JPH0437097B2 - - Google Patents
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- JPH0437097B2 JPH0437097B2 JP58084951A JP8495183A JPH0437097B2 JP H0437097 B2 JPH0437097 B2 JP H0437097B2 JP 58084951 A JP58084951 A JP 58084951A JP 8495183 A JP8495183 A JP 8495183A JP H0437097 B2 JPH0437097 B2 JP H0437097B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/18—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
- C08L23/20—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms having four to nine carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/20—Oxides; Hydroxides
- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/06—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to homopolymers or copolymers of aliphatic hydrocarbons containing only one carbon-to-carbon double bond
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は難燃性で機械的物性にすぐれ、かつ結
晶転移速度の大きいポリ−1−ブテン樹脂組成物
に関する。 結晶ポリ−1−ブテン樹脂はその優れたクリー
プ特性、変形に対する強度、耐熱性などを有する
ことから用途開発が積極的に行われている。しか
し、ポリ−1−ブテン樹脂も他のポリオレフイン
と同様に燃焼しやすいという欠点を有している。 このため、ポリ−1−ブテンを難燃化するため
の方法が種々提案されている。これらのうち、最
も広く行われているのは、ハロゲン含有化合物と
酸化アンチモンとをポリオレフインに添加する方
法である(たとえばBE760319)。しかしながら、
この樹脂組成物は高度の難燃性を有するが、燃焼
時の発煙量が多く、かつ有毒なガスを発生する。 一方、このような欠点を有しない難燃化方法と
して、無機のフイラー、とくに水酸化マグネシウ
ムを樹脂に配合する方法が提案されている。中で
も特公昭57−10890号公報には、プラスチツクに
特定の水酸化マグネシウム粉末を配合することに
より、難燃性のみならず、機械的性質や成形性に
も優れた組成物が得られると記載されており、又
該プラスチツクとしてポリ−1−ブテンも例示さ
れている。更に、高級脂肪酸、高級脂肪酸塩又は
シラン系化合物で該水酸化マグネシウムを表面処
理することが好ましい旨も記載されている。 しかしながら、上記処方をポリ−1−ブテン樹
脂に適用した場合には難燃性は満足できるものの
機械的性質については十分とは言えず、更にポリ
−1−ブテン樹脂のもつもう一つの欠点、すなわ
ち結晶転移速度が遅いという性質は残されたまま
である。ポリ−1−ブテン樹脂は、その溶融物か
ら固化すると、初めに準安定な型(正方晶系変
態)をとり、続いて数日間に渡つてゆつくりと安
定なI型(六方晶系変態)に結晶転移をすること
が知られている。ポリ−1−ブテン樹脂は型の
状態では柔らかく、その間に輸送等により変形を
受けたままI型に結晶転移をすると変形が残留
し、製品としての価値がなくなるので、結晶転移
が終了する迄の間は、成形品の取扱いに苦慮して
いるのが現状である。 本発明者らは、水酸化マグネシウムを添加し難
燃化したポリ−1−ブテン樹脂の機械的特性を改
良する処方を検討した結果、不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体をグラフト共重合させたポリオレ
フインを添加することにより、上記目的が達成さ
れることのみならず、結晶転移速度も向上するこ
とを見出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、 (A)ポリ−1−ブテン100重量部に対し、(B)水酸
化マグネシウムを110重量部ないし1000重量部お
よび(C)不飽和カルボン酸またはその誘導体をグラ
フト共重合させたポリオレフインを10重量部ない
し150重量部配合してなるポリ−1−ブテン樹脂
組成物である。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明に用いるポリ−1−ブテン樹脂とは、1
−ブテンの単独重合体のみならず、1−ブテンと
20モル%以下の他のα−オレフイン、例えばエチ
レンおよび/またはプロピレン、4−メチル−1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等との
共重合体をも含み、通常メルトフローレート(以
下MFR)0.1ないし50g/10min(ASTM D
1238N)、結晶化度20ないし65%の範囲のもので
ある。このうち、とくにα−オレフインとのラン
ダム共重合による軟質ポリ−1−ブテンを用いる
ことが本発明の効果をより発揮させる上で好まし
い。ここにいう軟質ポリ−1−ブテンとは、
MFRが0.1ないし50g/10min、X線測定による
結晶化度が20〜55%の1−ブテンと20モル%以下
の他のα−オレフインとの共重合体である。 また本発明に用いる水酸化マグネシウムは、い
かなるものでも用いられ得るが、好ましくは平均
粒径が約50mμないし約5μ、とくに好ましくは
200mμないし2μの微粉末で、形状は粒状、板状、
針状等である。平均粒径が約50mμより小さい場
合、二次凝集体を形成し、ポリ−1−ブテン樹脂
に配合した時に二次凝集体のままで存在する可能
性は高まり、組成物の機械的強度が低下すること
がある。また水酸化マグネシウムのポリ−1−ブ
テン樹脂中における濃度が不均一になるため、難
燃性にも好結果を及ぼさない。水酸化マグネシウ
ムの平均粒径が約5μを越えると、ポリ−1−ブ
テン樹脂に配合した時に難燃効果が低下するとと
もに、機械的性質も低下し、成形品の表面光沢も
悪くなる。従つて平均粒径が上述の範囲にあるこ
とが好ましい。 水酸化マグネシウムの配合量は、ポリ−1−ブ
テン樹脂100重量部に対し約110重量部ないし約
1000重量部であることが必要である。約110重量
部よりも少ないと難燃効果が充分でなく、約1000
重量部よりも多いと機械的性質、例えば引張強度
や衝撃強度の低下や成形品の外観が低下するの
で、上記範囲にあることが必要である。 さらに本発明においては、前記ポリ−1−ブテ
ンおよび水酸化マグネシウムに、さらに不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体をグラフト共重合させ
たポリオレフイン(以下、「変性ポリオレフイン」
という)を添加するものである。 グラフト共重合されるポリオレフインとして
は、たとえば低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポ
リ−4−メチル−1−ペンテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合
体、プロピレン−1−ブテン共重合体、これらの
混合物などである。これらの中では、とくにポリ
プロピレンが本発明に係る樹脂組成物の機械的性
質が優れる点で好ましい。 ポリオレフインにグラフト共重合される不飽和
カルボン酸またはその誘導体は、不飽和カルボン
酸、その無水物やエステルである。不飽和カルボ
ン酸またはその無水物としては、例えば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、イタコン
酸、無水イタコン酸、3−シクロヘキセンカルボ
ン酸、4−シクロヘキセンジカルボン酸、5−ノ
ルボルネン−2,3−ジカルボン酸などを挙げる
ことができる。これらの中では無水マレイン酸を
使用するのがもつとも好ましい。 ポリオレフインに、不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体、例えば不飽和カルボン酸またはその無
水物をグラフト共重合させるための反応は、周知
のごとく種々の方法を採用することができる。た
とえば両者を溶媒の存在下または不存在下、ラジ
カル開始剤を添加してまたは添加せずに高温度に
加熱することによつて行われる。反応に際し、ス
チレンのような他のビニル単量体を共存させても
よい。 変性ポリオレフインのグラフト程度は、通常基
ポリオレフイン100重量部に対して不飽和カルボ
ン酸又はその無水物が約0.01ないし約10重量部の
範囲である。 本発明にかかる樹脂組成物にはポリ−1−ブテ
ン樹脂以外のポリオレフインを配合してもよい。
この場合のポリ−1−ブテン樹脂以外のポリオレ
フインの配合割合は、変性ポリオレフイン100重
量部に対して最大約1000重量部である。約1000重
量部を超えると、変性ポリオレフインの配合によ
る本発明の効果が小さくなるので好ましくない。 変性ポリオレフインの配合量は、グラフトさせ
るポリオレフインの種類、不飽和カルボン酸等の
グラフト程度、ポリ−1−ブテン樹脂以外のポリ
オレフインの配合割合およびポリ−1−ブテン樹
脂の種類などによつても異なるが、通常ポリ−1
−ブテン樹脂、水酸化マグネシウムおよび変性ポ
リオレフインの三者の混合物中の混合割合として
約3ないし約25重量%であることが本発明の効果
を発揮する上で好ましい。 なお本発明に係るポリ−1−ブテン樹脂組成物
には、通常ポリオレフインに添加して使用される
各種配合剤、例えば耐候安定剤、耐熱安定剤、ス
リツプ剤、核剤、顔料、染料、滑剤等を本発明の
効果を損わない範囲で添加しておいてもよい。 水酸化マグネシウムBおよび変性ポリオレフイ
ンCをポリ−1−ブテン樹脂Aに配合して、ポリ
−1−ブテン樹脂組成物を製造する方法としては
種々の方法を採用することができる。すなわち
(i)A、BおよびCを同時に溶融混練する方法、
()BとCをあらかじめ溶融混練してペレツト
とし、これとAとを混融混練する方法、()A
とBをあらかじめ溶融混練してペレツトとし、こ
れとCとを溶融混練する方法などを挙げることが
できる。これらの内では()の方法が好まし
い。混練に使用できる装置としては、単軸押出
機、多軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダー
等の各種混練機が使用可能である。 本発明により、ポリ−1−ブテン樹脂の難燃化
剤配合に伴なう機械的性質の大巾な低下を防止で
きると共に、結晶化速度をも向上させることがで
きるようになつた。 以下に本発明の実施例を挙げて説明するが、本
発明はこれらに制限されるものと解してはならな
い。 実施例1ないし7、比較例1ないし3 第1表記載のポリ−1−ブテン、水酸化マグネ
シウム、変性ポリプロピイン及び必要に応じてポ
リプロピレンを第1表記載の割合で混合し、安定
剤としてイルガノツクス1010、BHTをそれぞれ
0.2wt%及びステアリン酸Caを0.5wt%添加し、
ヘンシエルミキサーで十分に攪拌混合の後、バン
バリフイラーミキサーを用いて150℃で5分間混
練し、次いでこの混練物を粉砕し、射出成形機を
用いて成形し、射出成形角板を得た。このペレツ
トより200℃、加圧50Kg/cm2、加圧時間10分の条
件でプレス成形して厚さ3mmのシートを製作し
た。このシートより巾1.52cm、長さ12.7cmの矩形
の試験片5本と引張試験用試験片5本を切り出し
UL94V試験法に準じた難燃試験を行つた。また
インストロン引張試験機を用いて引張特性を調べ
た。更にX線回折により結晶転移速度を測定し
た。 結果を第1表に示す。表より本発明のポリ−1
−ブテン樹脂組成物は難燃性、機械的性質および
結晶転移速度の点でとくに優れていることが分
る。
晶転移速度の大きいポリ−1−ブテン樹脂組成物
に関する。 結晶ポリ−1−ブテン樹脂はその優れたクリー
プ特性、変形に対する強度、耐熱性などを有する
ことから用途開発が積極的に行われている。しか
し、ポリ−1−ブテン樹脂も他のポリオレフイン
と同様に燃焼しやすいという欠点を有している。 このため、ポリ−1−ブテンを難燃化するため
の方法が種々提案されている。これらのうち、最
も広く行われているのは、ハロゲン含有化合物と
酸化アンチモンとをポリオレフインに添加する方
法である(たとえばBE760319)。しかしながら、
この樹脂組成物は高度の難燃性を有するが、燃焼
時の発煙量が多く、かつ有毒なガスを発生する。 一方、このような欠点を有しない難燃化方法と
して、無機のフイラー、とくに水酸化マグネシウ
ムを樹脂に配合する方法が提案されている。中で
も特公昭57−10890号公報には、プラスチツクに
特定の水酸化マグネシウム粉末を配合することに
より、難燃性のみならず、機械的性質や成形性に
も優れた組成物が得られると記載されており、又
該プラスチツクとしてポリ−1−ブテンも例示さ
れている。更に、高級脂肪酸、高級脂肪酸塩又は
シラン系化合物で該水酸化マグネシウムを表面処
理することが好ましい旨も記載されている。 しかしながら、上記処方をポリ−1−ブテン樹
脂に適用した場合には難燃性は満足できるものの
機械的性質については十分とは言えず、更にポリ
−1−ブテン樹脂のもつもう一つの欠点、すなわ
ち結晶転移速度が遅いという性質は残されたまま
である。ポリ−1−ブテン樹脂は、その溶融物か
ら固化すると、初めに準安定な型(正方晶系変
態)をとり、続いて数日間に渡つてゆつくりと安
定なI型(六方晶系変態)に結晶転移をすること
が知られている。ポリ−1−ブテン樹脂は型の
状態では柔らかく、その間に輸送等により変形を
受けたままI型に結晶転移をすると変形が残留
し、製品としての価値がなくなるので、結晶転移
が終了する迄の間は、成形品の取扱いに苦慮して
いるのが現状である。 本発明者らは、水酸化マグネシウムを添加し難
燃化したポリ−1−ブテン樹脂の機械的特性を改
良する処方を検討した結果、不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体をグラフト共重合させたポリオレ
フインを添加することにより、上記目的が達成さ
れることのみならず、結晶転移速度も向上するこ
とを見出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、 (A)ポリ−1−ブテン100重量部に対し、(B)水酸
化マグネシウムを110重量部ないし1000重量部お
よび(C)不飽和カルボン酸またはその誘導体をグラ
フト共重合させたポリオレフインを10重量部ない
し150重量部配合してなるポリ−1−ブテン樹脂
組成物である。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明に用いるポリ−1−ブテン樹脂とは、1
−ブテンの単独重合体のみならず、1−ブテンと
20モル%以下の他のα−オレフイン、例えばエチ
レンおよび/またはプロピレン、4−メチル−1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等との
共重合体をも含み、通常メルトフローレート(以
下MFR)0.1ないし50g/10min(ASTM D
1238N)、結晶化度20ないし65%の範囲のもので
ある。このうち、とくにα−オレフインとのラン
ダム共重合による軟質ポリ−1−ブテンを用いる
ことが本発明の効果をより発揮させる上で好まし
い。ここにいう軟質ポリ−1−ブテンとは、
MFRが0.1ないし50g/10min、X線測定による
結晶化度が20〜55%の1−ブテンと20モル%以下
の他のα−オレフインとの共重合体である。 また本発明に用いる水酸化マグネシウムは、い
かなるものでも用いられ得るが、好ましくは平均
粒径が約50mμないし約5μ、とくに好ましくは
200mμないし2μの微粉末で、形状は粒状、板状、
針状等である。平均粒径が約50mμより小さい場
合、二次凝集体を形成し、ポリ−1−ブテン樹脂
に配合した時に二次凝集体のままで存在する可能
性は高まり、組成物の機械的強度が低下すること
がある。また水酸化マグネシウムのポリ−1−ブ
テン樹脂中における濃度が不均一になるため、難
燃性にも好結果を及ぼさない。水酸化マグネシウ
ムの平均粒径が約5μを越えると、ポリ−1−ブ
テン樹脂に配合した時に難燃効果が低下するとと
もに、機械的性質も低下し、成形品の表面光沢も
悪くなる。従つて平均粒径が上述の範囲にあるこ
とが好ましい。 水酸化マグネシウムの配合量は、ポリ−1−ブ
テン樹脂100重量部に対し約110重量部ないし約
1000重量部であることが必要である。約110重量
部よりも少ないと難燃効果が充分でなく、約1000
重量部よりも多いと機械的性質、例えば引張強度
や衝撃強度の低下や成形品の外観が低下するの
で、上記範囲にあることが必要である。 さらに本発明においては、前記ポリ−1−ブテ
ンおよび水酸化マグネシウムに、さらに不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体をグラフト共重合させ
たポリオレフイン(以下、「変性ポリオレフイン」
という)を添加するものである。 グラフト共重合されるポリオレフインとして
は、たとえば低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポ
リ−4−メチル−1−ペンテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合
体、プロピレン−1−ブテン共重合体、これらの
混合物などである。これらの中では、とくにポリ
プロピレンが本発明に係る樹脂組成物の機械的性
質が優れる点で好ましい。 ポリオレフインにグラフト共重合される不飽和
カルボン酸またはその誘導体は、不飽和カルボン
酸、その無水物やエステルである。不飽和カルボ
ン酸またはその無水物としては、例えば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、イタコン
酸、無水イタコン酸、3−シクロヘキセンカルボ
ン酸、4−シクロヘキセンジカルボン酸、5−ノ
ルボルネン−2,3−ジカルボン酸などを挙げる
ことができる。これらの中では無水マレイン酸を
使用するのがもつとも好ましい。 ポリオレフインに、不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体、例えば不飽和カルボン酸またはその無
水物をグラフト共重合させるための反応は、周知
のごとく種々の方法を採用することができる。た
とえば両者を溶媒の存在下または不存在下、ラジ
カル開始剤を添加してまたは添加せずに高温度に
加熱することによつて行われる。反応に際し、ス
チレンのような他のビニル単量体を共存させても
よい。 変性ポリオレフインのグラフト程度は、通常基
ポリオレフイン100重量部に対して不飽和カルボ
ン酸又はその無水物が約0.01ないし約10重量部の
範囲である。 本発明にかかる樹脂組成物にはポリ−1−ブテ
ン樹脂以外のポリオレフインを配合してもよい。
この場合のポリ−1−ブテン樹脂以外のポリオレ
フインの配合割合は、変性ポリオレフイン100重
量部に対して最大約1000重量部である。約1000重
量部を超えると、変性ポリオレフインの配合によ
る本発明の効果が小さくなるので好ましくない。 変性ポリオレフインの配合量は、グラフトさせ
るポリオレフインの種類、不飽和カルボン酸等の
グラフト程度、ポリ−1−ブテン樹脂以外のポリ
オレフインの配合割合およびポリ−1−ブテン樹
脂の種類などによつても異なるが、通常ポリ−1
−ブテン樹脂、水酸化マグネシウムおよび変性ポ
リオレフインの三者の混合物中の混合割合として
約3ないし約25重量%であることが本発明の効果
を発揮する上で好ましい。 なお本発明に係るポリ−1−ブテン樹脂組成物
には、通常ポリオレフインに添加して使用される
各種配合剤、例えば耐候安定剤、耐熱安定剤、ス
リツプ剤、核剤、顔料、染料、滑剤等を本発明の
効果を損わない範囲で添加しておいてもよい。 水酸化マグネシウムBおよび変性ポリオレフイ
ンCをポリ−1−ブテン樹脂Aに配合して、ポリ
−1−ブテン樹脂組成物を製造する方法としては
種々の方法を採用することができる。すなわち
(i)A、BおよびCを同時に溶融混練する方法、
()BとCをあらかじめ溶融混練してペレツト
とし、これとAとを混融混練する方法、()A
とBをあらかじめ溶融混練してペレツトとし、こ
れとCとを溶融混練する方法などを挙げることが
できる。これらの内では()の方法が好まし
い。混練に使用できる装置としては、単軸押出
機、多軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダー
等の各種混練機が使用可能である。 本発明により、ポリ−1−ブテン樹脂の難燃化
剤配合に伴なう機械的性質の大巾な低下を防止で
きると共に、結晶化速度をも向上させることがで
きるようになつた。 以下に本発明の実施例を挙げて説明するが、本
発明はこれらに制限されるものと解してはならな
い。 実施例1ないし7、比較例1ないし3 第1表記載のポリ−1−ブテン、水酸化マグネ
シウム、変性ポリプロピイン及び必要に応じてポ
リプロピレンを第1表記載の割合で混合し、安定
剤としてイルガノツクス1010、BHTをそれぞれ
0.2wt%及びステアリン酸Caを0.5wt%添加し、
ヘンシエルミキサーで十分に攪拌混合の後、バン
バリフイラーミキサーを用いて150℃で5分間混
練し、次いでこの混練物を粉砕し、射出成形機を
用いて成形し、射出成形角板を得た。このペレツ
トより200℃、加圧50Kg/cm2、加圧時間10分の条
件でプレス成形して厚さ3mmのシートを製作し
た。このシートより巾1.52cm、長さ12.7cmの矩形
の試験片5本と引張試験用試験片5本を切り出し
UL94V試験法に準じた難燃試験を行つた。また
インストロン引張試験機を用いて引張特性を調べ
た。更にX線回折により結晶転移速度を測定し
た。 結果を第1表に示す。表より本発明のポリ−1
−ブテン樹脂組成物は難燃性、機械的性質および
結晶転移速度の点でとくに優れていることが分
る。
【表】
Claims (1)
- 1 (A)ポリ−1−ブテン100重量部に対し、(B)水
酸化マグネシウムを110重量部ないし1000重量部
および(C)不飽和カルボン酸またはその誘導体をグ
ラフト共重合させたポリオレフインを10重量部な
いし150重量部配合してなるポリ−1−ブテン樹
脂組成物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58084951A JPS59210963A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | ポリ―1―ブテン樹脂組成物 |
| CA000454316A CA1263979A (en) | 1983-05-17 | 1984-05-15 | Fire-retardant l-butene resin composition |
| EP84303328A EP0131358B1 (en) | 1983-05-17 | 1984-05-16 | Fire-retardant 1-butene resin composition |
| AT84303328T ATE36547T1 (de) | 1983-05-17 | 1984-05-16 | Selbstloeschende butylen-1-kunststoffmasse. |
| DE8484303328T DE3473465D1 (en) | 1983-05-17 | 1984-05-16 | Fire-retardant 1-butene resin composition |
| US06/946,165 US4983742A (en) | 1983-05-17 | 1986-12-23 | Fire-retardant 1-butene resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58084951A JPS59210963A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | ポリ―1―ブテン樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59210963A JPS59210963A (ja) | 1984-11-29 |
| JPH0437097B2 true JPH0437097B2 (ja) | 1992-06-18 |
Family
ID=13844939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58084951A Granted JPS59210963A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | ポリ―1―ブテン樹脂組成物 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4983742A (ja) |
| EP (1) | EP0131358B1 (ja) |
| JP (1) | JPS59210963A (ja) |
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