニール拘束板41dのこの順をもって4層で構成
されている。
【0030】第1の粘弾性部材41aは、アルミニュー
ム拘束板41b、第2の粘弾性部材41c、及び塩化ビ
ニール拘束板41dが一体となった材料をデッキベース
11に貼りつける接着剤としての機能と、この3層を一
体として拘束板とみなした場合の振動減衰機能を有して
いる。なお、この第1の粘弾性部材41aは、デッキベ
ース11の底面開口部35を除いた部分に設けられてい
る。また、3層一体となった上記アルミニューム拘束板
41b、第2の粘弾性部材41c、塩化ビニール拘束板
41dは、デッキベース11の底面に発生した振動が伝
わったとき、アルミニューム拘束板41bと塩化ビニー
ル拘束板41dとの間で第2の粘弾性部材41cに剪断
応力が発生し、振動エネルギーを熱エネルギーに変換消
散させ減衰させる、振動減衰機能を有している。従っ
て、本例では、この3層一体となった部材自体の振動を
抑えるとともに、デッキベース11の振動をも抑制する
ことができる。
【0031】上記のように構成したので、本実施例で
も、装置使用時、デッキベース11に取り付けられたス
ピンドルモータ13、可動ピックアップ15が発振源と
してデッキベース11の底面が振動しても、その振動は
減衰し、相互に悪影響を与えることはなく、サーボ系の
共振は防止される。更に、ドライブ装置を薄型化したと
き、ピックアップ15と制振材41が干渉することがな
く、従って、制振材41の面積を大きくとれて十分な振
動減衰効果を得ることができる。また、デッキベース1
1底面の開口部15を塞ぐ部材を制振材41で兼ねるこ
とができる。なお、本実施例の構成の場合も、固定光学
系と可動ピックアップが一体となった一体型ピックアッ
プを採用した光ディスクドライブ装置においても同様に
適用できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、デッキベースのスピン
ドルモータ及びピックアップ配置面の裏側に、粘弾性部
材と拘束板とを一体化した制振材を設けたものであり、
また、その制振材を、デッキベース底面の開口部を塞ぐ
ように、かつスピンドルモータ及びピックアップの取り
付け部にわたる部分に配置するようにしたものであるの
で、光ディスクドライブ装置において、十分な振動減衰
効果の確保によるサーボ系共振の抑制を実現すること
と、高い防塵性能の確保を実現することとの両立が容易
に可能で、次のような効果が得られる。スピンドルモー
タによるディスクの回転やピックアップのアクチュエー
タの動作によってディスクベース底面に発生する振動エ
ネルギーは、スピンドルモータ、ピックアップ相互に伝
わりにくくなり、サーボ系の共振を抑制することができ
るので、サーボ系のゲインを下げ、特性を落として使用
するような使用の形態とすることが避けられる。しか
も、その場合、デッキベースにスリットを設けずにサー
ボ系共振を抑制でき、従って、防塵性能の高い構造にす
ることができる。また、デッキベースにスリットがない
ことから、デッキベースのスピンドルモータ取り付け部
の強度が高く、所望の加工精度を容易に得られる。更
に、スピンドルモータ及びピックアップをデッキベース
に粘弾性部材を介さずに直接固定することができること
から、デッキベースとスピンドルモータ、あるいはデッ
キベースとピックアップとの位置関係が狂うというよう
な問題も回避でき、ドライブ装置の性能を安定して維持
することができる。また、ドライブ装置を薄型化したと
き、ピックアップと制振材が干渉することがなく、従っ
て、制振材の面積を大きくとれて十分な振動減衰効果を
得ることができる。更に、この場合は、デッキベース底
面の開口部を塞ぐ部材を制振材で兼ねる構成とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ディスクドライブ装
置の外観斜視図である。
【図2】そのドライブ装置の内部を示す断面図である。
【図3】図2のA部の部分拡大図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図で、ドライブ装置
の内部を示す断面図である。
【図5】図4A部の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 光ディスクドライブ装置 3 挿入口 4 第1の通気口 5 第2の通気口 8 第1のカバー 10 第2のカバー 11 デッキベース 12 光ディスク 13 スピンドルモータ 14 固定光学系 15 可動ピックアップ 17 エアフィルタ 20 カートリッジ 31 制振材 31a 粘弾性部材 31b アルミニューム拘束板 35 開口部 41 制振材 41a 第1の粘弾性部材 41b アルミニューム拘束板 41c 第2の粘弾性部材 41d 塩化ビニール拘束板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを回転させるスピンドルモー
    タと、前記光ディスクの記録面に光源からの光束を対物
    レンズを通して照射して記録及び/又は再生を行うピッ
    クアップと、少なくとも前記スピンドルモータ及び前記
    ピックアップを配置するデッキベースとを備える光ディ
    スクドライブ装置において、 前記デッキベースの前記スピンドルモータ及び前記ピッ
    クアップ配置面の裏側に粘弾性部材と拘束板とを一体化
    した制振材を設けたことを特徴とする光ディスクドライ
    ブ装置。
  2. 【請求項2】 前記制振材を、デッキベース底面の開口
    部を塞ぐように、かつ前記スピンドルモータ及び前記ピ
    ックアップの取り付け部にわたる部分に配置したことを
    特徴とする請求項1記載の光ディスクドライブ装置。
JP8332393A 1993-04-09 1993-04-09 光ディスクドライブ装置 Withdrawn JPH06295576A (ja)

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JP8332393A JPH06295576A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 光ディスクドライブ装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5892747A (en) * 1995-06-29 1999-04-06 Ricoh Company, Ltd. Disk drive unit with a dustproof cap attached to a body module to protect internal components from dust
KR20010035044A (ko) * 2000-11-22 2001-05-07 임경수 cd-rom drive의 성능향상을 위한 진동감쇠방안
US6493310B1 (en) 1998-04-03 2002-12-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Noise damping device for rotating body and disk player
US6898051B2 (en) * 2001-11-27 2005-05-24 Seagate Technology Llc Disc drive spindle motor having a damper on a bottom surface of the spindle motor

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