JPH06299019A - 4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物 - Google Patents
4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物Info
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- JPH06299019A JPH06299019A JP8585393A JP8585393A JPH06299019A JP H06299019 A JPH06299019 A JP H06299019A JP 8585393 A JP8585393 A JP 8585393A JP 8585393 A JP8585393 A JP 8585393A JP H06299019 A JPH06299019 A JP H06299019A
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- pentene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】4−メチル−1−ペンテン系重合体が本来有し
ている高い光線透過率を保持し、成形中の金型汚れが発
生せず、かつ、水等に対する濡れ性に優れる4−メチル
−1−ペンテン系重合体組成物の提供。 【構成】(A)4−メチル−1−ペンテン系重合体、
(B)特定のフェノール系化合物、(C)特定のフォス
ファイト系化合物、(D)特定のカルボン酸金属塩、お
よび(E)特定のエステル系化合物を含む、4−メチル
−1−ペンテン系重合体組成物。
ている高い光線透過率を保持し、成形中の金型汚れが発
生せず、かつ、水等に対する濡れ性に優れる4−メチル
−1−ペンテン系重合体組成物の提供。 【構成】(A)4−メチル−1−ペンテン系重合体、
(B)特定のフェノール系化合物、(C)特定のフォス
ファイト系化合物、(D)特定のカルボン酸金属塩、お
よび(E)特定のエステル系化合物を含む、4−メチル
−1−ペンテン系重合体組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4−メチル−1−ペン
テン系重合体組成物に関し、特に、透明性に優れ、紫外
線の透過率が高く、水に対する濡れ性にも優れ、また、
長時間連続成形に供しても金型汚れが発生し難い4−メ
チル−1−ペンテン系重合体組成物に関する。
テン系重合体組成物に関し、特に、透明性に優れ、紫外
線の透過率が高く、水に対する濡れ性にも優れ、また、
長時間連続成形に供しても金型汚れが発生し難い4−メ
チル−1−ペンテン系重合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】4−メチル−1−ペンテン系重合体は、
融点が220〜240℃で熱たわみ温度が高く、かつ、
透明性や離型性が優れているため、分析セル、MWOの
食器、離型フィルム、合成皮革の工程紙等の用途に広く
利用されている。しかし、4−メチル−1−ペンテン系
重合体に、フェノール系化合物、イオウ系安定剤、脂肪
族カルボン酸金属塩等のポリオレフィンに常用される酸
化防止剤を配合すると、紫外線の透過率が低下する。ま
た、4−メチル−1−ペンテン系重合体を長時間にわた
る連続成形に供すると金型汚れが発生し、金型汚れが成
形品へ転写して成形品の光学特性を低下させる原因とな
る。この金型汚れの成形品への転写を防ぐため、連続成
形中は金型の洗浄を定期的に行う必要がある。
融点が220〜240℃で熱たわみ温度が高く、かつ、
透明性や離型性が優れているため、分析セル、MWOの
食器、離型フィルム、合成皮革の工程紙等の用途に広く
利用されている。しかし、4−メチル−1−ペンテン系
重合体に、フェノール系化合物、イオウ系安定剤、脂肪
族カルボン酸金属塩等のポリオレフィンに常用される酸
化防止剤を配合すると、紫外線の透過率が低下する。ま
た、4−メチル−1−ペンテン系重合体を長時間にわた
る連続成形に供すると金型汚れが発生し、金型汚れが成
形品へ転写して成形品の光学特性を低下させる原因とな
る。この金型汚れの成形品への転写を防ぐため、連続成
形中は金型の洗浄を定期的に行う必要がある。
【0003】また、4−メチル−1−ペンテン系重合体
は、表面張力が低いため、例えば、分析セル等のように
水を入れて使用する成形品では、内壁へ付着した気泡の
除去が困難となり、分析操作のトラブルの原因となるお
それがある。そこで、濡れ性を改良するため、帯電防止
剤等の添加剤を配合することが行われている。しかし、
4−メチル−1−ペンテン系重合体が本来有する高い光
線透過率を維持し、かつ、ブリードアウトが生じない添
加剤はいまだ提案されていない。
は、表面張力が低いため、例えば、分析セル等のように
水を入れて使用する成形品では、内壁へ付着した気泡の
除去が困難となり、分析操作のトラブルの原因となるお
それがある。そこで、濡れ性を改良するため、帯電防止
剤等の添加剤を配合することが行われている。しかし、
4−メチル−1−ペンテン系重合体が本来有する高い光
線透過率を維持し、かつ、ブリードアウトが生じない添
加剤はいまだ提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、4−メチル−1−ペンテン系重合体が本来有してい
る高い光線透過率を保持し、成形中の金型汚れが発生せ
ず、かつ、水等に対する濡れ性に優れ、分析セル、プラ
スチックレンズ用等の光学材料、実験器具およびUV硬
化用のLEDモールド等の用途に好適な4−メチル−1
−ペンテン系重合体組成物を提供することにある。
は、4−メチル−1−ペンテン系重合体が本来有してい
る高い光線透過率を保持し、成形中の金型汚れが発生せ
ず、かつ、水等に対する濡れ性に優れ、分析セル、プラ
スチックレンズ用等の光学材料、実験器具およびUV硬
化用のLEDモールド等の用途に好適な4−メチル−1
−ペンテン系重合体組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、4−メチ
ル−1−ペンテン系重合体に特定の酸化防止材と添加剤
を配合した組成物が、光線透過率、耐金型汚染性および
濡れ性に優れることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
ル−1−ペンテン系重合体に特定の酸化防止材と添加剤
を配合した組成物が、光線透過率、耐金型汚染性および
濡れ性に優れることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
【0006】すなわち、本発明は、(A)4−メチル−
1−ペンテン系重合体、(B)下記式(b−1)または
(b−2): (R1 )m CHn (b−1) R1 −R1 (b−2) 〔式中、R1 は下記式(b−3):
1−ペンテン系重合体、(B)下記式(b−1)または
(b−2): (R1 )m CHn (b−1) R1 −R1 (b−2) 〔式中、R1 は下記式(b−3):
【0007】
【化4】
【0008】(式(b−3)中、R2 およびR3 は同一
でも異なっていてもよく、炭素数1〜6のアルキル基で
あり、R4 はエステル基を含む2価または3価の基であ
る)で表される基であり、mは2または4、nは0また
は2である〕で表される化合物から選ばれる少なくとも
1種のフェノール系化合物、(C)下記式(c):
でも異なっていてもよく、炭素数1〜6のアルキル基で
あり、R4 はエステル基を含む2価または3価の基であ
る)で表される基であり、mは2または4、nは0また
は2である〕で表される化合物から選ばれる少なくとも
1種のフェノール系化合物、(C)下記式(c):
【0009】
【化5】
【0010】〔式中、R5 、R6 およびR7 は同一でも
異なっていてもよく、水素原子または炭素数1〜6のア
ルキル基である〕で表されるフォスファイト系化合物、
(D)下記式(d): (R8 COO)2 M (d) 〔式中、Mは2価の金属イオンであり、R8 は炭素数8
以上のアルキル基またはヒドロキシアルキル基〕で表さ
れるカルボン酸金属塩、および(E)下記式(e):
異なっていてもよく、水素原子または炭素数1〜6のア
ルキル基である〕で表されるフォスファイト系化合物、
(D)下記式(d): (R8 COO)2 M (d) 〔式中、Mは2価の金属イオンであり、R8 は炭素数8
以上のアルキル基またはヒドロキシアルキル基〕で表さ
れるカルボン酸金属塩、および(E)下記式(e):
【0011】
【化6】
【0012】〔R9 、R10、R11およびR12は同一でも
異なっていてもよく、水素原子または下記式(e−
1): Ch H2h+1CO− (e−1) (式中、hは8〜20の整数である)で表される基であ
り、但し、R9 、R10、R11およびR12は同時に水素原
子ではない〕で表されるエステル系化合物を含む、4−
メチル−1−ペンテン系重合体組成物を提供するもので
ある。
異なっていてもよく、水素原子または下記式(e−
1): Ch H2h+1CO− (e−1) (式中、hは8〜20の整数である)で表される基であ
り、但し、R9 、R10、R11およびR12は同時に水素原
子ではない〕で表されるエステル系化合物を含む、4−
メチル−1−ペンテン系重合体組成物を提供するもので
ある。
【0013】以下、本発明の4−メチル−1−ペンテン
系重合体組成物(以下、「本発明の組成物」という)に
ついて詳細に説明する。
系重合体組成物(以下、「本発明の組成物」という)に
ついて詳細に説明する。
【0014】本発明で用いられる4−メチル−1−ペン
テン系重合体(A)は、4−メチル−1−ペンテンの単
独重合体、もしくは4−メチル−1−ペンテンと他のα
−オレフィンの共重合体である。他のα−オレフィンと
しては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセン等の炭素数2〜20のα−オ
レフィンが挙げられる。これらのα−オレフィンは、4
−メチル−1−ペンテン系重合体(A)中に1種単独で
も2種以上の組合せが含まれていてもよい。これらのα
−オレフィンの中でも、1−デセン、1−ドデカン、1
−テトラデカン、1−ヘキサデカン、1−オクタデカン
および1−エイコセンが好ましい。
テン系重合体(A)は、4−メチル−1−ペンテンの単
独重合体、もしくは4−メチル−1−ペンテンと他のα
−オレフィンの共重合体である。他のα−オレフィンと
しては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセン等の炭素数2〜20のα−オ
レフィンが挙げられる。これらのα−オレフィンは、4
−メチル−1−ペンテン系重合体(A)中に1種単独で
も2種以上の組合せが含まれていてもよい。これらのα
−オレフィンの中でも、1−デセン、1−ドデカン、1
−テトラデカン、1−ヘキサデカン、1−オクタデカン
および1−エイコセンが好ましい。
【0015】この4−メチル−1−ペンテン系重合体
(A)における4−メチル−1−ペンテンの含有量は、
ポリエチレンやポリプロピレンより高い透明性と光線透
過率を有し、さらに高い透明性を有する樹脂として知ら
れるPMMAやポリカーボネートに比して紫外部の光線
透過率が高く、耐薬品性に優れ、分析セル、プラスチッ
クレンズ用等の光学材料、実験器具およびUV硬化用の
LEDモールド等の用途に好適な組成物が得られる点
で、通常、80重量%以上であり、好ましくは1〜10
重量%である。
(A)における4−メチル−1−ペンテンの含有量は、
ポリエチレンやポリプロピレンより高い透明性と光線透
過率を有し、さらに高い透明性を有する樹脂として知ら
れるPMMAやポリカーボネートに比して紫外部の光線
透過率が高く、耐薬品性に優れ、分析セル、プラスチッ
クレンズ用等の光学材料、実験器具およびUV硬化用の
LEDモールド等の用途に好適な組成物が得られる点
で、通常、80重量%以上であり、好ましくは1〜10
重量%である。
【0016】この4−メチル−1−ペンテン系重合体
(A)のメルトフローレート(MFR)は、成形温度に
おいて適正な範囲の流動性を示し、良好な成形品を得る
ことができ、しかも耐衝撃性および機械的強度に優れ、
かつ耐久性に優れる本発明の組成物が得られる点で、A
STM D1238に準じて荷重:5.0kg、温度:
260℃の条件で測定したメルトフローレート(MF
R)が、0.01〜400g/10分の範囲にあること
が好ましく、特に、1〜300g/10分の範囲にある
ことが好ましい。
(A)のメルトフローレート(MFR)は、成形温度に
おいて適正な範囲の流動性を示し、良好な成形品を得る
ことができ、しかも耐衝撃性および機械的強度に優れ、
かつ耐久性に優れる本発明の組成物が得られる点で、A
STM D1238に準じて荷重:5.0kg、温度:
260℃の条件で測定したメルトフローレート(MF
R)が、0.01〜400g/10分の範囲にあること
が好ましく、特に、1〜300g/10分の範囲にある
ことが好ましい。
【0017】本発明で用いられるフェノール系化合物
(B)は、前記式(b−1)または(b−2)で表され
る化合物から選ばれる少なくとも1種のフェノール系化
合物である。式(b−1)および(b−2)において、
R1 は前記式(b−3)で表される基であり、mは2ま
たは4、nは0または2である。また、式(b−3)に
おいて、R2 およびR3 は同一でも異なっていてもよ
く、炭素数1〜6のアルキル基であり、R4 はエステル
基を含む2価または3価の基である。炭素数1〜6のア
ルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、iso−プロピル基、t−ブチル基、is
o−ブチル基、neo−ペンチル基、n−ペンチル基、
t−ペンチル基、iso−ペンチル基、n−ヘキシル
基、iso−ヘキシル基等が挙げられる。R4 のエステ
ル基を含む2価または3価の基としては、例えば、下記
式(b−4)〜(b−7)で表される基等が挙げられ
る。
(B)は、前記式(b−1)または(b−2)で表され
る化合物から選ばれる少なくとも1種のフェノール系化
合物である。式(b−1)および(b−2)において、
R1 は前記式(b−3)で表される基であり、mは2ま
たは4、nは0または2である。また、式(b−3)に
おいて、R2 およびR3 は同一でも異なっていてもよ
く、炭素数1〜6のアルキル基であり、R4 はエステル
基を含む2価または3価の基である。炭素数1〜6のア
ルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、iso−プロピル基、t−ブチル基、is
o−ブチル基、neo−ペンチル基、n−ペンチル基、
t−ペンチル基、iso−ペンチル基、n−ヘキシル
基、iso−ヘキシル基等が挙げられる。R4 のエステ
ル基を含む2価または3価の基としては、例えば、下記
式(b−4)〜(b−7)で表される基等が挙げられ
る。
【0018】
【化7】
【0019】このフェノール系化合物(B)の具体例と
しては、テトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕メタン(チバガイギー(株)製、商品名:イルガノ
ックス1010)、3,9−ビス[2−{3−(3−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウン
デカン(住友化学(株)製、商品名:スミライザーGA
80)、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕(チバガイギー(株)製、商品名:イ
ルガノックス259)、トリエチレングリコール−ビス
〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕(チバガイギー(株)
製、商品名:イルガノックス245)あるいはn−オク
タデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−
tert−ブチルフェニル)プロピオネート(チバガイ
ギー(株)製、商品名:イルガノックス1076)等が
挙げられる。これらは1種単独でも2種以上を組み合わ
せても用いられる。これらの中でも、テトラキス〔メチ
レン−3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー
(株)製、商品名:イルガノックス1010)、3,9
−ビス[2−{3−(3−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−
1,1−ジメチルエチル]2,4,8,10−テトラオ
キサスピロ[5.5]ウンデカン(住友化学(株)製、
商品名:スミライザーGA80)が特に好ましい。
しては、テトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕メタン(チバガイギー(株)製、商品名:イルガノ
ックス1010)、3,9−ビス[2−{3−(3−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウン
デカン(住友化学(株)製、商品名:スミライザーGA
80)、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕(チバガイギー(株)製、商品名:イ
ルガノックス259)、トリエチレングリコール−ビス
〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕(チバガイギー(株)
製、商品名:イルガノックス245)あるいはn−オク
タデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−
tert−ブチルフェニル)プロピオネート(チバガイ
ギー(株)製、商品名:イルガノックス1076)等が
挙げられる。これらは1種単独でも2種以上を組み合わ
せても用いられる。これらの中でも、テトラキス〔メチ
レン−3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー
(株)製、商品名:イルガノックス1010)、3,9
−ビス[2−{3−(3−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−
1,1−ジメチルエチル]2,4,8,10−テトラオ
キサスピロ[5.5]ウンデカン(住友化学(株)製、
商品名:スミライザーGA80)が特に好ましい。
【0020】本発明の組成物におけるフェノール系化合
物(B)の配合割合は、成形しても黄色に着色せず、紫
外部の光線透過率に優れる組成物が得られる点で、通
常、4−メチル−1−ペンテン系重合体100重量部に
対して、0.01〜0.50重量部の割合が好ましく、
特に0.02〜0.20重量部の割合が好ましい。
物(B)の配合割合は、成形しても黄色に着色せず、紫
外部の光線透過率に優れる組成物が得られる点で、通
常、4−メチル−1−ペンテン系重合体100重量部に
対して、0.01〜0.50重量部の割合が好ましく、
特に0.02〜0.20重量部の割合が好ましい。
【0021】本発明で用いられるフォスファイト系化合
物(C)は、前記式(c)で表されるものである。式
(C)中、R5 、R6 およびR7 は同一でも異なってい
てもよく、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基で
ある。炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、t−ブチル基、iso−ブチル基、n−ブチル基、
neo−ペンチル基、n−ペンチル基、t−ペンチル
基、iso−ペンチル基、n−ヘキシル基、iso−ヘ
キシル基等が挙げられる。
物(C)は、前記式(c)で表されるものである。式
(C)中、R5 、R6 およびR7 は同一でも異なってい
てもよく、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基で
ある。炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、t−ブチル基、iso−ブチル基、n−ブチル基、
neo−ペンチル基、n−ペンチル基、t−ペンチル
基、iso−ペンチル基、n−ヘキシル基、iso−ヘ
キシル基等が挙げられる。
【0022】このフォスファイト系化合物(C)の具体
例として、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスフ
ァイト(旭電化(株)製、商品名:マークPEP 3
6)、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジフォスファイト(GE(株)
製、商品名:ウエストン624)、ビス(2,4,6−
トリ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトー
ル ジフォスファイト(GE(株)製、商品名:XP6
33)等が挙げられる。これらは1種単独でも2種以上
を組み合わせても用いられる。これらの中でも、特に、
ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェ
ニル)ペンタエリスリトール−ジフォスファイト(旭電
化(株)製、商品名:マークPEP36)が好ましい。
例として、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスフ
ァイト(旭電化(株)製、商品名:マークPEP 3
6)、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジフォスファイト(GE(株)
製、商品名:ウエストン624)、ビス(2,4,6−
トリ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトー
ル ジフォスファイト(GE(株)製、商品名:XP6
33)等が挙げられる。これらは1種単独でも2種以上
を組み合わせても用いられる。これらの中でも、特に、
ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェ
ニル)ペンタエリスリトール−ジフォスファイト(旭電
化(株)製、商品名:マークPEP36)が好ましい。
【0023】本発明の組成物におけるフォスファイト系
化合物(C)の配合割合は、成形して機械的強度に優れ
る成形品が得られ、しかも保管中に(C)成分の加水分
解によって黒色に着色することがない点で、通常、4−
メチル−1−ペンテン系重合体100重量部に対して、
0.01〜0.50重量部の割合が好ましく、特に0.
1〜0.20重量部の割合が好ましい。
化合物(C)の配合割合は、成形して機械的強度に優れ
る成形品が得られ、しかも保管中に(C)成分の加水分
解によって黒色に着色することがない点で、通常、4−
メチル−1−ペンテン系重合体100重量部に対して、
0.01〜0.50重量部の割合が好ましく、特に0.
1〜0.20重量部の割合が好ましい。
【0024】本発明で用いられるカルボン酸金属塩
(D)は、前記式(d)で表されるものである。式
(d)中、Mは2価の金属イオンであり、R8 は炭素数
8以上のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であ
る。Mの2価の金属イオンとしては、例えば、Mg2+、
Zn2+、Ca2+等が挙げられる。また、炭素数8以上の
アルキル基としては、例えば、オクチル基、デシル基、
ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサ
デシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基等が挙げら
れ、ヒドロキシアルキル基としては、例えば、12−ヒ
ドロキシ−ヘプタデシル基、12−ヒドロキシ−ヘキサ
デシル基等が挙げられる。
(D)は、前記式(d)で表されるものである。式
(d)中、Mは2価の金属イオンであり、R8 は炭素数
8以上のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であ
る。Mの2価の金属イオンとしては、例えば、Mg2+、
Zn2+、Ca2+等が挙げられる。また、炭素数8以上の
アルキル基としては、例えば、オクチル基、デシル基、
ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサ
デシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基等が挙げら
れ、ヒドロキシアルキル基としては、例えば、12−ヒ
ドロキシ−ヘプタデシル基、12−ヒドロキシ−ヘキサ
デシル基等が挙げられる。
【0025】このカルボン酸金属塩(D)の具体例とし
ては、ステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、商品名:S
Z2000)、ステアリン酸マグネシウム(堺化学
(株)製、商品名:マグネシュームステアレイト)等が
挙げられる。
ては、ステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、商品名:S
Z2000)、ステアリン酸マグネシウム(堺化学
(株)製、商品名:マグネシュームステアレイト)等が
挙げられる。
【0026】本発明の組成物におけるカルボン酸金属塩
(D)の配合割合は、塩素イオンによる金型の腐食の防
止に有効であり、また透明性に優れる成形品が得られる
点で、通常、4−メチル−1−ペンテン系重合体100
重量部に対して、0.01〜0.20重量部の割合が好
ましく、特に0.01〜0.10重量部の割合が好まし
い。
(D)の配合割合は、塩素イオンによる金型の腐食の防
止に有効であり、また透明性に優れる成形品が得られる
点で、通常、4−メチル−1−ペンテン系重合体100
重量部に対して、0.01〜0.20重量部の割合が好
ましく、特に0.01〜0.10重量部の割合が好まし
い。
【0027】本発明で用いられるエステル系化合物
(E)は、前記式(e)で表されるものである。前記式
(e)において、R9 、R10、R11およびR12は同一で
も異なっていてもよく、水素原子または下記式(e−
1): Ch H2h+1CO− (e−1) で表される基であり、但し、R9 、R10、R11およびR
12は同時に水素原子ではない。式(e−1)中、hは8
〜20の整数である。前記式(e−1)で表される基の
具体例として、オクタノイル基、デカノイル基、ドデカ
ノイル基、テトラデカノイル基、ペンタデカノイル基、
ヘキサデカノイル基、ヘプタデカノイル基、オクタデカ
ノイル基、ノナデカノイル基等が挙げられる。
(E)は、前記式(e)で表されるものである。前記式
(e)において、R9 、R10、R11およびR12は同一で
も異なっていてもよく、水素原子または下記式(e−
1): Ch H2h+1CO− (e−1) で表される基であり、但し、R9 、R10、R11およびR
12は同時に水素原子ではない。式(e−1)中、hは8
〜20の整数である。前記式(e−1)で表される基の
具体例として、オクタノイル基、デカノイル基、ドデカ
ノイル基、テトラデカノイル基、ペンタデカノイル基、
ヘキサデカノイル基、ヘプタデカノイル基、オクタデカ
ノイル基、ノナデカノイル基等が挙げられる。
【0028】このエステル系化合物(E)の具体例とし
て、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエ
リスリトールジステアレート、ペンタエリスリトールト
リステアレート、ペンタエリスリトールテトラステアレ
ート、ペンタエリスリトールモノパルミチネート、ペン
タエリスリトールジパルミチナート、ペンタエリスリト
ールトリパルミチネート、ペンタエリスルトールテトラ
パルミチネート、ペンタエリスリトールモノラウリネー
ト、ペンタエリスリトールジラウリネート、ペンタエリ
スリトールトリラウリネート、ペンタエリスリトールテ
トララウリネート等が挙げられる。これらは1種単独で
も2種以上を組み合わせた混合物として使用してもよ
い。これらの中では、特に、ペンタエリスリトールジス
テアレートを主成分とするペンタエリスリトールのステ
アレートの混合物(日本油脂(株)、商品名:ユニスタ
ーH−476D)が好ましい。
て、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエ
リスリトールジステアレート、ペンタエリスリトールト
リステアレート、ペンタエリスリトールテトラステアレ
ート、ペンタエリスリトールモノパルミチネート、ペン
タエリスリトールジパルミチナート、ペンタエリスリト
ールトリパルミチネート、ペンタエリスルトールテトラ
パルミチネート、ペンタエリスリトールモノラウリネー
ト、ペンタエリスリトールジラウリネート、ペンタエリ
スリトールトリラウリネート、ペンタエリスリトールテ
トララウリネート等が挙げられる。これらは1種単独で
も2種以上を組み合わせた混合物として使用してもよ
い。これらの中では、特に、ペンタエリスリトールジス
テアレートを主成分とするペンタエリスリトールのステ
アレートの混合物(日本油脂(株)、商品名:ユニスタ
ーH−476D)が好ましい。
【0029】本発明の組成物におけるエステル系化合物
(E)の配合割合は、水に対する濡れ性および耐金型汚
染性に優れ、透明性に優れる成形品が得られる点で、通
常、4−メチル−1−ペンテン系重合体100重量部に
対して、特に0.01〜5.0重量部の割合が好まし
く、特に0.10〜2.0重量部の割合が好ましい。
(E)の配合割合は、水に対する濡れ性および耐金型汚
染性に優れ、透明性に優れる成形品が得られる点で、通
常、4−メチル−1−ペンテン系重合体100重量部に
対して、特に0.01〜5.0重量部の割合が好まし
く、特に0.10〜2.0重量部の割合が好ましい。
【0030】本発明の4−メチル−(A)4−メチル−
1−ペンテン系重合体、(B)フェノール系化合物、
(C)フォスファイト化合物、(D)カルボン酸金属塩
および(E)エステル系化合物以外に、シランカップリ
ング剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、スリップ剤、核剤、
顔料、染料等の通常ポリオレフィンに添加して使用され
る各種配合剤を、本発明の目的を損なわない範囲で添加
してもよい。
1−ペンテン系重合体、(B)フェノール系化合物、
(C)フォスファイト化合物、(D)カルボン酸金属塩
および(E)エステル系化合物以外に、シランカップリ
ング剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、スリップ剤、核剤、
顔料、染料等の通常ポリオレフィンに添加して使用され
る各種配合剤を、本発明の目的を損なわない範囲で添加
してもよい。
【0031】本発明の組成物の製造は、(A)4−メチ
ル−1−ペンテン系重合体、(B)フェノール系化合
物、(C)フォスファイト化合物、(D)カルボン酸金
属塩、(E)エステル系化合物、および必要に応じて添
加される各種の添加剤を混合後、溶融混練し、必要に応
じて、造粒あるいは粉砕する方法にしたがって行うこと
ができる。
ル−1−ペンテン系重合体、(B)フェノール系化合
物、(C)フォスファイト化合物、(D)カルボン酸金
属塩、(E)エステル系化合物、および必要に応じて添
加される各種の添加剤を混合後、溶融混練し、必要に応
じて、造粒あるいは粉砕する方法にしたがって行うこと
ができる。
【0032】混合および溶融混練の方法としては、種々
公知の方法を採用することができ、特に制限されない。
例えば、混合は、V型−ポリスチレンブレンダー、リボ
ンブレンダー、ヘンシェルミキサー、タンブラーブレン
ダー等の混合機を用いる方法が挙げられ、溶融混練は、
単軸押出機、複軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサ
ー等を用いる方法が挙げられる。
公知の方法を採用することができ、特に制限されない。
例えば、混合は、V型−ポリスチレンブレンダー、リボ
ンブレンダー、ヘンシェルミキサー、タンブラーブレン
ダー等の混合機を用いる方法が挙げられ、溶融混練は、
単軸押出機、複軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサ
ー等を用いる方法が挙げられる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を挙げ、
本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を
越えない限り、これらの実施例になんら限定されるもの
ではない。以下の実施例および比較例において、金型汚
染性の評価、ならびにMFR、光線透過率および濡れ接
触角の測定は、下記の方法で行った。
本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を
越えない限り、これらの実施例になんら限定されるもの
ではない。以下の実施例および比較例において、金型汚
染性の評価、ならびにMFR、光線透過率および濡れ接
触角の測定は、下記の方法で行った。
【0034】(1)金型汚染性 入れコマ式の金型を使用して、次の条件で連続射出成形
テストを行った。テスト前後の金型の光沢を測定し、下
記式(I)から光沢保持率を計算し、金型汚染性の指標
とした。 テスト条件 射出成形機 名機製作所製、M100 シリンダー温度 C1 /C2 /C3 /ノズル 260/280/290
/290℃ 金型温度 60℃ ショット数 500ショット 光沢保持率(%)=グロス(500) /グロス(0) ×100 ───(I)
テストを行った。テスト前後の金型の光沢を測定し、下
記式(I)から光沢保持率を計算し、金型汚染性の指標
とした。 テスト条件 射出成形機 名機製作所製、M100 シリンダー温度 C1 /C2 /C3 /ノズル 260/280/290
/290℃ 金型温度 60℃ ショット数 500ショット 光沢保持率(%)=グロス(500) /グロス(0) ×100 ───(I)
【0035】(2)試料片の成形 下記成形条件で110mm×110mm×2mmt の角
板を射出成形して、MFR、光線透過率および濡れ接触
角を測定した。 成形条件 射出成形機 名機製作所製、M100 シリンダー温度 C1 /C2 /C3 /ノズル 270/290/300
/300℃ 金型温度 60℃
板を射出成形して、MFR、光線透過率および濡れ接触
角を測定した。 成形条件 射出成形機 名機製作所製、M100 シリンダー温度 C1 /C2 /C3 /ノズル 270/290/300
/300℃ 金型温度 60℃
【0036】MFR ASTMD1238に準拠して荷重:5Kg、温度:2
60℃の条件で測定した 光線透過率 角板の光線透過率分光光度計(島津製作所(株)製、M
PS−2000型)を用いて波長340nmで測定し
た。 濡れ接触角 角板の水に対する濡れ接触角を、接触角測定装置(協和
界面科学(株)製の、CA−SミクロII型)を用いて2
3℃で測定し、濡れ性の指標とした。
60℃の条件で測定した 光線透過率 角板の光線透過率分光光度計(島津製作所(株)製、M
PS−2000型)を用いて波長340nmで測定し
た。 濡れ接触角 角板の水に対する濡れ接触角を、接触角測定装置(協和
界面科学(株)製の、CA−SミクロII型)を用いて2
3℃で測定し、濡れ性の指標とした。
【0037】(実施例1)4−メチル−1−ペンテン・
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部に対し
て、ペンタエリスリトールジステアレートを主成分とす
るペンタエリスリトールのステアリン酸塩の混合物(日
本油脂(株)、商品名:ユニスターH−476D)1.
0重量部、酸化防止剤としてテトラキス〔メチレン−3
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)
製、商品名:イルガノックス1010)0.03重量
部、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト
(旭電化(株)製、商品名:マークPEP36)0.0
3重量部およびステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、商
品名:SZ2000)0.06重量部の比率で配合し、
ヘンシェルミキサーを用いて高速で1分間混合した。得
られた混合物を二軸押出機で300℃溶融混練し、押出
成形してペレットを得た。このペレットをMFRの測
定、金型汚染性の評価、光線透過率および濡れ接触角の
測定に供した。結果を表1に示す。
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部に対し
て、ペンタエリスリトールジステアレートを主成分とす
るペンタエリスリトールのステアリン酸塩の混合物(日
本油脂(株)、商品名:ユニスターH−476D)1.
0重量部、酸化防止剤としてテトラキス〔メチレン−3
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)
製、商品名:イルガノックス1010)0.03重量
部、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト
(旭電化(株)製、商品名:マークPEP36)0.0
3重量部およびステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、商
品名:SZ2000)0.06重量部の比率で配合し、
ヘンシェルミキサーを用いて高速で1分間混合した。得
られた混合物を二軸押出機で300℃溶融混練し、押出
成形してペレットを得た。このペレットをMFRの測
定、金型汚染性の評価、光線透過率および濡れ接触角の
測定に供した。結果を表1に示す。
【0038】(実施例2)4−メチル−1−ペンテン・
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部、ペン
タエリスリトールジステアレートを主成分とするペンタ
エリスリトールのステアリン酸塩の混合物(日本油脂
(株)、商品名:ユニスターH−476D)0.5重量
部、酸化防止剤としてテトラキス〔メチレン−3(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)製、商品
名:イルガノックス1010)0.03重量部、ビス
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト(旭電
化(株)製、商品名:マークPEP36)0.03重量
部およびステアリン酸マグネシウム(堺化学(株)、商
品名:マグネシュームステアレイト)0.06重量部の
比率で配合し、ヘンシェルミキサーを用いて高速で1分
間混合した。得られた混合物を二軸押出機で300℃で
溶融混練し、押出成形してペレットを得た。このペレッ
トをMFRの測定、金型汚染性の評価、光線透過率およ
び濡れ接触角の測定に供した。結果を表1に示す。
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部、ペン
タエリスリトールジステアレートを主成分とするペンタ
エリスリトールのステアリン酸塩の混合物(日本油脂
(株)、商品名:ユニスターH−476D)0.5重量
部、酸化防止剤としてテトラキス〔メチレン−3(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)製、商品
名:イルガノックス1010)0.03重量部、ビス
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト(旭電
化(株)製、商品名:マークPEP36)0.03重量
部およびステアリン酸マグネシウム(堺化学(株)、商
品名:マグネシュームステアレイト)0.06重量部の
比率で配合し、ヘンシェルミキサーを用いて高速で1分
間混合した。得られた混合物を二軸押出機で300℃で
溶融混練し、押出成形してペレットを得た。このペレッ
トをMFRの測定、金型汚染性の評価、光線透過率およ
び濡れ接触角の測定に供した。結果を表1に示す。
【0039】(実施例3)4−メチル−1−ペンテン・
1−ヘキサデセン共重合体粉末(1−ヘキサデセン含有
量:4.0重量%、MFR=5.0g/10分)100
重量部に対して、ペンタエリスリトールジステアレート
を主成分とするペンタエリスリトールのステアレートの
混合物(日本油脂(株)、商品名:ユニスターH−47
6D)0.5重量部、酸化防止剤として3,9−ビス
[2−{3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1
−ジメチルエチル]2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ[5.5]ウンデカン(住友化学(株)製、商品
名:スミライザーGA80)、ビス(2,6−ジ−te
rt−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ール−ジ−フォスファイト(旭電化(株)製、商品名:
マークPEP36)0.03重量部およびステアリン酸
マグネシウム(堺化学(株)、商品名、マグネシューム
ステアレイト)0.06重量部の比率で配合し、ヘンシ
ェルミキサーを用いて高速で1分間混合した。得られた
混合物を二軸押出機で300℃で溶融混練し、押出成形
してペレットを得た。このペレットをMFRの測定、金
型汚染性の評価、光線透過率および濡れ接触角の測定に
供した。結果を表1に示す。
1−ヘキサデセン共重合体粉末(1−ヘキサデセン含有
量:4.0重量%、MFR=5.0g/10分)100
重量部に対して、ペンタエリスリトールジステアレート
を主成分とするペンタエリスリトールのステアレートの
混合物(日本油脂(株)、商品名:ユニスターH−47
6D)0.5重量部、酸化防止剤として3,9−ビス
[2−{3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1
−ジメチルエチル]2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ[5.5]ウンデカン(住友化学(株)製、商品
名:スミライザーGA80)、ビス(2,6−ジ−te
rt−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ール−ジ−フォスファイト(旭電化(株)製、商品名:
マークPEP36)0.03重量部およびステアリン酸
マグネシウム(堺化学(株)、商品名、マグネシューム
ステアレイト)0.06重量部の比率で配合し、ヘンシ
ェルミキサーを用いて高速で1分間混合した。得られた
混合物を二軸押出機で300℃で溶融混練し、押出成形
してペレットを得た。このペレットをMFRの測定、金
型汚染性の評価、光線透過率および濡れ接触角の測定に
供した。結果を表1に示す。
【0040】(比較例1)4−メチル−1−ペンテン・
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部に対し
て、安定剤として、テトラキス〔メチレン−3(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)製、商品
名:イルガノックス1010)0.10重量部、ジラウ
リル チオジプロピオネート(吉富製薬(株)製、商品
名:DLTP)0.20重量部およびステアリン酸亜鉛
(堺化学(株)、商品名:SZ2000)0.06重量
部の比率で配合しヘンシェルミキサーを用いて高速で1
分間混合した。得られた混合物を二軸押出機で300℃
溶融混練し、押出成形してペレットを得た。このペレッ
トをMFRの測定、金型汚染性の評価、光線透過率およ
び濡れ接触角の測定に供した。結果を表1に示す。
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部に対し
て、安定剤として、テトラキス〔メチレン−3(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)製、商品
名:イルガノックス1010)0.10重量部、ジラウ
リル チオジプロピオネート(吉富製薬(株)製、商品
名:DLTP)0.20重量部およびステアリン酸亜鉛
(堺化学(株)、商品名:SZ2000)0.06重量
部の比率で配合しヘンシェルミキサーを用いて高速で1
分間混合した。得られた混合物を二軸押出機で300℃
溶融混練し、押出成形してペレットを得た。このペレッ
トをMFRの測定、金型汚染性の評価、光線透過率およ
び濡れ接触角の測定に供した。結果を表1に示す。
【0041】(比較例2)4−メチル−1−ペンテン・
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部に対し
て、酸化防止剤として、テトラキス〔メチレン−3
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)
製、商品名:イルガノックス1010)0.03重量
部、ジス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト
(旭電化(株)製、商品名:マークPEP36)0.0
3重量部およびステアリン酸亜鉛(堺化学(株)、商品
名:SZ2000)0.06重量部の比率で配合し、ヘ
ンシェルミキサーを用いて高速で1分間混合した。得ら
れた混合物を二軸押出機で300℃溶融混練し、押出成
形してペレットを得た。このペレットをMFRの測定、
金型汚染性の評価、光線透過率および濡れ接触角の測定
に供した。結果を表1に示す。
1−デセン共重合体粉末(1−デセン含有量:3.0重
量%、MFR=5.0g/10分)100重量部に対し
て、酸化防止剤として、テトラキス〔メチレン−3
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)
製、商品名:イルガノックス1010)0.03重量
部、ジス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト
(旭電化(株)製、商品名:マークPEP36)0.0
3重量部およびステアリン酸亜鉛(堺化学(株)、商品
名:SZ2000)0.06重量部の比率で配合し、ヘ
ンシェルミキサーを用いて高速で1分間混合した。得ら
れた混合物を二軸押出機で300℃溶融混練し、押出成
形してペレットを得た。このペレットをMFRの測定、
金型汚染性の評価、光線透過率および濡れ接触角の測定
に供した。結果を表1に示す。
【0042】
【0043】
【発明の効果】本発明の4−メチル−1−ペンテン系重
合体組成物は、4−メチル−1−ペンテン系重合体が本
来有する高い光線透過率を保持しながら、金型汚染性が
低く、また、水等に対する濡れ性にも優れるものであ
る。そのため、本発明の4−メチル−1−ペンテン系重
合体組成物本発明によって、射出成形法や押出成形法等
の各種の成形法によって透明性、光線透過率、金型汚染
性および濡れ性の優れた成形品を得ることができる。そ
のため、本発明の4−メチル−1−ペンテン系重合体組
成物は、分析セルやプラスチックレンズ用等の光学材
料、実験器具あるいはUV硬化用のコンタクトレンズ用
のモールド等の用途に好適である。
合体組成物は、4−メチル−1−ペンテン系重合体が本
来有する高い光線透過率を保持しながら、金型汚染性が
低く、また、水等に対する濡れ性にも優れるものであ
る。そのため、本発明の4−メチル−1−ペンテン系重
合体組成物本発明によって、射出成形法や押出成形法等
の各種の成形法によって透明性、光線透過率、金型汚染
性および濡れ性の優れた成形品を得ることができる。そ
のため、本発明の4−メチル−1−ペンテン系重合体組
成物は、分析セルやプラスチックレンズ用等の光学材
料、実験器具あるいはUV硬化用のコンタクトレンズ用
のモールド等の用途に好適である。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)4−メチル−1−ペンテン系重合
体、 (B)下記式(b−1)または(b−2): (R1 )m CHn (b−1) R1 −R1 (b−2) 〔式中、R1 は下記式(b−3): 【化1】 (式(b−3)中、R2 およびR3 は同一でも異なって
いてもよく、炭素数1〜6のアルキル基であり、R4 は
エステル基を含む2価または3価の基である)で表され
る基であり、mは2または4、nは0または2である〕
で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のフェノ
ール系化合物、 (C)下記式(c): 【化2】 〔式中、R5 、R6 およびR7 は同一でも異なっていて
もよく、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基であ
る〕で表されるフォスファイト系化合物、 (D)下記式(d): (R8 COO)2 M (d) 〔式中、Mは2価の金属イオンであり、R8 は炭素数8
以上のアルキル基またはヒドロキシアルキル基〕で表さ
れるカルボン酸金属塩、および (E)下記式(e): 【化3】 〔R9 、R10、R11およびR12は同一でも異なっていて
もよく、水素原子または下記式(e−1): Ch H2h+1CO− (e−1) (式中、hは8〜20の整数である)で表される基であ
り、但し、R9 、R10、R11およびR12は同時に水素原
子ではない〕で表されるエステル系化合物を含む、4−
メチル−1−ペンテン系重合体組成物。 - 【請求項2】前記4−メチル−1−ペンテン系重合体
が、炭素数2〜20のα−オレフィンと4−メチル−1
−ペンテンのランダム共重合体であって、4−メチル−
1−ペンテンの含有率が80重量%以上であるものであ
る請求項1に記載の4−メチル−1−ペンテン系重合体
組成物。 - 【請求項3】前記4−メチル−1−ペンテン系重合体
が、4−メチル−1−ペンテンと、1−デセン、1−ド
デセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセンおよび1
−オクタデセンから選ばれる少なくとも1種とのランダ
ム共重合体である請求項1に記載の4−メチル−1−ペ
ンテン系重合体組成物。 - 【請求項4】前記(B)フェノール系化合物が、テトラ
キス〔メチレン−3(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタンであ
り、前記(C)フォスファイト系化合物が、ビス(2,
6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペン
タエリスリトール−ジ−フォスファイトであり、前記
(E)エステル系化合物が、ペンタエリスリトールジス
テアレートを主成分とするペンタエリスリトールステア
レート類の混合物である請求項1に記載の4−メチル−
1−ペンテン系重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8585393A JPH06299019A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8585393A JPH06299019A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06299019A true JPH06299019A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13870440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8585393A Pending JPH06299019A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06299019A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008094909A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Mitsui Chemicals Inc | 4−メチル−1−ペンテン系重合体離型フィルム |
| WO2014084339A1 (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-05 | 三井化学株式会社 | 光学材料用組成物およびその用途 |
| JP2021091786A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 三井化学株式会社 | 4−メチル−1−ペンテン・α−オレフィン共重合体組成物および成形体 |
| WO2021172257A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 三井化学東セロ株式会社 | 多層離型フィルム |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP8585393A patent/JPH06299019A/ja active Pending
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| US9529118B2 (en) | 2012-11-30 | 2016-12-27 | Mitsui Chemicals, Inc. | Composition for optical material and use of same |
| JP2021091786A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 三井化学株式会社 | 4−メチル−1−ペンテン・α−オレフィン共重合体組成物および成形体 |
| WO2021172257A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 三井化学東セロ株式会社 | 多層離型フィルム |
| JPWO2021172257A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 |
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