JPH06298060A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents
アンチスキッド制御装置Info
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- JPH06298060A JPH06298060A JP33709591A JP33709591A JPH06298060A JP H06298060 A JPH06298060 A JP H06298060A JP 33709591 A JP33709591 A JP 33709591A JP 33709591 A JP33709591 A JP 33709591A JP H06298060 A JPH06298060 A JP H06298060A
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Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレーキ油圧増圧用の油圧源が不要で、しか
も各車輪のブレーキ油圧を個々に応答性よく制御可能な
アンチスキッド制御装置を提供する。 【構成】 ブレーキペダルの押圧力を増圧するブレーキ
ブースタからの押圧力を受けてブレーキ油圧を発生する
マスタシリンダから各車輪のホイールシリンダへの油圧
経路に、各ホイールシリンダの油圧を増圧・保持・減圧
する電磁弁を備えた装置において、制御実行時(ステッ
プ120)に各電磁弁が減圧位置に駆動された時間を積
算し(ステップ150)、その積算時間が所定値以上と
なってマスタシリンダ側のブレーキ油が所定量以上減少
した場合には、空気圧制御弁によりブレーキブースタの
作動を停止或は逆方向に作動させて、マスタシリンダピ
ストンをブレーキ油圧の減圧方向に移動させる(ステッ
プ160〜190)。
も各車輪のブレーキ油圧を個々に応答性よく制御可能な
アンチスキッド制御装置を提供する。 【構成】 ブレーキペダルの押圧力を増圧するブレーキ
ブースタからの押圧力を受けてブレーキ油圧を発生する
マスタシリンダから各車輪のホイールシリンダへの油圧
経路に、各ホイールシリンダの油圧を増圧・保持・減圧
する電磁弁を備えた装置において、制御実行時(ステッ
プ120)に各電磁弁が減圧位置に駆動された時間を積
算し(ステップ150)、その積算時間が所定値以上と
なってマスタシリンダ側のブレーキ油が所定量以上減少
した場合には、空気圧制御弁によりブレーキブースタの
作動を停止或は逆方向に作動させて、マスタシリンダピ
ストンをブレーキ油圧の減圧方向に移動させる(ステッ
プ160〜190)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の制動時にブレー
キ油圧を制御してスリップを防止するアンチスキッド制
御装置に関する。
キ油圧を制御してスリップを防止するアンチスキッド制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2−20461
号公報に開示されている如く、常時負圧に保持された定
圧室、ブレーキペダルと連動する制御弁により負圧から
大気圧に切り替えられる変圧室、及び定圧室と変圧室と
の間に配設された可動壁とからなり、ブレーキペダルの
押圧力を増圧してマスタシリンダに伝達するブレーキブ
ースタを備えた車両において、ブレーキブースタの定圧
室に大気を導入し、更に変圧室を負圧にしたりすること
により、ブレーキブースタの動作を停止したり逆方向に
作動させて、マスタシリンダからホイールシリンダに伝
達されるブレーキ油圧を制御するように構成されたアン
チスキッド制御装置が知られている。
号公報に開示されている如く、常時負圧に保持された定
圧室、ブレーキペダルと連動する制御弁により負圧から
大気圧に切り替えられる変圧室、及び定圧室と変圧室と
の間に配設された可動壁とからなり、ブレーキペダルの
押圧力を増圧してマスタシリンダに伝達するブレーキブ
ースタを備えた車両において、ブレーキブースタの定圧
室に大気を導入し、更に変圧室を負圧にしたりすること
により、ブレーキブースタの動作を停止したり逆方向に
作動させて、マスタシリンダからホイールシリンダに伝
達されるブレーキ油圧を制御するように構成されたアン
チスキッド制御装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置では、マ
スタシリンダからホイールシリンダに伝達されるブレー
キ油圧をブレーキブースタの空気圧制御により行うた
め、制御実行時にブレーキ油圧を増圧するためのポンプ
やモータが不要となり、一般のアンチスキッド制御装置
に比べて低コストで実現することができるようになるの
であるが、ブレーキブースタの空気圧制御によるもので
あるため、ブレーキ油圧を増減する際の応答性が悪いと
いった問題があった。
スタシリンダからホイールシリンダに伝達されるブレー
キ油圧をブレーキブースタの空気圧制御により行うた
め、制御実行時にブレーキ油圧を増圧するためのポンプ
やモータが不要となり、一般のアンチスキッド制御装置
に比べて低コストで実現することができるようになるの
であるが、ブレーキブースタの空気圧制御によるもので
あるため、ブレーキ油圧を増減する際の応答性が悪いと
いった問題があった。
【0004】またこの種の装置は、マスタシリンダから
のブレーキ油圧の増・減を制御するものであるため、制
御を各車輪毎に行うことができず、例えば1つの車輪の
ブレーキ油圧を増圧(又は減圧)する場合には、他の3
輪のブレーキ油圧を減圧(又は増圧)することができな
い、といった問題があった。
のブレーキ油圧の増・減を制御するものであるため、制
御を各車輪毎に行うことができず、例えば1つの車輪の
ブレーキ油圧を増圧(又は減圧)する場合には、他の3
輪のブレーキ油圧を減圧(又は増圧)することができな
い、といった問題があった。
【0005】本発明はこうした問題を解決するためにな
されたもので、ブレーキ油圧増圧のためのポンプやモー
タ等の油圧源が不要で、しかも各車輪のブレーキ油圧を
個々に応答性よく制御可能なアンチスキッド制御装置を
提供することを目的としている。
されたもので、ブレーキ油圧増圧のためのポンプやモー
タ等の油圧源が不要で、しかも各車輪のブレーキ油圧を
個々に応答性よく制御可能なアンチスキッド制御装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明は、図1に例示する如く、負圧
源に連通された定圧室と、ブレーキペダルに連動する制
御弁により定圧室から大気側に連通状態が切り替えられ
る変圧室と、該定圧室と変圧室との間に配設された可動
壁とを備え、上記各室の圧力差による可動壁の移動によ
ってブレーキペダルの押圧力を増圧するブレーキブース
タと、該ブレーキブースタにて増圧されたブレーキペダ
ルの押圧力により移動するピストンによりブレーキ油圧
を発生するマスタシリンダと、該マスタシリンダが発生
したブレーキ油圧を車両各車輪のホイールシリンダに各
々伝達する油圧経路と、上記マスタシリンダにブレーキ
油を供給可能に接続されたリザーバと、上記各油圧経路
に設けられ、該経路を連通してホイールシリンダ内のブ
レーキ油圧をマスタシリンダにより増圧可能にする増圧
位置、該経路を遮断してホイールシリンダ内のブレーキ
油圧を保持する保持位置、及び該油圧経路を遮断すると
共にホイールシリンダを上記リザーバ側に接続してホイ
ールシリンダ内のブレーキ油圧を減圧する減圧位置の何
れかに切替可能な油圧制御弁と、車輪のスリップ判定を
行ない、該判定結果に応じて上記各油圧制御弁を駆動し
て上記各ホイールシリンダ内のブレーキ油圧を減圧・保
持・増圧する制御手段と、該制御手段が上記油圧制御弁
を減圧位置に駆動することによりリザーバ側に流れるブ
レーキ油の量が所定量以上となったか否かを判定する判
定手段と、該判定手段によりリザーバ側へのブレーキ油
の流出量が所定量以上となったと判定されると、上記ブ
レーキブースタの定圧室と負圧源との連通を遮断して該
定圧室を大気側に開放することにより、上記ピストンを
ブレーキ油圧の減圧側に移動させる定圧室昇圧手段と、
該定圧室昇圧手段の作動時に、上記油圧制御弁を保持位
置に駆動して、各ホイールシリンダ内のブレーキ油圧を
保持するブレーキ油圧保持手段と、を備えたことを特徴
とするアンチスキッド制御装置を要旨としている。
るためになされた本発明は、図1に例示する如く、負圧
源に連通された定圧室と、ブレーキペダルに連動する制
御弁により定圧室から大気側に連通状態が切り替えられ
る変圧室と、該定圧室と変圧室との間に配設された可動
壁とを備え、上記各室の圧力差による可動壁の移動によ
ってブレーキペダルの押圧力を増圧するブレーキブース
タと、該ブレーキブースタにて増圧されたブレーキペダ
ルの押圧力により移動するピストンによりブレーキ油圧
を発生するマスタシリンダと、該マスタシリンダが発生
したブレーキ油圧を車両各車輪のホイールシリンダに各
々伝達する油圧経路と、上記マスタシリンダにブレーキ
油を供給可能に接続されたリザーバと、上記各油圧経路
に設けられ、該経路を連通してホイールシリンダ内のブ
レーキ油圧をマスタシリンダにより増圧可能にする増圧
位置、該経路を遮断してホイールシリンダ内のブレーキ
油圧を保持する保持位置、及び該油圧経路を遮断すると
共にホイールシリンダを上記リザーバ側に接続してホイ
ールシリンダ内のブレーキ油圧を減圧する減圧位置の何
れかに切替可能な油圧制御弁と、車輪のスリップ判定を
行ない、該判定結果に応じて上記各油圧制御弁を駆動し
て上記各ホイールシリンダ内のブレーキ油圧を減圧・保
持・増圧する制御手段と、該制御手段が上記油圧制御弁
を減圧位置に駆動することによりリザーバ側に流れるブ
レーキ油の量が所定量以上となったか否かを判定する判
定手段と、該判定手段によりリザーバ側へのブレーキ油
の流出量が所定量以上となったと判定されると、上記ブ
レーキブースタの定圧室と負圧源との連通を遮断して該
定圧室を大気側に開放することにより、上記ピストンを
ブレーキ油圧の減圧側に移動させる定圧室昇圧手段と、
該定圧室昇圧手段の作動時に、上記油圧制御弁を保持位
置に駆動して、各ホイールシリンダ内のブレーキ油圧を
保持するブレーキ油圧保持手段と、を備えたことを特徴
とするアンチスキッド制御装置を要旨としている。
【0007】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された本発明
のアンチスキッド制御装置においては、制御手段が、車
輪のスリップ判定を行ない、その判定結果に応じて油圧
制御弁を駆動することにより、各ホイールシリンダのブ
レーキ油圧を減圧・保持・増圧する。この制御は、ブレ
ーキ油圧増圧のための油圧源を備えた一般のアンチスキ
ッド制御装置と同様の動作であり、油圧制御弁の駆動に
より直接油圧を制御するため、制御の応答性を確保でき
る。
のアンチスキッド制御装置においては、制御手段が、車
輪のスリップ判定を行ない、その判定結果に応じて油圧
制御弁を駆動することにより、各ホイールシリンダのブ
レーキ油圧を減圧・保持・増圧する。この制御は、ブレ
ーキ油圧増圧のための油圧源を備えた一般のアンチスキ
ッド制御装置と同様の動作であり、油圧制御弁の駆動に
より直接油圧を制御するため、制御の応答性を確保でき
る。
【0008】ところでこのアンチスキッド制御実行時に
油圧制御弁が減圧位置に駆動されると、ホイールシリン
ダ内のブレーキ油はリザーバ側に排出される。このた
め、マスタシリンダから各ホイールシリンダへの油圧経
路内でのブレーキ油が減少し、油圧制御弁の減圧位置へ
の駆動時間が長くなると、マスタシリンダ内のピストン
が増圧側に底付き、その後油圧制御弁を増圧位置に切り
替えても、ホイールシリンダ内のブレーキ油圧を増圧す
ることができなくなる。また逆にリザーバの容量に限界
がある場合には、油圧制御弁の減圧位置への駆動時間が
長くなると、油圧制御弁を減圧位置に駆動してもホイー
ルシリンダ内のブレーキ油をリザーバ側に排出できず、
ブレーキ油圧を減圧することができなくなる。
油圧制御弁が減圧位置に駆動されると、ホイールシリン
ダ内のブレーキ油はリザーバ側に排出される。このた
め、マスタシリンダから各ホイールシリンダへの油圧経
路内でのブレーキ油が減少し、油圧制御弁の減圧位置へ
の駆動時間が長くなると、マスタシリンダ内のピストン
が増圧側に底付き、その後油圧制御弁を増圧位置に切り
替えても、ホイールシリンダ内のブレーキ油圧を増圧す
ることができなくなる。また逆にリザーバの容量に限界
がある場合には、油圧制御弁の減圧位置への駆動時間が
長くなると、油圧制御弁を減圧位置に駆動してもホイー
ルシリンダ内のブレーキ油をリザーバ側に排出できず、
ブレーキ油圧を減圧することができなくなる。
【0009】しかし本発明では、判定手段が、該制御手
段が油圧制御弁を減圧位置に駆動することによりリザー
バ側に流れるブレーキ油の量が所定量以上となったか否
かを判定し、この判定手段にてリザーバ側へのブレーキ
油の流出量が所定量以上となったと判定されると、定圧
室昇圧手段が、ブレーキブースタの定圧室と負圧源との
連通を遮断して定圧室を大気側に開放することによりマ
スタシリンダのピストンをブレーキ油圧の減圧側に移動
させると共に、ブレーキ油圧保持手段が、油圧制御弁を
保持位置に駆動して各ホイールシリンダ内のブレーキ油
圧を保持する。またリザーバは、マスタシリンダ側にブ
レーキ油を供給可能に接続されている。
段が油圧制御弁を減圧位置に駆動することによりリザー
バ側に流れるブレーキ油の量が所定量以上となったか否
かを判定し、この判定手段にてリザーバ側へのブレーキ
油の流出量が所定量以上となったと判定されると、定圧
室昇圧手段が、ブレーキブースタの定圧室と負圧源との
連通を遮断して定圧室を大気側に開放することによりマ
スタシリンダのピストンをブレーキ油圧の減圧側に移動
させると共に、ブレーキ油圧保持手段が、油圧制御弁を
保持位置に駆動して各ホイールシリンダ内のブレーキ油
圧を保持する。またリザーバは、マスタシリンダ側にブ
レーキ油を供給可能に接続されている。
【0010】このため上記のようにブレーキ油圧の減圧
時間が長くなって、ブレーキ油圧の増圧又は減圧制御が
できなくなるような場合には、判定手段,定圧室昇圧手
段,及びブレーキ油圧保持手段の動作によって、リザー
バに蓄えられたブレーキ油がマスタシリンダ側に戻され
ることとなり、ブレーキ油のリザーバへの流出によりブ
レーキ油圧の増圧又は減圧制御ができなくなるといった
問題は発生しない。
時間が長くなって、ブレーキ油圧の増圧又は減圧制御が
できなくなるような場合には、判定手段,定圧室昇圧手
段,及びブレーキ油圧保持手段の動作によって、リザー
バに蓄えられたブレーキ油がマスタシリンダ側に戻され
ることとなり、ブレーキ油のリザーバへの流出によりブ
レーキ油圧の増圧又は減圧制御ができなくなるといった
問題は発生しない。
【0011】従って本発明によれば、制御の応答性を低
下させることなく、ブレーキ油圧増圧のための油圧源を
不要とすることができ、低コストで信頼性の高いアンチ
スキッド制御装置を提供することが可能となる。
下させることなく、ブレーキ油圧増圧のための油圧源を
不要とすることができ、低コストで信頼性の高いアンチ
スキッド制御装置を提供することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は本発明が適用された第1実施例の4輪車
両用のアンチスキッド制御装置の構成を表す概略構成図
である。
る。まず図2は本発明が適用された第1実施例の4輪車
両用のアンチスキッド制御装置の構成を表す概略構成図
である。
【0013】図に示す如く本実施例のアンチスキッド制
御装置においては、ブレーキ油圧を発生するマスタシリ
ンダ1からのブレーキ油が、車両各車輪(左前輪FL,
右前輪FR,左後輪RL,右後輪RR)を制動するため
のホイールシリンダ2FL,2FR,2RL,2RRに、2系統
の油圧配管4,6を介して夫々供給される。
御装置においては、ブレーキ油圧を発生するマスタシリ
ンダ1からのブレーキ油が、車両各車輪(左前輪FL,
右前輪FR,左後輪RL,右後輪RR)を制動するため
のホイールシリンダ2FL,2FR,2RL,2RRに、2系統
の油圧配管4,6を介して夫々供給される。
【0014】またマスタシリンダ1から各ホイールシリ
ンダ2FL〜2RRへの油圧配管上には、夫々、油圧配管を
連通して各ホイールシリンダ2FL〜2RRのブレーキ油圧
をマスタシリンダ1からの圧油によって増圧させる増圧
位置、油つ経路を遮断して各ホイールシリンダ2FL〜2
RR内のブレーキ油圧を保持させる保持位置、各ホイール
シリンダ2FL〜2RRを低圧配管7を介してリザーブタン
ク8に接続することにより各ホイールシリンダ2FL〜2
RR内のブレーキ油圧を減圧させる減圧位置、のいずれか
に切替可能な3ポート3位置の油圧制御弁(以下、単に
電磁弁という)10FL,10FR,10RL,10RRが設け
られ、更に左右後輪のホイールシリンダ2RL,2RRへの
油圧配管上には、左右後輪のホイールシリンダ2RL,2
RRのブレーキ油圧を前輪のホイールシリンダ2FL,2FR
に対して所定比率小さくするためのプロポーショニング
バルブ12RL,12RRが設けられている。尚電磁弁10
FL〜10RRは、通常、図に示す増圧位置に切り換えら
れ、マスタシリンダ1からのブレーキ油圧によって各車
輪に制動力を与えることができるようにされている。
ンダ2FL〜2RRへの油圧配管上には、夫々、油圧配管を
連通して各ホイールシリンダ2FL〜2RRのブレーキ油圧
をマスタシリンダ1からの圧油によって増圧させる増圧
位置、油つ経路を遮断して各ホイールシリンダ2FL〜2
RR内のブレーキ油圧を保持させる保持位置、各ホイール
シリンダ2FL〜2RRを低圧配管7を介してリザーブタン
ク8に接続することにより各ホイールシリンダ2FL〜2
RR内のブレーキ油圧を減圧させる減圧位置、のいずれか
に切替可能な3ポート3位置の油圧制御弁(以下、単に
電磁弁という)10FL,10FR,10RL,10RRが設け
られ、更に左右後輪のホイールシリンダ2RL,2RRへの
油圧配管上には、左右後輪のホイールシリンダ2RL,2
RRのブレーキ油圧を前輪のホイールシリンダ2FL,2FR
に対して所定比率小さくするためのプロポーショニング
バルブ12RL,12RRが設けられている。尚電磁弁10
FL〜10RRは、通常、図に示す増圧位置に切り換えら
れ、マスタシリンダ1からのブレーキ油圧によって各車
輪に制動力を与えることができるようにされている。
【0015】リザーブタンク8は、ブレーキ油を蓄える
ためのもので、蓄えたブレーキ油をマスタシリンダ1側
に供給できるように、マスタシリンダ1に接続されてい
る。またマスタシリンダ1内には、ブレーキ油圧を発生
してその圧油を上記各油圧配管4、6に各々出力するた
めに、ばね14,16によりブレーキペダル18側に付
勢された2つのピストン20,22が直列に配設されて
いる。そしてマスタシリンダ1のブレーキペダル18側
ピストン22には、ブレーキブースタ24を介してブレ
ーキペダル18の押圧力が伝達され、この押圧力により
ピストン20,22がばね14,16の付勢力に抗して
図における左方向に移動することによりブレーキ油を昇
圧する。
ためのもので、蓄えたブレーキ油をマスタシリンダ1側
に供給できるように、マスタシリンダ1に接続されてい
る。またマスタシリンダ1内には、ブレーキ油圧を発生
してその圧油を上記各油圧配管4、6に各々出力するた
めに、ばね14,16によりブレーキペダル18側に付
勢された2つのピストン20,22が直列に配設されて
いる。そしてマスタシリンダ1のブレーキペダル18側
ピストン22には、ブレーキブースタ24を介してブレ
ーキペダル18の押圧力が伝達され、この押圧力により
ピストン20,22がばね14,16の付勢力に抗して
図における左方向に移動することによりブレーキ油を昇
圧する。
【0016】次にブレーキブースタ24は、真空源に連
通された定圧室24aと、通常時には定圧室24aに連
通され、運転者によりブレーキペダル18が押圧される
と図示しない制御弁により定圧室24aとの連通が遮断
されて大気側に連通される変圧室24bと、該定圧室2
4aと変圧室24bとの間に配設された可動壁24cと
を備え、ブレーキペダル18の押圧時に定圧室24aと
変圧室24bとの圧力差により可動壁が移動して、ブレ
ーキペダル18の押圧力を増圧する、周知ものものであ
り、本実施例では、定圧室24aと真空源とを連通する
通気経路に、定圧室24aと真空源との連通を遮断し
て、定圧室24aに大気を導入することにより、ブレー
キブースタ24の作動を停止させる、定圧室昇圧手段と
しての空気圧制御弁26が設けられている。
通された定圧室24aと、通常時には定圧室24aに連
通され、運転者によりブレーキペダル18が押圧される
と図示しない制御弁により定圧室24aとの連通が遮断
されて大気側に連通される変圧室24bと、該定圧室2
4aと変圧室24bとの間に配設された可動壁24cと
を備え、ブレーキペダル18の押圧時に定圧室24aと
変圧室24bとの圧力差により可動壁が移動して、ブレ
ーキペダル18の押圧力を増圧する、周知ものものであ
り、本実施例では、定圧室24aと真空源とを連通する
通気経路に、定圧室24aと真空源との連通を遮断し
て、定圧室24aに大気を導入することにより、ブレー
キブースタ24の作動を停止させる、定圧室昇圧手段と
しての空気圧制御弁26が設けられている。
【0017】この空気圧制御弁26は、上記電磁弁10
FL〜10RRと共に電子制御回路(ECU)30により、
駆動制御される。ECU30は、CPU,ROM,RA
M等を備えた周知のマイクロコンピュータにより構成さ
れており、車両各車輪FL,FR,RL,RRの回転速
度を検出する速度センサ28FL,28FR,28RL,28
RRからの検出信号を取り込み、各車輪毎にホイールシリ
ンダ2FL〜2RRのブレーキ油圧を制御する。
FL〜10RRと共に電子制御回路(ECU)30により、
駆動制御される。ECU30は、CPU,ROM,RA
M等を備えた周知のマイクロコンピュータにより構成さ
れており、車両各車輪FL,FR,RL,RRの回転速
度を検出する速度センサ28FL,28FR,28RL,28
RRからの検出信号を取り込み、各車輪毎にホイールシリ
ンダ2FL〜2RRのブレーキ油圧を制御する。
【0018】以下、このECU30が実行する制御処理
について、図3に示すフローチャートに沿って説明す
る。なおこの処理は、電源投入後、ECU30にて繰り
返し実行される処理である。図3に示す如く、処理が開
始されると、まずステップ110にて、上記各速度セン
サ28FL,28FR,28RL,28RRからの検出信号に基
づき、車両制動時の車輪のロック傾向を判定し、ロック
傾向にある車輪があれば、ステップ120に移行して、
各電磁弁10FL〜10RRの弁位置を、減圧,保持,又は
増圧位置のいずれかに切替制御することにより、各車輪
のスリップ率が路面との摩擦係数が最大となる所定スリ
ップ率となるように各ホイールシリンダ2FL〜2RRのブ
レーキ油圧を制御する、周知のアンチスキッド制御を実
行する。尚このステップ120の処理は、前述の制御手
段に相当する。
について、図3に示すフローチャートに沿って説明す
る。なおこの処理は、電源投入後、ECU30にて繰り
返し実行される処理である。図3に示す如く、処理が開
始されると、まずステップ110にて、上記各速度セン
サ28FL,28FR,28RL,28RRからの検出信号に基
づき、車両制動時の車輪のロック傾向を判定し、ロック
傾向にある車輪があれば、ステップ120に移行して、
各電磁弁10FL〜10RRの弁位置を、減圧,保持,又は
増圧位置のいずれかに切替制御することにより、各車輪
のスリップ率が路面との摩擦係数が最大となる所定スリ
ップ率となるように各ホイールシリンダ2FL〜2RRのブ
レーキ油圧を制御する、周知のアンチスキッド制御を実
行する。尚このステップ120の処理は、前述の制御手
段に相当する。
【0019】そして続くステップ130では、そのアン
チスキッド制御により減圧位置に制御されている電磁弁
が存在するか否かを判断し、減圧位置に制御されている
電磁弁がなければ、ステップ140に移行して、アンチ
スキッド制御の終了条件が成立したか否かを判断するこ
とによりアンチスキッド制御を終了するか否かを判断
し、制御の終了条件が成立していなければ、再度ステッ
プ120に移行して、アンチスキッド制御を継続し、制
御の終了条件が成立していれば、一旦当該処理を終了し
て、再度ステップ110に移行する。
チスキッド制御により減圧位置に制御されている電磁弁
が存在するか否かを判断し、減圧位置に制御されている
電磁弁がなければ、ステップ140に移行して、アンチ
スキッド制御の終了条件が成立したか否かを判断するこ
とによりアンチスキッド制御を終了するか否かを判断
し、制御の終了条件が成立していなければ、再度ステッ
プ120に移行して、アンチスキッド制御を継続し、制
御の終了条件が成立していれば、一旦当該処理を終了し
て、再度ステップ110に移行する。
【0020】一方ステップ130にて、減圧位置に制御
されている電磁弁があると判断されると、ステップ15
0に移行して、全ての電磁弁10FL,10FR,10RL,
10RRの減圧時間の積算時間を表すデータを更新し、続
くステップ160にて、その積算時間は、所定値以上と
なったか否かを判断する。
されている電磁弁があると判断されると、ステップ15
0に移行して、全ての電磁弁10FL,10FR,10RL,
10RRの減圧時間の積算時間を表すデータを更新し、続
くステップ160にて、その積算時間は、所定値以上と
なったか否かを判断する。
【0021】このステップ150及びステップ160の
処理は、前述の判定手段に相当し、本実施例では、各電
磁弁10FL〜10RRの減圧時間を積算することにより、
各電磁弁10FL〜10RRを介してリザーブタンク8側に
流れるブレーキ油の量が所定量以上となったか否かを判
断している。
処理は、前述の判定手段に相当し、本実施例では、各電
磁弁10FL〜10RRの減圧時間を積算することにより、
各電磁弁10FL〜10RRを介してリザーブタンク8側に
流れるブレーキ油の量が所定量以上となったか否かを判
断している。
【0022】そしてステップ160にて、積算時間が所
定値以上に達していないと判断されると、再度ステップ
120に移行し、ステップ160にて、積算時間が所定
値以上に達したと判断されると、ステップ170に移行
して、現在減圧位置に制御されている電磁弁とは異なる
他の電磁弁の内、増圧位置にある電磁弁は存在するか否
かを判断し、増圧位置にある電磁弁があれば、その電磁
弁を保持位置に切り替える、ブレーキ油圧保持手段とし
ての処理を実行する。
定値以上に達していないと判断されると、再度ステップ
120に移行し、ステップ160にて、積算時間が所定
値以上に達したと判断されると、ステップ170に移行
して、現在減圧位置に制御されている電磁弁とは異なる
他の電磁弁の内、増圧位置にある電磁弁は存在するか否
かを判断し、増圧位置にある電磁弁があれば、その電磁
弁を保持位置に切り替える、ブレーキ油圧保持手段とし
ての処理を実行する。
【0023】そして続くステップ180では、空気圧制
御弁26を所定時間駆動して、ブレーキブースタ24の
定圧室24aに大気を導入することにより、ブレーキブ
ースタ24の作動を停止して、マスタシリンダ1内のピ
ストン20,22をブレーキ油圧の減圧方向(図におけ
る右方向)に移動させ、続くステップ190にて、ステ
ップ170で保持位置に切り換えた電磁弁を増圧位置に
復帰させた後、再度ステップ120に移行する。
御弁26を所定時間駆動して、ブレーキブースタ24の
定圧室24aに大気を導入することにより、ブレーキブ
ースタ24の作動を停止して、マスタシリンダ1内のピ
ストン20,22をブレーキ油圧の減圧方向(図におけ
る右方向)に移動させ、続くステップ190にて、ステ
ップ170で保持位置に切り換えた電磁弁を増圧位置に
復帰させた後、再度ステップ120に移行する。
【0024】即ち、本実施例のアンチスキッド制御装置
においては、アンチスキッド制御実行時に、各ホイール
シリンダ2FL〜2RRのブレーキ油圧を増圧するための油
圧源が備えられておらず、電磁弁10FL〜10RRの減圧
位置への駆動時間が長くなると、マスタシリンダ1から
各ホイールシリンダ2FL〜2RRへの油圧配管4,6内で
のブレーキ油の量が少なくなって、ブレーキブースタ2
4の動作によってマスタシリンダ1内のピストン20,
22がブレーキペダル18とは反対側壁面に当接され
て、その後ブレーキ油圧を増圧することができなくなっ
てしまうため、本実施例では、電磁弁10FL〜10RRの
減圧位置への駆動時間を積算することにより、油圧配管
4,6内でのブレーキ油の減少状態を監視し、その積算
時間が所定値以上となって、ブレーキ油圧を増圧するこ
とができなくなるような場合には、全て電磁弁10FL〜
10RRを増圧位置以外の弁位置に切り替え、ブレーキブ
ースタ24の定圧室24aに大気を導入することによ
り、ブレーキブースタ24の増圧動作を停止させて、マ
スタシリンダ1内のピストン20,22をばね14,1
6の付勢力によりブレーキ油圧の減圧方向に戻し、油圧
配管4,6内にリザーブタンク8内のブレーキ油を補給
させる。
においては、アンチスキッド制御実行時に、各ホイール
シリンダ2FL〜2RRのブレーキ油圧を増圧するための油
圧源が備えられておらず、電磁弁10FL〜10RRの減圧
位置への駆動時間が長くなると、マスタシリンダ1から
各ホイールシリンダ2FL〜2RRへの油圧配管4,6内で
のブレーキ油の量が少なくなって、ブレーキブースタ2
4の動作によってマスタシリンダ1内のピストン20,
22がブレーキペダル18とは反対側壁面に当接され
て、その後ブレーキ油圧を増圧することができなくなっ
てしまうため、本実施例では、電磁弁10FL〜10RRの
減圧位置への駆動時間を積算することにより、油圧配管
4,6内でのブレーキ油の減少状態を監視し、その積算
時間が所定値以上となって、ブレーキ油圧を増圧するこ
とができなくなるような場合には、全て電磁弁10FL〜
10RRを増圧位置以外の弁位置に切り替え、ブレーキブ
ースタ24の定圧室24aに大気を導入することによ
り、ブレーキブースタ24の増圧動作を停止させて、マ
スタシリンダ1内のピストン20,22をばね14,1
6の付勢力によりブレーキ油圧の減圧方向に戻し、油圧
配管4,6内にリザーブタンク8内のブレーキ油を補給
させる。
【0025】この結果、その後ブレーキブースタ24の
定圧室24aが真空になって、ブレーキブースタ24の
増圧動作が再開されれば、ブレーキ油圧を増圧すること
ができるようになり、アンチスキッド制御を継続できる
ようになる。ここで上記第1実施例のアンチスキッド制
御では、電磁弁10FL〜10RRが減圧位置にある時に、
ホイールシリンダ2FL〜2RR内のブレーキ油を低圧配管
7を介してリザーブタンク8に排出するように構成した
が、例えば図4に示す第2実施例のアンチスキッド制御
装置のように、低圧配管7にアンチスキッド制御専用の
リザーバ32a,32bを設け、電磁弁10FL〜10RR
が減圧位置にある時にはホイールシリンダ2FL〜2RR内
のブレーキ油が各リザーバ32a,32bに排出される
ようにし、低圧配管7と各油圧配管4,6との間に、低
圧配管7内の油圧が上記各油圧配管4,6内のブレーキ
油圧を越えた時に低圧配管7内のブレーキ油を油圧配管
4,6側に供給するための逆止弁34a,34bを設け
たシステムにも、本発明を適用することができる。
定圧室24aが真空になって、ブレーキブースタ24の
増圧動作が再開されれば、ブレーキ油圧を増圧すること
ができるようになり、アンチスキッド制御を継続できる
ようになる。ここで上記第1実施例のアンチスキッド制
御では、電磁弁10FL〜10RRが減圧位置にある時に、
ホイールシリンダ2FL〜2RR内のブレーキ油を低圧配管
7を介してリザーブタンク8に排出するように構成した
が、例えば図4に示す第2実施例のアンチスキッド制御
装置のように、低圧配管7にアンチスキッド制御専用の
リザーバ32a,32bを設け、電磁弁10FL〜10RR
が減圧位置にある時にはホイールシリンダ2FL〜2RR内
のブレーキ油が各リザーバ32a,32bに排出される
ようにし、低圧配管7と各油圧配管4,6との間に、低
圧配管7内の油圧が上記各油圧配管4,6内のブレーキ
油圧を越えた時に低圧配管7内のブレーキ油を油圧配管
4,6側に供給するための逆止弁34a,34bを設け
たシステムにも、本発明を適用することができる。
【0026】即ち、図4に示す第2実施例のシステムに
おいては、各電磁弁10FL〜10RRによるブレーキ油の
減圧時間が長くなると、油圧配管4,6内のブレーキ油
が減少してマスタシリンダ1内のピストン20,22が
ブレーキペダル18とは反対側壁面に当接する前に、リ
ザーバ32a,32bにブレーキ油を排出できなくなっ
て、低圧配管7内の油圧が上昇し、ブレーキ油圧を減圧
することができなくなるが、こうしたシステムにおい
て、上記実施例と同様の制御を実行すれば、ブレーキ油
圧の減圧ができなくなる前に、低圧配管7内のブレーキ
油を逆止弁34a,34bを介して油圧配管4,6、延
いてはマスタシリンダ1側に戻して、アンチスキッド制
御を継続することができるようになる。
おいては、各電磁弁10FL〜10RRによるブレーキ油の
減圧時間が長くなると、油圧配管4,6内のブレーキ油
が減少してマスタシリンダ1内のピストン20,22が
ブレーキペダル18とは反対側壁面に当接する前に、リ
ザーバ32a,32bにブレーキ油を排出できなくなっ
て、低圧配管7内の油圧が上昇し、ブレーキ油圧を減圧
することができなくなるが、こうしたシステムにおい
て、上記実施例と同様の制御を実行すれば、ブレーキ油
圧の減圧ができなくなる前に、低圧配管7内のブレーキ
油を逆止弁34a,34bを介して油圧配管4,6、延
いてはマスタシリンダ1側に戻して、アンチスキッド制
御を継続することができるようになる。
【0027】また次に上記第1及び第2実施例のアンチ
スキッド制御装置では、マスタシリンダ1のシリンダ径
が均一なものについて説明したが、例えば図5に示す第
3実施例のアンチスキッド制御装置のように、マスタシ
リンダ1のブレーキブースタ24側に段付部1aを形成
して、ブレーキブースタ24側のシリンダ径を他の部分
より大きくすると共に、ブレーキブースタ24側のピス
トン22にも、マスタシリンダ1の各径に対応した摺動
部22a、22bを形成し、更にリザーブタンク8から
ピストン22側へのブレーキ油供給経路にはその経路を
遮断可能な電磁弁38を、またピストン20側へのブレ
ーキ油供給経路にはその経路を遮断してピストン22の
ブレーキ油供給経路からブレーキ油を供給可能にする電
磁弁36を、夫々設け、図6に示す如く、アンチスキッ
ド制御実行時には、電磁弁36,38を駆動してリザー
ブタンク8からマスタシリンダ1へのブレーキ油供給経
路を遮断し(ステップ210)、アンチスキッド制御の
終了時及びブレーキブースタ24の定圧室24aに大気
を導入してマスタシリンダ1のピストン20,22をブ
レーキ油圧の減圧方向に移動させる場合に、リザーブタ
ンク8からマスタシリンダ1へのブレーキ油供給経路を
開放する(ステップ220,230)ようにしてもよ
い。
スキッド制御装置では、マスタシリンダ1のシリンダ径
が均一なものについて説明したが、例えば図5に示す第
3実施例のアンチスキッド制御装置のように、マスタシ
リンダ1のブレーキブースタ24側に段付部1aを形成
して、ブレーキブースタ24側のシリンダ径を他の部分
より大きくすると共に、ブレーキブースタ24側のピス
トン22にも、マスタシリンダ1の各径に対応した摺動
部22a、22bを形成し、更にリザーブタンク8から
ピストン22側へのブレーキ油供給経路にはその経路を
遮断可能な電磁弁38を、またピストン20側へのブレ
ーキ油供給経路にはその経路を遮断してピストン22の
ブレーキ油供給経路からブレーキ油を供給可能にする電
磁弁36を、夫々設け、図6に示す如く、アンチスキッ
ド制御実行時には、電磁弁36,38を駆動してリザー
ブタンク8からマスタシリンダ1へのブレーキ油供給経
路を遮断し(ステップ210)、アンチスキッド制御の
終了時及びブレーキブースタ24の定圧室24aに大気
を導入してマスタシリンダ1のピストン20,22をブ
レーキ油圧の減圧方向に移動させる場合に、リザーブタ
ンク8からマスタシリンダ1へのブレーキ油供給経路を
開放する(ステップ220,230)ようにしてもよ
い。
【0028】そしてこの場合には、アンチスキッド制御
開始後、ブレーキブースタ24により直接駆動されるピ
ストン22の移動に伴う段付部1aでの容量変化分だけ
ブレーキ油圧を増圧することができるため、ブレーキ油
圧増圧時のピストンの前進量を減少させることができ、
この結果、マスタシリンダの後退動作回数,即ち空気圧
制御弁26の通電回数を減らすことができる。
開始後、ブレーキブースタ24により直接駆動されるピ
ストン22の移動に伴う段付部1aでの容量変化分だけ
ブレーキ油圧を増圧することができるため、ブレーキ油
圧増圧時のピストンの前進量を減少させることができ、
この結果、マスタシリンダの後退動作回数,即ち空気圧
制御弁26の通電回数を減らすことができる。
【0029】また更に上記各実施例では、ブレーキ油の
低圧配管7側への排出量を各電磁弁10FL〜10RRの減
圧位置への駆動時間を積算することにより監視するもの
として説明したが、例えば図7に示す第4実施例のアン
チスキッド制御装置のように、マスタシリンダ1のピス
トン22に磁石40を埋め込み、一対のリードスイッチ
A,Bにより、磁石40が発生する磁界の変化からピス
トン22の位置を検出するようにしても、ブレーキ油の
低圧配管7側への排出量の増加に伴うマスタシリンダ1
内のピストン20,22の底付きを検出することができ
る。
低圧配管7側への排出量を各電磁弁10FL〜10RRの減
圧位置への駆動時間を積算することにより監視するもの
として説明したが、例えば図7に示す第4実施例のアン
チスキッド制御装置のように、マスタシリンダ1のピス
トン22に磁石40を埋め込み、一対のリードスイッチ
A,Bにより、磁石40が発生する磁界の変化からピス
トン22の位置を検出するようにしても、ブレーキ油の
低圧配管7側への排出量の増加に伴うマスタシリンダ1
内のピストン20,22の底付きを検出することができ
る。
【0030】即ち、こうしたシステムにおいては、例え
ば図8に示す如く、車輪のロック傾向が判定されて(ス
テップ310)、アンチスキッド制御が実行(ステップ
320)されている場合に、リードスイッチAがONし
たか否かを判断することにより、ブレーキ油圧の減圧制
御によってピストン20,22がブレーキ油圧の増圧不
能となる限界位置近傍になったか否かを判断し(ステッ
プ330)、リードスイッチAがONしてピストン2
0,22が限界位置になっていれば、増圧位置にある電
磁弁を保持位置に切り替えた後(ステップ350)、空
気圧制御弁26をONして、リードスイッチBがONす
る所定位置までピストン20,22をブレーキ油圧の減
圧方向に移動させ(ステップ360,370)るように
すれば、上記各実施例と同様の効果を得ることができ
る。尚図8において、ステップ340,380,390
では、夫々、図3に示すステップ140,180,19
0と同様の処理が実行される。
ば図8に示す如く、車輪のロック傾向が判定されて(ス
テップ310)、アンチスキッド制御が実行(ステップ
320)されている場合に、リードスイッチAがONし
たか否かを判断することにより、ブレーキ油圧の減圧制
御によってピストン20,22がブレーキ油圧の増圧不
能となる限界位置近傍になったか否かを判断し(ステッ
プ330)、リードスイッチAがONしてピストン2
0,22が限界位置になっていれば、増圧位置にある電
磁弁を保持位置に切り替えた後(ステップ350)、空
気圧制御弁26をONして、リードスイッチBがONす
る所定位置までピストン20,22をブレーキ油圧の減
圧方向に移動させ(ステップ360,370)るように
すれば、上記各実施例と同様の効果を得ることができ
る。尚図8において、ステップ340,380,390
では、夫々、図3に示すステップ140,180,19
0と同様の処理が実行される。
【0031】また図7に示すアンチスキッド制御装置で
は、空気圧制御弁26が、単にブレーキブースタ24の
定圧室24aの空気圧を制御するだけでなく、定圧室2
4aが真空源に接続されている場合には変圧室24bに
大気を導入し、逆に定圧室24aに大気が導入されてい
る場合には変圧室24bを真空源に接続するようにされ
ている。これは、空気圧制御弁26の駆動時に、変圧室
24bを真空にすることにより、ブレーキブースタ24
を通常時とは逆方向に作動させて、マスタシリンダ1内
のピストン20,22をより速やかに、しかもより大き
くブレーキ油圧の減圧側に移動させるためであり、こう
することにより、制御の信頼性をより向上することがで
きる。
は、空気圧制御弁26が、単にブレーキブースタ24の
定圧室24aの空気圧を制御するだけでなく、定圧室2
4aが真空源に接続されている場合には変圧室24bに
大気を導入し、逆に定圧室24aに大気が導入されてい
る場合には変圧室24bを真空源に接続するようにされ
ている。これは、空気圧制御弁26の駆動時に、変圧室
24bを真空にすることにより、ブレーキブースタ24
を通常時とは逆方向に作動させて、マスタシリンダ1内
のピストン20,22をより速やかに、しかもより大き
くブレーキ油圧の減圧側に移動させるためであり、こう
することにより、制御の信頼性をより向上することがで
きる。
【0032】また次に上記図7のアンチスキッド制御装
置においては、マスタシリンダ1のピストン22にリー
ドスイッチA,Bを設けて、マスタシリンダ1内でのピ
ストン22の位置を検出するようにしたが、図4に示し
た第2実施例のシステムのように、低圧配管7にアンチ
スキッド制御専用のリザーバ32a,32bを設けシス
テムであれば、図9に示す第5実施例のアンチスキッド
制御装置のように、各リザーバ32a,32b内のピス
トンに磁石42a,42bを設け、各ピストンの位置を
リードスイッチA,Bにて検出するようにしても、上記
第4実施例と同様に制御を行なうことができる。
置においては、マスタシリンダ1のピストン22にリー
ドスイッチA,Bを設けて、マスタシリンダ1内でのピ
ストン22の位置を検出するようにしたが、図4に示し
た第2実施例のシステムのように、低圧配管7にアンチ
スキッド制御専用のリザーバ32a,32bを設けシス
テムであれば、図9に示す第5実施例のアンチスキッド
制御装置のように、各リザーバ32a,32b内のピス
トンに磁石42a,42bを設け、各ピストンの位置を
リードスイッチA,Bにて検出するようにしても、上記
第4実施例と同様に制御を行なうことができる。
【0033】尚図9に示すシステムにおいては、図4に
示した逆止弁34a,34bの代わりに、低圧配管7と
油圧配管4,6とを連通・遮断する電磁弁44a,44
bが設けられているため、リードスイッチAのON時に
空気圧制御弁26を駆動してマスタシリンダ1のピスト
ン20,22をブレーキ油圧減圧側に移動させる場合に
は、電磁弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,
6とを連通する位置に制御し、それ以外の場合には電磁
弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,6とを遮
断する位置に制御するようにすればよい。
示した逆止弁34a,34bの代わりに、低圧配管7と
油圧配管4,6とを連通・遮断する電磁弁44a,44
bが設けられているため、リードスイッチAのON時に
空気圧制御弁26を駆動してマスタシリンダ1のピスト
ン20,22をブレーキ油圧減圧側に移動させる場合に
は、電磁弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,
6とを連通する位置に制御し、それ以外の場合には電磁
弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,6とを遮
断する位置に制御するようにすればよい。
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】第1実施例のアンチスキッド制御装置の構成を
表す概略構成図である。
表す概略構成図である。
【図3】第1実施例のECUにて実行される制御処理を
表すフローチャートである。
表すフローチャートである。
【図4】第2実施例のアンチスキッド制御装置の構成を
表す概略構成図である。
表す概略構成図である。
【図5】第3実施例のアンチスキッド制御装置の構成を
表す概略構成図である。
表す概略構成図である。
【図6】第3実施例のECUにて実行される制御処理を
表すフローチャートである。
表すフローチャートである。
【図7】第4実施例のアンチスキッド制御装置の構成を
表す概略構成図である。
表す概略構成図である。
【図8】第4実施例のECUにて実行される制御処理を
表すフローチャートである。
表すフローチャートである。
【図9】第5実施例のアンチスキッド制御装置の構成を
表す概略構成図である。
表す概略構成図である。
1…マスタシリンダ 2FL,2FR,2RL,2RR…ホイ
ールシリンダ 4,6…油圧配管 7…低圧配管 8…リザーブタ
ンク 10FL,10FR,10RL,10RR…電磁弁(油圧制御
弁) 18…ブレーキペダル 20,22…ピストン 2
4…ブレーキブースタ 24a…定圧室 24b…変圧室 24c…可動壁 26…空気圧制御弁 28…速度センサ 32a,
32b…リザーバ 34a,34b…逆止弁 40,42a,42b…磁
石 A,B…リードスイッチ
ールシリンダ 4,6…油圧配管 7…低圧配管 8…リザーブタ
ンク 10FL,10FR,10RL,10RR…電磁弁(油圧制御
弁) 18…ブレーキペダル 20,22…ピストン 2
4…ブレーキブースタ 24a…定圧室 24b…変圧室 24c…可動壁 26…空気圧制御弁 28…速度センサ 32a,
32b…リザーバ 34a,34b…逆止弁 40,42a,42b…磁
石 A,B…リードスイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】尚図9に示すシステムにおいては、図4に
示した逆止弁34a,34bの代わりに、低圧配管7と
油圧配管4,6とを連通・遮断する電磁弁44a,44
bが設けられているため、リードスイッチAのON時に
空気圧制御弁26を駆動してマスタシリンダ1のピスト
ン20,22をブレーキ油圧減圧側に移動させる場合に
は、電磁弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,
6とを連通する位置に制御し、それ以外の場合には電磁
弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,6とを遮
断する位置に制御するようにすればよい。なお、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸
脱しない限り例えば周知の如く、3ポート3位置の電磁
弁10FL,10FR,10RL,10RRを図10に示すよう
に、2つの2ポート2位置の電磁弁10' FL,10'FR
,10'RL ,10'RR および10''FL,10''FR,1
0''RL,10''RRに置き換えた構成としてもよい。
示した逆止弁34a,34bの代わりに、低圧配管7と
油圧配管4,6とを連通・遮断する電磁弁44a,44
bが設けられているため、リードスイッチAのON時に
空気圧制御弁26を駆動してマスタシリンダ1のピスト
ン20,22をブレーキ油圧減圧側に移動させる場合に
は、電磁弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,
6とを連通する位置に制御し、それ以外の場合には電磁
弁44a,44bを低圧配管7と油圧配管4,6とを遮
断する位置に制御するようにすればよい。なお、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸
脱しない限り例えば周知の如く、3ポート3位置の電磁
弁10FL,10FR,10RL,10RRを図10に示すよう
に、2つの2ポート2位置の電磁弁10' FL,10'FR
,10'RL ,10'RR および10''FL,10''FR,1
0''RL,10''RRに置き換えた構成としてもよい。
Claims (1)
- 【請求項1】 負圧源に連通された定圧室と、ブレーキ
ペダルに連動する制御弁により定圧室から大気側に連通
状態が切り替えられる変圧室と、該定圧室と変圧室との
間に配設された可動壁とを備え、上記各室の圧力差によ
る可動壁の移動によってブレーキペダルの押圧力を増圧
するブレーキブースタと、 該ブレーキブースタにて増圧されたブレーキペダルの押
圧力により移動するピストンによりブレーキ油圧を発生
するマスタシリンダと、 該マスタシリンダが発生したブレーキ油圧を車両各車輪
のホイールシリンダに各々伝達する油圧経路と、 上記マスタシリンダにブレーキ油を供給可能に接続され
たリザーバと、 上記各油圧経路に設けられ、該経路を連通してホイール
シリンダ内のブレーキ油圧をマスタシリンダにより増圧
可能にする増圧位置、該経路を遮断してホイールシリン
ダ内のブレーキ油圧を保持する保持位置、及び該油圧経
路を遮断すると共にホイールシリンダを上記リザーバ側
に接続してホイールシリンダ内のブレーキ油圧を減圧す
る減圧位置の何れかに切替可能な油圧制御弁と、 車輪のスリップ判定を行ない、該判定結果に応じて上記
各油圧制御弁を駆動して上記各ホイールシリンダ内のブ
レーキ油圧を減圧・保持・増圧する制御手段と、 該制御手段が上記油圧制御弁を減圧位置に駆動すること
によりリザーバ側に流れるブレーキ油の量が所定量以上
となったか否かを判定する判定手段と、 該判定手段によりリザーバ側へのブレーキ油の流出量が
所定量以上となったと判定されると、上記ブレーキブー
スタの定圧室と負圧源との連通を遮断して該定圧室を大
気側に開放することにより、上記ピストンをブレーキ油
圧の減圧側に移動させる定圧室昇圧手段と、 該定圧室昇圧手段の作動時に、上記油圧制御弁を保持位
置に駆動して、各ホイールシリンダ内のブレーキ油圧を
保持するブレーキ油圧保持手段と、 を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33709591A JPH06298060A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | アンチスキッド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33709591A JPH06298060A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | アンチスキッド制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06298060A true JPH06298060A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=18305390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33709591A Pending JPH06298060A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | アンチスキッド制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06298060A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6085141A (en) * | 1997-03-13 | 2000-07-04 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Anti-skid control apparatus using a pumpless fluid pressure control device |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP33709591A patent/JPH06298060A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6085141A (en) * | 1997-03-13 | 2000-07-04 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Anti-skid control apparatus using a pumpless fluid pressure control device |
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