JPH06296051A - 能動波長板 - Google Patents
能動波長板Info
- Publication number
- JPH06296051A JPH06296051A JP966193A JP966193A JPH06296051A JP H06296051 A JPH06296051 A JP H06296051A JP 966193 A JP966193 A JP 966193A JP 966193 A JP966193 A JP 966193A JP H06296051 A JPH06296051 A JP H06296051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- wave plate
- active
- rod
- external force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】入射光の二つの偏光成分の間に任意の位相差を
与えるとともに、併せてレーザ利得の能動機能を持たせ
た新規な能動波長板を提供する。 【構成】固体レーザ媒質で作られたレーザロッド3を波
長板として用い、該レーザロッドに外力を印加する機械
式加圧装置4、およびレーザ媒質を光ポンピングする励
起光源5を組合わせて能動波長板2構成する。そして、
外力印加によりレーザロッドに誘起した複屈折(応力誘
起光弾性効果)でプローブ光源1からレーザロッドを透
過するプローブ光(例えば、直線偏光の単色平行光束)
に光学的な相対位相差を与えると同時に、レーザ媒質の
光励起によりプローブ光を増幅させるような能動機能を
得る。
与えるとともに、併せてレーザ利得の能動機能を持たせ
た新規な能動波長板を提供する。 【構成】固体レーザ媒質で作られたレーザロッド3を波
長板として用い、該レーザロッドに外力を印加する機械
式加圧装置4、およびレーザ媒質を光ポンピングする励
起光源5を組合わせて能動波長板2構成する。そして、
外力印加によりレーザロッドに誘起した複屈折(応力誘
起光弾性効果)でプローブ光源1からレーザロッドを透
過するプローブ光(例えば、直線偏光の単色平行光束)
に光学的な相対位相差を与えると同時に、レーザ媒質の
光励起によりプローブ光を増幅させるような能動機能を
得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザをはじめとする
光エレクトロニクス分野の光学系に適用される能動波長
板に関する。
光エレクトロニクス分野の光学系に適用される能動波長
板に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザの応用技術には偏光を利用するこ
とが多く、これを制御するために1/4波長板, 1/2 波長
板などが一般に用いられている。ところで、従来におけ
る波長板は、光学的な異方性を示す複屈折結晶板を用
い、入射光の二つの偏光成分に対する屈折率の違いを利
用して光学的な相対位相差を与えるようにしたもので、
光学軸と平行に研磨した水晶の平行平面板, あるいはへ
き開した白雲母などで作られている。そして、互い垂直
な方向に振動する直線偏光が波長板を透過したときに、
これらの間にそれぞれ1/4, 1/2波長の光路差(したがっ
て位相差) を与えるように複屈折結晶板の厚さを定める
ことで、1/4波長板, 1/2 波長板を構成している。
とが多く、これを制御するために1/4波長板, 1/2 波長
板などが一般に用いられている。ところで、従来におけ
る波長板は、光学的な異方性を示す複屈折結晶板を用
い、入射光の二つの偏光成分に対する屈折率の違いを利
用して光学的な相対位相差を与えるようにしたもので、
光学軸と平行に研磨した水晶の平行平面板, あるいはへ
き開した白雲母などで作られている。そして、互い垂直
な方向に振動する直線偏光が波長板を透過したときに、
これらの間にそれぞれ1/4, 1/2波長の光路差(したがっ
て位相差) を与えるように複屈折結晶板の厚さを定める
ことで、1/4波長板, 1/2 波長板を構成している。
【0003】すなわち、水晶板で作られた波長板の場合
には、直線偏光を波長板に対し垂直に入射すると、光は
波長板の複屈折性により異常光線と常光線とに分かれ、
厚さdの結晶板を出るときには、光路差Δ=(ne −n
o )dが生じる。なお、ne,no はそれぞれ異常光
線,常光線に対する屈折率である。ここで、光の波長を
λとして、Δ=λ/4となるような厚さにしたものが1/4
波長板、Δ=λ/2となるような厚さにしたものが1/2 波
長板である。
には、直線偏光を波長板に対し垂直に入射すると、光は
波長板の複屈折性により異常光線と常光線とに分かれ、
厚さdの結晶板を出るときには、光路差Δ=(ne −n
o )dが生じる。なお、ne,no はそれぞれ異常光
線,常光線に対する屈折率である。ここで、光の波長を
λとして、Δ=λ/4となるような厚さにしたものが1/4
波長板、Δ=λ/2となるような厚さにしたものが1/2 波
長板である。
【0004】かかる波長板の機能は周知であり、図3
(a),(b)のように1/4 波長板では中性軸x,yに対
して45゜の角度で直線偏光((a)参照)を入射する
と、前述のようにx軸方向とy軸方向で光路差,したが
って位相差が生じるために、光は円偏光((b)参照)
となる。逆に1/4 波長板に円偏光を入射すれば直線偏光
になる。一方、1/2 波長板では直線偏光, 楕円偏光の方
位が90゜回転する。
(a),(b)のように1/4 波長板では中性軸x,yに対
して45゜の角度で直線偏光((a)参照)を入射する
と、前述のようにx軸方向とy軸方向で光路差,したが
って位相差が生じるために、光は円偏光((b)参照)
となる。逆に1/4 波長板に円偏光を入射すれば直線偏光
になる。一方、1/2 波長板では直線偏光, 楕円偏光の方
位が90゜回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように複屈折結
晶板で構成した従来の波長板は、複屈折結晶板の厚さに
対応して入射光の偏光状態を変える機能を有するもの
の、複屈折結晶板の厚さと二つの偏光成分の間の相対位
相差との関係が固定的であることから、受動素子として
の単機能を有するにすぎない。
晶板で構成した従来の波長板は、複屈折結晶板の厚さに
対応して入射光の偏光状態を変える機能を有するもの
の、複屈折結晶板の厚さと二つの偏光成分の間の相対位
相差との関係が固定的であることから、受動素子として
の単機能を有するにすぎない。
【0006】これに対して、レーザ応用の光学系などで
は、波長板のほかにレーザ発振器に発生する熱的複屈折
の補償,光増幅などを行う各種機能の光学素子を組み合
わせて用いることが多く、この観点から光学的位相差の
調節,および熱的複屈折補償,光増幅などの能動機能を
備えた波長板が実現するならば、レーザ光学系の構成が
大幅に簡素化されるほか、その他の光学系への利用も大
幅に拡大する。
は、波長板のほかにレーザ発振器に発生する熱的複屈折
の補償,光増幅などを行う各種機能の光学素子を組み合
わせて用いることが多く、この観点から光学的位相差の
調節,および熱的複屈折補償,光増幅などの能動機能を
備えた波長板が実現するならば、レーザ光学系の構成が
大幅に簡素化されるほか、その他の光学系への利用も大
幅に拡大する。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は入射光の二つの偏光成分の間に任意
の位相差を与えるとともに、併せて入射光を増幅させる
などの能動機能を持たせた従来にない新規な能動波長板
を提供することにある。
であり、その目的は入射光の二つの偏光成分の間に任意
の位相差を与えるとともに、併せて入射光を増幅させる
などの能動機能を持たせた従来にない新規な能動波長板
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
り、固体レーザ媒質を波長板として用い、該レーザ媒質
に外力を印加して入射光に複屈折による光学的位相差を
与えるとともに、前記レーザ媒質を光励起してレーザ利
得を持たせることにより達成される。そして、前記能動
波長板は、固体レーザ媒質で作られたレーザロッドと、
該レーザロッドに外力を印加する機械式加圧手段と、レ
ーザロッドを光ポンピングする励起手段とを組合わせて
構成するものとする。
り、固体レーザ媒質を波長板として用い、該レーザ媒質
に外力を印加して入射光に複屈折による光学的位相差を
与えるとともに、前記レーザ媒質を光励起してレーザ利
得を持たせることにより達成される。そして、前記能動
波長板は、固体レーザ媒質で作られたレーザロッドと、
該レーザロッドに外力を印加する機械式加圧手段と、レ
ーザロッドを光ポンピングする励起手段とを組合わせて
構成するものとする。
【0009】また、前記構成の能動波長板おいて、レー
ザロッドの加圧手段を、ロッドの側面を両側から挟んで
外力を加える加圧力調整機構付きの加圧装置とした構
成、およびレーザロッドの励起手段に半導体レーザ,な
いしフラッシュランプを採用した実施態様がある。
ザロッドの加圧手段を、ロッドの側面を両側から挟んで
外力を加える加圧力調整機構付きの加圧装置とした構
成、およびレーザロッドの励起手段に半導体レーザ,な
いしフラッシュランプを採用した実施態様がある。
【0010】
【作用】上記構成の能動波長板において、固体レーザ媒
質(例えば、Nd:ガラス)に外力を印加して歪を与え
ると、応力誘起光弾性効果の作用によりレーザ媒質が光
学的異方体となって複屈折を誘起し、レーザ媒質自身が
波長板としての機能を持つようになる。ここで、レーザ
媒質に印加する外力の大きさを調節することにより、プ
ローブ光 (レーザ発振器から出射する直線偏光の単色平
行光束) の二つの偏光成分の間に任意の位相差, 例えば
λ/4, λ/2の位相差を与えることができる。また、外力
の印加と同時にレーザ媒質を光励起するとレーザ媒質で
レーザ利得が得られ、これによりプローブ光はレーザ媒
質を透過する間に、印加外力に対応した相対位相差が与
えられると同時に光増幅される。
質(例えば、Nd:ガラス)に外力を印加して歪を与え
ると、応力誘起光弾性効果の作用によりレーザ媒質が光
学的異方体となって複屈折を誘起し、レーザ媒質自身が
波長板としての機能を持つようになる。ここで、レーザ
媒質に印加する外力の大きさを調節することにより、プ
ローブ光 (レーザ発振器から出射する直線偏光の単色平
行光束) の二つの偏光成分の間に任意の位相差, 例えば
λ/4, λ/2の位相差を与えることができる。また、外力
の印加と同時にレーザ媒質を光励起するとレーザ媒質で
レーザ利得が得られ、これによりプローブ光はレーザ媒
質を透過する間に、印加外力に対応した相対位相差が与
えられると同時に光増幅される。
【0011】なお、レーザ媒質を光励起すると、レーザ
媒質自身に熱的応力が発生するために前記した外力の印
加のみで得られた位相差との間にずれが生じるが、この
場合にレーザ媒質を光励起した状態で印加する外力を適
正に調整することで、所望の光学的位相差を与えるよう
に調節できる。また、プローブ光源であるレーザ発振器
に熱的歪による複屈折が生じてプローブ光(本来は直線
偏光)が楕円偏光になった場合でも、前記と同様に能動
波長板のレーザ媒質に印加する外力を調整することでプ
ローブ光の偏光補正が行える。
媒質自身に熱的応力が発生するために前記した外力の印
加のみで得られた位相差との間にずれが生じるが、この
場合にレーザ媒質を光励起した状態で印加する外力を適
正に調整することで、所望の光学的位相差を与えるよう
に調節できる。また、プローブ光源であるレーザ発振器
に熱的歪による複屈折が生じてプローブ光(本来は直線
偏光)が楕円偏光になった場合でも、前記と同様に能動
波長板のレーザ媒質に印加する外力を調整することでプ
ローブ光の偏光補正が行える。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明による能動波長板の構成を示すもので
ある。図において、1はプローブ光源(例えば、Ndガ
ラスレーザ)、2が本発明による能動波長板である。こ
の能動波長板2は、固体レーザ媒質で作られたレーザロ
ッド(例えば、Nd:ガラス)3と、該レーザロッド3
の側面を両側から挟んで外力を印加する機械式加圧装置
4と、レーザロッド3を光ポンピングする励起光源5と
から構成されている。ここで、前記加圧装置4は、例え
ばレーザロッド3の上下面に当接配置した押圧ホルダ4
aと、該押圧ホルダ4aをレーザロッド3に押圧する加
圧調整ねじ4bとから構成されている。また、励起光源
5は半導体レーザ,あるいはフラッシュランプを採用す
るものとする。
る。図1は本発明による能動波長板の構成を示すもので
ある。図において、1はプローブ光源(例えば、Ndガ
ラスレーザ)、2が本発明による能動波長板である。こ
の能動波長板2は、固体レーザ媒質で作られたレーザロ
ッド(例えば、Nd:ガラス)3と、該レーザロッド3
の側面を両側から挟んで外力を印加する機械式加圧装置
4と、レーザロッド3を光ポンピングする励起光源5と
から構成されている。ここで、前記加圧装置4は、例え
ばレーザロッド3の上下面に当接配置した押圧ホルダ4
aと、該押圧ホルダ4aをレーザロッド3に押圧する加
圧調整ねじ4bとから構成されている。また、励起光源
5は半導体レーザ,あるいはフラッシュランプを採用す
るものとする。
【0013】次に上記構成になる能動波長板2の機能に
ついて説明する。まず、プローブ光源1から出射したプ
ローブ光(直線偏光)を能動波長板2のレーザロッド3
に向けて投光した状態で、加圧装置4の加圧調整ねじ4
bを締付けてレーザロッド3に荷重を加えると、応力誘
起光弾性効果により固体レーザ媒質に複屈折が誘起す
る。
ついて説明する。まず、プローブ光源1から出射したプ
ローブ光(直線偏光)を能動波長板2のレーザロッド3
に向けて投光した状態で、加圧装置4の加圧調整ねじ4
bを締付けてレーザロッド3に荷重を加えると、応力誘
起光弾性効果により固体レーザ媒質に複屈折が誘起す
る。
【0014】ここで、図2で表すように円板状の固体レ
ーザ媒質(直径d,厚さt)を想定して上下から集中荷
重Pを印加すると、中心Oに対し中性軸x,y方向に生
じる主応力σ1 (σ1 =σx ), σ2 (σ2 =σy )は
それぞれ、 σ1 =2P/πtd ───────────────(1) σ2 =−6P/πtd ───────────────(2) として表される。したがって主応力σ1 とσ2 との差
は、 σ1 −σ2 =8P/πtd ─────────────(3) となる。また中性軸x,y方向の主応力差による入射光
の二つの偏光成分の相対位相差δは、 δ=2πC(σ1 −σ2 )t/λ───────────(4) として求めることができる。なお、Cは光弾性定数、λ
は波長である。
ーザ媒質(直径d,厚さt)を想定して上下から集中荷
重Pを印加すると、中心Oに対し中性軸x,y方向に生
じる主応力σ1 (σ1 =σx ), σ2 (σ2 =σy )は
それぞれ、 σ1 =2P/πtd ───────────────(1) σ2 =−6P/πtd ───────────────(2) として表される。したがって主応力σ1 とσ2 との差
は、 σ1 −σ2 =8P/πtd ─────────────(3) となる。また中性軸x,y方向の主応力差による入射光
の二つの偏光成分の相対位相差δは、 δ=2πC(σ1 −σ2 )t/λ───────────(4) として求めることができる。なお、Cは光弾性定数、λ
は波長である。
【0015】また、前式(3),(4)より、 δ=16CP/λd ───────────────(5) となり、したがって、位相差δを与えるに必要な荷重P
は、 P=λdδ/16C ───────────────(6) となる。
は、 P=λdδ/16C ───────────────(6) となる。
【0016】一方、1/4 波長板では相対位相差δ=π/
2、1/2 波長板では相対位相差δ=πであるから、前式
(6)より、1/4 波長板,1/2 波長板として機能させる
に必要な荷重P(λ/4) ,P(λ/2) は、 P(λ/4) =λdδ/32C ────────────(7) P(λ/2) =λdδ/16C ────────────(8) として求めることができる。
2、1/2 波長板では相対位相差δ=πであるから、前式
(6)より、1/4 波長板,1/2 波長板として機能させる
に必要な荷重P(λ/4) ,P(λ/2) は、 P(λ/4) =λdδ/32C ────────────(7) P(λ/2) =λdδ/16C ────────────(8) として求めることができる。
【0017】ここで、プローブ光源1から出射したプロ
ーブ光の波長をλ=1000nm=10-4cm、固体レー
ザ媒質(Nd:ガラス)の厚さd=0.4cmとすると、ガ
ラスの光弾性定数C=3×10-10 Brewsterであるの
で、 (7),(8)式より、 P(λ/4) =1.28×107 dyn ────────────(9) P(λ/2) =2.56×107 dyn ───────────(10) となる。つまり、(9),(10)で得た荷重P(λ/4)
,P(λ/2) を図1における能動波長板2のレーザロ
ッド3に加えることにより、能動波長板2は複屈折結晶
板を採用した従来の波長板と同様に1/4 波長板, 1/2 波
長板として機能することになる。
ーブ光の波長をλ=1000nm=10-4cm、固体レー
ザ媒質(Nd:ガラス)の厚さd=0.4cmとすると、ガ
ラスの光弾性定数C=3×10-10 Brewsterであるの
で、 (7),(8)式より、 P(λ/4) =1.28×107 dyn ────────────(9) P(λ/2) =2.56×107 dyn ───────────(10) となる。つまり、(9),(10)で得た荷重P(λ/4)
,P(λ/2) を図1における能動波長板2のレーザロ
ッド3に加えることにより、能動波長板2は複屈折結晶
板を採用した従来の波長板と同様に1/4 波長板, 1/2 波
長板として機能することになる。
【0018】一方、前記の外力印加に加えて、能動波長
板2のレーザロッド3を励起光源5(例えば、5W(連
続出力)のレーザダイオード)で光励起すれば、レーザ
ロッド3のレーザ利得はGO =1.4(実験値)となる。
したがって、レーザロッド3に入射する100mWのプ
ローブ光は140mWに増幅されることになる。なお、
レーザロッド3を光励起すると、ロッド内部に光励起に
伴う熱的応力が加わるようになるため、(7),(8)式
から求めた荷重P(λ/4) ,P(λ/2)との間に差が現
れる。そこで、この場合にはレーザロッド3を光励起し
た状態で、能動波長板2を透過したプローブ光の偏光状
態を観察しながら加圧装置4に加える外力を調整し、相
対位相差がλ/4,あるいはλ/2となるように設定すれば
よい。また、プローブ光源1のレーザ発振器に熱的歪に
よる複屈折が生じ、これが基でプローブ光自身が楕円偏
光となった場合でも、前記と同様な外力調整操作を行う
ことで補正することができる。
板2のレーザロッド3を励起光源5(例えば、5W(連
続出力)のレーザダイオード)で光励起すれば、レーザ
ロッド3のレーザ利得はGO =1.4(実験値)となる。
したがって、レーザロッド3に入射する100mWのプ
ローブ光は140mWに増幅されることになる。なお、
レーザロッド3を光励起すると、ロッド内部に光励起に
伴う熱的応力が加わるようになるため、(7),(8)式
から求めた荷重P(λ/4) ,P(λ/2)との間に差が現
れる。そこで、この場合にはレーザロッド3を光励起し
た状態で、能動波長板2を透過したプローブ光の偏光状
態を観察しながら加圧装置4に加える外力を調整し、相
対位相差がλ/4,あるいはλ/2となるように設定すれば
よい。また、プローブ光源1のレーザ発振器に熱的歪に
よる複屈折が生じ、これが基でプローブ光自身が楕円偏
光となった場合でも、前記と同様な外力調整操作を行う
ことで補正することができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の能動波長板
によれば、複屈折結晶板を用いた従来の波長板の機能に
加えて、光学的位相差の調節,並びに光増幅などの能動
的機能を同時に付与することができる。したがって、こ
の能動波長板を例えばレーザ応用の光学系に適用すれば
光学素子数が削減できるとともに、単一素子で熱的複屈
折による位相差補償,レーザ変調なども同時に行うこと
ができるほか、他の様々な光学系への適用拡大化も図れ
る。
によれば、複屈折結晶板を用いた従来の波長板の機能に
加えて、光学的位相差の調節,並びに光増幅などの能動
的機能を同時に付与することができる。したがって、こ
の能動波長板を例えばレーザ応用の光学系に適用すれば
光学素子数が削減できるとともに、単一素子で熱的複屈
折による位相差補償,レーザ変調なども同時に行うこと
ができるほか、他の様々な光学系への適用拡大化も図れ
る。
【図1】本発明の実施例による能動波長板の構成を示す
図であり、(a)は光学系での使用状態図、(b)は
(a)図における加圧装置の構造断面図
図であり、(a)は光学系での使用状態図、(b)は
(a)図における加圧装置の構造断面図
【図2】図1の構成による応力誘起光弾性効果の説明図
【図3】1/4 波長板の機能説明図で、(a)は直線偏
光, (b)は円偏光を表す図
光, (b)は円偏光を表す図
1 プローブ光源 2 能動波長板 3 レーザロッド(固体レーザ媒質) 4 加圧装置 4a 加圧ホルダ 4b 加圧調整ねじ 5 励起光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井澤 靖和 大阪府吹田市円山町30番6−634号 (72)発明者 山中 正宣 大阪府箕面市石丸3丁目25番E−205号 (72)発明者 近江 雅人 大阪府豊中市上野東1丁目6番5号 (72)発明者 赤塚 雅則 大阪府大阪市港区弁天2丁目8番5号− 105 (72)発明者 山中 千代衛 大阪府大阪市西区靱本町1丁目8番4号 財団法人レーザー技術総合研究所内 (72)発明者 米澤 喜幸 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】固体レーザ媒質を波長板として用い、該レ
ーザ媒質に外力を印加して入射光に複屈折による光学的
位相差を与えるとともに、前記レーザ媒質を光励起して
レーザ利得を持たせたことを特徴とする能動波長板。 - 【請求項2】固体レーザ媒質で作られたレーザロッド
と、該レーザロッドに外力を印加する機械式加圧手段
と、レーザロッドを光ポンピングする励起手段とを組合
わせて構成した請求項1記載の能動波長板。 - 【請求項3】レーザロッドの加圧手段がロッドの側面を
両側から挟んで外力を加える加圧力調整機構付きの加圧
装置であることを特徴とする請求項2記載の能動波長
板。 - 【請求項4】レーザロッドの励起手段が半導体レーザ,
ないしフラッシュランプであることを特徴とする請求項
2記載の能動波長板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP966193A JPH06296051A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 能動波長板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP966193A JPH06296051A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 能動波長板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06296051A true JPH06296051A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=11726401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP966193A Pending JPH06296051A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 能動波長板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06296051A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0942300A3 (de) * | 1998-03-10 | 2000-02-23 | Carl Zeiss | Doppelbrechende Plattenanordnung mit Spannungsdoppelbrechung |
| JP2003525124A (ja) * | 2000-02-15 | 2003-08-26 | データカード・コーポレーション | 複数のレーザービームによって被加工物を加工する方法 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP966193A patent/JPH06296051A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0942300A3 (de) * | 1998-03-10 | 2000-02-23 | Carl Zeiss | Doppelbrechende Plattenanordnung mit Spannungsdoppelbrechung |
| US6141148A (en) * | 1998-03-10 | 2000-10-31 | Carl-Zeiss-Stiftung | Birefringent plate arrangement with stress birefringence |
| JP2003525124A (ja) * | 2000-02-15 | 2003-08-26 | データカード・コーポレーション | 複数のレーザービームによって被加工物を加工する方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6404542B1 (en) | Multiple emitter semiconductor laser pump source for scaling of pump power and generation of unpolarized light for light signal amplification | |
| US5651023A (en) | Monolithic laser | |
| US9835869B2 (en) | Universal polarization converter | |
| JPH05119364A (ja) | Ii型位相整合におけるポインテイング・ベクトル分離の補償 | |
| Baxter et al. | Dual-polarization frequency-modulated laser source | |
| US5467214A (en) | Birefringence-compensated alignment-insensitive frequency doubler | |
| JP3450073B2 (ja) | レーザーダイオード励起固体レーザーおよびその製造方法 | |
| JP2629621B2 (ja) | 紫外レーザ装置 | |
| JPH06130328A (ja) | 偏光制御素子および固体レーザー装置 | |
| JPS60203914A (ja) | 波長可変フイルタ | |
| US6141148A (en) | Birefringent plate arrangement with stress birefringence | |
| US5132528A (en) | Arrangement for measuring laser power incorporating a first partially transmitting mirror and a second partially transmitting mirror positioned by 90° degrees | |
| JP4111076B2 (ja) | 波長変換レーザ装置 | |
| US20010015993A1 (en) | Composite laser crystal and solid-state laser device using the same | |
| JP2000114633A (ja) | 波長変換固体レーザ装置 | |
| WO2018033970A1 (ja) | リッジ導波路型レーザ装置 | |
| JPH05188421A (ja) | 光波長変換装置 | |
| JP2003227931A (ja) | 偏光子一体型光部品、その製造法およびそれを使用する直線偏波結合方法 | |
| JPH06181350A (ja) | 出力鏡及びその光軸調整方法及びこの出力鏡を用いたld励起グリーンレーザー装置 | |
| Davydov | Polarisation splitting of laser beams by large angles with minimal reflection losses | |
| TWI620383B (zh) | Double polarization mode-locked laser system, gain module thereof and control method thereof | |
| WO2025037107A2 (en) | Laser | |
| CN118589284A (zh) | 一种相干倍频合束飞秒光纤激光器 | |
| WO2022254640A1 (ja) | 波長変換装置 | |
| JPH06152022A (ja) | 固体レーザ装置 |