JPH06298499A - 荷役用油圧制御装置 - Google Patents

荷役用油圧制御装置

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JPH06298499A
JPH06298499A JP5086514A JP8651493A JPH06298499A JP H06298499 A JPH06298499 A JP H06298499A JP 5086514 A JP5086514 A JP 5086514A JP 8651493 A JP8651493 A JP 8651493A JP H06298499 A JPH06298499 A JP H06298499A
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lever
cpu
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Hiroaki Asada
浩昭 浅田
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステッピングモータに発生するトルクを上昇
させ、ステッピングモータの脱調を防止する。 【構成】 CPU13はポテンショメータ2にて検出さ
れた荷役レバー1の操作量をA/Dコンバータ16を介
して入力する。CPU13はこの荷役レバー1の操作量
に基づいてステッピングモータ11をモータ駆動回路1
8を介して回動制御し、コントロールバルブ6のスプー
ル9の位置制御を行う。CPU13はスプールセンサ1
0にて検出されたスプール9の移動量をA/Dコンバー
タ17を介して入力する。CPU13はこの検出された
スプール9の移動量と荷役レバー1の操作量が対応する
ようにステッピングモータ11の駆動周波数を変更して
トルクを上昇させ、ステッピングモータ11の脱調を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷役用油圧制御装置に係
り、詳しくは荷役用コントロールバルブのスプールを駆
動制御するステッピングモータを備えた荷役用油圧制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、産業車両におけるフォークリフト
にはコントロールバルブが設けられている。このコント
ロールバルブのスプール移動量及びその方向を調整する
ことにより、油圧シリンダに供給される作動油の供給量
及び供給方向が決定される。又、近年コントロールバル
ブのスプールをステッピングモータにより制御する荷役
用油圧制御装置が提案されている。この荷役用油圧制御
装置を図10に示す。
【0003】荷役レバー51には、その操作量を検出す
るポテンショメータ52が設けられ、ポテンショメータ
52は荷役レバー51の操作量を検出してコントローラ
53に出力する。コントローラ53は荷役レバー51の
操作量に基づいてステッピングモータ54を駆動制御
し、コントロールバルブ55のスプール56を移動させ
て荷役レバー51の操作量に対応した目標位置に停止さ
せる。
【0004】このスプール56の位置に応じて作動油が
図示しない油圧シリンダに供給され、フォークが昇降す
るようになっている。この時、ステッピングモータ54
は予め実験等で求めた500pps(単位、1秒間にス
テッピングモータ54が作動するパルス数)で駆動制御
される。又、ステッピングモータ54は図示しないバッ
テリから供給される駆動電圧(定電圧)によって制御さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スプール5
6が何らかの原因で摺動抵抗が大きくなって、摺動しに
くくなる場合がある。この場合、スプール56を作動さ
せるための力は増加することになる。
【0006】しかし、ステッピングモータ54はコント
ローラ53によって常に500ppsの駆動周波数で制
御される。従って、ステッピングモータ54に発生する
トルクは変化しない。そのため、摺動抵抗が大きくなっ
たスプール56を作動させるのに必要なトルクがステッ
ピングモータ54のトルクを上回ると、ステッピングモ
ータ54が脱調してしまうという問題がある。
【0007】又、ステッピングモータ54が脱調すると
スプール56は中立位置のままであるため、油圧シリン
ダに供給する作動油量を制御することができなくなる。
従って、荷役レバー51を操作しても油圧シリンダが制
御できなくなり、荷役作業ができなくなる問題がある。
【0008】本発明の目的はコントロールバルブのスプ
ールの摺動抵抗が増加しても、ステッピングモータに発
生するトルクを上昇させ、ステッピングモータの脱調を
防止することのできる荷役用油圧制御装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、コントロールバルブのスプールを荷役レバー
の操作量に応じてステッピングモータにて作動させるこ
とにより油圧シリンダを作動させる荷役用油圧制御装置
において、前記荷役レバーの操作量を検出するレバー検
出手段と、前記スプールの移動量又はステッピングモー
タの回動量を検出する検出手段と、前記レバー検出手段
及び検出手段に基づいてそのときの荷役レバーの操作量
とスプールの移動量又はステッピングモータの回動量と
が対応しているか否かを判断する判断手段と、前記判断
手段からの判断結果に基づいて荷役レバーの操作量とス
プールの移動量又はステッピングモータの回動量とが対
応していない場合、ステッピングモータのトルクを上昇
させるための制御速度を演算する速度演算手段と、前記
速度演算手段によって求められた制御速度に基づいてス
テッピングモータを制御するモータ制御手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0010】又、請求項2に記載の発明においては、コ
ントロールバルブのスプールを荷役レバーの操作量に応
じてステッピングモータにて作動させることによりフォ
ークを昇降させる油圧シリンダを作動させる荷役用油圧
制御装置において、前記荷役レバーの操作量を検出する
レバー検出手段と、前記フォークの揚高を検出する揚高
検出手段と、前記揚高検出手段からの検出信号に基づい
てフォークの移動速度を演算する移動速度演算手段と、
前記レバー検出手段及び移動速度演算手段に基づいてそ
のときの荷役レバーの操作量とフォークの移動速度とが
対応しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手
段からの判断結果に基づいて荷役レバーの操作量とフォ
ークの移動速度とが対応していない場合、ステッピング
モータのトルクを上昇させるための制御速度を演算する
速度演算手段と、前記速度演算手段によって求められた
制御速度に基づいてステッピングモータを制御するモー
タ制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、レバー検出手
段は荷役レバーの操作量を検出し、検出手段はスプール
の移動量又はステッピングモータの回動量を検出する。
判断手段は荷役レバーの操作量に対してスプールの移動
量又はステッピングモータの回動量が対応しているか否
かを判断し、対応していない場合、速度演算手段はステ
ッピングモータのトルクを上昇させるための制御速度を
演算する。そして、モータ制御手段はこの制御速度に基
づいてステッピングモータを駆動制御する。
【0012】又、請求項2に記載の発明によれば、レバ
ー検出手段は荷役レバーの操作量を検出する。揚高検出
手段はフォークの揚高位置を検出し、その検出結果に基
づいて移動速度演算手段はフォークの移動速度を演算す
る。判断手段は荷役レバーの操作量に対してフォークの
移動速度が対応しているか否かを判断し、対応していな
い場合、速度演算手段はステッピングモータのトルクを
上昇させるための制御速度を演算する。そして、モータ
制御手段はこの制御速度に基づいてステッピングモータ
を駆動制御する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図1
〜図5に従って説明する。図1に示すように、荷役レバ
ー1は図示しないフォークリフトの運転席に設けられて
いる。荷役レバー1には、その操作量(角度)を検出す
るポテンショメータ2が接続されている。そして、ポテ
ンショメータ2はコントローラ3に接続されている。
【0014】又、フォークリフトにはフォーク4を昇降
させる油圧シリンダ5が設けられている。油圧シリンダ
5はコントロールバルブ6に接続されている。コントロ
ールバルブ6には、荷役用ポンプモータ7によって回転
駆動される油圧ポンプ8により、作動油が供給されてい
る。又、コントロールバルブ6にはスプール9が設けら
れている。このスプール9を上下方向に摺動させること
により、油圧ポンプ8から供給される作動油が油圧シリ
ンダ5に供給され、フォーク4が昇降するようになって
いる。
【0015】即ち、油圧シリンダ5にはスプール9の移
動位置に応じた量の作動油が供給されるようになってい
る。スプール9が中立位置にある時、油圧シリンダ5に
は作動油は供給されず、フォーク4はその位置が保持さ
れる。又、油圧シリンダ5にはスプール9の移動位置に
応じた量の作動油が供給され、その量に応じた速度でフ
ォーク4が昇降するようになっている。
【0016】更に、コントロールバルブ6にはスプール
センサ10が設けられている。スプールセンサ10はス
プール9の移動量を検出し、その量に応じた電圧をコン
トローラ3に出力するようになっている。
【0017】前記スプール9にはステッピングモータ1
1がアーム12を介して連結されている。そして、スプ
ール9の移動制御はステッピングモータ11が回動する
ことにより行われる。又、ステッピングモータ11はコ
ントローラ3によって駆動制御される。尚、本発明にお
いて、ステッピングモータ11には図示しないバッテリ
から駆動電圧(12V)が供給されている。
【0018】次に、荷役用油圧制御装置の電気的構成に
ついて説明する。コントローラ3は中央処理装置13
(以下CPUという)、読み出し専用メモリ14(以下
ROMという)、読み出し及び書き込み可能なメモリ1
5(以下RAMという)、A/Dコンバータ16,17
及びモータ駆動回路18から構成されている。
【0019】A/Dコンバータ16には荷役レバー1に
設けられたポテンショメータ2が接続されている。A/
Dコンバータ16はポテンショメータ2にて検出された
荷役レバー1の操作量として操作方向及び操作角度を所
定の分解能でA/D変換してCPU13に出力する。
【0020】A/Dコンバータ17にはコントロールバ
ルブ6に設けられたスプールセンサ10が接続されてい
る。A/Dコンバータ17はスプールセンサ10にて検
出されたスプール9の移動位置に応じた電圧を所定の分
解能でA/D変換してCPU13に出力する。
【0021】そして、スプール9が中立位置にある時、
スプールセンサ10からは2.5Vをコントローラ3に
出力する。又、スプール9が上昇して最上端位置に達し
た時、スプールセンサ10は5Vをコントローラ3に出
力する。そして、スプール9が下降し最下端位置に達し
た時、スプールセンサ10は0Vをコントローラ3に出
力する。
【0022】ROM14には、図4に示すように前記ス
テッピングモータ11を制御するための操作量−ステッ
プ数マップが記憶されている。CPU13は操作量−ス
テップ数マップにより、荷役レバー1の操作量としての
出力値のA/D変換値を、スプール9の位置としてステ
ッピングモータ11の目標ステップ数を読み出す。そし
て、CPU13はROM14から読み出した目標ステッ
プ数をRAM15に記憶し、この目標ステップ数に対応
した位置までステッピングモータ11を駆動制御する。
【0023】尚、この操作量−ステップ数マップにおい
ては、荷役レバー1の中立位置付近に不感帯が設けら
れ、荷役レバー1が中立位置から少し動いただけではス
テッピングモータ11が回動しないようになっている。
荷役レバー1の操作量が不感帯を過ぎると、ステッピン
グモータ11の目標ステップ数は操作量に対応して増加
するようになっている。更に、荷役レバー1の操作量が
大きい領域では、ステッピングモータ11が最大回動位
置に回動してスプール9を摺動させるようになってい
る。
【0024】又、ROM14には、図5に示すように1
2Vの駆動電圧において、ステッピングモータ11の駆
動周波数に対して得られるトルクを示す駆動周波数−ト
ルクマップが記憶されている。そして、本実施例におい
ては予め実験等で求めた駆動周波数500ppsでステ
ッピングモータ11を駆動するようになっている。その
場合、ステッピングモータ11にはトルクT1が発生す
る。
【0025】CPU13はポテンショメータ2により荷
役レバー1の操作量を検出し、その検出結果に基づいて
図4に示す操作量−ステップ数マップからステッピング
モータ11の目標ステップ数を読み出す。CPU13は
この目標ステップ数によりステッピングモータ11をモ
ータ駆動回路18を介して回動させ、スプール9を摺動
させる。又、CPU13はスプール9の移動量をスプー
ルセンサ10により検出する。
【0026】更に、ポテンショメータ2及びスプールセ
ンサ10からの検出信号に基づいてCPU13はその時
の荷役レバー1の操作量とスプール9の移動量が対応し
ているかを判断するようになっている。
【0027】そして、荷役レバー1の操作量に対してス
プール9の移動量が対応しているとCPU13が判断す
ると、該CPU13はROM14に記憶されている駆動
周波数500ppsでステッピングモータ11を駆動制
御する。
【0028】一方、荷役レバー1の操作量に対してスプ
ール9の移動量が小さいとCPU13が判断すると、該
CPU13はスプール9の摺動抵抗が大きくなったと判
断する。すると、CPU13はスプール9を摺動させる
大きいトルクが必要であると判断し、ステッピングモー
タ11を駆動制御する駆動周波数を変更させるようにな
っている。即ち、CPU13は図5に示す駆動周波数−
トルクマップに基づいて駆動周波数500ppsを駆動
周波数200ppsに変更する。そのため、ステッピン
グモータ11には500ppsで駆動制御したときに発
生するトルクT1より大きいトルクT2が発生する。こ
の駆動周波数200ppsにより発生したトルクT2に
より摺動抵抗が大きくなったスプール9を充分に摺動さ
せることができるようになっている。
【0029】又、ROM14にはCPU13の制御プロ
グラムが記憶されている。この制御プログラムは図2に
示すメイン制御と、図3に示す割り込み制御で構成され
る。メイン制御において、CPU13は荷役レバー1の
操作量をA/Dコンバータを介して読み込み、その操作
量に応じたステッピングモータ11の目標ステップ数を
算出する。又、メイン制御において、CPU13はスプ
ール9の移動量をスプールセンサ10にて検出し、その
検出結果と荷役レバー1の操作量を比較した結果に基づ
いてステッピングモータ11の制御速度として駆動周波
数を演算する。
【0030】割り込み制御において、CPU13はステ
ッピングモータ11をモータ駆動回路18を介して1ス
テップ駆動させ、前記ステッピングモータ11の目標ス
テップ数に達するように制御する。
【0031】RAM15にはCPU13の演算結果が一
時的に記憶されている。又、RAM15には割り込み制
御の割り込み周期が記憶されている。割り込み制御は、
割り込み周期を所定のアドレスに書き込むことによりそ
の割り込み周期で起動され、1回行う毎にステッピング
モータ11を正方向又は逆方向に1ステップ進ませるス
テップ駆動を行うようになっている。
【0032】割り込み周期はステッピングモータ11の
駆動周波数により決定される。例えば、ステッピングモ
ータ11を500ppsで駆動しようとすると、その割
り込み周期は2msとなり、200ppsで駆動しよう
とすると、割り込み周期は5msとなる。
【0033】CPU13に接続されるモータ駆動回路1
8にはステッピングモータ11が接続されている。モー
タ駆動回路18は、CPU13から出力される正方向又
は逆方向の回動方向に対応して駆動周波数に応じたパル
スを出力する。そのため、ステッピングモータ11は正
方向又は逆方向に1ステップ回動するようになってい
る。
【0034】次に、上記のように構成された荷役用油圧
制御装置の作用を図2及び図3のフローチャートに従っ
て説明する。先ず、図2のフローチャートに従って、C
PU13のメイン制御を説明する。
【0035】CPU13はメイン制御を開始すると、ス
テップ1(以下ステップを単にSという)にてRAM1
5に記憶される割り込み周期やステッピングモータ11
の目標位置等の初期化を行う。割り込み周期は所定の周
期(本実施例では2ms)に設定される。又、目標位置
はスプール9の中立位置をステッピングモータ11の初
期位置として設定される。
【0036】次に、CPU13はS2にて荷役レバー1
の操作量をポテンショメータ2から検出する。そして、
CPU13はS3にて荷役レバー1の操作量に応じたス
テッピングモータ11の目標ステップ数をROM14に
記憶された操作量−ステップ数マップより読み出してR
AM15に記憶する。CPU13はこの目標ステップ数
に対応した位置までステッピングモータ11を駆動制御
する。
【0037】一方、CPU13はS4においてステッピ
ングモータ11の回動によるスプール9の移動量をA/
Dコンバータ17を介して読み込む。そして、CPU1
3はS5においてその時の荷役レバー1の操作量とスプ
ール9の移動量とを比較する。荷役レバー1の操作量に
対してスプール9の移動量が対応している場合、CPU
13はS6にてステッピングモータ11の駆動周波数を
500ppsに設定する。従って、ステッピングモータ
11に発生するトルクはT1となる。尚、この時RAM
15に記憶される割り込み周期は2msとなる。
【0038】次に、CPU13はS8にて10ms経過
するのを待つ。そして、10ms経過すると、CPU1
3はS2以後の処理を繰り返し行う。従って、CPU1
3はS2からS8の処理を10ms毎に行い、その1周
期毎に荷役レバー1の操作量に応じてステッピングモー
タ11の目標ステップ数を設定する。又、CPU13
は、スプール9の移動量と荷役レバー1の操作量とを比
較した結果に基づいてステッピングモータ11をステッ
プ駆動する割り込み制御の割り込み周期を設定する。
【0039】次に、図3のフローチャートに従って、C
PU13の割り込み制御を説明する。割り込み制御が開
始されると、CPU13はS9にてステッピングモータ
11の位置を確認する。ステッピングモータ11がメイ
ン制御のS3で求めた目標位置に達していない場合に
は、CPU13はS10にて正方向又は逆方向へステッ
ピングモータ11を1ステップ進める。S9にてステッ
ピングモータ11が既に目標位置に達している場合に
は、CPU13はS11にてステッピングモータ11を
その目標位置を保持する。
【0040】次に、CPU13は、S12にて次の割り
込み周期をRAM15から読み出して所定のアドレスに
セットし、割り込み制御を終了する。従って、ステッピ
ングモータ11はRAM15に記憶された割り込み周期
に従って割り込み制御が起動され、その割り込み周期毎
に1ステップずつ正方向又は逆方向に回動駆動されるこ
とになる。
【0041】この結果、荷役レバー1の操作量に対応し
てスプール9が摺動し、油圧シリンダ5に作動油が供給
されてフォーク4が上昇する。一方、S5においてこの
時の荷役レバー1の操作量に対してスプール9の移動量
が対応しない時、即ち荷役レバー1の操作量に対してス
プール9の移動量が小さい場合、CPU13はスプール
9の摺動抵抗が大きくなったと判断する。
【0042】すると、CPU13はS7にてROM14
に記憶された駆動周波数−トルクマップに基づいて、摺
動抵抗が大きくなったスプール9を充分摺動させること
が可能なステッピングモータ11の駆動周波数200p
psに変更する。尚、この時の割り込み周期は5msと
なる。そして、CPU13はこの割り込み周期をRAM
15に記憶する。この割り込み周期でCPU13がステ
ッピングモータ11を回動制御するので、ステッピング
モータ11にはトルクT2が発生する。この結果、摺動
抵抗が増加したスプール9を摺動させることができる。
【0043】従って、本実施例の荷役用油圧制御装置に
おいては、コントロールバルブ6におけるスプール9の
摺動抵抗が大きくなり、荷役レバー1の操作量とスプー
ル9の移動量が対応しない時、CPU13はトルクを上
昇させるべくステッピングモータ11の駆動周波数を変
更する。この結果、摺動抵抗が大きくなったスプール9
を確実に作動させることのできるので、ステッピングモ
ータ11の脱調を防止して荷役作業を行うことができ
る。
【0044】次に、第2実施例を図6及び図7に従って
説明する。尚、前記第1実施例と同一構成である部分の
説明は第1実施例の符号を用いて説明を省略し新たな構
成について説明する。
【0045】図6に示すように、フォーク4にはブラケ
ット19が固着されている。ブラケット19には揚高セ
ンサ20のワイヤ21がプーリー22を介して接続され
ている。揚高センサ20はフォーク4の揚高位置を検出
し、A/Dコンバータ17を介してCPU13に出力す
る。
【0046】フォーク4の移動速度及び移動方向は荷役
レバー1の操作量及び操作方向に対応しているため、C
PU13は揚高センサ20の検出結果に基づいてフォー
ク4の移動速度と移動方向を演算する。
【0047】次に、上記のように構成された荷役用油圧
制御装置の作用を図7のフローチャートに従って説明す
る。尚、ステッピングモータ11を1ステップ作動させ
るCPU13の割り込み制御に関しては第1実施例と同
じであるので説明を省略する。
【0048】CPU13はメイン制御を開始すると、S
21にてRAM15に記憶される割り込み周期やステッ
ピングモータ11の目標位置等の初期化を行う。割り込
み周期は所定の周期(本実施例では2ms)に設定され
る。又、目標位置はスプール9の中立位置をステッピン
グモータ11の初期位置として設定される。
【0049】次に、CPU13はS22にて荷役レバー
1の操作量をポテンショメータ2から検出する。そし
て、CPU13はS23にて荷役レバー1の操作量に応
じたステッピングモータ11の目標ステップ数をROM
14に記憶された操作量−ステップ数マップより読み出
してRAM15に記憶する。CPU13はこの目標ステ
ップ数に対応した位置までステッピングモータ11を駆
動制御する。
【0050】一方、CPU13はS24においてフォー
ク4の揚高信号をA/Dコンバータ17を介して読み込
み、S25にてフォーク4の移動速度と方向を演算す
る。そして、CPU13はS26において、その時のフ
ォーク4の移動速度及び移動方向を荷役レバー1の操作
量及び操作方向と比較する。荷役レバー1の操作量及び
操作方向に対してフォーク4の移動速度及び移動方向が
対応する場合、CPU13はS27にてステッピングモ
ータ11の駆動周波数を500ppsに設定する。この
時の割り込み周期は2msとなり、CPU13はこの割
り込み周期をRAM15に記憶する。この割り込み周期
でステッピングモータ11を回動制御すると、該ステッ
ピングモータ11にはトルクT1が発生する。
【0051】S26において荷役レバー1の操作量及び
操作方向に対してフォーク4の移動速度及び移動方向が
対応しない場合、例えば、荷役レバー1の操作量にたい
してフォーク4の移動速度が小さい時、CPU13はス
プール9の摺動抵抗が通常より大きくなったと判断す
る。
【0052】すると、CPU13はS28にてROM1
4に記憶された駆動周波数−トルクマップに基づいて、
摺動抵抗が大きくなったスプール9が充分摺動させるこ
とが可能なステッピングモータ11の駆動周波数200
ppsに設定する。尚、この時の割り込み周期は5ms
となる。そして、CPU13はこの割り込み周期をRA
M15に記憶する。この割り込み周期でCPU13がス
テッピングモータ11を回動制御するので、ステッピン
グモータ11にはトルクT2が発生する。この結果、摺
動抵抗が増加したスプール9を摺動させることができ
る。
【0053】従って、本実施例の荷役用油圧制御装置に
おいては、コントロールバルブ6におけるスプール9の
摺動抵抗が大きくなり、荷役レバー1の操作量及び操作
方向とフォーク4の移動速度及び移動方向が対応しない
時、CPU13はトルクを上昇させるべくステッピング
モータ11の駆動周波数を変更する。この結果、摺動抵
抗が大きくなったスプール9を確実に作動させることの
できるので、ステッピングモータ11の脱調を防止して
荷役作業を行うことができる。場合、ステッピングモー
タ11の駆動周波数を変更してステッピングモータ11
次に、第3実施例を図8及び図9に従って説明する。
尚、前記第1実施例と同一構成である部分の説明は第1
実施例の符号を用いて説明を省略し新たな構成について
説明する。
【0054】図8に示すように、ステッピングモータ1
1の駆動軸23には円板24が駆動軸23と一体回転す
るように固着されている。円板24には外周に凹部25
が形成されている。凹部25にはスイッチ26,27が
荷役レバー1が中立位置にある時、即ちスプール9が中
立位置にあるときにそれぞれオフ(開路)となるように
配設されている。スイッチ26,27はステッピングモ
ータ11が回動すると、駆動軸23に固着された円板2
4によりオン(閉路)となる。
【0055】荷役レバー1の操作に従ってステッピング
モータ11が図8の時計方向に回動すると、ステッピン
グモータ11の駆動軸23に固着されたアーム12によ
ってコントロールバルブ6のスプール9がフォーク4を
上昇させる方向に摺動する。この時、スイッチ26,2
7はスイッチ26がオンとなった後にスイッチ27がオ
ンとなる。荷役レバーを中立位置に戻すと、スイッチ2
7がオフとなったのちにスイッチ26がオフとなる。
【0056】又、荷役レバー1の操作に従ってステッピ
ングモータ11が図8の反時計方向に回動すると、ステ
ッピングモータ11の駆動軸23に固着されたアーム1
2によってコントロールバルブ6のスプール9がフォー
ク4を下降させる方向に摺動する。この時、スイッチ2
6,27はスイッチ27がオンとなった後にスイッチ2
6がオンとなる。荷役レバーを中立位置に戻すと、スイ
ッチ27がオフとなったのちにスイッチ26がオフとな
る。
【0057】スイッチ26,27はコントローラ3のC
PU13に接続され、CPU13はスイッチ26,27
のオン又はオフを検出し、スプール9が上昇または下降
しているかを検出する。更に、CPU13はスイッチ2
6,27のオフによりスプール9が中立位置にあること
を検出する。
【0058】次に、上記のように構成された荷役用油圧
制御装置の作用を図9のフローチャートに従って説明す
る。尚、ステッピングモータ11を1ステップ作動させ
るCPU13の割り込み制御に関しては第1実施例と同
じであるので説明を省略する。
【0059】CPU13はメイン制御を開始すると、S
31にてRAM15に記憶される割り込み周期やステッ
ピングモータ11の目標位置等の初期化を行う。割り込
み周期は所定の周期(本実施例では2ms)に設定され
る。又、目標位置はスプール9の中立位置をステッピン
グモータ11の初期位置として設定される。
【0060】次に、CPU13はS32にて荷役レバー
1の操作量をポテンショメータ2から検出する。そし
て、CPU13はS33にて荷役レバー1の操作量に応
じたステッピングモータ11の目標ステップ数をROM
14に記憶された操作量−ステップ数マップより読み出
してRAM15に記憶する。CPU13はこの目標ステ
ップ数に対応した位置までステッピンモータ11を駆動
制御する。
【0061】一方、CPU13はS34においてスイッ
チ26,27の状態を読み取る。荷役レバー1を中立位
置より傾けた場合、スイッチ26,27がオンになる順
番でCPU13はステッピングモータ11が回動した方
向を確認する。例えば、スイッチ26がオンした後にス
イッチ27がオンした場合、ステッピングモータ11は
図8の時計方向、即ちフォーク4を上昇させる方向に回
動したことが判る。又、スイッチ27がオンした後にス
イッチ26がオンした場合、ステッピングモータ11は
図8の反時計方向、即ちフォーク4を下降させる方向に
回動したことが判る。更に、スイッチ26,27が共に
オフである場合、ステッピングモータ11はどの方向に
も回動しない、即ち中立位置にあることが判る。
【0062】そして、CPU13はS35にて荷役レバ
ー1の操作方向とステッピングモータ11の回動方向と
を比較する。荷役レバー1の操作方向に対してステッピ
ングモータ11の回動方向が対応している場合、CPU
13はS36にてステッピングモータ11の駆動周波数
を500ppsに設定する。この時の割り込み周期は2
msとなり、CPU13はこの割り込み周期をRAM1
5に記憶する。この割り込み周期でCPU13はステッ
ピングモータ11を回動制御すると、ステッピングモー
タ11にはトルクT1が発生する。
【0063】S35において荷役レバー1の操作方向に
対してステッピングモータ11の回動方向とが対応しな
い場合、例えば荷役レバー1を中立位置に戻してもスイ
ッチ26,27が共にオフしない時、CPU13はスプ
ール9の摺動抵抗が大きくなったと判断する。
【0064】すると、CPU13はS37にてROM1
4に記憶された駆動周波数−トルクマップに基づいて、
摺動抵抗が大きくなったスプール9を充分摺動させるこ
とが可能なステッピングモータ11の駆動周波数200
ppsに変更する。尚、この時の割り込み周期は5ms
となる。そして、CPU13はこの割り込み周期をRA
M15に記憶する。この割り込み周期でCPU13はス
テッピングモータ11を回動制御すると、ステッピング
モータ11にはトルクT2が発生する。この結果、摺動
抵抗が増加したスプール9を摺動させることができる。
【0065】従って、本実施例の荷役用油圧制御装置に
おいては、コントロールバルブ6におけるスプール9の
摺動抵抗が大きくなり、荷役レバー1の操作量とステッ
ピングモータ11の回動方向が対応しない時、CPU1
3はトルクを上昇させるべくステッピングモータ11の
駆動周波数を変更する。この結果、摺動抵抗が大きくな
ったスプール9を確実に作動させることのできるので、
ステッピングモータ11の脱調を防止して荷役作業を行
うことができる。
【0066】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (1)上記実施例ではステッピングモータ11の駆動周
波数を予め実験で求めた値である200ppsに設定し
たが、必要に応じて任意の値としてもよい。又、ステッ
ピングモータ11の駆動周波数を500ppsから20
0ppsに変更する実施例としたが、種々のトルクを得
るために駆動周波数を可変的に変更するようにしてもよ
い。
【0067】(2)上記実施例ではフォークの昇降用の
油圧シリンダ5に用いたが、他のリーチやティルト用の
油圧シリンダに応用してもよい。又、フォークリフト以
外の荷役車両に応用してもよい。
【0068】(3)上記第3実施例ではステッピングモ
ータ11の中立位置又は回動方向を検出するのに2個の
スイッチ26,27を用いたが、1個又は複数のスイッ
チを用いて検出するようにしてもよい。又、ロータリエ
ンコーダ等を用いてステッピングモータ11の回動位置
及び回動方向を検出するようにしてもよい。
【0069】(4)上記第3実施例ではステッピングモ
ータ11の駆動軸23に円板24を設けてステッピング
モータ11の中立位置又は回動量を検出したが、アーム
12によってステッピングモータ11の中立位置又は回
動量を検出するようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載の荷役用油圧制御装置に
よれば、検出手段にてスプールの移動量又はステッピン
グモータの回動量を検出し、この検出結果とレバー検出
手段によって検出された荷役レバーの操作量とを比較す
る。荷役レバーの操作量に対してスプールの移動量又は
ステッピングモータの回動量が対応しない場合、速度演
算手段によってステッピングモータのトルクの制御速度
を変更し、ステッピングモータに発生するトルクを上昇
させるようにしたので、ステッピングモータが脱調する
のを防止することができるという優れた効果を奏する。
【0071】又、請求項2に記載の荷役用油圧制御装置
によれば、揚高検出手段によってフォークの揚高位置を
検出し、その検出結果に基づいて移動速度演算手段によ
って演算されたフォークの移動速度とレバー検出手段に
よって検出された荷役レバーの操作量とを比較する。荷
役レバーの操作量に対してフォークの移動速度が対応し
ない場合、速度演算手段によってステッピングモータの
トルクの制御速度を変更し、ステッピングモータに発生
するトルクを上昇させるようにしたので、ステッピング
モータが脱調するのを防止することができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における荷役用油圧制御装
置の構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のメイン制御を示すフロー
チャートである。
【図3】ステッピングモータを1ステップ作動させる割
り込み制御のフローチャートである。
【図4】荷役レバーの操作量とステッピングモータの目
標ステップ数との関係を示す特性図である。
【図5】ステッピングモータの駆動周波数と発生トルク
との関係を示す特性図である。
【図6】本発明の第2実施例における荷役用油圧制御装
置の構成図である。
【図7】本発明の第2実施例のメイン制御を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の第3実施例のステッピングモータの構
成図である。
【図9】本発明の第3実施例のメイン制御を示すフロー
チャートである。
【図10】従来の荷役用油圧制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1…荷役レバー、2…レバー検出手段としてのポテンシ
ョメータ、4…フォーク、5…油圧シリンダ、6…コン
トロールバルブ、9…スプール、10…検出手段として
のスプールセンサ、11…ステッピングモータ、13…
判断手段、速度演算手段、モータ制御手段及び移動速度
演算手段としてのCPU、20…揚高検出手段としての
揚高センサ、26,27…検出手段としてのスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントロールバルブのスプールを荷役レ
    バーの操作量に応じてステッピングモータにて作動させ
    ることにより油圧シリンダを作動させる荷役用油圧制御
    装置において、 前記荷役レバーの操作量を検出するレバー検出手段と、 前記スプールの移動量又はステッピングモータの回動量
    を検出する検出手段と、 前記レバー検出手段及び検出手段に基づいてそのときの
    荷役レバーの操作量とスプールの移動量又はステッピン
    グモータの回動量とが対応しているか否かを判断する判
    断手段と、 前記判断手段からの判断結果に基づいて荷役レバーの操
    作量とスプールの移動量又はステッピングモータの回動
    量とが対応していない場合、ステッピングモータのトル
    クを上昇させるための制御速度を演算する速度演算手段
    と、 前記速度演算手段によって求められた制御速度に基づい
    てステッピングモータを制御するモータ制御手段とを備
    えた荷役用油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 コントロールバルブのスプールを荷役レ
    バーの操作量に応じてステッピングモータにて作動させ
    ることによりフォークを昇降させる油圧シリンダを作動
    させる荷役用油圧制御装置において、 前記荷役レバーの操作量を検出するレバー検出手段と、 前記フォークの揚高を検出する揚高検出手段と、 前記揚高検出手段からの検出信号に基づいてフォークの
    移動速度を演算する移動速度演算手段と、 前記レバー検出手段及び移動速度演算手段に基づいてそ
    のときの荷役レバーの操作量とフォークの移動速度とが
    対応しているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段からの判断結果に基づいて荷役レバーの操
    作量とフォークの移動速度とが対応していない場合、ス
    テッピングモータのトルクを上昇させるための制御速度
    を演算する速度演算手段と、 前記速度演算手段によって求められた制御速度に基づい
    てステッピングモータを制御するモータ制御手段とを備
    えた荷役用油圧制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6162466A (en) * 1999-04-15 2000-12-19 Taro Pharmaceutical Industries Ltd. Sustained release formulation of carbamazepine
KR100797013B1 (ko) * 2006-09-19 2008-01-22 두산인프라코어 주식회사 전동 지게차의 구동모터 제어장치
KR20210047017A (ko) * 2019-10-21 2021-04-29 주식회사 두산 전동 지게차의 펌프모터 제어장치

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US6162466A (en) * 1999-04-15 2000-12-19 Taro Pharmaceutical Industries Ltd. Sustained release formulation of carbamazepine
KR100797013B1 (ko) * 2006-09-19 2008-01-22 두산인프라코어 주식회사 전동 지게차의 구동모터 제어장치
KR20210047017A (ko) * 2019-10-21 2021-04-29 주식회사 두산 전동 지게차의 펌프모터 제어장치

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