JPH06297475A - 発泡成形品の製造方法 - Google Patents
発泡成形品の製造方法Info
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- JPH06297475A JPH06297475A JP5116497A JP11649793A JPH06297475A JP H06297475 A JPH06297475 A JP H06297475A JP 5116497 A JP5116497 A JP 5116497A JP 11649793 A JP11649793 A JP 11649793A JP H06297475 A JPH06297475 A JP H06297475A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クローズドモールド方式において、芯材を延
長して形成する必要がなくその除去作業が不要で作業性
が極めて良く、またバリなどの発生のない外観の良好な
発泡成形品を効率よく得るための方法を提供する。 【構成】 原料注入口16、ランナ部17及びゲート部
18に対応する上型パーティング面15aを覆う離型フ
ィルム25を芯材22端部に固定し、前記離型フィルム
及び芯材を上型12に配置して離型フィルム内面と表皮
周縁部内面間に原料注入口、ランナ部及びゲート部を形
成し、前記原料注入口から発泡原料を芯材と表皮間に注
入し芯材及び表皮と一体に発泡させて発泡品を形成した
後、前記離型フィルムを発泡品から除去する。
長して形成する必要がなくその除去作業が不要で作業性
が極めて良く、またバリなどの発生のない外観の良好な
発泡成形品を効率よく得るための方法を提供する。 【構成】 原料注入口16、ランナ部17及びゲート部
18に対応する上型パーティング面15aを覆う離型フ
ィルム25を芯材22端部に固定し、前記離型フィルム
及び芯材を上型12に配置して離型フィルム内面と表皮
周縁部内面間に原料注入口、ランナ部及びゲート部を形
成し、前記原料注入口から発泡原料を芯材と表皮間に注
入し芯材及び表皮と一体に発泡させて発泡品を形成した
後、前記離型フィルムを発泡品から除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は発泡成形品の製造方法
に関し、特には、芯材と表皮とを発泡樹脂によって一体
に形成してなる発泡成形品の製造方法に関する。
に関し、特には、芯材と表皮とを発泡樹脂によって一体
に形成してなる発泡成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8および図9に示されるように、一般
的な自動車のインストルメントパネルなどの発泡成形品
70は、芯材71と発泡樹脂72と表皮73とからな
り、所定のパネル形状に形成されてなる。
的な自動車のインストルメントパネルなどの発泡成形品
70は、芯材71と発泡樹脂72と表皮73とからな
り、所定のパネル形状に形成されてなる。
【0003】従来より、かかる発泡成形品の製造方法と
しては種々提案されている。たとえば、(1)発泡成形
型の下型に表皮を上型に芯材をそれぞれセットし、型開
き状態でキャビティ内に発泡原料を流し込み型閉めして
発泡成形を行う、いわゆるオープンモールド方式、
(2)発泡成形型の下型に表皮を上型に芯材をそれぞれ
セットし、上型を所定位置まで型閉めした状態でキャビ
ティ内に発泡原料を流し込み型閉めして発泡成形を行う
セミクローズドモールド方式(特公平3−75328号
公報に記載)、また(3)発泡成形型の下型に表皮を上
型に芯材をそれぞれセットし、型締め状態でキャビティ
内に連通するフィルムゲートを形成し当該ゲートより発
泡原料を注入し発泡成形するクローズドモールド方式
(特公昭63−28786号公報に記載)が知られてい
る。
しては種々提案されている。たとえば、(1)発泡成形
型の下型に表皮を上型に芯材をそれぞれセットし、型開
き状態でキャビティ内に発泡原料を流し込み型閉めして
発泡成形を行う、いわゆるオープンモールド方式、
(2)発泡成形型の下型に表皮を上型に芯材をそれぞれ
セットし、上型を所定位置まで型閉めした状態でキャビ
ティ内に発泡原料を流し込み型閉めして発泡成形を行う
セミクローズドモールド方式(特公平3−75328号
公報に記載)、また(3)発泡成形型の下型に表皮を上
型に芯材をそれぞれセットし、型締め状態でキャビティ
内に連通するフィルムゲートを形成し当該ゲートより発
泡原料を注入し発泡成形するクローズドモールド方式
(特公昭63−28786号公報に記載)が知られてい
る。
【0004】しかしながら、第一の方法では、発泡原料
の注入工程が完了した後前記上型と下型の型合わせおよ
び型締めの操作が必要で、作業完了までに要する時間が
長いという問題がある。そのため、型締めまでに発泡原
料の発泡反応が進行し、前記発泡原料の体積が増加して
キャビティからはみ出すおそれがあった。このはみ出し
た発泡原料は芯材の裏側へ回り込み、成形型に付着した
りバリなどの製品不良の原因ともなっていた。そのた
め、成形品からバリを除去する工程や成形型を清掃する
工程などが新たに必要で、作業の効率化が図れないとい
う問題がある。
の注入工程が完了した後前記上型と下型の型合わせおよ
び型締めの操作が必要で、作業完了までに要する時間が
長いという問題がある。そのため、型締めまでに発泡原
料の発泡反応が進行し、前記発泡原料の体積が増加して
キャビティからはみ出すおそれがあった。このはみ出し
た発泡原料は芯材の裏側へ回り込み、成形型に付着した
りバリなどの製品不良の原因ともなっていた。そのた
め、成形品からバリを除去する工程や成形型を清掃する
工程などが新たに必要で、作業の効率化が図れないとい
う問題がある。
【0005】また、第二の方法では、発泡原料の注入か
ら型締めまでの作業に必要な時間は短縮することができ
るが、反応性の速い発泡原料を用いた場合には、型締め
までに発泡原料が発泡反応を開始し、型締めにより発泡
体層が押しつぶされて当該発泡体層にセル荒れや欠肉お
よび密度ムラ等の不都合を生じることがある。
ら型締めまでの作業に必要な時間は短縮することができ
るが、反応性の速い発泡原料を用いた場合には、型締め
までに発泡原料が発泡反応を開始し、型締めにより発泡
体層が押しつぶされて当該発泡体層にセル荒れや欠肉お
よび密度ムラ等の不都合を生じることがある。
【0006】さらに、第三の方法では、発泡原料を幅狭
のフィルムゲートを通過させる必要があるため、前記発
泡原料は低粘度に調整され高圧でキャビティ内に注入さ
れる。その際、前記低粘度の発泡原料が芯材裏側へ入り
込むのを防ぐため、前記芯材をフィルムゲート後方まで
延長して形成するのであるが、この方法によれば、芯材
裏側への発泡原料の回り込みは防ぐことができるが、製
品の脱型後、前記延長した芯材部分をウォータージェッ
トなどによって破砕し製品から除去しなければならな
い。そのため、前記除去作業を行うための新たな設備が
必要であるばかりか、除去した芯材に係る原料のロスが
増大しコスト上昇の原因となっている。また、かかる除
去作業においては、芯材の切断面が不揃いとなる上破砕
された芯材が製品に付着し製品の外観を損ねるおそれが
ある。
のフィルムゲートを通過させる必要があるため、前記発
泡原料は低粘度に調整され高圧でキャビティ内に注入さ
れる。その際、前記低粘度の発泡原料が芯材裏側へ入り
込むのを防ぐため、前記芯材をフィルムゲート後方まで
延長して形成するのであるが、この方法によれば、芯材
裏側への発泡原料の回り込みは防ぐことができるが、製
品の脱型後、前記延長した芯材部分をウォータージェッ
トなどによって破砕し製品から除去しなければならな
い。そのため、前記除去作業を行うための新たな設備が
必要であるばかりか、除去した芯材に係る原料のロスが
増大しコスト上昇の原因となっている。また、かかる除
去作業においては、芯材の切断面が不揃いとなる上破砕
された芯材が製品に付着し製品の外観を損ねるおそれが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
問題点をことごとく解決するために提案されたものであ
って、クローズドモールド方式において、芯材を延長し
て形成する必要がなくその除去作業が不要で作業性が極
めて良く、またバリなどの発生のない外観の良好な発泡
成形品を効率よく得るための方法を提供しようとするも
のである。
問題点をことごとく解決するために提案されたものであ
って、クローズドモールド方式において、芯材を延長し
て形成する必要がなくその除去作業が不要で作業性が極
めて良く、またバリなどの発生のない外観の良好な発泡
成形品を効率よく得るための方法を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
芯材を配置した上型と、表皮を配置した下型とを閉じ、
前記表皮周縁部を原料注入口、ランナ部及びゲート部を
除いて上型と下型のパーティング面で挟着し、前記原料
注入口からランナ部及びゲート部を介して芯材と表皮間
に発泡原料を注入し芯材及び表皮と一体に発泡させる発
泡成形品の製造方法において、前記原料注入口、ランナ
部及びゲート部に対応する上型パーティング面を覆う離
型フィルムを芯材端部に固定し、前記離型フィルム及び
芯材を上型に配置して離型フィルム内面と表皮周縁部内
面間に原料注入口、ランナ部及びゲート部を形成し、前
記原料注入口から発泡原料を芯材と表皮間に注入し芯材
及び表皮と一体に発泡させて発泡品を形成した後、前記
離型フィルムを発泡品から除去することを特徴とする発
泡成形品の製造方法に係る。
芯材を配置した上型と、表皮を配置した下型とを閉じ、
前記表皮周縁部を原料注入口、ランナ部及びゲート部を
除いて上型と下型のパーティング面で挟着し、前記原料
注入口からランナ部及びゲート部を介して芯材と表皮間
に発泡原料を注入し芯材及び表皮と一体に発泡させる発
泡成形品の製造方法において、前記原料注入口、ランナ
部及びゲート部に対応する上型パーティング面を覆う離
型フィルムを芯材端部に固定し、前記離型フィルム及び
芯材を上型に配置して離型フィルム内面と表皮周縁部内
面間に原料注入口、ランナ部及びゲート部を形成し、前
記原料注入口から発泡原料を芯材と表皮間に注入し芯材
及び表皮と一体に発泡させて発泡品を形成した後、前記
離型フィルムを発泡品から除去することを特徴とする発
泡成形品の製造方法に係る。
【0009】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の発泡成形品の製造方法を実施
する発泡成形型の一例を示す断面図、図2はその型締め
状態を示す断面図、図3はその要部を示す断面図、図4
はその他の部分を示す断面図、図5は仮止め固定部材の
一例を示す斜視図、図6は成形品の脱型状態を示す断面
図、図7はこの発明の製造方法によって得られた成形品
の一例を示す斜視図である。
明する。図1はこの発明の発泡成形品の製造方法を実施
する発泡成形型の一例を示す断面図、図2はその型締め
状態を示す断面図、図3はその要部を示す断面図、図4
はその他の部分を示す断面図、図5は仮止め固定部材の
一例を示す斜視図、図6は成形品の脱型状態を示す断面
図、図7はこの発明の製造方法によって得られた成形品
の一例を示す斜視図である。
【0010】図1および図2にこの発明の製造方法を実
施する発泡成形型を示す。符号10は発泡成形型、11
は下型、12は上型、13は前記上型12を下型11に
対して開閉自在に構成するヒンジ、14は成形品キャビ
ティである。この発泡成形型10には、下型11と上型
12とのパーティング面15の一部に発泡材料の原料注
入口16が設けられていて、原料注入ノズルNが取り付
けられるとともに、ランナ部17およびゲート部18を
介して前記キャビティ14に通じている。なお、図7の
鎖線に示されるように、この実施例では前記ゲート部1
8は、成形品キャビティ14において製品の裏側長手方
向にスリット状に形成される、いわゆるフィルムゲート
を構成している。
施する発泡成形型を示す。符号10は発泡成形型、11
は下型、12は上型、13は前記上型12を下型11に
対して開閉自在に構成するヒンジ、14は成形品キャビ
ティである。この発泡成形型10には、下型11と上型
12とのパーティング面15の一部に発泡材料の原料注
入口16が設けられていて、原料注入ノズルNが取り付
けられるとともに、ランナ部17およびゲート部18を
介して前記キャビティ14に通じている。なお、図7の
鎖線に示されるように、この実施例では前記ゲート部1
8は、成形品キャビティ14において製品の裏側長手方
向にスリット状に形成される、いわゆるフィルムゲート
を構成している。
【0011】前記下型11のキャビティ面には表皮21
が配されている。この表皮21は前記キャビティ面より
若干大きく形成されていて、前記下型11と上型12と
を閉じた時、発泡原料の流路である前記原料注入口1
6、ランナ部17およびゲート部18を除くパーティン
グ面15によって表皮21の周縁部23が挟着されるよ
うになっている。
が配されている。この表皮21は前記キャビティ面より
若干大きく形成されていて、前記下型11と上型12と
を閉じた時、発泡原料の流路である前記原料注入口1
6、ランナ部17およびゲート部18を除くパーティン
グ面15によって表皮21の周縁部23が挟着されるよ
うになっている。
【0012】上型12には芯材22が配される。芯材2
2は公知の硬質樹脂および金属板などが所定のインサー
ト形状に形成されてなり、ピン部材24によって前記上
型12のキャビティ面に取り付けられる。なお、この芯
材22は、従来方法で用いられるもののように、ゲート
後方まで長さを延長させる必要はなく、製品内に配され
るべき芯材の形状に形成されることが好ましい。図3お
よび図4から理解されるように、前記芯材22の端面部
分には溝部27が設けられている。この溝部27には、
仮止め固定部材30によって離型フィルム25が仮止め
固定される。
2は公知の硬質樹脂および金属板などが所定のインサー
ト形状に形成されてなり、ピン部材24によって前記上
型12のキャビティ面に取り付けられる。なお、この芯
材22は、従来方法で用いられるもののように、ゲート
後方まで長さを延長させる必要はなく、製品内に配され
るべき芯材の形状に形成されることが好ましい。図3お
よび図4から理解されるように、前記芯材22の端面部
分には溝部27が設けられている。この溝部27には、
仮止め固定部材30によって離型フィルム25が仮止め
固定される。
【0013】離型フィルム25は、前記原料注入口1
6、ランナ部17およびゲート部18を構成する上型の
パーティング面15aを覆って、通過する発泡原料が芯
材22の裏側へ回り込むのを防ぐためのもので、厚み約
0.2〜2mmのポリエチレンまたはポリプロピレンフ
ィルムが好適である。また、この離型フィルム25は、
あらかじめフィルムが配される金型の原料注入口16、
ランナ部17およびゲート部18を覆う大きさより若干
大きく形成しておくことが好ましい。それによって、型
締めした際に、前記金型部分が離型フィルムによって確
実に覆われ、型面への発泡原料の付着を防ぐことができ
る。
6、ランナ部17およびゲート部18を構成する上型の
パーティング面15aを覆って、通過する発泡原料が芯
材22の裏側へ回り込むのを防ぐためのもので、厚み約
0.2〜2mmのポリエチレンまたはポリプロピレンフ
ィルムが好適である。また、この離型フィルム25は、
あらかじめフィルムが配される金型の原料注入口16、
ランナ部17およびゲート部18を覆う大きさより若干
大きく形成しておくことが好ましい。それによって、型
締めした際に、前記金型部分が離型フィルムによって確
実に覆われ、型面への発泡原料の付着を防ぐことができ
る。
【0014】前記上型12において、離型フィルム25
と対応する部分には適宜数の吸引孔26が設けられてい
る。この吸引孔26は、図示しない機外の真空装置など
に連結されていて、成形の際、芯材端部に仮止めされた
前記離型フィルム25を上型パーティング面15aに吸
着固定するようになっている。
と対応する部分には適宜数の吸引孔26が設けられてい
る。この吸引孔26は、図示しない機外の真空装置など
に連結されていて、成形の際、芯材端部に仮止めされた
前記離型フィルム25を上型パーティング面15aに吸
着固定するようになっている。
【0015】仮止め固定部材30は、ゴム弾性を有する
合成樹脂などからなり、図5からよりよく理解されるよ
うに、凸部31と当該凸部31から連続して設けられ芯
材22端部から突出した形状の突出部32とからなる。
凸部31は、前記芯材22の溝部27と係着可能な形状
に形成されており、前記離型フィルム25の端部を介し
て芯材22の溝部27に係着することにより、離型フィ
ルム25を芯材22端部に仮止め固定する。また、図3
から理解されるように、仮止め固定部材30が芯材22
に取り付けられ上型12に固定された際に、その突出部
32が、金型のゲート部18方向に突出するように構成
されている。
合成樹脂などからなり、図5からよりよく理解されるよ
うに、凸部31と当該凸部31から連続して設けられ芯
材22端部から突出した形状の突出部32とからなる。
凸部31は、前記芯材22の溝部27と係着可能な形状
に形成されており、前記離型フィルム25の端部を介し
て芯材22の溝部27に係着することにより、離型フィ
ルム25を芯材22端部に仮止め固定する。また、図3
から理解されるように、仮止め固定部材30が芯材22
に取り付けられ上型12に固定された際に、その突出部
32が、金型のゲート部18方向に突出するように構成
されている。
【0016】この突出部32は、前記キャビティ14に
流入する発泡原料の量を制御するためのもので、この実
施例において、前記突出部32の突出量は前記芯材22
の端部に沿って部分的に変化させている。したがって、
図3に示されるように、前記突出部32の突出量の少な
い部分32aにおいては、ゲート部18からキャビティ
14に続く発泡原料の流路を広く構成する。また、図4
に示されるように、突出量の多い部分32bにおいて
は、表皮21との間隔が近くなり前記キャビティ14に
続く流路が狭くなる。
流入する発泡原料の量を制御するためのもので、この実
施例において、前記突出部32の突出量は前記芯材22
の端部に沿って部分的に変化させている。したがって、
図3に示されるように、前記突出部32の突出量の少な
い部分32aにおいては、ゲート部18からキャビティ
14に続く発泡原料の流路を広く構成する。また、図4
に示されるように、突出量の多い部分32bにおいて
は、表皮21との間隔が近くなり前記キャビティ14に
続く流路が狭くなる。
【0017】この構造によれば、たとえば図7に示され
るような成形品を製造する場合、ゲート部18からキャ
ビティ末端までの距離が長い部分Aと短い部分Bとでは
樹脂の流れ方向に用いられる量が異なる。そのため、前
記A部分においては、図3のように、前記突出部32の
突出量を少なくし、樹脂がスムーズに流れるようにす
る。一方、前記B部分では、図4のように突出部32の
突出量を多くして、樹脂の流れを制限する。それによっ
て、キャビティ形状に対応した樹脂流量を細かく制御す
ることができ、成形品にボイドや欠肉あるいはセル荒れ
などが生じるのを防ぐことができる。
るような成形品を製造する場合、ゲート部18からキャ
ビティ末端までの距離が長い部分Aと短い部分Bとでは
樹脂の流れ方向に用いられる量が異なる。そのため、前
記A部分においては、図3のように、前記突出部32の
突出量を少なくし、樹脂がスムーズに流れるようにす
る。一方、前記B部分では、図4のように突出部32の
突出量を多くして、樹脂の流れを制限する。それによっ
て、キャビティ形状に対応した樹脂流量を細かく制御す
ることができ、成形品にボイドや欠肉あるいはセル荒れ
などが生じるのを防ぐことができる。
【0018】成形に際しては、前記表皮21を下型11
に配し、上型12に前記離型フィルム25を仮止めした
芯材22が配される。そして、図示しない真空装置によ
り上型の吸引孔26に前記離型フィルム25が吸着固定
され、上型12のパーティング面15aが覆われるとと
ともに、前記表皮21の周縁部23を成形型のパーティ
ング面15で挟着し、原料注入ノズルNを原料注入口1
6に配した状態で型締めされる。しかる後、図2に示さ
れるように、前記原料注入口16から前記表皮21と芯
材22の間に、発泡原料Uが注入される。
に配し、上型12に前記離型フィルム25を仮止めした
芯材22が配される。そして、図示しない真空装置によ
り上型の吸引孔26に前記離型フィルム25が吸着固定
され、上型12のパーティング面15aが覆われるとと
ともに、前記表皮21の周縁部23を成形型のパーティ
ング面15で挟着し、原料注入ノズルNを原料注入口1
6に配した状態で型締めされる。しかる後、図2に示さ
れるように、前記原料注入口16から前記表皮21と芯
材22の間に、発泡原料Uが注入される。
【0019】注入された発泡原料Uは、前記ランナ部1
7およびゲート部18を経てキャビティ14内に充填さ
れ、表皮21および芯材22と一体に発泡成形される。
前述したように、前記上型12においては前記原料注入
口16から芯材22端部までが離型フィルム25によっ
て覆われているため、注入した発泡原料Uが芯材22の
裏側に回り込むのを防ぐことができる。したがって、バ
リなどが発生して製品の外観を損ねることがない上に、
成形型に発泡原料が付着しないので型を清掃するなど作
業上の手間も大幅に軽減することができる。また、前記
ゲート部18における仮止め固定部材30と表皮21と
の距離は、前記突出部32a,32bの突出量を変化さ
せることにより調節が可能で、成形品キャビティ14の
形状に応じて注入される発泡原料Uの量を微妙に制御し
て精度の高い製品を得ることができる。
7およびゲート部18を経てキャビティ14内に充填さ
れ、表皮21および芯材22と一体に発泡成形される。
前述したように、前記上型12においては前記原料注入
口16から芯材22端部までが離型フィルム25によっ
て覆われているため、注入した発泡原料Uが芯材22の
裏側に回り込むのを防ぐことができる。したがって、バ
リなどが発生して製品の外観を損ねることがない上に、
成形型に発泡原料が付着しないので型を清掃するなど作
業上の手間も大幅に軽減することができる。また、前記
ゲート部18における仮止め固定部材30と表皮21と
の距離は、前記突出部32a,32bの突出量を変化さ
せることにより調節が可能で、成形品キャビティ14の
形状に応じて注入される発泡原料Uの量を微妙に制御し
て精度の高い製品を得ることができる。
【0020】発泡反応終了後、図6のように、型開きさ
れ成形品Mが脱型される。符号28は前記発泡原料Uか
ら成形された発泡体である。成形品Mに付着した離型フ
ィルム25および仮止め固定部材30を除去し、表皮周
縁部23を成形品形状に沿って切除することにより、目
的とする発泡成形品が得られる。なお、除去された仮止
め部材30は回収し、再利用することができる。
れ成形品Mが脱型される。符号28は前記発泡原料Uか
ら成形された発泡体である。成形品Mに付着した離型フ
ィルム25および仮止め固定部材30を除去し、表皮周
縁部23を成形品形状に沿って切除することにより、目
的とする発泡成形品が得られる。なお、除去された仮止
め部材30は回収し、再利用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
発泡成形品の製造方法によれば、クローズドモールド方
式において、発泡原料の芯材裏側への回り込みがなく、
バリの発生を防ぎ精度の高い製品を得ることができる。
そのため、芯材を延長して形成する必要がないので原料
のロスがない。また、製品からのかかる延長した芯材部
分を除去する作業も装置も必要なく、生産効率を高め製
造コストを大幅に低減することができる。
発泡成形品の製造方法によれば、クローズドモールド方
式において、発泡原料の芯材裏側への回り込みがなく、
バリの発生を防ぎ精度の高い製品を得ることができる。
そのため、芯材を延長して形成する必要がないので原料
のロスがない。また、製品からのかかる延長した芯材部
分を除去する作業も装置も必要なく、生産効率を高め製
造コストを大幅に低減することができる。
【図1】この発明の発泡成形品の製造方法を実施する発
泡成形型の一例を示す断面図である。
泡成形型の一例を示す断面図である。
【図2】その型締め状態を示す断面図である。
【図3】その要部を示す断面図である。
【図4】その他の部分を示す断面図である。
【図5】仮止め固定部材の一例を示す斜視図である。
【図6】成形品の脱型状態を示す断面図である。
【図7】この発明の製造方法によって得られた成形品の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図8】一般的な発泡成形品の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】その9−9線における断面図である。
10 発泡成形型 11 下型 12 上型 15 パーティング面 16 原料注入口 17 ランナ部 18 ゲート部 21 表皮 22 芯材 25 離型フィルム 27 溝部 30 仮止め固定部材 31 凸部 32 突出部 U 発泡原料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 芯材を配置した上型と、表皮を配置した
下型とを閉じ、前記表皮周縁部を原料注入口、ランナ部
及びゲート部を除いて上型と下型のパーティング面で挟
着し、前記原料注入口からランナ部及びゲート部を介し
て芯材と表皮間に発泡原料を注入し芯材及び表皮と一体
に発泡させる発泡成形品の製造方法において、 前記原料注入口、ランナ部及びゲート部に対応する上型
パーティング面を覆う離型フィルムを芯材端部に固定
し、前記離型フィルム及び芯材を上型に配置して離型フ
ィルム内面と表皮周縁部内面間に原料注入口、ランナ部
及びゲート部を形成し、前記原料注入口から発泡原料を
芯材と表皮間に注入し芯材及び表皮と一体に発泡させて
発泡品を形成した後、前記離型フィルムを発泡品から除
去することを特徴とする発泡成形品の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、離型フィルム端部を
芯材端部に仮固定する仮止め固定部材を、一部が前記芯
材端部から突出するように芯材端部に着脱可能に取り付
けて離型フィルムを仮止めするとともに、前記仮止め固
定部材の突出量を芯材端部に沿い部分的に変化させて仮
止め固定部材と表皮間の間隔を変化させることにより、
前記表皮と芯材間に注入される発泡原料の注入量を制御
することを特徴とする発泡成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11649793A JP3195459B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 発泡成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11649793A JP3195459B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 発泡成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297475A true JPH06297475A (ja) | 1994-10-25 |
| JP3195459B2 JP3195459B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=14688606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11649793A Expired - Fee Related JP3195459B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 発泡成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3195459B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006123205A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Nishikawa Kasei Co Ltd | 表皮一体成形品 |
| JP2017222037A (ja) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | しげる工業株式会社 | 発泡成形品の製造方法 |
| JP2020093500A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 名古屋油化株式会社 | 保護カバー及び発泡樹脂用の成形型 |
| JP2022153976A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 発泡成形体の製造方法 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP11649793A patent/JP3195459B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006123205A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Nishikawa Kasei Co Ltd | 表皮一体成形品 |
| JP2017222037A (ja) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | しげる工業株式会社 | 発泡成形品の製造方法 |
| JP2020093500A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 名古屋油化株式会社 | 保護カバー及び発泡樹脂用の成形型 |
| JP2022153976A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 発泡成形体の製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3195459B2 (ja) | 2001-08-06 |
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