JPH06298055A - 走行車両の駐車ブレーキ装置 - Google Patents
走行車両の駐車ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH06298055A JPH06298055A JP8884793A JP8884793A JPH06298055A JP H06298055 A JPH06298055 A JP H06298055A JP 8884793 A JP8884793 A JP 8884793A JP 8884793 A JP8884793 A JP 8884793A JP H06298055 A JPH06298055 A JP H06298055A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic clutch
- hydraulic
- piston
- clutch
- parking brake
- Prior art date
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- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 油圧クラッチを有する後輪伝動系から分岐し
て、前輪に対して常時連動関係にある伝動軸39へ油圧
クラッチ3を介して動力を断接自在に伝達する前輪伝動
系を形成し、後輪に対して常時連動関係にある回転軸に
後輪駐車ブレーキ機構を設ける。前記油圧クラッチ3は
油室48に圧油を供給することによりピストン60を戻
しスプリング63に抗して押動可能にする。前記油圧ク
ラッチ3はピストン60に噛合部61を形成し、伝動軸
39側にピストン60が戻しスプリング63によって押
し戻されることにより噛合部61と噛合する被噛合部6
2を形成する。 【効果】 エンジンを停止して後輪駐車ブレーキ機構を
作動させると、油圧クラッチは入り状態となって、後輪
を制動すると後輪だけでなく前輪の回転ロックもでき、
前後輪の同時ロックにより確実に駐車しておくことが可
能になる。
て、前輪に対して常時連動関係にある伝動軸39へ油圧
クラッチ3を介して動力を断接自在に伝達する前輪伝動
系を形成し、後輪に対して常時連動関係にある回転軸に
後輪駐車ブレーキ機構を設ける。前記油圧クラッチ3は
油室48に圧油を供給することによりピストン60を戻
しスプリング63に抗して押動可能にする。前記油圧ク
ラッチ3はピストン60に噛合部61を形成し、伝動軸
39側にピストン60が戻しスプリング63によって押
し戻されることにより噛合部61と噛合する被噛合部6
2を形成する。 【効果】 エンジンを停止して後輪駐車ブレーキ機構を
作動させると、油圧クラッチは入り状態となって、後輪
を制動すると後輪だけでなく前輪の回転ロックもでき、
前後輪の同時ロックにより確実に駐車しておくことが可
能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の走行車両
の駐車ブレーキ装置に関するものである。
の駐車ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、後輪伝動系に油圧クラッチを有
するトラクタの場合、エンジンを停止すると油圧クラッ
チが切りの状態になり、エンジンで後輪の制動をしてお
くことができなく、そのため、後輪に対して常時連動関
係にある回転軸に後輪駐車ブレーキ機構を設け、この後
輪駐車ブレーキ機構を駐車ブレーキ操作手段で操作する
ようになっている。
するトラクタの場合、エンジンを停止すると油圧クラッ
チが切りの状態になり、エンジンで後輪の制動をしてお
くことができなく、そのため、後輪に対して常時連動関
係にある回転軸に後輪駐車ブレーキ機構を設け、この後
輪駐車ブレーキ機構を駐車ブレーキ操作手段で操作する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、前
輪伝動系に油圧クラッチを有する場合、この油圧クラッ
チが切りの状態になっていると、後輪の回転ロックはで
きるが前輪の回転ロックは困難であり、フロントローダ
を装備したトラクタのように、前部に大重量の作業機を
装着していると、後輪にかかる負荷が小さくなり、坂道
駐車をしているとずれ動くことがある。
輪伝動系に油圧クラッチを有する場合、この油圧クラッ
チが切りの状態になっていると、後輪の回転ロックはで
きるが前輪の回転ロックは困難であり、フロントローダ
を装備したトラクタのように、前部に大重量の作業機を
装着していると、後輪にかかる負荷が小さくなり、坂道
駐車をしているとずれ動くことがある。
【0004】ところで、前輪伝動系の油圧クラッチは、
図3に示すように、クラッチボディ40の軸方向両側に
第1、第2油圧パック3A、3Bを位置し、各油圧パッ
ク3A、3Bは油室48に圧油を供給することによりピ
ストン49を戻しスプリング50に抗して押動し、摩擦
板51とクラッチ板52を押圧してクラッチ入り状態に
し、油室48への圧油供給を停止することにより、戻し
スプリング50でピストン49を戻してクラッチ切り状
態にするものである。
図3に示すように、クラッチボディ40の軸方向両側に
第1、第2油圧パック3A、3Bを位置し、各油圧パッ
ク3A、3Bは油室48に圧油を供給することによりピ
ストン49を戻しスプリング50に抗して押動し、摩擦
板51とクラッチ板52を押圧してクラッチ入り状態に
し、油室48への圧油供給を停止することにより、戻し
スプリング50でピストン49を戻してクラッチ切り状
態にするものである。
【0005】第1、第2油圧パック3A、3Bには各油
室48へ圧油を供給する電磁切り換え弁53が接続さ
れ、一方の電磁切り換え弁53をオンすると第2油圧パ
ック3Bが入り状態になり、第1伝動軸38の回転は第
2伝動軸39に直結で伝達され、そのとき他方の電磁切
り換え弁53はオフにされ、他方の電磁切り換え弁53
をオンすると第1油圧パック3Aが入り状態になり、第
1伝動軸38の回転はギヤ41、43、回転軸7及びギ
ヤ44、42を介して第2伝動軸39に伝達され、両電
磁切り換え弁53をオフにすると、第1伝動軸38から
第2伝動軸39への動力伝達は切られる。即ち、エンジ
ンを停止して両電磁切り換え弁53をオフにすると、前
輪は遊転状態となり、後輪を回転ロックしても前輪は回
転ロックできない状態になる。
室48へ圧油を供給する電磁切り換え弁53が接続さ
れ、一方の電磁切り換え弁53をオンすると第2油圧パ
ック3Bが入り状態になり、第1伝動軸38の回転は第
2伝動軸39に直結で伝達され、そのとき他方の電磁切
り換え弁53はオフにされ、他方の電磁切り換え弁53
をオンすると第1油圧パック3Aが入り状態になり、第
1伝動軸38の回転はギヤ41、43、回転軸7及びギ
ヤ44、42を介して第2伝動軸39に伝達され、両電
磁切り換え弁53をオフにすると、第1伝動軸38から
第2伝動軸39への動力伝達は切られる。即ち、エンジ
ンを停止して両電磁切り換え弁53をオフにすると、前
輪は遊転状態となり、後輪を回転ロックしても前輪は回
転ロックできない状態になる。
【0006】本発明は、前輪へ動力を断接自在に伝達す
る油圧クラッチを、ピストンに噛合部を前輪伝動軸側に
被噛合部をそれぞれ形成し、油圧供給時にはピストンが
押動されて噛合部が離脱してクラッチ切り状態に、油圧
供給停止時にはスプリング力でピストンが戻されて噛合
部が噛合してクラッチ入り状態になるようにすることに
より、エンジン停止時に前輪を回転ロックできるように
した走行車両の駐車ブレーキ装置を提供することを目的
とする。
る油圧クラッチを、ピストンに噛合部を前輪伝動軸側に
被噛合部をそれぞれ形成し、油圧供給時にはピストンが
押動されて噛合部が離脱してクラッチ切り状態に、油圧
供給停止時にはスプリング力でピストンが戻されて噛合
部が噛合してクラッチ入り状態になるようにすることに
より、エンジン停止時に前輪を回転ロックできるように
した走行車両の駐車ブレーキ装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、油圧クラッチ2を有する後輪伝
動系から分岐して、前輪に対して常時連動関係にある伝
動軸39へ油圧クラッチ3を介して動力を断接自在に伝
達する前輪伝動系を形成し、後輪に対して常時連動関係
にある回転軸4に後輪駐車ブレーキ機構5を設けてお
り、前記油圧クラッチ3は油室48に圧油を供給するこ
とによりピストン60を戻しスプリング63に抗して押
動可能にした走行車両の駐車ブレーキ装置において、前
記油圧クラッチ3はピストン60に噛合部61を形成
し、伝動軸39側にピストン60が戻しスプリング63
によって押し戻されることにより噛合部61と噛合する
被噛合部62を形成していることである。
のための具体的手段は、油圧クラッチ2を有する後輪伝
動系から分岐して、前輪に対して常時連動関係にある伝
動軸39へ油圧クラッチ3を介して動力を断接自在に伝
達する前輪伝動系を形成し、後輪に対して常時連動関係
にある回転軸4に後輪駐車ブレーキ機構5を設けてお
り、前記油圧クラッチ3は油室48に圧油を供給するこ
とによりピストン60を戻しスプリング63に抗して押
動可能にした走行車両の駐車ブレーキ装置において、前
記油圧クラッチ3はピストン60に噛合部61を形成
し、伝動軸39側にピストン60が戻しスプリング63
によって押し戻されることにより噛合部61と噛合する
被噛合部62を形成していることである。
【0008】
【作用】走行車両を停車して駐車ブレーキ操作手段を操
作すると、後輪駐車ブレーキ機構5が操作され、回転軸
4を回転しないようにロックすると共に、電磁切り換え
弁53がオフとなり、油圧クラッチ3への圧油供給が停
止される。油圧クラッチ3の第2油圧パック3Bは圧油
が供給停止されると、ピストン60がクラッチ切り状態
から戻しスプリング63の付勢力を受けてクラッチ入り
状態へ押動され、ピストン60の噛合部61が第2伝動
軸39と一体の第2ギヤ42に形成した被噛合部62と
噛合し、クラッチ入り状態になる。このことにより前輪
に対して常時連動関係にある第2伝動軸39は回転軸4
と直結の第1伝動軸38と連動状態になり、これによ
り、回転軸4は後輪駐車ブレーキ機構5で回転ロックさ
れているので、前輪もロックされる。
作すると、後輪駐車ブレーキ機構5が操作され、回転軸
4を回転しないようにロックすると共に、電磁切り換え
弁53がオフとなり、油圧クラッチ3への圧油供給が停
止される。油圧クラッチ3の第2油圧パック3Bは圧油
が供給停止されると、ピストン60がクラッチ切り状態
から戻しスプリング63の付勢力を受けてクラッチ入り
状態へ押動され、ピストン60の噛合部61が第2伝動
軸39と一体の第2ギヤ42に形成した被噛合部62と
噛合し、クラッチ入り状態になる。このことにより前輪
に対して常時連動関係にある第2伝動軸39は回転軸4
と直結の第1伝動軸38と連動状態になり、これによ
り、回転軸4は後輪駐車ブレーキ機構5で回転ロックさ
れているので、前輪もロックされる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3において、11はトラクタ等の走行車両
の車体を構成しているミッションケースで、その内部に
走行系及びPTO系のトランスミッションが配置されて
おり、その前部はクラッチハウジング部12を介してエ
ンジンEと連結されている。13はフライホィールで、
PTO推進軸14と直結され、走行推進軸15とメイン
クラッチ16を介して動力断接可能に連結されている。
する。図1〜3において、11はトラクタ等の走行車両
の車体を構成しているミッションケースで、その内部に
走行系及びPTO系のトランスミッションが配置されて
おり、その前部はクラッチハウジング部12を介してエ
ンジンEと連結されている。13はフライホィールで、
PTO推進軸14と直結され、走行推進軸15とメイン
クラッチ16を介して動力断接可能に連結されている。
【0010】走行動力伝達系は、走行推進軸15から油
圧クラッチ17を有する油圧切り換え式の高低変速機構
18、5段マニュアル切り換え式の主変速機構19、油
圧クラッチ2を有する油圧切り換え式の前後進切り換え
機構20、マニュアル切り換え式の副変速機構21等を
有し、ベベルピニオン軸22から後輪デフ機構23を介
して左右後輪に動力を伝達可能になっており、これらは
後輪伝動系とも言える。
圧クラッチ17を有する油圧切り換え式の高低変速機構
18、5段マニュアル切り換え式の主変速機構19、油
圧クラッチ2を有する油圧切り換え式の前後進切り換え
機構20、マニュアル切り換え式の副変速機構21等を
有し、ベベルピニオン軸22から後輪デフ機構23を介
して左右後輪に動力を伝達可能になっており、これらは
後輪伝動系とも言える。
【0011】前記ベベルピニオン軸22には伝動ギヤ2
5が設けられ、回転軸4のギヤ26と常時噛合してお
り、この回転軸4は油圧クラッチ3を有する油圧切り換
え式の前輪駆動・倍速切り換え機構27に動力伝達可能
になっており、この前輪駆動・倍速切り換え機構27か
ら伝動軸28を介して前輪に動力を伝達する。これらは
前輪伝動系であり、前記ギヤ25、26を介して後輪伝
動系から分岐した動力が伝達される。
5が設けられ、回転軸4のギヤ26と常時噛合してお
り、この回転軸4は油圧クラッチ3を有する油圧切り換
え式の前輪駆動・倍速切り換え機構27に動力伝達可能
になっており、この前輪駆動・倍速切り換え機構27か
ら伝動軸28を介して前輪に動力を伝達する。これらは
前輪伝動系であり、前記ギヤ25、26を介して後輪伝
動系から分岐した動力が伝達される。
【0012】前記ベベルピニオン軸22と後輪との間に
は、油圧クラッチを有する変速機構は設けられていな
く、従って、油圧クラッチ2(又は油圧クラッチ17で
も良い)を切り状態にしてベベルピニオン軸22とエン
ジンEとの間の連動関係を切断しても、回転軸4は後輪
に対して常時一体的に回転し得る連動関係にあり、この
回転軸4に後輪駐車ブレーキ機構5が設けられている。
は、油圧クラッチを有する変速機構は設けられていな
く、従って、油圧クラッチ2(又は油圧クラッチ17で
も良い)を切り状態にしてベベルピニオン軸22とエン
ジンEとの間の連動関係を切断しても、回転軸4は後輪
に対して常時一体的に回転し得る連動関係にあり、この
回転軸4に後輪駐車ブレーキ機構5が設けられている。
【0013】後輪駐車ブレーキ機構5は回転軸4に複数
枚の摩擦板30をスプライン嵌合し、この摩擦板30を
ブレーキケース31に設けたブレーキパッド32とブレ
ーキ板33とで挟持可能にし、カム34でこれらを押圧
して回転軸4の回転をロックするようになっている。ブ
レーキパッド32とブレーキ板33とを有するブレーキ
ケース31はユニットになっていて、ミッションケース
11の側面から内部に挿入可能になっており、カム34
を回動するカム軸35も支持している。このカム軸35
にはレバー36が固定されており、ボーデンワイヤ及び
図外の駐車ブレーキ操作手段によって回動操作される。
レバー36はスプリングにより戻し力が付与されてい
る。
枚の摩擦板30をスプライン嵌合し、この摩擦板30を
ブレーキケース31に設けたブレーキパッド32とブレ
ーキ板33とで挟持可能にし、カム34でこれらを押圧
して回転軸4の回転をロックするようになっている。ブ
レーキパッド32とブレーキ板33とを有するブレーキ
ケース31はユニットになっていて、ミッションケース
11の側面から内部に挿入可能になっており、カム34
を回動するカム軸35も支持している。このカム軸35
にはレバー36が固定されており、ボーデンワイヤ及び
図外の駐車ブレーキ操作手段によって回動操作される。
レバー36はスプリングにより戻し力が付与されてい
る。
【0014】前輪駆動・倍速切り換え機構27は、回転
軸4に直結された第1伝動軸38と前記伝動軸28に直
結する第2伝動軸39との間に設けられ、これらの軸と
平行にカウンタ軸として回転軸7が配置されている。油
圧クラッチ3のクラッチボディ40は第1伝動軸38に
固定され、この第1伝動軸38には第1ギヤ41が遊嵌
され、第2伝動軸39には第2ギヤ42が固定され、油
圧パックはクラッチボディ40に対して第1ギヤ41と
第2ギヤ42とを択一的に固定するようになっている。
回転軸7には第3、4ギヤ43、44が固定されてお
り、第3ギヤ43は第1ギヤ41と噛合し、第4ギヤ4
4は第2ギヤ42と常時噛合している。
軸4に直結された第1伝動軸38と前記伝動軸28に直
結する第2伝動軸39との間に設けられ、これらの軸と
平行にカウンタ軸として回転軸7が配置されている。油
圧クラッチ3のクラッチボディ40は第1伝動軸38に
固定され、この第1伝動軸38には第1ギヤ41が遊嵌
され、第2伝動軸39には第2ギヤ42が固定され、油
圧パックはクラッチボディ40に対して第1ギヤ41と
第2ギヤ42とを択一的に固定するようになっている。
回転軸7には第3、4ギヤ43、44が固定されてお
り、第3ギヤ43は第1ギヤ41と噛合し、第4ギヤ4
4は第2ギヤ42と常時噛合している。
【0015】即ち、前記油圧クラッチ3は第1、第2油
圧パック3A、3Bを有し、第1油圧パック3Aは従来
技術と同様に多板式で前輪倍速用であり、入り状態にす
ると、第1ギヤ41をクラッチボディ40に固定し、第
1伝動軸38の動力を回転軸7を介して2段階に増速し
て第2伝動軸39に伝達し、前輪を後輪の約2倍の周速
で駆動する。第2油圧パック3Bは噛合式で前輪等速用
であり、入り状態にすると、第2ギヤ39をクラッチボ
ディ40に固定し、第1伝動軸38の動力を第2伝動軸
39に直接伝達し、前輪を後輪と略等周速で駆動する。
圧パック3A、3Bを有し、第1油圧パック3Aは従来
技術と同様に多板式で前輪倍速用であり、入り状態にす
ると、第1ギヤ41をクラッチボディ40に固定し、第
1伝動軸38の動力を回転軸7を介して2段階に増速し
て第2伝動軸39に伝達し、前輪を後輪の約2倍の周速
で駆動する。第2油圧パック3Bは噛合式で前輪等速用
であり、入り状態にすると、第2ギヤ39をクラッチボ
ディ40に固定し、第1伝動軸38の動力を第2伝動軸
39に直接伝達し、前輪を後輪と略等周速で駆動する。
【0016】前記第2伝動軸39と前輪との間には油圧
クラッチを有する変速機構は存在しなく、従って、油圧
クラッチ3の第1、第2油圧パック3A、3Bのどちら
かをクラッチ入りにすると、第2、4ギヤが常時噛合し
ていることにより、第1伝動軸38は前輪に対して常時
一体的に回転し得る連動関係にあり、この第1伝動軸3
8と直結の回転軸4を後輪駐車ブレーキ機構5でロック
すると前輪もロックされることになる。
クラッチを有する変速機構は存在しなく、従って、油圧
クラッチ3の第1、第2油圧パック3A、3Bのどちら
かをクラッチ入りにすると、第2、4ギヤが常時噛合し
ていることにより、第1伝動軸38は前輪に対して常時
一体的に回転し得る連動関係にあり、この第1伝動軸3
8と直結の回転軸4を後輪駐車ブレーキ機構5でロック
すると前輪もロックされることになる。
【0017】前記第1、第2油圧パック3A、3Bはク
ラッチボディ40の軸方向両側に位置し、第1油圧パッ
ク3Aは図3に示した従来技術と同一の構成であり、油
室48に圧油を供給することによりピストン49を戻し
スプリング50に抗して押動し、摩擦板51とクラッチ
板52を押圧してクラッチ入り状態にし、油室48に圧
油を供給停止することにより戻しスプリング50でピス
トン49を戻してクラッチ切り状態にするものであり、
電磁切り換え弁53もオンすることにより、ポンプPか
らの圧油を第1油圧パック3Aに供給し、オフにするこ
とにより排油するようになっている。
ラッチボディ40の軸方向両側に位置し、第1油圧パッ
ク3Aは図3に示した従来技術と同一の構成であり、油
室48に圧油を供給することによりピストン49を戻し
スプリング50に抗して押動し、摩擦板51とクラッチ
板52を押圧してクラッチ入り状態にし、油室48に圧
油を供給停止することにより戻しスプリング50でピス
トン49を戻してクラッチ切り状態にするものであり、
電磁切り換え弁53もオンすることにより、ポンプPか
らの圧油を第1油圧パック3Aに供給し、オフにするこ
とにより排油するようになっている。
【0018】これに対し、第2油圧パック3Bは図1に
示すように、ピストン60には内歯ギヤ状の噛合部61
が形成され、第2ギヤには外歯ギヤ状の被噛合部62が
形成され、クラッチボディ40とピストン60の外周と
の間に戻しスプリング63が配置されている。この第2
油圧パック3Bは、油室48に圧油を供給することによ
り戻しスプリング63に抗してピストン60を押動し
て、噛合部61を被噛合部62から離脱させ、油室48
から排油すると、戻しスプリング63の付勢力によりピ
ストン60は押し戻され、噛合部61は被噛合部62に
噛合しクラッチ入り状態となり、クラッチボディ40と
第2ギヤ42とを一体回転するように連結する。
示すように、ピストン60には内歯ギヤ状の噛合部61
が形成され、第2ギヤには外歯ギヤ状の被噛合部62が
形成され、クラッチボディ40とピストン60の外周と
の間に戻しスプリング63が配置されている。この第2
油圧パック3Bは、油室48に圧油を供給することによ
り戻しスプリング63に抗してピストン60を押動し
て、噛合部61を被噛合部62から離脱させ、油室48
から排油すると、戻しスプリング63の付勢力によりピ
ストン60は押し戻され、噛合部61は被噛合部62に
噛合しクラッチ入り状態となり、クラッチボディ40と
第2ギヤ42とを一体回転するように連結する。
【0019】第2油圧パック3Bの電磁切り換え弁53
は第1油圧パック3Aのものと同一であるが、オンにす
ることによりポンプPからの圧油を油室48に供給して
クラッチ切り状態にし、オフにすることにより油室48
から排油してクラッチ入り状態にする。そして、エンジ
ンEを止めてポンプPが停止すると、圧油の供給がなく
なり第2油圧パック3Bはクラッチ入りの状態になる。
は第1油圧パック3Aのものと同一であるが、オンにす
ることによりポンプPからの圧油を油室48に供給して
クラッチ切り状態にし、オフにすることにより油室48
から排油してクラッチ入り状態にする。そして、エンジ
ンEを止めてポンプPが停止すると、圧油の供給がなく
なり第2油圧パック3Bはクラッチ入りの状態になる。
【0020】前記両電磁切り換え弁53は共に前輪駆動
・倍速切り換え機構27用の操作手段によって操作され
るようになっているが、前記後輪駐車ブレーキ機構5用
の操作手段に連動させて、後輪駐車ブレーキ機構5を作
動させると、電磁切り換え弁53をオフになるように設
定することもできる。そのように構成すると、エンジン
Eを切ることにより又はエンジンEを切らなくとも、後
輪駐車ブレーキ操作手段を操作することにより、後輪駐
車ブレーキ機構5が作動操作されると、前輪伝動系も回
転ロックされることになる。
・倍速切り換え機構27用の操作手段によって操作され
るようになっているが、前記後輪駐車ブレーキ機構5用
の操作手段に連動させて、後輪駐車ブレーキ機構5を作
動させると、電磁切り換え弁53をオフになるように設
定することもできる。そのように構成すると、エンジン
Eを切ることにより又はエンジンEを切らなくとも、後
輪駐車ブレーキ操作手段を操作することにより、後輪駐
車ブレーキ機構5が作動操作されると、前輪伝動系も回
転ロックされることになる。
【0021】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、油圧ク
ラッチ3の第2油圧パック3Bを前輪2倍速側に配置し
ても良く、第1、第2油圧パック3A、3Bを1個の切
り換え弁で切り換え操作可能にしても良く、また、油圧
クラッチ3は軸38、39を断接するだけのものに構成
して、それに本発明を適用しても良い。
ではなく、種々変形することができる。例えば、油圧ク
ラッチ3の第2油圧パック3Bを前輪2倍速側に配置し
ても良く、第1、第2油圧パック3A、3Bを1個の切
り換え弁で切り換え操作可能にしても良く、また、油圧
クラッチ3は軸38、39を断接するだけのものに構成
して、それに本発明を適用しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、油圧クラ
ッチ3はピストン60に噛合部61を形成し、伝動軸3
9側にピストン60が戻しスプリング63によって押し
戻されることにより噛合部61と噛合する被噛合部62
を形成しているので、エンジンEを停止して後輪駐車ブ
レーキ機構5を作動させると、油圧クラッチ3は入り状
態となって、後輪を制動すると後輪だけでなく前輪の回
転ロックもでき、前後輪の同時ロックにより、前部に大
重量の作業機を装着して坂道駐車をする場合でも、後輪
のみのロックに比してより確実に駐車しておくことが可
能になる。
ッチ3はピストン60に噛合部61を形成し、伝動軸3
9側にピストン60が戻しスプリング63によって押し
戻されることにより噛合部61と噛合する被噛合部62
を形成しているので、エンジンEを停止して後輪駐車ブ
レーキ機構5を作動させると、油圧クラッチ3は入り状
態となって、後輪を制動すると後輪だけでなく前輪の回
転ロックもでき、前後輪の同時ロックにより、前部に大
重量の作業機を装着して坂道駐車をする場合でも、後輪
のみのロックに比してより確実に駐車しておくことが可
能になる。
【図1】本発明の実施例を示す要部の断面説明図であ
る。
る。
【図2】トラクタミッションの全体概略説明図である。
【図3】従来技術を示す断面図である。
2 油圧クラッチ 3 油圧クラッチ 4 回転軸 5 後輪駐車ブレーキ機構 27 前輪駆動・倍速切り換え機構 38 第1伝動軸 39 第2伝動軸 40 クラッチボディ 48 油室 53 電磁切り換え弁 60 ピストン 61 噛合部 62 被噛合部 63 戻しスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧クラッチ(2)を有する後輪伝動系
から分岐して、前輪に対して常時連動関係にある伝動軸
(39)へ油圧クラッチ(3)を介して動力を断接自在
に伝達する前輪伝動系を形成し、後輪に対して常時連動
関係にある回転軸(4)に後輪駐車ブレーキ機構(5)
を設けており、前記油圧クラッチ(3)は油室(48)
に圧油を供給することによりピストン(60)を戻しス
プリング(63)に抗して押動可能にした走行車両の駐
車ブレーキ装置において、 前記油圧クラッチ(3)はピストン(60)に噛合部
(61)を形成し、伝動軸(39)側にピストン(6
0)が戻しスプリング(63)によって押し戻されるこ
とにより噛合部(61)と噛合する被噛合部(62)を
形成していることを特徴とする走行車両の駐車ブレーキ
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8884793A JPH06298055A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 走行車両の駐車ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8884793A JPH06298055A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 走行車両の駐車ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06298055A true JPH06298055A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13954375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8884793A Pending JPH06298055A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 走行車両の駐車ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06298055A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100497719B1 (ko) * | 2002-06-17 | 2005-06-28 | 대동공업주식회사 | 트랙터용 전륜증속 절환용 클러치 |
| JP2006327587A (ja) * | 1997-12-16 | 2006-12-07 | Toyota Motor Corp | 電動式ブレーキ装置 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP8884793A patent/JPH06298055A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006327587A (ja) * | 1997-12-16 | 2006-12-07 | Toyota Motor Corp | 電動式ブレーキ装置 |
| KR100497719B1 (ko) * | 2002-06-17 | 2005-06-28 | 대동공업주식회사 | 트랙터용 전륜증속 절환용 클러치 |
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